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23年度(第18回) - 東北エネルギー懇談会
第18回 高校生による海外エネルギー事情研修会 実施報告書 絆 ~きみと、ずっと、なかま~ 青森県商工会議所連合会 1.研修参加者および引率者 [高校生参加者 8名] 青森南高等学校 五所川原高等学校 三本木高等学校 青森工業高等学校 青森北高等学校 八戸西高等学校 八戸南高等学校 五所川原農林高等学校 2年 2年 2年 2年 2年 2年 2年 2年 [引率者 5名] 青森商工会議所 新幹線まちづくり対策課長 五所川原高等学校 教諭 東北原子力懇談会 事務局長 東北原子力懇談会 広報部長 ツアーコンダクター 杉本 和優 佐藤 嵐 山田 裕大 佐々木麻尋 山内 蘭子 工藤 桃子 川村 美帆 外﨑 亜弓 鈴木 對馬 緑川 相澤 北山 匡 香織 勇二 章雄 真文 2.本研修の目的 ◆欧州2ケ国のエネルギー事情を学び、資源に乏しい日本の 将来のエネルギーはどうあるべきか、その中で青森県はど んな役割を果たすのが望ましいかについて考える ◆異なる視点で物事を見つめること、海外の異文化に触れる ことなどを通じて、自分自身の「成長」につなげる ◎発表や議論の場を通じて、「自分の意見を述べる力」を身につける □エネルギー施設の視察(日・仏・瑞) □仏・瑞両国の高校生との交流 ○英語による自己紹介 ○日本の「今」についての説明(文化・生活、東日本大震災など) ○エネルギー問題に関するプレゼンテーション&ディスカッション ○その他文化交流、食事会など □仏・瑞両国の文化(歴史、食、習慣など)に触れる □自分とは異なる他者(生徒、随行者)とのコミュニケーション 1 3.全体スケジュール (1)募集案内 8月25日、県内全高校に案内文書発送(9/22締切) ・30校46名(男子24名、女子22名)が応募 (2)当選通知 10月 5日、当選通知文書発送 (3)事前説明会 11月 3日~4日(むつ市ほか) & ・オリエンテーションおよびエネルギー学習 施設見学会 ・東北電力㈱東通原子力発電所、 日本原燃㈱原子燃料サイクル施設を見学 (4)事前研修会 12月20日(青森市) 1月 5日~6日(仙台市、石巻市、女川町) ・東日本大震災の被災地を視察 (5)海外研修 1月30日~2月11日(13日) ・出国前日の30日にスウェーデン大使館を 訪問。ラーシュ・ヴァリエ駐日大使より激励 (6)青森県庁表敬および座談会 2月28日 (7)新聞掲載 3月24日を予定(東奥日報) 4.海外研修会の行程 月日 行 程 実 施 事 項 1 1/30 (月) 青森県内各地⇒東京駅 ⇒成田(泊) ●新幹線+バスで移動 ●スウェーデン大使館を表敬訪問 2 1/31 (火) 成田⇒パリ⇒カーン(泊) 3 2/1 (水) カーン⇒モン・サン・ミシェル ⇒カーン(泊) ●世界遺産「モン・サン・ミシェル」見学 4 2/2 (木) カーン⇒ラ・アーグ⇒カーン (泊) ●アレバ社「ラ・アーグ再処理工場」見学 5 2/3 (金) カーン⇒シェルブール⇒カーン (泊) ●グリニャール高校生徒との交流会・夕食 会 6 2/4 (土) カーン⇒パリ(泊) 7 2/5 (日) パリ⇒ストックホルム(泊) ●約11時間半のフライトでフランスへ ●パリから約4時間のバス移動 ●ルーブル美術館見学 ●前半の成果と反省を振り返り ●パリ市内見学(ノートルダム寺院など) ●空路、フランスからスウェーデンへ 月日 行 程 実 施 事 項 8 2/6 (月) ストックホルム⇒ウプサラ(泊) ●ストックホルム市内見学(市庁舎など) ●ハンマルビー・シェースタード見学 9 2/7 (火) ウプサラ⇒エストハンマル ⇒ウプサラ(泊) ●フォルシュマルク中・低レベル放射性廃 棄物貯蔵施設見学 ●カテドラル高校生徒との夕食会 10 2/8 (水) ウプサラ(泊) 11 2/9 (木) ウプサラ⇒ストックホルム ⇒(機内泊) 12 2/10 (金) ⇒成田⇒東京(泊) 13 2/11 (土) 東京⇒青森 ●カテドラル高校生徒との交流会 ●カテドラル高校生徒の案内でウプサラ市 内見学 ●フランクフルト空港乗継で帰国の途へ ●フランクフルト~成田便遅延により、 急きょ東京で宿泊 ●新幹線(E5系車両)で帰青 5.参加者の個人目標 高校生8名は全員で協議の上、研修期間中の目標として「絆~きみと、ずっと、 なかま~」を全体スローガンを掲げるとともに、個人で決めた目標を達成できるよ う、一生懸命頑張りました。 杉本和優くん 佐藤嵐くん 山田裕大くん 佐々木麻尋くん エネルギー・ 原子力学習面 ●日本の今の原発の 状況を正確に伝え、 新しいエネルギーに ついて現地の高校生 と考えを深める ●原子力の仕組みに ついて人に説明でき る位わかるようにな る ●興味がある分野な ので、疑問に思った ら積極的に質問する ●フランス、ス ウェーデンのエネル ギー・原子力を学び、 幅広い視点から日本 のエネルギー・原子 力のことを考えられ るようにする 現地高校生と の交流面 ●積極的に話す。新 聞を買ってみる。テ レビや現地で流行し ているものを聞く ●積極的に自分から 話しかける ●何人でも友だちを つくる ●素直な意見を交わ し、明るく、元気に 生活・文化面 ●食生活を理解する ために苦手なもので も残さず食べる ●入浴やその他様々 な文化の違いを理解 する ●異国の生活・文化 に積極的に触れてく る ●フランス、ス ウェーデンでしか食 べられないものをた くさん食べてくる ●生活・文化を学ん で、日本の生活・文 化を伝える ●フランス、ス ウェーデンでコカ・ コーラを飲む ●日本と異なる生 活・文化を全力で楽 しむ ●何事にも挑戦する エネルギー・ 原子力学習面 現地高校生と の交流面 生活・文化面 山内蘭子さん 工藤桃子さん 川村美帆さん 外﨑亜弓さん ●両国と日本との再 処理や貯蔵方法の相 違点・類似点を最低 5つ以上見つける ●この研修会を通し て原子力の有無やそ の理由を考え、まと める ●見学先では自分が 疑問に思ったことは 躊躇せずに質問する ●現地の人が原子力 をどう考えているの かを知りたい ●原子力の必要性を 日本に伝えられるく らい、原子力につい て理解する ●わからない事は理 解するまで聞く。質 問する ●夕食会で現地高校 生が今ハマっている 事について5人以上 の人に聞いてみる ●現地高校生が出し た意見に対して、自 分に別の意見があれ ば発言する ●相手国への質問を 必ずする ●将来の夢やしたい ことを質問してみる ●常に笑顔を心がけ る ●自分から声をかけ る ●日本の高校生の印 象を聞きたい ●現地の高校生と写 真を撮る ●積極的に話しかけ る ●自分の意見をはっ きり言う ●海外から見た「日 本」を探す ●あいさつを積極的 にする ●「ここは日本では ないんだ」という自 覚を持ち、常に、次 にすべきことを考え 自分から行動する ●日本とは違った文 化や習慣を見つける ●日本との違いを見 つける ●海外のファッショ ンと日本のファッ ションの違いを探す ●挨拶やお礼をしっ かり言う ●5分前行動を心が ける 6.研修スナップ(出発前編) ◆11月3~4日 オリエンテーションを兼ねた施設見学会 座学によるエネルギー学習のほか、身のまわりの 放射線を計測する実験を実施(11/3)。初顔合 わせの緊張をほぐす効果もありました。 東北電力㈱東通原子力発電所と 東北電力㈱東通原子力発電所、 日本原燃㈱六ヶ所再処理施設を 日本原燃㈱原子燃料サイクル 見学しました(11/4)。 施設を見学しました。 ◆1月5~6日 事前研修会(仙台、石巻、女川) フランス、スウェーデンの高校生たちも東日本大震災への関心 が非常に高いことから、自分の言葉で説明できるようにと、 仙台市、石巻市、女川町の被災状況を視察しました。 ↑全体スローガン策定に関するミーティング ←プレゼンテーションの最終リハーサル 石巻市での視察に先立ち、犠牲になった方々に 哀悼の意を表して献花しました。 前回研修に参加した方々もお招きし、 アドバイスをいただきました。 ◆1月30日 津波に巻き込まれながらも、九死に一生を 得た尾形勝壽さんより体験談を伺いました。 スウェーデン大使館表敬訪問 出国前日、スウェーデン大 使館を表敬訪問し、 ラーシュ・ヴァリエ駐日大 使より激励を受けました。 7.研修スナップ(フランス編) 2/2 アレバ社ラ・アーグ再処理工場見学 2/3 グリニャール高校との交流 (シェルブール) ランチタイムにも積極的に質問 ←「こぎん刺し」のテーブル クロスをお土産に ↑自己紹介は英語で ↑ 日本の復興のシン ボルとして、国旗 をデザインした 「起き上がり小法 師」もプレゼント ↑福島原発事故を受けた将来の エネルギーのあり方に関する プレゼンテーション 紙芝居「ももたろう」を披露 ルーブル美術館にて ↑留学生の里紗ちゃんと モン・サン・ミシェル はねとの衣装で「ねぶた」跳ねる ノートルダム寺院 はねと衣装も人気! 東芝のLED照明がルーブル美術館 を照らす 盛り上がった夕食会 雪のエッフェル塔、凱旋門、モンマルトルの丘 8.研修スナップ(スウェーデン編) 建物の屋上と壁面には 太陽光発電パネルが 2/6 ストックホルム市内のエコタウン ハンマルビー・シェースタード見学 マイナス15℃の 環境下でまち歩き ただいま、発電中。 ハンマルビー・モデルの説明を受ける トラム(路面電車)も走る 2/7 分別されたゴミは、バキュームシステム で廃棄場に送られ暖房の熱源等に フォルシュマルク中・低レベル放射性廃棄物 貯蔵施設見学 夕食会から交流開始 2/7~9 カテドラル高校との交流 (ウプサラ) 英語での自己紹介も バッチリ! 「白熱教室」さながらの ディスカッション 跳人衣装は大人気! 先生から手品の余興 折り紙、あやとり、けん玉など懐かしい遊びも紹介 レクリエーションで 緊張をほぐす 「絆」の書き方 教えます 別れを惜しみながら… ストックホルムのまちなみ