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21 世紀東アジア青少年大交流計画 2011 年度 ラオス派遣事業 (ポップ

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21 世紀東アジア青少年大交流計画 2011 年度 ラオス派遣事業 (ポップ
21 世紀東アジア青少年大交流計画
2011 年度
ラオス派遣事業
(ポップカルチャー:ヒップホップダンス)
報告書
2012 年 6 月 16 日~2012 年 6 月 24 日
2012 年 9 月
財団法人 日本国際協力センター
目 次
はじめに……………………………………………………………………………………………1
21 世紀東アジア青少年大交流計画
ラオス派遣事業概要
……………………………………………………………2
……………………………………………………………………………3
写真で振り返るラオスでの滞在
………………………………………………………………4
全体日程 …………………………………………………………………………………………7
プログラム詳細……………………………………………………………………………8
派遣団感想文……………………………………………………………………………11
ラオス参加学生の声
報道記事
おわりに
…………………………………………………………………………13
…………………………………………………………………………15
…………………………………………………………………………………………17
はじめに
2007 年 1 月に日本政府が第 2 回東アジア首脳会議(EAS)において提唱した「21 世紀東アジア青少年
大交流計画」(英文名:JENESYS Programme)の一環として、今後の日本・ラオス間のボップカルチャ
ー分野における関係強化に貢献できる日本の青年 5 名を 2012 年 6 月 16 日から 24 日までラオスに派
遣しました。
今回の派遣団は、ヒップホップダンスの楽しさをラオスの青年たちに伝え、ラオスの青年たちと協働で
ダンスを創作し、発表する機会を持ちました。ラオスでは、ブレイクダンスや K ポップが若者たちに受け
入れられているようですが、日本のヒップホップダンスを通して、皆で踊ることの楽しさを分かち合い、ダ
ンスのジャンルの違いや言葉の壁を乗り越えることができるのか、参加青年たちは、大きな希望と少し
の不安を胸に日本を出発しました。
参加青年たちは、訪問先でパフォーマンスを披露し、簡単なレクチャーを通して皆で体を動かし、ダンス
の楽しさを伝えるだけではなく、国立芸術学校や Art Education Collage 訪問では、ラオスの伝統的な
舞踊や音楽に触れると共に、伝統文化を守る芸術家をどのように養成しているのかを学び、ラオス人
青年との意見交換を通して、ラオス人の生活や慣習にも触れることができました。プログレス・スクール
や子ども教育開発センター訪問では、子どもや生徒たちの歓声に心を躍らせました。
プログラムの中で毎日一緒に練習をし、創作ダンスに取り組んだ仲間は、ラオ・バンファイのメンバー7
名でした。ラオ・バンファイのスタジオでの練習は、限られた時間での厳しいものでしたが、当初の緊張
感が次第に溶けていき、皆で踊ることの楽しさがスタジオを包んでいくのを感じ取ることができました。
今回、プログラムの実施に関しましては、在ラオス日本国大使館やラオス情報文化観光省、ラオ・バン
ファイなど、関係者の皆様のご協力により成功裏に幕を閉じることができました。ご多忙中にもかかわ
らず、日本人参加者の訪問を快く引き受けて頂きました全ての関係者の皆様に改めて心からお礼申し
上げます。
財団法人日本国際協力センター
21 世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS Programme)
2007 年 1 月に開催された第 2 回東アジア首脳会議(EAS)において、日本政府が提唱し
た事業で、大規模な青少年交流を通じてアジアの強固な連帯にしっかりとした土台を与え
るとの観点から進められる事業です。EAS 参加国(ASEAN、中国、韓国、インド、豪州、ニ
ュージーランド)を中心に、2007 年から 5 年間、招へい事業、派遣事業等を通して、青少年
の相互理解と友好関係の促進を目的とした交流プログラムを実施するものです。
<概 要>
注)SAARC 南アジア地域協力連合
ラオス派遣事業(ポップカルチャー:ヒップホップダンス)概要
【派遣期間】 2012 年 6 月 16 日(土) ~
2012 年 6 月 24 日(日)
【団員数】 大学生 5 名(男性 1 名、女性 4 名)
【派遣元団体】 NPO 法人日本ヒップホップダンス協会
【訪問地】 首都ビエンチャン
【現地訪問・視察先】
在ラオス日本国大使館
ラオ・バンファイ(NGO 団体)
国立芸術学校
Art Education Collage
プログレススクール
ビエンチャン都子供教育開発センター(CEC)
日本・ラオス武道館
写真で振り返るラオスでの滞在
成田空港にて:ラオスに出発です
大使館表敬:交流に最善を尽くします
Art Collage 訪問:ラオスの伝統芸鑑賞
凱旋門:プログラムの成功を願って
ラオバンファイのスタジオ:ブレイクに挑戦
花束を頂きました
国立芸術学校:ヒップホップは楽しい!
国立芸術学校:ケーンの演奏ありがとう
プログレス学校訪問:大歓迎でした
プログレス学校訪問:みんな楽しんで下さい
子ども教育開発センター訪問:
練習の合間に食事風景:
ヒップホップのレクチャー風景
ラオス料理をテイクアウト
サプライズ:ソーラン節で着るハッピです
発表会:ラオスのメンバーと踊りました
帰国前夜の交流で:Tシャツを交換しました
武道館でのリハーサルを終えて:
本番、ガンバロー!!
発表会:派遣団のパフォーマンス
帰国日:ラオバンファイのメンバーと
涙が止まりません
全体日程
プログラム
日時
6/16
(土)
目的
宿泊
成田 12:00 → バンコク 16:30 (TG643)
バンコク 19:55 → ビエンチャン 21:05 (TG574)
午前
ビエンチャン市内視察
武道館(ODA)、パトゥーサイ、タートルアン、ホーパケオ
ビエンチャン市内視察を通じ、ラオスの歴史と文化、人々の暮ら
しに触れる。
午後
ラオ・バンファイ訪問
オリエンテーション
ラオスの学生(7名:男5, 女2)と創作ダンスについてディ
スカッション、ダンスの練習
ラオスの青少年の成長や社会生活をサポートするNGO団体で
あるラオ・バンファイを訪問し、ラオ・バンファイの活動を学ぶ。
日ラオスのダンス創作に向け、アイディアを出し合い、練習を始
める。
午前
国立芸術学校(National School of Arts, Ministry of
Information, Culture and Tourism)訪問①
国立芸術学校の概要を学び、校内を見学する。
在ラオス日本国大使館訪問
日ラオス関係の概要につき学ぶ。
6/17
(日)
6/18
(月)
午後
日ラオス創作ダンスの練習
(ラオバンファイのスタジオにて)
午前
Art Education College訪問
日本側からヒップホップのパフォーマンス(45分―1時間
程度)
ラオス側からパフォーマンス
交流(意見交換)
午後
国立芸術学校(National School of Arts, Ministry of
Information, Culture and Tourism)訪問②
日本側からヒップホップのパフォーマンス
ラオス側からケーンの演奏(ラオスの伝統楽器)
6/19
(火)
夕方/夜
6/20
(水)
日ラオス創作ダンスの練習
(ラオバンファイのスタジオにて)
午前
プログレス学校(中学校/高校)訪問
(ラオバンファイの学生も通う学校)
ヒップホップのパフォーマンス(45分ー1時間程度)
ラオスの学生達と一緒にダンス
午後
日本側の創作ダンス練習(ホテルにて)
夕方
日ラオス創作ダンスの練習
(ラオバンファイのスタジオにて)
午前
こども教育開発センター(歌と踊りを教えるNGO)訪問
午後
武道館にてダンスの練習
午前
武道館にて
日ラオス創作ダンスリハーサル、会場準備
夕方
武道館にて日ラオス創作ダンス発表会
ビエンチャン泊
ラオ・バンファイに通うラオスの学生と交流し、友好を深める。
最終日に行われる発表会へ向け、日ラオスの創作ダンスのア
イディアを出し合い、準備・練習を行なう。
ビエンチャンの一般学校訪問や、メコン川沿いでのパフォーマン
スを通じ、ラオスにおけるヒップホップダンスへの理解を促進す
る。
6/21
(木)
6/22
(金)
6/23
(土)
ビエンチャン 13:50 → バンコク 14:55 (TG571)
バンコク 23:55 → (TG642)
6/24
(日)
成田08:10(TG642)
在ラオス日本国大使館、情報文化観光省、ラオバンファイ等の
関係者の方々へ、日ラオスの創作ダンスを披露し、成果を報告
する。
機内泊
プログラム詳細
月 日
内容
ビエンチャン都内視察
【概要】首都ビエンチャンの現状や歴史、文化などを知るために以下の歴史的な文化遺
産や発表会の会場となるODA施設を訪問した。
ラオス-日本武道館(ODA施設)、タートルアン、パトゥーサイ、ホーパケーオ
ラオバンファイ(スタジオ)訪問
6 月 17 日
(日)
【概要】練習(第 1 回目)
・ラオバンファイの設立経緯、活動、
目的についての説明。
・事前に準備したお互いのパフォーマンス
を披露し、レベルやヒップホップダンスの
分野を確認すると共に、日本側とラオス側
のパフォーマンスや協働で創作するダンス
についての話し合いを行った。
国立芸術学校訪問
【概要】
学校の歴史や概要、現状についての説明を受けた後、
伝統舞踊や伝統音楽の実技試験の準備を真剣にして
いる生徒たちの様子や校内の状況、ステージなどを
見学した。同校は 1958 年に設立、革命当時、革命後
も伝統芸術教育に力を注ぎ現在に至っている。全国か
ら才能ある子どもが集まり、現在、生徒数は約 300 名、
6 月 18 日
(月)
教員 60 名。訪問団からは、選考基準や卒業後の進路に
ついてなど多くの質問がだされた。
在ラオス日本大使館表敬訪問
【概要】
参事官からラオスにある武道館での発表会、ラオスの青年たちとの交流に精力を注いで、
友人になってほしい、また、ダンス分野での交流を今後も続け、ラオスとの繋がりを継
続してほしいとの励ましの言葉を頂いた。
派遣団からそれぞれ自己紹介とダンス経歴を紹介し、質疑応答の時間がもたれた。
練習(ラオバンファイのスタジオにて)
【概要】創作ダンスの練習 (第 2 回目)
Art Education College 訪問
【概要】1982 年に創立されたラオス唯一の芸術教員の養成を目的とした短期大学で、音
楽科及び美術科がある。学生数は約 300 名、教員数は約 35 名である。音楽科の学生は、
特定分野のみを専攻するのではなく、全員が鍵盤楽器、
伝統楽器、歌、伝統舞踊等を学ぶことになっている。
パフォーマンスを中心に交流を行った。
・日本側パフォーマンス
(最後にヒップホップダンスの簡単なレクチャー)
・ラオス側パフォーマンス
6 月 19 日
(火)
・意見交換会
国立芸術学校訪問
【概要】
昨日も訪れた国立芸術学校を訪問し、ヒップホップのパフォーマンスを行った。ラオス
側からは小学生よりケーン(ラオス伝統楽器)の演奏があった。
・ラオス側パフォーマンス
・日本側パフォーマンス
練習(ラオバンファイのスタジオにて)
【概要】
創作ダンスの練習
(第 3 回目)
プログレス学校訪問
【概要】
主に中高校生が参加し、パフォーマンスを中心とした交流を行った。野外ステージの前
や校舎の廊下には、生徒が大勢集まっており、ヒップホップやラオスの伝統舞踊を楽し
んだ。
6 月 20 日
(水)
・野外ステージでのパフォーマンス(最後にヒップホップダンスの簡単なレクチャー)
・ラオス側パフォーマンス
練習(ホテルにて)
【概要】日本側のパフォーマンスの練習
練習(ラオバンファイのスタジオにて)
【概要】創作ダンスの練習 (第 4 回目)
こども教育開発センター訪問
【概要】
こども教育開発センターの活動についての簡単な説明を受けた後、パフォーマンスを披
露した。子ども達は、日本の歌「花」と「手紙」の 2 曲を、心を込めて熱唱した。
6 月 21 日
(木)
・図書館見学
・日本側パフォーマンス(最後にヒップホップダンスの簡単なレクチャー)
・ラオス側パフォーマンス(歌)
練習(武道館にて)
【概要】創作ダンスの練習
(第 5 回目)
リハーサル(武道館にて)
【概要】創作ダンスの練習
(第 5 回目)
ヒップホップダンス発表会をひかえ、武道館にて練習を行った。午後からはラオバンフ
ァイのメンバーも加わり、音楽に合わせて一緒にリハーサルを行った。
発表会(武道館にて)19:00~20:10
【概要】
6 月 22 日
ラオスの青年や子ども達、ラオス在住の日本人、約 200 名が集まった。観客は、それぞ
(金)
れのパフォーマンスの素晴らしさや楽しさに驚き、はち切れんばかりの笑顔で踊る両国
の青年に大きな歓声を送っていた。
第1部
ラオス側パフォーマンス
日本側パフォーマンス
(ソーラン節はラオスメンバーも参加)
第2部
ラオス側と日本側の創作ダンス
派遣団感想文
プログラムを通じて得たこと、学んだことを、派遣団員各自が自由にテーマを設定してレポートを
作成しました。その一部をご紹介します。
今回のこのプログラムでは、学校や NGO をまわってヒップホップパフォーマンスを披露しながら、
ラオス側のメンバーと協力して武道館での発表会を作りました。現地で活動するのはたったの7日
間で、初めて Laobangfai のメンバーと会ったときには、あまりに互いのパフォーマンスの雰囲気が
異なり、仲良くなるのは難しそうだ、と思ってしまいました。それでも、日に日に仲良くなり発表会を
大成功させることができたのは、私達の交流の手段がヒップホップだったからだと思います。
プログラムでは、高校や大学、NGO などで計 4 回のヒップホップパフォーマンスを行いました。ヒ
ップホップだけでなく、ソーラン節や扇子を用いた和風なパフォーマンスなど、エンターテイメント性
に富み、かつ見ていて分かりやすいものを見せられたのではないかと思っています。各パフォー
マンス後に簡単な振りのレクチャーも行い、みんなで踊るコーナーも設けました。各回とも反応は
様々でしたが、どの回も楽しそうに、興味深そうに見てもらえたと思います。やはりヒップホップの
動きは馴染みのないものだったようで、特に女性は民族衣装の長い巻きスカートが制服になって
いて、足を大きく開いたり蹴り上げたりする私たちの踊り方がとても斬新だったようです。それでも、
恥ずかしがりながら一生懸命やってくれた人もいて、十分楽しんでもらえたと思います。Laobangfai
のメンバーの話では、ラオスのダンス人口の中ではブレイクダンスをする人が圧倒的に多く、その
他のジャンルはとても少ないとのことでした。ブレイクダンスはアクロバティックで、どうしても男性
が主流です。今回は、女性でもストリートダンスを踊れる、ヒップホップは楽しい、というのを特に女
性に伝えられたのではないかと思っています。私たちの踊る姿を見て、もっとたくさんの女性がラ
オスでヒップホップを踊ってくれることを願っています。
プログラム中には、大使館を訪問したり、青年海外協力隊の方とお話したり、様々な方とお話し
する機会もありました。ダンス漬けの毎日の合間にこのような機会も設けていただき、ダンス面以
外のラオスの現状も知ることができました。特に私は、現在医学部医学科に在学中で、助産師の
方のお話が非常に興味深かったです。今までは自分の将来について漠然と世界で活躍できたら、
と考えていました。今回お話を聞き、また実際異文化の中に飛び込んでみて、少しビジョンがはっ
きりしたように思います。また、日本と世界のために働きたい、という思いが今までよりずっと強く
なりました。今回のプログラムで知り合った何人かのラオスの友人とは連絡を取り合っているので、
引き続きいろいろな話を現地の人から聞きつつ、これからの自分についても模索していけたらと思
います。
この 9 日間で一番強く印象に残っているのは、やはり Laobangfai の 7 人との練習、交流、そして
発表会です。毎日の練習の合間に話をしたり、互いの国の言葉を教えあったり、時には日本の駄
菓子を食べたりしました。そして、互いのダンスのスキルや表現を交換し、教えあいました。交換
するものが増えていくたび、互いの距離が縮まっていったと思います。
国際交流にはヒップホップ以外にも様々な形があると思います。お互い話し合って、何か共同
作業をして相手を理解しあうことができれば、国際交流は成功したと言えます。ところが、互いに
理解し合うというのはなかなか難しいのが現実です。それぞれが自国の文化を基盤とした個性を
持っていて、それを相手から引き出し、認め合うことが必要だからです。限られた時間では、話し
合いや作業からそこまで深い理解はまず得られません。しかし、ヒップホップはそれをずっと簡単
にしてくれます。なぜなら、ヒップホップを踊ること自体が、直接個性を表現しさらけ出すことだから
です。今回もラオスの女の子は、ラオスの民族舞踊をヒップホップにアレンジした作品を作ってい
たり、日本側もはっぴを着て踊る和風な作品を作ったり、自国の文化を全面に押し出した作品を
作りました。また、各自の得意なジャンルで自分のスキルや独自の表現を見せたりもしました。こ
のように、それぞれ異なるスタイルでありながら一緒に踊るということは、互いの表現を認め合い、
リスペクトしあってこそ可能になることです。これらをすべて一つの発表会にまとめて一緒にパフォ
ーマンスできる、ということは、無意識のうちに互いの違いを認めて尊重し合った結果だと思いま
す。私はこれまでダンスを踊ってきた 15 年間の中で 1 番、ダンスを踊っていてよかったと思いまし
た。
最終日にはたった 7 日間しか一緒にいなかったとは思えないほど、ラオスの友達と離れるのが
辛くて空港で泣いてしまいました。また必ず行くと約束したので、連絡を取りながら、近いうちに約
束を果たしたいと思います。非常に貴重な体験ができた 9 日間でした。派遣団のメンバーに選ん
でいただいたことに感謝するとともに、一緒に活動してくれた他の派遣団メンバー、JENESYS スタ
ッフの方々に感謝申し上げます。
ラオス参加学生の声
ラオバンファイメンバー
☆今回 JENESYS プログラムに参加することがで
き、とても嬉しく光栄に思いました。また、一
緒にパフォーマンスし、お互いに意見交換をす
ることはとても興味深いことでした。これから
もこのようなプロジェクトが実施され、日本の
ヒップホップダンスに触れることができるこ
とを望みます。また、私たちが築いた関係や友
好が続くよう努力し、ラオスと日本のヒップホ
ップダンスの発展に寄与したいと考えています。
☆とても楽しい友人ができたことが印象に残っています。日本の新しい文化や日本語を
学ぶと同時に、日本のみんなからヒップホップダンスも学ぶことができました。また、
日本のメンバーがラオスに来て、このような活動を行ってほしいと思います。私たちに
とっては、新しいことを学ぶことができる、とても良い機会となるからです。
☆外国人には何度も出会いましたが、今回は、本当に良い友達になることができました。
彼らの踊りは、私たちの踊りとは異なるスタイルでしたが、良い関係を築いて、一緒に
踊ることもできました。本当に楽しい思い出です。言葉やダンス、文化だけではなく、
ラオスでは見ることのできない新しい形のヒップホップダンスなど、多くの事を経験し
ました。私はこのような絆を長く大切にしていきたいと思います。短い間でしたが、彼
らは、私の人生のなかの親しい友人の一人となったのです。
私たちに多くのことを学ばせ体験させてくれた JENESYS プログラムに感謝すると共に、
このようなプロジェクトが継続してくれればと願っています。このプログラムは、絆を
深める良い機会を与えてくれるからです。可能であれば、私たちラオス人が日本を訪問
し、交流することができれば嬉しいです。
☆お互いに尊重し合いながら、私たちは、今まで学んだことのないダンスを経験するこ
とができました。友好的な交流であり、お互いの親愛の気持ちや思いやりの心が育まれ
ました。私は、また会う機会があるのだろうかという寂しさと、言葉では言い表すこと
ができないような誇らしい気持ちで一杯です。この交流は、日本とラオスの関係の土台
を築くものです。また、創作ダンスを考える中で、お互いにアイデアをシェアすること
ができました。このようなダンス交流が毎年あればと思います。練習を通して生まれた
気持ちやラオスと日本の絆をこれからも思い出としてずっと大切にしていきます。
☆日本人は、親しみやすく、可愛らしく、集中してダンスの練習をします。一緒に練習
するときは、私を笑わせ、ウキウキした気持ちにさせてくれます。短い期間でしたが彼
らと出会えた事は、私の思い出の中にずっと残る事でしょう。お互いの言葉を教え合っ
たり、新しいヒップホップダンスを習ったり、お互いの文化や慣習を教え合いました。
一週間の短い出来事でしたが、私をとても幸せな気持ちにしてくれました。彼らに出会
えてとても幸運でした。私の最も親しい友人になったからです。決して忘れません。こ
のプロジェクトは毎年あるのでしょうか。また日本の青年が来てくれたり、ラオスの青
年が日本で文化交流をしたりすることができるのでしょうか。大人になったら、日本に
行きたくなりました。彼らに出会ったことで、私は日本や日本人がとても好きになった
からです。日本、大好き!
☆ヒップホップ派遣団に会え、一緒に活動し、とても楽しかったです。新しい踊りのス
タイルを学ぶと同時に、たくさんの日本文化や慣習を知る事が出来ました。このように
友好を深めることができる活動が、また実施されることを望みます。もっと長いプログ
ラムであれば良かったと思いました。
☆印象に残ったことは沢山ありますが、みんなに会えてとても幸せでした。とてもいい
友人になれましたし、ダンスを教え合ったりしながらコミュニケーションをとることが
できました。新しいダンスのスタイルを練習しましたが、みんな親しみやすかったので
とても楽しかったです。これからも友人として交流を続けていきたいと思います。最後
の日を迎えましたが、
「さようなら」は言いたくありません。また、みんながラオスに戻
って来て会えますように!
報道記事
2012 年 6 月 26 日 Vientiane Times
報道記事
2012 年 8 月 1 日 明治大学広報 第 646 号
おわりに
ラオスへの派遣団は、訪問国の青年や子どもたち、様々な訪問先の皆様との交流を通して、
国を超えた友情やあたたかい絆を育み、また、伝統文化施設や関係機関訪問などを通じて
ラオスの歴史や伝統文化、慣習のみならず、発展を続けている経済や社会、環境、教育な
どの現状に触れることができました。参加青年たちが派遣国への理解をどのように深めて
いったのかをその感想文から窺うことができます。また、日本の青年たちと一緒になって
素晴らしいダンスを創作していったラオスの青年たちの感想から、この派遣プログラムを
通して、新たな友情と交流の契機が芽生えたことを知り、大変嬉しく思います。
ダンス発表会のあいさつで、「ダンスに国境はない」という言葉が述べられていましたが、
派遣団が伝えたかったダンスの楽しさをラオスの青年や子どもたち、そして出会った全て
の人たちと分かち合うことができたと確信しています。
短い滞在ではありましたが、今回の出会いを機にラオスの皆様との交流が続きますことを、
そして、日本・ラオスの友好の架け橋がますます強固なものになりますことを期待してお
ります。
最後に、今回、日本のポップカルチャー(ヒップホップダンス)派遣団受入れにご協力い
ただきました全関係者の皆様に、心から御礼申し上げます。
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