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2007.7 仕事/アバデア国立公園
第5号 発行日:平成19年7月25日 発行者:板垣 奈緒 ボランティアの仕事 オフィスでのコンピュータ入力作業 私の活動は、ケニアの地方行政において行政 サービス全般に関わる技術向上を指導するというも のです。また、住民に対し、現金収入向上のための 助言することも求められています。 配属先機関は、「地域社会開発局」と呼ばれ、中 央省庁の地方支局という位置付けです。この役所で は、「地域開発、自助グループの登録及び活動支援、 青少年育成事業、争議の解決等」の事業を行ってい ます。 活動の3割はオフィスワーク、7割はフィールドワー クで、毎日朝8時から夜7時まで活動を行っています。 主なオフィスワークはコンピュータへのデータ入力 作業です。ケニア政府がデータの電子化を奨励して いるため、ケニア人大学生インターンの方と共に週に 5時間ほど入力作業を行っています。 村落巡回訪問 車に乗り延々と赤土の道を行くと村落があります。地域 社会開発局の職員と共にこれらの村落を巡回し、開発課 題の発見・改善を行う活動をしています。集会場所は主 に教会です。私の活動地域は、住民のほとんどがキリス ト教のため、日曜日に住民が教会に行った際に、ミーティ ングの開催の知らせが届く仕組みになっています。そこで、 住民に対し、「村落開発トレーニング」を行います。トレー ニングの内容は、「自助グループ形成方法、帳簿のつけ 方、現金収入向上プロジェクトのマネージメント方法、孤 児の生活支援、エイズ問題の解決等」その村落の需要に より様々です。トレーニング期間は3日間、講師は計5名 程で、公務員、国連ボランティア、ビジネスマンの方々等 です。 トレーニングには毎回30名ほどの住民が参加し、私は 彼らに実に多くの質問を受けます。例えば、孤児やエイズ 舗装されていない道をひたすら突き進んだ奥地に村落が存在している といった問題に対し、「日本の現状はどうか?どのように 対応しているのか?」といった具合です。 アバデア国立公園 週末を利用して、ケニアの観光地の一つである国立公園を訪れサファリツアーに参加しました。大自然の中にいる、バッファ ローや象を見てケニアに来た実感が沸きました。 サファリ内の道を歩く象 バッファロー 標高3000メートルのアバーデア国立公園でのサファリツアーは赤道直下とは思えない程の寒さでした。 コートを着て、マフラーをしてもまだ寒いくらいでした。