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「新潟港港湾計画改訂(案)」に対する県民意見とその対応

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「新潟港港湾計画改訂(案)」に対する県民意見とその対応
「新潟港港湾計画改訂(案)」に対する県民意見とその対応
○意見の反映状況
Ⅰ 反映したもの
Ⅱ 一部反映したもの Ⅲ 既に記述済みのもの
Ⅳ 今後の検討課題とするもの Ⅴ その他記述を変更しなかったもの
No
1
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5
県民意見
県の対応
【東港区 外貿コンテナ埠頭】
埠頭用地が狭くコンテナヤードが分散した
現状に対し、南ふ頭地区の泊地を埋め立てる
ことにより、連続したコンテナヤードが形成
される計画となっている。
これにより、効率的な荷役が可能となり、
コンテナ貨物の取扱量の増加が期待できるた
め、荷主のニーズに応える港になることを期
待する。
今回提示した計画について、着実に
進捗が図られるよう取組を進めていき
たいと考えています。
【西港区・東港区 RORO船対応岸壁】
多様な機能を備える新潟港において、これ
まで自走による荷役が可能となるRORO船
への対応が手薄となっていた。
外貿・内貿貨物ともにRORO船に対応す
る岸壁が計画されており、新潟港のさらる機
能強化につながるものであるため早期の実現
を望む。
今回提示した計画について、着実に
進捗が図られるよう取組を進めていき
たいと考えています。
【西港区、東港区 耐震強化岸壁】
港の入口部で耐震強化岸壁が計画されてお
り、有事の際に迅速に航路の啓開作業を完了
できるなど、港の靱性強化や太平洋側有事の
代替機能強化が期待できることから早期の整
備を期待する。
今回提示した計画について、着実に進
捗が図られるよう取組を進めていきた
いと考えています。
【東港区 臨港鉄道】
現港湾計画では、西ふ頭地区コンテナター
ミナルまでの臨港鉄道が計画されているが、
CO2削減や物流コスト削減効果が期待される
ことから港湾利用者にとって早急な整備が待
たれる。
今後、中央水路東地区、東ふ頭地区、工業
団地において、鉄道利用の需要が高まった場
合には、当該地区へ鉄道を延伸することによ
り、企業の進出、雇用の促進につながるもの
と考える。
臨港鉄道計画については、CO2削
減や物流コスト削減効果を期待して計
画に位置付けているものです。
中央水路東地区、東ふ頭地区、工業
団地における臨港鉄道計画の延伸につ
いては、今後の需要等の状況を踏まえ
たうえでの検討課題であると考えてい
ます。
【海上輸送機能】
国際海上輸送に加え、国内海上輸送の中継
拠点としての機能強化を図ることが必要であ
る。
日本海側沿岸のほぼ中央に位置し、
首都圏との交通結節点である優位性を
活かし、国内海上輸送網の結節点とし
の機能を強化していく計画としていま
す。
反映
状況
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
「新潟港港湾計画改訂(案)」に対する県民意見とその対応
○意見の反映状況
Ⅰ 反映したもの
Ⅱ 一部反映したもの Ⅲ 既に記述済みのもの
Ⅳ 今後の検討課題とするもの Ⅴ その他記述を変更しなかったもの
No
6
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8
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県民意見
県の対応
【西港区、東港区 防波堤】
西港区の西沖防波堤の新設、東港区の西防
波堤の延長は、港の静隠度を向上するために
必要な施設と認識している。
東側への防波堤の延伸は、港の西方からの
入港距離を伸ばすことになるので小型船等の
入出港に配慮してほしい。
防波堤の形状については、船舶航行
の安全性や港内の静穏度等を検討した
うえで計画に位置付けています。
【西港区 交流拠点機能】
西港区の万代島地区では、交流拠点機能の
強化が計画されており、港の賑わいという面
で整備を期待する。
ただし、地形上、港を回遊するような動線
が確保されていないため、中央ふ頭地区や信
濃川左岸地区との動線の整備も必要と考え
る。
万代島地区については、背後地域と
一体となった賑わい空間の創出を考え
ており、土地利用計画を埠頭用地から
交流厚生用地に変更することとしてい
ます。
信濃川左岸地区、中央地区西側につ
いても万代島地区と同様に交流拠点
ゾーンとして位置付けています。
動線の確保については、今後の検討
課題であると考えております。
【西港区 入舟地区の活用】
新潟みなとトンネル出入口、入船タワー、
入舟埋立地を活用し、スポーツやレクリエー
ションなどの場として活用することを望む。
入船タワー周辺に魚市場、朝市、野外音楽
ステージ、カフェなどを設け、賑わいや憩い
の場として活用してはどうか。
入舟埋立地をサッカー場、テニスコート、
野外バーベキュー広場、公園などとして活用
してはどうか。
入舟地区は、レクリエーションゾー
ンに位置付けています。
具体的な整備内容については、今後
議論される課題であると考えていま
す。
【西港区 交流拠点機能】
西港区の中央地区では、既存公共埠頭から
の利用転換を行い小型船だまりとして整備す
る計画となっているが、これに合わせた公共
上屋の再配置や移転等、陸域部の活用方法も
検討し、活気のある港となるよう整備を進め
てもらいたい。
中央地区西側は、交流拠点ゾーンに
位置付けており、既存の公共埠頭を利
用転換し、小型船だまりとして計画し
ています。
公共埠頭の利用転換にあたっては、
陸上部の活用方法等も含めて、今後、
利用者等の調整を図りつつ検討してい
くべき課題であると考えています。
【西港区 津波対策】
西港区は背後地に海抜ゼロメートル以下の
住宅地を抱えていることから、西港区の港湾
施設は、地域住民から第1線の津波防護ライ
ンと期待されていると思われる。
地域住民の安全と安心があっての物流拠点
であるため、岸壁、埠頭用地、港湾緑地の整
備においては、津波に対する靱性向上も含め
た検討を期待する。
ご指摘の件については、今後の検討
課題であると考えています。
反映
状況
Ⅲ
Ⅳ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅳ
「新潟港港湾計画改訂(案)」に対する県民意見とその対応
○意見の反映状況
Ⅰ 反映したもの
Ⅱ 一部反映したもの Ⅲ 既に記述済みのもの
Ⅳ 今後の検討課題とするもの Ⅴ その他記述を変更しなかったもの
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県民意見
【西港区 マリーナ計画】
入舟地区のマリーナ計画が削除され、中央
地区に小型桟橋1基が計画されているが、規
模的に大幅な縮小計画となっている。
現状、プレジャーボートは萬代橋下流域に
停泊し、港の景観として一つの風情を出して
いるが、出水時や台風時などには安全な係留
場所となっていない。
港に人が集い賑わいのある空間を創出する
一つの方策として、現行計画並の規模の安全
なプレジャーボート係留場所を確保すること
が必要ではないか。
今回計画では、中央地区西側は交流
拠点ゾーンに位置付けており、南埠頭
の公共埠頭を利用転換することによ
り、プレジャーボートの係留施設とし
て計画しています。これにより信濃川
の流水の影響を受けずに安全な係留が
可能と考えています。
将来的なプレジャーボート収容隻数
については、公共埠頭の利用状況や東
海岸地区に計画している公共埠頭の整
備の進捗状況等を踏まえた検討が必要
であると考えています。
【西港区 プレジャーボート収容施設】
中央地区の南埠頭に計画しているプレ
ジャーボートの係留施設計画を、より静穏で
安全に係船が可能なピアBandai対岸の岸壁で
の計画にしてほしい。
ピアBandai対岸の岸壁については、
現状の利用状況等を踏まえ漁船の係留
場所として位置付けています。
将来的には、今後の利用状況を踏ま
えて検討していく必要があると考えて
います。
【マリンレジャー施設等】
港湾や海に市民の関心が集まる施設とし
て小型船舶によるマリンレジャー施設の位置
付けが必要であると考える。 入舟地区、海
岸部にマリンレジャー施設計画を取り入れて
ほしい。
海辺に桟橋を設置することにより釣船の入
出港が容易になるようにしてほしい。
新潟市中央区には、小型船舶の立ち寄りや
出港・入港のできる施設、水上バイクの遊び
場がなく、常に海水浴場(遊泳者)との距離が
近くて危険であるため、海岸周辺に船舶専用
の係留施設を設置してほしい。
港湾計画では、入舟地区西側は西海
岸地区を含め、レクリエーションゾー
ンとしての空間利用を考えています。
具体的なマリンレジャー施設の整備
については、港湾だけでなく、海岸利
用全体を踏まえ議論される課題と考え
ています。
【経済発展】
海外における経済発展を国内に取り込む仕
組みづくりが必要である。
対岸諸国(中国、ロシア、韓国)や
東南アジアの経済発展を我が国に取り
込むため、コンテナターミナル拡張等
による物流機能強化や、東アジア地域
等からのクルーズ需要の増大に対応す
る旅客船埠頭を計画に位置付けていま
す。
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【経済波及効果】
港湾の整備にあたっては、整備費や維持管
理費などの投資を上回る経済効果が見込める
ことが重要である。
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県の対応
反映
状況
Ⅳ
Ⅳ
Ⅳ
港湾計画では、既存の港湾施設の利
用実態や将来的な取扱貨物需要等を踏
まえ、効率的な施設配置を行っており
ます。
港湾施設の整備にあたっては、費用
対効果を検証したうえで進めていきま
す。
Ⅲ
Ⅲ
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