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10月号 - 愛媛県中小企業家同友会

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10月号 - 愛媛県中小企業家同友会
2016
No.282 2016年10月号 発行/2016年10月1日
Ehime Doyu
The Ehime Association of Small Business Entrepreneurs
10
【人を生かす経営】
=
【『労使見解』の精神を生かした経営指針を確立し、社員教育を進め、
障がいのあるなしに関わらず、
求人を行う経営】
【人を生かす経営の総合実践】
=
【人を生かす経営を、
産学官報金労連携の枠組みで、
条例
制定運動を通して、
地域と企業で実践する】
2016年度
スローガン
同友会
理念
今こそ、経営者の責任を果たし、
「人を生かす経営」を実践し、
地域からあてにされる企業をめざそう!
良い会社をつくろう、良い経営者になろう、良い経営環境を
つくろうの同友会3つの目的実現に向けて「地域社会と共に
歩む」中小企業の自覚をもち「自主・民主・連帯」の精神で
企業経営と会運営を行うことです。
発行:愛媛県中小企業家同友会 編集:広報情報化委員会
月号
目 次
松山支部……………………………… 2
四国中央支部………………………… 3
伊予・松前支部… ……………………… 4
東温支部……………………………… 5
今治支部……………………………… 6
第12回四国ブロック連携交流会…… 7
役員研修会第1講・第2講………… 8
役員研修会第3講…………………… 9
第14期同友会大学開講………………10
経営フォーラム案内…………………11
同友会で俳友会…………………………12
会員掲示板……………………………13
第5回理事会 議事録………………14
四国ブロックとして初の連携交流会を徳島で開催!
四国4県・中同協から55名が参加!
8月17日㈬、第12回四国ブロック連携交流会が開催されました。四国4県・中小企業家同友会全国協議会(中同協)か
ら55名が参加しました。
四国4県の連携は以前より進んでおり、四国地方代表者会議、四国事務局
長会議と行ってきており、連携交流会も過去11回行ってきていましたが、今
年度より、中四国ブロックから中国と四国に分けられたため、四国ブロック
としては初めての連携交流会となりました。
ブロックとして成立したため中同協の正式な行事となったこともあり、鋤
柄修・中同協会長に来ていただき、基調講演とパネルディスカッションに登
壇していただきました。
四国4県の連携を改めて確認し、今後より強い連携を全国に発信していく
リーダーとなることを確認した有意義な連携交流会となりました。
※P7にも掲載
四国4県と中同協から55名が参加
愛媛県中小企業家同友会
〒791ー8057 松山市大可賀2ー1ー28 アイテムえひめ TEL(089)968ー3112 FAX(089)968ー3107 http://ehime.doyu.jp/
会報誌をよりよくするためにご意見やご感想をください。
秋の夜長、詩と共に
桜並木に守られた疎水が人生
のように曲がりくねっていま
す。 入 院 生 活 の 無 聊 を 慰 め る
窓辺の景色。私は今、佐賀の病院にい
ます。芸術の秋だからでしょうか。こ
れまでに出会った詩を改めてかみしめ
ています▼大学時代に知ったのは、ル
イ・アラゴンの『学ぶとは、誠実を胸
に刻むこと。教えるとは、希望を共に
語りあうこと』
。図らずも同友会の共
育・共学の理念を表しています▼愛媛
同友会草創の時、大野栄一さんへ贈っ
たのはホイットマンの『世界中の誰も
が、私を賞揚しても、私はひとり静か
に満足してすわっている。世界中の誰
もが私を見捨てても私はひとり静かに
満足してすわっている』でした▼中同
協・経営指針専任講師だった故・吉本
洋 一 さ ん へ の 哀 悼 と し た の は、 ポ ー
ル・エリュアールの『自由』です。『学
校 の ノ ー ト の 上 勉 強 机 や 木 立 の 上
砂 の 上 雪 の 上 に 君 の 名 を 書 く
… 中 略 … 一 つ の 言 葉 の 力 に よ っ て 僕 の 人 生 は 再 び 始 ま る 僕 の 生 ま れ た
のは 君と知り合うため 君を目ざす
た め だ っ た 自 由 と 』。 吉 本 さ ん は 愛
媛の経営指針成文化運動にご協力いた
だいた方です▼先日101歳で亡く
なった、むのたけじさんの作品で私の
お 気 に 入 り を ご 紹 介 し ま し ょ う。『 最
初に無視、次に賞賛、次に非難。新し
いものは、たいがいこの順序でためさ
れ る 』。 愛 媛 同 友 会 年 の 歩 み は、 ま
さにこの詩そのものだと思います▼苦
楽の時、畏友・大野さんはホイットマ
ンの詩を愛唱していただいているそう
です。進むことは大事ですが、未来と
向き合うためには振り返っ て考える
ことも欠かせません。経済とは、経営
とは、同友会運動とは。見識見解を備
えた人たちが愛媛の同友会運動から生
まれることを願ってやみません▼一編
の詩と共に過去から学ぶ秋の夜長。疎
水の先に思いをはせ、私は未来と向き
合っています。(鎌)
31
2
松山支部8月例会
三代目としての想いと覚悟
~「どいつもこいつも使えねぇな!」からの転換~
■報告者:武田 正輝 氏
恭栄自動車株式会社 専務取締役/愛媛県中小企業家同友会 理事・広報情報化委員会副委員長
■日 時:8月9日㈫ ■会 場:えひめ共済会館 ■参加者合計:53名
松山支部8月例会では、第44回青年経営者全国交流会のプレ報告も兼ねて、伊予・松前支部会員の武田正
輝さんにご報告いただきました。
幼少期から実家を継ぐことの意識を持たれていた武田さんですが、大学卒業後すぐに入社するのではな
く修行を積んでから入社しようと考えていました。そこで、愛媛同友会の鎌田哲雄専務理事に相談し、修行
をするのなら同友会事務局が一番勉強になるという言葉から、事務局員募集をしていた広島同友会に正規の
ルートで入局します。入局から数年経ち、会社訪問をする中で社員さんたちが生き生きと働かれている姿、
また広島同友会で自分と同世代に近い会員さんが中心となって活躍している姿を見て、“経営者として生き 報告者の武田正輝さん
ていきたい”という想いが武田さんの中に芽生えます。後継を意識して2005年に広島同友会を退局します。
広島同友会事務局で働いていたことや愛媛同友会で役員を経験している社長がいることから、武田さんは
「さぞいい会社に違いないだろう」と大きな理想と期待を持って恭栄自動車㈱に入社しますが、現実は理想
とかけ離れたものでした。社内連携がとれていない、お客様に気づいていない、スピーディーな対応が出来
ていない。悪い意味でアンテナが張られていき、不満が蓄積され、ついに「どいつもこいつも使えんな」と
こぼしてしまいます。
しかし2010年、自身の病気がきっかけで社員さんに対する目が変わります。「大丈夫ですか?」と声をか
けてくれる、入院中作業着で面会に来てくれる、悪態ばかりついていたにもかかわらず、社員は自分のこと
座長の今村暢秀さん
を心配してくれている。武田さんはここまで信頼できる仲間がいるのだなと初めて実感し、自分の勝手な理
想を他人に押し付け自己中心的に物事を見ていたこと、
「自分が一番使えなかった、経営理念が浸透していなかった」ことに気づき
反省をしたそうです。退院後、気張ることなく社員さんと関わる中で、①社員・相手のことを考えること、会話をしていくことで
わだかまりが消えること。②社長にも自分にも技術はない、会社を支えているのは技術を
持った社員さんたち。という2点に武田さんは気づかれました。その後も若手社員とベテラ
ン社員の確執、社長にがんが見つかるなど、様々な苦難がありましたが、後継するにあたっ
て必要な出来事だったのかもしれないと社長と話しています。
例会最後に、今後課題に取り組んでいく際、現場・社員さんの声を聴きながら取り組ん
でいくと言われていました。「自分勝手な理想」「自己中心的に物事を見ること」、この2点
が見なければならないものを見えなくしてしまうのだと学びました。素直に、真っすぐ人
と向き合う事、社員さんと向き合う事で信頼できるパートナーになることができるのだと
改めて実感しました。
文責:難波 賢太(愛媛同友会 事務局)
真剣に報告を聞く参加者の様子
会員情報:特別養護老人ホーム梅本の里
熱く熱共!梅本の里夏祭り!
8月19日㈮、杉本太一代表理事が施設長を務められている、特別養護老人ホーム梅本
の里で夏祭りが開催されました。毎年行われているこの夏祭りも今回で22回目。大勢の
方が参加されており、会場では愛媛同友会会員の皆さんの顔も見られました。会場中央
ではプロレスや抽選会などの催し物もあり、最後は民間とは思えない打ち上げ花火と大
盛況の夏祭りでした。
文責:難波 賢太(愛媛同友会 事務局)
東温支部からも会員さんが参加
松山支部から会員さんが参加
夏祭りを締めくくる打ち上げ花火
にぎわう会場の様子
3
四国中央支部8月例会
皆さん、迷子になっていませんか?
~企業変革支援プログラムで自社の立ち位置を知ろう~
■報告者:有吉 徳洋 氏
有限会社エーワンセキュリティサービス 代表取締役/愛媛県中小企業家同友会 四国中央支部幹事
■日 時:8月18日㈭ ■会 場:ホテルグランフォーレ ■参加者合計:22名
四国中央支部の8月例会は企業変革支援プログラムの活用法として、四国中央支部会員の
有吉徳洋さんに自社の活用事例を報告いただいた上で、実際に参加した会員がそれぞれに
レーダーチャートに落とし込み、各社の課題について討論しました。
報告者の有吉さんが初めて企業変革支援プログラムを記入した時、理念も指針もなく何を
やれば良いのかもわからない経営の迷子になった状態になっていることに気がつきます。そ
こで理念作りと労働環境整備に着手。しかしなかなか会社の業績もあがらずにいた時、ふと
目に止まったのが間接部門、サービスの運営の項目。それまでは自社には必要のない項目と 報告者の有吉徳洋さん
思っていたのですが、段階を得ることで次の課題として必要性に気づかされたそうです。そ
れ以降、スタッフさんを中心に間接部門のテコ入れを推し進めることで社内の風通しが良くなり、社員さんが自主
性を発揮しやすい職場づくりができ、次第に業績も向上していったそうです。企業変革支援プログラムの活用のポ
イントとしては、社員さんに企業変革支援プログラムを記入してもらうことだと有吉さんは言います。会社が成長
するために何が必要なのかを企業変革支援プログラムを通じて話し合い、そ
こから出た課題を方針として打ち出すと社員さんは必要性を感じて自発的
に行動してくれるようになり、おのずと指針の浸透が図れる状態が出来上が
りました。経営者も社員さんも何をしていいのかわからない状態が一番つら
い状態です。企業変革支援プログラムを活用し、どこを変革させ会社を成長
させるのか、そのために自社ではどのようなことが必要なのかをしっかりと
把握し、同友会の学びと合わせて高みを目指していきたいと感じました。今
回の例会では各社それぞれの経営課題が見え、解決に向けた熱い討論が交わ
され活気のあるよい例会になりました。
報告者の有吉さんありがとうございました。
グループ討論の様子
寄稿:菰田 晃伸さん(㈱こもだ寝装/四国中央支部)
会員情報:四国中央支部 熊野グループの活動紹介
四国中央支部では会員を大きく3つのグループに分けて各グループが年間を通して経営指針の成文化、社員共
育、障がい者雇用について独自に活動をしています。
その1つ熊野グループでは、会員企業を訪問し例会スタイルで報告をして頂き更に会社内を案内をして頂いて
「会社の歴史」
「社長の想い」
「実際に行っている活動」などを説明して頂いています。
様々な業種の方が集まっているので、他業種の方の中からは単純な疑問があったり本人が驚くような改善案が出
たりと、報告者にとって非常に勉強になることばかりです。
訪問者にとっても直接見学させていただくことによって地元企業の素晴らしさを再認識する良い機会になって
ます。
それと同時に刺激も頂きます。
昨年度は2ヶ月に1回のペースでしたが今年度は月に1度開催して
います。特に新入会員の方を中心に案内しています。
こうした活動の中から、例会での報告者の育成と会員の絆をさらに
太いものにしていきたいと思っています。
8/26はアイネット㈱を訪問して服部社長に報告をして頂きました。
自社で行った、社員全員から集めた提案や改善案を一つにまとめた冊
子が印象的でした。
寄稿:熊野 輝彦さん(ダスキンあたッく/四国中央支部)
熱心に学び合う様子
4
伊予・松前支部8月例会報告
「飲んで・語って納涼例会」
■日 時:8月19日㈮ ■会 場:スカイホテル ■参加者:20名
今年も恒例の納涼例会がスカイホテル屋上のビアガーデン会場に
て8月19日㈮に開催されました。大政裕志支部長の「業種・支部を越
えて経営課題を持ち寄り、近況報告や相談をし合い、経営課題を解決
できる例会にしましょう。」との開会挨拶と、今村暢秀幹事の乾杯の
発声の後は小さな輪が幾つもでき、それぞれの課題を話し合っていま
した。
ゲストの方の参加や、普段の例会ではなかなか参加できない方など
と食事をしながら美味しく、有意義な例会になりました。あっという
大政裕志さんの挨拶
間の2時間で最後は、9月に石川県で開催の青年経営者全国交流会で
報告される武田正輝幹事の告知と西原義定幹事の締めの挨拶で納涼
例会は無事終了致しました。
また、伊予・松前支部では8月20日㈯に三越屋上にてフットサルを
開催し、子供を含む13名に参加して頂きました。スポーツを通して会
員の健康と交流を深めました。これからも楽しく学ぶ場を企画して参
りますので他支部からの参加もお待ちしております。
寄稿:塩崎 智生さん(はじめ科学㈱/伊予・松前支部)
新商品のご紹介:株式会社昆布森
上級ふりかけ「ごはんびと®」
ふりかけの味を追求して、生まれた一品です。
「こんぶ」と「ひじき」の2種類。
北海道産こんぶ、愛媛県産ひじき に国内産のかつ
お節としょうがを加え、作り上げた自信作です。
ふりかけとしては もちろん、和風サラダ、和風パ
スタ、野菜炒めの隠し味、おぼろ豆腐などに おす
すめです。
80g 1,200円(税別)で発売中。
※伊予松前支部会員の好永隆之さんの会社の新
商品です。
納涼例会の様子
5
東温支部8月例会
商店街組織を舞台に始まったステクルストーリー
~地域活性化への取り組み~
■報告者:渡部 勝平 氏
ステディークルー株式会社 代表取締役
■日 時:8月23日㈫ ■会 場:東温市商工会館 ■参加者:17名
商店街組織というものは、昔の長老たちがはびこって新しい人や物を受け付けない面倒な存在と思い
がちです。そんな商店街を舞台に始まったステクルストーリー。代表の渡部勝平さんからご報告いたた
だきました。
高校卒業後、広島の飲食店に就職。その後、家業である松山城の麓にある売店「城山荘」の支配人と
なります。築城400年祭のプロジェクトにかかわったことで、様々な人たちと交流がはじまり、そんな
中で、商店街の活性化は若者がしないとどうにもならないと思うようになります。
講師の渡部勝平さん
24才の時、中学の元サッカー部の仲間10人で、活性化を手伝わせてくださいと柳井町商店街に飛び込
みます。これがステクルストーリーのはじまり。公園の掃除や防犯対策をして、地元の人とコミュニケーションを深めていくなか
で、祭りの手伝いを頼まれます。これを皮切りに様々なイベントに取り組み始めます。
しかし、イベントばかりでは集客は一過性であり、どうにもならないと気づき、空き店舗を借りて、産直市「地参地笑市」を開
業します。
当初は、週3日営業でしたが、仲間の内3人が会社を辞めて、専従することとなり、弁当事業を加え、法人化します。大赤字が
続き大変な時期もありましたが、現在では、二番町にステクル食堂をオープン。昨年7月からは、大街道の第一フルーツの経営を
引き継ぎ、順調に売上が拡大しています。
様々な人と出会うことが好きで、組織や団体の役員も頼まれたら引き受け、良い経験をさせ
てもらっています。「なぜそこまでしてリスクを冒して動くのか」とよく言われますが、じっ
としているのは衰退しているようにみえ、動かない方がリスクと思っています。ここで商売
は成り立たないよと言われる状況の中で、結果を出してきました。人を雇用し、家族を養い、
商売を続けていることにより皆から信頼されてきているように思います。
今年は、大街道の活性化にもかかわり、休憩所「すわり場」の運営を始めます。夢は、県
サッカー場の命名権の取得だそうです。
地域と共に成長されている渡部さんの力強い報告で、たくさんの元気をいただくことがで
きました。皆さんも是非、柳井町商店街を訪ねてみてください。
寄稿:和田 宏一さん(東温自動車交通㈲/東温支部)
講演を真剣に聞く参加者の様子
会員情報
イタリアン&フレンチサーキットwith世界のビール
フードイベントが開催されました
この度のイベントは「とうおんまちづくり工房」
で開催、メンバー構成は同友会の会員が中心となっ
ており、東温市中小零細企業振興基本条例を意識し
た、地域のまちづくり団体です。
とうおんまちづくり工房初の事業であり初のイベ
ントでもありました。今までの、行政主体のイベン
トでは、市民に対し広く浅く公平に開催しなければ
ならないといった事もありましたが、今回は民間団
体が開催するまちづくりイベントという事もあり、
参加者は700名を超えていました
完売続出で非常に盛り上がっていました
東温市内の中小零細企業の飲食店の為にメリットが
あるイベントになっていました。
全国各地の飲食店を集めたフードイベントとは違い、地域内のイタリアンフレンチの一体感がありながらも、各店舗の個性や
オリジナリティーがあり、多面的に楽しめるイベントであり、今後もこういった中小零細企業にスポットを当てた、まちづくり
を期待できました。
6
今治支部8月例会
〜中小企業経営絵者が知っておきたい法務問題のポイント〜
■報告者:吉村 紀行 氏
弁護士法人たいよう 代表社員 所長/愛媛県中小企業同友会 研修オリエンテーション委員長
■日時:8月24日㈬ ■会場:今治地域地場産業振興センター ■参加者:26名
通常は弁護士さんとの接点がないので、参加者は大いに興味を持って参加している様子
でした。
吉村さんは、近年、サラ金への利息の過払いや、企業の残業代不払いに対する訴訟が大
幅に増えていますが、これは弁護士が増加したことと大きく関係していると言います。多
くの経営者は、自社は法務違反などしていないし、残業代もきちんと支払っていると言い
ます。しかし、そこが盲点なのです。その為には経営者は労務に関する法律の知識を深め、
対処していく必要があります。万が一、企業が労働者から訴えられた場合、裁判に勝つの 報告者の吉村紀行さん
は非常に難しいです。裁判となれば、時間が取られますし、敗れたとなれば、相当なお金
が出て行きます。時には会社の存続問題に発展する可能性もあります。ですから、出来るだけ訴えられない様にす
るのが一番です。その為には、リスクマネジメントの徹底を計ることが重要だと、具体的には、今までの習慣を見
直し、必要ならば新しく就業規則を作り直す、社労士さんや弁護士さんとの間で顧問契約を結び、日ごろからリス
クを減らす努力を行い、いざという時は、すぐに相談できる体制を整えておく必要があります。
しかし、リスクに備えることは大切ですが、
『労使見解』の中で、
「労使関係における契約は、双方対等の立場で取
り交わされることがたてまえですから、労働者が契約内容に不満をもち、改定を求めることは、むしろ当然のこと
と割り切って考えなければなりません。労使は相互に独立した人格と権利を持った対等な関係にあるといえます。
経営者としては、労働者、労働組合の基本的権利は尊重するという精神がな
ければ、話し合いの根底基盤が失われることになり、とても正常な労使関係
の確立はのぞめません」と書かれています。最も重要なことは、社員さんと
の強い信頼関係を築き、社員さんを最も信頼できるパートナーと考え、共に
育ちあい、それぞれの人が自分の能力が発揮でき、働きがい、生きがいのあ
る会社を作っていくことではないでしょうか。
やはり弁護士さんですね。話し方が上手で、とても聞きやすく、もっと聞
きたいと思いました。
吉村さん、本当にありがとうございました。
寄稿:原 初さん(㈱志賀商店/今治支部)
グループ討論の様子
会員情報:今治支部主催、
鈍川渓谷シャワートレッキング
鈍川渓谷シャワートレッキングを9月4
日に開催しました。
「宝の地図」を頼りに皆で力を合わせ「同
友会の星」を集める冒険が始まりました。
山道を一度下り、渓谷を上るルートに「同
友会の星」が隠されています。みんな童心に
返りあっという間の2時間でした。
集めた「同友会の星」を並べて
記念撮影
水の勢いにも負けずに進む様子
宝の地図
力を合わせて上る様子
その楽しさは写真をご覧ください!来年
も開催します!!
寄稿:越智 堅太郎さん
(オチ工業㈱/今治支部)
7
第12回四国ブロック連携交流会を開催!
■日 時:8月17日㈬ ■会 場:徳島グランヴィリオホテル
■主 催:中小企業家同友会全国協議会 四国ブロック同友会 ■設 営:徳島県中小企業家同友会
<四国ブロックとしてのキックオフ>
8月17日(水)徳島グランヴィリオホテルにて第12回四国ブロック連携交
流会が開催されました。参加者は四国4県と中同協から55名でした。
全国の同友会は地方ごとにブロック分けされ、昨年度までは中四国ブ
ロックとなっていましたが、今年度より中国ブロックと四国ブロックに分
かれることとなり、四国ブロックとしては初めての連携交流会となりまし
た。
四国ブロックの代表として山城真一・中小企業家同友会全国協議会(中
同協)副会長(徳島同友会代表理事)が開会挨拶を務められ、鋤柄修・中同
協 会長が「四国ブロックに期待すること」をテーマに基調講演、山城副会
長が「四国ブロックでどのようなことをしたいのか」をテーマに問題提起
していただきました。
<四国ブロックが同友会運動をリードする>
鋤柄会長、山城副会長から中四国ブロックを分けた期待を報告していた
だいた上で、更に四国ブロックを分けた価値について、鋤柄会長と四国4県
代表理事によるパネルディスカッションを行いました。コーディネーター
を務めたのは鎌田哲雄・愛媛同友会専務理事です。パネルディスカッショ
ンのテーマは「リーダーが考える新たな四国連携」でした。
鎌田さんから「四国ブロックが全国の同友会運動をリードする。その気
概と姿勢がないと分けた価値がない」との発言を皮きりに4県の代表が意
見を出されていました。
■コーディネーター:鎌田哲雄 氏 愛媛県中小企業家同友会 専務理事
■パ ネ リ ス ト :鋤柄 修 氏 中小企業家同友会全国協議会 会長
川北 哲 氏 香川県中小企業家同友会 代表理事
成岡英司 氏 高知県中小企業家同友会 代表理事
平野啓三 氏 愛媛県中小企業家同友会 代表理事
山城真一 氏 徳島県中小企業家同友会 代表理事
コーディネーターとして
ディスカッションを進行する
鎌田哲雄・専務理事
パネリストとして報告する
平野啓三・代表理事
<四国の連携を強めて>
ブロックの各代表理事が共にパネルディスカッションで語り合うことが貴重であり、四国ブロックとしてどの
ように前進していくのかが話されており、充実した連携交流会であったように思います。参加者からも合同企業
説明会を四国ブロックとして連携できないか等具体的な意見も多くあがり有意義な場となっていました。鋤柄会
長からも、同友会運動をリードしていけるよう各県、ブロック
で連携して運動を進めていってほしいとありました。
懇親会も成岡英司・高知同友会代表理事の乾杯挨拶に始まり
大いに盛り上がり、各県同友会からPRの時間でも、今年で高
知同友会が30周年、徳島同友会が20周年ということもあり、連
携の意識を強めるきっかけにもなりました。愛媛同友会からは
11月30日(水)に開催する第5回経営フォーラムの宣伝もしてき
ました。
最後は川北哲・香川同友会代表理事が中締めを務められ、第
12回四国ブロック連携交流会は盛会に終わりました。
文責:伊井 達哉(愛媛同友会 事務局員)
四国ブロック連携交流会
8
役員研修会第1講・第2講
<中小企業の戦後の歴史と原動力とは ~中小企業家同友会運動の歩みから考える~>
■講 師:国吉 昌晴 氏 中小企業家同友会全国協議会 顧問
<「労使見解の精神」の真髄とは>
■講 師:田山 謙堂 氏 中小企業家同友会全国協議会 顧問
第1講講師の
国吉昌晴・中同協顧問
■日 時:7月26日㈫ ■会 場:二番町ホール
7月26日㈫、2016年度愛媛同友会役員研修会第1講及び第2講を開催。第1講では中小
企業家同友会全国協議会(中同協)顧問の国吉昌晴さんに「中小企業の戦後の歴史と原動
力とは~中小企業家同友会運動の歩みから考える~」をテーマに講演していただき、第
2講では同じく中同協顧問の田山謙堂さんに「『労使見解の精神』の真髄とは」をテーマ
に講演していただきました。
第1講の国吉さんからは「同友会運動発展のために」をテキストにしながら全日本中
小工業協議会(全中協、中小企業家同友会の前進)から中小企業家同友会の歴史をお話
いただき、現在に至るまでの同友会運動の歩みについて学びました。同友会の現在の到
達点を理解し、同友会が地域社会から期待をされていること等、これ
からも尚目指すべき方向を問題提起していただきました。
第2講講師の
田山謙堂・中同協顧問
第2講の田山さんからは発表から41年経ても尚同友会の必読書と
なっている「人を生かす経営」にある「中小企業における労使関係の
見解(労使見解)」について発表までの過程から、どういった背景があ
り、どういった意図で書かれているのか等、各項目で当時の論議の様
子を交えながら、詳しく話していただきました。
お二方のお話で共通して感じたことは、お二方とも同友会の歴史の
部分を多く話していただきましたが、固有名詞があがっていたことが
グループ討論の様子
印象的であり、同友会らしさでもあると感じました。田山さんは、労
使見解を文章として残すために多くの苦労を重ねたお仲間について、中でも論議して最初に文章をつくられた方に
ついては「私しか語ることができない。公に名前が出ない人こそ私が語らなければ」と話されており、感銘を受け
ました。歴史を紡ぐことの重要性を学ばせていただきました。
第1講・第2講と続けての学びとなりましたが、
共に歴史の重要性、背景を知ることで現在の同友
会、愛媛同友会の立ち位置を教えていただいたので
はないかと感じました。「失敗をオープンにすると
同時に失敗を教訓として、誰でもが活用できるよう
に法則化する人が“憧れの存在”です」と鎌田哲雄専
務理事もよく話しています。歴史を学ぶことが憧れ
の存在への一歩であると改めて感じることができ
ました。
文責:伊井 達哉(愛媛同友会 事務局)
研修後、集合写真を撮影しました
9
役員研修会第3講
<全国の同友会らしい黒字経営の実践事例① ~同友会らしさをつくってきた実践事例~>
■講 師:松井 清充 氏 中小企業家同友会全国協議会 専務幹事
■日 時:8月22日㈪ ■会 場:二番町ホール
2016年8月22日、二番町ホールにて愛媛同友会役員研修第3講に中小企業家同友
会全国協議会・専務幹事の松井清充さんが「全国の同友会らしい黒字経営の実践事
例」と題して講演して頂きました。
<人が生きられる環境をつくる>
はじめに「同友会らしい」を見るために、まず松井さんは反対に「同友会らしく
ない企業」=ブラック企業と規定。「ブラック企業大賞」受賞企業を事例に、年間
1万件以上の労基法違反が追及されている実態が紹介されました。翻って「同友会
第3講講師の
らしい黒字企業」とは、
「人が生きられる」ための条件をつくる、
「人を生かす」と 松井清充・中同協専務幹事
いう企業をまずつくることが経営者の責任だといいます。
千葉の㈱総合パトロールでは元生活保護受給者を採用し、求人の悩みがない事例を紹介。生活保護受給者は悩
み苦しみが根深く本音を語るには半年もかかり、社員の苦しみを聞くことのできる会社だからこそ受け入れられ
ています。「誰でも働ける環境をつくってこそ人材不足ゼロになれる。人が生きる環境をつくれなければできな
い」と、どのような人でも採用して育てられる企業になっているか?と問題提起されました。
経営者には社員の暮らしを守る視点をもつこと、これが社員教育の原点だといいます。ひとりの社員の生涯賃
金は約2億円、雇うのにも覚悟と責任が必要。社員を雇用して地域に人を残し、人が生きられる地域を創る使命
を企業は持っていると語りました。
<同友会型企業が地域を担う>
講演の後半は、価格競争に巻き込まれない同友会の自立的企業の事例を紹介され、まず地域のすべての企業を
黒字化してほしいと激励とエールが贈られました。高知の㈱四万十ドラマの四万十川ブランドで流域の素材を生
かした商品など数多くの事例が紹介され、愛媛の日本一のものにも、付加価値の創造が必要だと感じました。
また、今の日本は出生率が下がっているように、
共に生きられない社会になっています。岡山旭東
病院では看護師で平均1.99人と労働環境の整備で
少子化を防いでおり、同友会での経営目標に社員
の子どもの数2.1人以上という提起もありました。
福島の㈱キクチでは東日本大震災時にスーパー
のお店を開けただけで感謝された事例から「地域
では中小企業はインフラ」であると語られ、地域崩
壊を食い止められるのは地域の中小企業であり、
地域も良くしないと自社も良くならない時代認識
が必要だと感じました。
文責:安丸 雄介(愛媛同友会 事務局)
第3回役員研修会の様子
10
第14期同友会大学が開講!
9月2日㈮に第14期同友会大学が開講しました。今
期の受講者は17社、37名です。
開講当日はガイダンスから始まり、講師は鎌田哲雄
さん(愛媛同友会 専務理事)が務めました。「同友
会大学で何を、何のために学ぶのか?」をテーマに講
演していただきました。
9月12日㈪に第1講も行われ、田中正志さん(ギ
ノーみそ株式会社 代表取締役/愛媛同友会 代表
理事)が「明日の売り上げをどうつくるか?企業の収
益構造を学ぶ」をテーマに講演していただきました。
第2講は伊藤俊一郎さん(イトマン株式会社 代表
取締役/愛媛同友会 副代表理事)、第3講は北野賢
三さん(一般社団法人いきる 代表理事/愛媛同友会
会員)、第4講は
平野啓三さん(株
式会社平野 代表
取締役/愛媛同友
会 代表理事)、第
5講は杉本太一さ
ん(特別養護老人
第14期同友会大学開講
ホーム梅本の里 統括施設長/愛媛同友会 代表理事)、最終第6講を米
田順哉さん(NPO法人家族支
援フォーラム 理事長/愛
媛同友会 副専務理事)、以
上の皆さんが講師を務めて
くださいます。
同友会大学では「より真剣
開講挨拶をする
に、共に学び、共に育つ」を 今村暢秀・求人教育委員長
校訓にしており、
(1)経営の
体系が分かる(2)経営がわ
かる経営者・経営幹部の育成
(3)経営理念を社内に広げ
る人材の育成(4)リーダー
の育成を目的としています。
講義を聴くだけではなく、グ
ループ討論や事前課題、レ
ガイダンス講師の
ポートに取り組み、自分や自
鎌田哲雄・専務理事
社に落とし込み、どのように
実践するのか、経営者や幹部社員が学び・育つ社員共
育の場となっています。
障がい者委員会からの報告
障がい者の職場体験受け入れについてのアンケー
トにご協力いただきありがとうございます。
今回のアンケートは同友会企業の障がい者に対す
る意識の調査と、職場体験受け入れの状況ならびに考
えについて調査させていただきました。
同友会企業に対してのアンケートであるためもあ
り、職場体験受け入れに関しては9割の企業が必要だ
と感じている結果となりました。
しかしながら実際の受け入れが可能な企業につい
ては3割程度にとどまっている結果となりました。
委員会といたしましては「条件が揃えば可能」と回
答した約3割の企業についても受け入れ可能と思っ
てもらえるため、本年度中に学校の先生側をお迎えし
て勉強会を開催したいと考えています。
どのような仕事ならやってもらえるか、ハードルと
思っていることについてどのようにクリアしていく
か一緒に勉強していけたらと思います。
寄稿:川﨑 一輝さん(愛媛故繊維再生㈱/東温支部)
豆のことなら
何でも
ご相談下さい
3
株式
会社
志賀商店
愛媛県西条市今在家 921 番地
TEL: 0898-64-1333
HP: h ttp: //s h i ga -ma me. co . jp
11
赤 石 義博さんを偲んで
秋 川 保 親
氏 秋川会計事務所㈱取締役
愛媛同友会 経営相談室長
同友会の会長を務められた赤石義博さんが亡くな
ら れ ま し た。 赤 石 さ ん は 多 く の 著 書 を 残 さ れ 同 友 会
運 動 を 理 論 的 に も 支 え ら れ た 方 で す。 赤 石 さ ん は 著
書 の 中 で「 同 友 会 運 動 は 前 人 未 踏 の 歴 史、 人 類 が 数
百年にわたって求めてきた夢を本当に実現しようと
し て い る の で す。 そ こ に は 卒 業 は な い の だ。 と に か
く 死 ぬ ま で 学 び 続 け、 死 ぬ ま で 考 え 続 け、 死 ぬ ま で
行 動 し 続 け て も、 そ の 実 現 は 数 百 年 か か る か も し れ
な い。 総 て の 人 々 が「 生 き る 」「 暮 ら し を 守 る 」「 人
間 ら し く 生 き る。 そ の よ う な 社 会 を 造 る の が 同 友 会
の 目 標 で す 」 と 言 わ れ て い ま す。 私 は 今、 赤 石 さ ん
の 著 書 を 改 め て 読 み な お し て い ま す が、 赤 石 さ ん は
「 負 け 犬 の 遠 吠 え は 誰 も 聞 い て く れ な い。 経 営 者 は
し っ か り と 経 営 を や っ て、 そ こ で 社 員 が 人 間 ら し く
力をつけ、育って行くことが社長の責任だ。」とも言
われ私たち経営者に「生き様」を教えて来られました。
人 は 時 代 の 子 で す。 生 ま れ る 時 代 も、 生 ま れ る 国 も
選 ぶ こ と は で き ま せ ん。 し か し、 そ の 時 代 を 少 し で
も 良 く す る た め に 自 分 の 持 ち 場 で 努 力 す る か、 そ れ
と も「 今 だ け、 金 だ け、 自 分 だ け 」 の 利 己 心 で 人 生
を 送 る か を 厳 し く 問 い か け ら れ て い ま す。 同 友 会 会
員の皆様が赤石さんの著書をもう一度読まれるよう
お勧めいたします。
第5回経営フォーラム 11月30日㈬に開催!!
企業の永続は「人を生かす経営」にあり
!
~地域からあてにされる“憧れの中小企業家”になる!!~
◆会 場:松山全日空ホテル
◆日 時:11月30日㈬ 13時~20時
◆登録料:10,000円
(記念講演・分科会・懇親パーティー)
愛媛同友会で2大イベントといえば、定時総会と経
営フォーラム。定時総会は同友会運動の総括の場であ
り、経営フォーラムは企業経営の総括の場です!
記念講演には中村高明氏(株式会社紀之国屋 代表
取締役会長/中小企業家同友会全国協議会 副会長)
をお呼びし、分科会は「経営指針」「求人社員教育」
「障がい者」
「中小企業振興基本条例」の4つのテーマ
に分かれ学び合います!
全愛媛で取り組み、“憧れの中小企業家”になるため
にも共に学び合いましょう!!
参加申し込みお待ちしています!!
参加申し込み募集中!
有限会社イープレスプロモーション
TEL 089-957-0036 FAX 089-957-0021
全てのお部屋、引越費用0円システム好評中 !!
▶情報通信機器、OA 機器、ネットワークシステム商品の
販売・施行・保守
▶コスト削減のご提案
通信コスト診断及び削減提案
電力使用料コスト削減提案
配管設備復旧コストの削減提案
株式会社イープロ
TEL 089-957-0088 FAX 089-957-0021
▶各種キャンペーン・イベントの企画・運営
▶各種研修の開催
▶法人向け及びコンシューマー向けの携帯電話の販売
株式会社ディースピリット
TEL 089-948-4100 FAX 089-948-4101
▶セキュリティーシステムの構築
▶ネットワークインフラ環境の構築
▶WEB デザイン・WEB 制作・リニューアル
▶各種システム開発・構築・運営
北 店/松山市本町5丁目7−7 TEL:089−911−0329 ㈹
南 店/松山市和泉北2丁目3−22 TEL:089−947−2050 ㈹
市 駅 前 店/松山市湊町5丁目5−5 TEL:089−998−2555 ㈹
松山国道 11 号店/愛媛県松山市中村 2 丁目 39−2 TEL:0120−366−329 愛大・松大前店/愛媛県松山市平和通 2 丁目 5−81F TEL:0120−006−329
松山国道 11 号店/愛媛県松山市中村 2 丁目 39−2
TEL:0120−366−329
FAX:089−948−8700
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同友会で俳友会
今 月 の 兼 題 は「 流 れ 星 」 で す。 流 れ 星 は 宇 宙 の 塵 が 大 気 中 に 入
り 込 み 摩 擦 に よ り 発 光 す る も の で す。 秋 に 良 く 見 ら れ る こ と か ら
秋 の 季 語 と な っ て い ま す。 流 れ 星 が 消 え な い う ち に 願 い ご と を す
るとそれが叶うという言い伝えがあります。
お便り付き俳句紹介
三十年流れ星みてひとりごと
鎌田 哲雄さん(愛媛県中小企業家同友会)
掲句に作者よりコメントを頂いております
「筆者が関西から松山に来て 年経って1人で何もない所から自
分の仕事が形になった思いをつづっています。
」
流れ星を見ながら、感慨深げにひとりごとを呟く作者が眼に浮
かびます。そのひとりごとはどんな内容なのか、読み手に想像さ
せてくれます。
最優秀賞
ながれぼしあまねくかなうひとのゆめ
鎌田 哲雄さん(愛媛県中小企業家同友会)
季語を含めすべての表記を平仮名にすることで、とても優しい
印象の俳句になりました。作者の夢のみならず、全ての人々の夢
が叶うことを願う優しさを感じます。経営者の夢、社員さんの夢、
家 族 の 夢、 夫 々 の 夢 の 実 現 を 願 う、 同 友 会 活 動 を 表 し て い る 俳 句
ととらえることもできます。
優秀賞
漆黒を真っ二つに切る流れ星
三十年間、流れ星を研究している人の俳句のようにも読めます。
十二月号
兼題 「年忘れ」「忘年会」
締め切り 十月三十一日
一月号
兼 題 「 お 年 玉 」 締め切り 十一月三十日
二月号
兼題 「猫の恋」「恋猫」「うかれ猫」「春の猫」
締め切り 十二月三十一日
本田 美紀さん (有限会社オルソ本田/松山支部第3地区会)
この俳句から、縦に鋭く流れる流れ星を想像しました。明るく
光る流れ星と漆黒との明暗、「真っ二つ」という表現から流れ星
の ス ピ ー ド 感 が 伝 わ っ て き ま す。 中 八 に な っ て し ま っ て い る こ と
で、そのスピード感が多少ゆるくなってしまいます。上五の字余
りは許容されますので、語順を入れ替えて
皆さんの投句
お待ちしています
真っ二つに漆黒を切る流れ星
とすると、流れ星の勢いが更に増した印象になります。
代表取締役 篠 原 治 行
〒791-1102 愛媛県松山市来住町1433番地
Tel:
(089)958-0150 FAX:
(089)958-0152
30
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新入会員ご紹介 (7名)
(8月24日~9月15日)
須﨑 明良(すさき あきら)
新田 博祥(にった ひろよし)
1983年5月22日生まれ 松山支部第1地区会
㈱石材振興会 営業部長 石材の設計施工・販売
〒790-0925 松山市鷹子町372-1
TEL(089)978-2274 FAX(089)976-2292
紹介者/㈱エスディー企画設計 篠原 治行
1971年6月20日生まれ 松山支部第1地区会
㈲漬新 取締役 漬物類の製造及び販売
〒799-3103 伊予市上野2626-1
TEL(089)983-0071 FAX(089)983-3586
紹介者/NPO法人 家族支援フォーラム
米田 順哉
泉原 慎介(いずはら しんすけ)
土路生 剛(とろぶ たけし)
1985年7月5日生まれ 松山支部第1地区会
㈲マルイ 営業部長
冷凍食品の製造、水産原料販売
〒791-3141 伊予郡松前町恵久美715-1
TEL(089)989-6250 FAX(089)989-6251
紹介者/㈲モンド 中道 昇
1971年7月4日生まれ 伊予松前支部
トロブ工業 代表 機械部品製造
〒799-2651 松山市堀江町甲194-2
TEL(089)978-6835 FAX(089)978-6835
紹介者/㈱世起 今村 暢秀
高本 英昭(たかもと ひであき)
山内 安良(やまうち やすら)
1956年10月10日生まれ 伊予松前支部
社会福祉法人 中山梅寿会
高齢者,障害者福祉サービス
〒791-3206 伊予市中山町中山寅381
TEL(089)967-1605 FAX(089)967-0940
紹介者/㈲ユアーズ・ケア 弓立 公司
1962年3月4日生まれ 松山支部第2地区会
㈱YASURA 代表取締役 居宅介護支援
〒799-3741 宇和島市吉田町白浦211-1
TEL(0895)52-3651 FAX(0895)52-3651
紹介者/NPO法人 家族支援フォーラム
米田 順哉
上田 修(うえだ おさむ)
1965年8月20日生まれ 伊予松前支部
㈲上田電子開発 代表取締役
システム設計、ソフトウェア開発
〒790-0066 松山市宮田町108-9 梶田ビル3階
TEL(089)961-1387 FAX(089)961-1386
紹介者/㈱世起 今村 暢秀
会員情報大募集 !!
14
2016年度 愛媛同友会 第5回理事会 議事録
【日時】2016年8月25日㈭18時30分~20時 【会場】アイテムえひめ会議室 【出席者】理事:19名、事務局員2名
【委任状提出】21通 【議長】川﨑一輝 【議事録作成者】伊井達哉
開会挨拶:田中正志
今、愛媛同友会は活発に動いています。先週は全6回ある役員研修会の第
3講で中同協から松井清充・専務幹事に来ていただきました。会員増強に向
けての決起集会も行い、来月からは同友会大学も始まります。同友会は学び
の場です。理事会もより学べるようにしていきましょう。
また会員の株式会社マルブンの眞鍋明さんの奥さんが亡くなりました。同
友会の皆さんも多く通夜・葬儀を出られており、先日お会いした時に同友会
の皆さんにお礼をと言われていますので変わってお礼申し上げます。本日も
よろしくお願い致します。
協議事項
1.学べる、そして増強に役に立つ例会をどのように良くしていくのかの協
議を行いました。
現状の例会の参加の推移や支部会員数の推移を確認し、協議の前に三
好大助・松山支部長が問題提起を行いました。その後グループ討論を行い、
グループ発表を行いました。
<問題提起:三好大助・松山支部 支部長・第1地区会長>
支部・地区会の例会参加数や会員数にはっきりとした成果は現時点で
出せていませんが、松山支部・松山支部第1地区会の取り組みと現状に
ついて話します。
現在、自社は儲かっていますとは言えない状況にあります。同友会で
言うと会員増強が進んでいない状態です。しかし県外・県内の同友会会
員が自社に見学に訪れることが多くあります。それは社員が元気でやる
気に溢れ、会社が活性化しているからです。同友会も会勢が伸び悩んで
いても現会員が元気になることで活性化するのではないでしょうか。
自社は幹部の活性化に注力しています。飲み会等を含め、幹部社員に
対して徹底的に時間・お金をかけてきました。幹部社員が部下を見てい
ますが、部下は幹部社員を見ています。幹部社員の活性化が自社の活性
化となっています。
同友会で言えば幹部社員とは各支部・地区会の幹事会ではないでしょ
うか。幹事会の活性化が同友会の活性化に繋がると考えます。支部長の
私がいる松山支部第1地区会では今年度幹事の数を倍増しようとしてい
ます。幹事会内では学びの時間を作り、終了後にも懇親会を毎回行い、
幹事同士の交流を深められるようにしています。その中で会員同士の企
業訪問が進むなど結果も出ています。
支部長としては第2地区会・第3地区会にも伝えていき、支部全体が
活性化すること、
「ここで学びたい」と思える人を多く作ることが増強に
つながると考えています。
<グループ討論発表>
○矢野宏道理事:問題提起にもあったように、まずは幹事会の活性化が最
重要であるという話になりました。その上でどのように例会の質を上げ
ていくかという話になりました。例えば、各支部でテーマが被らないよ
うに調整する。学びたい例会があれば他支部にも参加するようにしてい
くこと。そして年間計画を早めに作成すると良いのではないか。また、
松山支部に関しては各地区会で担当が分かれ、担当の例会は3ヶ月に1
回となっているため、自覚が薄いことがある。担当でない例会ではゲス
トへの声掛けに注力する等の決まりを作れば良いのではないかという話
になりました。増強に関しては、空白地で出張例会を行う等を行うとい
う案もありました。
○中周作理事:松山支部の参加率が他支部と比べて参加率が低いことは問
題だという話になり、担当例会が3ヶ月に1回ということもあって関わ
りが薄くなってしまっていることが理由の一つとしてあげられるのでは
ないか。そしてテーマが会員のニーズと合っているのか、行きたいと思
えるタイトルになっているのか等考える必要があるのではないでしょう
か。関わり合いの強化のためにも名簿があったほうが良いのではないか
と思います。会社の電話番号はわかりますが、携帯電話の番号を事務局
が把握し、提供してもらえると連絡も取りやすくなるのではと思います。
また、毎年のようにこのような協議がされるが決めるのが遅いのではな
いか。例会の内容や人事、方針について等をもっと早くした方が良いと
いう話になりました。協議しても変わらないことは大きな問題となりま
すので決めて変えていくことが必要だと思います。
○武田正輝理事:一番は幹事会の活性化が重要である。幹事がやる気を出
して会員を引っ張っていくようにしていけたら良いのではないでしょう
か。幹事会も毎月時間をつくって集まっていますので学べる・本音が語
れる幹事会にしていくことが重要だと考えます。何のために学ぶのか、
同友会で何を学ぶのか、社会性・人間性・科学性とあります。同友会で
学んで何が残るのか、同友会ならではの学びとは何なのかを考え、例会
のテーマにも気を使うことが必要ではないでしょうか。せっかく例会で
毎回アンケートも回収していますのでアンケートを確認して、意見を参
考にしていくことも必要かと思います。
今回の議論を各支部で持ち帰り各例会の強化につなげていくこととな
りました。
承認事項
1.前回第4回理事会から第5回理事会までの会員数の推移及び入会・退会
の承認をしました。
2.松山イクボス合同宣言の実施について米田順哉・副専務理事から説明が
あり、承認をしました。
報告事項
1.正副代表理事会議、各本部、各支部、各委員会各担当者からこの間の活
動報告がありました。
○求人教育委員会から同友会大学の現状報告と案内がありました。
○障がい者委員会から前回委員会で特別支援学校の先生をお呼びし、話
し合いを行うことができた報告と、次回委員会では、えひめ障がい者
就業・生活支援センターの企業開拓員の方をお呼びする予定との報告
がありました。
○女性委員会から9月20日㈫に平田美穂・中同協事務局長をお呼びし学
習会を開催することの呼びかけと報告がありました。
○広報情報化委員会から会報誌で掲載中の同友会で俳友会への投句、ま
た会員情報提供のお願いがありました。
2.中小企業振興基本条例の活動について藤岡貞雄・中小企業憲章条例委員
長から報告がありました。
○東温市中小零細企業振興基本円卓会議等での議論を更に活性化させ企
業や地域主体のまちづくりを進めようとできたとうおんまちづくり工
房が企画している東温イタリアン&フレンチサーキットの報告と案内
がありました。
3.全国・他団体行事の報告が伊井達哉・事務局員からありました。
4.第5回経営フォーラム実行委員会の報告が杉本太一・代表理事からあり
ました。
⑴実行委員長:今村暢秀理事
⑵実施要領(日時・会場・参加費)
日時:2016年11月30日㈬ 会場:松山全日空ホテル 参加費:1万円
⑶決意表明
参加して頂いた皆さんに来て良かったと言ってもらえる経営フォーラム
にしていきたいと思います。そのためには皆さんのご協力が不可欠です。
ご協力よろしくお願い致します。
5.経営労働委員長人事についての報告が米田順哉・副専務理事からありま
した。
現在空席となっている経営労働委員長ですが、8月9日(火)に伊藤俊
一郎・副代表理事(企業づくり本部長)と松澤大輔・経営労働副委員長、
水代健・経営労働副委員長、塩崎智生・経営労働委員と協議し、結果、イ
レギュラーではありますが、米田順哉・副専務理事が兼務するということ
になりました。
閉会挨拶:杉本太一
8月19日㈮私の経営する施設で夏祭りを開催し、多くの方にご協力・ご参
加いただきました。誠にありがとうございます。紹介してすぐにレスポンス
があり、会員間の連携を図ることもできました。会社はもちろん同友会も地
域もより盛り上げていきましょう。
理事会は決定機関です。決めるべきことを決め、実行していきましょう。
今回はグループ討論・発表で皆さんの本音・想いが聞けて良い場だったと思
います。議論を重ね、変革していきましょう。
究極の挑戦者
麺 屋 十 銭
昔ながらの尾道中華そば
〒790 0004 愛媛県松山市大街道2丁目3 15
携 帯 080 5669 0865
うまいもん
居酒屋
ぶらぶらある記
089-933-6716
cafe &DinigBar
haco 朝生田店
居酒屋ダイニング
おだいどこ
089-913-6050
089-935-8558
おとぎ話
うまいもんおとぎばなし
花咲か爺屋
089-968-6836
いっせいグループ
http://issei-g.jp
釜飯と串焼
とりでん三番町店
089-915-1194
有限会社矢野商事(矢野質店)
住所:松山市花園町2番地3 電話:089ー941ー4044
弁護士法人
居酒屋
銀の鶏
089-927-1778
釜飯と串焼
とりでんのうめん店
089-968-1753
「食」 を通じて笑顔の輪を広げます。
レストラン
愛彩館
089-955-2008
名物炭火炙り焼き
浪花屋 鳥造
089-993-6188
お酒の販売店
媛の蔵
089-947-6817
たいよう
四国の躍進は地域企業と法律家の連携で
愛媛県弁護士会所属 代表弁護士/吉村紀行
愛媛県 松山事務所
愛媛県 大洲事務所
☎ 089−907−5601
☎ 0893−59−0353
平野薬局グループ
〒794-0028 今治市北宝来町2丁目2-22
TEL (0898) 32 - 0255
FAX (0898) 32 - 0350
089 913 6050
別注・取付家具
リフォーム・インテリア家具
〒791ー1113 愛媛県松山市森松町135番地1
TEL(089)976ー2679 FAX(089)976ー 6493
E-mail:[email protected]
URL:http://abe-mokkou.jp
家庭用からプロ仕様まで/消防・防災の専門商社
JXエネルギー株式会社特約店
本部/松山市朝生田町 3‐1‐12
℡(089)931-5201
http://www.coopehime.or.jp
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