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Amazon Athenaを発表

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Amazon Athenaを発表
AWS re:Invent 2016で発表された
新サービス・新機能の紹介 パート 1
前半 - Amazon EC2編
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パートナー ソリューション アーキテクト 河原 哲也
2016.12.06
自己紹介
河原 哲也 (かわはら てつや)
Partner Solutions Architect
• 略歴
– 前職は某国産HWベンダーにて、
SAPコンピテンスセンターをリード
– JSUG(ジャパンSAPユーザーグループ)
テクニカル部会オピニオンリーダー
• 現在のロール
– 主にビジネスアプリケーション、
ストレージ系APNパートナー様の技術支援
• 好きなAWSサービス
– Amazon EBS、AWS CloudFormation
2
内容についての注意点
本資料では2016年12月6日時点のサービス内容および価格についてご説明しています。
最新の情報はAWS公式ウェブサイト(http://aws.amazon.com)にてご確認ください。
資料作成には十分注意しておりますが、資料内の価格とAWS公式ウェブサイト記載の
価格に相違があった場合、AWS公式ウェブサイトの価格を優先とさせていただきます。
価格は税抜表記となっています。日本居住者のお客様が東京リージョンを使用する場合、
別途消費税をご請求させていただきます。
AWS does not offer binding price quotes. AWS pricing is publicly available and is subject to change in
accordance with the AWS Customer Agreement available at http://aws.amazon.com/agreement/. Any
pricing information included in this document is provided only as an estimate of usage charges for AWS
services based on certain information that you have provided. Monthly charges will be based on your actual
use of AWS services, and may vary from the estimates provided.
3
Agenda
仮想サーバ関連のUpdate & New
• Amazon EC2
• Amazon Lightsail
• VMware Cloud on AWS
4
Amazon EC2
5
Amazon EC2
必要なときに1時間単位の従量課金で利用できる仮想サーバ
ゲスト 1
ゲスト 2
ゲスト n
世代
ハイパーバイザー
物理ホスト
c4.large
インスタンスファミリ
6
サイズ
EC2インスタンスの変遷
2006年のサービス提供開始から様々なタイプを随時追加
m3.large
m3.medium
cr1.8xlarge g2.2xlarge
m3.2xlarge
m3.xlarge
m1.small
c1.xlarge
c1.medium
2006
t1.micro
m2.xlarge
2008
m1.large
m1.xlarge
2010
m1.medium
cc2.8xlarge
2012
hi1.4xlarge
m2.2xlarge
m2.4xlarge
hs1.8xlarge
cc1.4xlarge
cg1.4xlarge
x1.32xlarge
r3.8xlarge
c4.8xlarge
r3.4xlarge c4.4xlarge
c3.8xlarge
c3.4xlarge
c3.2xlarge
c3.xlarge
c3.large
2014
i2.xlarge
i2.2xlarge
i2.4xlarge
i2.4xlarge
2016
t2.micro d2.xlarge
t2.small d2.2xlarge
t2.med d2.4xlarge
d2.8xlarge
g2.8xlarge
t2.large
m4.large
m4.xlarge
m4.2xlarge
m4.4xlarge
m4.10xlarge
7
p2.16xlarge
p2.8xlarge
p2.xlarge
r3.2xlarge c4.2xlarge
r3.xlarge c4.xlarge
r3.large c4.large
x1.16xlarge
t2.nano
m4.16xlarge
EC2インスタンスファミリをさらに拡充
より多くのワークロードに最適化されたタイプをご利用可能に
8
AWSブログ:EC2インスタンスタイプのアップデート – T2, R4, F1, Elastic GPUs, I3, C5
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/ec2-instance-type-update-t2-r4-f1-elastic-gpus-i3-c5/
T2インスタンスのラインナップを拡充
• CPU性能のバーストをサポートした汎用 T2に、
従来よりも大きな2種類のサイズを追加
• より多くのメモリを搭載しており、
今までよりも幅広いワークロードに対応可能に
9
モデル
vCPU
RAM
ベースライン
パフォーマンス
CPUクレジット
/時間
料金
(Linux/東京)
t2.nano
1
0.5GB
10%
3
$0.08/h
t2.micro
1
1GB
15%
6
$0.16/h
t2.small
1
2GB
25%
12
$0.32/h
t2.medium
2
4GB
40%
24
$0.64/h
t2.large
2
8GB
60%
36
$0.128/h
t2.xlarge
4
16GB
90%
54
$0.256/h
t2.2xlarge
8
32GB
135%
81
$0.512/h
AWSブログ:新しい T2.Xlarge および T2.2Xlarge インスタンス
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-t2-xlarge-and-t2-2xlarge-instances/
nano
micro
large
small
medium
xlarge
2xlarge
R4インスタンスを提供開始
• メモリ最適化 R3の後継としてR4を発表
• 2.4GHzのIntel Xeon E5-2686(Broadwell)を搭載し、
DDR4のメモリと大容量で高速なL3キャッシュを利用可能
• バージニア、オハイオ、オレゴン、北カリフォルニア、アイルランド、
フランクフルト、シドニー、北京、GovCloudで既に利用可能
10
モデル
vCPU
RAM
NW帯域
r4.large
2
15.25GB
最大10Gbps
r4.xlarge
4
30.5GB
最大10Gbps
r4.2xlarge
8
61GB
最大10Gbps
r4.4xlarge
16
122GB
最大10Gbps
r4.8xlarge
32
244GB
10Gbps
r4.16xlarge
64
488GB
20Gbps
R4
AWSブログ:次世代のメモリ最適化EC2インスタンス(R4)
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-next-generation-r4-memory-optimized-ec2-instances/
I3インスタンスを発表(2017年予定)
• ハイ I/Oインスタンス I2の後継として
NVMeベースのSSDを搭載したI3を発表
• 負荷の高いリレーショナルデータベースや、
NoSQLデータベースなどに最適
• 低遅延のNVMe接続のSSDを搭載し4KBランダム
アクセスで最大3,300,000IOPS、16GB/sを実現
• 6種類のサイズを提供し、最大で64vCPU、
488GBメモリ、15.2TBのSSDストレージを搭載
• Elastic Network Adaptor(ENA)をサポート
11
AWSブログ:EC2インスタンスタイプのアップデート – T2, R4, F1, Elastic GPUs, I3, C5
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/ec2-instance-type-update-t2-r4-f1-elastic-gpus-i3-c5/
I3
C5インスタンスを発表(2017年予定)
• コンピューティング最適化 C4の後継として、
SkylakeコアのXeonを搭載したC5を発表
• 前世代のHaswell(C4に搭載)と比較して、
AVX-512命令セットが利用可能で機械学習や
マルチメディア、科学技術計算などに最適
• 6種類のサイズを提供し、
最大で72vCPU、144GBメモリを搭載
• Elastic Network Adaptor(ENA)をサポートし、
EBS最適化オプションがデフォルトで有効
12
AWSブログ:EC2インスタンスタイプのアップデート – T2, R4, F1, Elastic GPUs, I3, C5
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/ec2-instance-type-update-t2-r4-f1-elastic-gpus-i3-c5/
C5
F1インスタンスを発表(開発者プレビュー開始)
• FPGAを搭載し高性能計算用途に最適なF1を発表
• Intel Xeon E5-2686v4(2.3GHz, Turbo mode対応)と
1個から8個のFPGA(Xilinx UltraScale+ VU9P)、最大
976GBメモリ、4TBのNVMe接続のSSDを利用可能
• 開発/テスト用AMIも提供。パッケージ化したAmazon
FPGA Image(AFI)はAWS Marketplaceに公開可
• サンプルアプリケーションなどはF1 Hardware
Development Kit(HDK)として提供
• バージニアリージョンにて開発者プレビューを開始。
他リージョンへの展開も準備中
13
F1
AWSブログ:開発者プレビュー ー EC2 Instances (F1) with Programmable Hardware
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/developer-preview-ec2-instances-f1-with-programmable-hardware/
EC2インスタンスサイズの一覧
14
一般用途で選択されるT/M, C, Rを抜き出すと..
C5
15
新しいT2インスタンスタイプへの移行もご検討を
①スケールアップ
16
モデル
vCPU
RAM
料金
(Linux/東京)
t2.large
2
8GB
$0.128/h
t2.xlarge
4
16GB
$0.256/h
m4.xlarge
4
16GB
$0.278/h
t2.2xlarge
8
32GB
$0.512/h
m4.2xlarge
8
32GB
$0.556/h
②断続的なワークロード
のM4からタイプ変更
Amazon EC2 Elastic GPUsを発表
• GPU搭載していないインスタンスタイプ
でも利用可能なElastic GPUsを発表
• アタッチするだけで高度なグラフィクス
アクセラレーション機能を利用可能に
• 現時点ではWindowsでのOpenGLのみ
サポート。他のAPIは後日対応予定
– DirectX
– Vulkan
• 利用可能時期は追って発表予定
17
タイプ
GPU
メモリ
対応OS
API
eg1.medium
1024MB
Windows
OpenGL
eg1.large
2048MB
Windows
OpenGL
eg1.xlarge
4096MB
Windows
OpenGL
eg1.xlarge
8192MB
Windows
OpenGL
AWSブログ:進行中 ー Amazon EC2 Elastic GPUs
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/in-the-work-amazon-ec2-elastic-gpus/
EC2インスタンス(T2,M4,C4)の値下げを適用
• T2, M4, C4インスタンスの利用料金を値下げ
• 東京リージョンのオンデマンドインスタンス
の値下げ幅は以下のとおり
– T2: 20パーセント
– M4: 20パーセント
– C4: 5パーセント
• 2016年12月1日から自動的に適用済み。
リザーブドインスタンスについては
12/1(UTC)以後に購入したものに適用となる
18
※詳細な価格情報はこちらを参照 https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/
t2
m4
c4
VPC内のEC2インスタンスがIPv6をサポート
• 新規、既存のVPC内のEC2インスタンスで
IPv6をサポート。対象はM3/G2以外の現行
世代のインスタンスタイプ
• IPv6環境下でプライベートサブネットを
実現するためにEGW(Egress only
Internet Gateway)を利用することになる
• 追加料金なし
• オハイオリージョンにて利用可能。
他リージョンには順次展開予定
19
AWSブログ:新機能 – Virtual Private Cloud での EC2 インスタンスの IPv6 サポート
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-ipv6-support-for-ec2-instances-in-virtual-private-clouds/
Amazon Lightsail
20
新サービスAmazon Lightsailを提供開始
•
単純な構成のサーバが必要な際に、数回の
クリックで、いわゆる仮想専用サーバ(VPS)の
ように使い始めることができるサービス
•
サーバリソース、SSDベースのストレージ、
データ転送料金が含まれた定額制の料金体系
•
•
メモリ
CPU
コア
SSD
データ
転送量*
料金
(米国)
複雑な設定を行うことなく、アプリケーション
の実行環境を入手し、使い始めることが可能
512MB
1
20GB
1TB
$0.007/時間,
最大$5/月
1GB
1
30GB
2TB
$0.013/時間,
最大$10/月
バージニアリージョンで既に利用可能。
他リージョンへの展開は順次実施予定
2GB
1
40GB
3TB
$0.027/時間,
最大$20/月
4GB
2
60GB
4TB
$0.054/時間,
最大$40/月
8GB
2
80GB
5TB
$0.108/時間,
最大$80/月
* 受信は無料、送信にかかる無料枠で超過分は0.09ドル/GB
21
AWSブログ:Amazon Lightsail – AWSの力、VPSの簡単さ
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-lightsail-the-power-of-aws-the-simplicity-of-a-vps/
仮想専用サーバの作成はわずか3ステップ
https://amazonlightsail.com/
① イメージの選択
② プランの選択
③ 名前の入力
22
主な機能
•
•
ドキュメント検索
アカウント設定
•
•
•
AWSコンソールとの統合
•
•
ブラウザからのssh接続
メトリクスをグラフ表示
•
•
•
•
•
•
23
SSHキーペアの管理
VPCピアリングの有効化
CPUUtilization
NetworkIn
NetworkOut
StatusCheckFailed
StatusCheckFailed_Instance
StatusCheckFailed_System
•
ネットワークの確認と設定
•
•
•
•
•
•
•
パブリックおよびプライベートIPアドレスの確認
固定パブリックIPの割当(未割当時$0.005/1時間)
DNSゾーンの作成(DNSクエリ300万件の無料枠、
超過分は$0.40/100万リクエスト)
ファイアウォール
スナップショットの作成($0.05/1GB/月)
操作履歴
インスタンスの削除
VMware Cloud on AWS
24
VMware Cloud on AWS 概要
vRealize Suite, PowerCLI
管理
(vCenter Server)
VMware Cloud™ on AWS
すべてのAWSサービスとの連携
Powered by VMware Cloud Foundation
…
vCenter Server
…
Amazon
EC2
Amazon
S3
Amazon
RDS
…
…
AWS IoT
お客様
データセンター
AWS Direct
Connect
IAM
AWSグローバルインフラストラクチャ
AWS Global Infrastructure
VMware社による販売/運用/サポートで、17年半ば提供開始予定(北米から順次)
25
AWS re:Invent 2016 セッション:VMware and AWS Together - VMware Cloud on AWS (ENT317)
https://www.youtube.com/watch?v=_Rqv5Gg1VSk
セッションではライブデモも
さらにvMotionの実行、モバイルでの管理、Alexa連携による音声での操作も!
26
パートナープログラム(2017年予定)
27
マネージドサービスプロバイダー
チャネルパートナー (リセラー)
or
or
+
+
VMware Cloud on AWS Competency
Business/Revenue Commitment
VMware Cloud on AWS Competency
Business/Revenue Commitment
+
+
AWS APNブログ:Learn about the VMware Cloud on AWS Partner Program, Coming in 2017
https://aws.amazon.com/jp/blogs/apn/coming-soon-the-vmware-cloud-on-aws-partner-program/
参考資料
• Amazon EC2
– http://aws.amazon.com/jp/ec2/
• Amazon Elastic Compute Cloud ドキュメント
– http://aws.amazon.com/jp/documentation/ec2/
• Amazon EC2開発者用リソース
– http://aws.amazon.com/jp/ec2/developer-resources/
• Amazon Lightsail
– https://amazonlightsail.com/
• VMware Cloud on AWS
– https://aws.amazon.com/jp/vmware/
28
AWS re:Invent 2016で発表された
新サービス・新機能の紹介 パート 1
後半 - データベース編
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
ソリューション アーキテクト 山内 晃
2016.12.06
自己紹介
• 山内 晃(やまうち あきら)
• アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
技術本部 ストラテジックソリューション部
ソリューションアーキテクト
• キャリア
– システムエンジニア @通信事業者
– ソリューションアーキテクト @DBベンダー
• 好きなAWSサービス
– Amazon RDS, Amazon S3
30
re:Invent 2016 データベース系のアップデート
• re:Inventで発表された新サービス
1. Amazon Aurora
PostgreSQL-Compatible Edition
2. Amazon Athena
3. Amazon Glue
• 事前発表された重要なアップデート
31
32
Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible Edition
Auroraストレージの利点をそのまま活用
•
MySQL互換のAuroraと同じストレージ
システムを採用
•
SSDを利用し、最大64TBまでシームレス
にスケール
•
リードレプリカが同じストレージを参照
する構造をもち、レプリカラグを最小化
•
3AZに各2つ(合計6つ)にデータを複製
–
2つで障害が起きても読み書き可能
–
3つで障害が起きても読み込み可能
•
継続的にS3へ増分バックアップを実施
パフォーマンスへの影響はない
•
障害復旧やホットスポット管理、暗号化
といったタスクを自動的に実施
33
AZ 1
AZ 2
SQL
Transactions
Caching
Amazon S3
AZ 3
Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible Edition
パフォーマンスと料金
• pgbench (TPC-B-Like) でRDS PostgreSQLの2倍の
最大スループットを実現
• 料金はMySQL互換のAuroraと同様
34
RDS向けのPerformance Insightを発表
• DBの知識を持ったエンジニアが
いなくとも、クエリパフォーマンス
の評価やDBの状態チェックを可能に
する機能
• Aurora PostgreSQL-Compatible
Editionには組み込み済みの状態で
リリースされる
• 他のデータベースエンジンにも
順次展開予定
35
36
Amazon Athenaを発表
• Amazon S3に置いたデータをインタラクティブに
SQLで直接クエリできるマネージドサービス
• データをS3から取り込む手間はない
• ペタバイト級のデータに対するクエリをサポート
• 標準のANSI-SQLでクエリを表現でき、JOINや
ウィンドウ関数もサポート
• バージニア、オレゴンのリージョンで利用可能
37
Amazon Athenaを発表
•
•
CSV/TSV/JSON/Apache logなどのテキスト
ファイルに加え、Parquet, ORCといった
列指向フォーマットもサポート
複数ファイルも扱え、カタログマネージャーで
管理する
•
クラスタ管理は不要だが、 DDLかコンソールで
テーブル定義する必要はある
•
AthenaはPrestoベースの実装なので、Prestoの
SQLクエリの大部分を実行できる
•
マネジメントコンソールからのクエリ発行だけで
なく、Athena JDBCドライバが提供されるため
既存のツールとの連携が容易
38
[デモ] Amazon Athena でのクエリ実行
emp1.csv
1,Sato,240000
2,Suzuki,300000
3,Takahashi,250000
4,Tanaka,210000
5,Ito,225000
emp2.csv
6,Watanabe,200000
7,Yamamoto,350000
8,Nakamura,275000
9,Kobayashi,235000
10,Kato,225000
39
S3に配置した2つのCSVファイルに
Athenaのテーブルを定義して
クエリを実行
他のBig Dataサービスとの使い分け
•
•
•
40
Amazon Redshift
–
多くの結合や副問合せを含む非常に複雑なSQLで最も高速なパフォーマンスを提供
–
様々なデータソースからのデータを共通フォーマットで長期保存するようなケースに最適
Amazon EMR
–
高度な分散処理フレームワークを簡単にコスト効率良く実行
–
フレームワークやインスタンスおよびストレージのタイプの選択肢が広く、
分析要件に最適化した柔軟な構成が可能
–
機械学習、グラフ解析、データ変換などで非常に大きなデータを扱うようなケースに最適
Amazon Athena
–
サーバーの管理を行うことなく、S3のデータに対してアドホッククエリを
実行する最も簡単な方法を提供
–
サイトの性能問題をトラブルシューティングするためにWebログに対して
一時的なクエリを実行するようなケースに最適
パフォーマンス向上のTips
• 圧縮
– 読み取りデータ量を小さくする
– Snappy, Zlib, GZIPをサポート
• パーティショニング
– 読み取り範囲を限定する
• 列指向フォーマット
– データ処理に必要な列のみを読み取る
– Apache ParguetとApache ORCをサポート
41
料金
• クエリ単位の課金
– スキャンしたデータ1TBごとに$5(バージニア、オレゴンでの価格)
– クエリ毎に最小10MBに切り上げ、DDLは課金されない
– 圧縮、パーティショニング、列指向フォーマットによる読み取り量の
削減はコストダウンにもつながる
– 失敗したクエリには課金されない
– キャンセルしたクエリはキャンセル時点でスキャン済みのデータ量に
対して課金される
• その他の料金
– 入出力データを配置するAmazon S3に課金される
42
AWS Glueを発表
43
•
データカタログの作成と、データの加工・ロード
(ETL)が実現可能なマネージドサービス
•
データソースを自動で探索し、データフォーマットを
認識してスキーマや変換ロジックを提示
•
S3, RDS, Redshift その他 JDBC対応データストアを
サポート
•
Python, Spark, Git, 好みのIDEで変換ロジックを
編集したり、他のユーザーと共有することも可能
•
ジョブにあわせてインフラを自動でスケーリング
•
プリアナウンスサービス
事前発表された重要なアップデート
44
Auroraがdb.t2.mediumでも利用可能に
• RDS for Auroraがdb.t2.mediumインスタンスでも
利用可能に。ただし、開発・検証用途での利用を推奨
• 使い分け例は以下となる
–
–
–
–
開発者のローカル環境:ローカルのMySQL5.6
共有の開発・検証環境:Aurora(t2.medium)
性能検証環境:Aurora(R3ファミリ)
Type
本番環境:Aurora(R3ファミリ)
t2.nano
• 東京でAuroraをdb.t2.mediumで
動作させた場合の価格は$0.125/時間
45
vCPU,
RAM
Baseline
Performance
CPU Credit /
Hour
1, 0.5GB
5%
3
t2.micro
1, 1GB
10%
6
t2.small
1, 2GB
20%
12
t2.medium
2, 4GB
40%
24
t2.large
2, 8GB
60%
36
AuroraストアドプロシージャからのLambda実行、
S3→Auroraへの直接のデータロードが可能に
• AuroraストアドプロシージャからのLambdaファンクション実行
– SNSで問題を通知、CloudWatchにメトリックを送信、
DynamoDBテーブルを更新 など
• S3→Auroraへの直接のデータロード
– これまでは一度EC2にダウンロードした後に
インポートする必要があった
– 圧縮形式のデータは現時点では未サポート
46
RDS for AuroraとRDS for PostgreSQLが
HIPAA対応
47
•
RDS for AuroraとRDS for PostgreSQLが米国にお
ける医療保険の相互運用性と説明責任に関する法令
(HIPAA) コンプライアンスに対応(要BAA契約)
•
これによって保護された医療情報(PHI)をRDS for
AuroraとRDS for PostgreSQLに格納し、システム
をHIPAAが求める規定に準拠できる
•
AWSにおけるHIPAA準拠のための考え方については
下記URLを参照
https://aws.amazon.com/jp/compliance/hipaacompliance/?nc1=h_ls
RDS for PostgreSQLが
PostgreSQL 9.6.1に対応
• パラレルクエリ、全文検索におけるフレーズ(隣接した複数語)の
検索といった新機能や、パフォーマンスや利便性の改善を取り込む
ことが可能に
• マネジメントコンソール上の数クリックで、PostgreSQL 9.6.1を
起動したり、9.5からのアップグレードを実行できる
– ただし、9.3や9.4から9.6.1にアップグレードするには
一度9.5にアップグレードする必要あり
• アップグレード時に短時間のDBインスタンス停止を伴う
48
RDS for SQL Serverが
Microsoft SQL Server 2016に対応
• クエリストア、Operational Analytics, Always Encrypted,
JSONサポート等の新機能を利用可能に
• Express, Web, Standard, Enterprise エディションに対応
• BYOLと時間課金の両方で利用可能
• サンパウロ以外のすべてのリージョンで提供可能
49
RDS for Oracleが
11gから12cへのアップグレードに対応
• マネジメントコンソール上の数クリックで、Oracle11g(11.2.0.4)
から12c(12.1.0.2.v5)にアップグレードを実行できる
• Standard Edition(SE)やStandard Edition One(SE1)を利用中の
場合は、Oracle12c(12.1.0.2)へのアップグレードがサポート
されるのがStandard Edition Two(SE2)になる点に注意
• 11.2.0.2や11.2.0.3から12.1.0.2にアップグレード
するには一度11.2.0.4 にアップグレードする必要あり
50
Redshiftのオブジェクト名で日本語をサポート
• テーブルやカラムの名称として日本語を含めた
UTF-8のマルチバイト文字を利用可能に
• 最大で127バイトまで。日本語は1文字を
3バイトで表現するため、文字列長には注意
• マルチバイト文字のテーブル名やカラム名を
利用するにはドライバのアップデートが必要
– JDBCドライバー : 1.2.1以降
(http://amzn.to/2du0Llo)
– ODBCドライバー : バージョン1.3.1以降
(http://amzn.to/29SwNWK)
51
商品
コード
品名
単価
数量
1192
みかん
100
12
794
みりん
500
4
1594
メロン
400
56
1603
めかぶ
200
7
1867
きなこ
300
9
Redshift その他のアップデート
•
圧縮分析
– ANALYZE COMPRESSIONコマンドでカラム毎に推奨の圧縮タイプを分析
– テーブルロックを取るため、テーブルがアイドル状態の時に実行することを推奨
•
CREATE TABLE AS SELECT(CTAS)時にテーブルを自動圧縮
– CTASのターゲットとなるテーブルをLZOで自動圧縮
– ソートキーおよび一部のデータ型(boolean, real, double precision)は対象外
•
コネクション数の制限
– ユーザー、データベース毎にコネクション数を制限可能に
– DDLでCONNECTION LIMITパラメータを設定
•
データロード性能の改善
– COPYコマンドで単一のソートキーを持つテーブルにロードする際に、
新しいデータをソート済み領域に追加することでVACUUMの負荷を
軽減もしくは回避
52
QuickSightが一般利用可能に
• 様々なデータソースからSPICEエンジンに
データを取り込み、高速にデータを分析
• オンプレミスDBやSalesforceのデータも
コネクタを介した取り込みに対応
• 利用するSPICEエンジンのキャパシティや
機能に応じた柔軟なプランを設定。無料
利用枠や60日間のトライアルもご用意(※)
• バージニア、オレゴン、アイルランドの
3リージョンで今すぐに利用できる
53
※料金はWebサイトにて(https://quicksight.aws/pricing/)
参考資料
• Amazon Athena
– https://aws.amazon.com/jp/athena/
– https://aws.amazon.com/jp/athena/faqs/
• Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible Edition
– https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-aurora-updatepostgresql-compatibility/
• AWS Glue
– https://aws.amazon.com/jp/glue/
• AWS QuickSight
– https://quicksight.aws/
54
55
Fly UP