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授業デザイン

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授業デザイン
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2010 年度
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担当
環境設備研究室
准教授 崔 軍
授業デザイン
空調設備・同演習
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Ⅰ
授業の目的
快適な室内環境を実現するため、自然エネルギー利用を特徴とした方法と、空調設備を利用して室内環境を積極的に制
御する方法がある。前者だけで目的の室内環境が達成できない場合は、空調設備の使用が必要となる。空調設備は、室内
空気状態(温度、湿度、清浄度および気流分布)を設定値に維持するためのものである。本講義では、空調システムの負
荷計算、空気線図の使い方および機器選定に重点を置き、空調設備設計の基本知識を修得することを目的とする。
Ⅱ
テキスト
田中俊六・宇田川光弘他 5 名著「最新建築設備工学」(井上書院)
Ⅲ
授業内容
1.建築設備工学の概要
建築と建築設備、建築設備と環境、環境倫理と環境共生
2.空気調和の概要
空調と冷暖房、空調の分類、空調設備の基本構成、冷凍循環の概要、空調の基本的な流れ
3.空気調和方式
各種空気調和方式とその特徴
4.空気調和負荷計算
その 1
熱取得、熱負荷、壁体通過熱負荷
5.空気調和負荷計算
その 2
ガラス窓からの熱負荷、すき間風による熱負荷
6.空気調和負荷計算
その 3
内部発熱による熱負荷、外気負荷、暖房負荷
7.中間テスト
8.湿り空気線図と空気調和プロセス
その 1
湿り空気線図、空気の加熱と冷却
9.湿り空気線図と空気調和プロセス
その 2
熱水分比と顕熱比、空気の加湿と混合
10.湿り空気線図と空気調和プロセス
その 3
空気線図上の状態変化、吹出し風量の計算、吹出し温度の計算、コイル負荷
11.空調機・熱源・搬送機器
AHU、FCU、ボイラー、冷凍機とヒートポンプ、冷却塔、ポンプ、送風機、ポンプと送風機の特性曲線
12.配管設備の計画・設計
冷温水配管方式、冷却水配管方式、直管の摩擦抵抗の計算、局部抵抗の計算、ポンプの選定
13.ダクト設備の計画・設計
ダクトの方式、吹き出し口と吸込み口、コールドドラフト、ダクトの消音、ダクトサイズの計算
14.クリーンルームの空調設備、暖房設備、換気・排煙設備
クリーンルームの基準と設備の特徴、暖房方式、住宅暖房、換気方式の分類、必要換気量、排煙方式、排煙区画
15.期末テスト
Ⅳ
評価方法・評価基準
1.評価方法・評価基準の設定
・試験の出題範囲は、テキスト、演習問題および講義中に配布されたプリントの範囲とする。演習問題とプリント
の空欄部分を理解することが重要である。
・恣意的な評価点数の操作は行わない。
・建築士資格試験に準じた問題の出題も試みる。
・満点を 100 点、合格点を 60 点以上とする。期末テスト 50 点、中間テスト 50 点とする。
・演習課題は期限までに完成させなければならない。
2.受講態度
・30 分以上遅刻した者は欠席とする。3 回の遅刻を 1 回の欠席とする。
・講義カードで出席の確認をするため、講義カードを提出しない人は欠席とする。
・授業中、飲食・喫煙・途中退室・携帯電話の使用・私語等を禁止する。
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