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内部管理業務の抜本的効率化について
資料1 内部管理業務の抜本的効率化について ~官民合同実務家タスクフォースの検討状況~ 平成20年11月 内閣官房 旅費業務に関する各省統一基準の策定 本年6月のアクションプランに基づき、内部管理業務の抜本的効率化に向け、新たに「官民合同実務家タ スクフォース」を結成。全府省会計課担当者に加え、民間(キヤノン株式会社、株式会社セブンーイレブ ン・ジャパン、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、トヨタ自動車株式会社)のご協力を得て、テーマ 毎に作業グループを設け、精力的に検討。 その結果、旅費業務については、他分野に先駆けて、各府省統一基準のベースとなる「標準マニュアル」 を策定。遅くとも本年度中に、本マニュアルに沿って各府省の規程類等のリニューアルを実施。 「旅費業務に関する標準マニュアル」のポイント 旅費業務に関する各府省統一基準の策定 z 旅費業務に関する各府省基準の統一化に資する「標準マニュ アル」を策定。今後、各府省において、遅くとも本年度中に、 本マニュアルに沿って、規程類等をリニューアル。 z 各省ごとに異なる判断基準を30項目程度に大幅に集約、簡 素化。 パック商品手配等のアウトソーシング z 旅行代理店等がパック商品を選定する基準やチケット代金支 払・現物支給基準等を定めた「モデル仕様書」を年内に作成。 決裁階層を2段階へフラット化 z 旅行命令権者は課長とし、旅費精算について会計課の確認 を受けることで、決裁階層を大幅に簡素化。 近距離出張の交通費計算をシステム化し、 交通費の実費支給(ICカード利用等)へ z 近距離出張では、時間と距離による複雑な9区分に基づく 日当の支給ではなく、民間並に、ICカードの利用や旅費シス テムの活用による簡便な交通費の実費支給を実施。同時に 会議等の出張に対する日当を不支給。長距離出張先の現 地移動に関する交通費についても、システムの活用により 見合いの日当を減額。 海外出張の支度料を原則不支給 z 留学などで長期の場合を除き、支度料を原則不支給。保険 料、医薬品等は必要に応じ実費支給(法定支度料を上限)。 日当、交通費、支度料取扱いの抜本的見直し 現行 現行 日当については・・・ 運用改善後 運用改善後 距離・時間による9区分の確 認が必要(事務量大) 行程 時間 5H未満 5H~8H 8H以上 8km未満 0 日当1/3 日当1/2 8~16km 16km以上 未満 日当1/3 日当1/3 日当1/2 日当1/2 日当1/2 日当1/2 距離・時間区分の確認が不要 100km 未満 日当1/2 +交通費 (実費) 100km 以上 日当定額 +交通費 (実費) システム化 在勤地内 交通費計算をシステムにより簡略化(注1) 、 これに伴い日当は不支給又は1/2 在勤地の内か外 かの確認が必要 (事務量大) 在勤地内 行程 時間 8km未満 8~16km 16km以上 未満 5H未満 0 日当1/3 日当1/2 5H~8H 日当1/3 日当1/3 日当1/2 8H以上 日当1/2 日当1/2 日当1/2 100km 未満 100km 以上 日当の 原則不支給 日当1/2 (各府省申合せ) (注2) +交通費 (実費) +交通費 (実費) 注1:100km未満の交通費は、旅費システム利用開始までは、 原則としてICカード乗車券等を使用。 注2:100km.未満の場合は、会議等の諸雑費が不要な出張が 主であることから、原則交通費以外は不支給。 支度料については・・・ 外国出張における支度料は定額支給 外国出張における支度料は定額支給 外国出張における支度料は原則 不支給 外国出張における支度料は原則不支給 保険料、医薬品等は実費支給 保険料、医薬品等は実費支給 その他の分野(物品調達、物品管理、謝金・諸手当業務) の検討進捗状況 物品調達 物品調達 消耗品等の一括調達の実施に向けて、年内を目途に運用ルールをとりまとめ、その中で、 ① 一括調達する消耗品等の品目を選定(現在約1,700種類ある調達品目を絞り込み) ② 一括調達の実施機関の範囲を確定(当面中央省庁とする方向) ③ 一括調達に係る業務処理フローの整理 を実施する予定。 物品管理 物品管理 物品払出、供用業務の効率化に向け、年内を目途に、規程類の統一化の見直し案をとりまとめ、その中で ① 帳簿の電子化、自動登記を実現するための物品分類案の作成 ② 事務処理フロー・決裁者の役割分担の明確化による決裁階層の見直し ③ 各府省で異なる法定帳簿等の様式及び物品管理官、物品出納官、物品供用官の行為等を整理 を実施する予定。 謝金・諸手当 謝金・諸手当 各府省の支払基準を本年度内を目途に統一化すべく、謝金区分(現在は会議出席謝金、講演謝金な ど8区分)の簡素化を含め、標準的な支払基準案を作成中。 また、支払調書及び源泉徴収票について、部局毎の作成・発送から、本省単位への集約化や重複支 払いを排除するための一元的データベースの整備についても検討中。