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緊迫化する国際情勢に対応した海上保安体制の重点整備

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緊迫化する国際情勢に対応した海上保安体制の重点整備
「元気な日本復活特別枠」要望 (気象庁)
(要望額 328百万円)
地球温暖化対策の強化
近年、地球温暖化に伴い、国民生活や産業
近年
地球温暖化に伴い 国民生活や産業
活動に多大な影響を与えたり災害をもたらす
ような「異常気象」の増加が懸念されています。
地球温暖化や異常気象に関する情報の的
確な提供により、自然災害、国民生活や産業
活動に係る気候リスクの軽減に寄与します。
世界の年平均気温平年差
要望事項とその効果
(1)地球温暖化観測・監視体制の強化(282百万円)
(南鳥島を中心とした地球環境観測体制強化) 南鳥島
① 温室効果ガス観測の強化
地球規模の課題である気候変動に対応するため、
国際的な枠組みの下、温室効果ガスの観測を強
化します。
② エーロゾル、紫外域日射観測の強化
国際的な枠組みの下、国内の5地点(札幌、つく
ば、南鳥島、福岡、石垣島)において日射放射
観測とエーロゾル観測を併せて実施するととも
に、南鳥島において紫外域日射観測を開始する
とにより 地球温暖化メカ ズムの解明に貢献
ことにより、地球温暖化メカニズムの解明に貢献
します。
(エーロゾル:大気中に浮遊している塵など)
人為的影響が少ない優れた観測環境をも
つ北西太平洋上唯一の観測点
(世界26か所の全球観測所の1つ)
温室効果ガス
エーロゾル
札幌
綾里
つくば
福岡
与那国島
石垣島
南鳥島
国内の観測地点
(2)地球温暖化への適応のための気候情報の充実(45百万円)
(アジア各国における異常気象監視や季節予報の作成支援)
アジア各国において気候情報の作成等を支援することにより、自然災害、国民
アジア各国において気候情報の作成等を支援することにより 自然災害 国民
生活や産業活動に係る気候リスクの軽減に寄与します。我が国は気候情報等
の作成において高い技術を有しており、本施策を通じて、アジア各国の社会経
済の安定的な発展とともに、食糧生産の安定化等に大きく貢献し、地球温暖化
への適応策に関する我が国のプレゼンスを示すことができます。
(1)地球温暖化観測・監視体制の強化
(南鳥島を中心とした地球環境観測体制強化)
施策の概要
地球規模の課題である気候変動に対応するため、国際的な枠組みの下、温室効果
ガスの観測を強化します。具体的には、人為的影響の少ない南鳥島において、温室効
果ガスやエーロゾル(大気中の塵など)等の観測を強化し、地球温暖化の監視、メカニ
ズムの解明に貢献します。
計
画
①温室効果ガス観測等の強化
極めて大きな温室効果をもち、近年急速に増加している六フッ化硫黄(SF6)の定常的な観測体制
をアジアで初めて確立
このほか、他の京都議定書排出削減対象物質やオゾン層破壊物質等の観測を開始
⇒ 国際的な観測網の強化に貢献し、地球温暖化の監視機能を向上
○ 南鳥島
・ 京都議定書排出削減対象であるSF6及び一酸化二窒素(N2O)の観測を開始
・ オゾン層保護法に規定されているフロン、ハロカーボン類の一部の観測を開始
○ 綾里(岩手県大船渡市)
SF6:二酸化炭素の約2万倍の温室効果
・ SF6の観測を開始
Ny Ålesund
Pallas
Sodankylä
Mace Head
Hohenpeissenberg
Zugspitze
Jungfraujoch
Mt. Waliguan
Assekrem
●
Izaña Tamanrasset
南鳥島
Danum
Valley
Cape Verde
Alert
Barrow
Trinidad Head
Mauna Loa
Mt. Kenya Bukit Kototabang
Samoa
Cape Point
Arembepe
Cape Grim
南鳥島
Amsterdam Is.
Lauder
Ushuaia
Neumayer
South Pole
世界気象機関による
全球観測所の1つ
世界26か所の全球観測所
② エーロゾル、紫外域日射観測の強化
国際的な枠組みの下、国内5か所(札幌、つくば、福岡、与那国島、
南鳥島)で日射放射観測とエーロゾル※観測を併せて実施すると
ともに、南鳥島において紫外域日射観測を開始
⇒ 国際的な放射観測網の強化を通じて、地球温暖化メカニズム
の解明に貢献
(※エーロゾル:大気中に浮遊している塵など)
国内の観測地点
(2)地球温暖化への適応のための気候情報の充実
(アジア各国における異常気象監視や季節予報の作成支援)
施策の概要
○地球温暖化の影響による異常気象の増加により、国民生活や産業活動に多大な影響
⇒異常気象監視 季節予報による気候リスクの軽減が必要
⇒異常気象監視、季節予報による気候リスクの軽減が必要
○地球温暖化の適応策として、気候情報の利活用が課題
⇒第3回世界気候会議で、気候変化の影響を受けやすい産業分野等における気候
情報の有効な利活用の推進を決定
○我が国は気候情報等の作成において高い技術を有する先進国として、国際的な枠組
みにおいて責務を果たす必要
⇒アジア各国における気候情報の作成・提供を支援
⇒アジア各国における気候情報の作成
提供を支援
計 画
アジア各国における異常気象監視や季節予報の作成支援
(異常気象統合解析・予報支援ソフトウェアの整備)
【各国の気候情報作成を支援するソフトウェア】
アジアの雨期における大雨予測
High(高い)
Low
High
Low
大雨発生確率
High
Low
High
干ばつ危険度監視画面
Wet
Dry
Wet
(低 )
Low(低い)
大雨の起こりやすさや
干ばつの危険度を
わかりやすく図表示
Dry(高い)
Dry
干ばつ危険度
Dry
各国気象機関
異常気象に関する情報、
季節予報等を発表
Wet
Wet(低い)
・ アジア各国の自然災害、国民生活や産業活動に係る気候リスクの軽減
に寄与し、社会経済の安定的な発展とともに、食糧生産の安定化等に大き
く貢献。
・ 我が国の地球温暖化への適応策に関するプレゼンスを示す。
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