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活動史年表 - Biblio

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活動史年表 - Biblio
相互接続性検証WG10年史
活動の沿⾰
2012.12.3
相互接続性検証WG 主査
慶應義塾⼤学 ⼭中直明
活動史年表
H15年度
H16
H17
H19
H18
H20
H21
H22
H23
H24
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
12
全光網相接実験
2
●SDTNをはじめ、新たな課題に着手
米国にてPCEP公開デモ
●100GE信号伝送装置の相接に初成功( 月)
2
第4期
●大規模災害を想定した全光網の相接実験に
成功(
7月)
10
10
12 10
GE・OTN直接収容⽅式が標準勧告へ
⽉︶
●ITU T-において、
GE・
OTN直接収容方式を文書化( 月)
11
⽉︶
相接実験告知案内チラシ
10
●
︵
主 査:山中 直明(慶應義塾大学)
副主査:鈴木 正敏(KDDI研究所)
副主査:岡本 聡(慶應義塾大学)
副主査:平松 淳/有満 秀浩*(NTT) *2012.07~
●PCEP相接実験に世界初成功 ( 月)
主 査:山中 直明(慶應義塾大学)
副主査:鈴木 正敏(KDDI研究所)
副主査:岡本 聡(慶應義塾大学)
副主査:赤池 武志(NTT)
●海外通信キャリアとの相接実験を実施( 月)
主 査:山中 直明(NTT*) *2004~慶應大
副主査:鈴木 正敏(KDDI研究所)
セクレタリ*:岡本 聡(NTT) *2004~ 副主査
●初めての海外出展︵ワシントンDC
第3期
●海外ベンダを交えた相接実験の実施︵ 3⽉︶
第2期
●キックオフミーティング(
4月3日)
第1期
活動前史 〜PIL(Photonic Internet Lab.)の設⽴〜
相補的なGive & Takeの関係を築くための場を提供すべく、NTT、沖電気、富⼠通、
古河電⼯、三菱電機、NECの6社で、2002年9⽉に発⾜
(その後、⽇⽴製作所、慶應義塾⼤学、IP Infusion Inc.が加⼊)
• H14年度総務省「戦略的情報通信研究開発推進制度」の「国際技術獲得型研究開
発」プログラムの委託研究に採択(3件)
• 2003年の相互接続性検証WGの⽴ち上げに貢献、その後もWGと協調して活動
•
PILの活動内容
PILの活動スキーム
• 標準化を⽬指す技術課題についての情報交換
• フォトニックインターネットの標準仕様の策
定
• 各組織で開発を進めている最先端フォトニッ
クネットワーク制御技術の検証実験
• ワークショップの開催、プレスリリースなど
の広報活動
• その他標準化を推進するための活動
3
出典:第1回高機能ネットワーク分科会会合資料(H15.5.29)、PILウェブサイト http://www.pilab.jp/
第1期
相互接続性検証WGの誕⽣ 〜4プロジェクトの創出〜
• 4⽉3⽇にキックオフミーティングを実施、4つのプロジェクトが活動を開始
第1期 推進体制
主 査:⼭中 直明(NTT*)*2004〜 慶應⼤
副主査:鈴⽊ 正敏(KDDI研究所)
セクレタリ*:岡本 聡(NTT) *2004〜 副主査
PJ1. 標準GMPLS相互接続性検証
(C-Plane/D-Plane)プロジェクト
• エッジ系システムのGMPLS相互接続性の検証
• コア系システムのGMPLS相互接続性の検証
• オープンコールによる公開実験を⽬指す
GMPLSプロトコル接続実験(2004. 2/3-2/6)
8者で、GMPLSシグナリング検証試験を実施
• 基本は2者ペアの多数の組合せを検証
• アーキテクチャは、Peer model
• LSC にて、2種類(IPルータ、OXC)の
ノードを論理的に接続
PJ2. キャリア間接続物理インタフェイス開発検証プロジェクト
• 物理レイヤインタフェイス規定(信号フォーマット等)を制定
• 制御レイヤの制御チャネル規定(物理的インタフェイス)を制定
• PJ3で開発するプロトコル群を上記に実装し、総合検証実験を実施
PJ3. キャリア間接続論理インタフェイス開発検証プロジェクト
• 制御レイヤのキャリア間接続プロトコル群への要求条件仕様の机上検討
• シグナリングプロトコル、ルーティングプロトコル、ポリシ制御、セキュ
リティ、通信品質管理等
• 上記プロトコル群をPJ2で開発するプロトタイプに実装し、総合検証実験
を実施
複数キャリアに跨って構築され
るフォトニックネットワークの
提供を⽬指す(右図)
PJ4. Nation Wide GMPLS網構築
プロジェクト
• NTTやKDDIの実験網をNICTのOXC網等に
接続して、SDHレベルのキャリア間接続
を実施し、各社の実験等へ網環境を提供
• OTN接続、GMPLS制御、E-NNI実験へ発
展させ、相互接続性検証WGの総合実験を
展開
出典:第1回高機能ネットワーク分科会会合資料(H15.5.29)、第2回高機能ネットワーク分科会会合資料(H16.10.30)、第3回高機能ネットワーク分科会会合資料(H16.3.30)
4
第1期
活動の本格化と公開実験の実施
• 世界に広く参加を呼びかけ、海外ベンダの参加を得て実験を実施(PJ2)
<公開実験>
10GE over OTN 相互接続性検証実験(PJ2)
公開実験
実験系
⽇時: 2005/3/16-18
場所:けいはんなオープンラボ(京都府精華町)
• 左記告知⽂により世界に広く実験参加者を募り、⽇本側の9者
に加え、海外ベンダ1社(Cisco)の参加を得て実施
• 相互接続実験の結果、主信号の疎通(エラーフリー)と、遅延
15μsec以下を確認
• 上記試験等により得られた知⾒は、ITU-Tに標準化提案
GMPLS相互接続性検証実験の実施(PJ1)
於:けいはんなオープンラボ
2004/2/3–6
検証実験(4)
2004/8/3-5
検証実験(5)
2004/11/15-19
検証実験(6)<右図参照>
検証実験 (6) 実験系
-8者で、広域マルチレイヤ試験、マルチベンダ接続実験を実施
-JGN II回線で、けいはんな/⼩⾦井/⼤⼿町間を接続
2005/1/24 -26
2005/2/7 -10
検証実験(7)
検証実験(8)
– 5者参加による、広域マルチレイヤ総合実験
– JGN II回線で、けいはんな/⼩⾦井間を接続
2005/3/10 OFC2005 PDに成果を発表
“Nationwide GMPLS field trial using different types (MPLS/TDM/Lambda) of switching
capable equipment from multiple vendors”
5
出典:第4回高機能ネットワーク分科会会合資料(H17.4.1)
第1期
初めての海外出展による成果発信
• ワシントンD.C.にて開催の国際会議において、動態デモ展⽰により成果を発信
MPLS2005においてライブデモ展⽰を実施
E-NNI総合広域検証実験を実施(PJ4)
於:けいはんなオープンラボほか
October 16-19, 2005, Washington D.C.
• デモタイトル
「Demonstration of GMPLS E-NNI prototype」
• デモ実験系及び使⽤ポスター(下図)
2006/1/23-27
2006/2/20-23
検証実験(1)
検証実験(2)
・BGP拡張により、IETFモデル間、ITU-T/OIFモデル間、
及びIETFモデルーITU-T/OIFモデル間の相互接続に成功
検証実験
実験系
6
出典:第5回高機能ネットワーク分科会会合資料(H18.4.6)、情報通信研究機構季報 Vol.52 No.2 2006
第2期
標準化をめぐる攻防
• 第2期のスタートに伴い、4プロジェクトを3プロジェクト体制に再編
• ITU-Tに⽇本寄書として提案したOTN※拡張仕様の⽂書化の成功に貢献(PJ21)
第2期 推進体制
主 査:⼭中 直明(慶應義塾⼤学)
副主査:鈴⽊ 正敏(KDDI研究所)
副主査:岡本 聡(慶應義塾⼤学)
副主査:⾚池 武志(NTT)
第2期 研究開発プロジェクト
PJ21. 10GE-LANPHY over OTN技術研究開発プロジェクト
PJ22. GMPLS E-NNI応⽤技術と全光ネットワーク制御技術研究開発プロジェクト
PJ23. 新世代100GE転送、接続、制御技術研究開発プロジェクト
10Gigabit Ethernet over OTN技術の標準化(PJ21)
(背景)
・広域LANサービスの進展に伴い、10Gigabit EthernetをOTNに収容して転
送するニーズが拡⼤
・しかしIEEE規格のEthernet (LAN-PHY)と、ITU-T規格のOTNとの間には
親和性が乏しく、広域Ethernetに対応したOTN仕様が求められていた
(沿⾰)
1. 当初は、WGで合意形成したものをキャリア・ベンダ各社から寄書して
いたが、ITU-Tでは審議するQuestionさえ決まらない状態であった
2. そこで、国レベルで合意形成の上「⽇本寄書」として提案し、ようやく
議論がスタート(2006年10⽉)
3. 上記⽇本寄書による提案の結果、標準勧告(Recommendation)ではなく、
参考⽂書(Supplement)G.Sup43(Clause 7.1, 7.2) として⽂書化することで
決着(2006年11⽉)
4. 海外ベンダ・キャリアと当該規格により相接試験を実施(2007年2⽉)
5. 当該規格は徐々に市場を席巻し、40/100Gigabit Ethernetのクライアント
信号の⼀規格として晴れて標準⽅式に昇格(G.709/ Y.1331: 2009年12
※OTN: Optical Transport Network
⽉)
(解説)「10GE-LANPHY over OTN技術」
ITU-T既存方式
G.709
(標準)
10GE LANPHY信号
(10.3125Gbps)
Ethernetフレーム
(IEEE規格)
信号処理 信号処理によりEthernet信
号をコンパクトにして収容
ペイロードエリア
(9.9953Gbps)
ヘッダ
10GE LANPHY信号
(10.3125Gbps)
日本発方式
G.Sup43
(当初非標準)
OTNフレーム
(ITU-T規格)
FEC
Ethernetフレーム
(IEEE規格)
直接収容 OTNフレームを拡張して
Ethernet信号を直接収容
ペイロードエリア
(10.3125Gbps)
ヘッダ
メリット:低コスト、低遅延など
拡張
OTNフレーム
(ITU-T規格)
FEC
ペイロード拡張 7
出典:第2回新世代ネットワーク分科会会合資料(H19.4.12)、オープンラボワークショップ2009発表資料(H21.3.9)、NICT研究交流談話会資料(非公開資料 H23.11.30)
第2期
活動拠点を⾸都圏に移し、新たな課題に着⼿
• PCEPによる相互接続の検討に着⼿
• 実験拠点をNICT⼩⾦井ラボ(東京都⼩⾦井市)に移して活動を継続
PCEプロトコルの相互接続実験の実施(PJ22)
於:NICT⼩⾦井実験室
2008/1/28–2/1
検証実験
・4者(KDDI研、NEC、NTT、⽇⽴製作所)が参加
(解説)「PCEプロトコルを⽤いた複数キャリア間接続」
・経路計算サーバをキャリア毎に配置し、経路計算サーバ同⼠が
経路計算プロトコルであるPCEP(Path Computation Element
Communication Protocol)を⽤いて通信することで、複数のキャ
リアに跨った経路を分散的に計算することが可能
・Path Keyと呼ばれるタグ情報を⽤いることで、キャリアの内部
のネットワーク構成を相互に秘匿したままで経路を計算するこ
とが可能
・Path Keyを⽤いることで、エンドツーエンドで経路が互いに重
複しないような複数の経路の計算も算出可能
GMPLS制御技術の相互接続実験の実施(PJ23)
2007年2⽉
2007年8⽉
2007年12⽉
2008年1⽉
於:NICT⼩⾦井実験室
実験スタート
再実験
再実験
再実験
・3者(KDDI研、慶應義塾⼤学、NICT)が参加
・BGPとRSVP-TEを拡張することにより、ITU-T標準のASONアーキ
テクチャとIETF標準のGMPLSアーキテクチャとを相互接続し、エン
ドエンド間でEthernet回線を確⽴する技術
国際会議MPLS2007にて、成果発表・デモ展⽰を実施
October 28-31, 2007, Washington D.C.
• 発表タイトル
「L2SC Inter-Carrier Interface Interoperability Trial」
• デモ実験系(下図)
D e m o n s t r a t io n N e t w o r k
T r a n s it D o m a in
N IC T
ENNI
ASON
D o m a in
N IC T
UNI
L2SW
GM PLS
BGP
N IC T
ENNI
N IC T
L2SW
KDDI
ENNI
L2SW
L2SW
D o m a in
K e io
KDDI
L2SW
L2SW
E th e r
IN N I
M u lt i- S e s s io n
E N N I & IN N I
ENNI
M u lt i- S e s s io n
出典:第3回新世代ネットワーク分科会会合資料(H20.5.14)、PCEP報道発表資料(H20.10.17)、L2SC報道発表資料(H20.12.15)
S in g le - S e s s io n
8
第2期
多数の成果が結実、国際的にも認知
• PCEPの相互接続実験に世界に先駆けて成功(PJ22 KDDI研、NEC、NTT、⽇⽴)
• “Kei-han-na Open Lab”が相互接続プロジェクトの代名詞として国際的に認知
PCEプロトコルの相互接続に世界初成功(PJ22)
Episode(1)
<出展>
①iPOP2008 Showcase展⽰(6/5-6 於:NTT武蔵野研究開発センタ)
②MPLS2008 動態デモ展⽰(10/20-22 於:ワシントンD.C.)
<研究発表>
iPOP2008 “Inter-Carrier PCE-Based Path Computation in Keihanna
Interoperablity Project”(6/5-6 東京)
iPOP2008にて
<報道発表>
「複数キャリア間の光ネットワークの経路計算サーバの相互接続に成功」
(2008/10/17)
・⽇経産業新聞 、電経新聞、電波タイムズ、ネットニュースに掲載
MPLS2008にて
積極的な成果発信により、ネッ
トワーク研究の世界においても
“Kei-han-na”のキーワードは次
第に著名になった。
下記はドイツテレコムによる国
際会議発表資料であるが、
“Kei-han-na Open Lab”が⽇本
を代表する相互接続プロジェク
トの代名詞として国際的に認知
されていることを物語っている。
(⽮印部分)
GMPLS制御技術の相互接続実験の継続実施(PJ23)
<出展>
①iPOP2008 Showcase展⽰(6/5-6 於:NTT武蔵野研究開発センタ)
②MPLS2008 動態デモ展⽰(10/20-22 於:ワシントンD.C.)
<研究発表/論⽂>
MPLS2008 “Interoperability Effort for Ubiquitous GMPLS Controlled Optical
Networks”(10/19-22 ワシントンD.C.)
IEEE Communications Magazine “Multi-ASON and GMPLS Network
Domain Interworking Challenges”(2008/06)
iPOP2008にて
<報道発表>
「複数キャリア間のイーサネット仮想回線の⾃動設定による相互接続に成
功 」(2008/12/15)
・⽇経産業新聞、電波タイムズ、科学新聞、⽇本情報産業新聞、⽇刊⼯業
新聞、⽇経BPほかネットニュースに掲載
MPLS2008にて
9
ECOC2008発表資料より
出典:第4回新世代ネットワーク分科会会合資料(H21.4.17)、ECOC2008ドイツテレコム発表資料、iPOP2008webサイトhttp://www.pilab.jp/ipop2008/
第3期
プロジェクト再編と、悲願の標準化
• 第3期のスタートに伴い、3プロジェクトを2プロジェクト体制に再編
• 10Gigabit EthernetのOTN直接収容⽅式が標準に(Recommendation G.709/Y.1331)
第3期 推進体制
主 査:⼭中 直明(慶應義塾⼤学)
副主査:鈴⽊ 正敏(KDDI研究所)
副主査:岡本 聡 (慶應義塾⼤学)
副主査:平松 淳 (NTT)
第3期 研究開発プロジェクト
PJ31. Ethernet over OTN技術研究開発プロジェクト
PJ32. Multi-Technology Transport Network制御技術研究開発プロジェクト
全光網の相互実験に着⼿・成功 (PJ32)
於:NICT⼩⾦井実験室
・OEO (光・電気・光)変換無しで経路制御を可能とする技
術で、今回波⻑ラベル定義を共通化し、光波⻑スイッチ
ングネットワーク(WSON)の統合制御管理を実現
・3者(KDDI研、NEC、三菱電機)により実施
<実験>
①2009年1⽉ C-plane相接(1)
②2009年2⽉ C-plane相接(2)
③2009年3⽉ 総合試験、伝送路無し
④2009年4⽉ 総合試験、伝送路込み
<成果>
・国際会議ECOC2009に投稿 → 招待講演に
“Multi-Vendor Interoperability Demonstration of Wavelength
Switched Optical Network (WSON) with GMPLS Lambda-Label
Extension”
・報道発表「共通の波⻑定義を⽤いた光波⻑スイッチングネット
ワーク⾃動制御技術の相互接続に成功 〜光波⻑スイッチング
ネットワークの統合制御実現に向けて⼤きく前進〜」(9/16)
⽇刊⼯業新聞(9/17付 15⾯)に掲載
分科会ワークショップにおいて成果発表を実施
〜学会へ向けて情報を発信〜
学会とのコラボによるワークショップが初開催され、成果
報告を⾏った。当⽇は、台⾵にもかかわらず40名の参加が
あり、活発な議論を展開すると共に、学会のコミュニティに
対して当WGの存在感を⽰すことができた。
<⽇ 時>
<会 場>
<共催等>
<発表内容>
2009年10⽉8⽇(⽊)
株式会社KDDI研究所(埼⽟県ふじみ野市)
(社)電⼦情報通信学会 PN研(共催)、IN研(協賛)
「Ethernet over OTN 技術の標準化に向けた取組」
「Multi-Technology Transport Networkの
相互接続とEnd-to-End制御に向けた取組み」
10Gigabit EthernetのOTN直接収容⽅式が標準に(12⽉)
•WG内での議論により合意形成して提案した10Gigabit EthernetLANPHYのODU収容信号フォーマットODU2eが、40/100Gigabit
Ethernetのクライアント信号の1つとして晴れて標準化に成功。
(ITU-T Recommendation G.709/Y.1331)
•当初は⾮標準とされた技術であるが、海外事業者との相接実験などが
10
功を奏し、ついに標準勧告として結実したもの。
出典:第1回新世代ネットワーク分科会会合資料(H22.4.12)、KDDI研・NEC・三菱電機 報道発表資料(2009年9月16日)
第3期
⼤震災以前より、⼤災害を想定した検討を実施
• ⼤規模災害を想定した全光網の相接実験に成功、学会発表・報道発表実施(PJ32)
⼤規模災害を想定した全光網の相互実験に成功 (PJ32)
• ⼤規模災害により光ネットワークが⼤打撃を受けた場合でも、利⽤可能な光ファイバ経路を活
⽤して、数秒以内で⾃動復旧が可能な技術を実証
–
–
連続3重障害時の障害復旧時間:0.28〜2.0 sec
同時2重障害時の障害復旧時間:0.6〜2.0 sec
• 4者(KDDI研、NTT、NEC、三菱電機)により実施
<実験>
於:NICT⼩⾦井実験室
①2010年5⽉ C-Plane相接試験)OSPF-TE拡張(空き波⻑の広告)、空き波⻑対応経路計算
②2010年6⽉ 総合試験)動的な波⻑制御、多重障害(3重障害)、複数波⻑パス同時障害
<成果>
・OECC2010のPDに採択(7⽉)
“Experimental demonstrations of dynamic wavelength path control and highly resilient recovery in heterogeneous
optical WDM networks ”
• OFC/NFOEC2011に採択(2011/3/8発表)
“Multi-failure Restration Demonstration with Multi-vendor Interoperability in Control Plane enabled WSON ”
• 報道発表(7/8)
「⼤規模災害にも通信サービス可能な光ネットワーク制御技術の開発に成功
〜情報通新社会における安全安⼼な基盤ネットワークの実現に向けて〜」
–
電経新聞 (7/12)、⽇本情報産業新聞(7/19)ほかネットニュース多数掲載
• 学術誌
–
–
⽇本信頼性学会誌 2011年1⽉号(招待寄稿)
電⼦情報通信学会会誌 2011年2⽉号⼩特集
第2回分科会ワークショップにおいて成果発表
Episode(2)
昨年度に引き続き学会とのコラボによるワークショップが開催
され、成果発表・ポスター展⽰を実施した。(参加者37名)
契約当事者が多社にわたるNDA/共
同研究契約書の締結は、毎回困難
を窮めることになる。
締結に数年を要することもあった。
<⽇ 時>2010年11⽉1⽇(⽉)
<会 場>⽇本⼥⼦⼤学(東京・⽬⽩)
<共 催>(社)電⼦情報通信学会 PN研究専⾨委員会
11
出典:新世代ネットワーク分科会ワークショップ資料(H22.11.1、H24.3.27)、KDDI研・NEC・三菱電機 報道発表資料(2009年9月16日)
第3期
100Gigabit Ethernet over OTNの相互接続に成功
• 100Gigabit Ethernet/ OTU4 via OTL4.4の異ベンダ装置間相互接続に世界成功(PJ31)
100Gigabit Ethernet/OTU4 via OTL4.4の異ベンダ装置間相互接続に成功
於:NICT⼩⾦井実験室
• ITU-T G.709勧告改訂により新規に既定された下記技術によるインタフェースの相互接続性
を検証
–
Generic Mapping Procedure (GMP)
–
Optical Channel Transport Lane 4.4 (OTL4.4)
•
•
100Gigabit Ethernet信号をOTU4フレームへ周波数調整を⾏いながら収容する技術
“Network interoperability trial with multi-vendor OTU4 interfaces carrying 100 Gigabit Ethernet signals”
・「第25回光通信システムシンポジウム」にてパネル出展(12/15-16 三島市 右記記事参照)
• 報道発表(12/13)
「世界初!光ネットワーク上で100ギガビットイーサネット信号を伝送する装置の異ベンダ間相互接続に成功」
–
電波新聞 (12/14)、及び⽇経BP社TechOn等の各種ネットニュースに掲載
相互接続実験系の構成
100GE/OTU4送受信器
100GE/OTU4送受信器
100GE
光Mod
100GBASE
-LR4
25G x4λ
国際会議iPOP2011におい
て、MPLS-TPのOAM相互接続性の検
証デモを実施。
<⽇時>6/2-3
<会場>NEC⽟川事業場(川崎市)
<参加者>NEC、⽇⽴製作所、アンリツ
OTU4(111.8Gbps)を28Gbpsx4並列で転送するインタフェース
• 4者(富⼠通、NEC、⽇⽴製作所、アンリツ)により実施
<ユースケース>
• 異なる通信事業者間の100Gigabit/s級光ネットワークを局舎内で相互接続し、広域ネット
ワークを構成可能
• 100Gigabit/s級光ネットワークによるデータセンター間のバックアップ等を可能に
<成果>
・OFC/NFOEC2012に採択、発表(2012年3⽉ ロサンゼルス)
100GE
測定器
(アンリツ)
国際会議において相接デモ実施
100GE
/OTU4
framer
OTL4.4
光Mod
光ファイバ
OTL4.4
28G x 4λ
OTL4.4
光Mod
100GE
/OTU4
framer
学会のシンポジウムに出展
「第25回光通信システムシンポジウ
ム」にて、100GbE/OTU4の相互接続の成
果を中⼼にパネル展⽰を実施。光通信の各
級の専⾨家にWG活動・成果を紹介した。
<⽇時> 12/15-16
<会場>東レ総合研修センター(三島市)
<主催>(社)電⼦情報通信学会
光通信システム(OCS)研究会 ほか
100GE
測定器
(アンリツ)
100GE
光Mod
100GBASE
-LR4
25G x4λ
出典:新世代ネットワーク分科会ワークショップ発表資料(H24.3.27)、アンリツ・NEC・富士通 報道発表資料(2011年12月13日)
12
第4期
新たな将来課題への挑戦
• 第3期テーマを延⻑する形で活動を継続、プロジェクト編成に変更無し
• 業界動向も睨みつつ、Beyond 100G OTN技術やSDTN等、新たな課題に着⼿
第3期(Ⅱ) 研究開発プロジェクト
PJ31. Ethernet over OTN技術研究開発プロジェクト
–
Beyond 100G 標準化動向チェック、課題の検討
•
OTU-5, 400GE, 1TE, etc.
PJ32. Multi-Technology Transport Network制御技術研究開発
プロジェクト
–
–
MPLS-TP C-Plane検討、相互接続
SDTN
etc…
第4期 推進体制
主 査:⼭中 直明(慶應義塾⼤学)
副主査:鈴⽊ 正敏(KDDI研究所)
副主査:岡本 聡 (慶應義塾⼤学)
副主査:平松 淳/有満 秀浩*(NTT)
*2012.07〜
新たな将来課題への挑戦
●Beyond 100G (PJ31)
・海外勢やIEEEの動向を⾒極めつつ、
400Gigabit/1Terabit Ethernet over OTNの
仕様を検討
●SDTN(Software Defined Transport
Network)(PJ32)
• iPOP2012において、WG内外のベンダ等を交
えたSoftware-Defined な仮想トランスポート
ネットワーク(スライス)技術の相接デモを実
施(5/31-6/1 下記構成図参照)
• 国益に資するべく、引き続き戦略的に推進
国際会議iPOP2012において相接デモを実施 (PJ32)
国際会議 iPOP2012において、光Plug & Play(光PnP)技術の相互接続
デモを実施
<⽇時>5/31-6/1
<会場>慶應義塾⼤学⽇吉キャンパス(横浜市)
<参加者>NTT、NICT
<内容>
• 隣接ノード間で必要な情報交換が⾏えるようにLMP*を拡張することで、
d-plane光PnPを可能とする技術
• アーキテクチャの異なるOXCを持つ光PnPシステム間で、リンクアップ検
知や拡張LMPを⽤いたメッセージ交換などのデモを実施
• 訪問者 約50名
<成果>
・電⼦情報通信学会のNS研究会(11⽉)において、同技術と相接試験の状
況について発表
*LMP:Link Management Protocol
iPOP2012 Showcaseデモ構成図
13
出典:慶應義塾大学 報道発表資料(2012年5月30日)
WG活動実績と成果
項目
第1期 第2期 第3期 第4期 合計 摘要
2003~2005
2006~2008
2009~2011
2012~2014
全体ミーティング
5
14
16
3
38
プロジェクトミー
ティング
36
38
31
5
110
相接実験
14
16
4
0
34
標準化寄書※
14
46
17
0
77
5
5
4
23
16
7
4
13
0
0
0
0
32
34
11
※WG内で合意を
形成して提案
7
19
22
52
(2)
(2)
(3)
4
(1)
OFC, ECOC,
MPLS, iPOP等の
国際会議にて発表
(内訳)ITU-T
IETF
OIF
対外発表
(うち報道発表)
(8)
14
2012年11⽉現在
The Watering Hole
むすび
• 国内で初めての本格的相互接続をめざした
コンソーシアムを立ち上げ モデルはGMU
• やるべきことをやる。やりたいことをやる。と
決め出入り自由の’Give and Take’を実践。
情報収集目的の排除と連携の確立
• Running codeの重要性を意識して、このよう
な活動の‘場’をどのように確保するか?
• 国内産業の活性化のために、NICTを中心に
考えていただきたい
• 謝辞
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