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コムシスだより - コムシスホールディングス株式会社
Information Magazine for Stakeholders by COMSYS Holdings Corporation 株 主 の 皆 さま の 安 心 と 信 頼 を 結 ぶ コムシス・インフォメー ション コ ム シス だ より 平成2 5 年4 月1日 平成2 5 年9 月3 0日 悩 める人 の 小 さな 光 にな るた めに 法曹界を身近に感じていました。高校生のときに、 映画『告発』を観て感銘を受け、絶望的な状況に置 かれた人が少しでも光を見出せるような存在になりた いと、弁護士になることを決意。中央大学の法学部に 入り、2年生から司法試験に向けて猛勉強を始めまし た。過去の問題を分析して何をどのくらいまで問われ るか深さと範囲を見定め、ピークの状態で試験を迎え られるよう徐々にペースアップしていき、最後の半年間 は 1日 12 時間勉強しました。4 年生のときに最初の受 試 練 は チャンス 、 困 難 は ラッキ ー 確 た る 目 標に、 意 志の力で突き 進 む 2 祖父が検察官だったこともあり、幼いころから漠然と 大渕愛子 (弁護士) 最初に入った法律事務所は、当時としては珍しい、 中国を相手にした企業法務案件を取り扱うところでし た。近い将来、中国は必ず台頭すると聞いていたの で、入所と同時に中国に赴任したときも迷いはありま せんでした。現地で中国語と中国法を一から学び、 日本企業と中国企業間の貿易交渉や契約締結などに 従事する日々。孤独でしたし、壁にもぶつかりました。 しかし、逃げずにとどまり、違う価値観を知って受 け容れたことは、今の自分に確実に生きています。 私の座右の銘は、岡本太郎さんの「怖かったら 験で合格することができたのですが、もともと私は優 怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ」という言葉。 等生ではなく、学力も十人並みだったので、周囲は 困難から逃げていると自分のキャパシティがどんど みんな驚いていました。ただ、興味があることには集 ん狭くなってしまうけれど、乗り越えれば怖いもの 中力を発揮するタイプ。これという目標を持ったら、 は1つずつ減っていく。試練はチャンス、困難はラッ 意志の力で強引にでも突き進むのが私のやり方です。 キー。そう思って進んでいます。 OHBUCHI Aiko 弁護士。アムール法律事務所代表。1977年、東京都出身。中央大学在学中に旧司法試験 に合格。第54期司法修習生を経て東京弁護士会に登録。大手法律事務所で中国企業法務 を中心に9年間の実務経験を経て、2010年1月、銀座に法律事務所インフィニティを設立 する。翌年表参道に移転し、アムール法律事務所に事務所名を変更。主な取引領域は離婚・ 親権、DV、ストーカー、パワハラ、セクハラ、遺言・相続、国際的商取引など。日本テレビ系「行 列のできる法律相談所」レギュラー出演中。http://www.amour-law.jp/ りたいという初志に立ち返り、中でも女性としての 視点を生かせる、離婚やDVなど女性が抱えること の多い問題を中心に据えて取り組むことにしました。 実際のところ、法的な問題に至る手前の段階で悩 んでいる方も多いので、気軽にカウンセリングから 入れるよう女性相談窓口を設けています。 私は相談にみえた方と接する際に、2つのことを 心がけています。1つは話をよく聞く、遮らない。 最後まで聞いてくれなかった、理解されていないと いう思いが依頼者に生じてしまうと、どんなアドバイ スも心に入っていかないので、話は必ず最後まで聞 仕 事 に 、 情 報 伝 達 に 、 I T をフル 活 用 コ ミュニケ ー ションで 大 切 な こ と は 独立を機に、問題を抱える一人の人間の味方にな 弁護士の仕事は、調査や書面作成など1日の半分 はパソコン作業です。移動の際にもWi-Fiとパソコ ンは欠かせません。判例検索もインターネットのお かげで格段に効率的になり、ITがなければ機能し ないほど日々恩恵を受けています。 DVやストーカーという概念が広まり、我慢せずに 権利侵害として主張できることに多くの人が気づい たのも、インターネットやテレビなどの情報のおかげ ですし、個人的には、敷居が高くて堅苦しいという 弁護士のイメージを変えていくためにもメディアを有 効に活用したいと思っています。そして、依頼者が 幸せになるために自分はどうしたら良いのか、常に きます。もう1つはリーダーシップ。段取りを組んで 自問自答しながら、従来の枠組みに囚われることな 先のステップをきちんと示して差し上げることも、信 く、新しい方法論を生み出していきたい、そして次 頼関係を築く上では大切です。聞いて、導く。そ 世代の弁護士に伝えていきたい、それが今の私の ういう存在でありたいと考えています。 目標です。 3 株主の皆さまへ 平成26年3月期第2四半期連結累計期間の業績をご報告するにあ たり、株主の皆さまに謹んでご挨拶申し上げます。 当第2四半期連結累計期間の売上高は、モバイル関連工事や太陽光 建設工事が完成したことなどにより、前年同期比6.3%増の1,405億7千 万円となりました。利益面につきましては、売上高の増加に加え、これま で推進してまいりました構造改革「COMSYS WAY 」の効果などによ り、営業利益は前年同期比56.8%増の106億2千万円、四 半期純利 益は前年同期比61.4%増の61億6千万円と大幅な増益となりました。 コムシスグループを取り巻く情報通信分野におきましては、スマートフォン やタブレット端末の普及に伴い、LTE・Wi-Fiなどのサービスエリアの拡大及びサービスの多様化・高度化 に向けた通信ネットワーク環境の整備・構築が急速に進んでおります。 また、IT関連分野及び社会基盤関連分野におきましては、政府が進める「スマートICT」などによる公 共投資及び民間企業の設備投資・IT投資の増加や環境・エネルギー市場の需要の拡大が期待されてお ります。このような市場環境のもと、コムシスグループといたしましては、引き続き構造改革「COMSYS WAY 」を推進し、利益優先のみならず、トップラインの拡大に向けて取り組んでまいります。 株主の皆さまへの利益還元につきましては、中間配当金は1株当たり10円、期末配当金は創立10周年記 念配当として5円増配の15円とし、1株当たり年間配当金は25円を予定しております。また、株主の皆さまへ の一層の利益還元及び資本政策の一環として、当期上半期に約50億円の自己株式を取得いたしました。 株主の皆さまにおかれましては、なお一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。 平成25年12月 代表取締役社長 Tak ash im a H ajim e 4 第 2 四 半 期( 累 計 )の ご 報 告 連 結 業 績 ハ イ ラ イト 対前期 売上高 対前期比 営業利益 106.3 % 対前期比 当期純利益 156.8 % 対前期比 161.4 % 1,322億円 1,405億円 67億円 106億円 38億円 61億円 前期実績 当期実績 前期実績 当期実績 前期実績 当期実績 対計画 売上高 対計画比 営業利益 101.9 % 対計画比 当期純利益 125.0 % 対計画比 120.8 % 1,380億円 1,405億円 85億円 106億円 51億円 61億円 期首計画 当期実績 期首計画 当期実績 期首計画 当期実績 ※記載金額は、億円未満を切り捨てて表示しております。 ここが ト! ポイン 売上高の増加に加え、これ まで実施してきた「COMSYS WAY 」の成果により、対前期比及び対計画 比とも大幅な増益となりました。 5 連結貸借対照表 (単位・億円) 2,406 資産の部 負債・純資産の部 ▲124 ▲143 完成工事未収入金の 減少等 +18 有形固定資産の 増加等 平成25年3月31日現在 ▲124 2,281 流動資産 1,3 5 2 流動負債 466 固定負債 72 ▲126 工事未払金の減少等 純資産 1 ,7 4 2 +7 ▲6 固定資産 92 8 平成25年3月31日現在 平成25年9月30日現在 ※記載金額は、億円未満を切り捨てて表示しております。 連結キャッシュ・フロー 営業 キャッシュ・フロー 売上債権の 回収等 投資 キャッシュ・フロー 事業環境整備の ための設備投資等 +119 234 平成25年3月31日現在 ▲75 +13 期末残高 (注)期末残高には 3ヵ月超の定期預金は含めておりません。 ※記載金額は、億円未満を切り捨てて表示しております。 6 財務 キャッシュ・フロー ( )( ) 自己株式取得 ( による支出等 ) ▲30 (単位・億円) 2,406 期末残高 248 平成25年9月30日現在 TOP IC S メガソーラー事業を拡大 日本コムシスグループでは、新規ビジネスの一環としてメガ ソーラー事業に取り組んでいます。当グループの太陽光発電設 備の特徴は、自社開発技術を駆使し、施工の効率化・材料費 の低コスト化を図っている点や、独自技術の採用により発電性 能の向上を図っている点にあります。すでに、前号にて稼働開 始をお伝えした茨城県常陸太田市「サン・ファクトリー檜山」 のほか、群馬県昭和村「サン・ファーム千年の森」、三重県津 市「サン・カントリー榊原」の3ヵ所が稼働開始しており、当期 中に更に3ヵ所のメガソーラーが着工及び稼働開始予定です。 これら6ヵ所の発電量の合計は16.5MWにのぼります。当グ ループでは今後も、グリーンエネルギーの創出による地域社会 及び地球環境への貢献を目指した事業の拡大に取り組んでいき ます。 サン・ファーム千年の森 7 TOP IC S UQ コミュニケーションズ WiMAX 2+プロジェクト 「WiMAX 2+(ワイマックスツープラス)」は、UQコミュニケーションズが提供す る次世代モバイルブロードバンドサービスです。現行のWiMAXとの親和性及び、 次世代通信方式「LTE」の一種である「TD-LTE」との互換性を確保した通信方 式であり、下り最大110Mbpsを実現する超高速サービスです。このサービスの導入 により、スマートフォンやモバイルパソコンでも光通信と同じ通信速度が実現します。 サンワコムシスエンジニアリングでは現在、「WiMAX 2+」の無線基地局建設を 急ピッチで進めています。サービス対応エリアは、まず平成25年10月末に環状七号 線(東京都道318号線)内で開始。その後平成26年3月期末には東名阪、平成27 年3月期末には全国展開が予定されており、技術力・機動力・実現力をもってお客 さまのご要望に応えながら基地局建設を進めました。今後は次のステップである東 名阪での展開、さらにその後の全国展開にも対応できるよう、各支店でも準備を始 めています。 「WiMAX 2+」のアンテナ交換工事 8 TOP IC S LED 事業部門が発足 つうけんとエンジニアリング系 連結子会社5社との合併 TOSYSでは、LED照明の開発・製造・販売・取付工事ま つうけんは、つうけんグループの今後の事業環境を展望し、そ での一連のLED事業を、平成25年4月にスタートさせました。 の変化に十分耐え得る筋肉質な体質への改善を図るため、平成 LED事業部門が開発・製造する照明器具は、倉庫など高い 25年10月1日にエンジニアリング系連結子会社5社を吸収合併しま 天井に設置する大型タイプから、オフィスなど低い天井に設置 した。この合併により、つうけん⇒連結子会社⇒施工協力会社 する平型天井用、また屋外用防水型照明灯に至るまで、その というこれまでの3層構造から、つうけん⇒施工協力会社という2 種類は多岐にわたります。TOSYSでは今後もお客さま企業に 層構造となります。これによりつうけんは、より現場に近いところ 対して、「低電圧、低コスト」のLED照明による節電対策を積 で原価マネジメントを行えるようになるほか、安全、品質、納期 極的にアピールし、LED事業の拡大を図ります。 などの面においても一層の元請責任を履行できるようになります。 (株)つうけんハーテック (株)つうけん道央エンジニアリング (株)つうけん道北エンジニアリング 平成 年 月合併 エンジニアリング系連結子会社 (株)つうけん 25 10 (株) つうけん (株)つうけん道東エンジニアリング (株)つうけん道南エンジニアリング ※施工要員は、既存の連結子会社へ吸収 9 株式の状況 (平成25年9月30日現在) 株 式 数・株 主 数 所 有 者 別 株 式 分 布 状 況( 所 有 株 式 数 の 構 成 比 率 、株 主 数 ) 発行可能株式総数 580,000,000株 発 行 済 株 式 総 数 145,977,886株 個人他 29.3%(9,633名) 金融機関 33.5%(63名) 株 主 数 10,181名 外国法人等 24.6%(256名) 証券会社 5.6%(42名) その他法人 7.0%(187名) 大株主 株主名 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 構成比率(%) 12,387 8.48 9,128 6.25 5,166 3.53 日本生命保険相互会社 2,784 1.90 バンク オブ ニユーヨーク ジーシーエム クライアント アカウント ジエイピーアールデイ アイエスジー エフイー−エイシー 2,433 1.66 資産管理サービス信託銀行株式会社(証券投資信託口) 2,050 1.40 BNPパリバ証券株式会社 1,900 1.30 JPモルガン証券株式会社 1,839 1.26 ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント 1,657 1.13 コムシスホールディングス従業員持株会 1,637 1.12 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (三井住友信託銀行再信託分・住友電気工業株式会社退職給付信託口) ※当社は、平成25年9月30日現在自己株式26,369千株保有しておりますが、上記大株主から除外しております。 10 持株数(千株) 会社概要 号 コ ム シ ス ホ ー ル ディン グ ス 株 式 会 社 (英文名)COMSYS Holdings Corporation 本社所在地 〒141-8647 東京都品川区東五反田二丁目17番1号 電話:03-3448-7100(代表) 商 役 員 代表取締役社長 …… 髙島 元 取 …… 伊東 則昭 締 役 山 博文 ホームページ http://www.comsys-hd.co.jp/ 小川 亮夫 事 業 内 容 情報通信工事事業、電気設備工事事業及び 情報処理関連事業等を行う子会社の経営管理等 工藤 賢 設立年月日 平成15年9月29日 上場取引所 東京証券取引所市場第一部 資 本 金 100億円 三浦 秀利 三又 善博 山本 智昭 西山 剛 黒川 正展 熊谷 仁 組 織 図 (平成25年9月30日現在) 監査役会 取締役会 社外取締役 …… 後藤 健 常勤監査役 …… 小森 浩 監 役 …… 新美 英樹 社外監査役 …… 宮下 正彦 査 竹下 雅宏 社長 CSR委員会 経営会議 秋野 吉郎 コンプライアンス委員会 リスク管 理 委 員 会 個人情報保護運営委員会 経営企画部 IR部 財務部 総務部 人事部 内部統制監査部 内部統制室 内部監査室 11 株 主 メモ 事業年度 4月1日∼翌年3月31日 期末配当金 支払株主確定日 毎年3月31日 中間配当金 支払株主確定日 毎年9月30日 公告掲載方法 電子公告 公告掲載URL(当社ホームページ) 〈http://www.comsys-hd.co.jp/〉 (ただし、電子公告によることができない事故、その他のやむを得ない事由が 生じた時には、 日本経済新聞に公告いたします。) 毎年6月 単元株式数 100株 定時株主総会 株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券コード 1721 特別口座の 口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社 同連絡先 〒137-8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 電話:0120-232-711(フリーダイヤル) ◎ お 知ら せ 1. 株主様の住所変更、 単元未満株式の買取・買増請求その他各種 2.特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきまして お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理 は、三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、 上 機関(証券会社等)で承ることとなっております。口 座 を 開 設 記特別口座の口座管理機関にお問い合わせいただくか、イン さ れ て い る 証 券 会 社 等 に お 問 い 合 わ せくだ さ い。株 主 名 簿 ターネットアドレス〈http://www.tr.mufg.jp/daikou/〉にて 管 理 人(三 菱 UFJ 信 託 銀 行)ではお取り扱いできません ので ご確認ください。なお、三菱 UFJ 信託銀行全国各支店でもお取次 ご注 意ください。 ぎいたします。 3.未受領の配当金につきましては、三菱 UFJ 信託銀行本支店で お支払いいたします。 コムシスホールディングスのホームページは下記の通りです。 http://www.comsys-hd.co.jp/ 編集事務局からのお願い ▲ モバイル版ホームページ二次元バーコード 本誌に関するご意見・お問い合わせは、IR部 Tel.03-3448-7000 または、ホームページの「お問い合わせ」 フォームをご利用ください。