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アメリカ合衆国 アーカンソー州・ホットスプリングス市

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アメリカ合衆国 アーカンソー州・ホットスプリングス市
平成24年度青少年海外派遣研修事業
(ホットスプリングス市派遣)
公益財団法人
花巻国際交流協会
花巻市・花巻市教育委員会
目
1.旅程表
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.派遣生徒等名簿
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4
3.研修報告書
【派遣生徒】
花巻市立南城中学校
2年
菅原
渉隆
花巻市立湯本中学校
2年
荒木田
花巻市立湯本中学校
2年
大石
桃香
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
花巻市立宮野目中学校
2年
大江
郁弥
・・・・・・・・・・・・・・・・・11
花巻市立石鳥谷中学校
2年
近藤
望美
・・・・・・・・・・・・・・・・・13
花巻市立東和中学校
2年
及川
由紀
・・・・・・・・・・・・・・・・・15
花巻市立南城中学校
教諭
鈴木
俊文
・・・・・・・・・・・・・・・・・17
雪乃
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
【引率教諭】
-1-
旅
程
行
先:アメリカ合衆国アーカンソー州ホットスプリングス市
日
程:平成24年10月29日(月)~11月6日(火)
日次
日付
現地時間
1
10/29
12:50
(月)
13:22
16:24
場
所
新花巻駅
集合
やまびこ 58 号で東京駅へ
到着後、成田エクスプレスへ乗換
成田エクスプレス 43 号にて成田空港へ
到着後シャトルバスにてホテルへ
(ホテル泊)
東京駅
17:57
10/30
(火)
11:00
11:30
15:25
9日間
スケジュール
17:03
2
表
ホテル
成田空港
シャトルバスで成田空港へ
到着後、出国手続
デルタ航空 DL296 でアトランタ空港へ
日付変更線通過
14:30
19:20
19:51
3
10/31
(水)
アトランタ空港
リトルロック空港
9:00
~
16:00
リトルロック市内
18:00
ホストファミリー
到着後、入国手続をし、国内線に乗換
DL1413 でリトルロックへ
到着後、ホテルへ(ホテル泊)
リトルロック市内観光
バスでリトルロックからホットスプリングス
へ
ホストファミリーと会う
ホストファミリーと過ごす
(ホームステイ)
-2-
4
11/1
8:00
(木)
~
14:00
15:00
16:00
体験通学
各ホストスクール
ホストスチューデントと帰宅
ホストファミリーと過ごす
ホストファミリー
(ホームステイ)
5
11/2
(金)
8:00
~
14:00
15:00
16:00
各ホストスクール
体験通学
ホストファミリー
ホストスチューデントと帰宅
ホストファミリーと過ごす
(ホームステイ)
6
11/3
(土)
8:00
~
14:00
15:00
16:00
各ホストスクール
体験通学
ホストファミリー
ホストスチューデントと帰宅
ホストファミリーと過ごす
(ホームステイ)
7
11/4
(日)
午前
19:00
夜
ホストファミリー
ホストファミリーデイ
バスでリトルロックへ
市内にて夕食
ホテル着
(ホテル泊)
8
11/5
(月)
5:00
5:15
7:00
9:35
11:45
ホテル
リトルロック空港
ロビー集合後、空港へ
到着後、搭乗手続
アトランタ空港
DL1614 でアトランタへ
到着後、出国手続
DL295 で成田空港へ
(機内泊)
9
11/6
(火)
16:10
17:44
18:48
19:28
22:11
成田空港
成田空港駅
東京駅
到着後、入国手続
成田エクスプレス 42 号で東京駅へ
到着後、乗換
はやて 111 号で新花巻駅へ
到着後、解散
新花巻駅
-3-
派遣生徒名簿
青少年海外派遣研修
学校名等
氏名
花巻市立南城中学校
2年
花巻市立湯本中学校
2年
花巻市立湯本中学校
2年
花巻市立宮野目中学校
2年
花巻市立石鳥谷中学校
2年
花巻市立東和中学校
2年
花巻市立南城中学校
教諭
すがわら
菅原
あら き
だ
荒木田
性別
わた る
渉隆
ゆき の
雪乃
おおいし
もも か
おお え
いく み
こんどう
のぞ み
大石
桃香
男
女
女
派遣生徒
引率教諭
大江
近藤
おいかわ
郁弥
望美
ゆ
き
及川
由紀
すず き
としふみ
鈴木
俊文
女
女
女
男
↓ハロウィン:かぼちゃのランプ作り
↑ホットスプリングス市の風景
-4-
研 修 報 告 書
花巻市立南城中学校 2年
菅原 渉隆
1.研修課題
・アメリカの英語を肌で感じ、アメリカと日本の学校生活の違いや生活習慣、食文化の違いなどを学
ぶ。
2.課題設定理由
・アメリカの英語を肌で感じることで、自分の英語の世界を広げ、将来に生かしたいと思った。また、学
校生活や生活習慣、食文化の違いに興味があり、知りたいと思ったから。
3.研修報告
(1)学校生活の違いについて
アメリカの学校と日本の学校の生活環境は大きく違いました。授業は、日本では黒板で行っています
が、アメリカではプロジェクターやホワイトボードを中心に授業を行っていました。また、授業中にお菓
子などを食べる生徒もおり、一人一人が自由に授業に参加していました。
休憩時間や放課後は、昼休みの時間は昼食をとる程度の時間で、すぐに午後の授業が始まりました。
放課後は、3時には学校に施錠されました。そのあとは、特に部活動は無く、自由な時間を過ごしてい
ました。
(2)生活習慣の違いについて
ホットスプリングス市と花巻市には、様々な違い、共通点がありました。花巻市(日本)では、施設に
行って温泉を楽しむものですが、ホットスプリングス市(アメリカ)では、ダウンタウンの至る所に温泉の源
泉を汲めるところだけで、日本の温泉みたいなものは見当たりませんでした。しかし、ホットスプリングス
市も、花巻市も温泉が人々の身近になっていることには、変わりがないと思いました。また、花巻市は、
四季があり、自然豊かなところです。ホットスプリングス市も、同じく四季があり、自然豊かで、アメリカら
しい建物が立ち並ぶ美しい景観のあるところだったので、とても過ごしやすかったです。
(3)食文化の違いについて
アメリカと日本の食文化は、かなり違うなと思いました。日本の味付けは、日本人好みのやさしい味
付けです。しかし、アメリカの味付けは、甘いものが特に多く、味がまとまっていないよくわからない食
べ物も多くあり、僕は、アメリカの食べ物より日本の食べ物のほうがいいなと改めて感じました。また、日
本のファミレスなどで出てくる飲み物のサイズと、アメリカのファミレスなどで出てくる飲み物のサイズの
違いにびっくりしました。アメリカの方がはるかに大きかったです。
-5-
(4)ホームステイ先で
ホストファミリーの皆さんは、僕にやさしく接してくれました。特に、ホストスチューデントのジャコブに
は、たくさんお世話になり、たくさんの思い出があります。ショッピングに行ったり、ボーリングに行ったり、
一緒に授業を受けたりと、どれも楽しかったものばかりです。その中でも、高校のアメフトの試合を観戦
したことが一番印象に残り、心に残っています。ホームステイでの思い出は、一生忘れられない宝物で
す。
4.感想
今回僕は、花巻市の代表の一人として、ホットスプリングス市に行き、たくさんのことを学び、たくさん
の思い出をつくることができました。様々な施設見学では、自分の目で見て、耳で聞き、学ぶことがで
きました。特に、ビル・クリントン記念博物館では、ビル・クリントン氏のコレクションなどを目で見て、クリ
ントン政治の歴史を耳で聞いて学んできました。また、研修報告で述べたように、学校生活や生活習
慣、食文化の違いを学ぶことができました。この研修で学んだことを、社会生活で外国人とのコミュニケ
ーションや自分自身の英語力向上に生かしていきたいと考えます。
そして、今回の研修のプレゼンテーションの「雨ニモマケズ」の朗読をし、震災後の花巻市が安全で
あることを、伝えることができました。ホットスプリングス市の方々は、真剣にプレゼンテーションを聞い
てくれました。とても、うれしかったです。
最後になりましたが、この研修でのかけがいのない体験、思い出を胸に刻み、生活していきます。
5.その他報告したいこと・写真等
← これは、高校のアメリカンフットボールの試合の
様子です。
とても白熱した試合でした。
これは、アーカンソー州の州議事堂です。→
日本の国会議事堂のようでした。
-6-
花巻市立湯本中学校 2年
荒木田 雪乃
1.研修課題
・異国の地で沢山の事を学び、それぞれの良さを理解し自分の視野を広げる。
2.研修課題設定理由
・アメリカ合衆国は、世界の中でも政治、経済、文化等の中心地なので、学ぶべき点が多いと思ったか
ら。また花巻市と環境が似ているホットスプリングス市で、その町だからこそ学べることもあると思ったか
ら。
3.研修報告
(1)生活習慣の違い
私が予想していた通り、生活習慣の違いは多くありました。
私のホストファミリーの家では部屋のドアは基本的に開け放しておいたり、家の中と外で同じ靴を履
いて生活したりしていて、日本での自分の暮らしとは違う点がいくつもあり、驚きました。
また、家族皆でゲームをするなどという、家族との時間を大切にするアメリカならではの習慣も多く見
られました。
(2)学校の様子から見えたこと
始めは、授業中でも平気で立ち歩いたり、音楽を聴いたりという自由さに驚き、何だか違和感を覚え
ました。しかし生徒が主体となって作り上げる授業や、誰もが好きなことをして生き生きとしている休み
時間の様子を見ているうち、一人一人の個性を伸ばし、自分の事に対する責任感と自立心を養うとい
う目的があることを理解できました。
(3)言葉の壁を越えて
私がホームステイをした際には、本当に沢山の人にお世話になりました。一番に、ホストファミリーの
皆さんです。デイビス家の皆さんはとても心優しく、英語力も十分でなく初めての土地で不安がる私の
事を、温かく迎え入れてくれました。滞在中も、私のために色々な体験をさせてくれて、良い思い出を
作ることが出来ました。他にも、ホストスチューデントであるクロエが通うジェシービルスクールで生徒に
気さくに話しかけてもらったり、お土産を買いに立ち寄ったお店の店員さんに「何処から来たの?」「ホ
ットスプリングスはどう?」等と声を掛けてもらったりしました。知らない人に対しても、日本よりとてもフレ
ンドリーな雰囲気だと感じました。しかし、だからといってアメリカの人の方が日本人よりも良い、という訳
ではありません。日本人には、日本人らしいきめ細やかな心遣い、相手を思いやる心があります。
-7-
私は今回初めて、普段暮らしている日本を離れて異国の地で生活してみたことで、他国の良さは勿
論、自分の住む日本という国の素晴らしさも、改めて感じることが出来ました。
4.感想
私は今回の研修で様々な思い出ができ、本当に沢山の事を学びました。その中で強く感じたのは、
心の繋がりは、言葉の壁を越えるということです。アメリカで生活する中では、勿論相手の言っているこ
とが理解できなかったり、自分の言いたいことを上手く伝えられなかったりすることもありました。しかし、
そんなときでも私の周りの人達は、私のつたない英語を懸命に分かろうとしてくれました。身振り手振り
で、私に伝えようとしてくれました。言葉の壁は、案外自分自身が作ってしまっていただけの物だった
のかもしれません。
また、私は滞在の中で、自分の目標であった「それぞれの良さ」を、しっかりと見つけることが出来まし
た。他国と、そこに暮らす人々の良さを理解したうえで、自分の中に知らず知らずのうちに根付いてい
た「日本人らしさ」を、そして日本という国を大切にしていこうと思えたことが、私の研修の中での一番の
成果だったのではと思っています。
最後に、自分自身が成長し、思い出に残るような素晴らしい研修の為に協力して下さった全ての方
に感謝いたします。
本当に、ありがとうございました。
5.写真
ホストファミリーの皆さんと
派遣生徒の皆・引率の先生方と
-8-
花巻市立湯本中学校 2年
大石 桃香
1.研修課題
・日本とアメリカの衣・食・住の違いを学ぶ。
2.設定理由
・日本とアメリカでは、暮らし方や食べ物などが違うと思うので、どのような違いがあるのか知りたかったか
ら。
3.研修報告
(1)ホームステイについて
ホームステイ先では、家の外にプールやトランポリン、ブランコなどがあり、日本ではそのような家を見
たことがなかったので、驚きました。また、部屋のベッドは日本のベッドの2倍ほどの高さがあり、びっく
りしました。家族は、お父さん、お母さん、ベッカーの3人と、ネコが2匹、イヌが2匹いました。平日はwii
をして遊んだり、休日は、お母さんとベッカーがショッピングモールや、ゴルフ、ホットスプリングスの街
に連れて行ってくれました。
(2)学校での生活
私は、ホストスチューデントが通っているホットスプリングス高校と、カッターモーニングスター高校、ホ
ットスプリングス市内の小・中学校を訪問しました。そこの生徒は、全員が私服で、授業中は大変リラッ
クスして受けているように見えました。私が授業を見学した時は、授業中にポップコーンと水を配られて、
食べながら授業を受けていました。
また、廊下ですれ違うとほとんどの人が「Hi!」や、「Hello!」、「こんにちは」など声をかけてくれて、アメ
リカの人達は日本人と違ってとてもフレンドリーでした。私は、手作りの名刺を仲良くなった子にあげる
ことができました。
中学校では、1人1人にi padが配られており、翻訳機能を使うことでたくさん会話をして仲良くなるこ
とができました。
(3)食べ物について
アメリカのお菓子やケーキは全て甘くて食べるのが少し大変でした。ケーキは見た目がカラフルでフ
ルーツなどがのっていなくて、日本のケーキと全く違いました。ピザ屋さんに行った時は、ピザの大きさ、
具の量が日本のピザの2倍ほどあってとても驚きました。ホームステイ先の家では、ご飯の量を考えて
出してくれたり、食べれるものだけ取って食べるというバイキングのようにして出してくれたりしてもらいま
した。
-9-
4.感想
初めてアメリカへ行ってホームステイをしてみて、始めはとても不安だったけれど、行ってみるとアメリ
カの人達はみんなフレンドリーで話しやすく、簡単な英語を使ってくれたりなど、とても親切で温かい人
達ばかりでした。また、課題だった衣・食・住の違いをたくさん見つけることができました。
「衣」の違いは、アメリカの人達は日本人と比べ、11月でもTシャツ1枚で過ごしており、薄着だったこ
とです。また、色や柄が派手な洋服を着ている人が多かったです。
「食」の違いは、量や大きさでした。特に飲み物は日本の2倍以上の大きさのものが出てくるので飲む
のに一苦労しました。私は、ホームステイ先の家でそばを作ったのですがお父さんはそばが苦手だっ
たみたいで、日本人とは味の好みが違うことがわかりました。
「住」の違いは、お風呂は2日に1回シャワーを浴びるだけというのが日本とは違うと思いました。
この研修を通して、アメリカの事についてたくさん興味を持つことができました。今後はさらに、様々な
国と日本の違いを見つけていきたいです。
5.その他報告したいこと・写真等
ホームステイ先の朝食です。
仲良くなったアメリカの中学生です。
ホットスプリングス高校の授業の様子です。
ホームステイ先の私の部屋です。
ベッドがとても高かったです。
- 10 -
花巻市立宮野目中学校 2年
大江 郁弥
1.研修課題
・日本とアメリカの日常生活の違い
2.課題設定理由
・日常生活の違いを見つけ、それぞれのよさをわかることで、どちらの国についても詳しくなれるし、もっと
好きになれると思ったから。
3.研修報告
(1)ホームステイ
ホームステイでは、生活の違いに驚くことが多々ありました。なかでも、靴と食事については、驚くこと
ばかりでした。
わたしのホストファミリーは、家の敷地で馬 6 頭、犬 1 頭を飼っていました。もちろん糞もそこにあるわ
けですが、ホストスチューデントのペイジは糞を踏んだ靴で家中を歩くし、入浴後は裸足で歩き回って
いました。
食事は、みんなで食卓を囲まずに1人1人ばらばらに食べていました。また、私はホストファミリーに日
本食として「お好み焼き」を作ったのですが、みんながお好み焼きの最重要部であるキャベツを残して
いました。話によると、野菜はほとんど食べないそうです。
(2)学校
ペイジもそうでしたが、それ以外の女の子もみんな化粧をして登校していました。また、制服もなく、
それぞれが思い思いの格好をしていました。
移動教室にも違いがありました。日本では、先生が移動するのが普通ですが、アメリカでは、生徒が
移動していました。また、個人で時間割をもっているので、一緒に勉強するメンバーもクラスによって違
っていました。
ペイジの通うジェシービルスクールには、放課後の部活というのはありませんでした。でも、お昼に活
動の時間というのがあって、ペイジはバスケットボールをしていました。また、選べる時間割の中でクラ
ブをとっている子もいて、ペイジの友達のレイチェルは、ブラスバンドクラブにつれていってくれました。
アメリカの登校手段というと、あの黄色いスクールバスを思い浮かべがちですが、土地の高低差が大
きいホットスプリングスでは、市街にはバスが通っていましたが、ペイジたちの住む山のほうには、バス
はきていないので、車で通っていました。
- 11 -
4,感想
研修報告で述べたように、全体を通して「自由」でした。また、1日のはじめには国歌を歌ったり校訓
を唱えたりしていて、愛国心が強いのだと感じました。それから、授業によってクラスメイトが違う、という
のもたくさん友達ができるのでいいのではないかと思いました。
レイチェルがつれていってくれたブラスバンドクラブでは、担当の先生に「日本でもこのような楽譜を
使っていますか?」ときかれました。日本の音階であるド・レ・ミが、C・D・E となっているだけで、全く変わ
りありませんでした。音楽は、世界とつながれる文化の1つであると再認識しました。
今回の研修を通して、たくさんの人とつながることができたと思います。そして、つながるには、挨拶
が必要不可欠であることを知りました。
これらの学んだことや感じたことをもっとたくさんの人に伝え、知ってもらいたいです。また、日常生活
の違いを知ったことで、アメリカについても詳しくなれたし、日本をもっと好きになることができたと思い
ます。
5,その他
-ホストスチューデントのペイジと
-友達のレイチェル-
ペイジの姉のフェイス-
-学校で食べられる朝食-
-レイチェルが使っていた楽譜-
- 12 -
花巻市立石鳥谷中学校 2年
近藤 望美
1.研修課題
・アメリカの町やお店、文化、洋服などを見てたくさんの事を吸収し、感性を磨く。
・アメリカの学校での教育について。
2.課題設定理由
・自分の将来の夢のためにも、他国の芸術やデザインからたくさんの事を学びたいと思ったから。
・世界の中心国であるアメリカの教育制度を知り、そのうえで日本との違いを明らかにしたかったから。
3.研修報告
~Hot Springs~ ホットスプリングス市について
私が滞在したホットスプリングス市は、名前の通りに温泉がとても有名で、町をあるいているとあらゆる
とことに温泉が湧いていました。しかし、日本のように入浴するわけではなく、噴水や小さな滝というよう
な形で街の中にあり、全く日本人がイメージする温泉とは違いました。
また、街中がとてもおしゃれで見た目も店の内装も多様でしたが、その季節やイベントにあったイルミ
ネーションがあったので街全体が1つの作品としてとても魅力的でした。
~Life~ 滞在中の生活について
私がホームステイをした家庭は、昨年の秋に同じプログラムで私の家に同じくホームステイしたエミリ
ーだったので、エミリーとは約1年ぶりの再会、ホストマザーとホストファザーも写真で見せてもらったこ
とがあったのもあり、最初から最後まで話が尽きませんでした。
また、私の夢を知っていたホストファミリーはほとんど毎日、私をお店へ連れて行ってくれました。アメ
リカ人達の洋服や服装はとてもカジュアルなものから派手なものまでとても色々なものがありました。そ
のためなのか、学校での服装も日本とは異なり制服がなく、各自思いのままの服装でした。
~School~ 学校について
私はアメリカでいくつかの学校を訪問したり、授業や校舎内の見学、そしてランチを実際に食べてみ
たりとアメリカの学校に通う子どもたちとほぼ同じようなスケジュールで生活してきました。
まず、どの学校を訪問したときにでも学校の雰囲気や生徒の積極性にはとても驚かされました。
日本の教育現場とは違い、アメリカでは自分の考えを持ち発表したり、選択授業では自分の好きな分
野や得意な分野を伸ばすための授業に励んでいました。
平等やみんなと同じ行動活動が多い日本と比べると、自己主張の場面が多く、個を重視しているよう
に思いました。
- 13 -
4、感想
この研修では、自分が知りたかった事やテーマ以外の事を知識として得ることができました。今では
世界の中心となっているアメリカがなぜそのような国になれたのか、滞在していた短い期間の中でも少
し分かったような気がします。しかし、日本の良いところや誇るべきところも再発見することができました。
アメリカの自己主張力や積極性と日本の心配りの気持ちを知ることができた私は、もう一回り成長でき
たのかなと思います。
また、今回のプログラムで人と人との繋がりの大切さや素晴らしさも改めて実感しました。今までの人
生の中で初めての事ばかりで、特にも異国の地に一人で行くという経験はハードルの高いものでした。
しかし日本でこのプログラムや貴重な体験をサポートしてくれていた大勢の方々はもちろんですが、ア
メリカで私を受け入れてくれたエミリー一家、訪問した学校の先生や生徒達、近所の方や地域の方、
他にも名前を挙げきれないくらいたくさんの方たちが私に優しさや素晴らしい経験、思い出を与えてく
れました。今だからこそ、もう一度会って改めて自分の言葉で感謝を伝えたいと思っています。
日本を出発したときに心の中で密かに決めていた、会った全ての人に感謝を伝える。また会いたい
からこそ心からそう思わないと伝わらない。そう思ったことで、人との関わりや一日一日を大切に中身の
濃い充実した日々を送ることができたと思います。
今回得たことや学んだ事をこれからの生活や勉強に活かしていきたいと思います。そして何一つ無
駄にせず、たくさんの事にチャレンジし励んでいきたいと心から思いました。
- 14 -
花巻市立東和中学校 2年
及川 由紀
1.研修課題
・日本の文化を伝え、アメリカの文化や日常生活などを学ぶ
・自分の英語力を試す
2.課題設定理由
・日本とアメリカの違いを知って、多くの人たちに伝えていきたいから
・今まで学習してきた英語を使って会話がどれだけできるのか、知りたかったから
3.研修報告
〈食文化〉
やはりアメリカでは食べ物が大きく、飲み物も見たことのない大きいコップに大量に入れられていまし
た。私が一番に思ったことは、残った食べ物を捨ててしまうことです。とても「もったいなぁ」と感じました。
日本は物を大切に使ったり、リサイクルをしています。そういう点では日本の良さを改めて感じました。
〈日本とアメリカの違い〉
アメリカでは学校や家の匂いが甘い匂いをしているところが多かったです。各部屋の匂いが様々な
ので日本人には合わないなぁと思いました。またアメリカでは目が合うと笑ってくれたり、あいさつをして
くれる人が多かったです。また家族内でもその他のアメリカ人も、thank you.というと必ず you`re
welcome.と答えてくれます。日常生活で最も多く使われている言葉だと思いました。アメリカ人は日本
人と違って感情や言葉に出すことが得意なので、緊張しないで過すことが出来ました。
〈文化を伝える〉
私は日本の文化を伝えるために、習字と折り紙をもって行きました。そして一緒に絵を描いたり、「日
本」という字や自分の名前を習字で書いてみたり、鶴を折ったりしました。とても楽しんでもらえたので
良かったです。また、おみやげに箸や万華鏡を持って行って使い方を教えて楽しく交流することが出
来ました。
- 15 -
〈英語力を知る〉
文を作ることがなかなかできず単語だけになってしまったり、ジェスチャーや表情で気持ちを伝えるこ
とが多かったです。話している意味が理解できないこともあったので、ホストスチューデントの携帯を使
用することも多かったです。しかし、自分の英語が伝わった時は、とてもうれしかったです。この経験を
通してもっと英語を話せるようになって交流していきたいと強く思うようになりました。
4.感想
私が一番、印象に残ったことはアメリカの学校です。アメリカの学校では、いろいろな言語のクラスに
分かれていて私服で授業を受けていました。また、日本では自分たちの教室に先生が来て授業をしま
すが、アメリカでは先生の教室に生徒が移動をして授業を受けていたので驚きました。それから、先生
に対して質問や挙手をすることが、日本より多かったので見習いたいなと思いました。学校の生徒たち
は私達に積極的に質問をしてくれたので楽しかったです。人見知りをする人が少なかったので気軽に
話すことができたので良かったです。
アメリカに行ってみて日本との違いを沢山知ることが出来ました。同じ地球に暮らしていてもこんなに
暮らし方や食べ物が違うことに驚きました。しかし、私を心配してくれたり、気持ちの面では同じ地球で
も変わらないものがありました。自分の使った英語で気持ちが伝わった時は、うれしさでいっぱいになり
まし。この経験を通してもっと英語を話せるようになって、またいつかアメリカに行きたいと思いました。
- 16 -
花巻市立南城中学校 教諭
鈴木 俊文
1.研修課題
(1)様々な場面に適応する英語によるコミュニケーション能力の向上を図る。
(2)アメリカの教育、物の考え方などの異文化を理解する。
2. 課題設定理由
ホストファミリーや訪問校、訪問先において、主体的にコミュニケーションをすることによって、様々な場
面に適応できるコミュニケーション能力の向上が図られると考えた。また、コミュニケーションを通してホッ
トスプリング市の教育の現状や文化を学ぶことができると考え、この課題を設定した。
3 研修報告
(1)ホットスプリング市について
ホットスプリング市は、文字通り温泉地として有名であり市内にはその施設が並んでいる。他に遊園
地、競馬場、ゴルフ場などの娯楽施設、湖などもあり、多くの自然を有した観光地という点で花巻市と
類似している。
姉妹都市としての良好な関係は、それらの共通点によるものだけでなく、実際の研修を通してこれま
で事業に関わってきた方々の努力に触れることができ、花巻市とホットスプリング
市をつないできた歴史を感じることができた。
(2)現地でのコミュニケーション
ホームスティの初日は、ハロウィンの日であったためホストファミリーと共に近所のハロウィンパーティ
に参加し、近隣の方々と交流することができた。また、ホストファミリーはもちろんのこと、学校関係者、
施設見学先、現地のコーディネーターの方との交流によって、アメリカの文化や物事の考え方の一面
に触れることができた。さらに、情報を発信するという点から自国の文化・教育について深く理解した上
で、英語によってわかりやすく伝える力をつけていくことが大切だと感じた。
(3)教育環境と現在の問題
学校は、様々な授業に対応する教室やコンピュータ機器、芸術活動のための教室やスポーツ施設
などの設備が充実しており、生徒にとってより良い教育環境が整っていた。授業は、課題に対して
個々の生徒が論理的に解決していくような形で進められることが多いと感じた。また、いじめが大きな
問題となっているのは、日本と同じ状況である。大きな要因の一つとして、家庭環境があげられるという
ことも似ていると思う。
(4)ボランティア精神について
ボランティア教育が幼い頃から行われておりその意識は高い。そのため学校や地域などで非営利
団体も多く活動し、ボランティア活動が盛んであることを知ることができた。
- 17 -
4 感想
今回このような有意義な機会を与えていただき、本当に感謝している。特に、様々な場面で英語に
よるコミュニケーションを行うなかで、意思疎通は図られたものの、自分の語彙力や表現力をより高め
ていくことがよりお互いを理解することになると思った。また、実際の教育現場に触れそこで働いている
人との交流によって、異文化について理解を深めることができた。
また今回の海外派遣研修は、生徒達にも大きな影響を与え、新たな活力を与えてくれるものになっ
た。人と人との意思を伝え合うために言葉(英語)が重要であること、そのことから英語を学ぶ重要性を
体得することができたのではないかと思う。また、ホストファミリーやホットスプリング市の人々の温かさを
実感し、人と人とのつながりの大切さも学んだと思う。
本当に多くの人々のお世話になりながら、海外派遣研修を成功させることができた。この貴重な体
験を生徒個々の財産とするとともに、花巻市の発展にどのように還元していくのかが私たちに与えられ
たもう一つの課題である。
5 その他報告したいこと・写真等
訪問先の学校にて。
翌日の地元新聞に
掲載されました。
訪問先の学校にて。
交流した生徒・先生
と一緒に撮影
- 18 -
Fly UP