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【件名】 性同一障害の児童、生徒に慎重な対応を
【件名】 性同一障害の児童、生徒に慎重な対応を 【内容】 僕は性同一性障害(性別違和)のもと当事者です。 小中高校での性同一性障害(性別違和)の児童・生徒に対して慎重に対応してくださるよう、お願い いたします。性同一性障害とされる児童・生徒が実際には発達障害などの別の精神疾患である可能性が 高いです。児童期の性同一性障害は成人すると消去するという研究結果もあります。現在の日本では十 分に診察をしないまま有害なホルモン剤を投与したり、取り返しのつかない去勢手術をする悪質な病院 が多数、ございます。ホルモン剤は人体に有害な化学薬品であり、血栓症、肝機能障害、骨粗しょう症、 動脈硬化、うつ病などの健康被害に大勢の人々が苦しみ続けています。「性別適合手術」といっても生 殖器を除去するだけの外科手術にすぎません。 性同一性障害の当事者の大部分も実際には発達障害などの別の精神疾患であるといわれています。極 端な異性装やトイレ、更衣室の利用を要求するために就労困難になり、生活に困窮する当事者も多いで す。学校現場で、児童、生徒に異性の制服の着用を許可したり、異性のトイレと更衣室の利用を認めて もなんの問題の解決にもならないのです。学校卒業後の就労が困難になる危険性が高いです。性別を変 更することよりも社会で生きていくことの方が大切なことなのです。 小中高校での性同一性障害(性別違和)の児童・生徒に対して慎重に対応してくださるよう、お願い いたします。教育現場での早急過ぎる対応により児童・生徒の人権が侵害される恐れがあります。学卒 後、児童・生徒が社会に適応することが困難になる恐れもあります。性同一性障害の専門医だけでなく、 一般の精神科医を調査・診断の場に参加させてくださるよう、お願いいたします。そして児童・生徒が 社会的に成長できるよう、その妨げになることがないよう、お願いいたします。 性同一性障害とされる児童・生徒が本当は発達障害(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム)など の別の精神疾患である可能性が高いとされています。 また児童期・少年期の性同一性障害は成人すると消滅するという研究結果があります。性同一性障害 の原因についても先天的な脳の障害であるという学説はいまだに科学的に立証されておりません。同じ 脳の障害である認知症や発達障害が科学的に解明されていることを考えると矛盾しております。性同一 性障害は先天的ものではなく、社会的要因による後天的なものであり、偽の障害であるという中嶋聡医 学博士(沖縄なかまクリニック)をはじめとする多くの医学者からの指摘があります。 米国のジョンズ・ホプキンズ大学病院のポール・マクヒュー教授は「性同一性障害の患者に対して極 端で取り返しのつかない外科手術をするべきではない。精神的なカウンセリングを実施、治療するべき である」と一貫して主張しておられます。米国のジョンズ・ホプキンズ大学病院では、性別適合手術後 の患者の追跡調査を実施しました。いわゆるマイヤー報告書です。このマイヤー報告書では「性別適合 手術による患者へのダメージが大きく、自殺などの悲劇的な結果も多い。性別適合手術は正当な医療行 為と認められない」と結論づけました。その結果、ジョンズ・ホプキンズ大学病院は性別適合手術を行 っていた病棟、ジェンダークリニックを閉鎖しました。それなのに日本国内では悪質な病院による杜撰 な診断、薬物投与が横行しており、多くの人々が苦しみ続けているのが性同一性障害の現状なのです。 児童精神科医の杉山登志郎医師が「発達障害の子どもたち」 (講談社)のなかで述べておられるように、 発達障害の子供は対人能力や社会性に障害が あるために、異性になりたいという願望を抱き、性同一 性障害と酷似した症状になることが多くみられます。こうした場合、発達障害の子供に正しい診断名を 伝え、社会性を身につけるための訓練をすることが重要になります。 また性同一性障害の専門医の針間克己医師はその論文の中で「性同一性障害の子供は成長して大人に なると障害が消去して、通常の成人になることが多い。子供の性同一性障害と大人の性同一性障害は全 く異なる」と述べており、児童・生徒の性同一性障害者に対しては慎重な対応が求められています。 ( 「子 どもの性同一性障害を考える 」現代性教育研究月報 2007 年 2 月号) イギリスの精神科医、グリーンの研究では、4 歳から 12 歳(平均 9 歳)の男児の性同一性障害 44 名 を追跡調査(追跡調査時の平均年齢 19 歳)しました。すると、その中で、性別適合手術を真剣に考え ていたのはたったの 1 名でした。海外では他にもさまざまな児童の研究 が行われましたが、いずれも 成長するにつれて児童に変化がみられ、成人後は性同一性障害はほぼ消去していました 【回答】 小・中学校生活における性同一性障害の児童生徒への対応につきましては、保護者と十分相談の上、 適切に対応していきたいと考えております。 また、お子様が大人になり、どのように社会の中で生活していくことが、より豊かな生き方につなが っていくのか等も考慮しながら対応してまいりたいと思います。その際、医療機関のアドバイスを受け、 保護者、子どもの思いを大切に、人権に配慮した対応に取組んでまいります。 平成 26 年 7 月 11 日対応/回答