Comments
Description
Transcript
仕様書(守山市福祉保健センター)
電 話 交 換 機 仕 様 書 (守山市福祉保健センター分) 守山市 1 概要 (1)概要 本仕様書は、守山市福祉保健センター(以下「センター」という。)に設置されている電話交 換機の更新について規定するものである。 (2)納入場所 守山市福祉保健センター(すこやかセンター) 滋賀県守山市下之郷三丁目 2 番 5 号 (3)完了期限 平成 28 年1月 31 日までに据付調整を完了するものとする。 (4)事業内容 ア 電話交換システム更新 本事業は、センター内に IP 電話交換機本体、周辺機器等を設置し、既設の多機能電話機お よびPHSシステムを流用するため、IP 電話交換機へのデータ作成・投入およびPHS子機 へのデータ登録試験も含むものとする。 なお、IP 電話交換機本体は既設交換機(NEC 製 APEX3600i)の後継機種とすること。 イ 撤去 センター内に設置されている既設交換機本体、周辺機器の撤去を行う。また、不要になっ た付帯装置および、ケーブル類も撤去するものとする。 ウ 守山市役所本庁舎(以下「本庁舎」という。)との内線接続 ひかり電話オフィスAエース回線のフレッツVPNワイドサービスを使用して、本庁舎の IP 電話交換機と IP インタフェースで接続し、相互間の内線接続を可能にすること。 (5)納入機器数量 納入する機器は、下記内容について行うものとする。 項目 数量 備考 本体 IP 電話交換機 一式 機種指定(NEC 製 SV9300) 電源装置 IP 電話交換機用電源装置 一式 内蔵型 3 時間 BATT デジタル多機能電話機 58 台 既設流用 PHS 基地局 8台 既設流用 PHS 子機 7台 既設流用 (6)搬入 搬入経路、その他現場の状況を考慮し、安全に据付場所へ搬入するものとする。 (7)試験 機器据付完了後、総合試験を行うものとする。 1 (8)検査および検収 本仕様書に基づき検査を行い、合格をもって検収を行うものとする。 (9)保証 検収後1年以内に本事業に関する不良によると認められる事故が発生したときは、すみやかに 修理を行うものとする。 (10)申請手続 本事業の施工、完成に必要な通信事業者への申請手続きは、請負者が代行するものとする。 (11)工事仕様 ア 内線番号・番号計画・内線クラス・サービス機能等既設 PBX で設定されているものは、今回 構築する交換機へすべて引き継ぐこと。 イ 局線は、別紙 入替後システム図のとおりに種別変更すること。 ウ ひかり電話オフィスAエース回線のフレッツVPNワイドサービスを使用して、本庁舎間と の拠点間通話を可能にすること。 エ 交換機設置場所を指定場所(別紙)の場所に変更すること。なお、設置場所の変更に伴い必 要となる配線工事を行うこと。 オ 固定アクセスコードを自動付加ダイヤルで利用出来ること。 カ 現状利用の交換機短縮ダイヤルを移行出来ること。 キ 外線(ISDN 網)発信可能な全ての内線から、外線発信時にダイヤルイン番号を通知する事 が出来ること。 ク 既設の PHS、PHS 端末は既存設備を流用すること。配線が必要な場合は、その費用を含むこ と。 ケ 既存の NEC 製電話機を流用のこと。 コ センター2階に事務局を置いている守山市社会福祉協議会のひかり電話回線化については、 既設の光インターネット網を利用して契約変更にて使用できるようにすること。 (12)その他の事項 ア 障害時における復旧の対応は、障害発生通知後1時間以内に着手すること。また、保守拠点 が滋賀県内にあること。 イ 守山市庁舎電話交換機(特記仕様書参照)との接続がある為、既設機器の調査や切り替えお よび調整費用は必ず既設保守業者に見積徴取を行うこと。 2 機器仕様 (1)IP電話交換機:機種指定(NEC製 SV9300) ア 概要 (ア) 本 IP 電話交換機は、IP 電話交換機本体、電話機、電源装置、電話機、他周辺装置により 2 構成され、下記の通話を行うことを主な目的とする。 a 内線相互通話 b 内線と局線間通話 c 内線と専用線間通話 (イ) 本 IP 電話交換機、構内交換設備に関する技術基準および関係ある法令規格等を満足するも のとする。 イ 方式 通話路方式 IP スイッチング方式、PCM 時分割方式 制御方式 蓄積プログラム制御方式 プロセッサ 64 ビットマイクロプロセッサ 中継方式 ・個別着信方式 ・追加ダイヤルイン方式 ・中継台方式 ・電子ボタン電話応答方式(直結式) ・分散方式 ・電子ボタン電話応答方式(索線式) ・PBX ダイヤルイン方式 ・INS ネットダイヤルイン方式 ・着サブアドレス呼出方式 ウ 信頼性 (ア)信頼性を高めるために、システムに 2 枚の CPU(中央処理装置)カードを実装可能で、一 方が運用側、もう一方が待機側となり、運用側の故障を検出すると待機側が運用面に切り 替え可能なシステムとする。 (イ)信頼性を高めるためハードディスクレス構造とする。 (ウ)IP 電話交換機の OS として、汎用 OS を採用していないこと。 (エ)セキュリティ面を考慮し、IP 電話用の音声 LAN ポートと周辺装置用 LAN ポートが独立して いること。 エ トラヒック条件: 内線電話機1回線あたりの標準発着呼量は、6.0HCS 以上とする。 オ 収容回線数 種別 内線 デジタル多機能内線 有線放送回線 局線 一般公衆回線 現用 実装 58 回線 64 回線 13 回線 16 回線 15ch 16ch 公衆IPサービス回線 備考 守山市社会福祉協議会回 線含む IP 専用線 16ch 16ch デジタル多機能電話機 58 台 64 台 既設流用 PHSアンテナ 8台 8 台 既設流用 PHS子機 7台 7 台 既設流用 保守コンソール 1式 1式 端末 3 庁舎交換機接続用 カ 電気的条件 (ア)電源電圧 AC100V±10V (50/60Hz) (イ)ダイヤル条件 収容電話機送出ダイヤル条件 項目 条件 送出可能数字 および周波数 PB 式 ダイヤル ダイヤル 1,209Hz 1,336Hz 1,477Hz 697Hz 1 2 3 770Hz 4 5 6 852Hz 7 8 9 941Hz * 0 # 周波数偏差 ±1.5% 信号レベル PB 電話機準拠(NTT 技術参考資料) 信号送出時間 50ms 以上 ミニマムポーズ 30ms 以上 周期 DP 式 周波数 信号送出時間+ミニマムポーズ 120ms 以上 ダイヤルスピード 10±0.8pps、20±1.6pps インパルスメーク率 33±3% ミニマムポーズ 600ms 以上(10PPS) 、450ms 以上(20PPS) (ウ)内線/トランク線路条件 項目 条件 一般内線:600Ω(電話機抵抗含む) アナログ内線(ループ抵抗) 長距離内線:1,500Ω(電話機抵抗含む) デジタル内線 600m(0.5Φ) 一般公衆回線 1,700Ω(所属局内部抵抗含む) (エ)IP インタフェース: キ 項目 条件 LAN インタフェース 10/100/1,000Mbps イーサネット 音声符号化方式 G.722、G.711、G.729a QoS ToS(IP Precedence、Diffserv) VLAN TagVLAN(IEEE802.1Q/p) 構造 (ア)19 インチラック搭載の設置形態が可能な構造とする。 (イ)19 インチラック搭載の専用ハードウェアにより高信頼性を確保し、保守点検が容易な構造 4 とする(汎用サーバの使用は信頼性を考慮し不可とする) 。 (ウ)耐震性能は、水平加速度 1.1G(震度 7 相当)に対応可能なこと。 (エ)柔軟な拡張性を有し、最大 2,000 ポートまでの拡張が可能なこと。 (オ)使用部品は、 欧州 RoHS 指令に適合し、有害物質を定められた閾値以上含有していないこと。 ク 環境条件 (ア)周囲温度:0℃~40℃ (イ)相対湿度:20%~90%(結露しないこと) (2)IP 電話交換機用蓄電池 ア 概要 本装置は IP 電話交換機へ電源供給を行い、停電対応3時間とすること。 (3)デジタル多機能電話機:既設流用(NEC 製 Dterm85) (4)PHS 基地局:既設流用 (5)PHS 子機: 既設流用(NEC 製 Carrity-NW 他) 7台流用 ※既設端末へのデータ投入は本工事範囲内とする。 (6)通信機器用UPS(基準品:シュナイダーエレクトリック社製 SMT1500J) ひかり回線収容に伴い、必要な終端装置や各通信機器の電源バックアップとして UPS を導入する こと。 ア 出力 (ア) 出力電力容量 980W/1200VA (イ) 最大設定可能電力 (ウ) 定格出力電圧 980W/1500VA 100V (エ) 出力電圧歪率 全負荷時5%未満 (オ) 出力周波数 定格周波数 50Hz で 47Hz から 53Hz、定格周波数 60Hz で 57Hz から 63Hz (カ) 接続形態 ラインインタラクティブ (キ) 出力波形 正弦波 (ク) 出力接続 (8)NEMA5-15R NEMA5-15R イ 入力 (ア) 定格入力電圧 (イ) 入力周波数 100V 50/60Hz +/- 3Hz(オート・センシング) (ウ) 入力形態 NEMA5-15P NEMA5-15P (エ) コード長 1.83 メートル (オ) 主操作用入力電源レンジ 80-123V (カ) 主電源運転時の入力電圧可変範囲 70-125V 5 (キ) 最大入力電流 3 12A 特記事項 (1)業務要件 ア 既設設備を一部流用するため、事前に設備を充分把握すると共に業務に支障なく切り替えを 行うこと。 イ 本庁電話交換機とは内線通話を予定している為、現状を充分把握し設備とも業務に支障なく 切り替えを行うこと。 施設 守山市役所庁舎 守山市吉身二丁目5番 22 号 交換機の機種 NEC SV9500 ウ NTT回線との責任分界点は、MDFまでとし、電話交換機までの配線は本作業に含むもの とする。 (2)契約要件 契約については、リース会社を通じての契約とする。リース期間については、5年リース方式 (60 ヶ月、平成 28 年2月 1 日から平成 33 年1月 31 日)とし、月額均等完了払いとする。 6