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ACQUITY UPLC H-Class
ACQUITY UPLC H-Class システムを用いたUPLC分析及び HPLC分析におけるサンプル注入 機構の柔軟性と堅牢性 目的 ® 分析、 UPLC HPLC分析のどちらにも対応 可能なように低拡散でありながらシンプル かつ柔軟性のある注入機構を確立し、キャ リーオーバを最小限にすること、どのような サンプルにおいても精度、正確度を保つこと、 これら主要なシステム性能が広い注入量範囲 において維持されていることを実証します。 背景 ACQUITY UPLC H-Classシステムのサンプルマネージャ に採用されている“ニードル - イン - フローパス” デザインは高精度で高いサンプル回収率をもたらし ます。この注入機構はHPLC 分析、UPLC 分析のどちら にも柔軟に対応できるように幅広い注入量範囲を 実現します。 ロード時 廃液へ オートサンプラには固定ループタイプと カラムへ “ ニードル - イン - フローパス”の2つのタイプ カラムへ ポンプから 注入バルブ ロードポジション があり、それぞれについて、性能、スループット 及びその使い勝手等において利点や難点が 廃液へ 注入時 シリンジ/ サンプル計量 注入バルブ 注入ポジション シリンジ/ サンプル計量 あることが知られています。分析者はその分 析における最高の結果を得るために、適した 注入機構を有したシステムを選択することが できます。固定ループタイプは低拡散で高分離 が必要なアプリケーションに有効です。さらに、 ループ部分をオフラインにすることが可能な ため、分析中にインジェクタ部分の洗浄を 実行したり次の注入準備をしておくことで、 サイクルタイムを最短にできます。しかし、 このタイプは最高の性能を発揮するために 分析法を検討する必要があります。一方 ニードル - イン - フローパスデザインは柔軟性 と操作性に優れています。一般的にこの注入 機構はシステム構成(ループサイズ)などを変 更することなく幅広い注入量範囲に対応可能 です。もっとも大きな利点として分析法の最 適化に時間を必要としません。 廃液へ 洗浄ポンプ から 廃液へ サンプル 注入ポート 洗浄ポンプ から サンプル 注入ポート 図1、ACQUITY UPLC H-Class サンプルマネージャの流路図(ロード時及び注入時) ポンプから ソリューション 保持時間 %RSD = 0.14% 面積 %RSD = 0.11% フロースルーニードルデザインを採用したACQUITY UPLC® H-Class システムはUPLCとして最高の 性能を発揮するためにデザインにおいて”高圧下 における頑健性の高いニードルシール力”及び “ UPLCでのピーク幅の小さいピークに対応するため の拡散の低減”という2つの挑戦を試みました。こ れらの挑戦は画期的な特徴であり、その一連の注 入動作の詳細を図1に示しました。注入を開始 すると、バルブが切り替わりニードルが流路から 切り離されてバイアルからサンプルを吸引します。 サンプリング機構としてはRΘZという回転機構 分 (XYZ機構に対して) を採用しており、ニードル は対角線上に動くだけで、サンプルトレーが回転し、 図2. ACQUITY UPLC H-ClassシステムはHPLC 、UPLCのどちらのアプリケーションにも対応 します。その高い柔軟性はUPLCモードでの鎮痛剤の 6 回繰り返し再現性データでも証明 されています。 ニードルの下にバイアルが移動してきます。 その後、サンプルを吸引するためにニードルが 下がり、設定した注入量を正確に吸引した後、注入 ポートに戻ります。ニードルは注入ポート内部に あるシール部分に押し付けられます。この時、 注入量範囲を実現します。このACQUITY UPLC H-Class システムの柔軟性の 高いデザインはバンド拡散が8-9 µ L となるUPLC分離に適した低拡散システム です(図 2)。 15,000psiの耐圧を維持するために、トランス デューサでシール力を測定し、シールの劣化が 最小限になるようにしています。最後にバルブが 切り替わり、サンプルはニードルから押し出され、 カラムへと送られます。注入ポートはサンプルが カラムへ到達する間の拡散を最小限にするために 可能な限り注入バルブ近くに設置しています。 注入完了後、キャリーオーバを最小限にするため まとめ ACQUITY UPLC H-Class システムはUPLCテクノロジーの有用性を、分析法 開発 /分析法移管、QA/QC、ルーチン分析ラボへと広めていただくために設計 されています。フロースルーニードルを採用したサンプルマネージャは、UPLC 分離で重要となる低拡散を維持しながら、そのシンプルかつ柔軟性の高い デザインによりどのようなラボのワークフローにも最適です。 にニードルの洗浄が実施されます。フロースルー ニードルデザインではHPLC及びUPLCアプリケー ションのどちらにも対応できるように幅広い 適用規格:JISQ9001:2008 登録番号:JMAQA-331 登録日:1999 年 05月31日 審査登録範囲:理科学機器(液体クロマトグラフ・質量分析 装置・ データ管理システム等)の輸入・販売から保守業務ま でのトータルサポート及び保守プランの設計・開発 Waters、ACQUITY UPLC および UPLC は Waters Corporation の登録商標です。MassPREP、Auto•Blend および The Science s Possible は Waters Corporationの商標です。その他 of What’ すべての登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。 日本ウォーターズ株式会社 www.waters.co.jp 東京本社 ޥ140-0001 東京都品川区北品川 1-3-12 第 5 小池ビル TEL 03-3471-7191 FAX 03-3471-7118 大阪支社 ޥ532-0011 大阪市淀川区西中島 5-14-10 サムティ新大阪フロントビル 11FޓTEL 06-6304-8888 FAX 06-6300-1734 ショールーム 東京 大阪 テクニカルセンター この ISO9001認証登録ロゴは、Waters Corporation のものです。 東京 大阪 名古屋 福岡 静岡 ©2010 Waters Corporation. Produced in Japan. 2010 年11月 720003443JA PDF