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ゲームプログラマ
ゲームプログラマ 13 楽しいゲームを届けるため、 どんな時でも仕事を楽しむ気持ちを忘れません 子供の頃から好きなコンピュータへの関心 その情熱と挑戦心を今も持ち続けています どんなお仕事ですか? プログラマとして、家庭用ゲーム機のゲームソフトの設計やプログラミングを行っています。 設計にはアイデアをどう実現するかを考えたり、出来上がりを想像する力が求められます。 また、最近のゲームはデータ量が多く、仕組みも複雑化しているので、制作に関わる多くの スタッフが効率よく開発に取り組めるよう、業務をサポートする技術ディレクターも担ってい ます。 なぜこの仕事を選びましたか? 子供の頃、父のコンピュータで、ゲームをして遊んだりプログラムを創っていました。プログラ ムへの関心は中学生・高校生になっても消えることなく、 さらに情報科学や理論を深く勉強 したいと大学に進学し、将来は「思う存分プログラムを創りたい」 「好きなゲームの制作に 関わりたい」 という両方の思いを実現しようと、迷うことなくゲームプログラマの仕事を選び ました。 実際にこの仕事をしてみての感想は? 開発段階ではプログラムの不具合を修正する作業に苦しむこともありますが、 それを乗り越 えてソフトがお客様に届いた時の達成感は素晴らしく、ゲームを創る楽しさは想像以上でし た。最先端のコンピュータ技術に接する環境にいるので、挑戦したいことは尽きません。後 輩にゲーム開発やプログラムのノウハウを伝えていくことも、 これからの仕事として取り組み たいです。 ま つ た かずひろ 松田 一裕 さん プロフィール 宮城県仙台市生まれ。仙台市立南小泉中学校、宮城県仙 台第一高等学校から、東北大学工学部、東北大学大学院 情報科学研究科へ進学。デジタルコンテンツを効率的に制 作するためのオーサリングシステムを研究。大学院修了後、 ゲーム開発会社にプログラマとして就職。 勤務地/東京都大田区 どんな中学生でしたか? 小学生の頃から習っていた剣道部に所属しましたが、部活後は、友人とゲーム対決をした りプログラミングをしたりと、 コンピュータの前に座る時間が多かったです。父の影響で、は んだごてなどを使ってラジオを自作することもありました。プログラムだけではなく、 ものづくり を楽しむ経験を積んでいたように思います。理屈っぽく口うるさいと思われていたかもしれま せん。 長年使い続けているキーボードとトラックボール。関数電卓と ストップウォッチでプログラムの動きを検証します。 しごと発見ノート 13