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経営発達支援計画の概要 実施者名 座間味村商工会(法人

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経営発達支援計画の概要 実施者名 座間味村商工会(法人
経営発達支援計画の概要
実施者名
座間味村商工会(法人番号 3360005001203)
実施期間
平成28年4月1日∼平成31年3月31日
目標
座間味村は年間約 10 万人の観光客が訪れる地域であり、観光業が基幹産業として地域経済
を支えているが、月別の入域観光客数をみるとピーク期とボトム期の差が大きいことから、
年間を通じた入域観光客数の平準化に向けたボトム期における観光客の増大、地域の新たな
着地型観光商品等の開発、離島観光の発展に向けた取り組み等が課題であります。
基幹産業である観光業の振興を優先課題として、経営発達支援計画を通し、村内観光関連
業者が自社の経営資源を最大限活用できるようなセミナーや個別支援等を関係機関や専門家
との連携を取りながら実施することで、通年を通して安定した収益が得られる仕組みづくり
を図り、観光関連産業の活性化へと繋げることを目標とします。
具体的目標として、ボトム期(10 月∼6 月)の入域観光客数 25%増加により、ピーク期(7
月∼9 月)との格差 5.5%改善を掲げ、併せて村内観光関連業者のボトム期の売上増加を図り
ます。
事業内容
Ⅰ.経営発達支援事業の内容
1.地域の経済動向調査に関すること
地区内小規模事業者へアンケート調査を実施し地域経済動向及び支援ニーズ等を把握する
と共に、公的機関による各種統計資料等を活用し情報収集に努め、整理・分析した情報を小
規模事業者の経営方針の参考となるように提供していきます。
2.経営状況の分析に関すること
小規模事業者向けに経営分析の必要性を巡回・セミナー等を通して周知し、経営意識の向
上を図り、自社の実態把握と課題抽出により、個々の経営力強化を支援します。
3.事業計画策定に関すること
村内観光関連業者を中心に自社の経営課題を解決するための事業計画の策定を関係機関と
連携し、伴走型の指導・助言を行うことで、小規模事業者の持続的発展を支援します。
4.事業計画策定後の実施支援に関すること
策定された事業計画を着実に実行し成果に繋がることを目的に、随時進捗状況を確認しな
がらPDCAサイクルによる計画の実行管理を重点に伴走型の支援を行います。
5.需要動向調査に関すること
村観光協会との連携を図りながら観光客動向調査を実施、併せて公的機関等からの情報を
収集しつつ、整理・分析を行い村内観光関連事業者が需要動向を把握する有効なデータと
して活用できるよう情報の提供を強化します。
6.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること
自社の経営状況分析や需要動向調査にて得られた情報を基に、個社の経営資源の強みを活
かし、観光客のニーズを満たす満足度の高い商品・サービスの開発やブラッシュアップを
図り、自社ホームページやマスメディア等を活用して広く情報発信し、閑散期の需要拡大
に向けた支援を行います。
Ⅱ.地域経済の活性化に資する取り組み
村行政、村観光協会等と連携し地域振興を目的とした各種イベントを開催し、地域活性化
及び小規模事業者への集客力UP、所得向上を図ります。また、未活用の地域資源を活か
した閑散期メニューの開発や特産品開発等を行い、ボトム期の新たな魅力づくりに取り組
みます。
Ⅲ.経営発達支援事業の円滑な実施に向けた支援力向上のための取り組み
他の支援機関との連携を通じた支援ノウハウ等の情報交換に取組み、また関係支援団体等
が主催する研修会へ積極的な参加を図り、経営指導員の資質向上と伴走型支援の能力向上
を身に着けます。
連携内容
高度かつ専門性の高い課題については、専門家派遣等の支援を受け早期解決を図ります。
各関係支援機関との連携を強化し、情報の共有化や支援ノウハウの蓄積を行い、多種多
様な経営課題に対応します。
連絡先
098−896−4321
(別表1)
経営発達支援計画
経営発達支援事業の目標
【地域の概要】
座間味村は沖縄本島那覇市の西方約 40km に点在する離島区、慶良間(けらま)諸島に位置する村
で、座間味(ざまみ)、阿嘉島(あか)、慶留間島(げるま)の 3 つの有人島(人口はおよそ 900 人)
と多くの無人島で構成されています。
豊かな珊瑚礁の内海には多様な生物群が生息することから、古くからマリンスポーツの愛好家に
認知されています。また、冬場(1 月∼4 月)は近海にザトウクジラの群れが繁殖を目的に多く訪れ
ることからホエールウォッチングを冬場の観光メニューとして提供しています。このように豊かな
自然環境は平成 17 年にラムサール条約に登録され、県内でも屈指の観光地として県内外、外国から
も多くの観光客が訪れています。平成 26 年 3 月には本村を含む慶良間諸島の国立公園指定を契機に
入域観光客は増加傾向を見せ、平成 27 年は入域観光客数が過去最高(平成 15 年 96,294 人)を上回
る 10 万人を超える見込みです。(平成 25 年 79,966 人、平成 26 年 92,107 人、平成 27 年 1 月∼7 月
は 54,066 人と対前年比で約 1.2 倍の伸び率)
また、既に指定されている、慶良間諸島海域のラムサール条約登録地についても見直しが行われ
登録面積が大幅に(353ha→8,290ha)拡大されることが今年(H27 年)5 月末に決定したことにより
対外的な関心が高まり、今後の更なる観光客の増加が見込まれます。
◆過去 5 ヶ年の入域観光客数の推移
◆ 座間味村の位置
当村の商工業者数は 156 件、うち約 8 割が個人事業であり、
その殆どが従業員規模 5 名以下の小規模事業者となっていま
す。業種別では建設業 2.5%、製造業 3.2%、小売業 10.2%、
飲食・宿泊業 41.6%、サービス業 32.6%の構成である。その
中でも観光関連業は村の基幹産業として重要な位置を占めて
おり、マリンサービス業や宿泊業等の観光関連事業者は全体の
74.3%の高い割合となっています。
【地域の課題】
一方、村経済を支える観光産業の要となる入域観光客の動向においては、繁忙期(7 月∼9 月)の
3 カ月間で年間入域観光客数のほぼ半数を占めるといった大きな偏りが生じており、観光関連業者
においては閑散期と繁忙期の売上格差が大きく、特に閑散期には収入が激減してしまうため雇用面
に関しても繁忙期の期間雇用に頼らざるを得ず、安定的な雇用確保が難しい状況となっています。
その他、繁忙期ではアクセス(船舶)の予約確保の困難や、日帰り客の増加、水資源の問題、飲
食店が限られていることによる「食事難民」の問題、働き手となる人材確保と住居の問題などがあ
げられます。また、閑散期(10 月∼6 月)としては、冬季の観光メニューの開発や修学旅行等の団
体客の誘致など、入域観光客数増加に向けた取り組みが課題としてあげられます。また、総合的な
課題として増加傾向にある外国人観光客への対応力向上や、観光地としてのホスピタリティーの向
上、観光客に関するデータ収集と活用、地域特産品開発や商品力向上などの課題あげられます。
-1-
7 月∼9 月(3 か月間)の割合
49.6%
※月別の入域観光客数の推移(H26∼H27.7)
以上のような地域の特性、課題を踏まえ、商工会は地域小規模事業者の支援機関として、行政(沖
縄県、座間味村)および島内各関係団体(観光協会、ダイビング協会、ホエールウォッチング協会)、
村外の支援機関(よろず支援拠点、ミラサポ、中小企業基盤整備機構、沖縄観光コンベンションビ
ューロー、沖縄県産業振興公社)や、沖縄振興開発金融公庫と連携し、基幹産業である観光に携わ
る小規模事業者への売上増加や利益の改善に繋がる経営力向上、及び集客に繋がる販路拡大等に向
けた伴走型支援を図り、個々の事業の持続的発展を促すための経営発達支援事業を展開します。
具体的目標として、ボトム期(10 月∼6 月)の入域観光客数 25%増加により、ピーク期(7 月∼9
月)との格差 5.5%改善を掲げ、併せて村内観光関連業者のボトム期の売上増加を図ります。その
目標達成の方針として「新規顧客及びリピータを増やすための閑散期プログラムメニュー開発」「来
島者の満足度向上」「座間味村の魅力ある地域資源の見直しと活用」などを通し、ボトム期の観光客
数増加を推進します。
これら取り組みを通し、通年を通して安定した収益が得られる仕組みづくりが図られ、ひいては
当村の基幹産業である観光関連業者の持続可能な経営の安定・黒字化へと繋がることを中長期的な
ビジョンとします。
ボトム期の入域観光客数を月平均 25%
(累計でおよそ 10,000 人)の増加
ボトム期の入域観光客数を
月平均 25%増加により格差
を 5.5%是正
トップ期(7 月∼9 月)とボトム期(10 月∼6 月)
の格差を 5%改善
基幹産業である観光関連業者の
持続可能な経営の安定
※過去 3 カ年平均の入域観光客数推移(赤線)と目標値(青線)
ボトム期(10 月∼6 月)の
入域観光客数を 5.5%改善
51.5%
10 月∼6 月(9 か月間)
57.0%
51.5%→57.0%
10 月∼6 月(9 か月間)
43.0%
48.5%
7 月∼9 月(3 か月間)
7 月∼9 月(3 か月間)
-2-
経営発達支援事業の内容及び実施期間
(1)経営発達支援事業の実施期間
平成28年4月1日∼平成31年3月31日(3年間)
(2)経営発達支援事業の内容
Ⅰ.経営発達支援事業の内容
1. 地域の経済動向調査に関すること【指針③】
【現状と課題】
地域経済動向の調査に関して、これまでは経営指導員を中心に経営改善普及のための巡回
指導や窓口相談時でのヒアリングに留まっており、公的機関の景気動向調査など各種統計資
料の活用に関しても、支援における基礎資料として十分な活用がされていなかった。
今後は、地区内小規模事業者へ定期的(4半期毎)なアンケート調査を実施し地域経済動
向及び支援ニーズ等を把握すると共に、公的機関による各種統計資料等を活用し情報収集に
努め、整理・分析した情報を小規模事業者の経営方針の参考となるように提供していきます。
(事業内容)
(1)職員の巡回により 4 半期毎に会員事業所の売上(客数・客単価・稼働率等)
・経費等の財務面、
及び景況感・経営課題・資金繰り・支援ニーズなど多岐にわたる項目により総合的な地域の
経済動向を調査分析します。併せて、公的機関による景気動向調査等の各種統計資料を収集
し広域的な経済動向資料として整理・分析する。調査結果は主に小規模事業者への個別相談
時の基礎データとして活用し提供します。なお、調査項目の作成及び調査分析にあたっては、
県商工会連合会のスーパーバイザー(広域的専門経営指導員)と連携を図ります。
(2)村内観光関連事業所の詳細(提供商品・サービス、営業概要、従業員数、受入可能客数など)
の実態把握を目的に巡回ヒアリングにより調査を行います。この調査を行うことで村内観光
受入に関する許容範囲の実態を把握することが可能となり、ひいては村の総合的な観光戦略
策定における基礎データとして活用します。
(3)村役場による入域観光客数データ、公的機関による観光統計調査や専門誌による速報データ
等、観光産業に関する情報収集を図ります。全国及び県・村内の観光動向データを活用し村内
観光関連業者へ提供することで集客効果をバックアップします。併せて商工会ホームページに
も掲載することで広く共有を図ります。
(目標)
地域の経済動向及び観光に関する動向を巡回訪問調査及び各種情報源を活用して収集しま
す。収集したデータを組み合わせ、整理・分析することで経営に役立つ基礎データとして
4 半期ごとに小規模事業者へ提供します。
支援内容
現状
28年度
28年度
30年度
巡回訪問調査件数
0
115
115
115
観光関連業事業所
0
95
95
95
実態調査
調査報告提供回数
0
4
4
4
※巡回訪問調査件数は会員事業所数115件を対象
※観光関連事業所実態調査は飲食・宿泊業・サービス業を対象
※調査報告提供は4半期ごとに会員事業所へ配付及び商工会ホームページへ掲載
-3-
2. 経営状況の分析に関すること【指針①】
【現状と課題】
地域の小規模事業者への経営状況分析はセミナーや融資斡旋、補助金等活用における事業
計画書作成時において行われているが、必要に迫られない限り自社の経営分析を行う機会は
少ない。とは言え、これまでの個別支援では、金融、税務、記帳など直面する問題に対して
の支援にとどまっており、経営分析に至っては限定的な提供だけで有効活用されていないこ
とが課題であった。今後は、地域の主要産業である観光関連業者を対象に、小規模事業者の
経営分析を行い、自社の実態把握と課題の抽出により、個々の経営力強化を支援します。
(事業内容)
(1)巡回訪問やセミナー、金融等の個別相談を通して経営状況分析の必要性を周知します。その
中で、経営意欲のある小規模事業者を掘り起し、当該事業所の経営情報(決算書等による財
務情報、運営体制等の組織情報、保有する技術・ノウハウ等の経営資源、競合や市場におけ
る課題、事業者が求める支援内容等)をヒアリングにて収集・整理します。
(2)収集・整理した情報を基に、分析ツール等(下記掲載)を活用し、自社の商品やサービス、
保有する経営資源やノウハウ、財務状況、市場環境状況等から経営の実態把握を行い現状の
経営課題を抽出します。なお、分析・整理に関しては必要に応じて専門家と連携を図り、
より高度な視点からの分析を行います。専門家の選定・派遣においては沖縄県商工会連合会
のエキスパートバンク事業やミラサポ、スーパーバイザー(広域的指導員)を活用します。
◆活用する分析ツール(フレームワーク)及びシステム
・財務分析(自社の財務状況の把握):J-Net21(中小機構)経営自己診断システム、商工会
ポータルシステム(全国商工会連合会)基幹システム 2012 による分析システムなど
・内部分析(自社の経営資源を基にした強み・弱みの把握):SWOT 分析、PPM 分析など
・外部分析(市場を基点としたマクロ環境の把握):3C 分析、PEST 分析、ファイブフォース
分析など
(目標)
巡回訪問の積極的な実施による経営状況分析の周知徹底と、経営課題の抽出を目的とした
セミナーを実施します。これらを通して対象となる小規模事業者を掘り起し、個別具体的に
当該事業者の経営状況分析を実施します。
支援内容
現状
28年度
29年度
30年度
333
460
460
460
セミナー開催回数
0
1
1
1
セミナー参加事業所数
0
10
10
10
巡回訪問件数
経営分析件数
0
6
6
※巡回訪問件数は会員数115件に対し年平均4回巡回(4半期毎)
※セミナーは確定申告時期(1月∼3月)に開催
※経営分析件数は2ヶ月で1件
-4-
6
3. 事業計画策定支援に関すること【指針②】
【現状と課題】
地域の小規模事業者への事業計画策定支援はセミナーや融資斡旋、補助金等活用時におい
て行われている程度です。また、創業者に対しては、創業資金に係る事業計画への支援や、
創業後の経理や税務、経営一般における支援を行っています。第二創業(経営革新)に関し
ては平成26年度に経営革新計画作成支援により県の計画承認へと導きました。その他、事
業承継を控えている小規模事業者も存在することから当該事業者への円滑な事業承継に向け
た支援も課題であります。今後は、村内観光関連業者を中心に閑散期の売上増加等、自社の
経営課題を解決するための事業計画の策定を目的に、上記1の地域経済動向調査、及び2の
経営分析の結果を踏まえ、観光関連事業者を中心に事業計画策定を県商工会連合会のスーパ
ーバイザー(広域的専門経営指導員)及びエキスパートバンクやミラサポの専門家と連携し、
伴走型の指導・助言を行うことで、小規模事業者の持続的発展を図ります。
(事業内容)
(1)上記2で経営分析を行った小規模事業者を中心に、事業計画策定に関するセミナー及び個別
相談の開催し事業計画の作成を支援します。また、小規模事業持続化補助金や各種補助金制
度の活用、経営革新計画の認定申請を目指す小規模事業者に対しても、積極的に事業計画策
定支援を行います。
(2)創業希望者への窓口対応と創業計画書の作成支援を行います。併せて、沖縄県商工会連合会
の主催する「創業塾」への参加を促します。必要に応じて創業専門アドバイザー(沖縄県商
工会連合会)の派遣を受け創業計画書作成に関する支援を行います。
(3)第二創業(経営革新)に関する個別相談会及びセミナーを開催し、その取り組みに向けた事
業計画の策定を支援します。
(4)事業承継を控えた小規模事業者に対し個別相談会及びセミナーを開催し、事業承継計画作成
支援を行います。また、沖縄県事業承継引継支援センター、中小機構沖縄と連携し円滑な事
業承継にむけた支援を行います。
(目標)
支援内容
現状
28 年度
29 年度
30 年度
事業計画策定に向けたセミナー
及び個別相談会開催回数
1
1
1
1
事業計画策定事業者数
3
5
5
5
2
1
1
1
1
1
1
1
0
1
1
1
創業予定者への事業計画書の作
成支援件数
第二創業(経営革新)支援事業所
数
事業承継支援事業者数
※セミナー及び個別相談会は繁忙期を除く4月∼6月に開催
※事業計画策定事業者は小規模事業持続化補助金に係る事業計画書作成支援を含む
※創業予定者への事業計画書作成支援件数は10月∼3月期に1件
※第二創業(経営革新)支援事業者数は実績ベースで算出
※事業承継支援事業者数は既存相談案件(1件)から算出
-5-
4. 事業計画策定後の実施支援に関すること【指針②】
【現状と課題】
現状では事業計画策定後は定期的に進捗状況を確認するフォローアップ体制が十分に
行われていません。今後は策定された事業計画を着実に実行し成果に繋がることを目的
に、PDCAサイクルによる計画の実行管理を重点に伴走型の支援を行います。
(事業内容)
(1)策定された事業計画を着実に実行し成果を出す仕組みとして、3ヶ月毎に進捗状況確認を兼
ねた戦略会議を個別巡回で実施します。実行段階での課題を抽出するとともに計画内容を見
直す仕組みをつくります。具体的には管理会計を導入し計数面(利益率、収支分岐点売上高
など)からの経営状況の把握と計画の進捗度を経営者と相互に共有しPDCAサイクルに沿
った伴走型の支援を展開します。なお、事業計画実施において専門的な支援が必要な場合は、
エキスパートバンクやミラサポ、よろず支援拠点等の専門家派遣を活用し課題解決を図りま
す。
(2)事業計画実施において、資金調達を必要とする小規模事業者には、積極的にマル経及び小規
模事業者経営発達支援融資を活用し、円滑な資金調達を支援する。資金調達後も3ヶ月毎に
巡回訪問を行い経営状況の把握に努め、伴走型支援で安定した経営にむけたフォローアップ
を行います。
(3)事業計画策定後に、国、県、県産業振興公社等の行う支援策を商工会ホームページやチラシ
等で周知を行います。該当する施策がある場合は申請についての支援を行います。
(目標)
支援内容
現状
28 年度
29 年度
30 年度
フォローアップによる巡回訪問
件数
0
20
20
20
専門家派遣事業利用回数
6
6
6
6
融資推薦件数
1
4
4
4
※フォローアップによる巡回訪問件数は3ヶ月に1回×5事業所=20件
※専門家派遣事業利用回数は4月∼9月で3件、10月∼3月で3件 合計6件
※融資斡旋件数は4半期ごとに1件の割合
5. 需要動向調査に関すること【指針③】
【現状と課題】
現状では、需要動向に関する調査としては個別相談時での対応や、事業所単位で独
自で行うに留まっています。また、村観光協会が観光客動向調査アンケートを実施し
ていますが、その結果内容については共有されておらず、村内観光関連業者への取り
組みに繁栄されていません。特に本村の基幹産業である観光関連業者に直結する来島
者(観光客)のニーズを把握することは、より満足度の高い商品やサービスの提供に
繋がることから、今後は村観光協会との連携を図りながら需要動向調査を実施し、公
的機関等からの情報を収集しつつ、整理・分析を行い村内観光関連事業者が需要動向
を把握する有効なデータとして活用できるよう情報の提供を強化します。
-6-
(事業内容)
(1)村及び観光協会と連携し来島者(観光客)に対してアンケート調査を実施。調査内容は年齢・
性別・国籍・来島回数・目的・消費額などを調査項目とします。実施にあたっては村内観光
案内所にて通年を通して実施し、目標サンプル数を年間入域観光客数の 3%にあたる 3,000 件
とします。(村観光協会による H26 年度実績は 2,676 件)
(2)収集したアンケートは3カ月毎に整理分析を行い、来島者の具体的な属性やニーズを把握す
るための需要動向情報として村内観光関連事業者へ提供することで、自社商品・サービスの
見直しや改善または新たな取り組みへの参考資料として活用してもらいます。また、上記3
の事業計画策定支援及び上記4の事業計画実施支援における基礎データとして活用します。
(3)沖縄県による「観光統計実態調査」や沖縄観光コンベンションビューローによる観光動向に
関する調査資料、沖縄観光速報社発行の「観光とけいざい」等の専門誌から県内を中心とし
た観光動向と観光客の需要動向情報を収集・整理・分析し、村内観光関連事業者へ提供する
と共に、個別の相談内容に応じたデータとして活用しフィードバックを図ります。
(4)需要動向調査および情報分析においては、エキスパートバンクやミラサポ、よろず支援拠点
等の専門家派遣を活用し、定性・定量的な分析やクロス分析による基準別の集計を行うこと
でデータの有効性を高め、地域内観光関連業者の課題発掘や経営改善に役立てます。
(目標)
支援内容
来島者アンケート回収件数
来島者アンケート調査集計回数
現状
28 年度
29 年度
30 年度
2,676
3,000
3,000
3,000
0
4
4
4
アンケート調査結果及び需要動
0
4
4
向に係る情報提供
※来島者アンケートは村観光協会と連携して通年実施
※アンケート集計は3カ月毎(年4回)に行う
※アンケート調査結果及び需要動向に係る調査結果は3カ月毎に提供
4
6. 新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること【指針④】
【現状と課題】
座間味村ではトップ期となる7月∼9月の入域観光客が年間のほぼ半分を占めており、
この時期の受入は許容範囲を超えつつあるため、今後はトップ期以外の集客拡大が大きな
課題であります。村内観光関連業者においては、ボトム期(10月∼6月)を新たな需要
拡大の機会と位置付け、集客獲得に向けて今後は取り組む必要があります。現状では、
商工会として具体的な対応や支援は行っておらず、個別事業所での取り組みに任せている
状況であります。今後は、自社の経営状況分析や需要動向調査にて得られた情報を基に、
自社の経営資源の強みを活かし、観光客のニーズを満たす満足度の高い商品・サービスの
開発やブラッシュアップを図り、自社ホームページやマスメディア等を活用して広く情報
発信し、閑散期の需要拡大に向けた支援を行います。
-7-
(事業内容)
(1)上記5で得た需要動向調査結果を踏まえ、ボトム期に来島される観光客向けの「遊ぶ」「食べ
る」「買う」の新たな動線開発を目的に、観光関連事業者に対し、既存フィールドを活用した
多様な観光メニュー、地域資源を活用した飲食メニューや加工土産品等、新たな商品・メニ
ュー開発に向けた取り組みを、セミナーや個別相談会を通して支援します。実施にあたって
はエキスパートバンクやミラサポ、よろず支援拠点等の専門家派遣を活用し、専門家と連携
した支援体制を図ります。また、小規模事業持続化補助金の活用を促し、新たな需要開拓及
び新規顧客開拓への取り組みを支援します。
<具体的な支援策>
・トレッキングや島内観光の陸域メニュー、釣りやカヤックなど夏場以外でも楽しめるマリンメ
ニューやアウトドアレジャーなど、ボトム期の集客に繋がる観光商品開発の支援。
・未活用となっている地域食材(資源)を掘り起し、地域独自のメニュー開発(例:シイラやカ
ジキのハンバーグやステーキなど)を支援。開発されたメニューは村内飲食店で自由にアレン
ジし提供することで、新たな観光資源として誘客効果向上が期待できます。
・地域素材を活用した新たな特産品(加工土産品)の開発や既存特産品のブラッシュアップに向
けた加工技術の修得・向上や生産体制の整備を支援し、より高付加価値で安定した商品提供が
行える仕組み作りを図ります。
・渡嘉敷村との連携による『慶良間ブランド』の商品開発(例:航路船「みつしま」を活用した
周遊観光、渡嘉敷村特産「むらさき黒米味噌」と本村で獲れた魚介類の味噌焼きなど)
(2)特産品の販路開拓においては、沖縄県商工会連合会主催の「商工会特産品フェア(ありんく
りん市)」、沖縄県主催の「離島フェア」、沖縄県物産公社による各種物産展や展示会への出展
を支援し県内の一般消費者に対する商品の認知度向上と(主に首都圏の)県外量販店、専門
点等への店販路拡大を図ります。また、全国商工会連合会公式ショッピングサイト「ニッポ
ンセレクト.COM」への積極的な出品を促し、地域特産品の全国市場(主に一般消費者)に向
けた販路開拓を支援します。
(3)閑散期の集客獲得を目的に上記(1)にて開発した観光メニューや飲食店メニュー等の周知
を図るため、村内観光関連事業者に対し自社ホームページや、フェイスブック等のソーシャ
ルメディアの積極的な活用をセミナーやエキスパートバンク等の専門家派遣事業を活用し、
効果的な情報発信技術・ノウハウの習得と個々の情報発信力向上を支援します。また、村行
政及び村観光協会と連携し情報発信体制の整備を行い、沖縄県観光コンベンションビューロ
ーや民間旅行会社へのPR活動、新聞やテレビ等のマスメディアへのプレスリリースにより
情報発信を図り、閑散期の入域観光客増加を図ります。
(目標)
支援内容
現状
28 年度
29 年度
30 年度
セミナー・個別相談会開催回数
0
2
2
2
〃
参加事業者数
0
20
20
20
個別支援事業者数
0
7
7
7
物産展出展事業者数
5
6
6
6
観光商品開発数
0
1
1
1
飲食メニュー開発数
0
1
1
1
加工土産品開発数
0
1
1
1
※IT活用及び新商品・サービス開発セミナー・個別相談会 年間各1回開催
※セミナー・個別相談会参加事業者数は10事業所×2回で算出
※特産品開発事業者を対象 既存事業者数21件のうち年間7件ずつ個別支援を展開
※商工会特産品フェア及び離島フェアへの出展事業者数
-8-
Ⅱ.地域経済の活性化に資する取組
【現状と課題】
現在、座間味村では観光振興を目的とした以下のイベントを取り組んでいます。
①「座間味島祭り」(8月):座間味村と連携し「座間味島祭り実行委員会」におる座間味村
最大の夏祭りイベント※実行委員会事務局を商工会が担当、②「座間味島の海びらき」:座
間味村商工会主催(4月)、③「座間味島ファン感謝月間」
(11月):座間味村及び村観光
協会、ダイビング協会、ホエールウォッチング協会と連携し「座間味島ファン感謝月間実行
委員会」を中心に、閑散期の誘客効果と島内観光関連サービス業者の連携強化を目的に開催
しています。これらイベントは観光客誘引の重要な役割を果たしており、基幹産業である観
光サービス関連事業者にとっても集客と売上向上の機会となっています。また、ひいては座
間味村の観光振興および「座間味ブランド」の向上に繋がることが期待されるため、今後も、
座間味村役場及び村観光協会や各種関係団体等と連携し、継続的な実施が必要です。
一方、座間味村では7月∼9月の入域観光客が年間のほぼ半分を占めるため、夏季以外
の集客が必須の課題となっています。しかし、本村では海洋資源の活用は進んでいるが、
陸域の自然環境や農水産物等の1次産品の地域資源が未活用となっており、その開発や有
効活用が遅れています。現状の観光客数を継続的に安定して維持していく為にも、新規観
光客(初来島者)の誘致とリピータづくりに向けた仕組み作りが必要とされます。そのた
めにも、今後は村行政、村観光協会と連携し、未活用の地域資源を活かしたメニューの開
発や特産品開発等を行い、ボトム期の新たな魅力づくりに取り組んでいきます。
(事業内容)
(1)既存の村内実施イベントを村行政及び各関係団体等と連携し引き続き実施にむけた取り組み
を行い、地域特性を活かしたイベントとして展開し、来場者(観光客)の満足度を高め座間
味ファンを増やすとともに、通年を通した座間味村観光情報を発信し、リピータ客の獲得を
図ります。
(2)観光客及び宿泊利用者等の利便性向上を目的とした、飲食・宿泊事業者等のWi−Fi設置
の支援を、沖縄観光コンベンションビューロー「外国人観光客受入施設向け【Wi-Fi 設置支援】
受入インフラ整備支援事業」等を活用し推進します。
(3)村観光協会及び沖縄観光コンベンションビューロー等と連携し、増加傾向にある外国人観光
客への対応力向上や、魅力あるサービスやおもてなしの向上を目的とした観光人材育成の講
習会を開催。
(4)夏季の繁忙期に起こる観光客への飲食サービス不足問題(食事難民)の解消にむけた、村内
飲食業者への経営改善や飲食メニューの開発、村内飲食店マップ等案内ツールの作成支援。
(5)閑散期の観光客誘致に向けて村や観光協会と連携し、特色ある景観や動植物生態系等の自然
環境を活用した陸域観光客メニューの開発や新たな観光資源の調査発掘に取り組みます。
具体的には村担当課及び村観光協会と定期的な情報交換を行い、課題解決に向けたプログラ
ム策定を手掛ける。必要に応じて全国商工会連合会の全国展開支援事業による調査研究事業、
中小機構沖縄による地域資源活用プログラム等の補助事業を活用します。
-9-
(目標)
支援内容
現状
28 年度
29 年度
30 年度
イベントに伴う集客獲得に向け
た個別支援件数
0
10
10
10
Wi−Fi設置支援件数
0
3
3
3
外国人観光客対応セミナー回数
0
1
1
1
食事難民解消にむけた支援件数
0
20
20
20
役場担当課・村観光協会とのプロ
0
4
4
4
グラム策定会議
※イベントに伴う集客獲得に向けた個別支援件数:宿泊業者を対象に年間10件
※Wi−Fi設置支援件数:村内飲食店及び宿泊業者を対象に年間3件
※外国人観光客対応セミナー:1月∼3月(閑散期)に1回開催
※食事難民解消に向けた支援件数:座間味村内飲食業者数20件を対象
※プログラム策定会議:3カ月に1度の割合で開催
Ⅲ.経営発達支援事業の円滑な実施に向けた支援力向上のための取り組み
1.他の支援機関との連携を通じた支援ノウハウ等の情報交換に関すること
本村は離島地区であることから、県内外の各種情報取得が限定的な状況であります。
今後、経営発達支援事業の円滑な実施を図る上でも、沖縄県商工会連合会や他の支援機
関等の主催する情報交換会に積極的に参加し、需要動向や支援事例、支援ノウハウ等の
情報収集に努めます。得られた情報は職員間で共有するとともに、会報誌や個別巡回等
で積極的に情報発信します。
(1)沖縄県商工会連合会の南部地域分室主催により年2回開催される「問題・課題発掘意
見交換会(座談会)」へ参加し、支援ノウハウ、支援の現状あるいは共通課題の抽出
や広域連携事業の模索など今後の展開などについての意見交換を行い、伴走型支援の
現状と今後について情報交換を行います。
(2)沖縄振興開発金融公庫が開催する推薦団体連絡協議会へ参加し、金融斡旋支援の現状
やノウハウ等の情報交換を行います。
(3)近隣離島地区である渡嘉敷村商工会及び久米島商工会との情報交換を積極的に行い、
各地区の需要動向や支援スキル、支援事例等の情報交換と共有を図ります。
2.経営指導員等の資質向上等に関すること
(1)沖縄県商工会連合会や中小機構、よろず支援拠点、県産業振興公社等が主催する研
修会へ経営指導員が積極的に参加し、経営戦略やマーケティング等より高度な経営相
談に対応できる知識の修得やスキルアップを図り、支援レベルの維持向上と経営発達
支援に必要な支援スキルを身に着けます。
- 10 -
(2)沖縄県商工会連合会南部分室担当のスーパーバイザー(広域的指導員)と連携して
OJTによる伴走型の支援向上を図ります。
(3)当商工会は職員2名(経営指導員1名、補助員1名)と非常に限られた人員体制で
の業務実施を行っており、日々の経営支援やその他業務に関しても綿密な情報共有が
求められます。職員間の情報共有に関しては以下の取り組みを行います。
・巡回や窓口での経営支援は指導員だけでなく、極力補助員も同席させることで内容
の共有化を図る。併せて補助員に対しては、支援スキル・ノウハウを直接修得する
OJTの機会として活用します。
・経営支援の内容や進捗状況を常に把握するため、経営支援ミーティングを週1回定
期的に開き情報共有を図る。また、相談カルテを月毎にまとめて回覧することで支
援経過を共有します。
・経営支援を通して得られた経営分析結果等の情報はデータ化して事業所ごとに整理
分類し共有ファイルにより保存することで、情報共有の強化を図ります。
3.事業の評価及び見直しをするための仕組みに関すること
毎年度、本計画に記載の実施状況及び成果について、以下の方法により評価・検証を行い
ます。
(1)外部有識者を加えた検討委員会を設置。四半期毎に進捗状況の確認を行い見直しを図
る。年度末には、「事業見直しガイドライン」に基づいた事業成果の検証・評価を次年
度にむけた改善策の提案をしてもらう。
(2)座間味村商工会の理事会において、評価見直しの方針を決定。
(3)事業の成果・評価・見直しの結果については、総会で報告し承認を受ける
(4)事業の成果・評価・見直し結果を座間味村商工会ホームページにて公表する。
- 11 -
(別表2)
経営発達支援事業の実施体制
経営発達支援事業の実施体制
(平成27年4月現在)
(1)組織体制
・役員数
会長
副会長
理事
監事
・職員数
経営指導員
補助員
14名
1名
2名
9名
2名
2名
1名
1名
(2)連絡先
座間味村商工会
住所:沖縄県島尻郡座間味村字座間味94番地
電話番号:098−896−4321
ホームページ:http://www.zamami.or.jp/
- 12 -
(別表3)
経営発達支援事業の実施に必要な資金の額及びその調達方法
(単位
平成 28 年度
平成 29 年度
千円)
平成 30 年度
必要な資金の額
経営改善普及事業
旅費
事務費
指導事業費
資質向上対策費
小規模事業施策普及費
金指導事務費
経営強化指導事業費
1,864
860
185
95
370
1
8
17
38
1,864
714
185
95
370
1
8
17
38
1,864
714
185
95
370
1
8
17
38
地域総合振興費
総合振興費
観光振興費
青年部・女性部対策費
情報化対策費
1,150
300
350
400
100
1,150
300
350
400
100
1,150
300
350
400
100
(備考)必要な資金の額については、見込み額を記載すること。
調達方法
会費、手数料、県補助金、村補助金
(備考)調達方法については、想定される調達方法を記載すること。
- 13 -
(別表4)
商工会及び商工会議所以外の者と連携して経営発達支援事業を実施する場合の連携に
関する事項
連携する内容
Ⅰ.経営発達支援事業の内容
Ⅰ−1.地域の経済動向調査に関すること
(1)沖縄県商工会連合会によるスーパーバイザー(以下県連SV)及び嘱託専門指導員と
連携し、経済動向調査の項目や調査方法、収集結果の整理・分析方法等についてアドバ
イスを受けます。
(2)座間味村(担当課:産業振興課)及び村観光協会と連携し入域観光客に関しての情報
収集を行い、実施した市場動向調査結果を共有します。
Ⅰ−2.経営状況の分析に関すること
(1)県連SV及び嘱託専門指導員、県産業振興公社等と連携し経営状況の分析に関するセ
ミナー及び個別相談を開催します。
(2)個別企業の経営状況分析にあたっては、ミラサポやエキスパートなどの専門家派遣と
の連携にて、より専門性の高い視点からの分析を行い課題抽出を図ります。
Ⅰ−3.事業計画策定支援に関すること
(1)県連SV及び嘱託専門指導員、県産業振興公社等と連携し事業計画策定に関するセミ
ナー及び個別相談を開催します。
(2)個別企業の事業計画策定にあたっては、ミラサポやエキスパートなどの専門家派遣と
の連携にて、個別事業所の現状を踏まえた実現可能性の高い計画策定を支援します。
(3)創業予定者の支援においては、県連SV・創業専門アドバイザーと連携し創業相談へ
の対応及び、創業計画書の作成支援を行います。創業支援の斡旋については、沖縄県中
小企業課及び沖縄振興開発金融公庫と連携し支援を行います。
(4)県連SV・嘱託専門指導員及び沖縄県産業振興公社と連携し、第二創業(経営革新)
に関する相談会、計画策定支援を実施します。
(5)沖縄県事業承継引継支援センター、中小機構と連携し事業承継に向けた支援を行いま
す。
- 14 -
Ⅰ−4.事業計画策定後の実施支援に関すること
(1)事業計画実施後の支援を県連SV・嘱託専門指導員と連携し、策定された事業計画の
進捗状況の確認及び新たな課題抽出を行います。計画実施の段階で専門性のある課題に
ついてはミラサポやエキスパートなどの専門家派遣、またはよろず支援拠点との連携に
て課題解決を図ります。
(2)事業計画実施における資金調達では沖縄振興開発金融公庫と連携してマル経及び小規
模事業者経営発達支援融資の推薦支援を行います。
Ⅰ−5.需要動向調査に関すること
(1)座間味村(担当課:産業振興課)及び村観光協会と連携し入域観光客に対してのアン
ケート調査(需要動向調査)を実施します。
(2)アンケート調査結果の整理・分析に関しては、県連SV・嘱託専門指導員、エキスパ
ートバンクやミラサポ、よろず支援拠点と連携し、より有効な需要動向を探ります。
Ⅰ−6.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること
(1)販路拡大に向けた新商品・サービス開発セミナーをエキスパートバンクやミラサポ、
沖縄県産業振興公社、よろず支援拠点等の専門家派遣と連携し実施します。小規模事業
者持続化補助金等の活用にあたっては、県連SV・嘱託専門指導員と連携し申請に向け
た計画書作成等の支援を行います。
(2)特産品の販路開拓として、沖縄県、沖縄県商工会連合会、沖縄県物産公社等と連携し
各種物産展や展示会への出展支援を行います。
(3)販路拡大に向けた情報発信支援は、県産業振興公社等と連携しIT活用による情報発
信に関するセミナー及び個別相談を開催します。また、村行政、村観光協会、沖縄観光
コンベンションビューローと連携し販路拡大(需要開拓)にむけた情報発信を行います。
Ⅱ.地域の活性化に資する取り組み
(1)座間味村及び村観光協会、ダイビング協会と連携し村内イベントの実施に取り組みます。
(2)沖縄観光コンベンションビューロー等と連携し人材育成に向けた講習会を開催します。
また、同団体が取り組むWi−Fi設置支援事業の活用促進を図り島内宿泊施設への
利便性向上に向けた支援を行います。
(3)座間味村、村観光協会、沖縄観光コンベンションビューローと連携し冬季陸域観光メ
ニューの開発や修学旅行受入への支援を行います。
- 15 -
連携者及びその役割
Ⅰ−1.地域の経済動向調査に関すること
連携者名
代表者
住所
座間味村
一般社団法人 座間味村
観光協会
沖縄県商工会連合会
電話番号
役割
宮里
哲
座間味村字座間味 109
098-987-2311
商工会支援、情報提供
宮里
哲
座間味村字座間味 95
098-987-2277
商工会支援、情報提供
那覇市小録 1831-1
098-859-6150
専門家派遣
當山憲一
(連携することによる効果)
村行政、観光協会と連携することで村基幹産業である観光産業を支える入域観光客の実態を効
率的に把握することでき、調査結果を相互が共有することで課題の共通認識を持つことが可能と
なります。また、調査項目や調査方法、収集結果の整理・分析にあたっては、各関係団体からの
専門家派遣や情報提供を受けながら、効果的な地域の経済動向調査の実施が可能となります。
Ⅰ−2.経営状況の分析に関すること
連携者名
代表者
沖縄県商工会連合会
公益財団法人 沖縄県産業
振興公社
ミラサポ
住所
電話番号
役割
當山憲一
那覇市小録 1831-1
098-859-6150
専門家派遣
桑江良一
那覇市小録 1831-1
098-859-6255
情報提供、専門家派遣
情報提供、専門家派遣
(連携することによる効果)
経営状況の分析に当たっては、客観的かつ正確な自社の外部・内部環境及び保有する経営資源
の把握が求められます。各種関係機関による専門家派遣と連携することで、より高度な視点から
の分析が行われ、より実態に沿った自社の現状把握と課題の抽出が可能となります。
Ⅰ−3.事業計画策定支援に関すること
連携者名
代表者
住所
電話番号
役割
沖縄県商工会連合会
公益財団法人 沖縄県産業
振興公社
當山憲一
那覇市小録 1831-1
098-859-6150
専門家派遣
桑江良一
那覇市小録 1831-1
098-859-6255
情報提供、専門家派遣
沖縄振興開発金融公庫
譜久山當則
那覇市おもろまち
1-2-26
098-941-1785
金融支援
三澤
那覇市小録 1831-1
098-859-7566
情報提供、専門家派遣
情報提供、専門家派遣
那覇市久米 2-2-10
098-941-1690
情報提供、専門家派遣
ミラサポ
中小機構沖縄事務所
沖縄県事業引継ぎ支援セン
ター
孝
−
(連携することによる効果)
事業計画策定では、市場動向や経営状況分析結果から、個々の経営形態を踏まえた具体的なア
ドバイスが必要とされるため、各種関係機関による専門家派遣の活用は、実現可能性の高い経営
計画策定の支援に繋がります。また、創業支援や経営革新、事業承継に関する支援については関
連支援機関と連携を図ることで具体的なアドバイスや施策活用が可能となります。
- 16 -
Ⅰ−4.事業計画策定後の実施支援に関すること
連携者名
代表者
住所
電話番号
役割
沖縄県商工会連合会
ミラサポ
よろず支援拠点
公益財団法人 沖縄県産業
振興公社
當山憲一
那覇市小録 1831-1
098-859-6150
上地
哲
那覇市小録 1831-1
098-859-6237
専門家派遣
情報提供、専門家派遣
専門家相談窓口
桑江良一
那覇市小録 1831-1
098-859-6255
情報提供、専門家派遣
沖縄振興開発金融公庫
譜久山當則
那覇市おもろまち
1-2-26
098-941-1785
金融支援
(連携することによる効果)
事業計画実施段階における専門性の高い課題にも専門家派遣を活用することで、策定された
事業計画の進捗状況の確認や新たな課題抽出と効果的な課題解決への支援が可能となります。
また、資金調達にあたってはマル経及び小規模事業者経営発達支援融資(第二マル経)の活用は
小規模事業者の持続的発展に大きく寄与する制度であることから、沖縄公庫との連携は必要不可
欠であると考えます。
Ⅰ−5.需要動向調査に関すること
連携者名
代表者
座間味村
一般社団法人 座間味村
観光協会
一般社団法人 沖縄観光
コンベンションビューロー
沖縄県商工会連合会
住所
電話番号
役割
宮里
哲
座間味村字座間味 109
098-987-2311
地域活性化全般
宮里
哲
座間味村字座間味 95
098-987-2277
地域活性化全般
上原良幸
那覇市小録 1831-1
098-859-6123
當山憲一
那覇市小録 1831-1
098-859-6150
情報提供、専門家派遣
離島支援、商工会支援
専門家派遣
(連携することによる効果)
村行政、観光協会と連携することで村基幹産業である観光産業を支える入域観光客へのニーズ
調査が効率的に実施可能となり、調査結果を相互が共有することで課題の共通認識を持つことが
可能となります。またこれら情報から得られた調査結果を基に、各関係団体からの専門家派遣と
連携することで、的確な課題抽出が可能となります。
Ⅰ−6.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること
連携者名
代表者
住所
電話番号
沖縄県商工会連合会
公益財団法人 沖縄県産業
振興公社
ミラサポ
中小機構沖縄事務所
よろず支援拠点
一般社団法人 沖縄観光
コンベンションビューロー
役割
當山憲一
那覇市小録 1831-1
098-859-6150
専門家派遣
桑江良一
那覇市小録 1831-1
098-859-6255
情報提供、専門家派遣
三澤
上地
孝
哲
那覇市小録 1831-1
那覇市小録 1831-1
098-859-7566
098-859-6237
上原良幸
那覇市小録 1831-1
098-859-6123
情報提供、専門家派遣
情報提供、専門家派遣
専門家相談窓口
情報提供、専門家派遣
離島支援、商工会支援
(連携することによる効果)
新たな需要開拓に向けた新商品・サービスの開発や販路開拓に向けて、各種支援団体による専
門家との連携を図ることで、より顧客ニーズに適した取り組みが可能となる。また県観光コンベ
ンションビューローとの連携により、観光に関する情報提供と離島支援を得ることで、地域小規
模事業者への販路開拓に結び付く支援が可能となります。
- 17 -
2.地域の活性化に資する取り組み
連携者名
代表者
座間味村
一般社団法人 座間味村
観光協会
座間味ダイビング協会
一般社団法人 沖縄観光
コンベンションビューロー
住所
電話番号
役割
宮里
哲
座間味村字座間味 109
098-987-2311
地域活性化全般
宮里
哲
座間味村字座間味 95
098-987-2277
地域活性化全般
又吉英夫
座間味村字座間味 36
098-987-2633
上原良幸
那覇市小録 1831-1
098-859-6123
地域活性化全般
情報提供、専門家派遣
離島支援、商工会支援
(連携することによる効果)
座間味村をはじめ村内各関係団体が連携を図ることで、各イベント開催が円滑に実施でき、島
外から多くの観光客を呼び込むことが可能となります。ひいては、村内観光サービス業者を始め
多くの商工業全体の活性化が期待されます。また県観光コンベンションビューローとの連携によ
り、観光に関する情報提供と離島支援を得ることで、夏季以外の集客増加など村観光への課題解
決が図られます。
連携体制図等
Ⅰ−1.地域の経済動向調査に関すること
座間味村
座間味村観光協会
座間味村商工会
沖縄県商工会連合会
・南部分室スーパーバイザー
・嘱託専門指導員
Ⅰ−2.経営状況の分析に関すること
沖縄県商工会連合会
・南部分室スーパーバイザー
・嘱託専門指導員
沖縄県産業振興公社
座間味村商工会
ミラサポ
Ⅰ−3.事業計画策定支援に関すること
沖縄振興開発金融公庫
ミラサポ
中小機構沖縄事務所
座間味村商工会
沖縄県産業振興公社
沖縄県商工会連合会
・南部分室スーパーバイザー
・創業専門アドバイザー
・嘱託専門指導員
- 18 -
沖縄県事業引継ぎ
支援センター
Ⅰ−4.事業計画策定後の実施支援に関すること
沖縄振興開発金融公庫
沖縄県商工会連合会
沖縄県産業振興公社
座間味村商工会
よろず支援拠点
・南部分室スーパーバイザー
・嘱託専門指導員
ミラサポ
Ⅰ−5.需要動向調査に関すること
座間味村
座間味村観光協会
座間味村商工会
沖縄観光コンベン
ションビューロー
沖縄県商工会連合会
・南部分室スーパーバイザー
・嘱託専門指導員
Ⅰ−6.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること
沖縄県商工会連合会
・南部分室スーパーバイザー
・嘱託専門指導員
中小機構沖縄事務所
ミラサポ
座間味村商工会
沖縄県産業振興公社
よろず支援拠点
沖縄観光コンベン
ションビューロー
2.地域の活性化に資する取り組み
座間味ダイビング協会
座間味村
座間味村商工会
沖縄観光コンベン
座間味村観光協会
ションビューロー
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