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1 第一種動物取扱業

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1 第一種動物取扱業
1
第一種動物取扱業
第一種動物取扱業は、その内容により「販売」「保管」「貸出し」「訓練」「展示」
「競りあっせん」「譲受飼養」の種別に分けられ、事業所ごと、種別ごとに登録が必要
になります。
また、登録は 5 年ごとの更新が必要です。
(1)取り扱う動物の範囲
哺乳類、鳥類又は爬虫類に属する動物を取り扱う場合が対象になります。
ただし、畜産農業に係るもの※及び試験研究用又は生物学的製剤の製造の用に供する
ために飼養し、又は保管しているものは除かれます。
※ 「畜産農業に係るもの」とは、乳、肉、卵、皮革、毛皮等の畜産物の生産及び乗用、使役、競争
用等の畜力の利用を目的として飼養又は繁殖される牛、馬、豚、めん羊、にわとり等をいいます。
(2)第一種動物取扱業の「業」の考え方
次の「社会性」「頻度・取扱量」「営利性」の3要件すべてに該当するものをいい
ます。
社会性
特定かつ少数の者を対象としたものでないこと等、社会性をもっ
て行っていると認められるもの。
頻度・取扱量 動物等の取扱いを継続反復して行っているものであること、又は
一時的なものであっても多数の動物を取り扱っているもの。
(例:年間2回以上又は2頭以上)
営利性
有償・無償の別を問わず、事業者の営利を目的として行っている
もの。
規制対象になる第一種動物取扱業の具体例
種別
販売
保管
貸出し
訓練
業の内容
動物の小売及び卸売り並びに
それらを目的とした繁殖又は
輸出入を行う業(その取次ぎ
又は代理を含む)
保管を目的に顧客の動物を預
かる業
愛玩、撮影、繁殖その他の目
的で動物を貸し出す業
顧客の動物を預かり訓練を行
う業
動物を見せる業(動物とのふ
れあいの提供を含む)
該当する業者の一例
小売業者、卸売業者、販売目的の繁殖又は
輸入を行う業者、露店等における販売のた
めの動物の飼養業者、飼養施設を持たない
インターネット等による通信販売業者
ペットホテル業者、美容業者(動物を預か
る場合)、ペットのシッター
ペットレンタル業者、映画等のタレント・
撮影モデル・繁殖用等の動物派遣業者
動物の訓練・調教業者、出張訓練業者
動物園、水族館、動物ふれあいテーマパー
ク、移動動物園、動物サーカス、乗馬施設・
アニマルセラピー業者(
「ふれあい」を目的
とする場合)
競 り あ っ 動物の売買をしようとするも 動物オークション会場の運営業者
せん
ののあっせんを会場を設けて
競りの方法で行う業
譲受飼養 動物を譲り受けてその飼養を 老犬・老猫ホーム
行う業者
展示
1
2
登録の手続き
(1)登録の流れ
第一種動物取扱業登録申請
窓口…名古屋市動物愛護センター
※営もうとする第一種動物取扱業の事業所ごと種別ごとに申請
審
査
書類及び事業所立入りによる審査
第一種動物取扱業登録証
登
録
第一種動物取扱業登録証の交付
(2)第一種動物取扱業者登録簿
登録された第一種動物取扱業者は、
「第一種動物取扱業者登録簿」に記載され一般に
閲覧されます。
これにより、動物を購入しようとする人などが、その店が登録を受けた店であるこ
とを確認することができます。
第一種動物取扱業者登録簿
(3)申請手数料
1 つの登録につき
15,000 円
1 つの事業所で同時に複数の種別の申請を行った場合の 2 種別目以降 12,000 円
2
(4)申請に必要な書類
申請書類(①~⑫)は、2 部ずつ提出してください。
同一の事業所において、販売と保管など、複数の種別の業務を行う場合で、その登
録を同時に申請する場合は、重複する部分の書類については省略できます。
必要書類
備考
営もうとする第一種動物取扱業の事業所ごと、種別ごとに提
出してください。
①
第一種動物取扱業登録申請書
②
業務の実施の方法について明らかにし
販売業又は貸出し業を営む場合、提出してください。
た書類(申請書別記 1)
③ 犬猫等健康安全計画(申請書別記 2)
犬猫の販売業を営む場合、提出してください。
④
登記事項証明書
申請者が法人の場合、提出してください。
⑤
欠格事項に関する書類
申請者(申請者が法人である場合、その法人及びその
法人の役員)及び動物取扱責任者についてそれぞれ提
出してください。ただし、申請者と動物取扱責任者が
同一の場合は、一通で兼ねることができます。
⑥
役員の氏名及び住所を記した書類
申請者が法人の場合、提出してください。
⑦
特定動物飼養保管許可証(写し)
特定動物を取り扱う場合、提出してください。
⑧
飼養施設の平面図
飼養施設を設置する場合、提出してください。
⑨
飼養施設の付近の見取図
飼養施設を設置する場合、提出してください。
⑩
動物取扱責任者に関する書類(Ⅰ~Ⅲのうちいずれか)
Ⅰ
Ⅱ
ⅰ認定証等、認定研修を受講
したことが確認できる書類
直近の認定研修の申込みを行い、動物愛護監視員の講習
を受けた場合は、
「認定研修申込書」で代えることができ
ます。
ⅱ実務経験証明書
営もうとする種別に対応した実務経験であることが必
要です。
営もうとする第一種動物取扱業の種別にかかる知識及
び技術について、1年間以上教育する学校、その他の
教育機関を卒業していることがわかる書類が必要で
す。
学歴証明書
※犬の訓練学校、動物のトリマー養成学校等の卒業証明等
Ⅲ
公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験に
よって、営もうとする第一種動物取扱業の種別にかか
る知識及び技術を習得していることの証明を得ている
ことがわかる書類が必要です。
資格証明書
※
獣医師、愛玩動物飼養管理士、家庭動物販売士、GCT
(Good Citizen Test)
、JAHA 認定家庭犬インストラク
ター、公認訓練士等の認定証等
⑪
事業所以外の場所で重要事項の説明等
「⑩動物取扱責任者に関する書類」と同様(認定証を
をする職員の要件を証明する書類
⑫
除くⅠ~Ⅲのうちいずれか)のものが必要です。
動物取扱責任者が兼任する場合は省略できます。
事業所ごとに配置される重要事項の説
明等をする職員の要件を証明する書類
3
3
登録の基準
登録を受けるには、次の(1)~(3)の3要件をすべて満たすことが必要です。
(1)申請者等の適格性
申請者(申請者が法人である場合、その法人及びその法人の役員)が、次の欠格事
項のいずれかに該当する場合は、登録ができません。
1 成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの
2 動物の愛護及び管理に関する法律第 19 条第1項の規定により登録を取り消
され、その処分のあった日から2年を経過しない者
3 第一種動物取扱業者で法人であるものが動物の愛護及び管理に関する法律第
19 条第1項の規定により登録を取り消された場合において、その処分のあっ
た日前 30 日以内にその第一種動物取扱業者の役員であった者でその処分の
あった日から2年を経過しないもの
4 動物の愛護及び管理に関する法律第 19 条第1項の規定により業務の停止を
命ぜられ、その停止の期間が経過しない者
5 動物の愛護及び管理に関する法律の規定、化製場等に関する法律第 10 条第 2
号もしくは第 3 号の規定又は狂犬病予防法第 27 条第 1 号もしくは第 2 号の
規定により罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受ける
ことがなくなった日から 2 年を経過しない者
6 動物の販売を業として営もうとする場合にあっては、絶滅のおそれのある野
生動物の種の保存に関する法律、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律、
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律のそれぞれ関係
する部分の規定により罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執
行を受けることがなくなった日から 2 年を経過しない者
4
(2)営業形態、施設の基準
次のア~エ全てを満たすことが必要です。
ア
事業所の基準
1 事業所及び飼養施設の建物並びにこれらに係る土地について、事業の実施に必
要な権原を有していること。
2 事業所ごとに、1名以上の常勤の職員が当該事業所に専属の動物取扱責任者と
して配置されていること。
3 事業所ごとに、顧客に対し適正な動物の飼養及び保管の方法等に係る重要事項
を説明し、又は動物を取り扱う職員として、表1の要件に該当する者が配置さ
れていること。
4 事業所以外の場所において、顧客に対し適正な動物の飼養及び保管の方法等に
係る重要事項を説明し、又は動物を取り扱う職員は、表1の要件に該当する者
であること。
5 事業の内容及び実施の方法にかんがみ事業に供する動物の適正な取扱いのた
めに必要な飼養施設を有し、又は営業の開始までにこれを設置する見込みがあ
ること。
※3及び4に規定する職員は、動物取扱責任者と兼ねることができます。
表1 必要な要件 (次の3つのいずれかに該当することが必要)
① 営もうとする第一種動物取扱業の種別ごとに、対応した種別に係る半年間以上の実務経験
があること。※対応した種別については「表2 種別ごとの実務経験」を参照
② 営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術について1年間以上教育する
学校その他の教育機関を卒業していること。
③ 公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする第一種動物取
扱業の種別に係る知識及び技術を習得していることの証明を得ていること。
表2 種別ごとの実務経験
営もうとする種別
半年以上の実務経験と認められる対象種別
販売(飼養施設あり) 販売(飼養施設あり) 貸出し
販売(飼養施設なし) 販売(飼養施設あり・なし) 貸出し
販売(飼養施設あり) 保管(飼養施設あり) 貸出し
保管(飼養施設あり)
訓練(飼養施設あり) 展示 譲受飼養
販売(飼養施設あり・なし) 保管(飼養施設あり・なし) 貸出し
保管(飼養施設なし)
訓練(飼養施設あり・なし) 展示
貸出し
販売(飼養施設あり) 貸出し
訓練(飼養施設あり) 訓練(飼養施設あり)
訓練(飼養施設なし) 訓練(飼養施設あり・なし)
展示
展示
競りあっせん
販売(飼養施設あり・なし) 競りあっせん
販売(飼養施設あり) 保管(飼養施設あり) 貸出し
譲受飼養
訓練(飼養施設あり) 展示 譲受飼養
5
イ
飼養施設の基準
飼養施設を設置する場合は、次の要件を満たすものであることが必要です。
1 飼養施設は、表3の飼養施設に必要な設備を備えていること。
2 ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっ
ては、その侵入を防止できる構造であること。
3 床、内壁、天井及び附属設備は、清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理
がしやすい構造であること。
4 飼養又は保管をする動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、その逸走を
防止することができる構造及び強度であること。
5 飼養施設及びこれに備える設備等は、事業の実施に必要な規模であること。
6 飼養施設は、動物の飼養又は保管に係る作業の実施に必要な空間を確保してい
ること。
7 飼養施設に備えるケージ等は、次に掲げるとおりであること。
① 耐水性がないため洗浄が容易でない等衛生管理上支障がある材質を用いて
いないこと。
② 底面は、ふん尿等が漏えいしない構造であること。
③ 側面又は天井は、常時、通気が確保され、かつ、ケージ等の内部を外部か
ら見通すことのできる構造であること。ただし、当該飼養又は保管に係る
動物が傷病動物である等特別の事情がある場合には、この限りでない。
④ 飼養施設の床等に確実に固定する等、衝撃による転倒を防止するための措
置が講じられていること。
⑤ 動物によって容易に損壊されない構造及び強度であること。
8 構造及び規模が取り扱う動物の種類及び数にかんがみ著しく不適切なもので
ないこと。
9 犬又は猫の飼養施設は、他の場所から区別する等の夜間(午後 8 時から午前
8 時まで)に当該施設に顧客、見学者等を立ち入らせないための措置が講じら
れていること。ただし、特定成猫※の飼養施設については、夜間のうち展示を
行わない間に当該措置が講じられていること。
※特定成猫とは、次のいずれかにも該当する猫をいいます。
①生後 1 年以上であること。
②午後 8 時から午後 10 時までの間に展示される場合には、休息できる設備に自由に移動できる状態で展示されていること。
表3 飼養施設に必要な設備
①ケージ等(動物の飼養又は保管のために使用するおり、かご、水槽等の設備をいう。)
②照明設備(営業時間が日中のみである等当該設備の必要のない飼養施設を除く。)
③給水設備
④排水設備
⑤洗浄設備(飼養施設、設備、動物等を洗浄するための洗浄槽等をいう。)
⑥消毒設備(飼養施設、設備等を消毒するための消毒薬噴霧装置等をいう。)
⑦汚物、残さ等の廃棄物の集積設備
⑧動物の死体の一時保管場所
⑨餌の保管設備
⑩清掃設備
⑪空調設備(屋外施設を除く。)
⑫遮光のため又は風雨を遮るための設備(ケージ等がすべて屋内にある等当該設備の必要のな
い場合を除く。)
⑬訓練場(飼養施設において訓練を行う訓練業を営もうとする者に限る。)
6
ウ
販売業者又は貸出し業者等が守らなければならない基準
業種ごとに遵守しなければいけない基準があります。
「販」:販売業者 「貸」:貸出し業者 「展」:展示業者 「競」:競りあっせん業者
1
販
離乳等を終えて、成体が食べる餌と同様の餌を自力で食べることができ
るようになった動物(哺乳類に属する動物に限る。)を販売に供すること。
2
販
貸
飼養環境の変化及び輸送に対して十分な耐性が備わった動物を販売又は
貸出しに供すること。
3
販
貸
4
販
貸
展
2日間以上その状態(下痢、おう吐、四肢の麻痺等外形上明らかなものに
限る。
)を目視によって観察し、健康上の問題があることが認められなかっ
た動物を販売又は貸出しに供すること。
犬又は猫の展示を行う場合には、午前 8 時から午後 8 時までの間において
行うこと。ただし、特定成猫の展示を行う場合にあっては、午前 8 時から
午後 10 時までの間において行うことを妨げない。この場合において、1
日の特定成猫※の展示時間(特定成猫の展示開始時刻及び展示終了時刻の
うち最も早い時刻から最も遅い時刻までの時間をいう。
)は、12 時間を超
えてはならない。
5
販
6
販
7
貸
8
競
9
販
貸
競
販売の契約に当たって、あらかじめ、販売しようとする動物の現在の状
況を直接見せるとともに、表 4 に掲げる動物の特性及び状態に関する情
報を、顧客に対して対面により書面又は電磁的記録を用いて説明すると
ともに、この情報提供を受けたことについて顧客に署名等による確認を
実施すること。ただし、第一種動物取扱業者を相手方とする販売の場合
は、②から⑩までに掲げる情報については、必要に応じて説明すれば足
りるものとする。
契約に当たって、飼養又は保管をしている間に疾病等の治療、ワクチン
の接種等を行った動物について、獣医師が発行した疾病等の治療、ワク
チンの接種等に係る証明書を顧客に交付すること。また、当該動物の仕
入先から受け取った疾病等の治療、ワクチンの接種等に係る証明書があ
る場合には、これも併せて交付すること。
貸出しをしようとする動物の生理、生態、習性等に合致した適正な飼養
又は保管が行われるように、契約に当たって、あらかじめ、表4に掲げ
るその動物の特性及び状態に関する情報を提供すること。
実施した競りにおいて売買が行われる際に、販売業者により 5 に掲げる
販売に係る契約時の説明が行われていることを確認すること。
5に掲げる販売に係る契約時の説明及び顧客による確認並びに7に掲げ
る貸出しに係る契約時の情報提供の実施状況について、記録した台帳を
調製し、これを5年間保管すること。ただし、犬猫等販売業者において
は、個体ごとの帳簿として記録し保管することで台帳に代えることがで
きる。
競りあっせん業者は、実施した競りにおいて売買された動物について、5
に掲げる販売に係る契約時の説明及び顧客による確認に係る文書の写し
を、販売業者から受け取るとともに、当該写しに係る販売業者及び顧客
を明確にした上で、これを 5 年間保管すること。
※特定成猫とは、次のいずれかにも該当する猫をいいます。
①生後 1 年以上であること。
②午後 8 時から午後 10 時までの間に展示される場合には、休息できる設備に自由に移動できる状態で展示されていること。
7
表4
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑮
⑯
⑰
⑱
エ
販売業者又は貸出し業者が説明、情報提供しなければならない項目
販貸 品種等の名称
販
性成熟時の標準体重、標準体長その他の体の大きさに係る情報
販
平均寿命その他の飼養期間に係る情報
販貸 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
販貸 適切な給餌及び給水の方法
販貸 適切な運動及び休養の方法
販貸 主な人と動物の共通感染症その他の当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及
びその予防方法
販
不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る。)
販
⑧に掲げるもののほかみだりな繁殖を制限するための措置(不妊又は去勢の措置
を不可逆的な方法により実施している場合を除く。)
販貸 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容
販貸 性別の判定結果
販
生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合にあって
は、推定される生年月日及び輸入年月日等)
販貸 不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)
販
繁殖を行った者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物であっ
て、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては、当該動物を輸出した者の氏
名又は名称及び所在地、譲渡された動物であって、繁殖を行った者が明らかでな
い場合にあっては譲渡した者の氏名又は名称及び所在地)
販
所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)
販貸 当該動物の病歴、ワクチンの接種状況等
販
当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況(哺乳類に属する動物に限
り、かつ、関係者からの聴取り等によっても知ることが困難であるものを除く。
)
販貸 ①から⑰までに掲げるもののほか、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項
犬猫等販売業者が守らなければならない基準
犬猫等販売業を行う場合は、次の要件を満たす「犬猫等健康安全計画」を策定し、
守らなければなりません。
1
2
3
(2)ア~ウの基準に適合していること。
幼齢の犬猫等の健康及び安全の保持の確保上明確かつ具体的であること。
販売の用に供することが困難になった犬猫等の取扱いが、犬猫等の終生飼養を
確保するために適切なものであること。
(3)申請書の記載内容
申請書若しくは添付書類のうちに重要な事項について虚偽の記載があり、又は重
要な事実の記載が欠けているときは登録ができません。
8
4
動物取扱責任者
(1)動物取扱責任者の設置
複数の事業所を所有する第一種動物取扱業者は、事業所ごとに、1名以上常勤で専
属の動物取扱責任者を置くことが必要です。また、動物取扱責任者は毎年度1回、動
物取扱責任者「継続研修※」を受ける必要があります。
※継続研修については(4)を参照
(2)動物取扱責任者の役割
動物取扱責任者は、動物が適正に取り扱われるよう、次の事項を率先して実行して
ください。
ア
第一種動物取扱業者に対して、日常の動物の取扱方法等の改善を進言する
イ
事業所の動物取扱責任者以外のすべての職員に対し、動物取扱責任者研修におい
て得た知識及び技術に関する指導を行う
ウ
動物愛護監視員による指導の際の事業所ごとの窓口として責任を果たす
(3)動物取扱責任者の資格
動物取扱責任者は、次の2つの要件を満たす職員のうちから選任してください。
ア
事業所の動物取扱責任者以外のすべての職員に対し、動物取扱責任者研修で得た
知識及び技術に関する指導を行う能力を有する者であること
イ
次の①~③のいずれかに該当する者であること
① 営もうとする第一種動物取扱業の種別ごとに、対応した種別※1に係る半年間
以上の実務経験があり、名古屋市の開催する動物取扱責任者「認定研修※2」
を受講していること。
※1 対応した種別については「表2 種別ごとの実務経験(5ページ)
」を参照
※2 認定研修については、(4)を参照
②
営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術について1年間以
上教育する学校その他の教育機関を卒業していること。
③
公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする
第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術を習得していることの証明を得
ていること。
(4)動物取扱責任者研修
名古屋市では、動物取扱責任者の動物に対する知識及び技術の維持向上のため、2
種類の動物取扱責任者研修を開催しています。
動物取扱責任者「認定研修」
対象 動物取扱責任者になる方で(3)イ①
の要件に該当する方
時間 5時間
備考 研修終了後、
「認定証」が交付されま
す。
9
動物取扱責任者「継続研修」
すべての動物取扱責任者
3時間
毎年度 1 回継続研修を受ける必要が
あります。
5
各種届出等
(1)変更の届出について
次の内容を変更する場合は、必要な書類を添えて動物愛護センターへ届け出てくだ
さい。変更の届出は、手数料はかかりません。
ア
あらかじめ届出が必要な場合
変更事項
必要な書類
※1
① 業務の内容及び実施の方法の変更
○業務内容・実施方法変更届出書
(繁殖を行うかどうかの別を含む)
②
③
イ
犬猫等販売業を始める場合
○犬猫等販売業開始届出書
飼養施設を設置する場合
○飼養施設設置届出書
○飼養施設の平面図
○飼養施設の付近の見取図
変更後 30 日以内に届出が必要な場合
変更事項※2
必要な書類
○第一種動物取扱業変更届出書
①
氏名又は名称及び住所並びに法人に ○登記事項証明書(法人の場合)
○欠格事項に関する書類(代表者が役員であっ
あっては代表者の氏名※3
てすでに同書類を提出している場合を除く。
)
事業所の名称及び所在地※4
②
○第一種動物取扱業変更届出書
③
事業所ごとに置かれる動物取扱責任
者の氏名
○第一種動物取扱業変更届出書
○欠格事項に関する書類
(動物取扱責任者の変更の場合)
○動物取扱責任者の資格要件を証明する書
類(動物取扱責任者の変更の場合)
④
主として取扱う動物の種類及び数
○第一種動物取扱業変更届出書
⑤
飼養施設の所在地※5
○第一種動物取扱業変更届出書
⑥
飼養施設の構造及び規模
○第一種動物取扱業変更届出書
○飼養施設の平面図
○飼養施設の付近の見取図
⑦
法人にあっては役員の氏名及び住所
○第一種動物取扱業変更届出書
○欠格事項に関する書類(役員の変更の場合)
⑧
事業所以外の場所において、顧客に
○第一種動物取扱業変更届出書
対し適正な動物の飼養及び保管の方法
○職員の資格要件を証明する書類
等に係る重要事項を説明し、又は動物
(職員の変更の場合)
を取り扱う職員の氏名
⑨
営業時間等(夜間※6に係るもの)
○第一種動物取扱業変更届出書
⑩
犬猫等健康安全計画
○第一種動物取扱業変更届出書
○犬猫等健康安全計画
⑪
犬猫等販売業をやめた場合
○犬猫等販売業廃止届出書
※1 「販売⇒保管」といった種別の変更はできません。この場合は、販売業を廃業し、保管業の新規登録を受
けるという手続きが必要になります。
※2 登録証に記載された内容(①②③)を変更する場合は、あわせて登録証の再交付を申請することもできま
す。変更を行った場合は、標識及び識別章の内容は逐次更新してください。
10
※3 「①氏名の変更」は婚姻などによる性名の変更に限ります。営業者の死亡による相続などで、別の方が営
業者となる場合は、廃業の手続きと新規の登録を行っていただく必要があります。ただし、法人の場合は、
代表者の変更は可能です。
※4 「②事業所の名称及び所在地」の所在地の変更は、以下のような動物の健康及び安全の確保等に直接関係
のないものに限ります。
・飼養施設を持たないインターネット等による動物の販売業者の事業所 ・出張訓練業者の事業所
・ペットシッターの事業所
等
※5 「⑤ 飼養施設の所在地」の変更は、移動用の飼養施設の移動範囲の変更を行う場合等が対象になります。
※6 夜間とは午後 8 時から午前 8 時までのことを言います。
11
ウ
軽微な変更で届出が不要な場合
以下の場合は、軽微な変更として届出がいらないことがありますので、動物愛護
センターへ確認してください。
①
飼養施設の規模の増大であって、その増大に係る部分の床面積が、登録を受け
たとき、又は変更の届出をしたときの延べ床面積から通算して30%未満である
もの
② 飼養施設の設備等の増設及び配置の変更であって、その部分の床面積が、登録
を受けたとき、又は変更の届出をしたときの延べ床面積から通算して30%未満
であるもの
③
照明設備又は遮光のため若しくは風雨を遮るための設備の増設及び配置の変更
④
飼養施設の現在の設備等と同等以上の機能を有する設備等への改設であるもの
⑤
飼養施設の管理の方法の変更
⑥
営業時間の変更であって、その変更に係る部分の営業時間が夜間(午後 8 時か
ら午前 8 時まで)に含まれないもの
(2)登録証再交付の申請について
登録証を亡失若しくは滅失した場合、又は登録証に記載された事項の変更の届出を
したときは、動物愛護センターで登録証再交付の申請を行うことができます。
登録証を亡失した場合で登録証再交付の申請を行わないときは、亡失の届出をして
ください。
登録証を亡失又は滅失した場合
1,100 円
記載事項変更の場合
2,100 円
(3)廃業の届出について
第一種動物取扱業登録業者が下表の左欄いずれかに該当した場合は、右欄に該当す
る方は、その日から 30 日以内に廃業の届出をしてください。
また、有効期間内にある登録証を有している場合は、あわせて登録証も返納してく
ださい。廃業の届出には、手数料はかかりません。
該当事項
届出人
①
死亡した場合
その相続人
②
法人が合併により消滅した場合
その法人を代表する役員であった者
③
法人が破産手続開始の決定により
解散した場合
その破産管財人
④
法人が合併及び破産手続開始の決
定以外の理由により解散した場合
その清算人
⑤
その登録に係る第一種動物取扱業
を廃止した場合
第一種動物取扱業者であった個人又は第
一種動物取扱業者であった法人を代表す
る役員
12
6
更新の申請
(1)登録の更新
登録は、5年ごとの更新が必要です。
(2)申請期間
更新は、登録の有効期間の末日の2ヵ月前から申請することができます。
(3)申請に必要書類
更新の申請は、登録更新申請書に登録時と同様の書類を添えて行ってください。ただし、
新規登録及び更新の申請時から飼養施設の規模、構造、配置などに変更がない場合や、変
更の届出を既に行っている事項に係る添付書類については省略できます。
(4)申請手数料
1 つの登録につき
10,000 円
1 つの事業所で同時に複数の種別の申請を行った場合の 2 種別目以降 7,500 円
(5)更新による登録期間の同期
2つ以上の登録を受けている方で、そのうち1つの登録について、更新の申請をする
場合は、残りの登録について、それらの更新の期間でなくとも同時に更新の申請をする
ことができます。この同時申請により、2つの登録の有効期間は同じになります。
○同時申請の例
ペットショップ(販売)の登録①を受けた約5ヵ月後に同じ事業所で、
ペットホテル(保管)の登録②も受けた場合。
平成18 年6 月21 日
平成18 年12 月6 日
本来、登録②の更新ができる期間
平成23 年4 月20 日
平成23 年10 月5 日
平成23 年12 月5 日
登録①(販売)更新後
平成23 年6 月20 日
平成28 年6 月20 日
13
登録①と②を同時に申請した場合、
登録②の有効期間は登録①のもの
と同じになります。
2 ヶ月間
登録②(保管)更新後
登録②(保管)
②の登録日
登録①(販売)
①の登録日
登録①の更新ができる期間
この期間に、登録①と同時に登録②の更新の申請もすることができます。
2 ヶ月間
7
第一種動物取扱業者の遵守事項
第一種動物取扱業者は、「3 登録の基準」(4 ページ~)は登録後も遵守する必要があ
ります。
それに加え、動物の愛護及び管理に関する法令の中で、営業を行っていくうえで第一
種動物取扱業者が遵守しなければならない様々な基準が定められています。
(1)標識の掲示
ア
標識
登録を受けた第一種動物取扱業者は、その事業所ごとに、顧客の出入口から見や
すい位置に第一種動物取扱業者標識を自ら作成して、掲示してください。
なお、登録時に発行される第一種動物取扱業登録証を、代わりに掲示することも可
能です。
登録業者が自分で作成し、掲示してください。
※A4以上の大きさが必要です。
登録証を掲示してもよい。
登録の更新や変更届などで表示されている内容に変更があった場合、次のように
してください。
①
標識を掲示している場合
標識を書き換え、常に最新の情報を表示する。
②
登録証を掲示している場合
登録証の再交付を受け、表示内容を最新の状態にする。
イ
識別章
事業所以外の場所で営業をする場合は、顧客と接するすべての職員について、そ
の胸部等顧客から見やすい位置に第一種動物取扱業者識別章を掲示してください。
登録業者が自分で作成し、顧客から見やすい位置に掲示してく
ださい。 ※A7以上の大きさが必要です。
次のような場合に識別章が必要です
○出張先で動物を扱うこととなるペットシッターや出張訓練業
○事業所外で短期間の(一昼夜を越えない)露店販売を行う職員
○ペットホテル等での顧客の動物の送迎にあたる職員
○動物の買付けに出かける職員
○その他事業所外で営業を行う職員
14
(2)飼養施設の基準
ア
飼養施設に必要な設備の基準
飼養施設に必要な設備として次の①~⑬が定められています。
①
ケージ等(動物の飼養又は保管のために使用するおり、かご、水槽等の設備を
いう。)
② 照明設備(営業時間が日中のみである等当該設備の必要のない飼養施設を除
く。
)
③ 給水設備
④ 排水設備
⑤ 洗浄設備(飼養施設、設備、動物等を洗浄するための洗浄槽等をいう。)
⑥ 消毒設備(飼養施設、設備等を消毒するための消毒薬噴霧装置等をいう。)
⑦ 汚物、残さ等の廃棄物の集積設備
⑧ 動物の死体の一時保管場所
⑨ 餌の保管設備
⑩ 清掃設備
⑪ 空調設備(屋外施設を除く。)
⑫ 遮光のため又は風雨を遮るための設備(ケージ等がすべて屋内にある等当該設
備の必要のない場合を除く。)
⑬ 訓練場(飼養施設において訓練を行う訓練業を営もうとする者に限る。)
イ
飼養施設の構造の基準
アの設備に加えて次のような構造、規模であることが必要です。
① ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっ
ては、その侵入を防止できる構造
②
床、内壁、天井及び附属設備は、清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理
がしやすい構造
③
飼養又は保管をする動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、その逸走を
防止することができる構造及び強度
④
飼養施設及びこれに備える設備等は、事業の実施に必要な規模
⑤
動物の飼養又は保管に係る作業の実施に必要な空間
⑥
取り扱う動物の種類及び数にかんがみ著しく不適切なものでない構造及び規模
15
ウ
飼養施設の管理基準
昨今の第一種動物取扱業者による動物の鳴き声、臭い等による周辺への生活環境
保全上の問題の発生を踏まえ、飼養施設の管理方法等に関する遵守基準が次のよう
に定められています。
台帳へ記録が必要
※
①
定期的な清掃
定期的に清掃及び消毒を行うとともに、汚物、残さ等を適切に処理し、衛生管
理及び周辺の生活環境の保全に支障が生じないように清潔を保つこと。
②
保守点検
1日1回以上巡回を行い、保守点検を行うこと。
③
※台帳については、 ページ〔 台帳の調製〕を参照してください。
出入口、窓等の管理
動物の鳴き声、臭気、動物の毛等により周辺の生活環境を著しく損なわないよ
う、飼養施設の開口部を適切に管理すること。
④
鳴き声の対策
動物の鳴き声により周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生するおそれがあ
る場合にあっては、鳴き声が外部に伝播しにくくするための措置を講じること。
⑤
におい、毛の対策
臭気の拡散又は動物の毛等の飛散により、飼養施設の環境又はその周辺の生活
環境を著しく損なう事態が発生するおそれがある場合にあっては、空気清浄機、
脱臭装置、汚物用の密閉容器等を備えること。
25
(7)
⑥
衛生動物の対策
ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっ
ては、その侵入の防止又は駆除を行うための設備を備えること。
⑦
逃走防止措置
動物の逸走を防止するため、飼養施設の管理に必要な措置を講じ、必要に応じ
て施錠設備を備えること。
○主なポイント
・周辺の生活環境の保全
第一種動物取扱業者は、飼養施設内を衛生的に保つことだけでなく、飼養施設
の周囲に対しても、動物の鳴き声や、臭い、毛の飛散などにより生活環境を著し
く損なわせることのないようにしなければならないとされています。(①③④⑤)
・台帳の調製
①と②については清掃、消毒及び保守点検の実施状況を記録した台帳の 5 年間
の保管が義務付けられています。
16
(3)設備(ケージ等)の基準
ア
飼養施設に備える動物を飼う設備(ケージ等)に必要な設備の基準
ケージ等に必要な設備として、次の①~③が定められています。
①
給餌、給水のための器具(一時的に飼養又は保管をする等の特別な事情がある
場合にあっては、この限りでない。)
②
動物の生態等に応じた設備(動物の生態及び習性並びに飼養期間に応じて、遊
具、止まり木、砂場及び水浴び、休息等ができる設備。
)
③
ふん尿等の受け皿(ふん尿に係る動物の衛生管理のため、ふん尿の受け皿を備
え、又は床敷きを敷く等の措置を講じること。
)
イ
ケージ等の構造の基準
ケージ等の動物を飼う設備の大きさや、その床面の構造、強度について、次のよ
うに定められています。
①
衛生管理上支障がある材質の使用禁止(耐水性がないため洗浄が容易でない
等)
②
ふん尿等が漏えいしない構造(床面)
③
常時、通気が確保され、かつ、ケージ等の内部を外部から見通すことのできる
構造(側面・天井)
※
当該飼養又は保管に係る動物が傷病動物である等特別の事情がある場合には、この限りでない。
④
衝撃による転倒を防止するための措置(飼養施設の床等に確実に固定する等)
⑤
動物によって容易に損壊されない構造及び強度
⑥
個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的な動作
を容易に行うための十分な広さ及び空間の確保
※ 飼養期間が長期間にわたる場合にあっては、必要に応じて、走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動ができる
ように、より一層の広さ及び空間を有するものとすること。
※ 傷病動物の飼養若しくは保管をし、又は動物を一時的に保管する等特別な事情がある場合にあっては、
この限りでない。
⑦
突起物、穴、くぼみ、斜面等によって、動物が傷害等を受けるおそれがないよ
うな安全な構造及び材質の使用(ケージ等・訓練場)
⑧
清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理がしやすい構造及び材質の使用
(ケージ等・訓練場の床・内壁・天井及び付属設備)
⑨ 動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、動物の逸走を防止できる構造及
び強度(ケージ等・訓練場)
○主なポイント
・ケージは、動物がストレスを受けないような構造でなければいけません。
・ケージ等は、1日1回以上の清掃が義務付けられています。
17
ウ
設備(ケージ等)の管理基準
①
清掃の実施
ケージ等の清掃を1日1回以上行い、残さ、汚物等を適切に処理すること。た
だし、草地等において飼養又は保管をする等特別な事情がある場合にあってはこ
の限りでない。
②
動物の搬出ごとの清掃・消毒
保管業者及び訓練業者にあっては、前号に掲げるもののほか、飼養又は保管を
する動物を搬出するたびにケージ等の清掃及び消毒を行うこと。
③
逃走防止措置
動物の逸走を防止するため、ケージ等及び訓練場に、必要に応じて施錠設備を
備えること。
18
(4)動物の管理の基準
ア
動物の飼養・保管方法の遵守基準
動物を飼養又は保管する際の遵守基準として、次のものが定められています。
①
飼養又は保管をする動物の種類及び数は、飼養施設の構造及び規模並びに動物
の飼養又は保管に当たる職員数に見合ったものとすること。
②
ケージ等の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、管理を徹底した上で一時
的にケージ等の外で飼養又は保管をする場合にあっては、この限りでない。
③
ケージ等に入れる動物の種類及び数は、ケージ等の構造及び規模に見合ったも
のとすること。
台帳へ記録が必要
④
異種又は複数の動物の飼養又は保管をする場合には、ケージ等の構造若しくは
配置又は同一のケージ等内に入れる動物の組み合わせを考慮し、過度な動物間の
闘争等が発生することを避けること。
※
※台帳については、 ページ〔 台帳の調製〕を参照してください。
25
(7)
⑤
幼齢な犬、猫等の社会化(その種特有の社会行動様式を身に付け、家庭動物、
展示動物等として周囲の生活環境に適応した行動が採られるようになることを
いう。以下同じ。)を必要とする動物については、その健全な育成及び社会化を
推進するために、適切な期間、親、兄弟姉妹等とともに飼養又は保管をすること。
⑥
動物の生理、生態、習性等に適した温度、明るさ、換気、湿度等が確保され、
及び騒音が防止されるよう、飼養又は保管をする環境(以下「飼養環境」という。)
の管理を行うこと。
⑦
動物の種類、数、発育状況、健康状態及び飼養環境に応じ、餌の種類を選択し、
適切な量、回数等により給餌及び給水を行うこと。
⑧
走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動が困難なケージ等において動物の飼養又は保
管をする場合には、これによる動物のストレスを軽減するために、必要に応じて
運動の時間を設けること。
⑨
1日1回以上巡回を行い、動物の数及び状態を確認するとともに、その実施状
況について記録した台帳を調製し、これを5年間保管すること。
⑩
動物の死体は、速やかにかつ適切に処理すること。
⑪
動物の鳴き声、臭気、動物の毛等、ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物
等により、周辺の生活環境を著しく損なわないようにすること。特に、飼養施設
が住宅地に立地している場合にあっては、長時間にわたる、又は深夜における鳴
き声等による生活環境への影響が生じないよう、動物を管理すること。
⑫
動物の逸走時に備え、必要に応じて捕獲体制の整備、個体識別の実施等の措置
を講じること。
◎第一種動物取扱業を廃止する場合や、業として動物を取り扱うことが困難になった
場合には、その動物を適切に飼える人に譲り渡すなどの措置を講じるよう努めなけ
ればなりません。
19
イ
動物の疾病等に係る措置の遵守基準
第一種動物取扱業者は、取り扱う動物の健康状態を日常的に確認すること、必要
に応じて獣医師による診療を受けさせるなど、動物の感染症の予防のために必要な
措置を適切に実施するよう努めなければなりません。
また、飼養施設において、動物が病気になったときなどの措置として、次のよう
に定められています。
①
新たな動物の飼養施設への導入に当たっては、当該動物が健康であることを目
視又は導入に係る契約の相手方等からの聴取りにより確認し、それまでの間、必
要に応じて他の動物と接触させないようにすること。※
②
飼養又は保管をする動物の疾病及び傷害の予防、寄生虫の寄生の予防又は駆除
等日常的な健康管理を行うこと。
③ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、高齢猫(生後11年以上の猫を
目安とする。以下同じ。)の展示を行う場合には、当該高齢猫に定期的に健康診
断を受けさせる等、当該高齢猫の健康に配慮した取扱いに努めること。
④
台帳へ記録が必要
⑤ 動物が疾病にかかり、又は傷害を負った場合には、速やかに必要な処置を行う
とともに、必要に応じて獣医師による診療を受けさせること。
※
※台帳については、 ページ〔 台帳の調製〕を参照してください。
25
疾病の予防等のために、必要に応じてワクチン接種を行うこと。
⑥ ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物により動物が健康被害を受けないよ
う、その発生及び侵入の防止又は駆除を行うこと。
※競りあっせん業者が競りの実施に当たって、当該競りに付される動物を一時的に保管する場合も同
様です。
ウ
動物を繁殖させる場合の遵守基準
動物の販売、貸出し及び展示目的のために動物を繁殖させる場合の方法として、
次のように定められています。
①
遺伝性疾患等に問題を生じさせるおそれのある動物、幼齢の動物、高齢の動物
等を繁殖の用に供し、又は遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せ
によって繁殖をさせないこと。ただし、希少な動物の保護増殖を行う場合にあっ
てはこの限りでない。
②
みだりに繁殖させることにより母体に過度な負担がかかることを避け、飼養施
設の構造及び規模、職員数等を踏まえて、その繁殖の回数を適切なものとし、必
要に応じ繁殖を制限するための措置を講じること。
(7)
③
動物の繁殖の実施状況について記録した台帳を調製し、これを5年間保管する
こと。
20
エ
動物の輸送の遵守基準
動物を輸送する場合の方法として、次のように定められています。
他者に委託する場合にあってもこの事項が遵守されるようにしな
ければなりません。
①
輸送設備(動物の輸送に係る設備をいう。以下同じ。
)は、確実に固定する等によ
り衝撃による転倒を防止すること。
②
輸送中は、常時、動物の状態を目視(監視カメラ等を利用して行うものを含む。)
により確認できるよう、必要な設備を備え、又は必要な体制を確保すること。ただ
し、航空輸送中についてはこの限りでない。
③
輸送する動物の種類及び数は、輸送設備の構造及び規模並びに輸送に従事する者
の数に見合ったものとすること。
④
輸送設備は、個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等日常
的な動作を容易に行うための十分な広さ及び空間を有したものとすること。ただし、
動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合は、この限りでない。
⑤
輸送設備は、定期的な清掃及び消毒の実施により、清潔を保つこと。
⑥
必要に応じて空調設備を備える等により、動物の生理、生態等に適した温度、明
るさ、換気、湿度等が確保されるようにすること。ただし、動物の健康及び安全を
守るための特別な事情がある場合は、この限りでない。
⑦
動物の種類、数、発育状況及び健康状態に応じ、餌の種類を選択し、適切な量及
び回数により給餌及び給水を行うこと。ただし、動物の健康及び安全を守るための
特別な事情がある場合は、この限りでない。
⑧
動物の疲労又は苦痛を軽減するために、輸送時間はできる限り短くするとともに、
輸送中は、必要に応じて休息又は運動のための時間を確保すること。
⑨
衛生管理、事故及び逸走の防止並びに周辺の生活環境の保全に必要な措置を講じ
ること。
オ
動物の取引時等の遵守基準
販売業者、貸出業者、展示業者が動物を、顧客や取引の場所を提供する者等に接
触させたり、譲り渡したり、引き渡したりする場合の方法が、次のように定められ
ています。
① 夜間(午後8時から午前8時)に犬又は猫を顧客と接触させ、又は顧客に譲り
渡し、若しくは引き渡さないようにすること。ただし、特定成猫※については、
夜間のうち展示を行わない間に特定成猫を顧客と接触させ、又は顧客に譲り渡
し、若しくは引き渡さないようにすること。
②
顧客等が動物に接触する場合には、動物に過度なストレスがかかり、顧客等が
危害を受け、又は動物若しくは顧客等が人と動物の共通感染症にかかることのな
いよう、顧客等に対して動物への接触方法について指導するとともに、動物に適
度な休息を与えること。
③
飼養又は保管をする動物の健康を保持するため、顧客等が動物にみだりに食物
を与えることのないよう必要な措置を講じること。顧客等が動物に食物を与える
ことを認める場合には、認めた食物以外のものが与えられることのないようにす
ること。
※特定成猫とは、次のいずれかにも該当する猫をいいます。
①生後 1 年以上であること。
②午後 8 時から午後 10 時までの間に展示される場合には、休息できる設備に自由に移動できる状態で展示されていること。
21
カ
その他動物の管理の遵守基準
その他、動物の生命を尊重するために、次のような遵守基準が定められています。
①
第一種動物取扱業の廃止等により、飼養又は保管を継続することが困難な動物
が生じた場合は、動物が命あるものであることにかんがみ、譲渡し等によって生
存の機会を与えるよう努めること。
②
疾病の回復の見込みがない場合等やむを得ず動物を殺処分しなければならな
い場合は、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によること。
③
毒へび等の有毒動物の飼養又は保管をする場合には、抗毒素血清等の救急医薬
品を備え、又は、医師による迅速な救急処置が行える体制を整備すること。
④
動物の飼養又は保管をする場合にあっては、災害時における動物の健康及び安
全の確保並びに人の生命、身体又は財産に対する侵害の防止を図るために、平時
より、職員間の連絡体制及び動物の逸走時の捕獲体制の整備、動物の避難方法の
確立、餌の備蓄等の対策を講じること。
※特定成猫とは、次のいずれかにも該当する猫をいいます。
(5)種別ごとの遵守基準
ア
販売業者の遵守基準
①
①生後 1 年以上であること。
②午後 8 時から午後 10 時までの間に展示される場合には、休息できる設備に自
由に移動できる状態で展示されていること。
販売動物の表示項目
販売に供しているすべての動物を顧客が目視により、又は写真等により確認
できるようにすること。また、動物ごとに、次に掲げる情報を顧客から見やす
い位置に文書(電磁的な記録を含む。)により表示すること。
a
b
c
d
品種等の名称
性成熟時等の標準体重、標準体長等体の大きさに係る情報
性別の判定結果
生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合は、
推定される生年月日及び輸入年月日等)
e 生産地等
f 所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)
②
③
④
⑤
長時間の展示の禁止
長時間連続して展示を行う場合には、動物のストレスを軽減するため、必要
に応じてその途中において展示を行わない時間を設けること。
特に、長時間連続して犬又は猫の展示を行う場合には、その途中において展示
を行わない時間を設けること。
野生由来動物の馴化措置
野生由来の動物を販売する場合には、その生理、生態及び習性を踏まえ、飼
養可能性を考慮して適切な種を選択すること。また、その生理、生態及び習性
を踏まえて、必要に応じた馴化措置を講じること。
夜間(午後 8 時から午前 8 時まで)の展示
夜間に犬猫以外の動物を展示する場合、明るさの抑制等の飼養環境の管理に
配慮すること。
夜間(午後 8 時から午前 8 時まで)営業
夜間に営業を行う場合にあっては、当該時間内に顧客、見学者等が犬又は猫
の飼養施設内に立ち入ること等により、犬又は猫の休息が妨げられることがな
いようにすること。ただし、特定成猫※については、夜間のうち展示を行わな
い間に顧客、見学者等が特定成猫の飼養施設内に立ち入ること等により、特定
成猫の休息が妨げられることがないようにすること。
22
イ
犬猫等販売業者の遵守基準
犬猫の販売を行う場合は、アの販売業者の遵守基準に加えて次の基準も守らなけ
ればなりません。
①
獣医師等との連携の確保
飼養・保管をする犬猫等の健康、安全を確保するため、獣医師等との適切な連
携の確保を図らなければならない。
②
終生飼養の確保
やむを得ない場合を除き、販売の用に供することが困難となった犬猫等につい
ても、引き続きそれらの犬猫等の終生飼養の確保を図らなければならない。
③
幼齢の犬猫の販売の制限
繁殖を行った場合は、出生後 56 日※を経過しない犬猫について、販売のため
の引渡しや展示をしてはならない。
※経過措置として、平成 28 年 8 月までは「45 日」とし、それ以降は別に法律で定められる
日までは「49 日」となります。
④
個体ごとの帳簿の備え付け
所有する犬猫等の個体ごとに、所有した日、販売(引渡し)をした日等、次の
事項を記載し、帳簿として保存しなければならない。
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
l
品種等の名称
繁殖者の氏名又は名称、登録番号又は所在地(繁殖者が不明な場合、輸入者又は譲渡者)
生年月日(不明な場合は推定される生年月日及び輸入年月日等)
所有した日
販売元又は譲渡元の氏名又は名称、登録番号又は所在地
販売又は引渡しをした日
販売先又は引渡し先の氏名又は名称、登録番号又は所在地
販売又は引渡しの相手が動物の取引に関する関係法令に違反していないことの確認状況
販売を行った者の氏名
販売に際して 8 ページの表 4 の情報提供をしたことについての顧客による確認状況
死亡(所有中に死亡した場合)した日
死亡(所有中に死亡した場合)の原因
⑤
個体に関する報告
毎年 4 月 1 日から翌年の 3 月 31 日までの期間で、期間の最初に所有してい
た数、期間中に新しく所有した数、販売や死亡した数、期間の最後に所有してい
る数を期間終了後 60 日以内に報告すること。
⑥
検案書の提出
指定された期間内に死亡した犬猫の検案書又は死亡診断書の提出を命じられ
た場合は、その検案書等を提出すること。
23
ウ
保管業者の遵守基準
①
疾病及び闘争発生の防止措置
動物間における感染性の疾病のまん延又は闘争の発生を防止するため、親、子、
同腹子等とともに飼養又は保管をすることが妥当であると認められる場合を除
き、顧客の動物を個々に収容すること。
エ
貸出業者の遵守基準
①
貸出先の環境の配慮
貸し出した動物が撮影に使用される場合には、動物本来の生態及び習性に関し
て一般人に誤解を与えるおそれのある形態による撮影が行われないようにする
こと。また、貸出先において、動物に過度の苦痛を与えないよう、利用の時間、
環境等が適切に配慮されるようにすること。
② 野生由来動物の馴化措置
アの③ 参照
③ 夜間営業
アの⑤ 参照
オ
訓練業者の遵守基準
①
疾病及び闘争発生の防止措置
飼養又は保管をする動物間における感染性の疾病のまん延又は闘争の発生を
防止するため、親、子、同腹子等とともに飼養又は保管をすることが妥当である
と認められる場合を除き、顧客の動物を個々に収容すること。
② 過酷な訓練の禁止
動物に訓練をする等の場合には、動物の生理、生態、習性等に配慮し、訓練等
が過酷なものとならないようにすること。
カ
展示業者の遵守基準
①
長時間の展示の禁止
アの② 参照
② 過酷な演芸の禁止
動物に演芸をさせる等の場合には、動物の生理、生態、習性等に配慮し、演芸
等が過酷なものとならないようにすること。
③ 野生由来動物の馴化措置
アの③ 参照
④ 夜間営業
アの⑤ 参照
キ
競りあっせん業者の遵守基準
①
疾病及び闘争発生の防止措置
イの① の内容と同様の措置を講じるよう努めること。
② 参加業者の確認
競りあっせん業者にあっては、実施する競りに参加する事業者が第一種動物取
扱業の登録を受けていることを確認する等動物の取引に関する関係法令に違反
していないこと及び違反するおそれがないことを聴取し、違反が確認された場合
にあっては実施する競りに当該事業者を参加させないこと。
24
(6)広告・取引の基準
ア
広告の基準
(ア)掲載事項
第一種動物取扱業の実施に係る広告については、次の全ての項目を掲載するこ
とと定められています。
①氏名又は名称
⑤登録番号
②事業所の名称
⑥登録年月日
③事業所の所在地
⑦登録の有効期間の末日
④第一種動物取扱業の種別
⑧動物取扱責任者の氏名
(イ)誇大広告の禁止
安易な飼養又は保管の助長を防止するため、事実に反した飼養又は保管の容
易さ、幼齢時の愛らしさ、生態及び習性に反した行動等を過度に強調すること
等により、顧客等に動物に関して誤った理解を与えることのない内容とするこ
と。
イ
取引の基準
動物の仕入れ、販売、競り等動物の取引を行うに当たっては、その相手方が動物
の取引に関する関係法令に違反していないこと及び違反するおそれがないことを聴
取し、違反が確認された場合にあっては動物の取引を行わないこと。
(7)台帳の調製
ア
台帳について
第一種動物取扱業者の動物の適正な取扱いの実施を確認するために、法令により
最大5種類の台帳を調製し、5年間の保存をすることが義務付けられています。こ
れらは、動物愛護センターの動物愛護監視員が、施設への立入り監視の際に確認を
行う場合があります。
※犬猫等販売業者の場合①と⑤は個体ごとの帳簿に代えることができます。
イ 台帳の種類
調製すべき台帳
対象
備考
様式は、法令により
① 販売時における説明及び確認(貸 販売・貸出業者
決まっている。
出時における情報提供)実施状況記
録台帳
②
飼養施設の清掃、消毒及び保守点 飼養施設を有する業者
検の実施状況について記録した台帳
③
飼養施設を1日1回以上巡回を行
い、動物の数及び状態を確認すると
ともに、その実施状況について記録
した台帳
④
販売、貸出し又は展示の用に供す 飼養施設を有し、繁殖
るために動物を繁殖させるために動 を行う販売・貸出・展
物を繁殖させる場合、動物の繁殖の 示業者
実施状況について記録した台帳
⑤
動物の仕入れ、販売等の動物の取 全業者
引状況について記録した台帳
25
様式は定められてい
ないので、必要事項
を分かりやすく記載
したものを作成して
ください。
8
登録の取消し・罰則
(1)登録の取消し等
第一種動物取扱業者が次に該当した場合は、登録の取消し又は6ヶ月以内の期間の
業務の全部もしくは一部の停止になる場合があります。
①
不正の手段により第一種動物取扱業者の登録を受けたとき
②
その者が行う業務の内容及び実施の方法が、「3(2)ア(5 ページ)」に適合し
なくなったとき
③
その者が行う業務の内容及び実施の方法が、「3(2)イ(6 ページ)」に適合し
なくなったとき
④
犬猫等販売業を営んでいる場合で、犬猫等健康安全計画が、
「3(2)エ(8 ペー
ジ)」に適合しなくなったとき
⑤
第一種動物取扱業者又は法人の場合はその役員が、次のいずれかに該当したとき
ア
成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの
イ
第一種動物取扱業者で法人であるものが動物の愛護及び管理に関する法律第 19 条
第1項の規定により登録を取り消された場合において、その処分のあった日前 30 日以
内にその第一種動物取扱業者の役員であった者でその処分のあった日から2年を経過
しないもの
⑥
この法律もしくはこの法律に基づく命令又はこの法律に基づく処分に違反したとき
(2)罰則
第一種動物取扱業に関する罰則として次のように定められています。
① 登録を受けないで第一種動物取扱業を営んだ者
②
不正の手段によって登録(登録の更新を含む)を受けた者
③
業務停止の命令に違反した者
④
基準遵守等の改善命令を受け、それに従わない者
⑤
登録の変更の届出をせず、又は虚偽の届出をした者
⑥
検案書等の提出命令を受け、それに従わない者
100 万円
以下の罰金
30 万円
以下の罰金
⑦ 動物愛護監視員より求められた報告をせず、若しくは虚偽の報告を
し、又は検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者
⑧
廃業の届出をせず、又は虚偽の届出をした者
⑨ 犬猫等販売業者であって、犬猫の数の毎年の届出をせず、又は虚偽
の届出をした者
20 万円
以下の過料
⑩ 犬猫等販売業者であって、個体ごとの帳簿を備えず、帳簿に記載を
せず、若しくは虚偽の記載をし、又は帳簿を保存しなかった者
⑪
第一種動物取扱業の標識を掲げない者
26
10 万円
以下の過料
9
関係法令
動物の愛護及び管理に関する法律(昭和 48 年法律第 105 号)(抜粋)
(第一種動物取扱業の登録)
第 10 条 動物(哺乳類、鳥類又は爬(は)虫類に属するものに限り、畜産農業に係るもの及び試験研究用又は生物学的製剤
の製造の用その他政令で定める用途に供するために飼養し、又は保管しているものを除く。以下この節から第四
節までにおいて同じ。)の取扱業(動物の販売(その取次ぎ又は代理を含む。次項、第 12 条第 1 項第 6 号及び第 21
条の 4 において同じ。)、保管、貸出し、訓練、展示(動物との触れ合いの機会の提供を含む。次項及び第 24 条の
2 において同じ。)その他政令で定める取扱いを業として行うことをいう。以下この節及び第 46 条第 1 号において
「第一種動物取扱業」という。)を営もうとする者は、当該業を営もうとする事業所の所在地を管轄する都道府県
知事(地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 252 条の 19 第 1 項の指定都市(以下「指定都市」という。)にあつて
は、その長とする。以下この節から第五節まで(第 25 条第 4 項を除く。)において同じ)の登録を受けなければな
らない。
2 前項の登録を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申請書に環境省令で定める書類を添えて、これ
を都道府県知事に提出しなければならない。
一 氏名又は名称及び住所並びに法人にあつては代表者の氏名
二 事業所の名称及び所在地
三 事業所ごとに置かれる動物取扱責任者(第 22 条第 1 項に規定する者をいう。)の氏名
四 その営もうとする第一種動物取扱業の種別(販売、保管、貸出し、訓練、展示又は前項の政令で定める取扱い
の別をいう。以下この号において同じ。)並びにその種別に応じた業務の内容及び実施の方法
五 主として取り扱う動物の種類及び数
六 動物の飼養又は保管のための施設(以下この節において「飼養施設」という。)を設置しているときは、次に
掲げる事項
イ 飼養施設の所在地
ロ 飼養施設の構造及び規模
ハ 飼養施設の管理の方法
七 その他環境省令で定める事項
3 第 1 項の登録の申請をする者は、犬猫等販売業(犬猫等(犬又は猫その他環境省令で定める動物をいう。以下同
じ。)の販売を業として行うことをいう。以下同じ。)を営もうとする場合には、前項各号に掲げる事項のほか、
同項の申請書に次に掲げる事項を併せて記載しなければならない。
一 販売の用に供する犬猫等の繁殖を行うかどうかの別
二 販売の用に供する幼齢の犬猫等(繁殖を併せて行う場合にあつては、幼齢の犬猫等及び繁殖の用に供し、又は
供する目的で飼養する犬猫等。第 12 条第 1 項において同じ。)の健康及び安全を保持するための体制の整備、販
売の用に供することが困難となつた犬猫等の取扱いその他環境省令で定める事項に関する計画(以下「犬猫等健
康安全計画」という。)
(登録の実施)
第 11 条 都道府県知事は、前条第 2 項の規定による登録の申請があつたときは、次条第 1 項の規定により登録を拒否す
る場合を除くほか、前条第 2 項第 1 号から第 3 号まで及び第 5 号に掲げる事項並びに登録年月日及び登録番号を
第一種動物取扱業者登録簿に登録しなければならない。
2 都道府県知事は、前項の規定による登録をしたときは、遅滞なく、その旨を申請者に通知しなければならない。
(登録の拒否)
第 12 条 都道府県知事は、第 10 条第 1 項の登録を受けようとする者が次の各号のいずれかに該当するとき、同条第 2
項の規定による登録の申請に係る同項第 4 号に掲げる事項が動物の健康及び安全の保持その他動物の適正な取扱
いを確保するため必要なものとして環境省令で定める基準に適合していないと認めるとき、同項の規定による登
録の申請に係る同項第 6 号ロ及びハに掲げる事項が環境省令で定める飼養施設の構造、規模及び管理に関する基
準に適合していないと認めるとき、若しくは犬猫等販売業を営もうとする場合にあつては、犬猫等健康安全計画
が幼齢の犬猫等の健康及び安全の確保並びに犬猫等の終生飼養の確保を図るため適切なものとして環境省令で定
める基準に適合していないと認めるとき、又は申請書若しくは添付書類のうちに重要な事項について虚偽の記載
があり、若しくは重要な事実の記載が欠けているときは、その登録を拒否しなければならない。
一 成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの
二 第 19 条第 1 項の規定により登録を取り消され、その処分のあつた日から 2 年を経過しない者
三 第 10 条第 1 項の登録を受けた者(以下「第一種動物取扱業者」という。)で法人であるものが第 19 条第 1 項
の規定により登録を取り消された場合において、その処分のあつた日前 30 日以内にその第一種動物取扱業者の
役員であつた者でその処分のあつた日から 2 年を経過しないもの
四 第 19 条第 1 項の規定により業務の停止を命ぜられ、その停止の期間が経過しない者
五 この法律の規定、化製場等に関する法律(昭和 23 年法律第 140 号)第 10 条第 2 号(同法第 9 条第 5 項において
準用する同法第 7 条に係る部分に限る。)若しくは第 3 号の規定又は狂犬病予防法(昭和 25 年法律第 247 号)第
27 条第 1 号若しくは第 2 号の規定により罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けること
がなくなつた日から 2 年を経過しない者
六 動物の販売を業として営もうとする場合にあつては、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法
律(平成 4 年法律第 75 号)第 58 条第 1 号(同法第 12 条第 1 項(希少野生動植物種の個体等である動物の個体の譲
渡し又は引渡しに係る部分に限る。)に係る部分に限る。以下同じ。)、第 59 条第 2 号(同法第 18 条(希少野生動
植物種の個体等である動物の個体に係る部分に限る。)に係る部分に限る。以下同じ。)、第 62 条第 1 号(同法第
27
17 条(希少野生動植物種の個体等である動物の個体に係る部分に限る。)に係る部分に限る。以下同じ。)、第 63
条第 6 号(同法第 21 条第 1 項(国際希少野生動植物種の個体等である動物の個体に係る部分に限る。)又は第 2
項(国際希少野生動植物種の個体等である動物の個体の譲渡し又は引渡しに係る部分に限る。)に係る部分に限る。
以下同じ。)若しくは第 65 条(同法第 58 条第 1 号、第 59 条第 2 号、第 62 条第 1 号又は第 63 条第 6 号に係る部
分に限る。)の規定、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(平成 14 年法律第 88 号)第 84 条第 1 項第 5 号(同
法第 20 条第 1 項(譲渡し又は引渡しに係る部分に限る。)、第 23 条(加工品又は卵に係る部分を除く。)、第 26
条第 6 項(譲渡し等のうち譲渡し又は引渡しに係る部分に限る。)又は第 27 条(譲渡し又は引渡しに係る部分に限
る。)に係る部分に限る。以下同じ。)、第 86 条第 1 号(同法第 24 条第 7 項に係る部分に限る。以下同じ。)若し
くは第 88 条(同法第 84 条第 1 項第 5 号又は第 86 条第 1 号に係る部分に限る。)の規定又は特定外来生物による
生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成 16 年法律第 78 号)第 32 条第 1 号(特定外来生物である動物に係る
部分に限る。以下同じ。)若しくは第 5 号(特定外来生物である動物に係る部分に限る。以下同じ。)、第 33 条第
1 号(同法第 8 条(特定外来生物である動物の譲渡し又は引渡しに係る部分に限る。)に係る部分に限る。以下同
じ。)若しくは第 36 条(同法第 32 条第 1 号若しくは第 5 号又は第 33 条第 1 号に係る部分に限る。)の規定により
罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から 2 年を経過しない者
七 法人であつて、その役員のうちに前各号のいずれかに該当する者があるもの
2 都道府県知事は、前項の規定により登録を拒否したときは、遅滞なく、その理由を示して、その旨を申請者に
通知しなければならない。
(登録の更新)
第 13 条 第 10 条第 1 項の登録は、5 年ごとにその更新を受けなければ、その期間の経過によつて、その効力を失う。
2 第 10 条第 2 項及び第 3 項並びに前二条の規定は、前項の更新について準用する。
3 第 1 項の更新の申請があつた場合において、同項の期間(以下この条において「登録の有効期間」という。)の
満了の日までにその申請に対する処分がされないときは、従前の登録は、登録の有効期間の満了後もその処分が
されるまでの間は、なおその効力を有する。
4 前項の場合において、登録の更新がされたときは、その登録の有効期間は、従前の登録の有効期間の満了の日
の翌日から起算するものとする。
(変更の届出)
第 14 条 第一種動物取扱業者は、第 10 条第 2 項第 4 号若しくは第 3 項第 1 号に掲げる事項の変更(環境省令で定める軽
微なものを除く。)をし、飼養施設を設置しようとし、又は犬猫等販売業を営もうとする場合には、あらかじめ、
環境省令で定めるところにより都道府県知事に届け出なければならない。
2 第一種動物取扱業者は、前項の環境省令で定める軽微な変更があつた場合又は第 10 条第 2 項各号(第 4 号を除
く。)に掲げる事項に変更(環境省令で定める軽微なものを除く。)があつた場合には、前項の場合を除き、その日
から 30 日以内に、環境省令で定める書類を添えて、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。
3 第 10 条第 1 項の登録を受けて犬猫等販売業を営む者(以下「犬猫等販売業者」という。)は、犬猫等販売業を営
むことをやめた場合には、第 16 条第 1 項に規定する場合を除き、その日から 30 日以内に、環境省令で定める書
類を添えて、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。
4 第 11 条及び第 12 条の規定は、前三項の規定による届出があつた場合に準用する。
(第一種動物取扱業者登録簿の閲覧)
第 15 条 都道府県知事は、第一種動物取扱業者登録簿を一般の閲覧に供しなければならない。
(廃業等の届出)
第 16 条 第一種動物取扱業者が次の各号のいずれかに該当することとなつた場合においては、当該各号に定める者は、
その日から 30 日以内に、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。
一 死亡した場合 その相続人
二 法人が合併により消滅した場合 その法人を代表する役員であつた者
三 法人が破産手続開始の決定により解散した場合 その破産管財人
四 法人が合併及び破産手続開始の決定以外の理由により解散した場合 その清算人
五 その登録に係る第一種動物取扱業を廃止した場合 第一種動物取扱業者であつた個人又は第一種動物取扱業
者であつた法人を代表する役員
2 第一種動物取扱業者が前項各号のいずれかに該当するに至つたときは、第一種動物取扱業者の登録は、その効
力を失う。
(登録の抹消)
第 17 条 都道府県知事は、第 13 条第 1 項若しくは前条第 2 項の規定により登録がその効力を失つたとき、又は第 19 条
第 1 項の規定により登録を取り消したときは、当該第一種動物取扱業者の登録を抹消しなければならない。
(標識の掲示)
第 18 条 第一種動物取扱業者は、環境省令で定めるところにより、その事業所ごとに、公衆の見やすい場所に、氏名又
は名称、登録番号その他の環境省令で定める事項を記載した標識を掲げなければならない。
(登録の取消し等)
第 19 条 都道府県知事は、第一種動物取扱業者が次の各号のいずれかに該当するときは、その登録を取り消し、又は 6
月以内の期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
一 不正の手段により第一種動物取扱業者の登録を受けたとき。
二 その者が行う業務の内容及び実施の方法が第 12 条第 1 項に規定する動物の健康及び安全の保持その他動物の
適正な取扱いを確保するため必要なものとして環境省令で定める基準に適合しなくなつたとき。
三 飼養施設を設置している場合において、その者の飼養施設の構造、規模及び管理の方法が第 12 条第 1 項に規
定する飼養施設の構造、規模及び管理に関する基準に適合しなくなつたとき。
四 犬猫等販売業を営んでいる場合において、犬猫等健康安全計画が第 12 条第 1 項に規定する幼齢の犬猫等の健
28
康及び安全の確保並びに犬猫等の終生飼養の確保を図るため適切なものとして環境省令で定める基準に適合し
なくなつたとき。
五 第 12 条第 1 項第 1 号、第 3 号又は第 5 号のいずれかに該当することとなつたとき。
六 この法律若しくはこの法律に基づく命令又はこの法律に基づく処分に違反したとき。
2 第 12 条第 2 項の規定は、前項の規定による処分をした場合に準用する。
(環境省令への委任)
第 20 条 第 10 条から前条までに定めるもののほか、第一種動物取扱業者の登録に関し必要な事項については、環境省令
で定める。
(基準遵守義務)
第 21 条 第一種動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防
止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。
2 都道府県又は指定都市は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを
防止するため、その自然的、社会的条件から判断して必要があると認めるときは、条例で、前項の基準に代えて
第一種動物取扱業者が遵守すべき基準を定めることができる。
(感染性の疾病の予防)
第 21 条の 2 第一種動物取扱業者は、その取り扱う動物の健康状態を日常的に確認すること、必要に応じて獣医師によ
る診療を受けさせることその他のその取り扱う動物の感染性の疾病の予防のために必要な措置を適切に実施する
よう努めなければならない。
(動物を取り扱うことが困難になつた場合の譲渡し等)
第 21 条の 3 第一種動物取扱業者は、第一種動物取扱業を廃止する場合その他の業として動物を取り扱うことが困難に
なつた場合には、当該動物の譲渡しその他の適切な措置を講ずるよう努めなければならない。
(販売に際しての情報提供の方法等)
第 21 条の 4 第一種動物取扱業者のうち犬、猫その他の環境省令で定める動物の販売を業として営む者は、当該動物を
販売する場合には、あらかじめ、当該動物を購入しようとする者(第一種動物取扱業者を除く。)に対し、当該販
売に係る動物の現在の状態を直接見せるとともに、対面(対面によることが困難な場合として環境省令で定める場
合には、対面に相当する方法として環境省令で定めるものを含む。)により書面又は電磁的記録(電子的方式、磁
気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情
報処理の用に供されるものをいう。)を用いて当該動物の飼養又は保管の方法、生年月日、当該動物に係る繁殖を
行つた者の氏名その他の適正な飼養又は保管のために必要な情報として環境省令で定めるものを提供しなければ
ならない。
(動物取扱責任者)
第 22 条 第一種動物取扱業者は、事業所ごとに、環境省令で定めるところにより、当該事業所に係る業務を適正に実施
するため、動物取扱責任者を選任しなければならない。
2 動物取扱責任者は、第 12 条第 1 項第 1 号から第 6 号までに該当する者以外の者でなければならない。
3 第一種動物取扱業者は、環境省令で定めるところにより、動物取扱責任者に動物取扱責任者研修(都道府県知事
が行う動物取扱責任者の業務に必要な知識及び能力に関する研修をいう。)を受けさせなければならない。
(犬猫等健康安全計画の遵守)
第 22 条の 2 犬猫等販売業者は、犬猫等健康安全計画の定めるところに従い、その業務を行わなければならない。
(獣医師等との連携の確保)
第 22 条の 3 犬猫等販売業者は、その飼養又は保管をする犬猫等の健康及び安全を確保するため、獣医師等との適切な
連携の確保を図らなければならない。
(終生飼養の確保)
第 22 条の 4 犬猫等販売業者は、やむを得ない場合を除き、販売の用に供することが困難となつた犬猫等についても、引
き続き、当該犬猫等の終生飼養の確保を図らなければならない。
(幼齢の犬又は猫に係る販売等の制限)
第 22 条の 5 犬猫等販売業者(販売の用に供する犬又は猫の繁殖を行う者に限る。)は、その繁殖を行つた犬又は猫であ
つて出生後 56 日を経過しないものについて、販売のため又は販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはな
らない。
(犬猫等の個体に関する帳簿の備付け等)
第 22 条の 6 犬猫等販売業者は、環境省令で定めるところにより、帳簿を備え、その所有する犬猫等の個体ごとに、そ
の所有するに至つた日、その販売若しくは引渡しをした日又は死亡した日その他の環境省令で定める事項を記載
し、これを保存しなければならない。
2 犬猫等販売業者は、環境省令で定めるところにより、環境省令で定める期間ごとに、次に掲げる事項を都道府
県知事に届け出なければならない。
一 当該期間が開始した日に所有していた犬猫等の種類ごとの数
二 当該期間中に新たに所有するに至つた犬猫等の種類ごとの数
三 当該期間中に販売若しくは引渡し又は死亡の事実が生じた犬猫等の当該区分ごと及び種類ごとの数
四 当該期間が終了した日に所有していた犬猫等の種類ごとの数
五 その他環境省令で定める事項
3 都道府県知事は、犬猫等販売業者の所有する犬猫等に係る死亡の事実の発生の状況に照らして必要があると認
めるときは、環境省令で定めるところにより、犬猫等販売業者に対して、期間を指定して、当該指定期間内にそ
の所有する犬猫等に係る死亡の事実が発生した場合には獣医師による診療中に死亡したときを除き獣医師による
検案を受け、当該指定期間が満了した日から 30 日以内に当該指定期間内に死亡の事実が発生した全ての犬猫等の
検案書又は死亡診断書を提出すべきことを命ずることができる。
29
(勧告及び命令)
第 23 条 都道府県知事は、第一種動物取扱業者が第 21 条第 1 項又は第 2 項の基準を遵守していないと認めるときは、そ
の者に対し、期限を定めて、その取り扱う動物の管理の方法等を改善すべきことを勧告することができる。
2 都道府県知事は、第一種動物取扱業者が第 21 条の 4 若しくは第 22 条第 3 項の規定を遵守していないと認める
とき、又は犬猫販売業者が第 22 条の 5 の規定を遵守していないと認めるときは、その者に対し、期限を定めて、
必要な措置をとるべきことを勧告することができる。
3 都道府県知事は、前二項の規定による勧告を受けた者がその勧告に従わないときは、その者に対し、期限を定
めて、その勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。
(報告及び検査)
第 24 条 都道府県知事は、第 10 条から第 19 条まで及び第 21 条から前条までの規定の施行に必要な限度において、第一
種動物取扱業者に対し、飼養施設の状況、その取り扱う動物の管理の方法その他必要な事項に関し報告を求め、
又はその職員に、当該第一種動物取扱業者の事業所その他関係のある場所に立ち入り、飼養施設その他の物件を
検査させることができる。
2 前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人に提示しなければならない。
3 第 1 項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。
(罰則)
第 44 条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、2 年以下の懲役又は 200 万円以下の罰金に処する。
2 愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難
な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又
は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施
設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、100 万円以下の罰
金に処する。
3 愛護動物を遺棄した者は、100 万円以下の罰金に処する。
4 前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。
一 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
二 前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬は虫類に属するもの
第 45 条 次の各号のいずれかに該当する者は、6 月以下の懲役又は 100 万円以下の罰金に処する。
一 第 26 条第 1 項の規定に違反して許可を受けないで特定動物を飼養し、又は保管した者
二 不正の手段によつて第 26 条第 1 項の許可を受けた者
三 第 28 条第 1 項の規定に違反して第 26 条第 2 項第 2 号又は第 4 号から第 7 号までに掲げる事項を変更した者
第 46 条 次の各号のいずれかに該当する者は、100 万円以下の罰金に処する。
一 第 10 条第 1 項の規定に違反して登録を受けないで第一種動物取扱業を営んだ者
二 不正の手段によつて第 10 条第 1 項の登録(第 13 条第 1 項の登録の更新を含む。)を受けた者
三 第 19 条第 1 項の規定による業務の停止の命令に違反した者
四 第 23 条第 3 項又は第 32 条の規定による命令に違反した者
第 46 条の 2 第 25 条第 2 項又は第 3 項の規定による命令に違反した者は、50 万円以下の罰金に処する。
第 47 条 次の各号のいずれかに該当する者は、30 万円以下の罰金に処する。
一 第 14 条第 1 項から第 3 項まで、第 24 条の 2、第 24 条の 3 第 1 項又は第 28 条第 3 項の規定による届出をせず、
又は虚偽の届出をした者
二 第 22 条の 6 第 3 項の規定による命令に違反して、検案書又は死亡診断書を提出しなかつた者
三 第 24 条第 1 項(第 24 条の 4 において読み替えて準用する場合を含む。)又は第 33 条第 1 項の規定による報告
をせず、若しくは虚偽の報告をし、又はこれらの規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者
四 第 24 条の 4 において読み替えて準用する第 23 条第 3 項の規定による命令に違反した者
第 48 条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、第 44
条から前条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人に対して次の各号に定める罰金刑を、
その人に対して各本条の罰金刑を科する。
一 第 45 条 5000 万円以下の罰金刑
二 第 44 条又は前三条 各本条の罰金刑
第 49 条 次の各号のいずれかに該当する者は、20 万円以下の過料に処する。
一 第 16 条第 1 項(第 24 条の 4 において準用する場合を含む。)、第 22 条の 6 第 2 項又は第 24 条の 3 第 2 項の
規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者
二 第 22 条の 6 第 1 項の規定に違反して、帳簿を備えず、帳簿に記載せず、若しくは虚偽の記載をし、又は帳簿
を保存しなかつた者
第 50 条 第 18 条の規定による標識を掲げない者は、10 万円以下の過料に処する。
動物の愛護及び管理に関する法律施行令(昭和 50 年政令第 107 号)(抜粋)
(第一種動物取扱業の登録を要する取扱い)
第 1 条 動物の愛護及び管理に関する法律(以下「法」という。
)第 10 条第 1 項の政令で定める取扱いは、次に掲げるも
のとする。
一 動物の売買をしようとする者のあっせんを会場を設けて競りの方法により行うこと。
二 動物を譲り受けてその飼養を行うこと(当該動物を譲り渡した者が当該飼養に要する費用の全部又は一部を
負担する場合に限る。)。
30
動物の愛護及び管理に関する法律施行規則(平成 18 年環境省令第 1 号)(抜粋)
(用語)
第 1 条 この省令において使用する用語は、動物の愛護及び管理に関する法律(以下「法」という。)において使用する用
語の例による。
(第一種動物取扱業の登録の申請等)
第 2 条 法第 10 条第 2 項の第一種動物取扱業の登録の申請は、様式第 1 による申請書を提出して行うものとする。
2 法第 10 条第 2 項の環境省令で定める書類は、次に掲げるものとする。
一 法人にあっては、当該法人の登記事項証明書
二 申請者(申請者が法人である場合にあっては、その法人及びその法人の役員)が法第 12 条第 1 項第 1 号から第
6 号までに該当しないことを示す書類
三 事業所ごとに置かれる動物取扱責任者が法第 12 条第 1 項第 1 号から第 6 号までに該当しないことを示す書類
四 次に掲げる設備等の配置を明らかにした飼養施設の平面図及び飼養施設の付近の見取図(飼養施設を設置し、
又は設置しようとする者に限る。)
イ ケージ等(動物の飼養又は保管のために使用するおり、かご、水槽等の設備をいう。以下同じ。)
ロ 照明設備(営業時間が日中のみである等当該設備の必要のない飼養施設を除く。)
ハ 給水設備
ニ 排水設備
ホ 洗浄設備(飼養施設、設備、動物等を洗浄するための洗浄槽等をいう。以下同じ。)
ヘ 消毒設備(飼養施設、設備等を消毒するための消毒薬噴霧装置等をいう。以下同じ。)
ト 汚物、残さ等の廃棄物の集積設備
チ 動物の死体の 1 時保管場所
リ 餌の保管設備
ヌ 清掃設備
ル 空調設備(屋外施設を除く。)
ヲ 遮光のため又は風雨を遮るための設備(ケージ等がすべて屋内にある等当該設備の必要のない場合を除く。
以下同じ。)
ワ 訓練場(飼養施設において訓練を行う訓練業(動物の訓練を業として行うことをいう。)を営もうとする者に
限る。)
3 都道府県知事は、申請者に対し、前項に規定するもののほか必要と認める書類の提出を求めることができる。
4 法第 10 条第 2 項第 7 号の環境省令で定める事項は、次に掲げるものとする。
一 営業の開始年月日
二 法人にあっては、役員の氏名及び住所
三 事業所及び飼養施設の土地及び建物について事業の実施に必要な権原を有する事実
四 事業所以外の場所において、顧客に対し適正な動物の飼養及び保管の方法等に係る重要事項を説明し、又は
動物を取り扱う職員の氏名
五 営業時間(特定成猫の展示を行う場合にあっては、営業時間及び第 8 条第 4 号に規定する特定成猫の展示時
間)
5 都道府県知事は、法第 10 条第 1 項の登録をしたときは、申請者に対し様式第 2 による登録証を交付しなければ
ならない。
6 第一種動物取扱業者は、登録証を亡失し、若しくはその登録証が滅失したとき又は法第 14 条第 2 項の規定に基
づく届出をしたときは、登録を受けた都道府県知事に申請をして、登録証の再交付を受けることができる。
7 前項の規定による登録証の再交付の申請は、様式第 3 による申請書を提出して行うものとする。
8 登録証の交付を受けた者は、その登録証を亡失したときは、書面をもって遅滞なくその旨を都道府県知事に届
け出なければならない。ただし、第 6 項の申請をした場合は、この限りでない。
9 登録証を有している者(第 2 号に掲げる場合にあっては、相続人、消滅した法人を代表する役員であった者又は
破産管財人若しくは清算人)は、次に掲げる場合は、その日(登録を受けた者が死亡した場合にあっては、その事
実を知った日)から起算して 30 日を経過する日までの間に、登録証をその交付を受けた都道府県知事に返納しな
ければならない。
一 登録を取り消されたとき。
二 法第 16 条第 1 項各号のいずれかに該当するに至ったとき。
三 第 6 項の規定により登録証の再交付を受けた後において、亡失した登録証を発見し、又は回復したとき。
(犬猫等健康安全計画の記載事項)
第 2 条の 2 法第 10 条第 3 項台 2 号の環境省令で定める事項は、幼齢の犬猫等の健康及び安全の保持に配慮した飼養、
保管、繁殖及び展示の方法とする。
(第一種動物取扱業の登録の基準)
第 3 条 法第 12 条第 1 項の動物の健康及び安全の保持その他動物の適正な取扱いを確保するため必要なものとして環境
省令で定める基準は、次に掲げるものとする。
一 事業所及び飼養施設の建物並びにこれらに係る土地について、事業の実施に必要な権原を有していること。
二 販売業(動物の販売を業として行うことをいう。以下同じ。)を営もうとする者にあっては、様式第 1 別記に
より事業の実施の方法を明らかにした書類の記載内容が、第 8 条第 1 号から第 3 号まで、第 5 号から第 7 号及び
第 10 号に定める内容に適合していること。
三 貸出業(動物の貸出しを業として行うことをいう。以下同じ。)を営もうとする者にあっては、様式第 1 別記
により事業の実施の方法を明らかにした書類の記載内容が、第 8 条第 2 号、第 3 号、第 8 号及び第 10 号に定め
る内容に適合していること
31
四 事業所ごとに、1 名以上の常勤の職員が当該事業所に専属の動物取扱責任者として配置されていること。
五 事業所ごとに、顧客に対し適正な動物の飼養及び保管の方法等に係る重要事項を説明し、又は動物を取り扱
う職員として、次に掲げる要件のいずれかに該当する者が配置されていること。
イ 営もうとする第一種動物取扱業の種別ごとに別表下欄に定める種別に係る半年間以上の実務経験があるこ
と。
ロ 営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術について 1 年間以上教育する学校その他の教育
機関を卒業していること。
ハ 公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る
知識及び技術を習得していることの証明を得ていること。
六 事業所以外の場所において、顧客に対し適正な動物の飼養及び保管の方法等に係る重要事項を説明し、又は
動物を取り扱う職員は、前号イからハまでに掲げる要件のいずれかに該当する者であること。
七 事業の内容及び実施の方法にかんがみ事業に供する動物の適正な取扱いのために必要な飼養施設を有し、又
は営業の開始までにこれを設置する見込みがあること。
2 法第 12 条第 1 項の環境省令で定める飼養施設の構造、規模及び管理に関する基準は、次に掲げるものとする。
一 飼養施設は、第 2 条第 2 項第 4 号イからワまでに掲げる設備等を備えていること。
二 ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっては、その侵入を防止できる
構造であること。
三 床、内壁、天井及び附属設備は、清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理がしやすい構造であること。
四 飼養又は保管をする動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、その逸走を防止することができる構造及
び強度であること。
五 飼養施設及びこれに備える設備等は、事業の実施に必要な規模であること。
六 飼養施設は、動物の飼養又は保管に係る作業の実施に必要な空間を確保していること。
七 飼養施設に備えるケージ等は、次に掲げるとおりであること。
イ 耐水性がないため洗浄が容易でない等衛生管理上支障がある材質を用いていないこと。
ロ 底面は、ふん尿等が漏えいしない構造であること。
ハ 側面又は天井は、常時、通気が確保され、かつ、ケージ等の内部を外部から見通すことのできる構造である
こと。ただし、当該飼養又は保管に係る動物が傷病動物である等特別の事情がある場合には、この限りでない。
ニ 飼養施設の床等に確実に固定する等、衝撃による転倒を防止するための措置が講じられていること。
ホ 動物によって容易に損壊されない構造及び強度であること。
八 構造及び規模が取り扱う動物の種類及び数にかんがみ著しく不適切なものでないこと。
九 犬又は猫の飼養施設は、他の場所から区分する等の夜間(午後 8 時から午前 8 時までの間をいう。以下同じ。
)
に当該施設に顧客、見学者等を立ち入らせないための措置が講じられていること(販売業、貸出業又は展示業(動
物の展示を業として行うことをいう。以下同じ。)を営もうとする者であって夜間に営業しようとする者に限る。)。
ただし、特定成猫(次のいずれにも該当する猫をいう。以下同じ。)の飼養施設については、夜間のうち展示を
行わない間に当該措置が講じられていること(販売業、貸出業又は展示業を営もうとする者であって夜間のうち
特定成猫の展示を行わない間に営業しようとする者に限る。)。
イ 生後1年以上であること。
ロ 午後8時から午後 10 時までの間に展示される場合には、休息できる設備に自由に移動できる状態で展示さ
れていること。
3 法第 12 条の第 1 項の幼齢の犬猫等の健康及び安全の確保並びに犬猫等の終生飼養の確保を図るために適切なも
のとして環境省令で定める基準は、次に掲げるものとする。
一 犬猫等健康安全計画が、第 1 項の動物の健康及び安全の保持その他動物の適正な取扱いを確保するため必要
なものとして環境省令で定める基準、前項の環境省令で定める飼養施設の構造、規模及び管理に関する基準並び
に第 8 条の基準に適合するものであること。
二 犬猫等健康安全計画が、幼齢の犬猫等の健康及び安全の保持の確保上明確かつ具体的であること。
三 犬猫等健康安全計画に定める販売の用に供することが困難になった犬猫等の取扱いが、犬猫等の終生飼養を
確保するために適切なものであること。
(登録の更新)
第 4 条 法第 13 条第 1 項の規定による登録の更新の申請は、当該登録の有効期間が満了する日の 2 月前から有効期間が
満了する日までの間(以下この条において「更新期間」という。)に、様式第 4 による申請書を提出して行うもの
とする。
2 2 以上の第一種動物取扱業の登録を受けている者であって、当該 2 以上の登録のうち前項の規定により登録の
更新を申請することができるもの(次項において「更新期間内登録」という。)の登録の更新を申請するものは、
前項の規定にかかわらず、他の第一種動物取扱業の登録に係る更新期間前の更新の申請を同時にすることができ
る。
3 都道府県知事は、前項の規定により更新期間前の登録の更新の申請があった場合には、当該登録の更新をする
ことができる。この場合において、更新期間前に登録の更新がされた第一種動物取扱業の登録の有効期間は、更
新期間内登録が更新された場合における当該更新期間内登録の有効期間の起算日から起算するものとする。
4 第 2 条第 5 項の規定は、法第 13 条第 2 項の登録の更新について準用する。
(第一種動物取扱業の登録の変更の届出)
第 5 条 法第 14 条第 1 項の届出は、法第 10 条第 2 項第 4 号若しくは第 3 項第 1 号に掲げる事項を変更しようとする場合
にあっては様式第 5 による届出書を、飼養施設を設置しようとする場合にあっては様式第 6 による届出書を、犬
猫等販売業を営もうとする場合にあっては様式第 6 の 2 による届出書を提出して行うものとする。
32
2 前項の届出書には、次の各号に掲げる書類を添付するものとする。
一 販売業者(登録を受けて販売業を営む者をいう。以下同じ。)又は貸出業者(登録を受けて貸出業を営む者をい
う。以下同じ。)が法第 10 条第 2 項第 4 号に掲げる事項を変更しようとする場合 様式第 1 別記により業務の実
施の方法を明らかにした書類
二 飼養施設を設置しようとする場合 第 2 条第 2 項第 4 号に規定する書類
3 法第 14 条第 2 項の規定による届出は、様式第 7 による届出書を提出して行うものとする。
4 法第 14 条第 2 項の環境省令で定める軽微な変更は、次に掲げるものとする。
一 飼養施設の規模の増大であって、その増大に係る部分の床面積が、法第 10 条第 1 項の登録を受けたとき(法
第 14 条第 1 項又は第 2 項の規定による届出をしたときにあっては、その届出をしたとき。この号及び次号にお
いて同じ。)から通算して、法第 10 条第 1 項の登録を受けたときの延べ床面積の 30 パーセント未満であるもの
二 ケージ等、洗浄設備、消毒設備、汚物、残さ等の廃棄物の集積設備、動物の死体の 1 時保管場所、餌の保管
設備、清掃設備、空調設備及び訓練場に係る変更であって、次に掲げる事項に係る部分の床面積が、法第 10 条
第 1 項の登録を受けたときから通算して、当該設備等を備える飼養施設の延べ床面積の 30 パーセント未満であ
るもの
イ 設備等の増設
ロ 設備等の配置の変更
三 照明設備又は遮光のため若しくは風雨を遮るための設備の増設及び配置の変更
四 第 2 条第 2 項第 4 号に掲げる設備等に係る変更であって、現在の設備等と同等以上の機能を有する設備等へ
の改設であるもの
五 飼養施設の管理の方法の変更
六 営業時間の変更であって、その変更に係る部分の営業時間が、夜間に含まれないもの
5 法第 14 条第 2 項の環境省令で定める書類は、次に掲げるものとする。
一 法人である場合であって、名称、住所又は代表者の氏名に変更があった場合 第 2 条第 2 項第 1 号に規定す
る書類
二 法第 10 条第 2 項第 3 号に掲げる事項に変更があった場合 第 2 条第 2 項第 3 号に規定する書類
三 法第 10 条第 2 項第 6 号イ又はロに掲げる事項に変更があった場合 第 2 条第 2 項第 4 号に規定する書類
四 法人である場合であって、役員に変更があった場合 第 2 条第 2 項第 2 号に規定する書類
6 都道府県知事は、法第 14 条第 1 項及び第 2 項に基づく変更の届出をした者に対し、前項の書類のほか必要と認
める書類の提出を求めることができる。
7 法第 14 条第 3 項の届出は、様式第 7 の 2 による届出書を提出して行うものとする。
(第一種動物取扱業の廃業等の届出)
第 6 条 法第 16 条第 1 項の届出は、様式第 8 による届出書を提出して行うものとする。この場合において、有効期間内
にある登録に係る登録証を有している場合は、これを添付しなければならない。
(標識の掲示)
第 7 条 法第 18 条の標識の掲示は、様式第 9 により、次に掲げる事項を記載した標識を、事業所における顧客の出入口
から見やすい位置に掲示する方法により行うものとする。ただし、事業所以外の場所で営業をする場合にあって
は、併せて、様式第 10 により第 1 号から第 5 号までに掲げる事項を記載した識別章を、顧客と接するすべての職
員について、その胸部等顧客から見やすい位置に掲示する方法により行うものとする。
一 第一種動物取扱業者の氏名(法人にあっては名称)
二 事業所の名称及び所在地
三 登録に係る第一種動物取扱業の種別
四 登録番号
五 登録の年月日及び有効期間の末日
六 動物取扱責任者の氏名
(第一種動物取扱業者の遵守基準)
第 8 条 法第 21 条第 1 項の環境省令で定める基準は、次に掲げるものとする。
一 販売業者にあっては、離乳等を終えて、成体が食べる餌と同様の餌を自力で食べることができるようになっ
た動物(哺乳類に属する動物に限る。)を販売に供すること。
二 販売業者及び貸出業者にあっては、飼養環境の変化及び輸送に対して十分な耐性が備わった動物を販売又は
貸出しに供すること。
三 販売業者及び貸出業者にあっては、2 日間以上その状態(下痢、おう吐、四肢の麻痺等外形上明らかなものに
限る。)を目視によって観察し、健康上の問題があることが認められなかった動物を販売又は貸出しに供するこ
と。
四 販売業者、貸出業者及び展示業者(登録を受けて展示業を営む者をいう。以下同じ。)にあっては、犬又は猫
の展示を行う場合には、午前 8 時から午後 8 時までの間において行うこと。ただし、特定成猫の展示を行う場合
にあっては、午前 8 時から午後 10 時までの間において行うことを妨げない。この場合において、1 日の特定成
猫の展示時間(特定成猫の展示開始時刻及び展示終了時刻(複数の特定成猫の展示を行う場合にあっては、それ
ぞれの特定成猫の展示開始時刻及び展示終了時刻)のうち最も早い時刻から最も遅い時刻までの時間をいう。)
は、12 時間を超えてはならない。
五 販売業者にあっては、第一種動物取扱業者を相手方として動物を販売しようとする場合には、当該販売をし
ようとする動物について、その生理、生態、習性等に合致した適正な飼養又は保管が行われるように、契約に当
たって、あらかじめ、次に掲げる当該動物の特性及び状態に関する情報を当該第一種動物取扱業者に対して文書
(電磁的記録を含む。)を交付して説明するとともに、当該文書を受領したことについて当該第一種動物取扱業者
に署名等による確認を行わせること。ただし、ロからヌまでに掲げる情報については、必要に応じて説明すれば
33
足りるものとする。
イ 品種等の名称
ロ 性成熟時の標準体重、標準体長その他の体の大きさに係る情報
ハ 平均寿命その他の飼養期間に係る情報
ニ 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
ホ 適切な給餌及び給水の方法
ヘ 適切な運動及び休養の方法
ト 主な人と動物の共通感染症その他の当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及びその予防方法
チ 不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る。)
リ チに掲げるもののほかみだりな繁殖を制限するための措置(不妊又は去勢の措置を不可逆的な方法により実
施している場合を除く。)
ヌ 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容
ル 性別の判定結果
ヲ 生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定される生年月日及
び輸入年月日等)
ワ 不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)
カ 繁殖を行った者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物であって、繁殖を行った者が明ら
かでない場合にあっては当該動物を輸出した者の氏名又は名称及び所在地、譲渡された動物であって、繁殖を
行った者が明らかでない場合にあっては譲渡した者の氏名又は名称及び所在地)
ヨ 所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)
タ 当該動物の病歴、ワクチンの接種状況等
レ 当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況(哺乳類に属する動物に限り、かつ、関係者からの聴
取り等によっても知ることが困難であるものを除く。)
ソ イからレまでに掲げるもののほか、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項
六 販売業者にあっては、法第 21 条の 4 の規定に基づき情報を提供した際は、当該情報提供を受けたことについ
て顧客に署名等による確認を行わせること。
七 販売業者にあっては、契約に当たって、飼養又は保管をしている間に疾病等の治療、ワクチンの接種等を行
った動物について、獣医師が発行した疾病等の治療、ワクチンの接種等に係る証明書を顧客に交付すること。ま
た、当該動物の仕入先から受け取った疾病等の治療、ワクチンの接種等に係る証明書がある場合には、これも併
せて交付すること。
八 貸出業者にあっては、貸出しをしようとする動物の生理、生態、習性等に合致した適正な飼養又は保管が行
われるように、契約に当たって、あらかじめ、次に掲げるその動物の特性及び状態に関する情報を貸出先に対し
て提供すること。
イ 品種等の名称
ロ 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
ハ 適切な給餌及び給水の方法
ニ 適切な運動及び休養の方法
ホ 主な人と動物の共通感染症その他の当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及びその予防方法
ヘ 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容
ト 性別の判定結果
チ 不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)
リ 当該動物のワクチンの接種状況
ヌ イからリまでに掲げるもののほか、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項
九 競りあっせん業者(登録を受けて動物の売買をしようとする者のあっせんを会場を設けて競りの方法により
行うことを業として営む者をいう。以下同じ。
)にあっては、実施した競りにおいて売買が行われる際に、販売
業者により第 5 号に掲げる販売に係る契約時の説明が行われていることを確認すること。
十 第 5 号に掲げる販売に係る契約時の説明及び第一種動物取扱業者による確認、法第 21 条の 4 の規定に基づく
情報提供及び第 6 号に掲げる当該情報提供についての顧客による確認並びに第 8 号に掲げる貸出しに係る契約時
の情報提供の実施状況について、様式第 11 により記録した台帳を調製し、当該販売又は貸し出しに係る顧客を
明確にした上で、これを 5 年間保管すること。競りあっせん業者にあっては、実施した競りにおいて売買された
動物について、第 5 号に掲げる販売に係る契約時の説明及び顧客による確認に係る文書の写しを、販売業者から
受け取るとともに、当該写しに係る販売業者及び顧客を明確にした上で、これを 5 年間保管すること。ただし犬
猫販売業者が、法第 22 条の 6 第 1 項に基づく犬猫等の個体に関する帳簿を備え付けている場合は、この限りで
ない。
十一 動物の仕入れ、販売等の動物の取引を行うに当たっては、あらかじめ、当該取引の相手方が動物の取引に
関する関係法令に違反に違反していないこと及び違反するおそれがないことを聴取し、違反が確認された場合に
あっては、当該取引の相手方と動物の取引を行わないこと。特に、特定動物の取引に当たっては、あらかじめ、
その相手方が法第 26 条第 1 項の許可を受けていることを許可証等により確認し、許可を受けていないことが確
認された場合にあっては、当該特定動物の取引を行わないこと。
十二 前各号に掲げるもののほか、動物の管理の方法等に関し環境大臣が定める細目を遵守すること。
(販売に際しての情報提供の方法等)
第 8 条の 2 法第 21 条の 4 の環境省令で定める動物は、哺乳類、鳥類又は爬虫類に属する動物とする。
2 法第 21 条の 4 の適正な飼養又は保管のために必要な情報として環境省令で定めるものは、次に掲げる事項とす
る。
34
一 品種等の名称
二 性成熟時の標準体重、標準体長その他の体の大きさに係る情報
三 平均寿命その他の飼養期間に係る情報
四 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
五 適切な給餌及び給水の方法
六 適切な運動及び休養の方法
七 主な人と動物の共通感染症その他の当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及びその予防方法
八 不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る。)
九 前号に掲げるもののほかみだりな繁殖を制限するための措置(不妊又は去勢の措置を不可逆的な方法により
実施している場合を除く。)
十 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容
十一 性別の判定結果
十二 生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定される生年月日
及び輸入年月日等)
十三 不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)
十四 繁殖を行った者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物であって、繁殖を行った者が明
らかでない場合にあっては当該動物を輸出した者の氏名又は名称及び所在地、譲渡された動物であって、繁殖を
行った者が明らかでない場合にあっては当該動物を譲渡した者の氏名又は名称及び所在地)
十五 所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)
十六 当該動物の病歴、ワクチンの接種状況等
十七 当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況(哺乳類に属する動物に限り、かつ、関係者からの
聴取り等によっても知ることが困難であるものを除く。)
十八 前各号に掲げるもののほか、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項
(動物取扱責任者の選任)
第 9 条 法第 22 条第 1 項の動物取扱責任者は、次の要件を満たす職員のうちから選任するものとする。
一 第 3 条第 1 項第 5 号イからハまでに掲げる要件のいずれかに該当すること。
二 事業所の動物取扱責任者以外のすべての職員に対し、動物取扱責任者研修において得た知識及び技術に関す
る指導を行う能力を有すること。
(動物取扱責任者研修)
第 10 条 都道府県知事は、動物取扱責任者研修を開催する場合には、あらかじめ、日時、場所等を登録している第一種
動物取扱業者に通知するものとする。
2 前項の規定による開催の通知を受けた第一種動物取扱業者は、通知の内容を選任したすべての動物取扱責任者
に対して遅滞なく連絡しなければならない。
3 第一種動物取扱業者は、選任したすべての動物取扱責任者に、当該登録に係る都道府県知事の開催する動物取
扱責任者研修を次に定めるところにより受けさせなければならない。ただし、都道府県知事が別に定める場合に
あっては、当該都道府県知事が指定した他の都道府県知事が開催する動物取扱責任者研修を受けさせることをも
ってこれに代えることができる。
一 1 年に 1 回以上受けさせること。
二 1 回当たり 3 時間以上受けさせること。
三 次に掲げる項目について受けさせること。
イ 動物の愛護及び管理に関する法令(条例を含む。)
ロ 飼養施設の管理に関する方法
ハ 動物の管理に関する方法
ニ イからハまでに掲げるもののほか、第一種動物取扱業の業務の実施に関すること。
(犬猫等の個体に関する帳簿の備付け)
第 10 条の 2 法第 22 条の 6 第 1 項の環境省令で定める事項は、次のとおりとする。
一 当該犬猫等の品種等の名称
二 当該犬猫等の繁殖者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された犬猫等であって、繁殖を行った者
が明らかでない場合にあっては当該犬猫等を輸出した者の氏名又は名称及び所在地、譲渡された犬猫等であって、
繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては当該犬猫等を譲渡した者の氏名又は名称及び所在地)
三 当該犬猫等の生年月日(輸入等をされた犬猫等であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定さ
れる生年月日及び輸入年月日等)
(犬猫等の個体に関する帳簿の備付け)
第 10 条の 2 法第 22 条の 6 第 1 項の環境省令で定める事項は、次のとおりとする。
一 当該犬猫等の品種等の名称
二 当該犬猫等の繁殖者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された犬猫等であって、繁殖を行った者
が明らかでない場合にあっては当該犬猫等を輸出した者の氏名又は名称及び所在地、譲渡された犬猫等であって、
繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては当該犬猫等を譲渡した者の氏名又は名称及び所在地)
三 当該犬猫等の生年月日(輸入等をされた犬猫等であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定さ
れる生年月日及び輸入年月日等)
2 法第 22 条の 6 第 1 項の帳簿は、記載の日から 5 年間保存しなければならない。
3 前項に規定する保存は、電磁的方法(電子的方法、磁気的方法その他の人の知覚によって認識することができな
い方法をいう。)による記録に係る記録媒体により行うことができる。
4 帳簿の保存に当たっては、取引伝票又は検案書等の当該帳簿の記載事項に関する情報が記載された書類を整理し、
35
保存するよう努めなければならない。
(犬猫等の個体に関する届出)
第 10 条の 3 法第 22 条の 6 第 2 項の届出は、次項の期間終了後 60 日以内に、様式第 11 の 2 による届出書を、当該届出
に係る事業所の所在地を管轄する都道府県知事に提出して行うものとする。
2 法第 22 条の 6 第 2 項の環境省令で定める期間は、毎年 4 月 1 日から翌年の 3 月 31 日までの期間とする。
3 前項の期間は、新たに第一種動物取扱業の登録を受けた場合にあっては、登録を受けた日から登録を受けた年度
の 3 月 31 日までの期間とする。
4 法第 22 条の 6 第 2 項第 2 号及び第 3 号の数の報告に当たっては、当該期間中の各月ごとの合計数を報告するも
のとする。
(犬猫等販売業者に対する検案書等の提出命令)
第 10 条の 4 法第 22 条の 6 第 3 項の規定による命令は、様式第 11 の 3 による命令書を犬猫等販売業者に交付して行う
ものとする。
名古屋市動物の愛護及び管理に関する条例(平成 13 年条例第 16 号)
(抜粋)
(定義)
第 2 条 この条例において、次に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 飼主
動物の所有者又は占有者をいう。
(2) 飼養施設
動物を飼養し、又は保管するための施設をいう。
(3) 第一種動物取扱業 動物の愛護及び管理に関する法律(昭和 48 年法律第 105 号。以下「法」という。)第 10
条第 1 項に規定する第一種動物取扱業をいう。
(4) 特定動物
法第 26 条第 1 項に規定する特定動物をいう。
(動物取扱責任者)
第 6 条 法第 22 条第 1 項に規定する動物取扱責任者は、動物の適正な飼養及び保管に関し必要な知識を習得させること
を目的として市長が行う研修を修了し、当該研修を修了した旨の認定証の交付を受けた者その他規則で定める者を
もって充てなければならない。
名古屋市動物の愛護及び管理に関する条例施行細則(平成 13 年規則第 74 号)(抜粋)
(趣旨)
第 1 条 この規則は、動物の愛護及び管理に関する法律(昭和 48 年法律第 105 号。以下「法」という。)、動物の愛護及
び管理に関する法律施行規則(平成 18 年環境省令第 1 号。以下「省令」という。)及び名古屋市動物の愛護及び管
理に関する条例(平成 13 年名古屋市条例第 16 号。以下「条例」という。)の施行に関し必要な事項を定めるものと
する。
(動物取扱責任者の資格)
第 2 条 条例第 6 条の規則で定める者は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
(1) 省令第 3 条第 1 項第 4 号イに該当する者であって動物の適正な飼養及び保管に関し必要な知識を有する者と
して市長が認めるもの
(2) 省令第 3 条第 1 項第 4 号ロ又はハに該当する者
第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目(平成 18 年環境省告示第 20 号)
(用語)
第 1 条 この告示において使用する用語は、動物の愛護及び管理に関する法律(昭和 48 年法律第 105 号。以下「法」と
いう。)及び動物の愛護及び管理に関する法律施行規則において使用する用語の例による。
(飼養施設の管理)
第 2 条 飼養施設の管理は、次に掲げるところにより行うものとする。
一 定期的に清掃及び消毒を行うとともに、汚物、残さ等を適切に処理し、衛生管理及び周辺の生活環境の保全に
支障が生じないように清潔を保つこと。
二 1日1回以上巡回を行い、保守点検を行うこと。
三 清掃、消毒及び保守点検の実施状況について記録した台帳を調製し、これを5年間保管すること。
四 動物の鳴き声、臭気、動物の毛等により周辺の生活環境を著しく損なわないよう、飼養施設の開口部を適切に
管理すること。
五 動物の鳴き声により周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生するおそれがある場合にあっては、鳴き声が外
部に伝播しにくくするための措置を講じること。
六 臭気の拡散又は動物の毛等の飛散により、飼養施設の環境又はその周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生
するおそれがある場合にあっては、空気清浄機、脱臭装置、汚物用の密閉容器等を備えること。
七 ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっては、その侵入の防止又は駆除
を行うための設備を備えること。
八 動物の逸走を防止するため、飼養施設の管理に必要な措置を講じ、必要に応じて施錠設備を備えること。
(設備の構造及び規模)
第 3 条 飼養施設に備える設備の構造、規模等は、次に掲げるとおりとする。
一 ケージ等は、個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的な動作を容易に行うため
の十分な広さ及び空間を有するものとすること。また、飼養期間が長期間にわたる場合にあっては、必要に応じ
て、走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動ができるように、より一層の広さ及び空間を有するものとすること。ただ
し、傷病動物の飼養若しくは保管をし、又は動物を一時的に保管する等特別な事情がある場合にあっては、この
36
限りでない。
ケージ等及び訓練場は、突起物、穴、くぼみ、斜面等によって、動物が傷害等を受けるおそれがないような安
全な構造及び材質とすること。
三 ケージ等及び訓練場の床、内壁、天井及び附属設備は、清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理がしやす
い構造及び材質とすること。
四 ケージ等及び訓練場は、動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、動物の逸走を防止できる構造及び強度
とすること。
(設備の管理)
第 4 条 飼養施設に備える設備の管理は、次に掲げるところにより行うものとする。
一 ケージ等に、給餌及び給水のための器具を備えること。ただし、一時的に飼養又は保管をする等の特別な事情
がある場合にあっては、この限りでない。
二 ケージ等に、動物の生態及び習性並びに飼養期間に応じて、遊具、止まり木、砂場及び水浴び、休息等ができ
る設備を備えること。
三 ケージ等の清掃を 1 日 1 回以上行い、残さ、汚物等を適切に処理すること。ただし、草地等において飼養又は
保管をする等特別な事情がある場合にあってはこの限りでない。
四 ふん尿に係る動物の衛生管理のため、ケージ等には、ふん尿の受け皿を備え、又は床敷きを敷く等の措置を講
じること。
五 保管業者及び訓練業者にあっては、前号に掲げるもののほか、飼養又は保管をする動物を搬出するたびにケー
ジ等の清掃及び消毒を行うこと。
六 動物の逸走を防止するため、ケージ等及び訓練場に、必要に応じて施錠設備を備えること。
(動物の管理)
第 5 条 動物の管理は、次に掲げるところにより行うものとする。
一 動物の飼養又は保管は、次に掲げる方法により行うこと。
イ 飼養又は保管をする動物の種類及び数は、飼養施設の構造及び規模並びに動物の飼養又は保管に当たる職員
数に見合ったものとすること。
ロ ケージ等の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、管理を徹底した上で一時的にケージ等の外で飼養又は
保管をする場合にあっては、この限りでない。
ハ ケージ等に入れる動物の種類及び数は、ケージ等の構造及び規模に見合ったものとすること。
ニ 異種又は複数の動物の飼養又は保管をする場合には、ケージ等の構造若しくは配置又は同一のケージ等内に
入れる動物の組み合わせを考慮し、過度な動物間の闘争等が発生することを避けること。
ホ 幼齢な犬、ねこ等の社会化(その種特有の社会行動様式を身に付け、家庭動物、展示動物等として周囲の生
活環境に適応した行動が採られるようになることをいう。以下同じ。)を必要とする動物については、その健
全な育成及び社会化を推進するために、適切な期間、親、兄弟姉妹等とともに飼養又は保管をすること。
ヘ 保管業者及び訓練業者にあっては、飼養又は保管をする動物間における感染性の疾病のまん延又は闘争の発
生を防止するため、親、子、同腹子等とともに飼養又は保管をすることが妥当であると認められる場合を除き、
顧客の動物を個々に収容すること。競りあっせん業者が、競りの実施に当たって、当該競りに付される動物を
一時的に保管する場合にも、同様の措置を講ずるよう努めるものとする。
ト 動物の生理、生態、習性等に適した温度、明るさ、換気、湿度等が確保され、及び騒音が防止されるよう、
飼養又は保管をする環境(以下「飼養環境」という。
)の管理を行うこと。特に、販売業者が、夜間(午後 8
時から午前 8 時までの間をいう。以下同じ。)に犬及びねこ以外の動物の展示を行う場合には、明るさの抑制
等の飼養環境の管理に配慮すること。
チ 動物の種類、数、発育状況、健康状態及び飼養環境に応じ、餌の種類を選択し、適切な量、回数等により給
餌及び給水を行うこと。
リ 走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動が困難なケージ等において動物の飼養又は保管をする場合には、これによ
る動物のストレスを軽減するために、必要に応じて運動の時間を設けること。
ヌ 販売業者、貸出し業者及び展示業者であって、夜間に営業を行う場合にあっては、当該時間内に顧客、見学
者等が犬又はねこの飼養施設内に立ち入ること等により、犬又はねこの休息が妨げられることがないようにす
ること。ただし、特定成猫については、夜間のうち展示を行わない間に顧客、見学者等が特定成猫の飼養施設
内に立ち入ること等により、特定成猫の休息が妨げられることがないようにすること。
ル 販売業者及び展示業者にあっては、長時間連続して展示を行う場合には、動物のストレスを軽減するため、
必要に応じてその途中において展示を行わない時間を設けること。特に、長時間連続して犬又はねこの展示を
行う場合には、その途中において展示を行わない時間を設けること。
ヲ 展示業者及び訓練業者にあっては、動物に演芸をさせ、又は訓練をする等の場合には、動物の生理、生態、
習性等に配慮し、演芸、訓練等が過酷なものとならないようにすること。
ワ 貸出業者にあっては、貸し出した動物が撮影に使用される場合には、動物本来の生態及び習性に関して一般
人に誤解を与えるおそれのある形態による撮影が行われないようにすること。また、貸出先において、動物に
過度の苦痛を与えないよう、利用の時間、環境等が適切に配慮されるようにすること。
カ 1 日 1 回以上巡回を行い、動物の数及び状態を確認するとともに、その実施状況について記録した台帳を調
製し、これを 5 年間保管すること。
ヨ 動物の死体は、速やかにかつ適切に処理すること。
タ 動物の鳴き声、臭気、動物の毛等、ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物等により、周辺の生活環境を
著しく損なわないようにすること。特に、飼養施設が住宅地に立地している場合にあっては、長時間にわたる、
又は深夜における鳴き声等による生活環境への影響が生じないよう、動物を管理すること。
レ 動物の逸走時に備え、必要に応じて捕獲体制の整備、個体識別の実施等の措置を講じること。
二
37
ソ
販売業者、展示業者及び貸出業者にあっては、野生由来の動物を業に供する場合には、その生理、生態及び
習性を踏まえ、飼養可能性を考慮して適切な種を選択すること。また、その生理、生態及び習性を踏まえて、
必要に応じた馴(じゅん)化措置を講じること。
二 飼養施設における動物の疾病等に係る措置は、次に掲げる方法により行うこと。
イ 新たな動物の飼養施設への導入に当たっては、当該動物が健康であることを目視又は導入に係る契約の相手
方等からの聴取りにより確認し、それまでの間、必要に応じて他の動物と接触させないようにすること。競り
あっせん業者が、競りの実施に当たって、当該競りに付される動物を一時的に保管する場合も同様とする。
ロ 飼養又は保管をする動物の疾病及び傷害の予防、寄生虫の寄生の予防又は駆除等日常的な健康管理を行うこ
と。
ハ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、高齢猫(生後 11 年以上の猫を目安とする。以下同じ。
)の展
示を行う場合には、当該高齢猫に定期的に健康診断を受けさせる等、当該高齢猫の健康に配慮した取扱いに努
めること。
ニ 疾病の予防等のために、必要に応じてワクチン接種を行うこと。
ホ 動物が疾病にかかり、又は傷害を負った場合には、速やかに必要な処置を行うとともに、必要に応じて獣医
師による診療を受けさせること。
ヘ ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物により動物が健康被害を受けないよう、その発生及び侵入の防止
又は駆除を行うこと。
三 動物の繁殖は、次に掲げる方法により行うこと。
イ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる
場合には、遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある動物、幼齢の動物、高齢の動物等を繁殖の用に供し、
又は遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せによって繁殖をさせないこと。ただし、希少な動物
の保護増殖を行う場合にあってはこの限りでない。
ロ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる
場合には、みだりに繁殖させることにより母体に過度な負担がかかることを避け、飼養施設の構造及び規模、
職員数等を踏まえて、その繁殖の回数を適切なものとし、必要に応じ繁殖を制限するための措置を講じること。
ハ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる
場合にあっては、動物の繁殖の実施状況について記録した台帳を調製し、これを5年間保管すること。
四 動物の輸送は、次に掲げる方法により行うこと。他者に委託する場合にあっても、次に掲げる方法により行わ
れるようにすること。
イ 輸送設備(動物の輸送に係る設備をいう。以下同じ。
)は、確実に固定する等により衝撃による転倒を防止
すること。
ロ 輸送中は、常時、動物の状態を目視(監視カメラ等を利用して行うものを含む。
)により確認できるよう、
必要な設備を備え、又は必要な体制を確保すること。ただし、航空輸送中についてはこの限りでない。
ハ 輸送する動物の種類及び数は、輸送設備の構造及び規模並びに輸送に従事する者の数に見合ったものとする
こと。
ニ 輸送設備は、個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等日常的な動作を容易に行うため
の十分な広さ及び空間を有したものとすること。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある
場合は、この限りでない。
ホ 輸送設備は、定期的な清掃及び消毒の実施により、清潔を保つこと。
ヘ 必要に応じて空調設備を備える等により、動物の生理、生態等に適した温度、明るさ、換気、湿度等が確保
されるようにすること。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合は、この限りでない。
ト 動物の種類、数、発育状況及び健康状態に応じ、餌の種類を選択し、適切な量及び回数により給餌及び給水
を行うこと。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合は、この限りでない。
チ 動物の疲労又は苦痛を軽減するために、輸送時間はできる限り短くするとともに、輸送中は、必要に応じて
休息又は運動のための時間を確保すること。
リ 衛生管理、事故及び逸走の防止並びに周辺の生活環境の保全に必要な措置を講じること。
五 動物を顧客、取引の場所を提供する者その他の関係者(以下「顧客等」という。
)と接触させ、又は顧客等に
譲り渡し、若しくは引き渡す場合にあっては、次に掲げる方法により行うこと。
イ 販売業者、貸出し業者及び展示業者にあっては、夜間に犬又はねこを顧客と接触させ、又は顧客に譲り渡し、
若しくは引き渡さないようにすること。ただし、特定成猫については、夜間のうち展示を行わない間に特定成
猫を顧客と接触させ、又は顧客に譲り渡し、若しくは引き渡さないようにすること。
ロ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、顧客等が動物に接触する場合には、動物に過度なストレスが
かかり、顧客等が危害を受け、又は動物若しくは顧客等が人と動物の共通感染症にかかることのないよう、顧
客等に対して動物への接触方法について指導するとともに、動物に適度な休息を与えること。
ハ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、飼養又は保管をする動物の健康を保持するため、顧客等が動
物にみだりに食物を与えることのないよう必要な措置を講じること。顧客等が動物に食物を与えることを認め
る場合には、認めた食物以外のものが与えられることのないようにすること。
六 その他動物の管理は次に掲げる方法によること。
イ 第一種動物取扱業の廃止等により、飼養又は保管を継続することが困難な動物が生じた場合は、動物が命あ
るものであることにかんがみ、譲渡し等によって生存の機会を与えるよう努めること。
ロ 疾病の回復の見込みがない場合等やむを得ず動物を殺処分しなければならない場合は、できる限りその動物
に苦痛を与えない方法によること。
ハ 毒へび等の有毒動物の飼養又は保管をする場合には、抗毒素血清等の救急医薬品を備え、又は、医師による
迅速な救急処置が行える体制を整備すること。
38
ニ
動物の飼養又は保管をする場合にあっては、災害時における動物の健康及び安全の確保並びに人の生命、身
体又は財産に対する侵害の防止を図るために、平時より、職員間の連絡体制及び動物の逸走時の捕獲体制の整
備、動物の避難方法の確立、餌の備蓄等の対策を講じること。
(その他の遵守すべき基準)
第 6 条 第 2 条から前条までに掲げるもののほか、第一種動物取扱業は、次に掲げるところにより行うものとする。
一 第一種動物取扱業の実施に係る広告については、次に掲げる方法により行うこと。
イ 氏名又は名称、事業所の名称及び所在地、第一種動物取扱業の種別、登録番号並びに登録年月日及び登録の
有効期間の末日並びに動物取扱責任者の氏名を掲載すること。
ロ 安易な飼養又は保管の助長を防止するため、事実に反した飼養又は保管の容易さ、幼齢時の愛らしさ、生態
及び習性に反した行動等を過度に強調すること等により、顧客等に動物に関して誤った理解を与えることのな
い内容とすること。
二 販売業者にあっては、販売に供しているすべての動物を顧客が目視により、又は写真等により確認できるよう
にすること。また、動物ごとに、次に掲げる情報を顧客から見やすい位置に文書(電磁的な記録を含む。
)によ
り表示すること。
イ 品種等の名称
ロ 性成熟時等の標準体重、標準体長等体の大きさに係る情報
ハ 性別の判定結果
ニ 生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合は、推定される生年月日及び輸入年
月日等)
ホ 生産地等
ヘ 所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)
三 法第 22 条第 3 項の都道府県知事が実施する動物取扱責任者研修において動物取扱責任者が得た知識を、他の
職員全員に伝達し習得させるための措置を講じること。
四 動物の仕入れ、販売、競り等の動物の取引状況について記録した台帳を調製し、これを 5 年間保管すること。
ただし、犬猫等販売業者が、法第 22 条の 6 第 1 項に基づき犬猫等の個体に関する帳簿を備え付けている場合は、
この限りでない。
五 競りあっせん業者にあっては、実施する競りに参加する事業者が第一種動物取扱業の登録を受けていることを
確認する等動物の取引に関する関係法令に違反していないこと及び違反するおそれがないことを聴取し、違反が
確認された場合にあっては実施する競りに当該事業者を参加させないこと。
附則
販売業者、貸出業者又は展示業者が、午後 8 時から午後 10 時までの間に、成猫(生後 1 年以上のねこのことをい
う。)を、当該成猫が休息できる設備に自由に移動できる状態で展示を行う場合においては、平成 28 年 5 月 31 日ま
での間は、当該成猫については、この告示による改正後の第 5 条第 1 号ヌ及び第 5 号イの規定は、適用しない。
39
10
申請書等の書き方
(1)第一種動物取扱業登録申請書の書き方
平成 25 年 9 月 1 日
(宛先)名古屋市動物愛護センター所長
住民登録している住所〔法人は登記上
の所在地)を記入
申請者 氏
名
名古屋 太郎
(法人にあっては、名称及び代表者の氏名)
住
所 〒 460-8508 愛知県名古屋市中区
三の丸三丁目1-1
電話番号 052-×××-△△△△
第一種動物取扱業登録申請書
動物の愛護及び管理に関する法律第10条第2項の規定に基づき、下記のとおり第一種動物取扱業の登録の
申請をします。
記
1 事
業
所
の
名
称
2 事 業 所 の 所 在 地
ナゴヤ太郎中営業所
名古屋市中区三の丸三丁目1—1
(1)氏 名
3 動 物 取 扱 責 任 者
要件を満たす具体的な内容を記入
証明する書類もあわせて提出
名古屋
電 話 番 号 052-×××-△△△△
種別はいずれか1つだけにチェック
複数のチェックは不可
次郎
レ実 務 経 験( 3 年 、経 験 場 所:まるはちペット
□
□教
育( 教 育 機 関 等:
□資
格( 団 体 等:
レ販 売 / □ 保 管 / □ 貸 出 し / □ 訓 練 / □ 展 示 / □ そ の 他(
□
レ有
(飼養施設の有無:□
□無 )
(2)要 件
4 第一種動物取扱業の種別
5 業務
の内容
及び実
施の方
法
(1)業 務 の 具
体的内容
別記のとおり(販売及び貸出しの場合に限る。)
主として取り扱う動物の種類(種名)を全
犬(15)
6 主 と し (1)哺 乳 類
て取り扱
う 動 物 の (2)鳥 類
種類及び
数
(3)爬 虫 類
(1)所
在
販売及び貸出しの場合、別記「第一種
動物取扱業の実施の方法」を提出
犬及び猫の販売
(2)実 施 の
方 法
地
7 飼養施設 (施設を有する場合)
①建 築 構 造
(2)
猫(10) て記入
飼養施設がある場合は、動物の種類ごとに
最大飼養保管数を、ない場合は1日あたり
の最大取引数をカッコ書きで記入
種の分類が困難な爬虫類等には科名、属名
で記入
名古屋市中区三の丸三丁目 1 番 1 号
□木造/□木造モルタル造/□鉄骨鉄筋コンクリート造/□鉄
レコ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク 造
筋コンクリート造/□
□その他(
)
構 ②延 床 面 積
50
㎡
造 ③敷 地 面 積
100
㎡
及
び
④
材
質
床
面
壁
面
アクリル樹脂
模 ⑤設 備 の 種 類
理
の
方
有している設備を全てチェック
ケージ等はその個数も記入
コンクリート
規
(3)管
)
)
)
)
法
8 営業の開始年月日
レケ ー ジ 等 (
□
個)
20
レ照 明 設 備 / □
レ給 水 設 備 / □
レ排 水 設 備 / □
レ洗 浄 設 備 / □
レ消 毒 設
□
レ廃 棄 物 の 集 積 設 備 / □
レ動 物 の 死 体 の 一 時 保 管 場 所 / □
レ餌
備/□
レ清 掃 設 備 / □
レ空 調 設 備 / □
レ遮 光 等 の 設 備 / □ 訓
の保管設備/□
練場
ケージ等の材質、構造及び転倒防止
鉄製の格子檻を床に固定
平成 25 年 10 月
1 日
40
措置を記入
①事業所
レ
□有
□無
②使用施設
レ
□有
□無
9権原の有無
10事業所以外の場所にお
いて重要事項の説明等を
する職員(事業所の外で業
務を行う場合)
11事業所ごとに配置され
る重要事項の説明等をす
る職員
12
営
業
時
間
等
13 犬猫等の繁殖を行う
かどうかの別及び犬猫等
健康安全計画
14
添
付
書
類
(1)氏名
(2)要件
(1)氏名
名古屋
三郎
レ
3 年、経験場所:まるはちペット )
□実務経験(
□教 育 (教育機関等:
)
事業所の外で業務を行う場合、要件を
□資 格 (団体等:
)
名古屋
四郎
備
満たす具体的な内容を記入
要件を証明する書類もあわせて提出
レ
□実務経験(
(2)要件
□教
□資
午前10
育
格
3 年、経験場所:まるはちペット
(教育機関等:
(団体等:
時から
)
)
)
午後7
時までの間
(うち特定成猫の展示時間
:
~
:
)
別記2のとおり(犬猫等販売業者に限る。)
レ
レ
□登記事項証明書/□申請者が法第
12 条第 1 項第 1 号から第 6 号までに
レ
該当しないことを示す書類/□動物取扱責任者が法第
12 条第 1 項第 1
レ
号から第 6 号までに該当しないことを示す書類/□業務の実施の方法/
レ
レ
□飼養施設の平面図/□飼養施設の付近の見取図/□役員の氏名及び住
レ
所/□犬猫等健康安全計画(犬猫等販売業者に限る)
レ
営もうとする種別に係る半年以上の実務経験があることを )
□その他(
示す書類、認定証
15
所有権、賃借権等の事業の実施に必要な
権利の有無を記入
考
要件を満たす具体的な内容を記入
動物取扱責任者との兼任可能
要件を証明する書類もあわせて提出
インターネット上の店舗等定められた
営業時間がない場合には、24 時間営
業しているとみなして「0 時から 24
時まで」と記載するか、時間を記載せ
ずに営業形態を明記してください。
備考欄には以下の事項を記入してください
(1)申請する事業が、他の法令の規定により行政庁の許可、認可その他の処分又は届出
を必要とするものの場合、その手続きの進捗状況を記入
(2)動物の愛護及び管理に関する法律もしくは同法に基づく処分に違反して罰金以上の
刑に処せられた経歴がある場合、又は同法に基づき第一種動物取扱業の登録を取り消さ
れ、もしくは業務の停止を命じられたことがある場合はその旨及び処分の日付
(3)事業所に配置される職員の最低数
(4)申請の際、事業所又は飼養施設が完成していない場合、その竣工予定日
(5)この申請に係る事務担当者が申請者と異なる場合は事務担当者の氏名及び電話番号
41
(2)飼養施設の平面図の書き方
備考
「1コマ=0.9 メートル」等平面図が書き
やすいように縮尺を適当にいれる
以下の有する設備を全て記載してください(規則第2条第2項第4号に定める事項)。
①ケージ等(動物の飼養又は保管のために使用す
るおり、かご、水槽等の設備をいう。)
②照明設備(営業時間が日中のみである等当該設
備の必要のない飼養施設を除く。)
③給水設備
④排水設備
⑤洗浄設備(飼養施設、設備、動物等を洗浄する
ための洗浄槽等をいう。
)
⑥消毒設備(飼養施設、設備等を消毒するための
消毒薬噴霧装置等をいう。)
⑦汚物、残さ等の廃棄物の集積設備
⑧動物の死体の一時保管場所
⑨餌の保管設備
⑩清掃設備
⑪空調設備(屋外施設を除く。)
⑫遮光のため又は風雨を遮るための設備(ケージ
等がすべて屋内にある等当該設備の必要のない
場合を除く。
)
⑬訓練場(飼養施設において訓練を行う訓練業を
営もうとする者に限る。
)
42
(3)飼養施設の付近の見取図の書き方
備考
1 事業所を中心に記載してください。
2 駅、学校、公園等目標となるものを記載してください。
43
(4)犬猫等健康安全計画の書き方
平成25
年
9 月
30 日
犬猫等健康安全計画
氏
名
名古屋 太郎
(法人にあっては、名称及び代表者の氏名)
住
所 〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目 1 番 1 号
電 話 番 号
052-○○○-××××
どちらかにチェック
犬猫等の繁殖を行うどうか
項
レ 繁殖を行う
□
目
□繁殖を行わない
計
画
の
内 容
1
幼齢の犬猫等の健
・幼齢の犬猫について、担当者が健康状態を毎日○回は確認を行う。
康及び安全を保持す
・○×動物病院をかかりつけの獣医師としている。
るための体制の整備
管理体制、獣医師等との連携
について記載してください。
(P45 参考)
2
販売の用に供する
・販売用の動物とは別に専用の飼養スペースを設けている。
ことが困難となった
・○△と連携して譲渡先を探す。
犬猫等の取扱い
譲渡先・飼養施設の確保や需
給調整の方法について記載
してください。(P45 参考)
3
幼齢の犬猫等の健
・生後○日までの間は親兄弟等と飼養する。
康及び安全の保持に
・繁殖に使う期間は○歳までとする。
配慮した飼養、保管、
・夜 8 時から朝 8 時までの展示は行わない。
繁殖及び展示方法
飼養保管、繁殖、展示の方法
について記載してください。
(P45 参考)
44
(5)犬猫等健康安全計画の記載例
ア
幼齢の犬猫等の健康及び安全を保持するための体制の整備
(ア)事業者における幼齢の犬猫の管理体制
・幼齢の犬猫等の管理について担当する職員がおり、その健康状態について毎日○
回確認を行う。
・健康状態を記録するための個体ごとの台帳(データベース)を用意し、管理担当
で共有する。
(イ)獣医師等との連携
・○○動物病院を、かかりつけの獣医師としている。
・専属の獣医師を雇用(契約)しており、当該獣医師が週○回診察・健康診断を行
う。
イ
販売の用に供することが困難となった犬猫等の取扱い
(ア)譲渡先・飼養施設等の確保
・専用の飼養スペースを設けている。
・従業員及びその関係者等の譲渡先を確保している。
・(系列店舗、近隣のペットショップと協力して)別に譲渡会を開催する。
・愛護団体(○○)と協力して譲渡先を探す。
(イ)需給調整等
・系列店舗と連携する。
・近隣○○ペットショップと連携する。
・売れ残った犬猫が出た場合には、仕入れ数(繁殖数)を調整する。
ウ
幼齢の犬猫等の健康及び安全の保持に配慮した飼養、保管、繁殖展示方法
(ア)飼養・保管方法
・生後 45 日までの間は親兄弟等と飼養し、離乳等を終えた動物を販売に供する。
・疾病に罹患した場合には、個体ごとに隔離し、獣医師の診療を受ける。
・1 日 1 回以上清掃、週 1 回以上消毒を行う。
・一定の運動等の時間を設けている。
・獣医師が判断する適切な時期にワクチン接種を行う。
・
(あらかじめマイクロチップを装着して販売する場合には)マイクロチップ装着の
目的及び公的な団体へ所有者情報の登録・更新の方法について購入者に説明する。
(イ)繁殖方法(繁殖を行う場合)
・繁殖に供する期間は○歳までとし、年間複数回繁殖に供する場合には、獣医師の
判断を仰ぐ。
・遺伝性疾患等の問題を生じさせる可能性の高い組合せによる繁殖は行わない。
・出産後、一定期間経過後に幼齢個体について獣医師の診察を受ける。
(ウ)展示方法(展示を行う場合)
・夜 8 時から朝 8 時までの展示は行わない。
・○時間異常連続した展示は行わない。展示時間中も適宜休憩させる。
・毎日健康状態を確認し、異常が認められた場合には展示を行わない。
・顧客に対し、“ケージ等をたたかない”“大きな声を出さない”等の注意喚起を行
う。
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11
名古屋市内の関係行政機関
保健所名
郵便番号
動物愛護センター
464-0022
健康福祉局健康部
食品衛生課
460-8508
住所
電話番号
FAX 番号
千種区平和公園 2 丁目 106 番地
052-762-0380
052-762-0423
中区三の丸 3 丁目 1 番 1 号
052-972-2649
052-955-6225
※第一種動物取扱業の担当窓口は、動物愛護センターです。
H28.6.1
名古屋市
このしおりは、古紙パルプを含む再生紙を使用しています。
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