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第50期 - Kikusui Electronics Corp.
第50期 事業報告書 平成1 2年4月1日から 平成1 3年3月3 1日まで 株主の皆様へ 株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のことと お慶び申しあげます。 ここに「第50期事業報告書(平成12年4月1日∼平成13 年3月31日)」をお届けするにあたり、一言ご挨拶申しあ げます。 現在わが国は、政府の様々な経済対策や民間企業の情報 技術(IT)分野への投資拡大により、ようやく景気好転 の兆しが一部で見られるようになりました。 しかし、日本経済の構造改革の遅れや消費低迷に加え、 デフレ圧力など、景気への不安材料は払拭しきれずに経過 しました。 このような経済環境の中で、当社はデジタル機器、二次 電池、先進電子部品市場に加え、電気用品安全法の施行に 絡む関連市場などにも積極的な営業活動を展開しました。 特にお客様のニーズに応えた開発品は、特定用途向け市 場に好成績を上げることができました。 また、多様化している環境問題に対応すべく、環境マネ ジメントシステムISO14001の認証を取得し、品質面とと もに一層の充実を図ってまいります。 この結果、当社の業績は、以下にご報告いたしますよう な内容となりました。 この間、株主の皆様には、終始変わらぬご支援をいただ きましたことを、心から感謝申しあげます。 今後の景気動向は、決して予断を許さない厳しい状況に ありますが、全社を挙げて、更なる経営基盤の強化と業績 向上に努めてまいります。 株主の皆様におかれましては、引き続きご支援、ご韃撻 を賜わりますよう衷心よりお願い申しあげます。 平成13年6月 代表取締役社長 岩 義 憲 営業のご報告 営業の経過及び成果 当期におけるわが国経済は、政府の積極的な経済対策や 情報技術(IT)関連産業の活況により、多くの企業に業 績回復の基調が見られるようになりました。 また、民間の設備投資も電気・電子業界や自動車業界等 では活発な動きも見られましたが、雇用情勢や個人消費は 依然として回復の足取りが鈍く、価格下落によるデフレ圧 力の中で景気の停滞感はぬぐえず、年度後半からは景気の 腰折れ状態も懸念されるようになりました。 このような状況の下、当社の属する電子計測器並びに電 源機器等の業界では、IT関連需要の伸長を背景に積極的 な設備投資が行なわれ、期初から受注が好転し、期中高水 準の引合・受注で推移いたしました。 当社は、このような環境の中で、特に活況を受けた電子 部品、デバイス市場に着目し、積極的な販売展開を図ると ともに、デジタル機器、電気自動車、二次電池、EMC (電磁的両立性)分野においても営業強化を図ってまいり ました。 国内におきましては、パソコン、携帯電話等のデジタル 機器関連や電子部品市場向けに、直流・交流安定化電源、 電子負荷装置等、DVD用光デバイス・ドライブ装置向け にジッタメータ等で顕著な実績を上げることができまし た。 また、安定した需要で推移している耐電圧試験器におき ましても、電気用品安全法の制定機運が高まり、売上は前 期実績を上回ることができました。 一方、充放電試験システム機器は、二次電池の市場価格 下落等の影響もあり、伸び率は鈍化したものの堅調に推移 いたしました。 EMC試験分野では、IEC規格化等をにらみ、市場ニー ズに応えるべく新製品を発表いたしました。 海外につきましては、アジア経済の回復に支えられ、光 デバイス、電子部品等への設備投資は活発なものがあり、 1 特にジッタメータ、直流安定化電源等は前年実績を大きく 上回るとともに、耐電圧試験器も堅調に推移いたしまし た。 当期は、国内、海外ともに標準製品の売上実績が好調に 推移し、電子計測器、電源機器の各シリーズは総じて前年 実績を上回ることができました。 以上の結果、当期の売上高は、81億6千8百万円と前期 比20.6%の増加となりました。製品群別では、電子計測器 群が売上高22億1千5百万円(売上高比27.1%)で前期比 15.3%の増加となり、電源機器群が売上高56億2千4百万 円(売上高比68.9%)で前期比24.0%の増加となりました。 サービス・部品等は、売上高3億2千9百万円(売上高比 4.0%)で前期比5.0%の増加となりました。このうち、輸 出額は、9億8千9百万円(売上高比12.1%)で前期比 21.4%の増加となりました。 また、利益面におきましては、売上高の増加とともに原 価低減並びに経費節減に努めました結果、営業利益7億2 千万円(前期比209.0%増)、経常利益7億4百万円(前期 比152.6%増)を計上することができましたが、より一層 の財務体質健全化のため今期に「退職給付会計基準」の適 用による退職給付会計基準変更時差異4億1千1百万円全 額を一括費用処理することとし、特別損失に計上した結 果、当期利益は1億2千4百万円(前期比10.3%減)とな りました。 設備投資及び資金調達の状況 当期の主な設備投資は、製品検査用の測定器及び新製品 用金型等であり、設備投資総額は7千5百万円であります。 これに要した設備資金は、 すべて自己資金で賄いました。 会社が対処すべき課題 今後の見通しといたしましては、政府の緊急経済対策の 実施により景気回復に期待感はあるものの、米国経済の減 2 速に伴うわが国を含むアジア経済への影響等で、景気の先 行きは厳しい状況が続くものと思われます。 一方、当社の属する電子計測器並びに電源機器等の業界 においては、政府が打出した情報技術(IT)関連を柱と した経済再生戦略を背景に、引き続き設備投資が期待でき るものと考えます。 このような状況の下、当社は更なる経営のスピードアッ プとお客様への対応力、製品力の強化を図るため、平成13 年4月に組織変更と新人事制度の導入を進め、製品開発力 のアップ、納期短縮、原価低減等積極的に取組んでまいり ます。 また、海外市場では日系企業の投資が期待できるアジア 市場、なかでも中国市場への対応強化が大きな課題と考え 対策を進めてまいります。 さらに当社は、認証取得済みの品質マネジメントシステ ムISO9001に加え、昨年12月には、環境マネジメントシス テムISO14001の認証を取得しました。 これにより、品質の一層の向上と資源や環境の保全に配 慮した企業活動を進め、お客様満足の向上に努めてまいり ます。 以上により、経営基盤の強化充実と業績の向上を目指し てまいります。 株主の皆様におかれましては、なにとぞ、今後とも格段 のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。 営業成績及び財産の状況の推移 年 度 区 分 第47期 第48期 第49期 第50期(当期) 自 平成10年4月1日 自 平成11年4月1日 自 平成12年4月1日 ( 自 平成9年4月1日 至 平成10年3月31日 ) ( 至 平成11年3月31日 ) ( 至 平成12年3月31日 ) ( 至 平成13年3月31日 ) 売 上 高(百万円) 8,376 経常利益又は経常損失(△)(百万円) 415 当期利益又は当期損失(△)(百万円) 225 1株当たり当期利益又は (円) 22.75 1株当たり当期損失(△) 総 資 産(百万円) 12,487 純 資 産(百万円) 9,436 1株当たり純資産 (円) 953.21 6,236 △164 △291 △ 29.41 6,772 279 138 13.99 8,168 704 124 12.55 11,287 11,586 12,774 9,049 9,031 9,072 914.11 912.22 916.45 (注) 1株当たり当期利益又は1株当たり当期損失(△)は期 中平均発行済株式総数に基づき算出しております。 3 貸借対照表 (平成13年3月31日現在) (単位:千円) 資 産 の 部 科 目 4 金 額 8,533,525 2,110,790 1,333,641 1,876,145 1,338,503 1,837 680,112 508,915 546,676 7,273 86,448 46,680 △ 3,500 4,241,051 3,053,654 1,067,797 37,518 46,600 300 158,965 1,736,696 5,775 20,969 2,360 6,550 2,730 8,298 1,030 1,166,428 747,447 69,500 37,184 流 動 資 産 現 金 預 金 受 取 手 形 売 掛 金 有 価 証 券 自 己 株 式 商 品 ・ 製 品 原 材 料 仕 掛 品 貯 蔵 品 繰 延 税 金 資 産 そ の 他 の 流 動 資 産 貸 倒 引 当 金 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 建 物 構 築 物 機 械 装 置 車 両 運 搬 具 工 具、 器 具 備 品 土 地 建 設 仮 勘 定 無 形 固 定 資 産 借 地 権 商 標 権 ソ フ ト ウ ェ ア 電 話 加 入 権 水 道 施 設 利 用 権 投 資 等 投 資 有 価 証 券 子 会 社 株 式 出 資 金 破 産 債 権 ・ 更 生 債 権 その他これらに準ずる債権 長 期 前 払 費 用 自 己 株 式 差 入 保 証 金 そ の 他 の 投 資 貸 倒 引 当 金 246 33,358 24,037 288,467 △ 37,377 資 産 合 計 12,774,576 3,562 (単位:千円) 負 債 の 部 科 目 流 動 負 債 金 額 3,018,541 支 払 手 形 1,015,405 買 掛 金 470,403 短 期 借 入 金 628,400 未 払 金 195,747 未 払 法 人 税 等 331,415 未 払 消 費 税 等 39,128 未 払 費 用 55,761 賞 与 引 当 金 219,000 そ の 他 の 流 動 負 債 63,279 固 定 負 債 683,208 繰 延 税 金 負 債 19,783 預 り 保 証 金 208,953 退 職 給 付 引 当 金 454,471 負 債 合 計 3,701,750 資 本 の 部 資 本 金 2,201,250 法 定 準 備 金 2,958,150 資 本 準 備 金 2,736,250 利 益 準 備 金 221,900 剰 余 金 任 意 積 立 金 退 職 手 当 積 立 金 3,903,699 3,596,676 150,000 買 換 資 産 圧 縮 積 立 金 346,676 別 途 積 立 金 3,100,000 当期未処分利益 (う ち 当 期 利 益) 評 価 差 額 金 307,023 (124,267) 9,727 資 本 合 計 9,072,826 負 債 及 び 資 本 合 計 12,774,576 5 損益計算書 ( 自 平成12年4月1日 至 平成13年3月31日) (単位:千円) 科 目 経 常 損 益 の 部 特 別 損 益 の 部 6 営 業 損 益 の 部 営 業 収 益 売 上 高 営 業 費 用 売 上 原 価 販売費及び一般管理費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 営 受 取 利 息 業 受 取 配 当 金 外 そ の 他 損 営 業 外 費 用 益 支払利息及び割引料 の たな卸資産廃棄損 部 そ の 他 経 常 利 益 特 別 利 益 貸倒引当金戻入益 固 定 資 産 売 却 益 特 別 損 失 固 定 資 産 売 却 損 固 定 資 産 除 却 損 退 職 給 付 会 計 基準変更時差異償却 会 員 権 評 価 損 税 引 前 当 期 利 益 法人税、住民税及び事業税 法 人 税 等 調 整 額 当 期 利 益 前 期 繰 越 利 益 当 期 未 処 分 利 益 金 額 8,168,560 4,611,635 2,836,815 4,600 21,311 22,091 14,299 15,466 33,600 3,404 2 7,448,450 720,110 48,002 63,366 704,746 3,406 217 2,746 411,197 42,590 456,751 251,402 366,171 △239,036 124,267 182,756 307,023 重要な会計方針 1. 有価証券の評価基準及び評価方法 子 会 社 株 式……移動平均法による原価法 そ の 他 有 価 証 券……時価のあるもの 決算期末日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は、全部資本直入法により処理 し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの 移動平均法による原価法 なお、金融商品については、当期より金融商 品に係る会計基準(「金融商品に係る会計基準 の設定に関する意見書」 (企業会計審議会 平 成11年1月22日) )を適用し、有価証券の評価 基準及び評価方法(その他有価証券で時価の あるものについては移動平均法による低価法 (洗い替え方式)から決算期末日の市場価格等 に基づく時価法(評価差額は、全部資本直入 法により処理し、売却原価は移動平均法によ り算定) ) 、ゴルフ会員権の評価基準について 変更しております。 この変更に伴い、従来の方法によった場合に 比べ、経常利益は28,299千円多く、税引前当期 利益は14,290千円少なく計上されております。 また、期首時点で保有する有価証券の保有目 的を検討し、その他有価証券に含まれている 1年以内に満期の到来する有価証券、MMF、 中期国債ファンド及び公社債投資信託は流動 資産として、それ以外のものは投資有価証券 として表示しております。これにより有価証 券は61,385千円減少し、投資有価証券は61,385 千円増加しております。 2. たな卸資産の評価基準及び評価方法 商品・製品・原材料……総 平 均 法 に よ る 原 価 法 仕 掛 品……個 別 法 に よ る 原 価 法 貯 蔵 品……最 終 仕 入 原 価 法 3. 固定資産の減価償却の方法 有 形 固 定 資 産……定率法によっております。 なお、耐用年数及び残存価額については、法 人税法に規定する方法と同一の基準によって おります。 ただし、平成10年4月1日以降に取得した建 物(建物附属設備を除く)については、定額 法によっております。 無 形 固 定 資 産……定額法によっております。 なお、耐用年数については、法人税法に規定 する方法と同一の基準によっております。 ただし、ソフトウェア(自社利用分)につい ては、社内における見込利用可能期間(5年) による定額法によっております。 4. 引当金の計上基準 貸 倒 引 当 金……債権の貸倒れによる損失に備えるため、回収 不能見込額を計上しております。 一般債権 貸倒実績率法によっております。 貸倒懸念債権及び破産更生債権等 財産内容評価法によっております。 なお、金融商品については、当期より金融商 品に係る会計基準(「金融商品に係る会計基準 の設定に関する意見書」 (企業会計審議会 平 成11年1月22日) )を適用し、貸倒引当金の計 上基準(一般債権については法定繰入率(平 成10年度の税制改正に伴う経過的法定繰入率) から貸倒実績率に)について変更しておりま す。 この変更に伴い、従来の方法によった場合に 比べ、経常利益は4,895千円、税引前当期利益 は8,300千円多く計上されております。 賞 与 引 当 金 ……従業員に対して支給する賞与の支出に充てる ため、支給見込額基準により計上しておりま す。 退 職 給 付 引 当 金 ……従業員の退職給付に備えるため、当期末にお ける退職給付債務及び年金資産の見込額に基 づき、当期末において発生していると認めら れる額を計上しております。 なお、会計基準変更時差異(411,197千円)に ついては、当期において全額費用処理するこ ととし、特別損失に計上しております。 また、当期から退職給付に係る会計基準(「退 職給付に係る会計基準の設定に関する意見書」 (企業会計審議会 平成10年6月16日) )を適 用しております。 7 この変更に伴い、従来の方法によった場合に 比べ、退職給付費用(退職給付会計基準変更 時差異償却411,197千円含む)は505,009千円多 く、営業利益は40,295千円、経常利益は38,683 千円、税引前当期利益は449,881千円少なく計 上されております。 また、退職給与引当金(68,496千円)は退職給 付引当金に含めて表示しております。 5. 6. リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファ イナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に 準じた会計処理によっております。 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。 (追加情報) 当期から改訂後の外貨建取引等会計処理基準(「外貨建取引等会計処理基 準の改訂に関する意見書」(企業会計審議会 平成11年10月22日) )を適用し ております。 この変更による経常利益及び税引前当期利益への影響はありません。 (注記事項) 貸借対照表関係 1. 記載金額は千円未満の端数を切り捨てて表示しております。 2. 子会社に対する短期金銭債権 5,092千円 子会社に対する長期金銭債権 35,000千円 子会社に対する短期金銭債務 36,541千円 3. 有形固定資産の減価償却累計額 2,450,761千円 4. 重要な外貨建資産及び負債 買 掛 金 1,096千米ドル 5. 担保に供している資産 建 物 966,420千円 土 地 1,063,247千円 6. 貸借対照表に計上した固定資産のほか、機械装置(恒温環境試験室二 式) 、工具、器具備品(電子計算機及びその周辺機器一式)及び車両運 搬具についてはリース契約により使用しております。 7. 1株当たり当期利益 12.55円 (期中平均発行済株式総数に基づき算出しております。) 8. 商法第290条第1項第5号に規定する合計額 33,358千円 9. 商法第290条第1項第6号に規定する純資産額 9,727千円 10. 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理 しております。 なお、当期末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形 が、期末残高に含まれております。 受 取 手 形 56,855千円 損益計算書関係 1. 記載金額は千円未満の端数を切り捨てて表示しております。 2. 子会社との取引高 仕 入 高 231,486千円 営業取引以外の取引高 129,680千円 3. 一般管理費に含まれる研究開発費の総額 747,894千円 利益処分 (単位:円) 科 目 当 期 未 処 分 利 益 任 意 積 立 金 取 崩 額 買換資産圧縮積立金取崩額 合 計 これを次のとおり処分いたします。 利 益 準 備 金 利 益 配 当 金 (1株につき10円) 役 員 賞 与 金 (うち監査役賞与金) 次 期 繰 越 利 益 金 額 307,023,520 8,351,140 315,374,660 11,700,000 98,309,410 18,450,000 (2,400,000) 186,915,250 (注) 買換資産圧縮積立金取崩額は、租税特別措置法に基づくも のであります。 8 大株主 平成13年3月31日現在 当社への出資状況 当社の大株主への出資状況 株 主 名 持 株 数 持株比率 持 株 数 持株比率 小 林 一 夫 菊水電子工業従業員持株会 菊水取引先持株会 株式会社第一勧業銀行 株式会社東京三菱銀行 小 林 寛 子 株式会社さくら銀行 日本生命保険相互会社 小 林 剛 山 崎 万 希 子 株 % 株 % 541,060 392,540 386,000 360,000 330,000 304,400 276,000 241,000 226,060 202,000 5.47 3.97 3.90 3.64 3.33 3.07 2.79 2.43 2.28 2.04 ― ― ― ― 89,000 ― 21,032 ― ― ― ― ― ― ― 0.00 ― 0.00 ― ― ― (注) 1. 株式会社第一勧業銀行は株式会社みずほホールディングス の完全子会社であり、当社は株式会社みずほホールディン グスの株式43.17株(0.00%)保有しております。 2. 株式会社さくら銀行は、平成13年4月1日付にて株式会社 住友銀行と合併し、株式会社三井住友銀行に商号変更して おります。なお、株式会社住友銀行は平成13年3月31日現 在当社株式を120,000株(1.21%)保有しております。 3. 株式会社東京三菱銀行は、三菱信託銀行・日本信託銀行株 式会社と共同して、完全親会社である株式会社三菱東京フ ィナンシャル・グループを、株式移転により平成13年4月 2日付で設立しました。その結果、同日付で当社の株式会 社東京三菱銀行への出資は、株式会社三菱東京フィナンシ ャル・グループへの出資(普通株式89株、0.00%)に振り 替わっております。 取締役及び監査役 平成13年3月31日現在 地 位 氏 名 担当又は主な職業 代表取締役社長 岩 義 憲 専 務 取 締 役 小 林 一 夫 法務室担当兼経営企画室・ 経 理 部 門 管 掌 取 締 役 外 山 峻 国内営業関連部門担当兼 事業推進室・第二技術部門管掌 取 締 役 矢 谷 國 昭 第一技術部門・第三技術部門・ 技術管理部門・品質保証室・ I S O 推 進 室 担 当 取 締 役 高 本 和 彦 海外関連部門・購買部門担当兼 富士勝山事業所・生産関連部門管掌 常 勤 監 査 役 橋 宏 澄 監 査 役 倉 橋 鐵 郎 監 査 役 都 築 隆 也 (注) 常勤監査役橋宏澄氏、監査役倉橋鐵郎及び都築隆也の両氏 は、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律第18 条第1項に定める社外監査役であります。 9 会社概況 商 号 菊水電子工業株式会社 KIKUSUI ELECTRONICS CORPORATION 所 在 地 本社・技術センター 横浜市都筑区東山田1丁目1番3号 〒224−0023 (045(593)0200(代表) 代表取締役 代表取締役社長 岩 会社の目的 1. 義憲 電気機器器具、医用機械器具、精密機 械器具、合成樹脂加工品、化学製品、 各種金属工業製品、ソフトウェアの製 造、販売並びに輸出入。 2. 前項に附帯関連する一切の業務。 創業及び設立 法人設立 昭和26年8月8日 従 業 員 数 男子社員 235名 合 計 295名 女子社員 60名 取引先金融機関 第一勧業銀行戸越支店 東京三菱銀行五反田支社 横浜銀行武蔵小杉支店 三井住友銀行旗ノ台法人営業部 子 会 社 ケイアールシー株式会社 フジテック株式会社 主要納入先 文部省高エネルギー物理学研究所 防衛庁 日 本 原 子 力 研 究 所 日本電信電話株式会社 株式会社日立製作所 株 式 会 社 東 芝 三 菱 電 機 株 式 会 社 日 本 電 気 株 式 会 社 富 士 通 株 式 会 社 松下電器産業株式会社 ソ ニ ー 株 式 会 社 三 洋 電 機 株 式 会 社 トヨタ自動車株式会社 10 株式会社デンソー 株式のご案内 決 算 期 毎年3月31日 配 当 金 利益配当金は、毎年3月31日最終の株主名 簿及び実質株主名簿に記載の株主、または 登録質権者にお支払いいたします。 定時株主総会 毎年6月中 基 準 日 毎年3月31日 その他必要がある場合は、取締役会の決議 により、予め公告いたします。 名義書換代理人 東京都港区芝三丁目33番1号 中央三井信託銀行株式会社 同事務取扱場所 東京都港区芝三丁目33番1号 中央三井信託銀行株式会社 本店 郵便物送付先 電話お問合せ先 ( ) 〒168−0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 中央三井信託銀行株式会社証券代行部 (証券代行事務センター) 電話(03)3323−7111(大代表) 同 取 次 所 中央三井信託銀行株式会社 全国各支店 日本証券代行株式会社 本支店、出張所 公告掲載新聞 日本経済新聞 11 主要製品のご紹介 直流安定化電源(PAN−Aシリーズ) 研究開発から製造現場まで広くあらゆる分野で活躍する 可変直流安定化電源装置です。当社が長年培ってきた経験 と技術が随所に生かされており、電源装置に必要不可欠な 信頼性、安全性が十分に確保されています。 直流電子負荷装置(PLZ−3WHシリーズ) 電源装置の特性試験や電池の負荷試験に使用される電子 式の負荷装置です。コンピュータ搭載にて高機能化となり、 21世紀注目の「燃料電池自動車」等の研究開発で活躍し ています。 交流安定化電源(PCR−L/Wシリーズ) 電気機器のAC入力試験など電源環境試験に対応した交 流安定化電源装置です。PCR−Lは電源シミュレーショ ンを可能にした多機能タイプで、PCR−WはPWM方式 を採用した高効率コンパクトな交流電源です。 12 充放電バッテリ・テスタ(PFXシリーズ) 携帯電話やノートパソコンに使用されている二次電池を 評価するために開発された試験機です。PFXシリーズは 1台で充電機能、放電機能を持ち、ソフトウェアによる二 次電池の長時間評価シミュレーションが可能です。 安全規格試験器(TOS50 00シリーズ) 日本の電気用品安全法や各国の安全規格に対応した耐電 圧試験器です。これら安全規格試験は、一般家庭用電気製品 (家電品)に限らず、今や産業機器でも広く行われています。 部分放電試験器(KPD1050) これまで困難とされていた部品・絶縁材料の非破壊絶縁 評価試験が可能となりました。アプリケーションソフトを 用い、部品・絶縁材料の潜在的不良の検出に威力を発揮し ます。 13 妨害波強度測定器(KNM‐S24 3) 1999年10月に販売提携した協立電子工業株式会社製の 製品です。擬似電源回路網やアンテナとの組み合せにより 各種規格に対応したEMI測定が行えます。 静電気放電シミュレータ・サージシミュレータ IEC61000−4−2及びIEC61000−4−5のEMC (電磁両立性)の試験に対応した製品です。従来より小型 になっており、使い易い設計となっています。 タイムインターバルジッタメータ(KJM67 65) 広く普及が始まりましたDVD機器や光ピックアップ部 品の検査に必要な測定器です。このタイムインターバルジ ッタメータは測定精度の向上とコストパフォーマンスを実 現しています。 14 デジタルオシロスコープ(COR55 00シリーズ) 電気信号を観測する基本計測器です。高速の信号を記 憶・解析する事のできるデジタルストレージ・モードと、 複雑な波形の観測に有効なリアル・モードを兼ね備えた機 能性能に優れたオシロスコープであり操作性に定評があり ます。 標準信号発生器(2 0 23A/2 023B/2 0 25/2 0 26) 移動体通信をはじめとする各種無線通信機の製造現場か ら保守サービスまで、幅広い範囲でご利用いただけるシン セサイズド標準信号発生器です。「小型」、「軽量」、「高性 能」、「低価格」が特徴です。 マイクロウェーブ・システム・アナライザ(6800シリーズ) 移動体通信を支える部品や基地局などのあらゆるマイク ロ波測定に活躍する測定器です。 「信号源」 、 「スペクトラム アナライザ」 、「スカラーアナライザ」を一体化した斬新で ユニークな製品です。 15 本社、事業所及び営業所の所在地 本社・技術センター 横浜市都筑区東山田1―1―3 富士勝山事業所 山梨県南都留郡勝山村字上伝水2805 首都圏南営業所 横浜市都筑区東山田1―1―3 東北営業所 仙台市泉区泉中央3―19―1 リシュルーブルST 東関東営業所 水戸市見和3―632―2 北関東営業所 伊勢崎市宮前町215―1 首都圏西営業所 立川市柴崎町5―8―25 ベルメゾンS 東海営業所 名古屋市名東区平和が丘2―143 関西営業所 大阪市城東区今福西6―3―13 九州営業所 福岡市中央区大手門3―10―4 丸尾ビル 子会社 ケイアールシー株式会社 川崎市中原区宮内3―24―3 フ ジ テ ッ ク 株 式 会 社 山梨県南都留郡勝山村2591 16 本 社・技術センター 富士勝山事業所 17