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木更津市国民健康保険運営協議会『会議録』
木更津市国民健康保険運営協議会『会議録』 1.開催日時 平成 22 年 5 月 24 日 (月) 午後 3 時 00 分~午後 4 時 15 分 2.開催場所 木更津市役所 4階 会議室 3.出席委員(11 名) (定足数:委員の半数以上:木更津市国民健康保険条例施行規則第 8 条) (1) 被保険者を代表する委員 (5 名) ①宮崎 緋紗子 ②鈴木幹夫 ③永島 靖氏 ④武内慶一 ⑤鈴木 敏夫 (2) 保険医又は保険薬剤師を代表する委員 (2 名) ①礒貝 昇 ②池田 幸雄 (3) 公益を代表する委員 (3 名) ①青栁 敬子 ②重城 繁一 ③山田 修平 (4) 被用者保険等保険者を代表する委員 (1 名) ①白駒 勝也 4.欠席委員 (5 名) (1) (2) 被保険者を代表する委員 (0 名) 保険医又は保険薬剤師を代表する委員 (3 名) ①本吉 光隆 ②松清 央 ③福島 康男 (3) 公益を代表する委員(2 名) ①柳瀬 雄太 ②峰 良雄 5.執行部(9 名) 市 長 水越 勇雄 市民部 石井 部長、鈴木 次長、鹿間 参事(兼)保険年金課長、地曵 副課長 榎本 主幹、井口 副主幹 財務部 仲村 財務部長 榎本 参事(兼)納税課長 6.議題 (1)平成 22 年度木更津市国民健康保険税の税率等(案)について (2) 木更津市国民健康保健税条例の一部改正(案)について 7.会議の公開・非公開 公開 8.会議の概要 (1) 日 程 別紙「日程表」のとおり (2) 議 事 別紙「質疑概要」のとおり (3) 決定事項 議題(1)平成 22 年度木更津市国民健康保険税の税率等(案) について 現行承認 議題(2)木更津市国民健康保健税条例の一部改正(案)について 原案承認 (4) 傍聴者 有 (2 人) 1 木更津市国民健康保険運営協議会 会議録(質疑概要) 開催日時 平成 22 年 5 月 24 日 (月) 午後 3 時 00 分 場 所 木更津市役所 4階 会議室 鈴木次長 青栁会長 ただ今から、木更津市国民健康保険運営協議会を開催いたします。 開会に先立ちまして、青栁会長からご挨拶を賜りたいと存じます。 本日は、国民健康保険運営協議会を開催いたしましたところ、委員の皆様 には大変お忙しい中にもかかわらず、ご出席を頂きましてありがとうござい ます。 国民健康保険制度は、ご承知のように相互扶助の精神に基づいて、病気や 怪我など不慮の際に、保険給付を行なうことにより、住民に安心を与えると ともに、医療の確保と健康づくりに大きな役割を果たしております。 また、地域医療保険としての特性を生かした健康増進、疾病予防のための 保健事業の充実など、国民健康保険の果たす役割はますます重要になってお ります。 しかし、国保財政の状況は、急速に進む少子高齢化等の社会情勢により、 非常に厳しさを増しております。 このような状況の中、国保事業の健全な運営を確保し、社会保障及び市民 保健の向上を図ることは、喫緊の課題となっております。 本日の議題は、市長から諮問されます、木更津市国民健康保険税の税率等 (案)及び国保税条例の一部改正(案)についてであります。 国保被保険者にとりまして、国保の税額は、給付とともに、非常に重要な 事項でありますので、慎重、審議の程、よろしくお願い申し上げまして簡単 ではありますが、ご挨拶といたします。 鈴木次長 ありがとうございました。続きまして、水越 市長からご挨拶を申し上げ ます。 水越市長 本日は、 大変お忙しい中を国民健康保険運営協議会にご出席をいただきま して、誠にありがとうございます。 青栁敬子会長を始め、委員の皆様には、日頃より国民健康保険事業はもと より、市政各般にわたり、多大なご支援とご協力を賜り、この席をお借りい たしまして厚く御礼申し上げます。 さて、国民健康保険制度は、わが国医療保険制度の中核として、地域医療 の確保と地域住民の健康保持増進に重要な役割を担っております。 しかしながら、わが国の社会経済状況は、景気は着実に持ち直してきてい るものの、なお、自立性は弱く、失業率が高水準であるなど厳しい状況にあ 2 り、また、急速な少子高齢化の進展などにより、医療保険財政は、非常に厳 しい状況にあります。 この様な状況の中、私の三期目の市政運営テーマの一つであります、「安 心」して生活できるまちづくりの実現に向け、市民の皆さまの健康の増進を 推進してまいります。そのため、従来の各種健診による病気の早期発見・早 期治療の二次予防も継続して実施してまいりますが、病気に罹らないという 予防に重点を置いた保健指導なども充実させてまいります。 今後も、国民健康保険事業の健全な運営に尽力してまいりますので、皆様 方に置かれましては、それぞれのお立場で、忌憚の無いご意見をお寄せいた だきながら、お力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。 本日は、「平成 22 年度木更津市国民健康保険の税率等について(案) 」及 び「木更津市国民健康保険税条例の一部改正(案)について」を諮問させて いただきます。どうか、十分ご審議賜りますよう、お願い申し上げまして、 挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 鈴木次長 続きまして、水越 市長から青栁 会長へ諮問書をお渡しいたします。 水越市長 諮問書、下記の事項について、ご審議くださるよう諮問します。 記、諮問事項⑴平成 22 年度木更津市国民健康保険税の税率等(案)につ いて、⑵木更津市国民健康保健税条例の一部改正(案)について、平成 22 年 5 月 24 日、木更津市国民健康保険運営協議会 会長 青栁 敬子様、 木更津市長 水越 勇雄 よろしくお願いいたします。 ― 市長から、青栁会長へ諮問書を手渡す ― 鈴木次長 ここで一言お断り申し上げます。 市長は他の公務のため、一旦退席させ ていただきますのでご了承願います。 ―市長、退室 ― 鈴木次長 それでは、これより、議事に入らせていただきますが、議事進行につきま しては、木更津市国民健康保険条例施行規則 第6条の規定によりまして、 会長が議長を務めることになっておりますので、青栁 会長に議事進行を お願いいたします。 議 規定によりまして、議長職を務めさせていただきます。本日の出席委員は 11 名でございます。定足数に達しておりますので会議は成立しました。 なお、2 名の方から傍聴したい旨の申し出がありましたので、質疑が終了 するまでの間、これを許可することといたします。 傍聴人が入室するまでしばらくお待ちください。 ― 傍聴人、入室 (2 名) ― 長 3 議 長 鹿間課長 議 長 武内委員 これより審議に入ります。本日ご審議いただく議題は、⑴平成 22 年度木 更津市国民健康保険税の税率等(案)について、⑵木更津市国民健康保険税 条例の一部改正(案)についての2点であります。 議題⑴、議題⑵につい ては関連がありますので、一括して執行部より説明を求めます。 ― 資料に基づいて説明する。 ― 執行部からの説明は終わりました。ご質疑願います。 課税限度額引き上げですが、 これと私どもが払っている保険税との関係は どうなっているか。それと限度額が資料に載っていますが、平成7年度が 52 万円、最高で平成 19 年度 56 万円、平成 20 年度に 47 万円となっていま すが、これはどういう意味になっていますか。上がったり下がったりしてい ますが。最後に税率を決めるのに所得割、均等割、平等割がありますが、資 産割は何で必要なのですか。資産は本来固定資産で、固定資産税を払ってい るわけですよね。国保の計算になんで関係してくるのか。この3点を伺いま す。 榎本主幹 1 点目の限度額についてですが、今回上げようとしているのは、収入の多 い方については負担をしていただく。限度額を超えれば、それ以上の税金は かかりません。限度額を上げることによって、今まで高所得で支払わなくて よかった部分も上げさせていただきますと税額は増えます。その代わり 47 万円までの方については、上げないために、払える方については、負担をし てもらうために限度額を改正しようとしています。今まで 47 万円の課税限 度額は、約 780 人くらいの方がオーバーした形となっています。これを 3 万円引き上げることによって、限度額超過世帯は 689 世帯に減ります。所得 の高額の方に負担していただくことで、限度額を超えない世帯の負担増を据 え置くことになります。 限度額の年度により増減しているのは、制度改正に伴うものであります。 平成 20 年度では、後期高齢者医療制度の創設により従来は基礎課税として 一括して課税しておりましたが、基礎課税と後期高齢者支援金とに分けられ たため、基礎課税を減したものの全体の総額としては、増額しております。 3点目の資産割についてですが、課税の方法としまして、所得割、資産割 均等割、平等割の4本の課税の方法があります。資産割を無くすことにより 例えば、資産はあるが所得の少ない方、資産は無いが所得がある方等色々あ ろうかと思います。皆さんに広くお願いすることから本市では資産割を課税 させていただいています。仮に資産割を無くすことになれば、所得割を引き 上げざるを得ないことになります。 4 武内委員 資産のある方は、固定資産税、国保と二重課税になっていますね。その辺 の整合性はどうですか。 鈴木次長 国民健康保険の発足当時、保険加入者は農業者が多かった。農業者の方は ある程度資産はありますが、所得面は低いところであります。それ相応の国 保の財源を確保するために資産割という制度をもうけまして、固定資産税の 何パーセントとそのような形でスタートした経緯がございます。 近年の状況を申しますと国保加入者の中には、農業者もいますがそれ以外 のサラリーマンを退職した方、失業された方、資産を持たない方等々がいま す。千葉県では木更津市より北の方では資産割を廃止し所得割重視で行う傾 向になっています。この点につきましては、今までの歴史的経緯及び4市の 状況等もありますので、方向としては、税率改正のたびに下げて、所得割を 増やしていくことになろうかと思います。 山田委員 榎本主幹 6 割 4 割軽減を 7・5・2 割軽減に引き下げるようですが、この根拠は法律 改正でなりましたか。これによって当初予算から 1 億 2 千万円くらい税収が 下がると思いますが、剰余金があるということなのでやっていけるのかなと 思いますが、健全財政を保たないと何れは破綻するのではないか。この 7・ 5・2 軽減を他市では行っているのか。 7・5・2 割につきましては、法律改正によりまして行うものであります。 今までは、基礎課税額の均等割、平等割、例えば基礎課税額が 30 億あっ た場合、そのうちの 45%~55%応益割というが、その中に入っていなけれ ば使用してはならない。低所得者については、なるべく負担の少ないような 課税になりますが、以前は本市では出来なかった。この 4 月からは、7・5・ 2 割を使用する。今までの応益割何パーセントの部分が使用できることによ り低所得者の負担の少ないような形で減免が出来るような条例変更をさせ ていただきました。 健全財政につきましては、今年度については 7・5・2 割で計算しまして、 6 割 4 割で計算したときよりも 7 千 3 百万円減額になります。今年度につい ては、その部分については、平成 21 年度で剰余金が出ますので積み立てし てそれを充てることになります。 鹿間課長 近隣市につきましては、 全て同じ形で6月議会以降はなろうかと思います。 富津市は 7・5・2 割については、現行で行っています。君津市、袖ケ浦 市につきましては、6月定例会へ提案すると聞いています。非自発的につい ては、君津市、富津市、本市は、6 月定例会へ提案いたします。袖ケ浦市は、 専決処分で既に実施しています。4市の足並みは全て揃います。 永島委員 資料の 13 ページについて、平成 22 年度国保税試算結果ですが、収入見 込みで徴収率 85%との説明がありました。85%で推移しているのか。 5 平成 21 年度が出ていればその数値を教えていただければと思います。 2点目ですが、今年度は剰余金で賄えると説明を受けましたが、今後のこ とを考えた時に団塊世代の方が勤めを辞めて給料をもらう方が減ってくる のではないかと思われます。その方に資産があったりすればかなり負担にな ってくると思われます。今後のその辺の見通しがあればお聞かせください。 鈴木委員 今の質問の関連質問ですが、徴収率 85%の説明を伺ったんですが、そこ でお願いですが、予算書と一緒に事業計画書を合わせて提出していただいて、 例えば、徴収率が何パーセントの目標で実績はこれだけである。目標を達せ られなければ、簡単な理由書を付けて 2 月の予算と一緒に提出していただけ ればと思います。それが非常に参考になると思います。 事業報告書と事業計画書を提出していただければと思います。 榎本課長 平成 21 年度の徴収率については、4 月末で現年分が 81.10%、前年度が 81.79%、滞納繰越分については、現年度が 16.86%、前年度が 16.15%で あります。全体でいいますと、現年度が 56.41%で前年度が 57.38%であり ます。現在の状況でいいますと若干下がるのではないかと思われます。 平成 20 年度は現年分が 82.50%、滞納繰越分が 16.15%、合わせまして 57.83%になります。 鹿間課長 徴収率については、後期高齢者医療制度が始まる前までは、85%くらいで 推移していましたが、後期が開始されてからは、82%くらいになっておりま す。国保税を試算するにあたっては、財政当局と協議しましてもとの 85% まで努力目標まで戻そうと 85%を設定しています。この数値も他市、県下 平均より低い数値であります。実態に即した数値で措置することもあろうと 思いますが、本市としましては、徴収について何とか 85%まで引き上げる 努力していこうと試算させていただきました。仮に 85%で推移しなかった 場合、決算で歳入不足が生じることになります。その時には財政当局と協議 してしかるべく措置を講ずることにいたします。 資産割についてですが、今後は検討課題といたしたいと思います。今日現 在では結論は出せませんが認識はしました。 関連質問ですが 2 月に今年度の予算を説明させていただきましたが、 時期 について何時がいいか。予算の説明のときに事業報告書並びに事業計画書を 含めて説明した方が分かりやすいと思います。これからの予算説明に当たっ てはそれらを十分検討させていただきます。 鈴木委員 予算書の中で今回国保税の占める割合が約 30%ですね。そのほか固定的 なもので、7 割を占めている。この7割の中で努力することで金額が増えて くるものがあるかどうか教えてください。 6 鹿間課長 努力して上がるものは税収になります。特定健診等の保健事業を進めるこ とにより歳出削減につながります。この様な努力があると思われます。 鈴木委員 予防事業を充実するため健康推進課を市民部に移したということはすば らしいことだと思います。国保だけでなくトータルで医療福祉関係をどう誘 導していくかが非常に大事と思います。検診保健指導をうまく整合させて 誘導させていき予防にしっかり手を入れていくことはすばらしいことと思 います。健康推進課が市民部になって健康づくりにどのようなものがあるか おきかせください。 鹿間課長 今年の保健事業につきましては、イベントを一つ計画しています。 現在調整中でありますが、平成 20 年度まで行っていましたが、保険年金 課、当時福祉部健康推進課、公民館の 3 者で公民館を基点として、健康教室 等を行っていました。平成 21 年度の時には、特定健診の保健指導等があり まして中止をしました。この事業を復活させる計画をしています。 議 長 質疑終局と認めます。 議 長 ここで、傍聴人はご退室願います。 ― 傍聴人、退室 (2 名) ― 議 長 お諮りいたします。 ⑴平成 22 年度木更津市国民健康保険税の税率等(案)について、執行部 説明のとおり、 税率等は改正しなく、 現行どおりとすることに承認する方は、 挙手願います。 ― 全員、挙手 ― 議 長 挙手全員であります。よって、⑴平成 22 年度木更津市国民健康保険税の 税率等(案)については、現行どおり承認することといたします。 議題⑵木更津市国民健康保健税条例の一部改正(案)について、原案どお り承認することに賛成の方は、挙手願います。 ― 全員、挙手 ― 議 長 挙手全員であります。よって、⑵木更津市国民健康保健税条例の一部改正 (案)について、原案どおり承認することといたします。 議 長 以上で、本日の議題の審議は全て終了いたしましたが、ここで市長に答申 するため答申書作成いたします。この間、暫時休憩といたします。 午後 4 時 08 分 休憩 - 事務局、答申書(案)を作成し、委員に配布する - 7 議 長 午後 4 時 10 分 再開 休憩を取り消し、会議を再開します。休憩中に事務局から答申書の案をお 配りしましたので、事務局に朗読させます。 石井部長 それでは、私から答申書の案を朗読させていただきます。 平成 22 年 5 月 24 日、木更津市長 水越勇雄様 木更津市国民健康保険運 営協議会 会長 青栁敬子 答申書 平成 22 年 5 月 24 日付け木保年第 171 号をもって諮問のありましたこのことにつきましては、下記のとおり答申し ます。 記 1 平成 22 年度木更津市国民健康保険税の税率等(案)につい て、原案承認のこと。2 木更津市国民健康保健税条例の一部改正(案)に ついて、原案承認のこと。以上でございます。 議 お諮りします。 お配りしました答申書の案で市長に答申したいと存じます が、賛成の方は挙手をお願いします。 長 ― 全員、挙手 ― 議 長 全員挙手であります。よって、案のとおり市長に答申いたします。 ここで暫時休憩といたします。 午後 4 時 11 分 休憩 ― 市長、入室 ― 議 長 休憩を取り消し、会議を再開します。先程、承認いたしました議題につき まして、市長に答申します。 午後 4 時 12 分 再開 ― 会長、答申書を読み上げ、市長に手渡す ― 水越市長 一言、お礼のご挨拶をさせていただきます。 本日は、諮問させていただきました、平成 22 年度木更津市国民健康保険 税の税率等(案)及び木更津市国民健康保険税条例の一部改正(案)につき まして、慎重なるご審議を賜り、原案どおりご承認をいただきまして、誠に ありがとうございました。本答申を十分に踏まえまして、国民健康保健事業 の適正な運営に努めて参る所存でございます。 今後も委員皆様方のご支援を重ねて、お願い申し上げ、御礼の言葉とさせ ていただきます。本日は、誠にありがとうございました。 議 以上を持ちまして、本日の議題は全て終了いたしました。委員の皆さま ご協力ありがとうございました。 ご苦労様でした。 閉 会 午後 4 時 15 分 長 8 平成 22 年 5 月 24 日 議事録署名人 木更津市国民健康保険運営協議会 会 長 9