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国内における洗剤等の誤用・混入等による食中毒事件一覧(平成14年
国内における洗剤等の誤用・混入等による食中毒事件一覧(平成14年から平成24年) 発生要因(分類) NO. 発生年 発生場所 発生月日 摂食者 患者 死者 数 数 数 原因食品 病因物質 (詳細) 原因施設 焼酎(ロック)(アルカリ アルカリ性除 飲食店 性除菌漂白剤) 菌漂白剤 1 24年 高松市 7月18日 1 1 0 2 24年 東京都区 部 6月16日 3 3 0 さつまいもの天ぷら 3 24年 東京都 5月30日 21 7 0 4 24年 大阪市 4月2日 5 5 0 洗浄剤が混入した水 洗浄剤 5 東京都区 23年 12月23日 部 7 7 0 焼酎(洗剤) アルカリ系界 飲食店 面活性剤 6 23年 8月15日 1 1 0 化学物質 7 23年 神奈川県 6月1日 3 3 0 わかめスープ 苛性ソーダ (水酸化ナトリ 飲食店 ウム) 沖縄県 摂取場所 症状 発生要因(詳細) 飲食店 喫食して約5分後に、喉の痛み、お 焼酎ペットボトルに保存していた、消毒 う吐、吐き気、発熱などの症状を呈 剤を水で薄めたものを焼酎と誤って提 し、救急で医療機関を受診 供 界面活性剤 (パイプ洗浄 剤) 飲食店 飲食店 喫食直後から苦味と舌のピリピリ 界面活性剤(洗浄剤)を油と誤認して使 感、継続する味覚異常と喉の麻痺 用 感等の症状 平成24年5月30日に提 界面活性剤 供された天つゆ その他 その他 喫食直後から、強い苦み、喉が焼 けるような痛み等の症状。 3名が医療機関を受診。 みりんの空き容器に入れていた洗濯用 洗剤をみりんと誤用して調製した天つゆ を提供 飲食店 飲食店 喫食直後に喉の痛み等の症状。 3名が医療機関を受診(喉の炎 症)。 水道水で10倍希釈した洗浄剤を、水と 誤って提供 容器詰替に 洗浄中 その他 よる誤用 の誤用 備考 ・元製品の表示が残存 ・詰替者と提供者が別従業員 ○ ○ ・油と界面活性剤(洗浄剤)を同じ 場所に保管 ・食用油と洗浄剤の容器が類似 ○ ・調味料と洗剤を同じ場所に保管 飲食店 喫食直後に異味、喉の痛み、吐き 気の症状。 焼酎ビンに保管していた施設清掃用の 1名が医療機関を受診(舌、食道、 洗剤を、焼酎と誤って提供 粘膜傷害)。 ○ ・元製品のラベルのみ ・詰替者と提供者が別従業員 飲食店 救急搬送され、入院(口腔内・食道 調理用鍋に保管していた施設清掃用の 上部の炎症) 薬品を誤って使用 ○ 飲食店 ・漂白剤を希釈する容器と飲用水 の容器が同型 ・調理作業をしている時間帯に、 すぐそばで漂白剤の希釈液を調 製していた。 ・従業員間の連絡不徹底 8 23年 東京都区 部 4月21日 2 2 0 アイスゆず茶 次亜塩素酸 ナトリウム 飲食店 飲食店 飲んだ直後に吐き気、喉の痛み。 翌日に医療機関を受診(咽頭から 口頭にかけての炎症)。 9 22年 大阪府 6月6日 1 1 0 飲料水 次亜塩素酸 ナトリウム 飲食店 飲食店 次亜塩素酸ナトリウムと水を入れて洗浄 喫食時に口に刺激を感じ、直後に 中であったウォーターピッチャーの水 おう吐して救急搬送 を、水と誤って提供 ○ ・洗浄者と提供者が別従業員 ・表示なし 10 22年 愛知県 1 0 清涼飲料水 次亜塩素酸 ナトリウム 飲食店 家庭 ライン洗浄後の水洗をし忘れたため、使 戦慄、吐き気などの症状で医療機 用した消毒液が残留し、提供した清涼 関を受診 飲料水に混入 ○ ・洗浄後に試飲等の確認作業が 行われなかった。 11 21年 相模原市 2 0 焼そば 台所用合成 洗剤 飲食店 飲食店 喫食直後に舌がしびれ、病院に救 焼そばを調理する際、食用油と台所用 急搬送 合成洗剤を誤って使用したことによる。 4月23日 不明 1月4日 2 漂白剤を希釈したものを水と誤用して調 製したゆず茶を提供 ○ ○ ・食用油と洗剤の容器が類似 ・調味料類と洗剤を混在して保管 発生要因(分類) NO. 発生年 都道府県 発生月日 名等 摂食者 患者 死者 数 数 数 12 20年 横浜市 11月22日 73 62 13 20年 大阪市 11月2日 2 2 14 20年 福島県 3月2日 29 24 15 20年 横浜市 1月19日 3 3 16 19年 石川県 7月11日 25 14 原因食品 病因物質 (詳細) 原因施設 摂取場所 容器詰替に 洗浄中 その他 よる誤用 の誤用 喫食して平均19分後から、口・舌・ 喉のしびれ、吐き気、おう吐などの 洗浄剤を、食用油と誤認して使用 症状 洗浄剤 その他 その他 0 ゆず梅酒 弱酸性合成 洗剤 飲食店 飲食店 飲食店 飲食店 調理用油と間違って、台所用合成洗剤 を使用した。 飲食店 器具類の漂白作業中の水を誤って提 供 ○ お茶の追加注文をした際、店員が誤っ て漂白剤とお湯が入った漂白中のポッ トから給湯し、お茶として提供したため。 ○ 0 焼きそば、お好み焼き 化学物質 0水 次亜塩素酸 ナトリウム 飲食店 0 みかん 水酸化ナトリ ウム 学校-その 学校-その 他 他 床用洗浄剤 (主要成分: 飲食店 酸性フッ化ア ンモニウム) 飲食店 17 19年 北海道 6月13日 5 5 18 19年 大阪府 5月20日 1 1 0 漂白剤入りお湯 漂白剤 飲食店 飲食店 19 17年 大阪市 7月15日 2 2 0 かき氷(宇治金時) 合成中性洗 剤 飲食店 飲食店 20 17年 長崎県 6月24日 2 1 0 器具(コップ) 殺虫剤(ペル その他 メトリン) その他 21 17年 香川県 5月3日 1 1 0 焼酎(むぎ)の湯割り 化学物質 旅館 旅館 22 17年 横浜市 2月5日 3 3 0 飲料水 次亜塩素酸 ナトリウム 飲食店 飲食店 23 16年 名古屋市 11月10日 263 108 0 油(揚げ物用) 非イオン性界 学校-その 学校-その 面活性剤 他 他 24 16年 17 16 0 自家製豆腐 農薬(エンドス 家庭 ルファン) 11月5日 発生要因(詳細) 0 いも煮 飲食店で提供された 0 紅茶 岩手県 症状 0 酒ダレ 廃油処理剤 (非イオン系 飲食店 界面活性剤) 25 16年 東京都 3月6日 2 2 26 14年 秋田市 12月3日 2742 73 0 揚げ物(12/3~12/4、 灯油 弁当) 27 14年 宇都宮市 5月12日 6 6 0 5月12日提供の会食料 非イオン界面 飲食店 理 かに玉 活性剤 飲食店 ○ 害虫駆除の薬品散布を食器を片付けな いで行い、一部の食器に薬品が付着 し、これを使用したため。 備考 ・食用油と洗浄剤の容器が類似 ・調味料類と洗浄剤の保管場所 が近接 ○ 殺菌用次亜塩素酸ナトリウム溶液の誤 使用 家庭 飲食店 喫食後すぐに苦味と口中(主に舌) 客席の卓上調味料(タレ)を小分けする のしびれの症状。 際に、廃油処理剤を誤って使用 2名ともに医療機関を受診。 事業場-食 堂又は居室 -事業所等 食用油タンクに混入した灯油入り油で 調理した揚げ物を、弁当の副食として 提供したため。 飲食店 かに玉を調理する際,油と中和剤を取り 違えた。 ※ 平成24年東京都食中毒発生速報(平成24年12月31日現在)、平成24年食中毒発生事例(速報)(平成25年1月16日現在、厚生労働省)、平成14年~平成23年食中毒発生事例(厚生労働省)をもとに作成 ○ ・他の種類のタレと廃油処理剤の 容器が類似 ・調味料棚に廃油処理剤が並ん で置かれていた。 ・誤用した従業員は新規アルバイ ト店員 ○ 発生要因分類別事例数 容器詰替 による誤用 4 洗浄中の 誤用 4 その他 不明 7 計 12 27