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植木市チームの活動をまとめたパネル(2012年2月25日の観光フェスタで
「植木市」のあるまち、奥浅草 みどりが生み出す賑わい ■江戸時代から続く、伝統の植木市 江戸時代からずっと続く植木市は、富士山の山開きの日、「お富士山」こと浅 間神社の祭日に開催されます。各地から植木商の方が集まり、自慢の植木を並 べます。奥浅草もこの日は賑わいます。「お富士様の植木市 で買った木はよく つく」と言われています。植木市は奥浅草の大切な歴史的資源なのです。 植木市は新旧暦両方の山開きの日に開催されます。そのため 2012 年は、5 月26・27日と6月30・7月1日の2回開催されます。 ■しかし、最近、 元気がない… 昔の植木市と比べると、現在の植木市は だいぶおとなしくなったと思いませんか? 【その原因は?】 ・本格的な植木を買うような人がいなくなった。 ・植木屋さんの後継者がいなくなった。 ・まちの人自体に魅力を伝えられていない。 【どうしたら賑わいを取り戻せるだろうか】 隅 田 川 り 浅草寺 堀 谷 待乳山聖天 言問通 植木を使った (アートの)祭典 植木を使って 環境教育 郵送サービス 山 奥浅草観光 まちづくり協会 浅間神社 植木商 植木商 ★ まちづくりのための 植木市 (ブランディング) 現在地 植木を売る 未来 江戸時代 大木中心 お金持ち目的 特定の人々 奥浅草の中心にある「お富士山」(浅間神社) 奥浅草のまちの資源 W.W.Ⅱ. 大戦後 小さい株モノ中心 各家庭向き まちの人々 まちの人 全ての人々 外の人 商売 イベント 奥浅草観光まちづくり協会 慶應義塾大学SFC中島直人研究会 「植木市」の魅力を引き出す 中島研究会の取り組み ■植木市をいかしたまちづくり 盆栽 松松 「植木市のあるまち」を奥浅草の大切なブランド と考え、それを活かしたまちづくりのありかた を実践的に研究しています。植木を使って奥浅 草を元気にしていきたいと考えており、まずは 主に植木市の魅力の発信を行っています。 肥料 水やり × ○ ほどほど 置き場所 実 × 風通しの ならない よいところ 特に必要なし 育て方のコツ つねに 涼しさと、水はけのよさを 苔玉を持ち上げて軽くなったら、水をあげましょう。 松がかかる病気、つく害虫の原因は 環境です。 つねに涼しく、風通しのよい場所に置いて下さい。 あ育 るて 生 方活 変わり種 ~サボテン~ 水やり 置き場所 △ 日当たり 必要ない のよいところ あまり 花 /水はけ ~アサガオ~ 育て方のコツ ◎ たっぷり 日当たりの よいところ 育て方のコツ 夏場は水より 日光を 種まきは あたたかくなってから 乾燥地帯の植物・ 冷えに弱いアサガオ。 サボテン。 気温20度以上が 水のやり過ぎは 根腐れの原因となります。 ■「ぶらり植木市」の発行 水やり 置き場所 適温です。 2 休憩も 出来るよ !! 至 入谷 !! 日本 浅草署 通り 富士 ろう 奥浅草観光 まちづくり協会 至 隅田川 頑張 (お富士さん) 富士公園 植木市 祝 お富士さんの植木市とは? ■植木市とまちを魅力的にするアイデア 浅間神社 東北支援 チャリティー 物産展 一葉桜小松橋通り スタート 植木市を今以上に魅力的にするようなアイデアを 提案してきました。ここでは、その一部を紹介します。 植木店 江戸時代、富士山信仰を起源とする 浅間神社が富士山の山開きの日︵現在 は新・旧暦の2回︶に合わせて行って いた縁日に植木を売り出したのが始ま りと言われています。かつては浅草の 旦那さんが大きな植木を買い求めまし た。現在では人々の多様な趣向を反映 し、バラエティのある植木が並びます。 昨年の植木市では、より多くの人に植木市を楽 しく味わってもらうために、パンフレット「ぶ らり植木市」を発行しました。内容は、独自の 調査に基づく「植木診断チャート」や「植木の 育て方」 、「植木のある生活紹介」などです。 ステージ 平 成 23 年 度 お 富 士 さ ん の 植 木 市 開 催 奥浅草のマスコット お富士さんの植木市 まるわかりマップ 3 おくあさちゃんが ここから出てくるかも?? 柳通り 至 浅草寺 4 提案をもとにした、奥浅草観光ま ちづくり協会との話し合い。 ⇒「トピアリー de 植木市」へ 慶應義塾大学SFC中島直人研究会 トピアリー de 植木市 みんなでつくる「みどりのアートとまちなみ」 ■トピアリーは「みどりのアート」 トピアリーは植木の一種で、動物や人型に狩り込 んだもの。ヨーロッパで庭師が生垣に自らのイニ シャルを彫りこんだのが始まりだです。今日では 世界中で親しまれています。針金で作られた枠型 に沿って植物をはわせる形も普及しています。 ■植木のまちだからこそ、トピアリー 奥浅草は伝統のある植木文化 の発信地ですが、実際にはま ちなかに緑は多くありません。 近年では、まち全体で植木市 を楽しむといった文化も失わ れてきています。つくって楽 しい、見て楽しいトピアリー で、まちに緑を増やし、植木 文化と地域の人とのつながり を再生させていくことができ 日本伝統の盆栽、ヨーロッパ生まれのトピアリー、どちらも植木アート! るのではないでしょうか。 スタート ■トピアリーが植木市を、奥浅草を変える!? 少し寂しい案内所が… スカイツリー型トピアリーを 案内所の前に置くと・・・ 街歩く人の注目の的に♪♪♪ まずトピアリーをまちに飾りはじめることで、地域 の人や訪れた人に関心を持ってもらう。トピアリーを 楽しんでつくることで、多くの人が植木市やまちづく りに参加するようになる。そして、将来的には、 ●奥浅草でしか買えないお土産品となる「オリジナ ル・トピアリー」(スカイツリー型など)の開発 ●「まちなかにトピアリー 100 個」を達成し、それ らを巡る「トピアリー・クイズラリー」を開催 など、観光まちづくりの振興、地域の親睦のさまざま な場面で、トピアリーが活躍するようになる!! 本日は、特定非営利活動法人日本トピアリー協会から全面協力をいただき、タワー型のト ピアリー作成体験ワークショップを開催いたします。今回作成するトピアリーは、ぜひ、 奥浅草のまちの中に飾ってみたいと思っております(里親募集中です!)。奥浅草の皆さん の手でたくさんのトピアリーが生み出され、「緑あふれる植木市のまち」と誇れるような、 そんな奥浅草づくりの支援をしていきたいと考えています。今年度の植木市に向けて、今 後もトピアリーのワークショップを開催していく予定です。ぜひ、参加してみて下さい。 慶應義塾大学SFC中島直人研究会