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ツンな幼なじみをセックスメイドにする話

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ツンな幼なじみをセックスメイドにする話
ツンな幼なじみをセックスメイドにする話
犬吠ろめゐ
!18禁要素を含みます。本作品は18歳未満の方が閲覧してはいけません!
タテ書き小説ネット[R18指定] Byナイトランタン
http://pdfnovels.net/
注意事項
このPDFファイルは﹁ノクターンノベルズ﹂﹁ムーンライトノ
ベルズ﹂﹁ミッドナイトノベルズ﹂で掲載中の小説を﹁タテ書き小
説ネット﹂のシステムが自動的にPDF化させたものです。
この小説の著作権は小説の作者にあります。そのため、作者また
は当社に無断でこのPDFファイル及び小説を、引用の範囲を超え
る形で転載、改変、再配布、販売することを一切禁止致します。小
説の紹介や個人用途での印刷および保存はご自由にどうぞ。
︻小説タイトル︼
ツンな幼なじみをセックスメイドにする話
︻Nコード︼
N9359CK
︻作者名︼
犬吠ろめゐ
︻あらすじ︼
祖父用に、オークションで買った性奴隷は、主人公の幼なじみだ
った!
﹁できればじーちゃんの相手をさせたくないんだけど⋮⋮﹂
そんな彼の要望に、祖父が出した条件は、一ヶ月以内に、完全屈服
させること。出来なければ召し上げて再調教するという。
不承不承了承する主人公だったが、しかし彼女はツンツンで!?
﹁金で女の子を買ってるなんて! あんたのこと見損なったわ!﹂
1
主人公は、果たして期限内に彼女を落とすことが出来るのか!?
※基本ラブエロです。NTRとか調教といった感じの展開・描写は
ありません。
2
性奴隷オークション会場にて
会場は、異様な熱気に満ちていた。
﹁一億八千ーッ! 一億八千ーッ! 一億八千ーの上はございませ
んかーッ!﹂
﹁一億九千!﹂
﹁二億だ!﹂
﹁二億いただきましたッ! ハイ二億でございますッ! もう一声、
もう一声ございませんかーッ!﹂
ヒートアップする会場を盛り上げるように、オークショニアが、
檀上の女の子を指す。
テレビや雑誌で見たことがある⋮⋮。確か、国民的アイドルグル
ープに所属していた女の子だ。グラビア写真を撮られる時にでも覚
えたのか、裸身をいやらしくくねらせ媚びた笑顔をバイヤーに向け
ている。
﹁最近見ないと思ったら⋮⋮﹂
主催者の用意した専用のタブレット端末で出品一覧を見てみると、
果たして本名に併記された彼女の芸名を見つけることが出来た。
﹁ま、珍しい事じゃないけどね﹂
最高級の性奴隷だけを集めたこのシークレット・オークションに
は、様々な女の子が競売に掛けられる。スポットライトに輝くアイ
3
ドルから純粋培養された良家の子女、海外セレブに、果ては王族の
娘まで。
審査は厳しく、整った顔立ちや男好きのする肉体である事は勿論、
出自や所属組織にセックス経験の有無など、オークション参加者の
欲望を煽る付加価値が無いとそもそも檀上に上がることすら出来な
い。
﹁二億二千ーッ! 二億二千ーッ! 上はございませんかッ!? よろしいですかッ!? ⋮⋮ラストコールになりますッ! 二億二
千万の上、ありませんかッ!?﹂
カコンッ!
﹁二億二千万円です。八二番のお客様、ありがとうございます﹂
﹁処女でもないのにけっこう高くついたなー⋮⋮﹂
さすが国民的アイドルグループ出身、といったところか。
﹁それにしても、まだ半分も過ぎてないのに、二億超えかー⋮⋮﹂
およそ半年ごとに行われるこのオークションは、一回に三〇人ぐ
らいが売買される。当然、目玉ほど後回しにされ、中盤のハンマー
プライスは億前後。それが今日は既に二倍を超えている。
﹁今日は目玉が多いから余分目に持ってけってじーちゃんが言った
通りだな⋮⋮﹂
などとひとりごちていたら、背後からひんやりした声が飛んでき
4
た。
﹁直人さま、そろそろ⋮⋮﹂
じーちゃん付きのセックスメイドである一ノ瀬美冬だ。素性を隠
す為のヴェネチアンマスクで顔こそ見えないものの、黒髪のおかっ
ぱ美少女が、いつものように無表情のまま呟いただろうことは想像
に難くなかった。
﹁はいはい。判ってますよー﹂
美冬の一言でここに来た目的を思い出した俺は、タブレット端末
で今日の出品一覧を頭から確認していく。
︱︱俺の名は、藤堂直人。
フツーの男子高校生、と言いたいところだが、こんな裏社会に首
をつっこんでるところからも判るように、少しばかり変わった点が
ある。それは、藤堂財閥の跡取り、というところ。
藤堂は、じーちゃんが一代で作り上げた、軍需産業を基幹とする
コングロマリットだ。戦中に作った資産をその後の高度成長で爆発
的に膨らませ⋮⋮ってその辺はいいか。要するにウチは、世界でも
有数のお金持ち、だったりするのだ。
そして、そんな家を作ったじーちゃんこと藤堂煬山は、大の女好
き。特にばーちゃんと娘夫婦︵つまり俺の両親だ︶を事故で亡くし
て以降顕著となり、数年前からこのシークレット・オークションを
利用するようになった。普通は、プロの代理人を立てるのだが、じ
ーちゃんの好みを熟知してるとかで、俺が代行役を仰せつかってい
5
る。
﹁今回は、三億ぐらいの女の子を五人、だっけ?﹂
﹁はい。場合によっては、ひとりにつき五億までは出しても良い、
とのことにございます﹂
﹁了解﹂
自分もこのオークションで買われ、じーちゃんの手で処女を散さ
れた上に散々調教されたってのに⋮⋮。図太いというか無神経とい
うか⋮⋮。
﹁なにか?﹂
振り返った俺を、美冬が怪訝そうに見つめてくる。
﹁いんや﹂
って、そろそろちゃんとチェックしないと。買いそびれるとじー
ちゃん怖いからな。
そんなことを考えつつ、リストを一通り見終えた時だった。
﹁え⋮⋮?﹂
リストの最後に見知った名前を見つけ、息が止まった。天地が逆
転したような感覚を覚えながら、震える手でタブレット端末を操作
する。
顔写真に身体プロフィール、所属等を見て、本人だと確信した俺
は、ジャケットからスマホを取り出し、通話ボタンをプッシュ。ス
リーコールの後、相手は出た。
6
﹃これはこれは若。直接お電話いただけるのは恐悦至極⋮⋮ですが、
今はオークションの真っ最中。しかも通常回線でのご連絡とは、い
ったいどうされたので?﹄
電話先はオークション主催者だ。口調こそ丁寧だが、トーンはや
や不快げ。しかしそんな事に構ってはいられない。
﹁今日いちばんの目玉、あれはどういうことだ?﹂
﹃どういうこと、と仰られましても⋮⋮﹄
﹁なんで純が⋮⋮﹂
はやみや・すなお
早宮純。俺の幼なじみ︱︱であると同時に恋焦がれている女の子。
いわゆる良家の子女で、本来ならこんなところにリストされるよう
な人物じゃない。
﹃ご存じなかったので? 彼女の実家は今、大変な状況なのですよ
?﹄
﹁いや、聞いてはいる⋮⋮﹂
俺も、純の父親が経営する会社をいくつか売却している、という
情報は掴んでいた。
﹁でも、こんな⋮⋮﹂
娘まで売らないといけない状況、だったのか⋮⋮?
﹃既にご確認されていること、それが現実にございます﹄
オークション主催者の言葉に、嘔吐感が込み上げる。つい三日前
に話したとき、そんな素振りは無かった⋮⋮はず。なのに⋮⋮。
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﹁やめさせられないか?﹂
﹃若⋮⋮。それは手前どもに借りを作る、ということになりますが、
宜しいので?﹄
裏社会には裏社会のルールがある。トリを飾るような出品でそれ
を破らせれば、相当な借りになってしまうだろう。そして俺に、藤
堂の看板をしょってそんな勝手をする権限は、無い。
﹁くそ⋮⋮﹂
﹃なあに、簡単なことですよ。金で買えばいいのです。いつものこ
とでしょう? 若のご実家なら、買えない女なんていない、違いま
すか?﹄
それはそうだろう⋮⋮。ただ、今日の手持ちは三〇億。しかもひ
とりの女につぎ込むための金じゃない。そして俺個人がすぐに動か
せるのは三億程度。
出口のない思考をグルグル回していると、付き合ってられないと
ばかりに言われてしまった。
﹃若、申し訳ないんですが、キャッチが入りました。いったん切ら
せてもらいます﹄
﹁ちょっと待て! 話はまだ、﹂
プッ。ツーツーツー⋮⋮。
﹁切りやがった!﹂
スマホを投げ捨てたくなる衝動を抑え、ソファに凭れこむ。
どうする?
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中盤の落札価格が二億超え。トリなら当然それより高くなるだろ
う。純のエスティメート︵落札予想価格︶は⋮⋮。
﹁一五億!?﹂
端末に表示されたソレを見て天を仰ぐ。どんな上玉でも一〇億を
超えることはまず無い。少なくとも俺が見てきた中では。なのに、
なぜそんな法外な値が設定されてるんだ⋮⋮?
﹁四億二千万円です。一七番のお客様、ありがとうございます﹂
新たなオークションが行われ、落札に至ったようだ。
﹁四億⋮⋮﹂
落札された女の子の詳細データを確認する。海外セレブの娘で、
顔立ちも体つきも非常に男の性欲をそそる。が、さすがに四億は無
い。
つまり⋮⋮。
﹁会場がヒートアップしてる⋮⋮?﹂
純のエスティメートは、これを読んでた、ってことか⋮⋮。
ざっとリストを検める。贔屓目抜きにしても、彼女に最高値が付
くだろう。そしてこの会場のボルテージからすると、一五億も、決
して有り得ない額では無いようにも思う。
どうする? もう一度、自分に問いかける。
確実なのは、今すぐじーちゃんに連絡して、枠を無制限近くまで
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増やしてもらうことだ。
もうひとつは、トリまで落札せず、温存した三三億すべてをつぎ
込むこと。
﹁直人さま。大旦那様のお言いつけをお守りください﹂
﹁判ってる!﹂
美冬の見透かしたような一言に思わず声を荒げてしまう。
判ってる。判ってるよ。そのどっちもじーちゃんの命令に反して
ることぐらい。でも、純は俺にとって特別なんだ。いつもツンツン
してるけど、実は面倒見の良い、性根の優しい女の子。ふとした瞬
間に見せる笑顔は、男なら一発で恋に落ちるぐらい可愛い⋮⋮。そ
んな純が誰かのモノに、それも性奴隷のような形で渡ってしまうな
んて、俺には耐えられない。
再度、スマホを取り出し、ディスプレイをプッシュする。
トゥルルルー、トゥルルルー、トゥルルルー⋮⋮。
今度はじーちゃんだ。
トゥルルルー、トゥルルルー、トゥルルルー⋮⋮。
が、つながらない。
﹁ダメか⋮⋮﹂
電話を切り、美冬に向き直る。
﹁じーちゃんの今日のスケジュールは? この後、電話を取れるタ
イミングはいつだ?﹂
﹁今の直人さまにはお教えできません﹂
﹁なんで!﹂
﹁ご自身がいちばん理解されていることかと存じます﹂
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にべもない。
が、美冬はじーちゃんに絶対の忠誠を捧げてる。俺が勝手してる
以上、説得は無理だ。
﹁ふー⋮⋮﹂
落ち着け。こうなったら手持ちでどうにかするしかない。落札者
にならない程度に競売に参加し、値を釣り上げる。そうやって他の
バイヤーに金を使わせれば、俺が純を落札できる確率はぐっと高ま
るだろう。形の上では競売に参加しているワケで、じーちゃんへの
言い訳にもなる。
﹁⋮⋮⋮⋮﹂
背中に刺すような視線を感じる。が⋮⋮。俺だって引くわけには
いかない。
﹁よし﹂
軽く深呼吸をした俺は、想い人が懸った戦いに、身を投じる覚悟
を固めた⋮⋮。
・
・
・
﹁七億九千万円ですッ! 五番のお客様ッ! ありがとうございま
すッ!﹂
その結果に、静かに拳を握る。
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俺は予定通り、落札せず、しかし値を釣り上げる形で競売を進め
ることが出来ていた。そうして二九人のオークションを消化。残る
は純のみ。
﹁オークション番号三〇、早宮純﹂
オークショニアの一言に、全身が強張る。
コールを受け、カーテンの向こうから出てきたのは⋮⋮。
﹁純⋮⋮﹂
スポットライトによっていっそう輝きを増した金色のツインテー
ルに、この上なく整った目鼻立ち。今は厚手のバスローブに隠れて
るけど、男を狂わせる魅惑のボディラインがその下には息づいてる
ことだろう。そして何より︱︱
この異常な状況に際しても光を失わない切れ長の瞳に、硬く引き
結ばれた薄桃色の口唇。純らしいとしか言いようのないソレに、別
人であってほしいという淡い期待は、けっきょく打ち砕かれること
となった。
そして、純がバスローブに手を掛ける。
ゴクリ。
俺だけじゃない。参加者全員が息を呑む。
﹁くそ! 誰にも見せたくなかったのに!﹂
俺のモノでも何でもないが、純に関してはそういう気持ちを抑え
られない。嫉妬に狂いそうになりながら食い入るように見つめてい
ると︱︱
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﹁え⋮⋮?﹂
下着、姿⋮⋮?
ざわざわと辺りがざわつく。
言うまでもないが、こういったオークションでは全裸が基本だ。
それが不文律だし、実際出てきた女の子は全員そうだった。
焦らしながら脱ぐ為に着けているのかと思いきや、純はそのはち
切れんばかりの胸の下で腕を組み、立ち尽くすばかり。
﹁どういうことだ! 下着を脱げ!﹂
﹁そうだ! そうだ!﹂
参加者から野卑な声が上がる。
﹁お静かに。お静かにお願いいたします。参加者の皆様にお知らせ
がございます﹂
一拍置き、オークショニアが続ける。
﹁オークション番号三〇は、お手元の資料の通り、未調教、処女に
ございます。また、本人の自己申告ではございますが、キスはおろ
か裸も男性には見られたことが無い、とのことでございます﹂
﹁そんなこと判らないだろ!﹂
﹁バイヤーを馬鹿にしてるのか!﹂
という反論は、しかし続く言葉にその一切を封じられてしまった。
﹁さらには、このように競売に掛けられる事が無ければ添い遂げた
かった男性が居るそうにございます﹂
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シーン、と。辺りは水を打ったように静まり返った。
しかし、それもつかの間。
﹁五億だ!﹂
﹁いや、六億!﹂
﹁儂は七億出す!﹂
﹁九億!﹂
﹁一二だ!﹂
オークショニアの﹁願いましては﹂が出る前にも関わらず、参加
者が我先にと値段をコールしていく。
やられた⋮⋮!
添い遂げたい男って誰だよ! と打ちひしがれながらも、その一
方で、俺はオークション主催者のタチの悪さにほぞを噛んだ。
こんなところに来るような連中は、普通の女はおろか美少女すら
抱き飽きてる。特殊なプレイも一通り経験済みだろう。だから出自
むすめ
やら年齢やら所属組織やらの付加価値にこだわる。それでも尚、手
に入れにくいのが、他の男に恋をしてる未通女だ。そんな子は、当
然、体はともかく心は許さない、と健気にも好いた男に操を立てよ
うとするだろう。それを思うさま調教し、乙女の純粋な恋心を踏み
躙る形で完全に屈服させる。それは男が持つ根源的な欲望だ。異性
に裸身を曝した経験もない美少女相手にソレが愉しめる機会など、
早々無い。
﹁一四億!﹂
﹁一六だ!﹂
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瞬く間に吊り上っていく高値からも、参加者が性欲を激しく刺激
されてることは明らかだった。
くっそ⋮⋮。どうする⋮⋮?
高値はまもなく二〇億に到達しようとしている。流れは混沌とし
ており、どこで落ち着くか全く読めない。
﹁このまま行くと、茹でガエルみたいになっちまうんじゃ⋮⋮﹂
それは困る! ここで純を落とせなかったら俺は⋮⋮!
勝負に出るしかない。
腹を括る。
﹁三三億!﹂
祈るように立ち上がり、手持ち全額をコールする。
その瞬間︱︱
﹁え⋮⋮?﹂
今まで微動だにしなかった純が、弾かれたように俺を見た。しか
も目を離さないどころか、少しずつ見開くというオマケつき。
反射的に顔を伏せる。
やべ。バレた?
いや、それはない⋮⋮はずだ。ここでは素性がバレないようヴェ
ネチアンマスクの装着がルールになってるし、だから当然、俺も付
けてる。長々と喋れば声で判るかもしれないが、ただ一言叫んだだ
け。だから大丈夫だろう⋮⋮多分。てか、そうであってくれ⋮⋮。
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こんなところに居るのがバレたら間違いなく嫌われる⋮⋮。
落ちてくれという想いと、こっち見んなという想い。そのふたつ
をひたすら祈る。
﹁さ、三三億ーッ! 三三億ーッ! 上はございませんかあッ!?﹂
頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む。高値更新されたら打つ手が
ない!
﹁よろしいですかあッ!? ⋮⋮ラストコールになりますッ! 三
三億の上、ありませんかッ!?﹂
頼む︱︱︱︱︱︱!
カコンッ!
﹁三三億円ですッ! 六三番のお客様ッ! ありがとうございます
ッ!﹂
自分のパドルナンバーをコールされた瞬間、全身から力が抜けて
しまった。ヘナヘナとソファに座り込み、震えるように息を吐く。
目だけで檀上を見上げると、既に純の姿は無かった。控室に戻った
のだろう。
けっきょくバレたのかバレてないのかどっちなんだ⋮⋮?
いや、それよりも今は、純を他人に渡さずに済んだことを喜ぼう
⋮⋮。
16
﹁直人さま﹂
が、それを許さないじーちゃんの忠実なる下僕が、ひとり。
﹁だから判ってるよ⋮⋮﹂
他人に渡さずに済んだ、なんて言っても、俺は純をじーちゃん用
の性奴隷として買い上げたに過ぎない。そして、そのじーちゃんの
命令に、今日の俺は全く従ってない。美冬はそれを細大漏らさず報
告するだろうし、そうなったら怒りを買うのは必定だ。
さーて。どうしたもんか⋮⋮。
疲労しきった頭を再起動させ、これから先のことを、俺は考え始
めた⋮⋮。
17
PDF小説ネット発足にあたって
http://novel18.syosetu.com/n9359ck/
ツンな幼なじみをセックスメイドにする話
2016年8月21日01時20分発行
ット発の縦書き小説を思う存分、堪能してください。
たんのう
公開できるようにしたのがこのPDF小説ネットです。インターネ
うとしています。そんな中、誰もが簡単にPDF形式の小説を作成、
など一部を除きインターネット関連=横書きという考えが定着しよ
行し、最近では横書きの書籍も誕生しており、既存書籍の電子出版
小説家になろうの子サイトとして誕生しました。ケータイ小説が流
ビ対応の縦書き小説をインターネット上で配布するという目的の基、
PDF小説ネット︵現、タテ書き小説ネット︶は2007年、ル
この小説の詳細については以下のURLをご覧ください。
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