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2014年 - JA山口大島
ご あ い さ つ 山口大島農業協同組合 代表理事組合長 吉 村 基 皆さまには平素からJA山口大島をお引き立ていただき厚くお礼申し上げます。 本年も、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに組織概要や業務内容についてまと めたディスクロージャー誌「事業のご案内2014」を作成いたしました。 本誌をご高覧いただき、当JAに対する一層のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願 い申し上げます。 さて、平成25年度における世界経済は先進国を中心とした金融緩和や政策対応により、全 体としては緩やかな回復傾向が続く中、政情不安や一部新興国の景気減速など景気動向にばら つきが感じられます。 我が国の経済は内閣の推し進める、デフレからの脱却策と経済再生をはかるための金融政策、 財政政策、成長戦略の一体的取り組みの効果から景気は回復傾向にあります。加えて平成26 年4月からの消費税増税に伴う駆け込み需要による個人消費の拡大も景気を後押ししました。 しかし、地方経済や中小企業、農林水産業などには景況感はあまり感じられず、今後の消費税 増税後の消費の落込み懸念や貿易収支の悪化、財政再建問題、各種災害復旧対応、少子高齢化 社会の進展など先行きに不安もあります。 農政、農業、JA をめぐる情勢につきましては、TPP問題では交渉が難航している状況です が、先の国会決議が厳守されるよう注視するとともに情勢の進展に即した運動を強力に続ける 必要があります。また、米政策をはじめ農政の大きな転換期を迎えている中で的確かつ早急な 対策、対応が求められています。さらに、JA組織に対する改革論が叫ばれておりますが、こ こは冷静にJA自らが組織の在り方を議論しながら組合員皆さまの負託に応えられる組織運動 を展開してゆく必要があります。 地域農業においては、生産者の高齢化や異常気象、鳥獣被害などから相変わらず厳しい農業 経営を強いられておりますが、高品質生産への取り組みや販売体制の強化、ブランド力の向上 につとめ、その成果もみられます。さらに将来を見据えた基盤整備や新規就農者、担い手の確 保や育成にも取り組みました。 このような状況の下でJA山口大島においては組合員や地域人口の減少から事業取扱高が伸 び悩む中、経営の健全性を確保しながらライフラインの維持や組合員・利用者サービス、法令 遵守、人権意識の高揚など信頼されるJA運営につとめました。 本年も「わたしたちは、地域に愛され、信頼されるナンバーワンのサービスをめざします」 の経営理念のもと役職員一丸となって事業に取り組んでまいります。 何卒、今後とも一層のご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 平成26年7月 (注)本冊子は、農業協同組合法第54条の3に基づいて作成したディスクロージャー誌です。 目 次 あいさつ 1.経営理念 …………………………………………………………………………………1 2.経営方針 …………………………………………………………………………………1 3.経営管理体制 ……………………………………………………………………………1 4.事業の概況(平成25年度)………………………………………………………………2 5.事業活動のトピックス …………………………………………………………………4 6.農業振興活動 ……………………………………………………………………………7 7.地域貢献情報 ……………………………………………………………………………8 8.リスク管理の状況 ………………………………………………………………………9 9.自己資本の状況 …………………………………………………………………………13 10.主な事業の内容 ………………………………………………………………………13 【経営資料】……………………………………………………………………………………23 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 ……………………………………………………………………………25 2.損益計算書 ……………………………………………………………………………27 3.キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………29 4.注記表…………………………………………………………………………………31 5.剰余金処分計算書 ……………………………………………………………………45 6.部門別損益計算書 ……………………………………………………………………47 7.財務諸表の正確性等にかかる確認 …………………………………………………48 Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ………………………………………………49 2.利益総括表 ……………………………………………………………………………50 3.資金運用収支の内訳…………………………………………………………………50 4.受取・支払利息の増減額……………………………………………………………51 Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 ………………………………………………………………………………52 (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 ② 定期貯金残高 (2)貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 ③ 貸出金の担保別内訳残高 ④ 債務保証の担保別内訳残高 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 ⑥ 貸出金の業種別残高 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ⑧ リスク管理債権の状況 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ⑫ 貸出金償却の額 (3)内国為替取扱実績 (4)有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 ② 商品有価証券種類別平均残高 ③ 有価証券残存期間別残高 (5)有価証券等の時価情報等 ① 有価証券の時価情報等 ② 金銭の信託の時価情報等 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引 2.共済取扱実績 …………………………………………………………………………61 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (3)介護共済の介護共済金額保有高 (4)年金共済の年金保有高 (5)短期共済新契約高 3.農業関連事業取扱実績………………………………………………………………62 (1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (2)受託販売品取扱実績 (3)農業倉庫事業取扱実績 (4)加工事業取扱実績 4.生活その他事業取扱実績……………………………………………………………64 (1)買取購買品(生活物資)取扱実績 5.指導事業………………………………………………………………………………64 Ⅳ 経営諸指標 1.利益率…………………………………………………………………………………65 2.貯貸率・貯証率 ………………………………………………………………………65 3.職員1人当たり指標 …………………………………………………………………66 4.1店舗当たり指標 ……………………………………………………………………66 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 ………………………………………………………67 2.自己資本の充実度に関する事項 ……………………………………………………70 3.信用リスクに関する事項……………………………………………………………72 4.信用リスク削減手法に関する事項 …………………………………………………76 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ………77 6.証券化エクスポージャーに関する事項……………………………………………77 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項………………………78 8.金利リスクに関する事項……………………………………………………………79 【役員等の報酬体系】…………………………………………………………………………81 1.役員……………………………………………………………………………………83 2.職員等…………………………………………………………………………………84 3.その他…………………………………………………………………………………84 【JAの概要】……………………………………………………………………………………85 1.機構図…………………………………………………………………………………87 2.役員構成(役員一覧)…………………………………………………………………88 3.組合員数 ………………………………………………………………………………88 4.組合員組織の状況 ……………………………………………………………………89 5.特定信用事業代理業者の状況 ………………………………………………………89 6.地区……………………………………………………………………………………90 7.沿革・あゆみ …………………………………………………………………………90 8.店舗等のご案内………………………………………………………………………91 1.経営理念 わたしたちは、地域に愛され、信頼されるナンバーワンのパートナーをめざします。 基本方針 持続可能な農業の実現 消費者の信頼にこたえ、 「安全・安心」な農産物を持続 的・安定的に供給できる地域農業を支え、農家・組合員 の所得向上をめざします 豊かで暮らしやすい地域社会への貢献 支所を拠点に、総合事業を通じて組合員・地域住民 のくらしのニーズにこたえ、地域の活性化をめざしま す 協同組合としての役割発揮 次世代とともに、 「食と農を基軸とした地域に根ざし た協同組合」として存立していくために、組合員の拡 大、資本・財務の強化で、安定経営をめざします 2.経営方針 JAの経営は農業者、地域人口の減少により事業量の減少を余儀なくされていますが、 これまで取り組んできた事業運営、組織の見直しや新たな課題に対処しながら、法令遵 守、リスク管理、内部統制の確立、人材育成など健全経営につとめ、組合員の皆さまに 信頼され、負託に応えるための事業運営をおこなってまいります。 このため、第38回JA山口県大会で決議された「次代につなぐ協同」をメインテーマ として「地域農業戦略」 「地域くらし戦略」 「経営基盤戦略」を柱に中期(3ヵ年)経営計 画を策定しこれを指標として役職員が一体となって事業に取り組みます。 組合員皆さまのご理解と、ご支援ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。 3.経営管理体制 ◇経営執行体制 当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される 「総代会」の決定事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される 「理事会」が業務執行をおこなっています。また、総代会で選任された監事が理事会 の決定や理事の業務執行全般の監査をおこなっています。 また、信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第30条 に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化をはかっています。 1 4.事業の概況(平成25年度) ◇全体的な概況 ① 当事業年度における主要な事業活動の内容及び成果 指導販売事業では高品質生産への取り組みや販売体制の強化、ブランド力の向上 につとめ、その成果もみられます。さらに将来を見据えた基盤整備や新規就農者、 担い手の確保や育成にも取り組みました。 JA山口大島においては組合員や地域人口の減少から各事業取扱高が伸び悩む中、 経営の健全性を確保しながらライフラインの維持や組合員・利用者サービス、法令 遵守、人権意識の高揚など信頼されるJA運営につとめました。 お蔭様で今年度も計画を上回る経常利益を計上することが出来ました。 ② 当事業年度中に実施した重要な事項 ア.遊休資産の整理 イ.小松支所新築移転(モデル支所として全自動貸金庫、オープン出納機、太陽光パネル 等最新の設備を設置) ウ.YショップJA山口大島小松店・直売所「島の恵み」小松店のオープン エ.移動店舗車を2台増車し、4台で稼動 オ.TPP反対運動への取り組み ③ 組合として対処し解決すべき重要な課題及びそれへの対応方針 ア.課題 ・引き続き遊休資産の整理 ・地域のライフラインとしての購買店舗と移動店舗車の運営 ・支所を拠点とした「くらしの活動」の展開 イ.対応方針 ・状況により随時整理 ・親しみやすい店舗づくりと移動店舗車の効率的な運行 ・地域に密着した「活力ある支所づくり」の取り組み ◇指導事業 平成25年産柑橘が表年にあたることから、隔年結果是正をめざしてJA単独の事業 を取り組み、摘果剤による摘果推進と高品質生産を目的にマルチ栽培及びフィガロン の散布を推進し、新たに1haのマルチ資材助成、45ha相当のフィガロン助成をおこ ないました。また、山口県オリジナル品種「せとみ」「南津海」については、寒害対 策・種子混入軽減等を目的に施設栽培を推進し、県事業を活用して3棟のハウスを設 置しました。 担い手対策については、町・JAが運営する担い手支援センターにおいて対応し、農 業経営の確立をめざして指導をおこないました。 2 ◇販売事業 統合1選果場の体制強化をはかり、さらなる山口大島ブランド向上に取り組みまし た。柑橘の販売高は、着色遅れによる年内取扱量の減少により、年明けに出荷量が集 中したことから厳しい販売となりましたが、出荷量が多かったことから、販売高は 1,015百万円、前年比100.1%となりました。米の販売実績は、平成24年産米の概算 金価格が高かったこと、平成24年産米の出庫が遅れ、平成25年度に入っての出庫に なったこと、平成25年産米の出庫が順調に進んだことなどから、51百万円で前年比 137.7%となり、昨年度を大幅に上回りました。 ◇購買事業 耐久消費財については麗宝展及び墓石の売り上げが前年を上回りましたが、葬儀関 係・ガスは落ち込みました。生活物資の供給高は、1,314百万円、前年比101.0%と なりました。 肥料・農薬等は合併20周年記念キャンペーン等により供給高284百万円、前年比 109.2%と前年を上回り、燃料部門は、消費税増税にともなう駆け込み需要等により 給油数量・供給高ともに伸びています。生産資材部門の供給高は1,050百万円、前年 比110.1%となりました。 ◇信用事業 貯金については、JAのシェアの維持・向上のため、 「合併20周年記念 懸賞付定期 貯金」をはじめとする定期貯金・定期積金の特別キャンペーン、年金の受取口座指定 替えと新規年金受給者の獲得やJAカードの普及に積極的に取り組み、安定利用者の維 持・拡大と新たな利用者の獲得につとめました。 ◇共済事業 3Q全戸訪問活動による「あんしんチェックキャンペーン」を通じて、組合員、利 用者との信頼関係を強化し、次世代・若年層等のニューパートナーの獲得により、地 域における絆の強化に取り組みました。また、医療保障をより充実していただくため の「医療共済」への加入や乗換の提案と介護保障ニーズの高まりに対応して本年度新 設した「介護共済」への加入を提案することにより、「ひと・いえ・くるま」の万全 な総合保障の提供につとめました。 3 5.事業活動のトピックス(平成25年度) 年月日 25. 4.19 4.25 4.30 5.11 5.13 5.14 5.24 6. 7 6.12 6.15 6.20 名 称 第1回臨時理事会 第1回・2回ALM委員会 第1回理事会 事業推進大会 監査機構決算監査 第3回ALM委員会 第2回理事会 第1回監事会 地区懇談会 TPP反対運動 第3回理事会 6.20 第2回監事会 6.22 第20年度通常総代会 6.12 地区懇談会 処 久賀地区 7. 4 7. 4 7.22 7.25 7.30 8.26 8.27 9. 1 9. 2 9. 6 第2回臨時理事会 第1回臨時監事会 第4回ALM委員会 全農総代会 第4回理事会 第5回ALM委員会 第5回理事会 小松支所竣工式 小松支所オープニングセレモニー 第3回監事会 9.1 理 事 項 新小松支所建設工事に係る実施設計、工事金額及び入札について 平成25年度不良債権処理方針について 平成24年度決算について他 全職員による平成25年度の事業目標確認 決算監査本所15日まで 有価証券について 第20年度通常総代会の付議事項及び提出資料について他 平成24年度決算監査報告書の承認について 9地区にて開催(19日まで) 久賀給油所、日良居給油所にて JAマイカーローンキャンペーンの実施に伴う金利の設定並びに キャンペーン終了後の金利適用について他 平成24年度下半期一斉自己監査書について 平成24年度事業報告、余剰金処分、平成25年度事業計画(案)の 承認について 森 野・ 白木 地 区 行政庁提出用業務報告書の承認について 平成25年度における監事報酬総額の配分ならびに支給方法について 平成25年度6月末現在の余裕金運用状況について 東京にて 平成25年度第1期四半期(6月末)仮決算について他 平成25年度余裕金運用方針の一部変更について 平成25年度遊休資産の整理について他 小松支所にて開催 小松支所にて開催 平成24年度決算監査指摘改善事項に対する処理顛末回答の承認について 小松支所オープニングセレモニー 4 年月日 名 称 処 理 事 項 9.24山口大島みかん初荷出発式及びやまぐちブランド登録証交付式 9.24 山口大島みかん初荷出発式 及び山口ブランド登録証交付式 9.27 第6回理事会 9.28 TPP JAグループ一斉街宣活動 10. 2 TPP全国集会 10.28 第6回ALM委員会 10.28 第1回コンプライアンス委員会 10.30 第7回理事会 11.10 11.23 11.28 11.29 12.10 12.25 第8回周防大島まるかじり 第2回JA山口大島みかん祭り 第8回理事会 JA共済ふれあい講座 第4回監事会 第9回理事会 A山口大島柑橘選果場にて記念式典実施 「島そだち」に登録証が交付される 山口県農業信用基金協会への増資について他 久賀給油所、小松支所にて 東京にて 平成25年度9月末における余裕金運用状況について 中小企業者等金融円滑化法にかかる基本方針の一部改正について 平成25年度JA全国監査機構期中監査における「期中改善指示書」 に対する処理顛末回答について他 4団体(観光協会、商工会、漁協、農協)の協力で開催 東和集荷場にて(24日まで) 「事務リスク管理規程」の策定について 湯田温泉、ホテルかめ福にて開催(36名参加) 平成25年度仮決算(上半期)監査指摘事項について 平成25年度仮決算監事監査指摘改善事項に対する処理顛末回答 について他 11.10 第8回周防大島まるかじり 26. 1. 3 1.27 1.27 1.29 2.13 2.13 2.18 2.21 2.27 柑橘選果場年明初選果 第7回ALM委員会 第2回コンプライアンス委員会 第10回理事会 第5回監事会 JA山口大島柑橘選果場にて 平成25年度12月末における余裕金運用状況及び金利情勢について コンプライアンス・プログラムの進歩状況について 平成25年度第3四半期(12月末)仮決算について他 平成25年度上半期仮決算監査指摘改善事項に対する処理顛末回 答の承認について JAやまぐち女性協60周年記念大会 山口県健康づくりセンターにて(県下JAより537名参加) 共済優待旅行 出雲大社他(19日まで、60名参加) 第8回ALM委員会 平成26年度余裕金運用方針並びに運用方法について 第11回理事会 平成25年度決算見込みと平成26年度計画(経営管理)について他 5 年月日 名 称 3. 1 合併20周年記念感謝状贈呈 及び第18回柑橘振興大会 3. 4 吉本お笑いバラエティー&ミニ新喜劇 3.11 めだか大学 3.17 ゆめほっぺ出発式 及び山口ブランド登録証交付式 3.1 3.17 3.20 3.20 3.28 3.31 理 事 項 橘総合センターにて開催(373名参加) 山口市市民会館にて開催(県下JAより1300名参加) 米子(12日まで) JA山口大島柑橘選果場にて 「ゆめほっぺ」に登録証が交付される 合併20周年記念感謝状贈呈及び第18回柑橘振興大会 第6回監事会 第3回コンプライアンス委員会 ゆめほっぺPR 第12回理事会 決算棚卸監査 3.17 処 平成25年度決算監査計画(案)の承認について 平成26年度コンプライアンス・プログラム(案)について 岩国錦帯橋空港にて 平成25年度決算見込みと平成26年度事業計画(案)について他 監事立ち会いのもと各事業所で実施 ゆめほっぺ出発式及びやまぐちブランド登録証交付式 6 6.農業振興活動 ◇安全・安心な農産物づくりへの取り組み ① 生産工程・管理記帳運動の展開 生産工程・管理記帳運動の推進で、生産者の農薬安全使用の意識高揚と履歴を開 示できる体制を整え、消費者の皆さまに安全・安心な農産物を提供します。 ② チェック体制の強化 生産工程・管理記帳運動内部検査委員会を設置し、生産履歴記帳の質の向上、 「生産基準」に即して取り組まれ、食の安全・安心に的確に対応しているかどうか を検証します。 ③ 残留農薬の自己検査 主要品目について、出荷前に残留農薬の自主検査をおこない、安全・安心な農産 物を消費者の皆さまに届けられるようつとめています。 ◇ 担い手・新規就農者への支援 ① 周防大島担い手支援センターとの連携 職員1名を派遣し、新規就農者・援農希望者の受入支援体制の強化、農地流動化 による荒廃園地の抑制等対策をおこなっています。 ② JA生き活き帰農塾の開催 農業初心者向けに、柑橘、水稲、野菜、花等、幅広い作物の栽培基礎、農薬散布、 農機具の取り扱い等の研修をおこなっています。 ◇ 地産地消・食育への取り組み 柑橘においては、需要にあわせた出荷につとめるとともに、小学校への出前講座 や選果場見学、収穫体験等を実施し食育活動にも力を入れています。 野菜については、早生タマネギ、はなっこりーの栽培に取り組み県内に出荷をお こなっています。 水稲については、周防大島町産米を学校給食として提供しています。また、小学 生・保育園児の田植え、稲刈り等の体験実習による食育活動にも取り組んでいま す。 柑橘出荷先(25年産) 県内 市 場 県 外市 場 直売所・その他 加 工 合 計 極早生・早生 67% 6% 3% 24% 100% 中 生・普通 25% 43% 3% 29% 100% 中 晩 柑 38% 43% 10% 9% 100% 合 計 35% 36% 4% 25% 100% 7 7.地域貢献情報 ・JA山口大島みかん祭りの開催(11月23日∼25日、東和集荷場にて) ・夏季の軽装による省エネ運動(6月1日∼9月30日) ・各種募金活動 ・幼稚園・保育園児向けの交通安全教室の開催 ・ちゃぐりんフェスタ、保育所・小学校の田植え体験 ちゃ ぐり んフ ェス タ 田 植え 体験 (明 新小 ) ・地域イベントに積極的に参加 久賀土曜夜市 安下庄花火大会 8 8.リスク管理の状況 ◇ リスク管理体制 〔リスク管理基本方針〕 組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高 い経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。 このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべ く「リスク管理基本方針」を策定し、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組み等、 リスク管理の基本的な体系を整備しています。 また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の 実施等を通じてリスク管理体制の充実・強化につとめています。 ① 信用リスク管理 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを 含む。)の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当 JAは、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定し ています。また、通常の貸出取引については、本所に融資審査部を設置し各支店と 連携をはかりながら、与信審査をおこなっています。審査にあたっては、取引先の キャッシュ・フロー等により償還能力の評価をおこなうとともに、担保評価基準等 厳格な審査基準を設けて、与信判定をおこなっています。貸出取引において資産の 健全性の維持・向上をはかるため、資産の自己査定を厳正におこなっています。不 良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいま す。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債権の償却・引当基準」 に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化につとめています。 ② 市場リスク管理 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動 により、資産・負債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資 産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リ スク、価格変動リスク等をいいます。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被る リスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在している中で金利が変 動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変 動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのこと です。 当JAでは、金利リスク、価格変動リスク等の市場性リスクを的確にコントロール することにより、収益化及び財務の安定化をはかっています。このため、財務の健 全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利 感応度分析等を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築 につとめています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及 び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALM等を考慮し、理事会において 9 運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、 日常的な情報交換及び意思決定をおこなっています。 運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針等に 基づき、有価証券の売買やリスクヘッジをおこなっています。運用部門がおこなっ た取引についてはリスク管理部門が適切な執行をおこなっているかどうかチェック し定期的にリスク量の測定をおこない経営層に報告しています。 ③ 流動性リスク管理 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要 な資金確保が困難になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀な くされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市 場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なく されることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作 成し、安定的な流動性の確保につとめています。また、市場流動性リスクについて は、投資判断をおこなう上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性 (換金性)を把握した上で、運用方針等の策定の際に検討をおこなっています。 ④ オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システム が不適切であること、または外生的な事象による損失を被るリスクのことです。 当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リス ク及び流動性リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務等に ついて事務処理や業務運営の過程において、損失を被るリスクと定義しています。 事務リスク、システムリスク等について、事務手続にかかる各種規程を理事会で定 め、その有効性について内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミ スが発生した場合は速やかに状況を把握して理事会に報告する体制を整備して、リ スク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるようつとめています。 ⑤ 事務リスク管理 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすこ とにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化や事 務量の増加に対応して、正確な事務処理をおこなうため事務マニュアルを整備する とともに、自主検査・自店検査を実施し事務リスクの削減につとめています。また、 事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善をはかるとともに、内 部監査により重点的なチェックをおこない、再発防止策を実施しています。 ⑥ システムリスク管理 システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン、または誤作動等、システ ムの不備に伴い金融機関が損失を被るリスク、更にコンピュータが不正に使用され ることにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、コンピュータ システムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用につとめるとともに、システムの 万一の災害・障害等に備え、 「コンティンジェンシープラン」を策定しています。 10 リスク管理体制 組 織 役 割 ・ 責 任 理 事 会 リスク管理基本方針を策定するとともに、当該基本方針を適切に実践する管 理態勢を整備し、当JAの経営の健全性確保に責任を負う。 ALM委員会 リスク管理の方針や個々のリスク管理手法、信用リスクや金利リスクテイク の具体的方針等について、幅広い業務知識と専門的かつ技術的な知識に基づき 十分な検討・協議をおこない、理事会をサポートする。 リスク管理部署 当JAにおけるリスク管理業務全般を統括し、リスク管理体系の構築と、その 有効性の検証及び改善をおこなう。 リスク管理部署は総務部が担当する。 リスク管理部署の役割は以下のとおり。 ・本基本方針を所管する。 ・当JA全体のリスクを総体的に把握・管理する。 ・個々のリスクについて管理・モニタリングをおこなう。 ・各リスクの管理体系を構築し、その有効性の検証及び改善をおこなう。 内部監査部署 リスク管理基本方針に基づいて、当JA全体のリスク管理の運営状況を把握し、 リスク管理の実施状況と妥当性の評価をおこない、必要に応じてALM委員会 へ報告する。 リスク管理担当部署は、その評価を踏まえて、必要な改善策を講じる。 内部監査部署は監査室が担当する。 ◇法令遵守体制 〔コンプライアンス基本方針〕 利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会 の厳しい批判に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵 守し、透明性の高い経営をおこなうことがますます重要になっています。 このため、コンプライアンス (法令等遵守) を経営の重要課題のひとつとして位 置づけ、この徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋が るとの観点にたち、コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。 〔コンプライアンス運営態勢〕 コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議をおこなうため、代表理事組合長を 委員長とするコンプライアンス委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推 進をおこなうため、本所各部門・各支所にコンプライアンス担当者を置いています。 基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」 を策定し、研修会をおこない全役職員に徹底しています。 毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進につとめるとと もに、統括部署を設置し、その進捗管理をおこなっています。 11 ◇金融ADR制度への対応 ① 苦情処理措置の内容 当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等の整備の上、その内 容をホームページ・広報誌等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連 とも連携し、迅速かつ適切な対応につとめ、苦情等の解決をはかります。 当JAの苦情等受付窓口(本所金融共済部:0820-72-0951) ② 紛争解決措置の内容 当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 ・信用事業 広島弁護士会仲裁センター 福岡県弁護士会紛争解決センター 東京弁護士会紛争解決センター 第一東京弁護士会仲裁センター 第二東京弁護士会仲裁センター 総合紛争解決センター(大阪府) 山口県弁護士会 仲裁センター ①の受付窓口または山口県JAバンク相談所(電話:083-973-2248)にお申し出下さ い。なお、第一東京弁護士会及び第二東京弁護士会 (以下「東京弁護士会」という) 選 定・利用している場合には、東京以外の地域の方々からの申立について、申立者の移 住地の近隣弁護士会で手続きを進める「現地調停・移管調停」が、東京三弁護士会が 設置している仲裁センター等で利用できます。 ・共済事業 (社)日本共済協会 共済相談所 (財)自賠責保険・共済紛争処理機構 (財)日弁連交通事故相談センター (財)交通事故紛争処理センター 最寄りの連絡先については、①の受付窓口にお問い合わせ下さい。 ◇反社会的勢力等への対応 当JAは、事業をおこなうにつきまして、平成19年6月19日犯罪対策閣僚会議幹事会 申合わせにおいて決定された「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」 (以下、 「政府指針」といいます)等を遵守し、反社会的勢力等に対して断固とした姿勢で 臨むことをここに宣言します。 また、マネーロンダリング等組織犯罪等の防止に取り組み、顧客に組織犯罪等によ る被害が発生した場合には、被害者救済など必要な対策を講じます。 ◇内部監査体制 当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理 及び各部門の業務の遂行状況を、内部管理体制の適切性と有効性の観点から検証・評 価し、改善事項の勧告等を通じて業務運営の適切性の維持・改善につとめています。 また、内部監査は、JAの本所・支所のすべてを対象とし、中期及び年度の内部監査 12 計画に基づき実施しています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告した後、被 監査部門に通知され、定期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップして います。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報告することとしていますが、特 に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに 適切な措置を講じています。 9.自己資本の状況 ◇自己資本比率の状況 当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応え るため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保につと めるとともに、不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成26年3月末 における自己資本比率は、22.42%となりました。 ◇経営の健全性の確保と自己資本の充実 当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。 ○ 普通出資による資本調達額481百万円(前年度492百万円) 当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本 比率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及び これらのリスクに対応した十分な自己資本の維持をはかるとともに、内部留保の積み 増しにより自己資本の充実につとめています。 また、平成19年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスク等の 各種リスクを個別の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資 本と比較・対照し、自己資本充実度を評価することにより、経営の健全性維持・強化 をはかっております。 10.主な事業の内容 (1)主な事業の内容 〔信用事業] 信用事業は、貯金、貸出、為替等いわゆる銀行業務といわれる内容の業務をおこ なっています。この信用事業は、JA・信連・農林中金という3段階の組織が有機的 に結びつき、 「JAバンク」として大きな力を発揮しています。 ◇貯金業務 組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かり しています。普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座等の各種貯金を目 的・期間・金額にあわせてご利用いただいています。 また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、 給与振込等もご利用いただけます。 13 貯金商品一覧 (受入単位) 最低預入額 商 品 名 総 流 普 合 通 口 貯 座 金 1円以上 1円以上 預入期間 品 性 等 自 由 ・一冊の通帳に「貯める、受取る、支払う、借り る」と いう4つの機能を備えている ・カードでの入金・出金もOK! ・貯金保険制度により、全額保護される「決済 用口座」もあり 自 由 ・いつでも出し入れ自由! ・カードでの入金・出金もOK! ・貯金保険制度により、全額保護される「決済 用口座」もあり 動 貯 蓄 貯 金 1円以上 自 由 ・10万円型・30万円型・スーパー貯蓄貯金の3 種類 ・30万円型は、払戻回数が月間5回を越えると払 戻回数超過手数料がかかる ・カードでの入金・出金もOK! 当 座 貯 金 1円以上 自 由 ・無利息 ・口座開設の際は信用調査が必要 ・払戻しは小切手、手形のみ 通 知 貯 金 1万円以上 7日以上 ・1ヶ月未満の短期の運用 ・普通貯金より利率が高い 年 金 友 の 会 員 特利付定期貯金 1円以上 スーパー定期 1年もの ・店頭表示金利+0.15%上乗せ ・受入れは200万円までとする ・当JAの年金友の会会員に限る 自由金利型定期貯金 (M 型) (スーパー定期) 1円以上 1ケ月 2ケ月 3ケ月 6ケ月 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 ・多様な貯金ニーズに応えられる ・3年・4年・5年物の定型方式と3年超5年未満の 期日指定方式は半年複利―個人に限定 性 貯 商 金 自由金利型定期貯金 (スーパー定期300) 300万円以上 定 自由金利型定期貯金 (大口定期) 1,000万円以上 同上 ・単利型のみ 期 期日指定定期貯金 1円以上 最長3年 ・複利商品の為個人に限定 ・受入れは300万円未満 ・据置期間(1年)経過後、元金の一部支払可 変動金利定期貯金 1円以上 1年以上 3年以下 ・3年もの定型方式のみ半年複利―個人に限定 ・約定利率の変更は、6ヶ月毎の応答日に自動的 に行われる 譲 渡 性 5,000万円以上 2週間以上 2年以下 ・付利単位1,000万円 ・中途解約不可 ・貯金者が必要に応じて第三者に譲渡できる 金 1,000円以上 6カ月以上 60カ月以内 ・JAの基幹商品である ・無理なく貯める貯蓄商品 満期分散型定期積金 1,000円以上 積 立 定 期 貯 金 (満 期 型) 1,000円以上 (1円単位) 6カ月以上 5年以内 ・契約時に満期日を指定し積立をおこなう商品 ・総合口座に担保設定できない 積 立 定 期 貯 金 (エンドレス型) 1,000円以上 (1円単位) 無期限 ・積立期間や満期日の定めがないエンドレス方 式の商品である ・積立残高の一部支払が可能 3年以上 50年以内 ・財形年金貯金と積立定期貯金を融合した商品 ・6ヶ月以上5年以内の据置期間経過後、6ヶ月以 上20年以内の期間で受取 性 貯 定 期 貯 金 積 金 積 立 定 期 貯 金 1,000円以上 (100円単位) (年 金 型) 財 形 貯 蓄 (一般・住宅・年金) ・契約日の1年後の応答日から毎年満期が到来 24ケ月以上 し、給付契約金が受け取れる 60カ月以内 ・運用利回りは、各契約口の契約期間により決 (12カ月単位) 定される 1,000円以上 ・財形年金・住宅は合計で550万円まで非課税 ※決済用貯金を総合口座としてご利用いただく場合、普通貯金部分のみが全額保護の対象となります。 14 ◇貸出業務 農業専門金融機関として、農業の振興をはかるための農業関連資金はもとより、組 合員の皆さまの生活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。 また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地 方公共団体、農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、 農業の振興はもとより、地域社会の発展のために貢献しています。 さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、 個人向けローンも取り扱っています。 貸出商品一覧 区 分 各種ローン 貸出対象者 資 金 用 途 貸 出 条 件 貸 出 金 額 返 済 期 間 保 証・担 保 返 済 方 法 25年以内 ○宅地と建物に抵当 権設定 ○山口県農業信用基 金協会又は協同住 宅ローン㈱の保証 が必要 元利均等返済で 次のいずれかとす る 1.毎月 2.特定月増額 3.年2回 35年以内 同 上 同 上 山口県農業信用基金 協会または協同住宅 ローン㈱の保証が必 要 同 上 ○住宅の新築・増 ○組合員で 2 0歳以 住宅ローン(一般型) 住 (固定金利型) 上6 6歳未満でか つ、完済時年齢 80歳未満の者 宅 住宅ローン(一般型) (変動金利型) (固定変動金利選択型) ー (長期固定金利型) 改築 ○宅地の購入 ○新築・中古住宅 の購入 ○借替 リフォームローン (固定金利型・ 変動金利型) クローバローン (固定金利型・変動金利型) 内 ○2,500万円以内 ○所要額の 7 5%以 ロ ン ○所要額の 7 5%以 同 上 同 上 内 ○5,000万円以内 ○組合員で 2 0歳以 上6 6歳未満でか つ、完済時年齢 76歳未満の者 ○住宅の増築・改 築・修繕等 ○住宅関連設備 (造園を含む) ○組合員で 1 8歳以 ○生活に必要な一 上でかつ、完済 時年齢 7 1歳未満 の者 切の資金 (負債整理・事業 性資金は除く) ○500万以内 (所要額以内) 10年6ケ月以内 ○300万円以内 5年以内 同 上 同 上 ○500万円以内 6ケ月以上 7年以内 同 上 同 上 ○500万円以内 据置期間を含め最 長13年6ケ月の範 囲内とする。 同 上 同 上 当座貸越で1年間 (自動更新可能) 同 上 ○自動車購入(中 マイカーローン (固定金利型・変動金利型) 古車を含む) 同 上 ○自動車用品購入 ○車検・修理費用 ○借替 ○組合員で 2 0歳以 教育ローン (固定金利型・変動金利型) 上でかつ完済時 年齢7 1歳未満の 者 就学子弟の入学金、 授業料、学費及び下 宿代等(高等学校 以上の学校) ○組合員で 2 0歳以 ワイドカードローン (Ⅰ型・Ⅱ型) 上の者(最終契 約更新時年齢6 5 歳未満) ○生活に必要な一 切の資金 ○組合員で 1 8歳以 JA営農ローン 上80歳未満の者 ○J Aを通じて農産 物の販売をして いる者 ○組合員ある個人・ JA農機ハウスローン (固定金利型・変動金利型) 法人・団体 ただし、農業を 営む者 ○300万円以内 ・随時貸付 ・毎月約定返済 ・随時返済 ○300万円以内 組合員の営農維持 に必要な資金 ただし前年度の 当座貸越で1年間 J Aへの農産物販 (自動更新可能) 売実績の範囲と する ○農機具の購入 ○パイプハウス等 ○1,800万円以内 資材購入 15 10年以内 (据置期間2年以内) 同 上 同 上 同 上 ・元利均等返済又は 元金均等返済で次の いずれかとする 1.毎月 2.特定月増額 3.年2回 ◇為替業務 全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫等の各店舗と為 替網で結び、当JAの窓口を通して、全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・ 小切手等の取立を安全・確実・迅速におこなうことができます。 ◇その他の業務及びサービス 当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自 動支払や事業主の皆さまのための給与振込サービス等を取り扱っています。 また、国債(利付・割引国庫債券)の窓口販売の取り扱い、国債の保護預かり、貸金 庫のご利用、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金庫等でも現金引き出しので きるキャッシュサービス等、いろいろなサービスにつとめています。 [給与振込] 当日、お客様のご指定の口座へ自動的に入金されますので、出張中や休暇中でも 確実にお受取ができます。 [年金受取] 国民年金、厚生年金、共済組合年金等、各種年金の受取は、近くて便利なJAを ご指定下さい。JAをご指定になりますと、年金友の会に入会していただき、特典が 受けられます。 [公共料金自動支払] 電気、電話、水道等の各種公共料金を貯金口座から自動的にお支払いします。 集金日を気にしなくてすみますから、安心して外出やお勤めができます。 [キャッシュカード] 全国のJAの他、銀行、信用金庫、信用組合等で、ATM(現金自動預入払出兼用 機)をご利用いただけますので大変便利です。 [JAネットバンク] 窓口やATMに行かなくてもご自宅等のインターネットに接続されているパソコ ン、携帯電話からアクセスするだけで、平日・休日を問わず残高照会や振込・振替 等の各種サービスが24時間いつでもご利用いただけます。 16 ◇手数料一覧 ○内国為替手数料 平成26年4月1日現在 手 数 料 項 目 1.送金手数料 (1)普通扱(送金小切手) (2)至急扱(電信送金) 1通につき 1件につき 2.振込手数料 (窓口利用の場合) (1)電 信 扱 金額3万円未満 1件につき (1) 金額3万円以上 1件につき (2)文 書 扱 金額3万円未満 1件につき (1) 金額3万円以上 1件につき 当組合の 本支所・同一店舗 系 統 の 金融機関 その他の 金融機関 ― ― 432円 432円 648円 864円 108円 324円 108円 324円 216円 432円 216円 432円 540円 756円 432円 648円 ― ― ― ― 216円 432円 無 料 無 料 108円 216円 216円 432円 ― ― 432円 432円 648円 864円 無 料 ― ― 無 料 ― ― ― 216円 108円 ― 216円 108円 5 54円 無 料 510円 510円 648円 ― ― ― ― 648円 ― ― ― ― 648円 実 費 実 費 実 費 【注1】上記(1) ( 、2)の本支所間及び同一店内振込につき、 下記に手数料の免除あるいは減免の特例措置あり。 (3)振込手数料(当JA管内地元金融機関へ) (1) 金額3万円未満 1件につき (1) 金額3万円以上 1件につき (ATM振込・インターネットバンキング利用の場合) (1)電 信 扱 金額3万円未満 1件につき (1) 金額3万円以上 1件につき 3.代金取立手数料 (1)普 通 扱 (2)至 急 扱 1通につき 1通につき 4.給与振込手数料(JAが元請) (1)公共機関(町役場等)の場合 (2)一般企業・その他の場合 1件につき ・当JA口座振込 ・他の金融機関口座振込(振込伝票扱い) ・他の金融機関口座振込 (フロッピーディスク扱い) 5.口座振替手数料(JAが元請) (1)業者口座振替(振込)手数料 1件につき (1)個人持込口座振替(振込)手数料 (2)町役場口座振替手数料 1件につき (3)介護関係利用料口座振替手数料 1件につき (4)取立手形店頭呈示料 1通につき ただし受託金融機関が遠隔地の店舗へ 呈示して取立てる場合とします。 尚、店頭呈示に要する実費がかさむも のについては所要実費とします。 (5)上記以外の特殊扱手数料 (注)町役場等手数料10円については、件数×10円+消費税となります。 17 ○その他の業務手数料 取 項 目 1.貯金業務 2.貸出業務 3.そ の 他 扱 手 数 料 項 目 手数料金額 細 目 1)貯金残高証明書 2)再発行手数料 イ)貯金通帳 ロ)貯金証書 ハ)キャッシュカード ニ)取引明細書 3)手形等用紙代 イ)小切手帳 ロ)約束手形 ハ)マル専手形 ニ)自己宛小切手 4)取扱手数料 イ)マル専当座貯金 1 枚 216円 1 冊 1 枚 1 枚 1 枚 540円 540円 1,080円 216円 1 冊 1 冊 1 枚 1 枚 648円 648円 540円 540円 1口座 3,240円 1)貸付金残高証明書 2)ローンカード 3)再発行手数料 イ)ローンカード ロ)貸出金償還年次表 4)融資証明書 5)住宅ローン条件変更手数料 1 枚 1 枚 216円 1,080円 1 枚 1 枚 1 通 1 件 1,080円 540円 540円 5,400円 1)貯金業務・貸出業務に係る諸経費 (印紙・郵送料・電話料等) 実 費 毎 月 2)国債口座管理料 18 108円 ○自動化機器利用手数料・ATM利用手数料 当組合ATM利用手数料 (注)お預け入れはJA利用口座に限らせていただきます。 (注)JA(クレジット)カードを含め銀行系クレジットカードのキャッシングも利用できま す。 (手数料は別途カード会社を通じ、ご請求させていただきます) 。 JFマリンバンクATM利用手数料 終 日 当JAカード 出金 無 料 郵貯ATM利用手数料(稼働時間は店舗により異なります。) 当JAカード 平 日 8:45∼18:00 土 曜 日 9:00∼14:00 その他の 時間帯 出金 無 料 108円 108円 入金 無 料 108円 108円 ) 各コンビニATM(セブン銀行・イーネット・ローソン)利用手数料(稼働時間は店舗により異なります。 当JAカード 平 日 8:45∼18:00 土 曜 日 9:00∼14:00 その他の 時間帯 出金 無 料 無 料 108円 入金 無 料 無 料 108円 提携金融機関ATM利用手数料(稼働時間は店舗により異なります。) 当JAカード 出金 平 日 8:45∼18:00 土 曜 日 9:00∼14:00 その他の 時間帯 無 料 108円 216円 当JAカードは上記のいずれのATMでも残高照会ができます。 19 〔共済事業〕 JA共済は、JAがおこなう地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆 さまの生命・傷害・家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実 施当初から生命保障と損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活の上で必要と されるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。 JA共済では、生命・建物・自動車等の各種共済による生活総合保障を展開しており、 もしもの時には専門職員がご相談をお受けします。 共済商品一覧(種類、内容と特色など) 種 類 内 容 保 障 の 目 的 医 療 共 済 一生涯の医療共済 さまざまな病気やケガの保障が一生 涯ほしい 終 身 共 済 一生涯の万一保障 長い人生のベースとなる保障がほ しい 定 期 医 療 共 済 手頃 な医 療 保障 健康祝金支払特則付定期医療共済 日帰り入院から幅広く手頃な保障が ほしい が ん 共 済 一生涯のがん保障 すべてのがんに対する幅広い保障が ほしい 介 護 共 済 一生涯の介護保障 予定利率変動型年金共済 養 こ 老 ど 生 命 も 共 共 老 後 の 保 障 老後の生活資金の準備を始めたい 済 保 障 & 貯 蓄 万一の保障と各種の資金づくりがほ しい 済 お子 さま の 保障 建 物 更 生 共 済 建 物 更 生 共 済 M y 家 財 家と 家財 の 保障 火 災 共 済 自 自 動 賠 車 責 共 共 要介護状態に対する保障がほしい お子さまの教育・結婚資金を蓄え たい 大切な財産を火災や自然災害などか ら守りたい ※火災共済については自然災害は保障さ れません 済 く る まの 保障 自動車事故に確かな保障がほしい 済 ◇JA共済の仕組み JA共済は、平成17年4月1日から、JAとJA共済連が共同で共済契約をお引き受けし ています。JAとJA共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者の皆さまに密着した 生活総合保障活動をおこなっています。 組合員・利用者 の皆さま JA + JA共済連 共済契約 J A:JA共済の窓口です。 JA共済連:JA共済事業の企画・開発・資産運用業務や支払共済に かかる準備金の積み立て等をおこなっています。 20 〔農業関連事業〕 ◇販売事業 地区内で生産された新鮮で安全・安心な柑橘、米、野菜等を消費者の皆さまにお届 けする事業をおこなっています。特に柑橘は、山口県の販売量の92%のシェアがあり、 市場に出荷する他、インターネットやみかん直売所などでも販売もおこなっています。 また、Aコープ店内において産直コーナーを設置し、地元農家が生産した農産物の 直販もおこなっています。 ◇購買事業 生産資材店舗では、農産物の種、苗、肥料、農薬、農具、園芸資材等を提供してい ます。柑橘や米等を出荷している農家向けの資材だけではなく、家庭菜園向けの資材 も取り揃えています。 配送センターでは、予約注文品や電話注文品を要望により自宅までお届けしていま す。 〔営農・生活相談事業〕 ◇営農指導相談 各支所での相談日を設けるとともに、営農相談専用フリーダイヤルでも相談を受け 付けています。又、JA山口大島電子営農サービスを活用し、支所窓口・現地等での指 導強化をはかります。 ◇生活指導相談 生産者直売所及び農産加工への取り組みを通じて、地産地消運動の普及につとめる とともに、女性部活動を次世代に継承すべく「親子ふれあい教室」を開催し、その中 で食育についての取り組みも進めています。 ◇教育情報 年6回「組合だより」を発行し、JAと組合員をつなぐ広報誌として情報を提供して います。また、インターネットのホームページを通じて、多くの方々にJA山口大島を 紹介するとともに、各種の最新情報を提供しています。 〔生活関連事業〕 ◇店舗(Aコープ)事業 生鮮食品から日用雑貨まで生活に必要な商品を幅広く取り扱っています。 惣菜センターでは仕出し料理も承っています。 ◇石油(JA−SS)燃料事業 ガソリン等の給油や、洗車、タイヤ・オイル交換等をおこなっています。 組合員を中心にLPガスの安定供給もおこなっています。 ◇葬祭事業 業者と提携し、葬儀全般からギフト、墓石等を承っています。 21 ◇移動店舗車 生活物資が購入できる移動店舗車4台(ふれあい号1,2,3号,のんた号)を運行して います。ふれあい号1号は貯金の入出金もできます。 ◇くらしの宅配便 2ヶ月ごとに四季に応じたカタログを組合だよりに折り込み、ご希望の商品を自宅 までお届けしています。 (2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度であ る「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守ら れています。 ◇「JAバンクシステム」の仕組み JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループ の名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただ けるよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する 「JAバンクシステム」を運営しています。 「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの 柱としています。 ◇「破綻未然防止システム」の機能 「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組 みです。JAバンク法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化 に関する法律)に基づき、 「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発 見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準 (達成すべき自己資本比率の水準、体制整備等)を設定しています。 また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改 善指導をおこないます。 ◇「一体的な事業推進」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の 強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事 業推進の取り組みをしています。 ◇貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金等の払い戻しができなくなった場合等 に、貯金者を保護し、また資金決済の確保をはかることによって、信用秩序の維持に 資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金等が加入する「預金保険制 度」と同様な制度です。 22 経 営 資 料 ※記載金額は、記載単位未満を切り捨てて表示し、記載単位未満の科目に ついては「0」で表示しています。 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 (単位:千円) 科 目 平成 25年 度 平 成 24年 度 (平成25年3月31日) (平成26年3月31日) ( 資 産 の 部 ) 1 信用事業資産 (1) 現金 (2) 預金 系統預金 系統外預金 (3) 有価証券 国債 地方債 政府保証債 (4) 貸出金 (5) その他の信用事業資産 信用未収収益 その他の資産(信用仮払金他) (6) 貸倒引当金 2 共済事業資産 (1) 共済貸付金 (2) 共済未収利息 (3) 未収共済付加収入 3 経済事業資産 (1) 受取手形 (2) 経済事業未収金 (3) 経済受託債権 (4) 棚卸資産 購買品 有放部品 選果場(資材) 簡易局(切手等) その他の棚卸資産 (5) その他の経済事業資産 (6) 貸倒引当金 4 雑資産 5 固定資産 (1) 有形固定資産 建物 機械装置 土地 その他有形固定資産 減価償却累計額(控除) (2) 無形固定資産 その他の無形固定資産 6 外部出資 (1) 外部出資 (2) 外部出資等損失引当金 7 繰延税金資産 59,543,545 279,813 53,357,970 53,326,925 31,045 2,716,157 2,103,910 106,900 505,347 3,167,758 35,823 29,721 6,101 △13,976 10,328 10,174 116 37 237,954 1,193 70,943 44,046 120,312 113,148 398 5,833 856 76 5,640 △4,180 34,174 1,002,132 998,697 1,710,729 1,077,633 455,130 555,781 △2,800,577 3,435 3,435 3,688,070 3,689,170 △1,100 50,095 58,516,760 295,676 53,010,273 53,002,724 7,548 2,186,790 1,977,920 106,470 102,400 3,003,605 32,335 30,240 2,094 △11,920 11,918 11,755 120 41 285,477 1,847 89,510 35,539 157,161 147,721 328 8,450 628 31 5,627 △4,209 26,917 1,083,805 1,079,367 1,808,326 1,077,633 455,130 617,609 △2,879,332 4,438 4,438 3,645,975 3,647,075 △1,100 56,655 資 産 の 部 合 計 64,566,302 63,627,510 25 (単位:千円) 科 目 平 成 25年 度 平 成 24年 度 (平成25年3月31日) (平成26年3月31日) 4 ( 負 債 の 部 ) 1 信用事業負債 (1) 貯金 (2) 借入金 (3) その他の信用事業負債 未払費用 その他の負債 2 共済事業負債 (1) 共済借入金 (2) 共済資金 (3) 共済未払利息 (4) 未経過共済付加収入 (5) その他の共済事業負債 3 経済事業負債 (1) 経済事業未払金 (2) 経済受託債務 (3) その他の経済事業負債 4 雑負債 (1) 未払法人税等 (2) その他の雑負債 5 諸引当金 (1) 賞与引当金 (2) 退職給付引当金 (3) 役員退職慰労引当金 負 債 の 部 合 計 59,010,760 58,980,517 2,995 27,246 16,280 10,965 503,739 10,174 338,311 116 155,015 120 194,109 119,331 72,678 2,100 80,445 14,105 66,340 248,524 26,508 207,184 14,832 60,037,579 58,183,486 58,157,344 2,049 24,092 11,381 12,711 309,503 11,755 151,547 120 146,072 7 307,521 183,963 122,357 1,200 53,519 4,637 48,882 251,932 23,778 209,949 18,204 59,105,963 (純資産の部) 1 組合員資本 (1) 出資金 (2) 資本準備金 (3) 利益剰余金 利益準備金 その他利益剰余金 信用事業基盤強化積立金 有価証券等価格変動積立金 第二次選果場統合積立金 固定資産調整積立金 特別積立金 当期未処分剰余金 (うち当期剰余金) (4) 処分未済持分 2 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 純資産の部合計 負債及び純資産の部合計 4,444,230 492,000 126,541 3,827,859 1,210,911 2,616,947 50,000 50,000 113,834 289,388 1,876,679 237,045 (67,293) △2,170 84,492 84,492 4,528,722 64,566,302 4,458,217 481,460 126,541 3,852,546 1,210,911 2,641,634 93,360 50,000 113,834 285,257 1,876,679 222,502 (42,018) △2,330 63,328 63,328 4,521,546 63,627,510 26 2.損益計算書 科 目 (単位:千円) 平 成 25年 度 平 成 24年 度 (自 平成24年4月1日 (自 平成25年4月1日) 至 平成25年3月31日) 至 平成26年3月31日) 1,099,378 518,095 497,892 (346,828) (44,801) (89,608) (16,654) 12,427 0 7,774 65,656 30,653 (29,275) (1,306) (40) (30) 2,837 − 32,165 (△5,464) 452,439 367,492 354,763 228 12,500 40,274 228 24,125 15,921 327,218 2,287,476 2,256,115 12 5,122 26,226 1,966,962 1,897,095 11,134 58,732 (△883) 320,513 22,706 21,819 886 7,984 7,984 14,721 1,161 40 1,120 106 1 事業総利益 (1) 信用事業収益 資金運用収益 (うち預金利息) (うち有価証券利息) (うち貸出金利息) (うちその他受入利息) 役務取引等収益 その他事業直接収益 その他経常収益 (2) 信用事業費用 資金調達費用 (うち貯金利息) (うち給付補填備金繰入) (うち借入金利息) (うちその他支払利息) 役務取引等費用 その他事業直接費用 その他経常費用 (うち貸倒引当金戻入益) 信用事業総利益 (3) 共済事業収益 共済付加収入 共済貸付金利息 その他の収益 (4) 共済事業費用 共済借入金利息 共済推進費 その他の費用 共済事業総利益 (5) 購買事業収益 購買品供給高 購買手数料 修理サービス料 その他の収益 (6) 購買事業費用 購買品供給原価 購買品供給費 その他の費用 (うち貸倒引当金戻入益) (うち貸倒引当金繰入額) 購買事業総利益 (7) 販売事業収益 販売手数料 その他の収益 (8) 販売事業費用 販売費 販売事業総利益 (9) 農業倉庫事業収益 (10) 農業倉庫事業費用 農業倉庫事業総利益 (11) 加工事業収益 27 1,098,776 517,911 500,005 (350,834) (41,232) (91,398) (16,541) 12,529 126 5,249 53,132 23,601 (22,194) (1,275) (75) (55) 2,984 − 26,546 (△2,055) 464,779 352,092 343,724 218 8,149 35,146 218 18,318 16,608 316,946 2,391,236 2,365,189 32 5,030 20,984 2,077,572 2,007,560 11,104 58,906 (28) 313,663 24,848 23,763 1,085 7,455 7,455 17,392 1,346 507 839 85 科 目 平 成 25年 度 平 成 24年 度 (自 平24年4月1日 (自 平成25年4月1日) 至 平成25年3月31日) 至 平成26年3月31日) (12) 加工事業費用 加工事業総利益 (13) 放送事業収益 (14) 放送事業費用 放送事業総利益 (15) 安本医院給食会計収益 (16) 安本医院給食会計費用 安本医院給食会計総利益 (17) 選果場会計収益 (18) 選果場会計費用 選果場会計総利益 (19) 育苗会計収益 (20) 育苗会計費用 育苗会計総利益 (21) 簡易局会計収益 (22) 簡易局会計費用 簡易局会計総利益 (23) 指導事業収入 (24) 指導事業支出 指導事業収支差額 2 事業管理費 (1) 人件費 (2) 業務費 (3) 諸税負担金 (4) 施設費 (5) その他事業管理費 0 106 5,686 2,760 2,925 10,794 9,784 1,010 184,818 184,818 0 8,166 8,166 0 8,109 6,009 2,099 18,313 41,089 △22,776 1,078,867 728,581 134,681 39,168 168,377 8,058 20,511 48,769 45 32,631 10,235 5,857 2,215 220 1,995 67,065 207,679 39,250 168,428 184,502 1,796 168,428 11,643 2,634 90,243 22,037 912 22,949 67,293 158,107 − 11,643 237,045 事 業 利 益 3 事業外収益 (1) 受取雑利息 (2) 受取出資配当金 (3) 賃貸料 (4) 雑収入 4 事業外費用 (1) 寄付金 (2) 雑損失 経 常 利 益 5 特別利益 (1) 固定資産処分益 (2) 一般補助金 6 特別損失 (1) 固定資産処分損 (2) 固定資産圧縮損 (3) 固定資産減損損失 (4) その他の特別損失 税引前当期利益 法人税・住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 当期剰余金 当期首繰越剰余金 信用事業基盤強化積立金取崩 固定資産調整積立金取崩額 当期未処分剰余金 28 0 85 5,757 2,228 3,529 10,580 9,699 880 238,527 238,527 0 17,117 17,117 0 7,522 5,495 2,026 24,576 45,943 △21,367 1,074,231 724,735 125,652 39,505 175,842 8,495 24,545 54,538 31 39,017 5,949 9,540 10,094 130 9,964 68,989 10,498 0 10,498 24,713 911 10,498 2,930 10,372 54,774 10,840 1,915 12,755 42,018 169,714 6,639 4,130 222,502 3.キャッシュ・フロー計算書 (単位:千円) 科 目 平 成 25年 度 平 成 24年 度 (自 平成24年4月1日 (自 平成25年4月1日) 至 平成25年3月31日) 至 平成26年3月31日) 1 事業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期利益 減価償却費 減損損失 貸倒引当金の増加額 賞与引当金の増加額 退職給付引当金の増加額 その他引当金等の増加額 信用事業資金運用収益 信用事業資金調達費用 共済貸付金利息 共済借入金利息 受取雑利息及び受取出資配当金 支払雑利息 為替差損益 有価証券関係損益 固定資産売却損益 外部出資関係損益 (信用事業活動による資産及び負債の増減) 貸出金の純増減 預金の純増減 貯金の純増減 信用事業借入金の純増減 その他信用事業資産の増減 その他信用事業負債の増減 (共済事業活動による資産及び負債の増減) 共済貸付金の純増減 共済借入金の純増減 共済資金の純増減 その他共済事業資産の増減 その他共済事業負債の増減 (経済事業活動による資産及び負債の増減) 受取手形及び経済事業未収金の純増減 経済受託債権の純増減 棚卸資産の純増減 支払手形及び経済事業未払金の純増減 経済受託債務の純増減 その他経済事業資産の増減 その他経済事業負債の増減 (その他の資産及び負債の増減) その他資産の増減 その他負債の増減 未払消費税の増減額 信用事業資金運用による収入 信用事業資金調達による支出 共済貸付金利息による収入 共済借入金利息による支出 事業の利用分量に対する配当金の支払額 小 計 29 90,243 67,699 11,643 △6,347 498 2,755 0 △498,167 60,653 △228 228 △32,676 0 0 274 △37,454 0 54,774 84,797 2,930 △2,027 △2,729 6,136 0 △500,150 23,601 △218 218 △39,048 0 0 18 911 0 125,512 △1,100,000 △621,204 △942 △535 1,518 164,152 100,000 △823,173 △946 4,007 1,734 △2,333 2333 61,402 △1 △9,651 △1,580 1,580 △186,764 △4 △9,057 △1,297 △15,731 7,074 △35,228 △49,569 △420 0 △19,221 △8,506 △36,849 64,632 49,679 12 △900 8,316 △13,669 △2,546 501,449 △43,871 207 △207 △10,000 △1,570,276 7,257 △14,250 0 449,546 △28,406 213 △213 △10,000 △600,827 科 目 平 成 25年 度 平 成 24年 度 (自 平成24年4月1日 (自 平成25年4月1日) 至 平成25年3月31日) 至 平成26年3月31日) 雑利息及び出資配当金の受取額 雑利息の支払額 法人税等の支払額 事業活動によるキャッシュ・フロー 2 投資活動によるキャッシュ・フロー 有価証券の取得による支出 有価証券の売却等による収入 金銭の信託の増加による支出 金銭の信託の減少による収入 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 補助金の受入による収入 外部出資による支出 外部出資の売却等による収入 投資活動によるキャッシュ・フロー 3 財務活動によるキャッシュ・フロー 設備借入れによる収入 設備借入金の返済による支出 出資の増額による収入 出資の払戻しによる支出 回転出資金の受入による収入 回転出資金の払戻しによる支出 持分の取得による支出 持分の譲渡による収入 出資配当金の支払額 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー 4 現金及び現金同等物に係る換算差額 5 現金及び現金同等物の増加額(又は減少額) 6 現金及び現金同等物の期首残高 7 現金及び現金同等物の期末残高 30 32,676 0 △20,234 △1,557,834 39,048 0 △20,308 △582,087 △253,412 352,861 0 0 △891,508 542,246 168,428 △16,800 25,510 △72,673 △1,134,501 1,634,211 0 0 △361,665 177,647 10,498 △20,100 62,195 368,285 0 0 13,045 △24,970 0 0 △4,475 2,635 △7,331 △134 △21,230 0 △1,651,739 2,353,923 702,183 0 0 15,735 △26,275 0 0 △2,330 2,170 △7,160 △170 △18,031 0 △231,833 702,183 470,350 4.注記表 ○平成24年度注記表 項 目 1 重要な会 計方針に 係る事項 に関する 注記 注 記 事 項 (1) 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ① その他有価証券 時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入 法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの:移動平均法による原価法 (2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品 …………………売価還元法による原価法 (収益性の低下による簿価切下げ の方法) なお、惣菜センターは最終仕入原価法による原 価法を採用しています。 有放部品 ………………個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 選果場資材 ……………個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 簡易局(切手等)………個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) その他の棚卸資産 ……個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) (3)固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定 額法)を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基 準によっています。また、取得価額30万円未満の少額減価償却資産については、 法人税法の規定(特例)に基づき、一括償却をおこなっています。 ② 無形固定資産 定額法 なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年) に基づく定額法により償却しています。 (4)引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償 却・引当基準に則り、次のとおり計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係 る債権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、 債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、そ の残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと 認められる債務者に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び 保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合 的に判断して必要と認められる額を計上しています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のい ずれか多い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は、租税特別措置法第57条の10により算定し た金額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、 当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に 基づいて上記の引当をおこなっています。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度 負担分を計上しています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込に基 づき、当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。なお、当組 合は職員数300人未満の小規模企業等に該当するため、「退職給付会計に関する 31 項 目 注 記 事 項 実務指針(中間報告)」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第13号平成11年9月14 日)により簡便法を採用しています。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額 を計上しています。 ⑤ 外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のもの については有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出 債権と同様の方法により、必要と認められる額を計上しています。 (5) リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リ ース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引をおこなったものについては、 通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 (6) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 (7) 決算書類に記載した金額の端数処理の方法 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目について は「0」で表示しています。 (1) 減価償却方法の変更 2 会計方針 法人税法の改正に伴い、当事業年度より平成24年4月1日以後に取得した有形固 の変更に 定資産について、改正後の法人税法に基づく減価償却方法に変更しています。 関する注 これにより、従来の方法と比べて、当事業年度の事業管理費が6,439千円減少し、 記 事業利益、経常利益、税引前当期利益が同額増加しています。 (1) 有形固定資産に係る圧縮記帳額 3 貸借対照 ① 国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記 表に関す 帳額は695,974千円であり、その内訳は、次のとおりです。 る注記 建物 5,292千円 機械及び装置 683,684千円 工具器具備品 4,998千円 車両・運搬具 2,000千円 ② 土地収用法により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 246,938千円であり、その内訳は、次のとおりです。 土地 102,781千円 建物 57,892千円 機械及び装置 77,401千円 構築物 8,864千円 ③ 保険金の取得により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 1,888千円であり、その内訳は、次のとおりです。 建物 1,107千円 車両・運搬具 781千円 (2) リース契約により使用する重要な固定資産 貸借対照表に計上した固定資産のほか、電子計算機・店舗施設・給油所施設の一 部についてはリース契約により使用しています。 (3) 担保に供している資産 定期預金800,000千円を為替決済の担保に、定期預金600千円を指定金融機関等 の事務取扱に係る担保に、それぞれ供しています。 (4) 役員に対する金銭債権・債務の総額 理事及び監事に対する金銭債権の総額 500千円 理事及び監事に対する金銭債務の総額 0円 (5) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、延滞債権額は28,404千円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続しているこ とその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未 収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却をおこなった部分を除く。以下「未収利息不 32 項 目 注 記 事 項 計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項 第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出 金です。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の 経営再建又は支援をはかることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸 出金です。 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は109千円です。 なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3 ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は227千円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援をはかることを目的と して、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者 に有利となる取決めをおこなった貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延 滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合 計額は28,740千円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 4 (1)減損損失に関する注記 損益計算 ① グルーピングの方法と共用資産の概要 書に関す 当組合では投資の意思決定をおこなう単位としてグルーピングを実施した結果、 る注記 営業店舗については支所ごとに、また、業務外固定資産 (遊休資産と賃貸固定資産) については、各固定資産をグルーピングの最小単位としています。 本所(配送センターを含む)、柑橘選果場については、独立したキャッシュ・フロ ーを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与し ていることから、共用資産と認識しています。 ② 減損損失を認識した資産(または資産グループ)の概要 当期に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 区 分 一般資産 不稼働資産 場 所 1ヶ所 12ヶ所 用 途 賃貸用固定資産 倉 庫 種 類 土地及び建物 建 物 その他 業務外 業務外 ③ 減損損失の認識に至った経緯 賃貸用固定資産については、使用価値が帳簿価額まで達しないため、帳簿価額を 回収可能価額まで減額し当該減少額を減損損失として認識しました。 倉庫については、処分対象であることから、処分可能価額で評価しその差額を減 損損失として認識しました。 ④ 資産区分ごとの減損損失の合計とその内訳 不稼働資産 11,643千円(土地 4,759千円、建物 6,883千円) ⑤ 回収可能価額の算出方法等 賃貸用固定資産の回収可能価額については使用価値を採用しており、適用した割 引率は4%です。 倉庫の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価 額に基づき算定されております。 5 (1) 金融商品の状況に関する事項 金融商品 ① 金融商品に対する取組方針 に関する 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企 注記 業や団体などへ貸付け、残った余裕金を山口県信用農業協同組合連合会へ預けてい るほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用をおこなっています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及 び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リ スクに晒されています。 また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有しています。 33 項 目 注 記 事 項 これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒 されています。 営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 i)信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針 を決定しています。また、通常の貸出取引については、本所に融資審査部署を 設置し各支所との連携をはかりながら、与信審査をおこなっています。審査に あたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価をおこな うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定をおこなっ ています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上をはかるため、資産の 自己査定を厳正におこなっています。不良債権については管理・回収方針を作 成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、 貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資 産及び財務の健全化につとめています。 ii )市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコン トロールすることにより、収益化及び財務の安定化をはかっています。このた め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、 資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき る柔軟な財務構造の構築につとめています。とりわけ、有価証券運用について は、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポー トフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めると ともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交 換及び意思決定をおこなっています。運用部門は、理事会で決定した運用方針 及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買をおこなっ ています。運用部門がおこなった取引についてはリスク管理部門が適切な執行 をおこなっているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定をおこない経営 層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品 です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主 たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、 貸出金、貯金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金 利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管 理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、 指標となる金利は現状の水準と同様に推移するものと想定しており、経済価値 の変動は僅少なものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利 とその他のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を 超える影響が生じる可能性があります。 iii)資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計 画を作成し、安定的な流動性の確保につとめています。また、市場流動性リス クについては、投資判断をおこなう上での重要な要素と位置付け、商品ごとに 異なる流動性(換金性) を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を おこなっています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、 市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま れています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異 なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。 34 項 目 注 記 事 項 (2) 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおり です。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には 含めず③に記載しています。 (単位:千円) 預 金 有価証券 その他有価証券 貸出金 貸倒引当金(*1) 貸倒引当金控除後 資 産 計 貯 金 負 債 計 貸借対照表計上額 53,357,970 時 価 53,277,224 差 額 △80,746 2,716,157 3,167,758 △13,976 3,153,781 59,227,908 58,980,517 58,980,517 2,716,157 0 3,245,454 59,238,835 58,917,265 58,917,265 91,672 10,926 △63,252 △63,252 (*1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 i)預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該 帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごと に、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価 値を時価に代わる金額として算定しています。 ii )有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 iii)貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、 貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似 していることから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、 元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り 引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価 額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 i)貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価 とみなしています。 また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシ ュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い た現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、こ れらは①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:千円) 外部出資 外部出資等損失引当金 外部出資等損失引当金控除後 35 貸借対照表計上額 3,689,170 △ 1,100 3,688,070 項 目 注 記 事 項 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円) 1年以内 1年超 2年以内 預 金 53,357,970 0 有価証券 その他有価証券のうち 700,000 500,000 満期があるもの 貸出金(*1) 633,583 165,44196 合 計 54,691,554 665,441 2年超 3年以内 3年超 4年以内 4年超 5年以内 5年超 0 0 0 0 300,000 0 400,000 700,000 139,915 439,915 104,993 104,993 87,246 2,036,577 487,246 2,736,577 (*1)貸出金のうち、当座貸越119,909千円については「1年以内」に含めています。また、期限の ない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。 ⑤ 貯金の決算日後の返済予定額 1年以内 貯 金(*1,2) (単位:千円) 1年超 2年以内 2年超 3年以内 3年超 4年以内 4年超 5年以内 5年超 45,613,614 3,811,955 4,190,219 2,314,848 2,286,762 0 (*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 (*2)貯金のうち、定期積金763,117千円については含めていません。 (1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項 6 有価証券 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 に関する ① その他有価証券で時価のあるもの 注記 その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額 及びこれらの差額については、次のとおりです。 (単位:千円) 種 類 債 券 国 債 貸借対照表計上額が取得 地 方 債 原価又は償却原価を超え るもの 政府保証債 小 計 合 計 取得原価又は償却原価 貸借対照表計上額 1,999,162 100,000 499,874 2,599,036 2,599,036 2,103,910 106,900 505,347 2,716,157 2,716,157 差額(*) 104,748 6,900 5,474 117,122 117,122 (*)なお、上記差額から繰延税金負債32,629千円を差し引いた額84,492千円が、 「その他有価証券 評価差額金」に含まれています。 (2) 当事業年度中に売却したその他有価証券 当事業年度中に売却したその他有価証券はありません。 7 (1)採用している退職給付制度の概要 退職給付 従業員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用 に関する しています。 注記 また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法 人全国農林漁業団体共済会との契約に基づく特定退職金共済制度を採用していま す。特定退職金共済制度への積立金は260,794千円です。 なお、退職給付債務・退職給付費用の計上にあたっては「退職給付に係る会計基 準の設定に関する意見書」(平成10年6月16日企業会計審議会) に基づき、簡便法に よりおこなっています。 (2)退職給付債務及びその内訳 退職給付債務 △207,185千円 退職給付引当金 △207,185千円 (3)退職給付費用 退職給付費用 9,597千円 (注)特定退職金共済制度への拠出額25,692千円は「福利厚生費」より支出しています。 36 項 目 注 記 事 項 (4) 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち福利厚生費) には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組 合制度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附 則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)がおこなう特例年金等の業務に要す る費用に充てるため拠出した特例業務負担金9,665千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成25年3月現在における平成44年3月までの特例業 務負担金の将来見込額は、144,928千円となっています。 8 (1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 税効果会 ① 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 計に関す 繰延税金資産 る注記 退職給付引当金超過額 57,772千円 減価償却超過額 5,096千円 役員退職慰労引当金 4,095千円 貸倒引当金超過額 2,131千円 賞与引当金超過額 7,791千円 未払法定福利費否認額 1,181千円 未払貯金利息否認額 63千円 外部出資等損失引当金 303千円 未収貸付金利息 998千円 減損損失 29,811千円 未払事業税 1,470千円 その他 9,015千円 繰延税金資産小計 119,730千円 評価性引当額 △37,005千円 繰延税金資産合計(A) 82,725千円 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 繰延税金負債合計(B) 繰延税金資産の純額(A)+(B) △32,629千円 △32,629千円 50,095千円 (2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 住民税均等割額 評価性引当額の増減 その他 税効果会計適用後の法人税等の負担率 37 29.39% 7.07 △8.57 △2.61 0.08 0.08 25.43% ○平成25年度注記表 項 目 1 重要な会 計方針に 係る事項 に関する 注記 注 記 事 項 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 ① その他有価証券 時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入 法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの:移動平均法による原価法 (2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品 …………………売価還元法による原価法 (収益性の低下による簿価切下げ の方法) なお、惣菜センターは最終仕入原価法による原 価法を採用しています。 有放部品 ………………個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 選果場資材 ……………個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 簡易局(切手等)………個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) その他の棚卸資産 ……個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) (3) 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額 法)を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準 によっています。また、取得価額30万円未満の少額減価償却資産については、法人 税法の規定(特例)に基づき、一括償却をおこなっています。 ② 無形固定資産 定額法 なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間 (5年) に基づく定額法により償却しています。 (4) 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・ 引当基準に則り、次のとおり計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者 (破綻先)に係る 債権及びそれと同等の状況にある債務者 (実質破綻先)に係る債権については、債 権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残 額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認 められる債務者に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証 による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判 断して必要と認められる額を計上しています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいず れか多い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は、租税特別措置法第57条の9により算定した金 額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、 当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基 づいて上記の引当をおこなっています。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負 担分を計上しています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基 づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合 要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を採用しています。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を 38 項 目 注 記 事 項 計上しています。 ⑤ 外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものに ついては有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権 と同様の方法により、必要と認められる額を計上しています。 (5) リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リ ース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引をおこなったものについては、 通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 (6) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 (7) 決算書類に記載した金額の端数処理の方法 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目について は「0」で表示しています。 2 貸借対照 表の変更 に関する 注記 (1) 有形固定資産に係る圧縮記帳額 ① 国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記 帳額は706,472千円であり、その内訳は、次のとおりです。 建物 5,292千円 機械装置 683,684千円 工具器具備品 5,718千円 車両運搬具 11,778千円 ② 土地収用法により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 246,938千円であり、その内訳は、次のとおりです。 土地 102,781千円 建物 57,892千円 機械装置 77,401千円 構築物 8,864千円 ③ 保険金の取得により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳は 1,888千円であり、その内訳は、次のとおりです。 建物 1,107千円 車両運搬具 781千円 (2) リース契約により使用する重要な固定資産 貸借対照表に計上した固定資産のほか、電子計算機・店舗施設・給油所施設の一 部については、リース契約により使用しています。 (3) 担保に供している資産の内容 定期預金800,000千円を為替決済の担保に、定期預金600千円を指定金融機関等 の事務取扱に係る担保に、それぞれ供しています。 (4) 役員との間の取引による役員に対する金銭債権・債務の総額 理事及び監事に対する金銭債権の総額 500千円 理事及び監事に対する金銭債務の総額 0円 (5) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額はありません。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること その他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収 利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却をおこなった部分を除く。以下「未収利息不計 上貸出金」という。 )のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項 第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸 出金であります。 貸出金のうち、延滞債権額は20,811千円です。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の 経営再建又は支援をはかることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸 出金です。 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は397千円です。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3 カ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。 39 項 目 注 記 事 項 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援をはかることを目的と して、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者 に有利となる取決めをおこなった貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延 滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合 計額は21,209千円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 3 損益計算 書に関す る注記 (1) 減損会計に関する注記 ① グルーピングの方法と共用資産の概要 当組合では、投資の意思決定をおこなう単位としてグルーピングを実施した結果、 営業店舗については支所ごとに、また、業務外固定資産 (遊休資産と賃貸固定資産) については、各固定資産をグルーピングの最小単位としています。 本所(配送センターを含む)、柑橘選果場等については、独立したキャッシュ・フ ローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与 していることから、共用資産と認識しております。 ② 減損損失を認識した資産(または資産グループ)の概要 当事業年度に減損損失を計上した固定資産は以下のとおりです。 区 分 一般資産 不稼働資産 不稼働資産 不稼働資産 場 所 Aコープ東和店 西 方 油 宇 馬 ケ 原 用 途 営業用店舗 荷 受 場 荷 受 場 荷 受 場 種 類 その他 器具・備品外 建 物 業務外固定資産 建 物 業務外固定資産 建 物 業務外固定資産 ③ 減損損失の認識に至った経緯 営業用店舗(Aコープ東和店)については、減損損失対象店舗となっているため、 当該事業年度において購入した冷凍陳列ケースの減損損失を計上しました。 また、荷受場については、共用資産の対象から外れたことで減損損失の対象にな ることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失として認識しました。 ④ 資産区分ごとの減損損失の合計とその内訳 一般資産 1,225千円 不稼働資産 1,705千円 ⑤ 回収可能価額の算定方法 Aコープ東和店及び倉庫の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時 価は固定資産税評価額に基づき算定されております。 4 金融商品 に関する 注記 (1) 金融商品の状況に関する注記 ① 金融商品に対する取組方針 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企 業や団体などへ貸付け、残った余裕金を山口県信用農業協同組合連合会へ預けてい るほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用をおこなっています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及 び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リ スクに晒されています。 また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有していま す。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに 晒されています。 営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 i)信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針 を決定しています。また、通常の貸出取引については、本所に融資審査部署を 設置し各支所との連携をはかりながら、与信審査をおこなっています。審査に あたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価をおこな 40 項 目 注 記 事 項 うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定をおこなっ ています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上をはかるため、資産の 自己査定を厳正におこなっています。不良債権については管理・回収方針を作 成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、 貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資 産及び財務の健全化につとめています。 ii )市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコン トロールすることにより、収益化及び財務の安定化をはかっています。このた め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、 資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき る柔軟な財務構造の構築につとめています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境 分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、 理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を 定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定をおこなっています。運用 部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに 基づき、有価証券の売買をおこなっています。運用部門がおこなった取引につ いてはリスク管理部門が適切な執行をおこなっているかどうかチェックし定期 的にリスク量の測定をおこない経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品 です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主 たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、 貸出金、貯金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金 利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管 理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、 指標となる金利は現状の水準と同様に推移するものと想定しており、経済価値 の変動は僅少なものと把握しております。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利 とその他のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を 超える影響が生じる可能性があります。 iii)資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計 画を作成し、安定的な流動性の確保につとめています。また、市場流動性リス クについては、投資判断をおこなう上での重要な要素と位置付け、商品ごとに 異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を おこなっています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価 (時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、 市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま れています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異 なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。 (2) 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおり です。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には 含めず③に記載しています。 41 項 目 注 記 事 項 (単位:千円) 預 金 有価証券 その他有価証券 貸出金 貸倒引当金(*1) 貸倒引当金控除後 資 産 計 貯 金 負 債 計 貸借対照表計上額 53,010,273 時 価 52,946,115 差 額 △64,158 2,186,790 3,003,605 △11,920 2,991,684 58,188,748 58,157,344 58,157,344 2,186,790 0 3,082,777 58,215,682 58,099,024 58,099,024 91,092 26,934 △58,320 △58,320 (*1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 i)預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該 帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごと に、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価 値を時価に代わる金額として算定しています。 ii )有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 iii)貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、 貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似 していることから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、 元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り 引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿 価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 i)貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価 とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、 将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレ ートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、こ れらは①の金融商品の時価情報には含まれていません。 外部出資 外部出資等損失引当金 外部出資等損失引当金控除額 42 (単位:千円) 貸借対照表計上額 3,647,075 △1,100 3,645,975 項 目 注 記 事 項 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 1年超 2年以内 53,010,273 0 1年以内 預金 有価証券 その他有価証 500,000 券のうち満期 があるもの 貸出金(*1) 453,385 5 3 , 963,658 合 計 2年超 3年以内 0 300,000 144,256 444,256 170,150 170,150 (単位:千円) 3年超 4年以内 0 4年超 5年以内 0 400,000 300,000 106,072 506,072 75,084 2,054,655 375,084 2,654,655 5年超 0 600,000 (*1)貸出金のうち、当座貸越120,473千円については「1年以内」に含めています。また、期 限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。 ⑤ 貯金決算日後の返済予定額 貯金(*1,2) (単位:千円) 1年超 2年超 3年超 4年超 1年以内 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 45,026,237 4,178,561 3,669,054 2,240,167 2,236,388 5年超 0 (*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 (*2)貯金のうち、定期積金806,936千円については含めていません。 5 有価証券 に関する 注記 (1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額 及びこれらの差額については、次のとおりです。 (単位:千円) 種 類 取得原価又は償却原価 債券 国 債 1,899,306 貸借対照表計上額が 地方債 100,000 取得原価又は償却原 価を超えるもの 政府保証債 100,000 小 計 2,099,306 合 計 2,099,306 貸借対照表計上額 差額(*) 1,977,920 106,470 102,400 2,186,790 2,186,790 78,613 6,470 2,400 87,483 87,483 (*)なお、上記差額から繰延税金負債24,154千円を差し引いた額63,328千円が、 「その他有価 証券評価差額金」に含まれています。 (2) 当事業年度中に売却したその他有価証券 当事業年度中に売却したその他有価証券はありません。 (1) 退職給付に関する事項 6 退職給付 ① 採用している退職給付制度の概要 に関する 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用し 注記 ています。 また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人 全国農林漁業団体共済会との契約に基づく特定退職金共済制度を採用しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合 要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。 ② 退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付引当金 207,184千円 退職給付費用 9,644千円 退職給付の支払額 △6,879千円 期末における退職給付引当金 209,949千円 43 項 目 注 記 事 項 ③ 退職給付債務と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 490,442千円 積立金(特定退職金共済制度) △280,492千円 退職給付引当金 209,949千円 ④ 退職給付に関連する損益 簡便法で計算した退職給付費用 9,644千円 (2) 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち福利厚生費) には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合 制度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)がおこなう特例年金等の業務に要する費 用に充てるため拠出した特例業務負担金9,633千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成26年3月現在における平成44年3月までの特例業務 負担金の将来見込額は、147,030千円となっています。 (1) 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 7 繰延税金資産 税効果会 退職給付引当金 計に関す 減価償却超過額 る注記 役員退職慰労引当金 貸倒引当金 賞与引当金 未払法定福利費 未払貯金利息 外部出資等損失引当金 未収貸付金利息 減損損失 未払事業税 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計(A) 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 繰延税金負債合計(B) 繰延税金資産の純額(A)+(B) 57,967千円 4,943千円 5,026千円 1,698千円 6,565千円 1,003千円 54千円 303千円 82千円 28,857千円 677千円 8,731千円 115,911千円 △35,102千円 80,809千円 △24,154千円 △24,154千円 56,655千円 (2) 法定実効税率と税効果会計法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 29.39% (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 13.69% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △15.47% 住民税均等割額 △ 0.99% 評価性引当額の増減 △ 3.48% 追徴税額 0.24% 還付税額 △ 3.40% 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 1.87% その他 1.43% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 23.29% (3) 税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額 「所得税法等の一部を改正する法律」 (平成26年法律第10号)が平成26年3月31日 に公布され、平成26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止さ れることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用し た法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差 異等については前事業年度の29.39%から27.61%に変更されました。 その結果、繰延税金資産が996千円減少、その他有価証券評価差額金が30千円増加 し、法人税等調整額が1,026千円増加しています。 44 5.剰余金処分計算書 (単位:円) 平成24年度 科 目 平成25年度 1.当期未処分剰余金 237,045,135 222,502,935 2.任意積立金取崩額 − 134,874,000 特別積立金 − 134,874,000 計 − 357,376,935 67,331,124 188,674,055 50,000,000 171,513,632 3.剰余金処分額 (1)任意積立金 − (うち特別積立金) (うち信用事業基盤強化積立金) (50,000,000) − (うち農林年金対策積立金) (2)出資配当金 (3)事業分量配当金 4.次期繰越剰余金 (30,000,000) (6,639,632) (134,874,000) 7,331,124 7,160,426 10,000,000 10,000,000 16,714,011 168,702,880 (注)1.普通出資に対する配当金及び後配出資に対する配当の割合は、次のとおりです。 (注) 平成24年度 1.5% (注) 平成25年度 1.5% (注)2.事業分量配当金の基準は、次のとおりです。 (注) 平成24年度は、予約肥料に対して配当します。 (注) 平成25年度は、予約肥料に対して配当します。 (注)3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額 (平成24年度3,400千円)(平成25年度2,200千円)が含まれています。 45 ※ 目的積立金の種類、積立目的、積立目標額、取崩基準等は次のとおりです。 種 類(名称) 積 立 目 的 積立目標額(円) 取 崩 基 準 信用事業基盤 強化積立金 信用事業店舗の整 備、機械化対応、信 用システムの導入と 整備等、信用事業基 盤強化に充てること を目的とする 平成24年度 100,000,000 平成25年度 100,000,000 次のような支出があった年度の 決算期及び決算期以降に当該支 出金額について取り崩す。 ・信用事業の店舗整備や統廃合、 機械化対応、信用システムの導 入や整備により一件当たり当初 支出額が(平成24年度10,000千 円,平成25年度3,000千円)を超過 するとき。 ①店舗整備や統廃合にかかる減 価償却費、撤去費、固定資産 処分損、修繕費及び付随費用 ②機械化対応にかかる減価償却 費、撤去費、固定資産処分損 及び付随費用 ③信用システムの導入や整備に かかる減価償却費、撤去費、 固定資産処分損及び付帯費用 有価証券等価 格変動積立金 有価証券等の低落に よる損失(売却損)に 備えるための積立金 平成24年度 50,000,000 平成25年度 50,000,000 次のような支出があった年度の 決算期に、当該金額を取り崩す。 ・有価証券の低落による売却損 が発生し、一件当たり5,000千 円を超過する場合にその全額 (一件とは、1銘柄一取引を示す) 固定資産調整 積 立 金 固定資産減損会計の 適用による減損損失 に備えるための積立 金、及び資産除去債 務会計の適用による 特別損失等に備える ための積立金 平成24年度 289,388,195 平成25年度 285,257,394 次のような支出があった年度の 決算期に、当該金額を取り崩す。 ・固定資産減損会計適用の減損損 失に対応する金額、 及び減損会計 適応資産の解体費や撤去費及び その他付帯費用に対応する金額 ・資産除去債務会計適用の特別損 失等に対応する金額 第二次選果場 統合積立金 第二次選果場統合に 伴い、不稼働資産に なった選果場の機械 設備と建物及びその 付帯設備の整理に対 応するための積立金 平成24年度 113,834,050 平成25年度 113,834,050 次のような支出があった年度の 決算期に、当該金額を取り崩す。 ①不稼働資産となった選果場の 機械設備とその付帯機器の簿 価と解体撤去費用 ②建物及び付帯施設の簿価と解 体撤去費用 農林年金対策 積 立 金 農林年金(特例年金部 分) の制度完了した 際に確定する、特別 業務負担金金額の一 括費用処理に対応す るための積立金 平成25年度 134,874,000 46 次のような支出があった年度の 決算期に、当該金額を取り崩す。 ・農林年金(特例年金部分) の制度 完了に伴い、特例業務負担金 の債務が確定したとき。 6.部門別損益計算書(平成25年度) (単位:千円) 区 分 計 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 事業収益 ① 3,335,957 517,911 352,092 728,587 1,712,789 24,576 事業費用 ② 2,237,181 53,132 35,146 619,707 1,483,251 45,943 事業総利益 ③ (①−②) 1,098,776 464,779 316,946 108,879 229,538 △21,367 事業管理費 ④ (うち減価償却費⑤) (うち人件費 ⑤’) 1,074,231 (48,883) (724,735) 352,251 (14,092) (232,233) 211,419 (7,654) (152,584) 141,058 (7,378) (92,295) 311,317 (16,792) (207,775) 58,183 (2,965) (39,845) 104,576 (1,659) (46,624) 65,376 (1,800) (41,639) 94,133 (4,164) (57,458) 114,790 (3,122) (65,085) 55,724 (2,852) (38,004) うち共通管理費 ⑥ (うち減価償却費⑦) (うち人件費 ⑦’) 事業利益 ⑧ (③−④) 24,545 112,527 105,526 △32,178 △81,779 △79,550 事業外収益 ⑨ 54,538 18,908 11,348 7,571 16,710 0 18,908 11,348 7,571 16,710 0 3,499 2,100 1,401 3,092 0 3,499 2,100 1,401 3,092 0 うち共通分 ⑩ 事業外費用 ⑪ 10,094 うち共通分 ⑫ 経常利益 ⑬ (⑧+⑨−⑪) 68,989 127,935 114,774 △26,008 △68,161 △79,550 特 別 利 益 ⑭ 10,498 3,639 2,184 1,457 3,216 0 3,639 2,184 1,457 3,216 0 8,567 5,142 3,430 7,572 0 8,567 5,142 3,430 7,572 0 123,007 111,816 △27,982 △72,517 △79,550 37,386 26,854 3,752 11,557 △79,550 85,621 84,962 △31,734 △84,075 うち共通分 ⑮ 特別損失 ⑯ 24,713 うち共通分 ⑰ 税引前当期利益 ⑱ (⑬+⑭−⑯) 54,774 営農指導事業 分配賦額 ⑲ 営農指導事業 分配賦後税引 前当期利益 ⑳ (⑱−⑲) 54,774 共通管理費等 △434,599 (△13,597) (△248,810) △54,538 △10,094 △10,498 △24,713 (注)1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。 (1) 共通管理費等 職員の割合を基準とし、①本所の収益・費用を各支所の各事業分に配賦、②本 所の事業管理費を本所の各事業部門に配賦、③本所の各事業部門の事業管理費を 支所の各事業部門に配賦、④各支所の事業管理費を支所の各事業部門に配賦。 (2) 営農指導事業 組合員数割合を基準とし、本所の指導収入・支出を各支所の指導収入・支出に 配賦した後、正職員数割合を基準とし、支所の指導収入・支出を支所の各事業部 門に配賦。次に正職員数割合を基準として、各支所の指導事業に関係する事業管 理費を支所の各事業部門に配賦。 (注)2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。 区 分 信用 事業 共済 事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等 32.79% 19.68% 13.13% 28.98% 営農指導事業 47.00% 33.76% 4.72% 14.53% 47 5.42% 計 100.00% 100.00% 7.財務諸表の正確性等にかかる確認 確 認 書 1 私は、当JAの平成25年4月1日から平成26年3月31日までの事業年度にか かるディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重 要な点において、農業協同組合法施行規則に基づき適正に表示されていることを確認 いたしました。 2 この確認をおこなうに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、 有効に機能していることを確認しております。 (1) 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整 備されております。 (2) 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性 を検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されております。 (3) 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。 平成26年7月28日 山口大島農業協同組合 代表理事組合長 吉 48 村 基 印 Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 (単位:百万円、千口、人、%) 項 目 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 経常収益(事業総利益) 1,180 1,149 1,142 1,099 1,098 信用事業総利益 497 466 465 452 464 共済事業総利益 349 343 338 327 316 購買事業総利益 333 332 333 320 313 販売事業総利益 13 17 18 14 17 その他事業利益 △12 △9 △12 △15 △12 益 66 79 85 67 68 金 58 73 56 67 42 金 525 513 504 492 481 経 常 当 期 出 利 剰 余 資 ( 出 資 口 数 ) (105) (103) (101) (98) (96) 純 資 産 額 4,425 4,462 4,495 4,528 4,521 総 資 産 額 66,023 65,259 65,211 64,566 63,627 貯 金 等 残 高 60,491 59,571 59,602 58,980 58,157 貸 出 金 残 高 3,529 3,419 3,293 3,167 3,003 有 価 証 券 残 高 3,716 3,569 2,823 2,716 2,186 剰 余 金 配 当 金 額 18 18 17 17 17 額 8 8 7 7 7 事業利用分量配当額 10 10 10 10 10 数 209 204 200 194 197 単 体 自 己 資 本 比 率 22.23 22.82 22.46 22.48 22.42 出 職 資 配 員 当 (注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。 2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 3.信託業務の取り扱いはおこなっていません。 49 2.利益総括表 (単位:百万円、%) 項 目 平成24年度 平成25年度 増 減 資 金 運 用 収 支 467 476 9 役 務 取 引 等 収 支 9 9 0 その他信用事業収支 △024 △21 3 信 用 事 業 粗 利 益 452 464 △012 (信用事業粗利益率) 事 業 粗 利 益 ( 事 業粗 利 益 率) (0.76) (0.79) 1,099 1,098 (1.63) (1.64) (0.03) △01 (0.01) (注)1.資金運用収支=損益計算上の(資金運用収益−資金調達費用) 2.役務取引等収支=損益計算上の(役務取引等収益−役務取引等費用) 3.その他信用事業収支=損益計算上の(その他事業直接収益+その他経常収益)− (その他事業直接費用+その他経常費用) 4.信用事業粗利益率=信用事業総利益/信用事業資産(債務保証見返を除く) 平均残 高×100 5.事業粗利益率=事業総利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 3.資金運用収支の内訳 (単位:百万円、%) 項 目 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平均残高 利 息 利 回 平均残高 利 息 利 回 資金運用勘定 59,040 498 0.25 58,377 499 0.24 う ち 預 金 53,156 363 0.03 52,804 350 0.03 うち 有価 証券 2,671 45 1.66 2,499 41 1.65 う ち 貸 出 金 3,213 90 2.80 3,058 91 2.86 資金調達勘定 59,074 31 0.05 64,588 23 0.03 うち貯金・定期積金 59,070 31 0.05 64,588 23 0.04 う ち 借 入 金 4 0 0.92 6 0 1.25 総資金利ざや ― ― 0.21 ― ― 0.22 (注) 1.総資金利ざや=資金運用利回り−資金調達原価率(資金調達利回り+経費率) 2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連 (又は中金)からの事業利用分量配当金、貯蓄 増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 50 4.受取・支払利息の増減額 (単位:百万円) 項 目 受 利 息 △16 2 預 金 △4 4 う ち 有 価 証 券 △8 △3 う △4 1 息 △3 △7 うち貯金・定期積金 △3 △7 0 0 △13 △5 う 支 う 差 取 平成24年度増減額 平成25年度増減額 ち ち 貸 払 ち し 出 金 利 借 入 金 引 き (注)1.増減額は前年度対比です。 (注)2.受取利息の預金には、信連 (又は中金)からの事業利用 分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が 含まれています。 51 Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 (単位:百万円、%) 種 類 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 流 動 性 貯 金 21,756(436.8) 21,797(437.2) 40 定 期 性 貯 金 37,301(463.1) 36,701(462.7) △600 そ の 他 の 貯 金 11(4 0.0) 11(4 0.0) 0 59,069(100.0) 58,510(100.0) △558 合 計 (注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金 (注)2.定期性貯金=定期貯金+定期積金 (注)3. ( )内は構成比です。 ② 定期貯金残高 (単位:百万円、%) 平 成 24 年 度 種 類 平 成 25 年 度 増 減 金 36,169(100.0) 35,530(100.0) △639 うち固定金利定期 35,997(499.5) 35,366(499.5) △630 うち変動金利定期 172(420.5) 163(420.4) △08 定 期 貯 (注)1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金 (注)2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金 (注)3. ( )内は構成比です。 52 (2)貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 (単位:百万円) 平 成 24 年 度 種 類 平 成 25 年 度 増 減 手 形 貸 付 8 6 △ 2 証 書 貸 付 1,572 1,431 △ 141 当 座 貸 越 131 120 △v10 金 融 機 関 貸 付 1,500 1,500 0 合 計 3,212 3,058 △ 154 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 (単位:百万円、%) 種 類 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 固 定 金 利 貸 出 1,322(041.7) 1,212(040.3) △ 109 変 動 金 利 貸 出 1,723(054.4) 1,669(055.5) △v54 121(0 3.8) 121( 04.0) 0 3,167(100.0) 3,003(100.0) △ 164 そ の 他 合 計 増 減 (注) ( )内は構成比です。 「うちその他」は当座貸越、無利息等固定、変動の区別がないもの。 ③ 貸出金の担保別内訳残高 (単位:百万円) 平 成 24 年 度 種 類 平 成 25 年 度 増 減 111 110 △v1 券 0 0 0 産 0 0 0 産 0 0 0 そ の 他 担 保 物 13 15 1 小 計 124 125 0 農業信用基金協会保証 720 685 △035 73 70 △ 3 793 755 △038 2,249 2,122 △ 126 小 計 2,249 2,122 △ 126 合 計 3,167 3,003 △ 164 貯金・定期積金等 有 価 証 動 不 そ 動 の 他 保 証 小 計 信 用 53 ④ 債務保証見返額の担保別内訳残高 (単位:百万円) 種 類 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 貯金・定期積金等 0 0 0 有 券 0 0 0 産 0 0 0 産 0 0 0 そ の 他 担 保 物 0 0 0 小 計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 価 証 動 不 動 信 用 合 計 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 (単位:百万円、%) 平 成 24 年 度 種 類 平 成 25 年 度 増 減 設 備 資 金 68(002.2) 63(002.2) 0△05 運 転 資 金 3,099(097.8) 2,940(097.8) △069 3,167(100.0) 3,003(100.0) △164 合 計 (注) ( )内は構成比です。 ⑥ 貸出金の業種別残高 (単位:百万円、%) 平 成 24 年 度 種 類 平 成 25 年 度 増 減 農 業 61(501.9) 50(501.6) △011 林 業 0(550.0) 0(550.0) 0 水 産 業 0(550.0) 0(550.0) 0 製 造 業 2(550.0) 1(550.0) △01 業 0(550.0) 0(550.0) 0 建 設 ・ 不 動 産 業 23(000.7) 21(000.7) △02 電気・ガス・熱供給水道業 13(550.4) 10(000.3) △03 運 輸 ・ 通 信 業 0(000.0) 0(550.0) 0 金 融 ・ 保 険 業 1,604(550.6) 1,600(553.2) △04 78(502.4) 102(5 3.3) 24 571(518.0) 465(515.4) △106 人 0(550.0) 0(550.0) 0 他 810(025.5) 749(524.9) △061 3,167(100.0) 3,003(100.0) △164 鉱 卸売・小売・サービス業・飲食業 地 方 公 共 団 体 非 そ 営 利 法 の 合 計 (注) ( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。 54 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 1) 営農類型別 (単位:百万円) 種 類 農 業 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 38 30 △ 8 穀作 0 0 0 野菜・園芸 2 1 △ 1 果樹・樹園農業 7 4 △ 3 工芸作物 0 0 0 養豚・肉牛・酪農 1 1 0 養鶏・養卵 0 0 0 養蚕 0 0 0 その他農業 28 23 △ 5 農業関連団体等 0 0 0 38 30 △ 8 合 計 (注)1.農業関係の貸出金とは,農業者,農業法人及び農業関連団体等に対する農業生産・ 農業経営に必要な資金や,農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等 が該当します。 なお,上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は,農業者や農業法人等に対する貸 出金の残高です。 (注)2. 「その他農業」には,複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者,農業サ ービス業,農業所得が従となる農業者等が含まれています。 (注)3. 「農業関連団体等」には,JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。 2)資金種類別 〔貸出金〕 種 類 (単位:百万円) 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 プロパー資金 25 19 △ 6 農業制度資金 13 11 △ 2 農業近代化資金 6 5 △ 1 その他制度資金 7 5 △ 2 38 30 △ 8 合 計 (注)1.プロパー資金とは,当組合原資の資金を融資しているもののうち,制度資金以外の ものをいいます。 2.農業制度資金には,①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの,②地方 公共団体が利子補給等をおこなうことでJAが低利で融資するもの,③日本政策金融公 庫が直接融資するものがあり,ここでは①の転貸資金と②を対象としています。 3.その他制度資金には,農業経営改善促進資金(スーパーS資金) や農業経営負担軽減 支援資金などが該当します。 55 〔受託貸付金〕 種 類 (単位:百万円) 平 成 24 年 度 日本政策金融公庫資金 合 計 平 成 25 年 度 増 減 0 0 0 0 0 0 (注)日本政策金融公庫資金は,農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。 ⑧ リスク管理債権の状況 (単位:百万円) 区 分 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 破 綻 先 債 権 額 0 0 0 延 滞 債 権 額 24 16 △8 3ヵ月以上延滞債権額 0 0 0 貸出条件緩和債権額 0 0 0 25 16 △14 合 計 (注)1.破綻先債権 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又 は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金 (貸倒償却をおこなった部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。 )のうち、法 人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定 する事由が生じている貸出金)をいいます。 (注)2.延滞債権 未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援をはか ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。 (注)3.3ヵ月以上延滞債権 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破 綻先債権及び延滞債権に該当しないものをいいます。 (注)4.貸出条件緩和債権 債務者の再建又は支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、 元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めをおこなった貸出金で、 破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。 56 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 (単位:百万円) 債 権 区 分 債 権 額 破産更生債権及び これらに準ずる債権 危 要 険 管 理 債 債 常 債 合 計 担 保 保 証 引 当 合 計 14 3 8 2 14 権 0 0 0 0 0 権 0 0 0 0 0 15 3 8 2 14 小 計 正 保 全 額 権 3,004 3,020 (平成10年法律第 (注)上記の債権区分は、 「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」 132号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区 分したものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定 める基準に従い債権額を掲載しております。 ①破産更生債権及びこれらに準ずる債権 法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 ②危険債権 経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本及び利息の回収ができない 可能性の高い債権 ③要管理債権 3か月以上延滞貸出債権及び貸出条件緩和貸出債権 ④正常債権 上記以外の債権 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 該当する取引はありません。 57 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 区 分 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 期 首 期 中 期中減少額 期 末 残 高 増加額 目的使用 その他 残 高 期 首 期 中 期中減少額 期 末 残 高 増加額 目的使用 その他 残 高 一般貸倒引当金 11 10 − 11 10 10 9 − 10 9 個別貸倒引当金 13 0 0 5 7 7 0 0 1 6 合 計 24 10 0 16 17 17 9 0 11 15 ⑫ 貸出金償却の額 (単位:百万円) 項 目 平成24年度 平成25年度 貸出金償却額 0 0 58 (3)内国為替取扱実績 (単位:件、百万円) 平 成 24 年 度 種 類 送金・振込為替 代金取立為替 雑 為 替 合 計 仕 向 平 成 25 年 度 被仕向 仕 向 被仕向 件数 11,126 73,081 11,132 71,623 金額 4,577 9,893 4,632 9,375 件数 130 2 129 6 金額 52 3 87 7 件数 625 525 484 483 金額 69 45 59 32 件数 11,881 73,608 11,745 72,112 金額 4,699 9,942 4,778 9,414 (4)有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 (単位:百万円) 平 成 24 年 度 種 類 国 地 政 方 府 保 証 平 成 25 年 度 増 減 債 1,999 1,978 △ 21 債 100 97 △ 3 債 572 419 △ 153 2,671 2,494 △ 177 合 計 (注)貸付有価証券は有価証券の種類ごとに区分して記載しています。 ② 商品有価証券種類別平均残高 該当する取引はありません。 59 ③ 有価証券残存期間別残高 (単位:百万円) 種 類 1年以下 期 間の 1年超 3年超 5年超 7年超 10年超 定 めの 合 計 3年以下 5年以下 7年以下 10年以下 ないもの 平 成 24年 度 国 債 200 800 400 300 300 0 0 2,000 債 0 0 0 0 100 0 0 100 政 府 保 証 債 500 0 0 0 0 0 0 500 債 500 300 700 300 100 0 0 1,900 債 0 0 0 100 0 0 0 100 政 府 保 証 債 0 0 0 0 0 100 0 100 地 方 平 成 25年 度 国 地 方 (5)有価証券等の時価情報等 ① 有価証券の時価情報 (単位:百万円) 保有区分 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 取得価額 時 価 評価損益 取得価額 時 価 評価損益 売 買 目 的 0,00― 0,00― ▲― 0,00― 0,00― 00― 満期保有目的 0,00― 0,00― ▲― 0,00― 0,00― 0― 2,600 2,716 117 2,100 2,186 87 2,600 2,716 117 2,100 2,186 87 そ の 他 合 計 (注) (注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。 (注)2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。 (注)3.売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当 期の損益に含めています。 (注)4.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。 (注)5.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。 ② 金銭の信託の時価情報 該当する取引はありません。 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引 該当する取引はありません。 60 2.共済取扱実績 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 新契約高 平 成 25 年 度 保 有 高 新契約高 済 6,911,412 51,097,214 定 期 生 命 共 済 5,000 129,00 生 養 老 生 命 共 済 命 うちこども共済 総 医 療 共 済 合 ん 共 済 共 が 済 定 期 医 療 共 済 1,504,509 43,840,29 2,034,181 39,815,896 156,100 5,532,900 177,200 5,470,600 164,000 5,582,500 92,500 4,977,450 終 身 共 3,824,806 保 有 高 − 46,505,286 122,000 − 1,246,000 − 1,011,000 − 340,100 − 283,600 介 護 共 催 − 年 金 共 済 − − 100,000 90,797 90,797 90,000 − 建 物 更 生 共 済 7,736,350 115,855,432 6,158,410 112,166,262 合 計 16,321,272 218,190,538 12,200,695 205,062,293 (注)1. 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給 付金額(付加された定期特約金額等を含む) 、年金共済は付加された定期特約金額)を表示 しています。 2. こども共済は養老生命共済の内書きです。 3. 平成5年度以前に契約された養老生命、こども、終身、年金の各共済契約につい ては、生命総合共済に合算して計上しています。 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 新契約高 平 成 25 年 度 保 有 高 新契約高 保 有 高 医 療 共 済 2,120 9,915 1,123 10,647 が ん 共 済 2,203 14,865 2,127 14,575 定 期 医 療 共 済 35 969 5 919 4,358 25,749 3,255 26,141 合 計 (注)金額は、入院共済金額を表示しています。 (3)介護共済の介護共済金額保有高 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 介 護 共 新契約高 済 平 成 25 年 度 保 有 高 − − (注)金額は、介護共済金額です。 61 新契約高 535,265 保 有 高 500,465 (4)年金共済の年金保有高 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 新契約高 平 成 25 年 度 保 有 高 新契約高 保 有 高 年 金 開 始 前 62,716 459,414 61,543 445,347 年 金 開 始 後 − 355,917 − 332,011 62,716 815,331 61,543 777,359 合 計 (注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保障年金額)を表示しています。 (5)短期共済新契約高 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 火 自 傷 災 動 共 車 害 共 共 金 額 済 掛 金 4,246,260 3,990 済 済 平 成 25 年 度 金 額 掛 金 4,346,940 225,760 4,193 238,752 44,658,000 16,830 42,481,000 18,896 10,000 115 10,000 115 団体定期生命共済 定額定期生命共済 賠 償 責 任 共 済 自 賠 責 共 済 合 計 148 147 65,983 78,228 312,830 340,334 (注)1.金額は、保障金額を表示しています。 (注)2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。 3.農業関連事業取扱実績 (1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 供給高 平 成 25 年 度 手 数 料 供給高 手 数 料 肥 料 139,215 17,575 155,459 20,367 農 薬 121,492 13,261 129,372 14,268 飼 料 830 150 1,146 144 械 12,641 1,310 12,428 1,700 料 564,783 45,144 599,281 46,563 他 115,525 14,308 152,765 14,344 954,488 91,750 1,050,453 97,388 農 業 機 燃 そ の 合 計 62 (2)受託販売品取扱実績 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 販売高 米 平 成 25 年 度 手 数 料 販売高 37,166 2,196 51,196 3,009 野 菜 11,890 172 9,019 142 果 実 1,013,557 19,247 1,015,502 20,380 木 293 3 71 1 花 き ・ 花 畜 産 物 14,946 142 20,167 192 林 産 物 2,900 55 1,870 35 そ の 他 88 2 51 0 1,080,844 21,819 1,097,878 23,763 合 計 (3)農業倉庫事業取扱実績 (単位:千円) 項 目 平成24年度 平成25年度 料 977 1,178 検 査 手 数 料 184 168 1,161 1,346 40 507 1,120 839 保 収 益 管 計 費 用 手 数 料 雑 費 用 計 (4)加工事業取扱実績 (単位:千円) 項 目 平成24年度 平成25年度 収 益 加 工 手 数 料 106 85 計 106 85 費 用 加 0 − 0 0 工 雑 計 費 63 4.生活その他事業取扱実績 (1)買取購買品(生活物資)取扱実績 (単位:千円) 平 成 24 年 度 種 類 食 供給高 平 成 25 年 度 粗収益(手数料) 955,380 187,641 976,359 184,455 品 6 0 23 4 財 46,852 6,729 63,478 8,771 日 用 保 健 雑 貨 77,082 9,730 73,072 9,273 家 料 91,346 48,245 85,244 44,074 他 130,957 14,920 116,558 13,659 1,301,626 267,269 1,314,736 260,240 耐 料 久 消 庭 そ 費 燃 の 合 計 5.指導事業 (単位:千円) 項 目 支 出 粗収益(手数料) 品 衣 収 入 供給高 平成24年度 指 導 補 助 金 平成25年度 17,491 23,928 822 648 計 18,313 24,576 営 農 改 善 費 34,773 40,374 生活文化事業費 2,881 2,267 教 育 情 報 費 3,435 3,301 41,089 45,943 実 費 収 計 入 64 Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 (単位:%) 項 目 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 総資産経常利益率 0.10 0.10 0 資 本 経 常 利 益 率 1.52 1.55 0.03 総資産当期純利益率 0.10 0.06 △ 0.04 資本当期純利益率 1.53 0.94 △ 0.59 (注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 (注)2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100 (注)3.総資産当期純利益率 =当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100 (注)4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100 2.貯貸率・貯証率 (単位:%) 区 分 貯貸率 貯証率 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 増 減 末 5.37 5.16 △ 0.21 期 中 平 均 5.44 5.22 △ 0.22 期 末 4.61 3.76 △ 0.85 期 中 平 均 4.52 4.26 △ 0.26 期 (注)1.貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100 (注)2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100 (注)3.貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100 (注)4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100 65 3.職員1人当たり指標 (単位:千円) 項 目 1,164,568 1,129,635 高 62,567 58,341 長 期 共 済 保 有 高 7,307,118 7,258,842 貸 共済 事 業 経済 事 業 平 成 25 年 度 高 貯 信用 事 業 平 成 24 年 度 金 出 残 金 残 購 買 品 取 扱 高 30,758 29,529 販 売 品 取 扱 高 337,764 261,399 4.1店舗当たり指標 (単位:千円) 項 目 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 高 4,536,963 4,473,641 高 243,674 231,046 長期共済保有高 31,170,077 29,294,613 購 買 品 供 給 高 107,434 102,834 貯 貸 金 出 残 金 残 66 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 平成24年度 (単位:千円、%) 項 目 基本的項目 (A) 出資金 (うち後配出資金) 回転出資金 再評価積立金 資本準備金 利益準備金 任意積立金 次期繰越剰余金 (又は次期繰越損失金) 処分未済持分 その他有価証券の評価差損 営業権相当額 企業結合により計上される無形固定資産相当額 証券化取引により増加した自己資本に相当する額 補完的項目 (B) 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額 一般貸倒引当金 負債性資本調達手段等 負債性資本調達手段 期限付劣後債務 補完的項目不算入額 自己資本総額 (C)=(A)+(B) 控除項目 (D) 他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの 期限付劣後債務及びこれに準ずるもの 非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保 証又はクレジット・デリバティブの免責額に係る控除額 基本的項目からの控除分を除く自己資本控除とされる証券化エクスポ )及び信用補 ージャー(ファンドのうち裏付資産を把握できない資産を含む。 ) 完機能を持つI/Oストリップス(告示第223条を準用する場合を含む。 控除項目不算入額 自己資本額 (E)=(C)-(D) リスク・アセット等計 (F) 資産(オン・バランス)項目 オフ・バランス取引等項目 オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額 基本的項目比率 (A)/(F) 自己資本比率 (E)/(F) 67 平成 2 4 年度 4,426,899 492,000 0 0 126,541 1,210,911 2,429,902 169,714 (0) △2,170 0 0 0 0 10,439 0 10,439 0 0 0 0 4,437,338 0 0 0 0 0 0 0 4,437,338 19,737,038 17,683,387 0 2,053,650 22.42% 22.48% 平成25年度 (単位:千円、%) 項 目 平成25年度 コア資本にかかる基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 うち、出資金及び資本準備金の額 うち、再評価積立金の額 うち、利益剰余金の額 うち、外部流出予定額 (△) うち、上記以外に該当するものの額 コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 うち、一般貸倒引当金及び相互援助積立金コア資本算入額 うち、適格引当金コア資本算入額 適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額 に含まれる額 うち、回転出資金の額 うち、上記以外に該当するものの額 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本 調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに 相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 コア資本にかかる基礎項目の額 (イ) コア資本にかかる調整項目 (2) 無形固定資産 (モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを 除く。 )の額の合計額 うち、のれんに係るものの額 うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係る もの以外の額 )の額 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。 適格引当金不足額 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に 算入される額 前払年金費用の額 )の額 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 特定項目に係る10パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに 関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資 産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連する ものの額 特定項目に係る15パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに 関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資 産に関連するものの額 68 経過措置によ る不算入額 4,441,057 608,001 0 3,835,386 0 △2,330 9,979 9,979 0 0 0 0 0 0 4,451,036 0 4,438 0 0 0 4,438 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 項 目 うち、繰延税金資産 (一時差異に係るものに限る。)に関連す るものの額 コア資本に係る調整項目の額 (ロ) 自己資本 自己資本の額( (イ)―(ロ) ) (ハ) リスク・アセット等 (3) 信用リスク・アセットの額の合計額 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額 の合計額 うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシン グ・ライツに係るものを除く) うち、繰延税金資産 うち、前払年金費用 うち、他の金融機関等向けエクスポージャー うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係 るものの額 うち、上記以外に該当するものの額 オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8パーセントで除 して得た額 信用リスク・アセット調整額 オペレーショナル・リスク相当額調整額 リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 自己資本比率 自己資本比率( (ハ)/(ニ) ) 平成 2 5 年度 経過措置によ る不算入額 0 0 0 0 4,451,036 0 17,768,283 △7,442,551 4.438 0 0 △7,446,990 0 0 2,082,859 19,851,143 22.42% (注)1.農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するため の基準に係る算式に基づき算出しており、平成24年度は旧告示(バーゼルⅡ)に基づ く単体自己資本比率を記載しています。 2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担 保の適用については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相 当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。 3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算してい ます。 4.平成24年度については、 「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基 準等の特例を定める告示(平成24年金融庁・農水省告示第13号) 」に基づき基本的項目 から、その他有価証券評価差損を控除していないため、 「その他有価証券の評価差損」 (ハイフン)で記載しています。 は「−」 69 2.自己資本の充実度に関する事項 ① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 70 (単位:千円) (注) 1. 「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原 エクスポージャーの種類ごとに記載しています。 2. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のこ とをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。 3. 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞し ている債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向 け」 、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのこ とです。 4. 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5. 「証券化(証券化エクスポージャー) 」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造 のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性 質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 6. 「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関 等の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税 金資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入した もの、不算入としたものが該当します。 7. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国 の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その 他の資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証ま たはクレジットデリバティブの免責額が含まれます。 8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用して います。 <オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)> (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 ÷8 直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 71 3.信用リスクに関する事項 ① 標準的手法に関する事項 当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的 手法により算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。 (ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による 依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています 適 格 格 付 機 関 関株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch) (注) 「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための 掛目のことです。 (イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリ ー・リスク・スコアは、主に以下のとおりです。 エクスポージャー 適 格 格 付 機 関 金融機関向けエクスポージャー カントリーリスク・スコア 日本貿易保険 法人等向けエクスポージャー (長 期) R&I,Moody's,JCR, S&P,Fitch 法人等向けエクスポージャー (短 期) R&I,Moody's,JCR, S&P,Fitch 72 ② 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上 延滞エクスポージャーの期末残高 (単位:千円) 平 成 24 年 度 信用リス クに関す るエクス ポージャ ーの残高 国 内 国 外 うち貸出 金等 うち債券 64,467,337 3,186,710 2,488,992 0 0 0 地 域 別 残 高 計 64,467,337 3,186,710 2,488,992 平 成 25 年 度 信用リス 三月以上 うち店頭 延滞エク クに関す うち貸出 デリバテ スポージ るエクス 金等 ポージャ ィブ ャー ーの残高 0 0 0 うち債券 4,194 63,603,616 3,020,860 2,028,234 0 0 0 0 4,194 63,603,616 3,020,860 2,028,234 三月以上 うち店頭 延滞エク デリバテ スポージ ィブ ャー 0 11,436 0 0 0 11,436 農 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 林 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 水 産 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 製 造 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 法 鉱 業 建設・不動産業 電気・ガス・熱 供給・水道業 運輸・通信業 人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金融・保険業 56,744,190 1,508,850 1,900,508 0 0 56,363,189 1,508,850 1,836,941 0 0 卸売・小売・飲 食・サービス業 0 0 0 0 0 0 0 日本国政府・ 地方公共団体 上 記 以 外 個 そ の 1,163,213 0 574,729 588,484 0 0 658,606 467,313 191,292 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 11,436 0 0 0 0 11,436 人 1,103,131 1,103,131 0 0 他 5,456,802 0 0 0 業 種 別 残 高 計 64,467,337 3,186,710 2,488,992 1 年 以 下 53,354,462 0 4,194 1,103,131 1,103,131 0 5,456,802 0 4,194 63,603,616 3,020,860 2,028,234 125,974 693,896 0 53,584,024 66,106 500,519 0 1年超3年以下 925,366 149,173 776,193 0 818,198 140,090 678,108 0 3年超5年以下 470,873 99,073 371,799 0 365,095 84,210 280,884 0 5年超7年以下 330,945 55,461 275,484 0 342,436 62,016 280,420 0 7年超10年以下 459,465 87,847 371,618 0 248,871 58,209 190,662 0 2,543,832 2,543,832 0 0 2,587,654 2,490,014 97,639 0 0 0 5,657,336 0 0 10 年 超 期限の定めのないもの 925,588 125,347 残 存 期 間 別 残 高 計 64,467,337 3,186,710 2,488,992 0 73 120,211 63,603,616 3,020,860 2,028,234 0 (注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証 券化エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取 引の与信相当額を含みます。 (注)2. 「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオ フ・バランスシート・エクスポージャーを含んでいます。 「コミットメント」とは、契約 した期間及び融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約 のことをいいます。 「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。 (注)3. 「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のも のをいいます。 (注)4. 「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3カ月以上延滞しているエクスポージャーをいいます。 (注)5. 「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当し ます。 ③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:千円) 平 成 24 年 度 区 分 期首 残高 平 成 25 年 度 期中減少額 期末 期 中 増加額 目的使用 その他 残 高 期中減少額 期末 期 中 増加額 目的使用 その他 残 高 − 11,224 10,439 10,439 9,979 一般貸倒引当金 11,225 10,439 個別貸倒引当金 13,280 期首 残高 0 0 5,561 7,718 7,718 − 10,439 0 0 9,979 1,567 6,151 ④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 (単位:千円) 平 成 24 年 度 区 分 期 首 期 中 期中減少額 平 成 25 年 度 期 末 貸出金 期 首 期 中 期中減少額 期 末 貸出金 残 高 増加額 目的使用 その他 残 高 償 却 残 高 増加額 目的使用 その他 残 高 償 却 国 内 13,280 0 0 5,561 7,718 7,718 0 0 1,567 6,151 国 外 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 計 13,280 0 0 5,561 7,718 7,718 0 0 1,567 5,151 農 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 林 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 製 造 業 法 業 鉱 建設・不動産業 電気・ガス・熱 人 供給・水道業 運輸・通信業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金融・保険業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 卸売・小売・飲 食・サービス業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 上 記 以 外 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 人 13,280 0 0 5,561 7,718 0 7,718 0 0 1,567 6,151 0 計 13,280 0 0 5,561 7,718 0 7,718 0 0 1,567 6,151 0 地 域 水 別 産 個 業 種 別 74 ⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額 平 成 24 年 度 格付あり 格付なし (単位:千円) 平 成 25 年 度 計 格付あり 格付なし 計 リスク・ウエイト0 00% 0 2,969,324 2,969,324 0 2,817,630 2,817,630 リスク・ウエイト0 02% − − − 0 0 0 リスク・ウエイト0 04% − − − 0 0 0 リスク・ウエイト01 0% 0 1,207,304 1,207,304 0 775,390 775,390 リスク・ウエイト02 0% 0 53,371,979 53,371,979 0 53,019,492 53,019,492 リスク・ウエイト03 5% 0 6,172 6,172 0 68,808 68,808 リスク・ウエイト05 0% 0 4,087 4,087 0 6,160 6,160 リスク・ウエイト07 5% 0 76,637 76,637 0 70,153 70,153 リスク・ウエイト1 0 0% 0 6,831,724 6,831,724 0 6,740,245 6,740,245 リスク・ウエイト1 5 0% 0 107,340 107,340 0 5,210 5,210 そ 他 0 0 0 0 0 0 リスク・ウエイト1 , 2 5 0 % 0 0 0 0 0 0 信 用 リ ス ク 削 減 効 果 勘 案 後 残 高 の 計 0 64,467,337 64,467,337 0 63,608,055 63,608,055 (注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、 証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商 品取引の与信相当額を含みます。 2. 「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用し ているもの、「格付なし」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格 付を使用してないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付 のみ使用しています。 3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過 措置適用後のリスク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリ スク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。 4.1,250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証 又はクレジット・デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージ ャーなどリスク・ウエイト1,250%を適用したエクスポージャーがあります。 5.平成24年度の「1,250%」の項目には、自己資本控除とした額を記載しています。 75 4.信用リスク削減手法に関する事項 ① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額 の算出において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定 されている場合に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に 対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。 当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。 信用リスク削減手法として、 「適格金融資産担保」 、 「保証」 、 「貸出金と自組合貯金の 相殺」を適用しています。 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、 取引相手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減さ れている取引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減 手法の簡便手法を用いています。 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中 央政府等、我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、 外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品 取引業者、これら以外の主体で長期格付がA-またはA3以上の格付を付与しているも のを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分に ついて、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用 しています。 貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決 定その他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効 であることを示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約 下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、 ③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組 合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、 相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエ クスポージャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価 の見直しをおこなっています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。 76 ② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 (単位:千円) 平 成 24 年 度 区 分 適 格 金 融 資 産 担 保 平 成 25 年 度 保 証 適 格 金 融 資 産 担 保 保 証 地方公共団体金融機構向け 0 0 0 0 我が国の政府関係機関向け 0 0 0 0 地 方 三 公 社 向 け 0 0 0 0 金融機関向け及び第一種 金融商品取引業者向け 0 0 0 0 法 け 0 0 0 0 中小企業等向け及び個人向け 4,621 0 5,442 0 抵 当 権 住 宅 ロ ー ン 0 0 0 0 不動産取得等事業向け 0 0 0 0 三 月 以 上 延 滞 等 0 0 0 0 証 化 0 0 0 0 外 33,976 0 30,375 0 38,597 0 35,818 0 上 人 等 向 券 記 合 以 計 (注) (注)1. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む) のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。 (注)2. 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上 延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品 取引業者向け」 、 「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクス ポージャーのことです。 (注)3. 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後 構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移 転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 (注)4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向 け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決 済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 該当する取引はありません。 6.証券化エクスポージャーに関する事項 該当する取引はありません。 77 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券 勘定及び外部出資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおい ては、これらを①子会社及び関連会社株式、②その他有価証券、③系統及び系統外出 資に区分して管理しています。 ①子会社及び関連会社については、経営上も密接な連携をはかることにより、当JAの 事業のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営 については毎期の決算書類の分析の他、毎月定期的な連絡会議をおこなう等適切な 業況把握につとめています。 ②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場 リスクの把握及びコントロールにつとめています。具体的には、市場動向や経済見通 しなどの投資環境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運 用方針を定めるとともに経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的 な情報交換及び意思決定をおこなっています。運用部門は理事会で決定した運用方針 及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッ ジをおこなっています。運用部門がおこなった取引については企画管理部門が適切な 執行をおこなっているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定をおこない経営層 に報告しています。 ③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、 日常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても 同様の対応をおこなっています。 なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、 ①子会社及び関連会社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社 等損失引当金を、②その他有価証券については時価評価をおこなった上で、取得原 価との評価差額については、「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計 上しています。③系統及び系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況 に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の 変更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。 ② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 (単位:千円) 平 成 24 年 度 貸借対照表計上額 平 成 25 年 度 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額 場 ― ― ― ― 非 上 場 2,716,157 2,716,157 2,186,790 2,186,790 合 計 2,716,157 2,716,157 2,186,790 2,186,790 上 (注) 「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。 78 ③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 該当する取引はありません。 ④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をそ の他有価証券としている株式・出資の評価損益等) 該当する取引はありません。 8.金利リスクに関する事項 ① 金利リスクの算定方法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間 のミスマッチが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被 るリスクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」 に、またリスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理 手続」に定め、適切なリスクコントロールにつとめています。具体的な金利リスクの 算定方法、管理方法は以下のとおりです。 ・市場金利が上下に2%変動した時 (ただし0%を下限) に発生する経済価値の変化額 (低下額)を金利リスク量として毎月算出しています。 ・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって 随時払い出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留 する貯金をコア貯金と定義し、①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量 を現残高から差し引いた残高、③現残高の50%相当額のうち、最小の額を上限とし、 0∼5年の期間に均等に振り分けて(平均残存2.5年)リスク量を算定しています。 ・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定 します。 金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△) 算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員 会及び理事会に報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ご とに運用方針を策定しています。 ② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 (単位:千円) 平 成 24 年 度 金利ショックに対する損益・ 経済価値の増減額 12,583 79 平 成 25 年 度 16,958 80 役員等の報酬体系 1.役 員 (1)対象役員 開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象役員」は、理事及び監事をいいます。 (2)役員報酬等の種類、支払総額及び支払方法について 役員に対する報酬等の種類は、基本報酬と退職慰労金の2種類で、平成25年度にお ける対象役員に対する報酬等の支払総額は、次のとおりです。 なお、基本報酬は毎月所定日に指定口座への振り込みの方法による現金支給のみで あり、退職慰労金は、その支給に関する総代会決議後、所定の手続きを経て、基本報 酬に準じた方法で支払っています。 支給総額(注2) 対象役員(注1)に対する報酬等 基本報酬 退職慰労金 40,416,000 3,372,000 (注1)対象役員は、理事15名、監事4名です。 (注2)退職慰労金については、本年度に実際に支給した額ではなく、当期の費用として認 識される部分の金額(引当金への繰入額と支給額のうち当期の負担に属する金額)によ っています。 (3)対象役員の報酬等の決定等について ① 役員報酬(基本報酬) 役員報酬は、理事及び監事の別に各役員に支給する報酬総額の最高限度額を総代 会において決定し、理事各人別の報酬額については理事会において決定し、監事各 人別の報酬額については監事の協議によって定めています。なお、業績連動型の報 酬体系とはなっておりません。 この場合の役員各人別の報酬額の決定にあたっては、各人の役職・責務や在任年 数等を勘案して決定していますが、その基準等については、役員報酬審議会(組合 員から選出された委員で構成)に諮問をし、その答申を踏まえて決定しています。ま た、上記の支給する報酬総額の最高限度額もこの基準をもとに決定しています。 ② 役員退職慰労金 役員退職慰労金については、役員報酬に役員在職年数に応じた係数を乗じて得た 額に特別に功労があったと認められる者については功労金を加算して算定し、総代 会で理事及び監事の別に各役員に支給する退職慰労金の総額の承認を受けた後、役 員退職慰労金規程に基づき、理事については理事会、監事については監事の協議によ って各人別の支給額と支給時期・方法を決定し、その決定に基づき支給しています。 なお、この役員退職慰労金の支給に備えて公正妥当なる会計慣行に即して引当金 を計上しています。 83 2.職員等 (1)対象職員等 開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象職員等」の範囲は、当JAの職員 であって、常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受けるもののうち、当JA の業務及び財産の状況に重要な影響を与える者をいいます。 なお、平成25年度において、対象職員等に該当するものはおりませんでした。 (注1)対象職員等には、期中に退職した者も含めております。 (注2)「同等額」は、平成25年度に当JAの常勤役員に支払った報酬額等の平均額としてお ります。 (注3)平成25年度において当JAの常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受け る者はおりませんでした。 3.その他 当JAの対象役員及び対象職員等の報酬等の体系は、上記開示のとおり過度なリスクテ ークを惹起するおそれのある要素はありません。したがって、報酬告示のうち、「対象 役員及び対象職員等の報酬等の体系とリスク管理の整合性並びに対象役員及び対象職員 等の報酬等と業績の連動に関する事項」その他「報酬等の体系に関し参考となるべき事 項」として、記載する内容はありません。 84 JA の 概 要 1.機 構 図 (平成26年3月31日現在) 87 2.役員構成(役員一覧) (平成26年3月31日現在) 役 員 氏 名 役 員 氏 名 代表理事組合長 吉 村 基 理 事 吉 永 明 代 代表理事専務理事 中 本 健 雄 理 事 兼 光 弘 人 代表理事常務理事 奥 川 与志人 理 事 山 田 吉 之 理 事 中 川 正 理 事 山 縣 敏 志 理 事 中 村 鈴 美 理 事 櫛 部 元 忠 理 事 冨 田 安 英 代 表 監 事 植 田 節 生 理 事 木 下 丈 夫 常 勤 監 事 木 村 昭 彦 理 事 中 川 浩 監 事 松 村 幸 治 理 事 山 本 治 員 外 監 事 坂 本 薫 理 事 中 原 貞 義 3.組合員数 (平成26年3月31日現在) (単位:人、団体) 区 分 平 成24年度 平 成25年度 増 減 正 組 合 員 3,392 3,267 △125 個 人 3,390 3,265 △125 法 人 2 2 0 2,778 2,735 △043 個 人 2,767 2,724 △043 法 人 11 11 0 合 計 6,170 6,002 △168 准 組 合 員 88 4.組合員組織の状況 (平成26年3月31日現在) (単位:人) 組 織 名 構 成 員 数 日良居地区生産組合 159 安下庄地区生産組合 225 久賀地区生産組合 229 大島地区生産組合 252 沖浦地区生産組合 148 東和地区生産組合 292 JA山口大島女性部 1,042 5.特定信用事業代理業者の状況 (平成26年3月31日現在) 区 分 氏名又は名称 (商号) 主たる事務所の 所在地 特定信用事業代理業者 該当する取引はありません。 89 代理業を営む営業所 又は事業所の所在地 6.地 区 大島郡周防大島町 7.沿革・あゆみ 平成5年8月1日 山口大島農業協同組合設立 (登記日は平成5年8月2日) (久賀、日良居、安下庄、三蒲、周防大島、沖浦の6農協が合併) 平成 5年 8月 松吉 寛美組合長就任 平成 6年 5月 大浜 佐組合長就任 11月 国債窓販業務取扱開始 平成 7年11月 本所移転(旧久賀裁判所跡地へ) 平成 9年 5月 11月 平成12年 6月 平成14年 4月 10月 12月 杉山 藤雄組合長就任 金融共済部久賀支所へ移転 平井 昭輝組合長就任 本所移転(全部門統合) JAグリーンミニ久賀店オープン 惣菜センター営業開始 平成16年 2月 平成17年 5月 5月 平成18年10月 平成20年 5月 平成21年 6月 マルトウ東和町農協と合併(大島郡1農協に) 事業所廃止(志佐、秋、鹿家、西方、和佐、油宇) 新金融システム(JASTEM)導入 選果場統合(3選果場体制に) 配送センター営業開始 吉村 基組合長就任 7月 平成22年 3月 3月 10月 平成23年 3月 平成24年 3月 9月 戸別放送システムの運用開始(町防災無線と連携) ガスセンター1ヶ所へ統合 久賀給油所をセルフ化し移転オ−プン 選果場統合(2選果場体制に) Aコープ安下庄店改装オープン 森野生産購買店舗移転オープン 選果場統合(1選果場体制に) 9月 10月 平成25年 9月 9月 及び新システム選果機竣工 選果場みかん直売所オープン ヤマザキYショップJA山口大島椋野店オープン JA山口大島小松支所移転オープン ヤマザキYショップJA山口大島小松店 直売所(島の恵み)オープン 9月 やまぐちブランド登録証交付(島そだち・ゆめほっぺ) 90 8.店舗等のご案内 (平成26年3月31日現在) 店舗及び事務所名 本 住 所 電話番号 ATM 所 大島郡周防大島町大字久賀4723番地 0820-72-0100 本所経済部惣菜センター 大島郡周防大島町大字久賀4723番地 0820-72-0015 本所経済部配送センター 大島郡周防大島町大字久賀4721番地の1 0820-72-0392 本所経済部ガスセンター 大島郡周防大島町大字土居937番地の3 0820-73-0077 日 良 居 支 所 大島郡周防大島町大字土居937番地の3 0820-73-0331 安 下 庄 支 所 大島郡周防大島町大字西安下庄3920番地の4 0820-77-1255 1台 久 賀 支 所 大島郡周防大島町大字久賀4721番地の1 0820-72-0390 1台 椋 野 支 所 大島郡周防大島町大字椋野1363番地の1 0820-72-2413 1台 三 蒲 支 所 大島郡周防大島町大字東三蒲838番地の1 0820-74-2351 1台 周防大島支所 大島郡周防大島町大字東屋代5番地の5 0820-74-2107 小 松 支 所 大島郡周防大島町大字小松209番地の9 0820-74-1500 1台 沖 浦 支 所 大島郡周防大島町大字戸田1747番地 0820-76-0020 森 野 支 所 大島郡周防大島町大字平野464番地 0820-78-0175 1台 油 田 支 所 大島郡周防大島町大字伊保田1381番地 0820-75-0002 和 田 支 所 大島郡周防大島町大字和田1084番地の1 0820-75-0875 白 木 支 所 大島郡周防大島町大字外入1850番地の1 0820-78-0828 久 賀 給 油 所 大島郡周防大島町大字久賀6598番地の2 0820-72-2573 日良居給油所 大島郡周防大島町大字土居1391番地の1 0820-73-0505 Aコープ久賀店 大島郡周防大島町大字久賀4721番地の1 0820-72-0391 ヤマザキYショップ J A山口大島椋野店 大島郡周防大島町大字椋野1363番地の1 0820-72-2083 ヤマザキYショップ J A山口大島小松店 大島郡周防大島町大字小松209番地の9 0820-72-2413 Aコープ日良居店 大島郡周防大島町大字土居937番地の3 0820-73-0035 Aコープ安下庄店 大島郡周防大島町大字西安下庄3920番地の4 0820-77-1256 Aコープ三蒲店 大島郡周防大島町大字東三蒲833番地の3 0820-74-5226 Aコープ東和店 大島郡周防大島町大字平野464番地 0820-78-0178 柑 橘 選 果 場 大島郡周防大島町大字久賀5389番地の1 0820-72-0394 91 ● 店 舗 配 置 図 (平成26年3月31日現在) 92 94