Comments
Description
Transcript
P32 - 滝川市
株式会社マツオ 代表取締役社長 よしひろ 松尾吉洋さん(42歳) ジンギスカンの認知度をもっともっと広めたい。 昭和31年に創業した松尾ジンギスカンは今年60周年を迎えました。市民になじみの深いジンギスカン ですが、実はどんな経緯で誕生したのか知らない方もいるかもしれません。就任して3年目、代表取 締役の松尾社長に、ジンギスカンの誕生秘話やおいしい食べ方を取材。優しい人柄にも触れました。 羊 毛が軍服の大切な素材とされていたころ、滝川には しゅようじょう 種羊場がありました。羊毛を利用するだけではなく、 おいしく食べられるように、羊肉独特の臭みをとるなど、 いろいろ研究をしました。滝川で生産されていた玉ねぎや りんごなどを使った特製のタレに、羊肉を漬け込む製法を 祖父が考案し、今の味付きジンギスカンが誕生したのです。 昨年9月、私の母校でもある滝川第三小学校の1年生の 教室で、子どもたちと一緒に給食のジンギスカン丼を食べ ました。謝恩と地域への還元という意味も込め、念願だっ た市内の小・中学校の給食に、ジンギスカンの提供が実現 できました。滝川に種羊場があったことや、ジンギスカン の歴史、また、ジンギスカンを囲んでみんなで食べると、 楽しい思い出になるという話。みんな真剣に話を聞いてく れました。子どもたちと一緒に食べた給食は、うれしくも あり、楽しい思い出のひとつになりました。学校給食にジ ンギスカンを提供することは、今後も継続していきたいで す。そして、子どもたちに「滝川の学校給食はジンギスカ ンが出るんだぞ」って自慢げに話して欲しいですね。 ジンギスカンは焼肉ではなく「鍋料理」という話をすると 驚かれますが「じゅうじゅう、ぐつぐつ」というように、鍋 の山面で肉を焼き、同時に溝の部分で野菜を煮る。もちろ ん専用の鍋じゃなくてもおいしく食べられますが、なるべ く大人数でワイワイ食べるのが一番おいしい食べ方です。 現在、羊肉のほとんどは輸入ものですが、8月から江部 乙の丸加高原で羊を飼育し、羊肉の自社生産をはじめます。 飼育と繁殖をはじめ、滝川の本店でしか食べられないブラ ンドの肉を提供する予定です。牧場には羊の歴史が学べる 場や、昔のように羊のいる光景が広がり、滝川の観光活性 化にもつながればと思っています。 「北海道に来たらジンギスカン!」とよく耳にしますが、 北海道だけではなく、もっとジンギスカンの認知度を広め たいです。日常のご飯の選択肢に入れて欲しいという思い がずっとあります。地域以外で有名でも、地元の人に消費 されなければ、全然意味がありません。60周年を迎えられ たのも地元のみなさんに支えていただいたおかげです。こ れからも、地元に愛されるジンギスカンを目指します。 ◆今月の特集は防災についてで す。近年自然災害が増え、滝川市 で も い つ 起 こ る か 分 か り ま せ ん。 伝えたいことが多くつたない文 矢 章ではありますが、少しでも皆さ まに伝わればという思いです。 ◆松尾社長を取材中、私も本店の すぐそばに住んでいたという話か ら、小学校時代の話題に。当時近 所に住んでいた有名なおじいさん 山 のこと、今は無い商店の話などで、 村 一瞬タイムスリップしました。 この広報紙は道 産間伐材を使用 しています。 ◆健康レシピの 「 豚 肉 の 甘 辛 丼 」。 ◀携帯電話用QRコード(ス マートフォンの方はホーム ページをご利用ください) 大根おろしがさっぱりとしてい ■発行/滝川市 ■編集/総務部企画課 ■印刷/㈱須田製版 ◆滝川市役所インフォメーション 〒073-8686 北海道滝川市大町1丁目2番15号 TEL 0125-23-1234・FAX 23-5775 e - m a i l [email protected] ホームページ http://www.city.takikawa.hokkaido.jp/ 携帯電話サイト http://www.city.takikawa.hokkaido.jp/m/ て、モリモリ食べることができる 6 一品です。豚肉は疲労回復にいい 2016. ん だ! と つ い つ い 食 べ 過 ぎ て し 広報たきかわ まうので要注意です (特に私)。 人口 41,418 人(前月比:+156)/男 19,583 人 /女 21,835 人 /世帯数 21,520 世帯 (平成28年4月30日現在) 広報たきかわ 32