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第128期救急科(PDF:1042KB)
埼玉県消防学校 第128期救急科を実施しました [期 間] 平成 28 年1月 18 日(月)から3月8日(火)まで 36日間(252単位時間) [会 場] 埼玉県消防学校 埼玉医科大学総合医療センター(川越市鴨田1981) 所属消防本部(局) [到達目標] 救急医学に関する基礎知識に基づき、応急処置時における的確な 観察・判断能力、応急処置に必要な専門的技能を修得し、救急隊 員として活動できる。 [教育対象] 救急業務に従事させようとする者(日赤救急員の有資格者、初任教 育救急講習修了者又はこれらと同等以上の知識技能を有する者) [修 了 者] 24消防本部(局)88名(男性87名・女性1名) 平均年齢26.8歳 【日課表】 受講場所:埼玉県消防学校 日 曜日 1/18 月 1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限 7時限 9:10~10:00 10:10~11:00 11:10~12:00 13:00~13:50 14:00~14:50 15:00~15:50 16:00~16:50 入校式・ガイダンス 社会保障Ⅰ 消化器 1/22 金 循環器系 社会福祉Ⅰ 運動器系 皮膚/感覚器系 1/21 木 1/25 月 救急活動(法規) 呼吸器系 1/19 火 座学 1/20 水 実技訓練概要 神経系 処置各論(在宅医療) 泌尿・生殖器系 救急医療 内分泌系/免疫系 R・I 受講場所:埼玉医科大学総合医療センター 日 曜日 1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限 7時限 9:10~10:00 10:10~11:00 11:10~12:00 13:00~13:50 14:00~14:50 15:00~15:50 16:00~16:50 1/26 火 細菌・感染症・感染防止・消毒 小児・新生児 1/27 水 頭部外傷 処置各論 1/28 木 急性中毒 腹部外傷 1/29 金 血液・体液・熱中症 脊椎・脊髄損傷 2/1 月 検査・高齢者 応急処置各論 2/2 火 顔面外傷/熱傷・電撃症 産科・周産期 2/3 水 急性呼吸器疾患 異物・溺水 施設見学 2/4 木 意識障害 外傷総論・その他の創傷処置 救急搬送 2/5 金 急性心血管系疾患 脳血管障害 2/8 月 CPA・CPR 精神科救急 2/9 火 不整脈・ショック・循環不全 小児救急医療 2/10 水 胸部外傷 急性腹部疾患 2/12 金 四肢・骨盤外傷 災害医療 座学 受講場所:埼玉県消防学校 日 曜日 2/15 月 1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限 7時限 9:10~10:00 10:10~11:00 11:10~12:00 13:00~13:50 14:00~14:50 15:00~15:50 16:00~16:50 効果測定 社会保障Ⅱ 資器材取扱 応急処置総論/応急処置各論・資器材取扱い 座学 一般外傷各論 2/16 火 2/17 水 日 曜日 2/18 木 観察 安全管理 接遇 資器材取扱 1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限 8:55~9:50 10:00~11:00 11:10~12:10 13:10~14:10 14:20~15:20 15:30~16:25 資器材準備 救急実習資器材取扱い 意識レベルの評価・観察 2/19 金 観察用資器材、呼吸・循環管理用資器材・外傷観察 (聴診器、血圧計、経鼻エアウェイ、喉頭鏡、マギール鉗子、吸引器、BVM) 2/22 月 創傷等保護用資器材(止血法、三角巾、固定法) 外傷処置(初期評価、HR外し、頸椎固定)・心肺蘇生法 2/23 火 喉頭鏡を用いた異物除去シミュレーション 心肺蘇生法(成人、小児、乳児) 2/24 水 内因性観察要領・心肺蘇生法・外傷観察処置 実技 2/25 木 保温法、体位変換、搬送器具・ 車外救出要領・ストレッチャー取扱い 内因性観察処置・外傷観察処置 2/26 金 内因性観察処置・外傷観察処置 分娩介助 2/29 月 内因性シミュレーション 外因性シミュレーション 3/1 火 内因性シミュレーション 外因性シミュレーション 3/2 水 総合シミュレーション 3/3 木 効果確認シミュレーション 処置各論 屋内訓練場使用 受講場所:所属消防本部(局) 3/4 金 現 場 実 習 3/7 月 現 場 実 習 実技 受講場所:埼玉県消防学校 日 曜日 3/8 火 1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限 7時限 9:10~10:00 10:10~11:00 11:10~12:00 13:00~13:50 14:00~14:50 15:00~15:50 16:00~16:50 日課 修了式 座学 社会福祉Ⅱ 鑑識 救急交通 【訓練風景】 《入校日の朝》 《入校ガイダンス》 《埼玉医科大学総合医療センターにて》 《座学》 《実技訓練》 【修了生感想】 さいたま市消防局 貝塚 利治 消防士長 *第1小隊 総代 修了しての感想 多種多様な災害、また、救急出場が増加している昨今、私自身 ひとつの引き出しを増やすことができました。 基礎知識を座学で学び、実技訓練を通し技術と手技を習得する ことができました。これからは、このすべての知識を生かし、一 人でも多くの市民を社会復帰できるよう、日々、努力したいと思 います。 後輩へのメッセージ 消防人として、どの分野の勤務においても、とても重要な知識だと思います。一つ一つの 小さなパズルのピースが徐々に一つの大きな絵になるように、一つの知識、仲間との時間を 大切にしてください。 私自身、入校前に目標として「恥識」を掲げました。恥を恥じず、より多くの識を得る。 現場では失敗はできませんので、入校中にたくさん失敗をし、多くのことを教官から得て、 一人でも多くの市民を救える隊員を目指してください。 埼玉東部消防組合消防局 野本 武 消防士長 *第2小隊 総代 修了しての感想 教育期間中は、各消防本部の救命士から生の救急現場の話 を聞き、また、埼玉医大総合医療センターでは人体解剖学を 熟知した医療従事者の方々の貴重な講義を受けることができ ました。学習をするにつれ、改めて救急の奥深さを感じ、更 なる探究心へと繋げることができました。 救急科を修了し、今後は、今ある知識をスタートラインと し、日々進歩する医学、救急の知識習得に努めたいと思いま す。 後輩へのメッセージ 自分の進みたい道、目標を持ち、情熱的にその目標のための準備を怠らないでください。 目の前にチャンスが来たら、迷いなく掴み取る行動をしてください。 川越地区消防局 若松 豪 消防士長 *第2小隊 副総代 修了しての感想 医療現場で活躍する医師の方々や、救急現場で活躍する救急救 命士の方々からの直接指導は貴重な経験と財産になりました。 今後も努力を惜しまず、一人でも多くの命を救えるよう勉強に 励んでいきます。 後輩へのメッセージ 救急科に入校したくてもなかなか来られない方々はたくさんいます。周りの方々の支 えがあることを忘れずに取り組んでいただければと思います。