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巻末資料 - さいたま市
巻末資料 1. 第四次さいたま市情報化計画 情報化施策一覧 2. 用語解説 1. 第四次さいたま市情報化計画 巻末資料 情報化施策一覧 1. 第四次さいたま市情報化計画 情報化施策一覧 施策群1 : より身近で市民目線に立った「行政サービス」の拡充 施策番号 情報化施策 1−1 市民との協働、行政への市民参加を ICT で 支援 事業番号 情報化事業 1−1−1 ・市民協働(ガバメント2.0)推進事業 (市民との協働を支援する仕組みの推進) 1−1−2 ・市民協働(ガバメント2.0)推進事業 (市民の声 DB の周知・運用) 1−2 さいたまの魅力をアピールする地域ポータ ルサイトの運営 1−2−1 ・地域ポータルサイト運営事業 1−3 公衆無線 LAN 環境の整備 1−3−1 ・公衆無線 LAN 整備ルール等検討事業 1−3−2 ・公衆無線 LAN 整備事業(イベント対応) 1−3−3 ・公衆無線 LAN 整備事業 (来訪者へのおもてなし) 頁 32 32 32 1−4 社会保障・税番号制度への対応 1−4−1 ・社会保障・税番号制度対応事業 33 1−5 公金収納チャネルの多様化 1−5−1 ・公金収納チャネル多様化事業 33 施策群 2 : 安心・安全で暮らしやすい「地域社会」の構築 施策番号 情報化施策 事業番号 情報化事業 頁 2−1 行政情報の集約と公開(オープンデータ) 2−1−1 ・行政情報収集・公開事業 (オープンデータ推進事業) 34 2−2 地域 ICT リーダによる市民の ICT 利活用ス キルの底上げ 2−2−1 ・地域 ICT 利活用推進事業 34 2−3 学校教育の ICT 化の推進 2−3−1 ・学校教育 ICT 化推進事業 (小・中・特別支援学校) 2−3−2 ・学校教育 ICT 化推進事業(高等学校) 2−4−1 ・学校事務効率化事業 (小・中・特別支援学校) 2−4−2 ・学校事務効率化事業(高等学校) 2−5−1 ・学校・家庭間コミュニケーション推進事業 (小・中・特別支援学校) 2−5−2 ・学校・家庭間コミュニケーション推進事業 (高等学校) 2−6−1 ・歴史資料デジタルアーカイブ化試行事業 2−6−2 ・地域資料デジタルアーカイブ化試行事業 2−6−3 ・歴史・文化資源デジタルアーカイブ化事 業 2−7−1 ・健幸サポート事業 2−7−2 ・健康マイレージ事業 34 2−4 ICT を活用した学校事務の効率化と教職 員の ICT スキルアップ 35 2−5 2−6 2−7 学校と家庭とのコミュニティ基盤の構築 歴史・文化資源のデジタルアーカイブ化 ICT を活用した市民の健康増進 35 35 36 55 巻末資料 施策番号 情報化施策 事業番号 情報化事業 頁 2−8 ICT を活用した農業の活性化支援 2−8−1 ・ICT 利活用農業活性化支援事業 36 2−9 さいたま市危機管理センターにおける ICT を活用した災害対策及び訓練の実施 2−9−1 ・さいたま市危機管理センターICT 利活用 災害対策事業 36 36 2−10 GIS を活用した災害に強いまちづくり 2−10−1 ・GIS 利活用防災まちづくり推進事業 2−11 ICT を活用した環境未来都市の実現(スマ ートシティの構築) 2−11−1 ・スマートシティ構築事業(AEMS 構築) 2−11−2 ・スマートシティ構築事業(生活支援サー ビス提供) 37 施策群3 : スリムでオープンな「行政経営」への転換 施策番号 情報化施策 事業番号 情報化事業 頁 3−1 市役所経営情報の把握と統計分析(さい たまシティスタット) 3−1−1 ・市役所経営情報把握・統計分析(さいた まシティスタット)事業 38 3−2 ICT を活用した公共施設・公共インフラの 維持管理 3−2−1 ・ICT 利活用公共施設・公共インフラ維持 管理事業 38 3−3 情報システムの全体最適化の推進 3−3−1 ・情報システム全体最適化推進事業 3−3−2 ・各情報システム新規導入・再構築事業 3−4 職員の ICT スキルアップ 3−4−1 ・職員 ICT スキルアップ推進事業 3−5 情報セキュリティの確保 3−5−1 ・情報セキュリティ強化事業 3−6 業務継続計画(ICT-BCP)の実行・点検によ る行政サービスの継続性確保 3−6−1 ・業務継続計画(ICT-BCP)推進事業 56 38 39 39 39 2. 巻末資料 用語解説 2. 用語解説 五十音順 ■イノベーション これまでとは全く違った新たな考え方、仕組みを取り入れて、新たな価値を生み出し、社会的に大き な変化を起こすこと。本計画では、「イノベーション」を単なる英語の和訳である「技術的な革新」に留 まらず、新たな日本語的解釈を付与した固有名詞として用いている。したがって、本計画の基本理念 について、本来の英語表現である「イノベートする都市」ではなく、「イノベーションする都市」という表 現を採用している。 ■アプリケーション アプリケーションソフトウェア(Application Software)の略。アプリ、App、app などと略されることもある。 文書作成、表計算、画像編集等、ある特定の目的のために設計されたソフトウェア。代表的なアプリ ケーションとして、Microsoft Office(Word、Excel 等)がある。 ■オープンガバメント 透明で開かれた行政を実現するための施策やその背景となる概念。この取組みは米国において先 行しており、オバマ大統領が就任直後に公表した大統領メモでその方針を表明し、その中で、3 つの 基本原則として「政府・政策・情報の透明性(transparency)」、「市民参加(participation)」、「政府内 および官民の連携(collaboration)」が示された。 ■オープン化・オープンシステム オープン化とは、メーカー独自規格・仕様に基づいたハードウェア・ソフトウェア等を排除し、国際標 準規格・仕様を用いたものとすること。オープンシステムとは、そのような規格・仕様に基づいて構成 されるシステム。多様なメーカーが製造する製品から選択できるため、従来のメーカー独自仕様のシ ステムに比べて安価にシステムを構築できる可能性がある。 ■オープンデータ 組織が保有するデータを機械判読に適したデータ形式で公開し、営利・非営利を問わず、自由に二 次利用できる仕組みや概念。WEB などで利用しやすい RDF(Resource Description Framework)形 式での公開等が一般的である。 ■仮想化技術 1 台の物理サーバを複数台の論理サーバに分割し利用効率を高める等、資源を抽象化して扱う技 術。サーバ、ストレージ、ネットワーク、端末等の仮想化技術がある。仮想化を導入することにより、ハ ードウェア資源の集約化によるコスト削減や、資源の柔軟性、拡張性等が期待されている。 ■ガバメント 2.0 国や自治体などの行政が保有しているデータを、個人や企業などの民間が利用し、市民の力を行政 サービスに活かしたり、ソーシャルメディア等を活用して市民との双方向のコミュニケーションを行った りすることで、市民が政策決定に参加する取組み。「web2.0」の提唱者のティム・オライリー氏が平成 21 年に提唱したコンセプトを発展させ、欧米を中心に「政府のプラットフォーム化」が進んでいる。 ■基幹系システム 自治体の情報システムのうち、住民票・証明書発行や税金などの、主に市民に直接関係する行政サ 57 2. 巻末資料 用語解説 ービスに関するシステムの総称。住民記録、税、国民健康保険、国民年金などが対象の業務となる。 ■業務継続マネジメント(BCM) BCM は、Business Continuity Management の略。リスクマネジメントの一種であり、組織がリスク発生 時にいかに事業の継続を図り、顧客に対するサービスの提供の欠落を最小限にするかを目的とする 経営手段。事業継続計画(BCP)は、業務継続マネジメント(BCM)の一部を構成(成果物)するもの である。ICT-BCM とは、ICT 部門の業務継続マネジメントを指す。 ■業務継続計画(BCP) BCP は、Business Continuity Planning または Business Continuity Plan の略。自然災害やテロ、新型 インフルエンザの発生など、事業が存続できなくなるリスクを事前に分析・想定し、リスクを最小限にと どめるとともに、継続に必要な最低限の業務や、復旧時間や対応策などを定めた行動計画。 ICT-BCP とは、ICT 部門の業務継続計画を指す。 ■クラウド・コンピューティング インターネットなどのネットワークを通じたコンピュータの利用形態で、何らかのコンピューティング資 源(ソフトウェア、ハードウェア、処理性能、記憶領域、ファイル、データなど)を必要に応じて利用す る方式のこと。ネットワークを雲(=cloud:クラウド)の絵で表現することが多いことから、このように呼ば れている。 ■グリーン調達 製品やサービスを購入する際に、その購入の必要性を十分考慮し、品質や価格だけでなく、環境に 与える影響をよく考え、環境に与える負荷ができるだけ小さい製品やサービスを優先して購入するこ と。本市では、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」の趣旨をふまえ、「さいたま市 グリーン購入推進基本方針」を策定し、全庁をあげてグリーン調達を推進している。 ■公衆無線LAN ホテルや駅、ファストフード店などに設置された装置を利用して、無線でインターネット接続できる技 術、またはそのサービス。さまざまな事業者によってサービスが提供されている。不特定多数が利用 することから、ID やパスワードなどを利用してセキュリティ面での配慮がなされている。 ■公的個人認証 インターネットを通じた行政手続を行う際に、他人によるなりすまし申請や通信途中での改ざんを防 ぐための機能を提供するもの。このサービスを利用することによって、自宅や職場などのパソコンから 様々な行政手続き等を行うことができる。 ■個人番号カード 社会保障・税番号制度の導入に伴い、これまでの住民基本台帳カードに代わり、新たに発行される IC カード。表面に氏名、住所、生年月日、性別(基本4情報)と顔写真、裏面に個人番号(マイナンバ ー)を記載する予定。本人確認のための身分証明書として使用できるほか、図書館カードや印鑑登 録証など自治体等が条例で定めるサービスに利用でき、また e-Tax 等の電子申請等が行える電子 証明書も標準搭載される。 ■コールセンター 企業や自治体で、顧客(市民)からの相談や問い合わせなどの電話対応を専門に行う部署。あるいは 問い合わせ窓口となる大規模な電話応対センター自体を指すこともある。自治体では、市民からの 58 2. 巻末資料 用語解説 行政手続きや制度に関する問い合わせ、くらしの相談などの回答例を参照しながらオペレータが回 答することで迅速な情報提供ができる。市民に対するサービスの向上だけではなく、市民ニーズを知 り、政策の舵取りに役立てる手段としても期待されている。本市でも、市のサービス内容や手続き、施 設案内やイベント情報など、市政に関するさまざまな問合せに答える「さいたまコールセンター(愛称 「さいコール」)」を開設している。 ■さいたま市行財政改革推進プラン 2013 「しあわせ倍増プラン 2013」と「さいたま市成長戦略」を下支えするものとして、「高品質経営」市役所 への転換を目指し、財源の創出、挑戦する意欲に溢れた職員の創出、効率的・効果的な組織体制 の構築等を推進するために策定した計画。 ■さいたま市成長戦略 「市民や企業から選ばれる都市」へと成長させていくために、地域経済を活性化し、都市の機能性・ 利便性を高め、都市イメージの向上を図るなど、総合的、戦略的に着手する必要があると考えられる 施策を 7 つのプロジェクトとして選定した計画。 ■さいたま市総合振興計画 長期的な展望に基づいて、都市づくりの将来目標を示すとともに、市政を総合的、計画的に運営す るために、各行政分野における計画や事業の指針を明らかにした、市政運営の最も基本となる計画。 基本計画が、平成 25 年度末をもって満了したことに伴い、平成 26 年度∼平成 32 年度までを計画期 間とした、後期基本計画を策定している。 ■さいたま市 PR マスタープラン 本市の内外への情報発信・情報受信を効率的・効果的に行い、施策や事業に対する関心を高め、 理解・共感を得るとともに、都市イメージを育て定着させ、その魅力をアピールしていくための計画。 ■しあわせ倍増プラン 2013 平成 25 年 5 月のさいたま市長選挙において、市長が市民に公約した「新しあわせ倍増計画」を着実 に実現していくために策定した計画。平成 25 年度から平成 28 年度までに本市が重点的に取り組む べき施策について、具体的な工程表として策定したものであり、「市民一人ひとりがしあわせを実感で きる都市の実現」を目指している。 ■システム統合基盤 各システムで共通して使用する機能やデータを統合した仕組。各システムはシステム統合基盤を介 してデータの受け渡しを行う。これにより、ハードウェア・ソフトウェア・データの重複の回避や複数課 にまたがる業務の効率化を実現できる。 ■自治体クラウド 総務省が平成 21 年に公表した「ICT ビジョン懇談会報告書」に定めた地方自治体の業務を連携させ るためのクラウドシステム。総合行政ネットワーク(LGWAN)などを活用し、地方公共団体間の情報シ ステムの統合化・集約化を図り、情報システムの構築・運用などの効率化・低コスト化を図る取組みで、 一部の自治体で開発検証を行っている。平成 26 年には、総務省が、「電子自治体の取組みを加速 するための 10 の指針」を公表し、自治体クラウド導入の加速を最優先課題と位置づけている。 ■シティスタット CitiStat。住民の苦情や要望等を統計的(statistics)に分析し、住民のニーズを把握し、行政サービ 59 2. 巻末資料 用語解説 スを改善する仕組み。米国メリーランド州ボルティモア市のマーチン・オマーリ市長が、ニューヨーク 市警察で実績を上げていた「コムスタット(CompStat)」をモデルとして、市民の苦情や要望を行政経 営に活かす仕組みとして導入し、「シティスタット(CitiStat)」と名付けた。 ■社会保障・税番号制度 国民一人ひとりに唯一無二の個人番号(マイナンバー)を付番し、複数の機関に存在する特定の個 人の情報を同一人であるということの確認を行うための基盤となる制度。社会保障・税制度の効率 性・透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現するための社会基盤(インフ ラ)となる。 ■情報格差 デジタル・デバイドとも呼ばれる。パソコンやインターネットなどの ICT を利用して情報を収集・活用で きる人とできない人、あるいはインターネットを利用できる社会基盤が整備されている地域と整備され ていない地域間の格差により、社会的な格差が生じるとされる問題。 ■情報セキュリティポリシー 組織内の情報セキュリティに関する基本的な方針や行動指針のこと。 ■シンクライアント Thin Client。企業などの情報システムにおいて、個人が使うコンピュータ(クライアント)に最低限の機 能しか持たせず、サーバ側でアプリケーションソフトやファイルなどの資源を管理するシステムの総称。 また、そのようなシステムを実現するための、機能を絞った低価格の個人使用コンピュータ。個々のク ライアントの管理費の削減はもとより、クライアントにファイルを格納しないことからセキュリティ面でも 有効性が期待されている。 ■スマートウエルネスさいたま 「健幸」で元気に暮らせるまちを実現するために、「健幸」という価値を各事業の目的として位置付け、 様々な行政分野において「歩く」を基本に、「体を動かす、動かしてしまう」まちづくりを全庁的に推進 する取組み。 ■スマートシティ ICT や環境技術などの先端技術を駆使して社会インフラを効率化・高度化することにより、市民生活 の質の向上、健全な経済活動の促進、環境負荷の軽減等を目指し、持続的に成長する都市や地 域。 ■スマートデバイス 情報処理端末(デバイス)のうち、単なる計算処理だけではなく、あらゆる用途に使用可能な多機能 端末の総称。スマートフォンやタブレット端末等を総称してあらわす呼び名として用いられている場合 が一般的である。 ■スマートフォン 携帯電話の一形態。インターネット、スケジュール管理、パソコンで作成された各種ファイルの閲覧な どの機能を備え、パソコンと類似の使い方ができる。特に近年では、ソフトウェアをインストールするこ とで機能を増強できる点が重視されている。通常の携帯電話より広い液晶画面や、文字入力用キー ボードを備えた製品が多い。Apple 社の iPhone、マイクロソフト社の Windows Mobile、グーグル社の Android を採用して開発された製品などがある。 60 2. 巻末資料 用語解説 ■スマートホーム 家庭内のエネルギーを監視、可視化、最適制御を行う住宅。スマート家電、太陽電池や EV(電気自 動車)充電等、家庭内エネルギー管理・制御システムを総称して HEMS(Home Energy Management System)と言う。 ■世界最先端 IT 国家創造宣言 国の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT 総合戦略本部)が、平成 25 年 6 月に IT・情報 資源の利活用で、未来を創造する国家ビジョンとして策定した戦略的計画。平成 26 年 6 月に一部改 定が行われた。 ■総合行政ネットワーク(LGWAN) Local Government WAN の略。地方公共団体相互間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有に よる情報の高度利用を図るための基盤として整備され、全国の地方公共団体の組織内ネットワークを 相互に接続したもの。また、府省間ネットワークである霞が関 WAN との相互接続により、国の機関と の情報交換を行うことができる。 ■ソーシャルメディア SNS、ブログ、BBS など、インターネットを利用して人と人とのコミュニケーションを促進するサービスの 総称。 ■タブレット端末 タッチパネル式などの表示・入力部を持った携帯可能な平版状のパーソナルコンピュータ。Apple 社 の iPad、グーグル社の Andorid を採用して開発された製品が有名。 ■地域 ICT リーダ 自治会などの地域コミュニティにおいて、ICT を積極的に活用したり、コミュニティ内の他のメンバー に ICT に関するアドバイスをしたりなど、地域の情報化の推進役や相談役となる人材のこと。 ■デジタルサイネージ 屋内外に設置された液晶ディスプレイなどの映像表示装置。看板やポスターなどを電子化したもの で、通行人などに案内や広告などを表示する。ネットワークに接続されており、外部から情報を配信 できることが特長。特定の時間と場所を指定して表示できるので、ポスターのように入れ替えの手間 がかからない。 ■デジタルダッシュボード 組織の経営状態を視覚化し確認できるようにする経営者向けの経営管理ツールの一種。経営ダッシ ュボードとも呼ばれる。自動車のダッシュボードが、自動車の状態をひと目で把握できるようになって いるところから命名された。組織内の各種経営データから重要な要点を抽出してひと目で分かるよう に視覚化したものであり、経営状況の要約、問題点、次のステップ等が把握できる。 ■データセンター 顧客のサーバを預かり、運用・保守を行うための設備を備えた施設。耐震・免震構造の建物であるこ と、自家発電設備や高度な空調設備を備えていること、入退室管理や 24 時間監視などによるセキュ リティの確保など、外部からの物理的な攻撃・事故に対しても堅牢性を維持していることが特長。中 央省庁や民間企業では、自身が所有する施設ではなく、このような専門施設にサーバの設置を委託 している例も少なくない。 61 2. 巻末資料 用語解説 ■パーソナルデータ 個人情報保護法に規定する「個人情報」に限らず、位置情報や購買履歴等広く個人に関する個人 識別性のない情報も含むデータ。ビッグデータの利活用の拡大に伴って、その扱いが課題となって いる。 ■ビッグデータ 従来のデータベースでは保管・解析が難しかった巨大なデータ群。主に非構造化データ・非定型的 データ、日々生成される時系列性・リアルタイム性のあるデータを指す。ビッグデータを分析・集約し、 活用することによるビジネスの活性化や、行政においては市民ニーズ分析やサービスの向上等によ る行政経営への活用が期待されている。 ■ブログ 個人やグループで運営され、日々更新される日記的な Web サイトの総称。ニュースや専門的トピック スに関する分析や意見を表明したり、議論したりする形式のものから日常的な出来事を綴るものまで、 その内容は幅広い。「Web」と「Log」(日誌)を合わせた「weblog」(ウェブログ)が語源。 ■プラットフォーム アプリケーションソフトを動作させる際の基盤となる OS(オペレーティングシステム)の種類や環境、設 定などのこと。Windows や UNIX、Mac OS は、それぞれ異なるプラットフォームである。「オープンガ バメントのあるべき姿」では、上記の「基盤」という概念に着目して、情報交換を行う共通の「場」という 意味で使用している。 ■マイガバメント 「世界最先端IT国家創造宣言」において明記された、マイポータルを活用し、利便性の高いオンライ ンサービスをパソコンや携帯端末など多様なチャンネルで利用可能にするための仕組み。 ■マイポータル 社会保障・税番号制度において、平成 29 年1月の運用開始を目途として構築される、①自己の特定 個人情報及び②その提供記録の確認を行うためのシステム(情報提供等記録表示システム)。行政 機関が個人番号(マイナンバー)の付いた情報をいつ、どことやりとりしたのか確認できるほか、行政 機関が保有する個人の情報や行政機関から個人に対して必要なお知らせ情報等を自宅のパソコン 等から確認できるものとして整備される予定である。 ■マルチペイメントネットワーク(MPN) 地方税、電気・ガス・電話等の公共料金及び会社等への代金等の支払について、顧客の利便性向 上を図るとともに、官公庁、地方公共団体、収納企業及び金融機関の事務効率化を図る決済に関す る新たな仕組み。収納企業と金融機関との間をネットワークで結ぶことにより、利用者は ATM、電話、 パソコン等の各種チャネルを利用して公共料金等の支払ができ、即時に消込情報が収納企業に通 知される。 ■ワンストップサービス 一度の手続きで、必要とする関連作業を全て完了させられるように設計されたサービス。または、最 初にいった窓口で全ての手続きを行えるサービス。 62 2. 巻末資料 用語解説 アルファベット順 ■AEMS (エリアエネルギーマネジメントシステム) Area Energy Management System の略。オフィスや商業施設、住居、公共施設などが隣接する地域 全体のエネルギー情報を収集し、一元管理・見える化するとともに、太陽光発電や蓄電池、非常用 発電などの設備を地域全体で効率的に運用・監視・制御する仕組み。 ■API Application Programming Interface の略。ソフトウェアの機能や管理するデータなどを、外部の他のプ ログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約。 ■ASP Application Service Provider の略。アプリケーションサービスを提供する事業者、またはそのサービス を意味する。情報システムを利用者側が保有せず、業者などが保有するサーバからアプリケーション を利用する形態をとるサービス。最近ではクラウド・コンピューティングに包含される傾向にある。 ■CIO Chief Information Officer の略。行政、企業内の情報システムや情報の流通を統括する担当役員。最 高情報責任者や情報統括役員などと訳される、組織の情報戦略のトップ。 ■GIS Geographic Information System の略。コンピュータ上に地理的な位置情報のデータ(空間データ)を 視覚的に表示、検索でき、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術のことで、「地理情報システ ム」と和訳される。人工衛星や現地踏査などから得られたデータを、空間、時間の面から分析・編集 することで、科学的調査、土地、施設や道路などの地理情報の管理、都市計画などに応用すること が可能である。最近ではモバイル端末やカーナビゲーションなどで一般的にも利用されている。 ■ICT Information and Communication Technology(情報通信技術)の略。IT(Information Technology (情報 技術))に「Communication」を加え、ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置かれた表現。 国際的には IT よりも一般的。 本市では、「第三次計画」及び「アクション・プラン 2011」まで IT を利用していたが、平成 26 年度より、 全庁的に ICT を利用する方針となったため、「第四次計画」及び「アクション・プラン 2015」では、原則 として、ICT を利用する。但し、国・県や他外部機関の情報を参照する際に、参照先の機関が IT を利 用している場合には、そのまま IT を利用している。 ■ICT-BCM ICT 部門の業務継続マネジメント。業務継続マネジメントについては、前述の業務継続マネジメント (BCM)を参照。 ■ICT-BCP ICT 部門の業務継続計画。業務継続計画については、前述の業務継続計画(BCP)を参照。 ■ICT 推進委員会 本市における情報化関連事業の最高決定機関。構成メンバーは、情報統括監及び各局等の次長 級職員及び区民生活部長、その他委員長が必要と認め指名した職員で組織されている。 63 2. 巻末資料 用語解説 ■ICT 農業 センサー技術や分析・制御技術を用いて、農業を効率的に行い生産性をあげること。特に篤農家 (研究熱心で高い生産技術を持つ農家)の技術を知識化して活用する農業を AI 農業(アグリインフォ マティクス農業)と言い、国の重要施策となっている。 ■ITスキル標準 国(経済産業省/情報処理推進機構)が示す各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確 化・体系化した指標。産学におけるITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練などのほか、行政で も、効果的な IT 人材育成支援策を展開する上での指標になるとされている。 ■ICT マネージャー 全庁および局区内の経営の視点から、ICT の面で必要な情報・判断根拠などを提供できる人材。局 区内の横断的な観点からの事業・施策の提言や支援、情報化施策に対する所属内、関連部署、全 庁的な視点からの評価・調整、局区内の情報化を推進を実施する。 ■ICT リーダ 部署内の情報化の推進を管理・監督し、部署内職員の成長を指導することができる人材。事業支援 のための ICT 利活用の企画・立案、ICT を利活用した業務改善や ICT の利活用に向けた啓発等を 実施する。 ■ICT リテラシー ICT を自己の目的に適合するように使用できる能力。 ■IT Information Technology(情報技術)の略。情報通信分野の基礎技術から応用技術までこの言葉の意 味する範囲は広く、コンピュータシステムを構成するハードやソフトの技術を指す場合や情報活用の 仕方(方法論)を指す場合もある。国際的には、IT に「Communication」を加えた ICT(=Information and Communication Technology)が一般的。「第四次計画」及び「アクション・プラン 2015」では、原則 として、ICT を利用する。 ■J-ALERT 消防庁が整備した全国瞬時警報システムの通称。津波や地震など対処に時間的余裕のない事態が 発生した場合に、通信衛星を用いて消防庁から情報を送信し、市町村の同報系防災行政無線を自 動起動するなどして、住民に緊急情報を瞬時に伝達する。 ■LAN Local Area Network の略。同じ建物の中にあるコンピュータやプリンタなどを接続し、データをやり取 りするネットワーク。「構内通信網」と訳されることもある。 ■PDCAサイクル Plan-Do-Check-Act の略。PDCA サイクル、PDCA マネジメントサイクルと呼ばれる。計画(Plan)、実 行(Do)、評価(Check)、改善(Act)のプロセスを順に実施し、品質の維持・向上および継続的な業 務改善活動を推進するマネジメント手法。 ■PMBOK Project Management Body of Knowledge の略。米国の非営利団体 PMI(Project Management Institute)が策定した、プロジェクトマネジメントの知識体系。 64 2. 巻末資料 用語解説 ■SaaS Software as a Service の略。クラウドサービスの形態の1つであり、ソフトウェアを通信ネットワークなど を通じて提供し、利用者が必要なものを必要なときに呼び出して使うような利用形態のこと。一般に はインターネット経由で必要な機能を利用する仕組み。 ■SNS Social Networking Service の略。人とのつながりを促進・サポートするコミュニティ型の会員制 Web サ ービス。「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスが多 いが、最近ではだれでも自由に登録できるサービスも増えている。Facebook、mixi などがある。 ■Twitter 今していること、感じたことなどを「つぶやき」のような短い文章で投稿するスタイルのブログサービス の一つ。「フォロー」と呼ばれる機能で他のユーザを登録すると、そのユーザの発言を自分のページ に表示させることが可能。「twitter」とは英語で「さえずる、ぺちゃくちゃしゃべる、くすくす笑う」といっ た意味。「ツイッター」と発音されることが多い。 ■WAN Wide Area Network の略。電話回線や専用線を使って、地理的に離れた地点にあるコンピュータ同 士を接続し、データをやり取りすることを言う。本市の場合、本庁舎と区役所間のネットワークが該当 する。 ■YouTube 動画コンテンツ共有サイト。ファイルの公開には会員登録が必要だが、会員登録をしていなくても無 料で閲覧可能。個人のホームビデオのほか、テレビ番組やアニメ作品、音楽プロモーションビデオな どの著作物も多く含まれる。著作権のある動画が無断公開された場合には、権利者の要請に応じて 当該動画の削除も行っている。また、ネットワーク環境の充実とともに動画サイトは増えており、生中 継を配信できる Ustream、動画にコメントをつけられるニコニコ動画などがある。 65 第四次さいたま市情報化計画 イノベーションする都市 さいたま市 【発行日】 平成 27 年 3 月 【発行者】 さいたま市 【問合せ先】 〒330-9588 さいたま市浦和区常盤 6 丁目 4 番 4 号 さいたま市 政策局 政策企画部 ICT 政策課 電話:048-829-1048 FAX :048-829-1986 E メール:ict-seisaku(at)city.saitama.lg.jp (E メール送信の際は(at)を@に書き換えてください。) (平成 27 年 4 月 1 日以降の組織) 【問合せ先】 〒330-9588 さいたま市浦和区常盤 6 丁目 4 番 4 号 さいたま市 市民局 市民生活部 ICT 政策課 電話:048-829-1048 FAX :048-829-1969 E メール:ict-seisaku(at)city.saitama.lg.jp (E メール送信の際は(at)を@に書き換えてください。) この「第四次さいたま市情報化計画」は 500 部作成し、1 部あたりの印刷経費は 823 円です。