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中国の記事から(野菜) - alic|独立行政法人 農畜産業振興機構
国際情報審査役 中国の記事から 中国の記事から(野菜) 2006 年 5 月 20 日号 目 次 ◎農業部、トマトなど6野菜の外観(等級・規格)基準を公布 【経済日報 2006年05月11日】 ◎広東省、日本ポジティブリスト制対応で検査技術開発など進める 【国際商報 2006年05月15日】 ◎国家質検総局「ドライフルーツなどの合格率は94%」 【国際商報 2006年05月16日】 ◎農業部、トマトなど6野菜の外観(等級・規格)基準を公布 【経済日報 2006年05月11日】 農業部は、トマト、ニンニクの芽、スプラウティング・ブロッコリー、ハクサイ、トウガラシ、チシャの 6野菜の外観(等級・規格)基準を公布した。サヤインゲン、ヤマイモ、シイタケ、カラシナ、ジャガイ モなど5野菜に関する外観基準も間もなく公布される見込みである。外観基準は3等級に分類、ま たサイズごとに「大」「中」「小」の3規格を設けている。農業部の牛盾・副部長は「消費者のニーズ に応えて今回の野菜外観基準を制定した」としている。 ------------------------------------------------------------------------------------- ◎広東省、日本ポジティブリスト制対応で検査技術開発など進める 【国際商報 2006年05月15日】 日本で5月29日から食品中の残留農薬・動物用医薬品・飼料添加物などを検査するポジティブ リスト制が実施されるのを控え、広東省検験検疫局(製品品質を管理)は、現在、残留検査技術・ 設備の開発と導入、ウナギ、エビ、野菜、茶葉などの生産・養殖時の抗生物質、農薬使用状況検 査などを強化している。広東省で日本向けに食品、農産物を輸出しているのは約160社。輸出す る農産物は91品目、年間の輸出量は10万トン余りに達している。 日本のポジティブリスト制導入を前に、輸出製品の通関が遅くなる、検査費用がかさむなどの影 響が出ており、広東省検験検疫局はその対応が求められていた。 -1- ------------------------------------------------------------------------------------- ◎国家質検総局 「ドライフルーツなどの合格率は94%」 【国際商報 2006年05月16日】 国家質量監督検験検疫総局(製品品質を管理。国家質検総局)は、先ごろ、福建省、浙江省、 江蘇省、上海市、安徽省など5省・直轄市の55メーカーが生産するドライフルーツ、ドライベジタブ ル55製品を対象に品質サンプリング検査を実施、合格率は94.5%となったと発表した。 今回の検査では、ドライフルーツ、ドライベジタブル共に食品添加剤の含有量はほぼ基準をクリ アした。特に、福建省フ田市真林果品有限公司の「真林」ブランドの乾燥リュウガン、上海南洪食 品有限公司の「百味林」ブランドの干し葡萄などの品質が高く評価されている。 半面、江蘇無錫市品尚貿易有限公司の「園縁」ブランドのエゾキスゲは二酸化硫黄の含有量が 基準をオーバーした。不合格製品では二酸化硫黄含有量、水分含有量が基準をオーバーする問 題が目立っている。 本情報は、株式会社日本能率協会総合研究所により 翻訳された中国の新聞記事をもとに、同社の許可を得て 独立行政法人農畜産業振興機構が整理したものです。 -2-