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フロンティア・ラボ株式会社 〒963-8862福島県郡山市菜根1-8-14 TEL(024)935-5100 http://www.frontier-lab.com/
PY-2020iD ソフトウェア Ver. 3.03のインストールと温度校正値の入力方法
2015/10/6
フロンティア・ラボ㈱
下記のStep1~10を実行して下さい。
Step1:温度校正値のメモリ状態の確認
1.1
パイロライザーの温度校正値の記憶状態を確認して下さい。
現 在 ご 使 用 い た だ い て い る ソ フ ト ウ ェ ア の “ Tools ” “Maintenance”を選択して下さい。パスワードの入力を求める
画面が表示されます(図1.1)。パスワード(2020)を入力し、
“OK”を押して下さい。
1.2
“Maintenance”の画面中の赤枠部の値を確認して下さい(図
1.2)。この値が“0”であった場合には、温度校正値がリセットさ
れていることを意味しています。Step3以降で温度校正値を再
入力した際に、パイロライザーの実温度が変化しますので、必
要に応じて検量線を再作成する準備を行って下さい。
図1.1
図1.2
Step2:温度校正値の準備
2.1
装置の納入時に添付されている性能保証書(図2.1)をご準備下さい(納入時は取扱説明書のファイルに同
梱されています)。温度校正値は、性能保証書に記載されている“校正値”または“INPUT PY TEMP”の数値
を使用して下さい(出荷時期によって性能保証書の書式が異なります)。
また、パイロライザー加熱炉のヒーターやセンサーの交換などの修理を行った際には、温度校正値が変わり
ます。最後に修理を行った際の「作業報告書」に新しい校正値が記載されていますので、そちらの数値を使用
して下さい。
図2.1
2.2 性能保証書が紛失している場合には、温度コントローラー底面にも温度校正値が表記されていますのでご確
認ください(一部のロットではこの表記が無い装置もございます。その場合には、装置のシリアル番号をご確
認の上、弊社顧客サービス部([email protected])にお問い合わせ下さい)。
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Step3: Ver. 3.03ソフトウェアのインストールの準備
3.1a 旧バージョンのPY-2020iD Controlソフトウェアのインストール先フォルダー名を確認してください。デスクトッ
プ上にPY-2020iDのショートカットがある場合は、そのアイコンをマウスで右クリックします。メニューが現れる
ので、”プロパティ”をクリックしてください。次に現れるウィンドウのリンク先を確認してください。 (図3.1a)。
Step 3.2へ進んでください。
3.1b デスクトップ上にPY-2020iDのショートカットがない場合は、“プログラム”-“PY-2020iD Control”-“PY2020iD Control”を選択して、マウスを右クリックします。メニューが現れるので、”プロパティ”をクリックしてくだ
さい。次に現れるウィンドウのリンク先を確認してください。 (図3.1b)。 Step 3.2へ進んでください。
3.2 32bitのWindows OSでは、”C:¥Program Files¥PY-2020iD Control¥py2020id.exe” 、64bitのWindows Osで
は、 ”C:¥Program Files (x86)¥PY-2020iD Control¥py2020id.exe”であることを確認してください。
3.3 上記の文字列である場合には、これまでお使いの設定がそのまま引き継がれますが、これ以外の文字列が表
示される場合は、Ver. 3.03のインストール後の初回起動時に、温度コントローラーのCOMポート番号と
(Step6.3参照)、周辺装置の使用環境を (Step10.2参照) 再度設定する必要があります。旧バージョンのPY2020iD Controlソフトウェアを起動し、メニューから”Tools”-”Option” を選びます。図3.2のダイアログが開きま
すので、PY-2020iDとAS-1020Eで使用しているCOMポート番号を記録します。
3.4 インストール前に、3.2で表示された”C:¥Program Files¥PY-2020iD Control”などのフォルダを”ドキュメント”,
あるいは“マイドキュメント”にコピーします。その後、フォルダの名前を変更します。例として、”PY-2020iD
Control Backup 20150918”などと、作業年月日の名前に変更してください。
3.5
Cドライブの空き容量が10MB以上あることを確認してください。
“リンク先” を確認
デスクトップ上の
ショートカットを右クリックで
メニュー表示
“プロパティ” をクリック
図3.1 a
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“PY-2020iD Control”を右クリックでメニュー表示
“プロパティ” をクリック
“リンク先” を確認
スタートボタンからの
「プログラム」
図3.1 b
例:PY-2020iDは COM1
AS-1020Eは COM2 を使用している
上記の値を記録する
図3.2
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Step4: Ver. 3.03ソフトウェアのダウンロード
4.1 弊社ホームページ(http://www.frontier-lab.com/japanese/product-support/)より、PY-2020iD Ver. 3.03を
ダウンロードして下さい。図4.1の赤枠内の(zipファイル)を右クリックし、“対象をファイルに保存”を選択して
下さい。
4.2 図4.2のウィンドウが表示されますので、そのまま“保存”を押して下さい。
4.3 保存されたファイルを右クリックし、“すべて展開”を選択して下さい(図4.3)。
4.4 図4.4に示すSETUP.exeファイルが作られますので、このファイルをメモリースティックやCDにコピーして、ソフ
トウェアをインストールするPCに挿入して下さい。
図4.2
図4.1
図4.3
図4.4
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Step5: Ver. 3.03ソフトウェアのインストール
“Next”ボ
5.1 Step4で準備したSETUP.exeを左ダブルクリックして下さい。図5.1のウィンドウが表示されます。
タンを押して下さい。
5.2 お客様名とご所属を図5.2のウィンドウで入力し、“Next”ボタンを押して下さい。
5.3 図5.3が表示されます。インストールを開始することを確認する画面です。“Next”ボタンを押して下さい。
5.4 インストールが終了すると図5.4のウィンドウが表示されます。
“Finish”ボタンを押して下さい。
お客様名とご所属を入力して下さい
図5.1
注意!
図5.2
図5.3
図5.4
本ソフトウェアはC:ドライブの¥Program FIles、あるいは¥Program Files(x86)の下に
インストールされます。
D:ドライブなどへのインストールはできませんので、ご注意ください。
Step6:ソフトウェアの起動
6.1 パイロライザーの温度コントローラーの電源を入
れて下さい。
6.2 PY-2020iD Ver. 3.03ソフトウェアを、“プログラ
ム”-“PY-2020iD Control”-“PY-2020iD Control”
から起動して下さい(図6.2参照)。
6.3 これまで”C:¥Program Files¥PY-2020iD Control”、
あ る い は ”C:¥Program Files (x86)¥PY-2020iD
Control”以外の場所でソフトウェアをお使いの方
は、初回起動時にCOMポート番号の問い合わせ
ウィンドウが開く場合がありますので、Step3.3で
記録したCOMポート番号を選択してください。 (図
6.3参照)。
図6.3
図6.2
図6.4
6.4 ソフトウェアのインストール後、初回の起動時のみ
図6.4のダイアログボックスが表示されます。
Step7:温度校正値の入力
7.1 温度校正値を入力して“OK”ボタンを押して下さい
(図7.1は536を入力した例です)。500~600以外
の数値は入力できません。図7.2のウィンドウが表
示され、受け付けられません。
7.2 7.1で入力した温度校正値を、確認のため再度図
7.3のウィンドウに入力して下さい。異なる数値を
入力した場合には、図7.4のウィンドウが表示され、
受け付けられません。
図7.1
図7.2
図7.3
図7.4
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Step8:温度校正値の確認
図7.1と図7.3のウィンドウで、正しく同じ数値を入力すると、図8.1のダイアログボックスが表示されます。赤
枠内の温度校正値が正しい値であることを確認し、“はい”ボタンを押して下さい。
温度校正値を入力し直したい場合には、“いいえ”ボタンを押して下さい。図7.1のウィンドウに戻ります。
入力された校正値は、“Help”-“About”から表示される画面の右下(図8.2)で確認することができます。
図8.1
図8.2
Step9:確認シールの貼付
作業を行った日付、作業者および入力した温度校正値(CAL Factor)を記録して、保管し
て下さい。
Step10:分析条件の設定
10.1
以上で温度校正は終了です。通常使用するメソッドファイルを読み込み、使用する分析条件
を入力して、従来通りご使用ください。メソッドファイルが見つからない場合は、Step 3.4で
バックアップした場所からコピーしてご使用ください。また、これまでメソッドファイルに保存
せずに分析を行っていた場合は、分析条件を確認してから分析を行ってください。
10.2
これまで”C:¥Program Files¥PY-2020iD Control”、あるいは”C:¥Program Files
(x86)¥PY-2020iD Control”以外の場所でソフトウェアをお使いの方は、メニューの”Tools” “Instrument Set Up”で設定する選択試料導入装置、マイクロジェットクライオトラップ、オー
トショットサンプラーの使用/不使用の設定、および安定化時間などの設定を再度行
い、”Use as Default Value”で確定させてください(図10.1)。
この際、オートショットサンプラーのCOMポート番号の問い合わせウィンドウが表示される
場合があります(図10.2)。オートショットサンプラーの電源が入っている状態で、Step3.3で
記録したAS-1020E用のCOMポート番号を指定してください。
図10.1
図10.2
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注意!
1. 550ºC以外の温度で温度校正を行われる場合には、本ソフトウェアのご使用はできません。
550ºC以外の温度で温度校正を行う場合は、従来通りメニューバーの“Tools-Maintenance”
から開くウィンドウで再度温度校正を行って下さい。
2. 新しいPCに交換したり、同じPCにソフトウェアを再インストールする場合、上記のStep2~8の
操作を再度行って下さい。
3. 同じPCに異なる加熱炉を使用する場合、上記のStep2~8の操作を再度行って、各加熱炉固
有の温度校正値(Step2の値)を入力して下さい。
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