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リンゴプロ大学入試英語長文テキストの特徴と構成・使い方
リンゴプロ大学入試 リンゴプロ大学入試英語長文 大学入試英語長文テキスト 英語長文テキストの テキストの特徴と 特徴と構成・ 構成・使い方 1. テキストの テキストの特徴 • 実際の入試問題を使用しながらも、これから本格的に受験対策を始める高 2・高 3 生でも無理なく 取り組めるフォーマット • 語彙・文法・構文を包括的に学習できる構成 • ノート不要で直接書き込めるゆったりとした行間 • 予習をしながらストーリー展開を予想できる「出現順」配列の語彙・構文リスト • 復習や照合が容易にできるようセクションごとに独立したページ配置 • 現役プロ翻訳者による全訳付き 2. テキストの テキストの構成と 構成と使い方 私が勤めていた塾は 1 コマが 90 分だったのですが、そのうちの 20 分程度をリスニング演習に充てていた ため、概ね 70 分で完結することを想定した構成とフォーマットになっています。 Section 1 - 本文と 本文と設問 実際の入試問題ですが、私の判断で適宜問題を追加または削除している場合があり、本問と同一でないこ ともあります。本文の分量は 350 ワード~400 ワード強のものがほとんどです。70 分という授業時間や 生徒の集中力等を考えると、このくらいが最適と考えていました。 本文ページの右カラムには、単語と品詞を書き出してあります。私自身は単語調べを宿題にしていなかっ たため、サンプルではこれらの単語に意味を入れてありますが、これらを別のページに書き出して予習と して生徒に調べさせても良いでしょう。その場合には、(adj)なら形容詞、(3)なら第 3 文型の他動詞という 具合に、本文で使われている品詞や用法の意味を調べるよう指導してください。 ちなみに私は、実際の入試を想定し、本文はあくまでも初見で読ませることを重視していたため、このセ クションの事前配布は行っていませんでした。 Section 2 - Phrases & Constructions このセクションには、本文に出てくる熟語と構文が「出てくる順に」書き出してあります。重要な表現や、 複数の意味を持つ表現には例文を付けてあります。この例文は、原則として本文とは異なる内容にしてあ り、違う文脈に触れることによって記憶を促します。 このセクションは予習として生徒に事前に調べさせるのがよいでしょう。基本的には手を動かすだけで、 頭はそれほど使いませんので、生徒にとってもそれほど負担ではありません。また、事前に調べさせるこ とにより、授業に対する生徒のモチベーションも上がります。英語があまり好きでない生徒や苦手な生徒 1 でも、 「せっかく調べてきたから、がんばって読んでみよう」という気になってくれます。 生徒は授業前に 15~30 分くらいの時間をかけて調べているようでしたが、調べ方が甘かったり、例文を 訳すことはまではしていない生徒がほとんどですので、私は授業の冒頭で 1 つひとつ意味を確認していま した。 Section 3 - Grammar 本文で使われている文法項目のうち、重要なものを 1 つないし 2 つ取り上げています。 ここは予習にせず、 授業の中で講師が解説すれば良いでしょう。必ず例文を入れてありますので、きちんと訳させて理解を徹 底させてください。 なお、テキストによっては、このセクションがない場合もあります。 Section 4 - Vocabulary Building 本文に出てくる語彙を例に、接頭語や接尾語を紹介します。多くの単語は語幹と接頭語または接尾語の組 み合わせであることを理解すれば、暗記の負担が減り、難解語句でも意味を類推できるようになります。 私は、テキストで紹介した単語以外にどんな単語があるかを生徒に考えさせることによって理解を促して いました。 なお、テキストによっては、このセクションがない場合もあります。 Section 5 - Vocabulary 本文に出てくる語彙の中から 2 語以上の名詞句を抜き出してあります。ここは宿題にしても、授業中に考 えさせても良いでしょう。私自身は、本文の内容の難易度に応じて、宿題にするかしないかを判断してい ました。単語と単語の組み合わせ(コロケーション)という概念は、受験英語教育の中で見落とされてい ますが、運用語彙を増やす上で欠かせない知識です。 個々の単語の意味を調べても、それらが組み合わさってチャンクを形成したときに意味を把握できない生 徒も少なくありませんが、それでは調べた意味がないし、身にも付かないということをきちんと指導して あげてください。 ---------Section 2~5 の内容を確認するのに、私は 25~35 分くらいかけていたと記憶しています。これだけ確認 しておけば、本文の読解に必要な知識をほぼ網羅できていますので、生徒も抵抗なく読解に取りかかるこ とができます。その後、問題文の読解と答案の作成に 20~30 分を費やし、残り時間で解説と答え合わせ をしていました。 2 Section 6 - 全文訳 私は現役の翻訳者ですので、入試問題の翻訳はお手の物ですが、この全文訳は、あくまでも高校生に渡す ものですので、商品としての翻訳ではなく、生徒が理解しやすいように、品詞や態の変換はあまり行わず、 意図的にありきたりな訳語を使った高校生仕様の翻訳です。 テキストによっては全訳がないものもありますが、ご希望があればお作りします。 Section 7 - テキスト作成用 テキスト作成用データ 作成用データ テキストを作成する前に、単語や熟語を異なる色でハイライトしたデータです。抜き出した熟語や構文が 一目でわかりますので、後日テストを作成する場合に便利です。 私は、この状態のファイルに自作のマクロプログラムを実行して、ハイライトを施した語句だけを抜き出 していました。ご希望でしたら、そのプログラムも無償にてお付けします。 なお、テキストによっては、このセクションがない場合もあります。 復習について 復習について 授業内容はきちんと復習をしないと学習効果が薄れてしまうため、復習は必須です。私は、月に 1 度くら いの割合で、過去 3 週分の問題文に使われていた熟語や構文を用いた短文を 6 問ほど作成し、それらを訳 させるという形式のテストを実施していました。作成する短文は、授業で使用した問題文とは異なる内容 にし、違う文脈に触れさせることで、記憶を促していました。 解答につ 解答について について 私以外にこのテキストを使う人がいなかったため、解答は特に用意していません。全訳をご覧いただけれ ばほとんどの設問に自ずと答えが出ると思いますが、正解を確認されたい場合には、各社が発行している 過去問集をご覧ください。 ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。 URL: lingopro.co.jp TEL: 050-5850-5037 (9:00~17:00) 担当: 中村 3