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( ) 事業番号 平成27年度行政事業レビューシート 農林水産省

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( ) 事業番号 平成27年度行政事業レビューシート 農林水産省
平成27年度行政事業レビューシート (
事業名
平成26年度
事業開始年度
会計区分
担当部局庁
医福食農連携推進環境整備事業
事業終了
(予定)年度
平成28年度
一般会計
政策・施策名
根拠法令
(具体的な
条項も記載)
主要政策・施策
担当課室
事業番号
農林水産省
0007
)
作成責任者
食料産業局
食品小売サービス課外食産業室
外食産業室長
山口 靖
農村の振興
⑨ 農業・農村における6次産業化の推進
関係する計画、
日本再興戦略改定2014(平成26年6月24日閣議決定)
通知等
-
医療分野の研究開発関連、科学技術・イノベーション、
高齢社会対策、食育推進、地方創生
主要経費
食料安定供給関係
(1)医福食農連携コンソーシアム整備支援及び(2)医福食農連携バリューチェーン構築支援
健康に着目した食産業の市場拡大と国内需要・市場拡大、福祉・教育・観光等と連携した都市と農村の交流の拡充等を図るため、食の科学的知見の
体系化に向けた産学官の体制整備、食習慣と健康の関連性の調査等を実施する。本事業により、医食農連携に関するコンソーシアム形成及びバ
事業の目的
リューチェーン構築を支援し、食と健康に関する科学的知見の蓄積を図り、食産業の市場規模拡大を図ることとする。
(目指す姿を簡 (3)介護食品普及支援
潔に。3行程度以 超高齢社会に伴い、介護食品について潜在的なニーズへの対応が喫緊の課題となっている中で、介護食品についての様々な情報が不足している状
内)
況にある。このため、新しい介護食品(スマイルケア食)の取組を広く普及させる活動や、地場産介護食品等の商品開発・普及の取組により、介護食品
の市場規模の拡大を図ることとする。
(1)医福食農連携コンソーシアム整備支援【補助率:定額】
医・農学等の関係者や食品産業事業者が医食農連携に関するコンソーシアムを形成し、食と健康に関する科学的知見の集積等のため、以下のような
取組を行う。
① 摂取した食事と体内での代謝に関する解析を行い、機能性成分の分析と検証を実施する。
② 特定の集団(コホート)を対象とし、食事摂取状況と血液サンプルの分析等を組み入れた健康状態に関するフィールドでの調査を実施する。
③ ①及び②で得られたデータを含む食事・食品の科学的エビデンス、消費者の食品購買情報、健康状態等のデータを蓄積・分析するためのデータ
ベース等の開発を実施する。
事業概要
(2)医福食農連携バリューチェーン構築支援【補助率:1/2以内】
(5行程度以内。 地域段階で農林漁業者、医療関係者、食品関連事業者、消費者や学校等の異業種が連携し、地域の農産物を活用した健康レシピメニューの作成及び
地域において食と健康に関する説明会や健康レシピメニュー等の広報普及など地域の健康意識の向上及び地元農産物等の消費拡大を図る。
別添可)
(3)介護食品普及支援【①補助率:定額、②補助率:1/2以内】
①介護食品の認知度の向上に向けた取組
介護食品を広く国民に普及させるため、学識経験者等によるシンポジウムを開催し、介護食品の認知度向上に向けた取組を行う。
②地域の関係者が連携した商品開発等の取組
地域の食品事業者と栄養士や医師及び地方自治体などが連携した、介護食品の利用者等のニーズに即した商品開発等の実証事業を行う。
実施方法
予算額・
執行額
(単位:百万円)
補助
24年度
25年度
26年度
27年度
当初予算
-
-
435
375
補正予算
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0
0
435
375
執行額
-
-
420
執行率(%)
-
-
97%
予算 前年度から繰越し
の状
翌年度へ繰越し
況
予備費等
計
定量的な成果目標
定量的な成果目標
24年度
25年度
26年度
成果実績
兆円
1.9
4.7
4.7
目標値
兆円
-
-
-
達成度
%
19%
47%
47%
単位
24年度
25年度
26年度
件
-
-
1
件
-
-
1
%
-
-
100%
単位
24年度
25年度
26年度
-
-
12
-
-
-
-
-
24%
成果指標
成果目標及び成 平成26年度に医福食農連
成果実績
果実績
携コンソーシアムの立ち上 コンソーシアムの構築
(アウトカム) げ、平成27年度末までに研 および実証事業の構築件 目標値
究成果を活用した実証事 数
業を立ち上げる。
達成度
定量的な成果目標
成果指標
0
単位
成果指標
成果目標及び成 平成32年度に6次産業化
の市場規模を10兆円にす
果実績
(アウトカム) る。(26年度の成果実績は 6次産業化の市場規模
27年度に把握困難なことか
ら25年度の実績値を用い
る)
28年度要求
成果目標及び成 平成27年度末までに地域
成果実績 事業者
果実績
協議会で開発・作成した健
健康レシピメニューを活用
(アウトカム) 康レシピメニューを活用す
目標値 事業者
する食品事業者数
る食品事業者数を50事業
者まで増加させる。
達成度
%
目標最終年度
32
年度
10
目標最終年度
27
年度
5
目標最終年度
27
年度
50
95
定量的な成果目標
単位
24年度
25年度
26年度
成果実績
%
-
-
16
目標値
%
-
-
-
達成度
%
-
-
32%
成果指標
成果目標及び成
果実績
平成32年度までにスマイル
(アウトカム) ケア食の認知度を50%ま スマイルケア食の認知度
で向上させる。
成果目標及び成果実績(アウトカム)欄についてさらに記載が必要な場合はチェックの上【別紙1】に記載
活動指標
活動指標及び活
動実績
(1)コンソーシアム整備支援
(アウトプット) ①メタボローム解析の対象代謝産物数(H26)
機能性を解析した新たな受容体数(H27)
活動指標
活動指標及び活
動実績
(アウトプット) (1)コンソーシアム整備支援
②疫学調査の対象コホート数
活動指標
活動指標及び活
動実績
(アウトプット) (2)バリューチェーン構築支援
バリューチェーン構築地域数
32
年度
50
チェック
単位
24年度
25年度
26年度
活動実績
個
-
-
564
当初見込み
個
-
-
100
20
単位
24年度
25年度
26年度
27年度活動見込
活動実績
個
-
-
2
当初見込み
個
-
-
3
3
単位
24年度
25年度
26年度
27年度活動見込
活動実績
箇所
-
-
8
当初見込み
箇所
-
-
3
5
単位
24年度
25年度
26年度
27年度活動見込
活動指標
27年度活動見込
活動指標及び活
(3)介護食品普及支援
活動実績
人
動実績
(アウトプット) ①介護食品の認知度向上に向けた取組
・シンポジウムへの参加者数
(27年度活動見込みについては、実施内容が異なる。) 当初見込み 人(箇所)
-
-
225
-
-
250
1,000
活動指標
単位
24年度
25年度
26年度
27年度活動見込
箇所
-
-
4
箇所
-
-
4
5
単位
24年度
25年度
26年度
27年度見込
-
-
0.3
3.3
活動指標及び活
(3)介護食品普及支援
活動実績
動実績
(アウトプット) ②地域の関係者が連携した商品開発等の取組
・実証事業実施箇所数
(27年度活動見込みについては、実施内容が異なる。) 当初見込み
算出根拠
単位当たり
コスト
(1) ① 執行額/対象代謝産物数
単位当たり
コスト
百万円
計算式
百万円/個
算出根拠
単位当たり
コスト
単位当たり
コスト
百万円
計算式
百万円/個 -
算出根拠
単位
(2) 執行額/バリューチェーン構築地域数
単位当たり
コスト
百万円
計算式
百万円/箇
所
算出根拠
単位当たり
コスト
単位
(3) ① 執行額/シンポジウム参加者数
(27年度は箇所数)
単位当たり
百万円
コスト
計算式
算出根拠
単位当たり
コスト
)
平
成
2
7
・
2
8
年
万
度
円
予
算
内
訳
(
単
位
:
百
費 目
計
27年度当初予算
28年度要求
257
43
15
60
375
百万円/
人
0
単位当たり
コスト
百万円
計算式
百万円/箇所
-
-
180/564
65/20
24年度
25年度
26年度
27年度見込
-
-
93
46
-
187/2
138/3
24年度
25年度
26年度
27年度見込
-
-
2
3
-
19/8
15/5
24年度
25年度
26年度
27年度見込
-
-
0.1
0
-
単位
(3) ② 執行額/実証事業実施箇所数
(1)コンソーシアム整備支
援
受容体研究と食習慣調査
(1)コンソーシアム整備支
援
データベース構築と事業モ
デル検討
(2))医福食農連携
バリューチェーン構築
(3)介護食品普及支援
-
単位
(1) ② 執行額/コホート数
単位当たり
コスト
96
目標最終年度
-
15/225
27/1000
24年度
25年度
26年度
27年度見込
-
-
4
6.2
-
主な増減理由
16/4
31/5
事業所管部局による点検・改善
項 目
事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか。
国
費
投
入 地方自治体、民間等に委ねることができない事業なのか。
の
必
要
性
政策目的の達成手段として必要かつ適切な事業か。政策体系の中で優先度の高い
事業か。
競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か。 評 価
評価に関する説明
○
人口減少社会となった我が国で食品関連産業の市場規
模をいかに維持・拡大するかが重要な課題である。また
超高齢社会となり、健康長寿実現のための需要はますま
す増加することが見込まれ、食本産業においても健康需
要に応えた新しい産業の育成が必要である。また、介護
食品市場の拡大は、国内の農業・食料関連産業の活性
化や健康寿命の延伸にも貢献するものである。
また、健康長寿社会の実現、医療費の抑制に向けた取
組、関連産業の活性化による収入・雇用の増大に向けた
取組は、国民全体の課題である。
○
本事業は健康に資する食事や食習慣を解明し、健康に
配慮した食サービス産業を振興することや介護食品全般
の普及を目的としている。民間事業者は自身が有する商
品の健康に資するエビデンス収集や普及には取り組んで
いるが、食事や食習慣といった広範な課題や介護食品全
般の普及には十分に取り組むことが困難である。
特に介護食品については、現在の市場規模が1,000億
円程度と小さく、個々の企業が普及の取組を行うことは困
難である。
さらに日本食文化の健康に資するエビデンスを取得す
るという観点からも国家で取り組む意義のある事業であ
る。
○
平成25年6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」に
おいては、6次産業化の市場規模を平成22年の1兆円か
ら、平成32年(2020年)に10兆円にするとしており、6次産
業化の推進に当たっては、「医福食農連携、農観連携等
により新たな国内市場を開拓する」としており、優先度は
高いものとなっている。
平成27年3月に閣議決定された「食料・農業・農村基本
計画」にも位置づけられており、今後ますます重要となっ
ていく事業であるといえる。
○
「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業は応募2
件に対し採用1件であった。事業内容が広範囲であるにも
かかわらず、他の事業と公募期間を合わせたため、応募
件数が少なかったと考える。
「医福食農連携バリューチェーン構築支援」事業は、応
募14件に対して採択8件であり、「介護食品普及支援」事
業の当初公募に対する応募数は、採択数5件に対して12
件の応募があった。
支出先の選定にあたっては、一般公募、選定審査委員
会により選定を行っており、競争性・透明性を確保してい
る。
○
受益者との負担関係について、研究基盤整備事業は公
益性の高い科学的知見を整備するという本来は国で行う
べき事業であり、公益性の高いプラットフォームを構築す
る観点から定額とした。介護食品の認知度向上のための
シンポジウムの開催についても、公益性が高いものであ
ることから定額としている。
レシピ開発等はそれぞれの事業者で行うべき事業であ
るが、地域農産物の消費拡大という国策と合致した事業
であり、事業者と負担を分かち合うという考えから1/2負
担とし、負担関係は妥当である。
介護食品の商品開発・メニュー開発等については、介護
食品開発のノウハウを持たない事業者にとってリスクの高
い取組であることから、そうした事業者が開発に取り組む
際の参考となるよう、モデル的に実施した事業であるため
1/2負担としたものであり、負担関係は妥当である。
単位当たりコスト等の水準は妥当か。
○
「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業におい
て、対象代謝物の解析は、同一の解析手法で数多くの代
謝物を網羅的に解析しているため、一般的な機能解析を
目的とした分析と比べても支出が低く抑えられている。
「介護食品普及支援」事業においても、事業内容を精査
し、事業実施に当たって必要不可欠な経費のみを対象と
している。
資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか。
‐
資金の中間段階の支出については該当なし。
費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか。
○
費目・使途については事業の推進に必要な経費のみで
ある。
不用率が大きい場合、その理由は妥当か。(理由を右に記載)
○
事業者による計画的、効率的な執行により、概ね予算
額通りに執行され、執行率は97%となった。
受益者との負担関係は妥当であるか。
事
業
の
効
率
性
97
その他コスト削減や効率化に向けた工夫は行われているか
成果実績は成果目標に見合ったものとなっているか
事業実施に当たって他の手段・方法等が考えられる場合、それと比較してより効果
的あるいは低コストで実施できているか。
○
福祉施設と連携してコホート調査を実施することにより、
精度の高い調査結果を効率よく取得する体制を整えるな
ど、コスト削減や効率化に向けて工夫を行った。
「介護食品普及支援」事業のうち、シンポジウム開催に
当たっては、Webページの活用により効率的な普及・情報
提供を行うことができた。また、商品開発等の取組におい
ては、各事業者に対して、新しい介護食品の選び方等の
情報提供や、アンケート調査の項目を示すことで、介護食
品の物性分類やアンケート結果に統一性を持たせ、事業
が効率的に実施されるよう努めた。
○
平成26年度は医学関係者や食品事業者、福祉事業者
を中心とするコンソーシアムを立ち上げた。さらに流通事
業者等もメンバーに加え、産業化を見据えてコンソーシア
ムを拡大することができた。平成27年度以降はコンソーシ
アムで得られた研究成果を産業化するため、複数の実証
事業に着手する予定である。
介護食品普及支援については、平成26年11月に決定し
た新しい介護食品(スマイルケア食)の認知度向上を目標
に設定し、27年度以降、普及に取り組んでいく。
○
「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業に関し
て、コンソーシアムを形成して事業を実施しているため、
研究や調査などそれぞれの機関の強みを活かし効果的
に実施できている。
「介護食品普及支援」事業のうちシンポジウムの開催に
よる認知度向上の取組については、全国複数の会場での
開催とするのではなく、東京1ヵ所での開催とし、シンポジ
ウムの中で事前に取材した映像を流したり、会場に企業
による展示ブースを設けたりするなど、内容の充実を図っ
た。また、シンポジウムの模様をDVDに取りまとめ、農政
局等を通じて全国各地の勉強会等に活用してもらうことに
より、より一層効果的に実施できていると判断できる。
その他の事業についても機器や消耗品を購入する際に
は各事業者にてそれぞれ適正に調達されていたので、現
行の手段が最良であると判断できる。
事
業
の
有
効
性
活動実績は見込みに見合ったものであるか。
整備された施設や成果物は十分に活用されているか。
関
連
事
業
98
関連する事業がある場合、他部局・他府省等と適切な役割分担を行っているか。
(役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載)
所管府省・部局名
事業番号
事業名
△
○
‐
「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業に関し
て、対象代謝物の解析を優先的に実施したため、目標よ
りも多くの解析を実施することができた。同事業のコホート
調査に関して、1件のコホート調査が準備段階であった。
これは情報管理や倫理手続き等に時間を要したことが原
因であった。平成27年度はサンプル取得を優先して実施
することで、活動実績の改善を図る。
「介護食品普及支援」事業のうちシンポジウムへの参
加者数については、募集時には455名の申し込みがあっ
たものの、①会場の都合上参加者の絞り込みを行ったこ
と、②シンポジウム当日の天候不順により来場者数が見
込みを下回ったことにより、250名の目標に対して225名の
参加に留まった。
その他に事業に関しては、事業の見込みどおりの活動
が行われた。
「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業に関し
て、取得した研究結果や調査結果はデータベース化して
広く活用できるように、プラットフォームを整備することとし
ている。さらに研究結果・調査結果をシーズとし、産業側
のニーズとマッチングさせる取組を平成27年度に実施す
る予定である。
「医福食農連携バリューチェーン構築支援」事業におい
て作成した健康レシピメニュー等は、Webサイトでの情報
提供を行うことにより活用されていると考える。
「介護食品普及支援」事業のうち、介護食品の認知度向
上の取組におけるシンポジウム開催については、Webサ
イトでの情報提供や、実施内容を取りまとめたDVDの貸し
出し等による普及の取組を行っている。介護食品の商品・
メニュー開発等の取組についても、今後開発に取り組む
企業等の参考となるよう、事業報告書をHPに掲載するな
ど、成果の普及に努めている。
点
検
・
改
善
結
果
本事業は、食品関連産業の市場規模を維持・拡大するため、国民の健康需要に応えた食産業の育成や介護食品全般の普及を目的とし
ている。本事業を遂行するため、「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業においては医学・福祉・食品分野それぞれのエキスパートを
集めたコンソーシアムを形成することができた。平成26年度は健康に資する食事や食習慣を解明する研究を中心に事業を実施したが、コ
ホート調査が計画よりも遅延したことが反省点として挙げられる。また事業モデルの形成を前提とした産業界との連携を推進することが今後
点検結果
の課題として挙げられる。
「介護食品普及支援」事業においては、「新しい介護食品(スマイルケア食)」普及のためのシンポジウム開催、今後介護食品の開発等に
取り組む企業のモデルとなる、商品開発・普及の取組を実施することができた。平成26年度においてはシンポジウムの応募者数は見込みを
大きく上回ったものの、会場の定員の都合や当日の天候の影響等により参加者数が見込みを下回る結果となった。
改善の
方向性
「医福食農連携コンソーシアム整備支援」事業において、それぞれの事業が遅延することがないよう、平成27年度は定期的に各事業者に
ヒアリングすることと成果報告会を定期的に実施することにより進捗管理を強化する。さらに取得した研究結果や調査結果はデータベース
化して広く活用できるようにプラットフォームを整備することとし、産業側のニーズとマッチングさせる取組を実施する予定である。
「介護食品普及支援」事業において、平成27年度はシンポジウム等の開催を全国6ヵ所に拡大するとともに、インターネットサイトを活用し
たスマイルケア食普及の取組を実施する。また、商品開発の取組については、地域の農産物等を活用して開発した介護食品を、地域の施
設・店舗等において普及する取組を実施する。事業目標の達成に資するため、事業者と密接に連絡を取り合い指導を徹底するとともに、事
業の進捗管理体制の強化に努めるものとする。
外部有識者の所見
行政事業レビュー推進チームの所見
所見を踏まえた改善点/概算要求における反映状況
備考
医福食農連携バリューチェーン構築支援事業において作成した、健康レシピメニュー等を公表
協議会名
岩手の食材で毎日CUISINE MINCEUR
ホームページアドレス
http://iwate-minceur.com/index.html
医師・栄養士・生産者がすすめる「Tバラン
http://t-bala.net/member.html
ス健康食」普及協議会
食農産業クラスター推進協議会
http://www.tsc.co.jp/recipe/
白河医福食農連携推進協議会
http://www.shirakawaihukushokunou.jp/index.html
ふくしま健康レシピ開発協議会
http://fukushima-recipe.org/
やまが健康ごはんの郷協議会
http://yamaga-jikan.jp/
実施報告書:http://www.maff.go.jp/j/shokusan/kikaku/kuraudo.html
【アウトカム(6次産業化の市場規模)の成果実績について】
平成25年度の成果実績は、食料・農業・農村政策審議会において6次産業化の市場規模として整理された、今後成長が見込める7分野の市場規模の合計。
関連する過去のレビューシートの事業番号
平成22年度
-
平成23年度
-
平成25年度
新26-0015、新26-0018
平成26年度
新26-013
平成24年度
-
99
※平成26年度実績を記入。執行実績がない新規事業、新規要求事業については現時点で予定やイメージを記入。
農林水産省
420百万円
【公募・補助】 1者/2者
A
健康長寿延伸
のための食育イ
ニシアチブ協議会
372百万円
資金の流れ
(資金の受け取
り先が何を行っ
ているかについ
て補足する)
(単位:百万
円)
100
①食品の栄養成分と
受容体の研究解明、
②健康長寿延伸の
ための医療情報・食
習慣調査、③データ
ベース等開発を実施
【公募・補助】8者/14者
B
【公募・補助】1者/7者
C
【公募・補助】4者/5者
D
民間団体等
(8者)
株式会社NHK
プロモーション
民間団体等
(4者)
23百万円
14百万円
10百万円
地域の農産物を活用
した健康レシピメ
ニューの作成及び地
域において食と健康
に関する説明会や健
康レシピメニュー等
の広報普及
介護食品の認知度
向上に向けた取組
地域の関係者が連
携した介護食品の商
品開発等の取組
A.健康長寿延伸のための食育イニシアチブ協議会
費 目
試験研究費
使 途
E.
金 額
(百万円)
費 目
マウス購入費、試薬購入費等
218
高速シーケンサー購入費、LC/MSシステム
購入費
144
機器整備費
コホート調査
旅費、通信費、消耗品費等
費
システム運営
サーバ貸借費、人件費等
費
検討会開催費 旅費等
計
4
1
計
B.白河医福食農連携推進協議会
使 途
広報普及費 ホームページ作成費、パンフレット作成費
地域協議会運
協議会委員謝金、旅費
営費
説明会開催
講師謝金、会場借料
費
金 額
(百万円)
5
372
費 目
使 途
0
F.
金 額
(百万円)
費 目
使 途
金 額
(百万円)
4
2
0.2
費目・使途
(「資金の流れ」に
おいてブロックご
とに最大の金額
が支出されている
者について記載
する。費目と使途
の双方で実情が
分かるように記
載)
計
6.2
計
C.株式会社NHKプロモーション
費 目
使 途
シンポジウム
調査費、会場借料・損料、広告費等
開催費
報告書作成費 ホームページ作成費等
検討会開催費 謝金、旅費、資料印刷費
計
G.
金 額
(百万円)
費 目
商品開発費
ニーズ調査費、実態調査費、研究員費等
検討会開催費 旅費、謝金等
機器・設備整
機器使用費
備費
計
金 額
(百万円)
1
0.2
計
D.井村屋グループ株式会社
使 途
使 途
13
14.2
費 目
0
0
H.
金 額
(百万円)
費 目
使 途
金 額
(百万円)
3
1
0.4
4.4
計
費目・使途欄についてさらに記載が必要な場合はチェックの上【別紙2】に記載
0
チェック
101
支出先上位10者リスト
A.
支 出 先
1
業 務 概 要
支 出 額
(百万円)
健康長寿延伸のための食育イ ①食品の栄養成分と受容体の研究解明、②健康長寿延伸のための医療
ニシアチブ協議会
情報・食習慣調査、③データベース等開発
入札者数
372
落札率
公募(応募
者数2)
-
2
3
4
5
6
7
8
9
10
B
支 出 先
業 務 概 要
支 出 額
(百万円)
入札者数
落札率
1
白河医福食農連携推進協議
会
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
6
公募(応募
者数14)
-
2
ふくしま健康レシピ開発協議
会
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
4
公募(応募
者数14)
-
3 やまが健康ごはんの郷協議会 健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
3
公募(応募
者数14)
-
4 南丹市健康食推進協議会
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
3
公募(応募
者数14)
-
食農産業クラスター推進協議
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
会
3
公募(応募
者数14)
-
5
6 わが家は阿波旬菜食堂
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
2
公募(応募
者数14)
-
医師・栄養士・生産者がすす
7 める『Tバランス健康食』普及
協議会
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
1
公募(応募
者数14)
-
健康レシピメニュー作成及び地域等への普及。
1
公募(応募
者数14)
-
8
岩手の食材でCUISINE
MINCEUR
9
10
C
支 出 先
1 株式会社NHKプロモーション
2
3
4
5
6
7
8
9
10
102
業 務 概 要
介護食品の認知度向上に資するため、学識経験者等によるシンポジウム
を開催。
支 出 額
(百万円)
入札者数
14
公募(応募
者数7)
落札率
-
D
支 出 先
業 務 概 要
支 出 額
(百万円)
入札者数
落札率
1 井村屋グループ株式会社
地域資源を活かした新たな介護食品(高カロリー豆腐)を開発。
4
公募(応募
者数5)
-
2 社会福祉法人松栄会
開発した介護食品メニューの試食等を通じ、高齢者に「食べること」の自立
した在宅生活の支援。
3
公募(応募
者数5)
-
3 福祉・介護農園普及推進会
地域の関係者が連携して、3つのテーマ(介護食品開発、介護食品メ
ニュー開発、提供サービス試行)を実施。
2
公募(応募
者数5)
-
1
公募(応募
者数5)
-
4
株式会社アオイコーポレーショ 介護関係者へのヒアリングやアンケート調査により、介護食品を届ける仕
ン
組みの構築、実践事例の収集を実施。
5
6
7
8
9
10
支出先上位10社リスト欄についてさらに記載が必要な場合はチェックの上【別紙3】に記載
チェック
103
○
○
○
人口減少、高齢化の進展、一人暮らしの高齢者の増加、介護
する人の高齢化の進展。
外食や中食へ依存する割合が高い単身高齢者や働く女性の増
加から、今後も食の外部化が進行
公的保険の対象とならないサービスとして、健康寿命の延伸
に食品産業が貢献することへの期待の高まり。
背景
◆ 医福食農連携推進環境整備事業は平成26年度からス
タートしているが、これまでの実績を踏まえ、27年3月に閣
議決定された「食料・農業・農村基本計画」にも位置づけら
れており、今後ますます重要となっていく分野。
◆ 医福食農連携の推進により、食品産業、農林水産業・農
山漁村を振興し、かつ、国民への食料の安定供給を図り、
健康寿命の延伸にも資することを目的とする。
目的
利用者のQOL
( Quality of life
(生活の質) )の向
上
健康寿命の延伸
農林水産業、
農山漁村の活性化
(新たな原料の供給
先の拡大、雇用と所
得の創出)
1
新産業創出
食品産業の新たな
分野を開拓
(新製品の製造、
技術開発など)
医福食農連携
の推進
事業の目的と波及効果
医療・介護
(公的保険内)
厚労省
公的保険外サービス
運動、観光、食品産業など
経産省、観光庁、農水省
新たな食品産業のターゲット
医福食農連携推進環境整備事業を実施する背景・目的
⇒ライフスタイルの多様化した個々人の抱える新たなニーズに対応し
た健康長寿社会を支える食品産業づくり、 医福食農連携の取組が
重要。
104
食料・農業・農村基本計画(閣議決定)抜粋
国産農産物の消費拡大に向けて、食育や「和食」の保護・継承、介護食品の開発など医
療・福祉分野と食料・農業分野が連携する医福食農連携、農村の魅力と観光需要を結び付
ける農観連携、国産花きなど品目別の需要拡大等を推進する取組と連携しつつ、官民一
体となった国民運動を推進する。
平成27年3月
女性や若者を含めた多様な人材を活用し、農商工連携や医福食農連携等の6次産業化や
地理的表示保護制度の導入等による農林水産物・食品のブランド化を進めることにより、
農林水産物の付加価値向上を図る。
農林水産業・地域の活力創造プラン(農林水産業・地域の活力創造本部決定)抜粋
加工・業務用野菜、有機農産物、薬用作物等の需要が伸びている農産物について国
産シェアを拡大させるとともに、医福食農連携、農観連携等により、新たな国内市
場を開拓する。
「日本再興戦略」改訂2014-未来への挑戦-(閣議決定)抜粋
平成26年6月
○ 政府が定めた日本再興戦略、農林水産業・地域の活力創造プラン、食料・農業・農村
基本計画において、医療・福祉分野と食料・農業分野の連携促進による新たな市場
の開拓や付加価値向上が位置付けられている。
(参考) 政府の取組⽅針における医福⾷農連携の位置付け
105
2
【事業例】
1. 高齢者の健康状態・身体特性・食事状況に基づいて、糖尿病や寝たきりのリス
クのような個人別の健康ニーズに応じて食材や惣菜を届ける配食事業
2. 働く女性の健康に配慮した惣菜や高齢者の健康維持に配慮した弁当を取りそ
ろえ、店頭にて食生活コンシェルジュ(栄養士等)が食習慣を踏まえてアドバイ
スする中食事業
3. 血糖値や骨密度のような個人データに応じ、メニューの味付けや分量を調整
し、食習慣を考慮しながら食生活をアドバイスする外食事業
個人の年齢、健康状態、食習慣や生活習慣に
応じて、健康維持のために最適な食事を提供する
食サービス産業の育成を図ることを目的に
医福食農連携推進環境整備事業を実施。
事業の目的
健康維持のためには栄養バランスへの配慮だけで
は不十分で、個人の健康状態や食習慣を踏まえた
オーダーメイド型の食事を提供する必要がある。
外食や中食へ依存する割合が高い単身高齢者や働く
女性の増加から、今後も食の外部化が進行する。
外食や中食等の食サービスの分野において、個人の
健康需要に応えた新しい産業の育成が必要。
個人の健康
ニーズに対応
健康への
配慮
このため、医学・福祉分野と食料・農業分野が同じ枠組
みに着き、食習慣が健康に及ぼす影響を調査研究し、
健康維持に貢献する食事を提供するサービスの事業
化を支援する
対応
• 個々人の食習慣を踏まえて健康状態を評価する手
段が存在しない
• 医学分野と食品分野が連携しないと新しい形態の事
業を起こすことができない
この産業を育成するためには2つの課題が挙げられる
課題
栄養バランス
減塩など
現在の食市場
健康需要に応えた
外食・中食のニーズが高まる
食市場の変化と需要見込
内食
○
○
○
○
課題・背景
医福食農連携コンソーシアム整備支援事業の目的
106
外部化
3
手段
(アウトプット)
事業内容
(アウトカム)
事業成果
個人の食習慣や健康
情報に呼応した
配食事業
食事(食品の組合せ)
がどのように体に影響
を及ぼすか
調査研究①
食事
健康状態
• 食品産業チーム中心に事業化のモデルを検
討、成功例や失敗例を産業界に発信し、事業
参画を促進する
• 研究で得られたエビデンスは食品産業チーム
が活用しやすい情報に加工してデータベース
化
• 研究を実施するチームと事業を実施する食品
産業チームが連携
健康×食のデータベース
健康づくりを支える食サービス
の事業モデル
エビデンスやコンソーシアムの体制を活用した
(産業界が使いやすいエビデンス)
• タカラバイオ
農学研究コア
•
•
•
•
•
味の素
サントリーホールディングス
タニタ
日清食品ホールディングス
ローソン
食品産業コア
• JA神奈川県厚生連伊勢原協働病院、山形県鶴岡市、
セコム医療システムなどと連携
• キッコーマン
• 太陽化学
• 東京大学農学研究科
• 京都府立医科大学(再掲)
地域との連携
• 慶應義塾大学
(医学部、環境情報学部)
• 京都府立医科大学
• 日本歯科大学
医学研究コア
健康長寿延伸のための食育イニシアチブ協議会
腸内環境
個人の食習慣を考
慮しながらメニューを
提供する外食事業
調査研究のアウトプット
食生活をサポートしな
がら惣菜やお弁当を
提供する中食事業
健康状態に影響している腸内環境の調整
に、食習慣はどのように影響を及ぼすか
調査研究②
食習慣
どんな食習慣であれば
健康長寿につながるのか
調査研究③
食事や食習慣が健康状態にどのように影響を及ぼすか
コンソーシアムの形成
食品
調査研究
• 個人の健康維持に貢献する
オーダーメイド食事提供事業
民間事業のイメージ(想定)
医福食農連携コンソーシアム整備支援事業の概要
107
4
医福食農連携バリューチェーン構築支援事業の概要
栄養価の高
い農産物生
産
農業者
食品関連事業者等
消費者への情報
発信
健康レシピメ
ニューに基づく
食品の開発・販
売
食品事業者
健康意識の
向上
消費者等へ
健康指導
健康レシピメ
ニューの実践
消費者・学校・地
方自治体等
健康レシピメ
ニューに基づく病
院食の提供
医療関係者
説明会開催
食品関
連事業
者
農業者
報
告
書
の
取
り
ま
と
め
・全国8箇所で協議会を設立し、健康メニューを開発・健康レシピ集を作成。(144
メニュー作成)
・地域説明会等を開催し地域住民に対し健康レシピの広報・普及。地域住民の
健康意識の醸成。
・ホームページ(6箇所で作成)及び各種媒体(徳島新聞紙面での広報普及、フェ
イスブックの活用)による活動内容の紹介。
平成26年度成果内容
協議会
健康メニュー
の開発
医療関
係者
地方自
治体
消費者
地域段階で農林漁業者、医療関係者、食品関連事業者、
消費者や学校等の異業種が連携し、地域の農産物を活用
した健康メニューの開発及び健康レシピの作成並びに報告
書の作成を行う。
また、地域において食と健康に関する説明会や健康レシピ
メニュー等の広報普及方法について検討。
説明会の内容をパンフレット・
ホームページで地域へ提供
•健康レシピメニューに基づく食品の紹介
•健康レシピメニューに基づく食堂メニュー
及び弁当等の紹介
波及効果
•健康レシピメニューに基づく地域の農産
物の紹介
•健康レシピメニューの紹介
•食生活改善について提案
生産者
医療関係者等
食品関連事業者や消費者などを対象に医福食農連携の認
知度向上及び健康レシピメニューの紹介・試食会等の事業取
組状況説明会を開催し、広く地域住民(消費者)、食品関連事
業者に広報し、食のリテラシーの向上を図る。
国民が食を通じて健康で暮らしていけるよう、地域の食材を活用した健康レシピメニューの作成やその普及を
行う医福食農連携のモデル的取り組みを支援します。
地域協議会を設立・運営
健康に良い「食」の広報普及
(多様な関係者の連携)
108
5
109
5人に1人
平成15年
4人に1人
(現在)
平成25年
3人に1人
平成35年
出典:総務省「人口推計」(各年10月1日現在)
○高齢化の推移
(平成24年度)
561万人
≒潜在的なニーズ
2.8兆円*農林水産省試算
市販の介護食品の市場規模は約1,000億円程度。
561万人×(介護保険上の1日当たりの食費の
基準費用額(1,380円)×365日
出典:厚生労働省「介護保険事業状況報告」
(平成14年度)
345万人
24年度高齢者人口の18%
○要介護(要支援)認定者数と介護食品の潜在的なニーズ
◆ 超高齢社会の到来により、介護食品の潜在的なニーズが急拡大。
◆ 介護食品市場の拡大を図ることは、農林水産業・食品産業を振興し、かつ、国民への食料の安定供給という
農林水産省のミッションに合致するものであり、健康寿命の延伸にも資するものである。
介護食品のニーズの拡大
6
介護食品のあり方に関する検討会議
平成26年11月
提供方法WT
平成26年11月
認知度向上
WT
53
48
45
28
14
14
78
選ぶ基準が分からない
手作りが良いと思う
値段が高い
入手方法が分からない
入手がしづらい
使い方がわからない
その他
28%
5%
5%
10%
16%
17%
19%
ロゴマークでの
普及
知らない
82%
知っている
16%
無記入 2%
7
◆「新しい介護食品」の新たな愛称「スマイルケ
ア食」(平成26年11月公表)をご存知ですか?
出典:NHKプロモーション 平成26年度農林⽔産省補助事業アンケート結果
調査対象:379⼈(男性62名、⼥性298名)(30代以下32%、40代23%、50代22%、60代以上17%) (うち介護者(過去も含む)120名)
◆市販の「介護食品」があることを ◆「介護食品」を利用したことが
知っていますか?
ありますか?
無記
知ら
無記
入
ない
入
18%
ある
23%
0%
24%
知っ
てい
る
ない
77%
58%
○インターネット調査結果(平成26年12~27年2月)
店頭等での
情報提供ツール
「新しい介護食品」の考え方
◆「介護食品」を利用しない理由は
なぜですか?(複数回答)
社会システ
ムWT
「新しい介護食品」
~平成27年3月
の愛称=「スマイ
「新しい介護食品」
ルケア食」決定
○介護食品といっ
の選び方(早見
ても、どこまでを指
表)決定
・提供方法に関する
すのかがわかりに
基本的考え方(事業
○「介護食品」とい
くい。
者向けガイドライン)
う名称に抵抗感や
○どれを選んだら を公表
拒否感がある。
よいかわからな
・社会システム構築
い。
に係る課題(中間整
理)の公表
「新しい介護食品」
の考え方の公表
平成26年4月
定義WT
・介護食品に関係する事業者、介護施設関係者、専門家などから構成。
・介護食品をめぐる論点について、4つのWTを設置し具体的に検討。
H25年10月~H27年3月
介護食品に関する取組と今後の方向
110
111
シンポジウム当日の模様を収録したDVDを貸出しできるよ
うにし、介護食品についての研修会・講習会などに活用い
ただき、より一層の認知度向上に役立てる。
○情報報発信
NHKエデュケーショナルのWEBサイト「みんなのきょうの
料理」の特集ページで事業概要を掲載。シンポジウムの
当日の模様を収録しDVDを作成。なお、シンポジウムの
模様はNHKEテレ「TVシンポジウム」で放映(26年12月13
日)。
○シンポジウム「みんなで考える“介護食品”」の開催概
要
・日時:2014年11月11日(介護の日)
・場所:東京都中央区銀座時事通信ホール
・参加者:225名(客席占有率9割)
・基調講演:「高齢者と介護食品の位置付け」(名古屋大
学大学院教授 葛谷雅文氏)
・パネルディスカッション:
介護食品の活用や一般消費者への普及促進に向けた
方策等について意見交換。
介護食品の認知度向上に向けた取組
全国で介護食品の開発・普及の取組を行いたい事業者の参考となるよう、実証事業
で得られた課題やポイントを情報発信(農林水産省スマイルケア食websiteで紹介)。
○地域の生産者・食品事業者・行政等の連携による介護食弁当メニューの開発
地域の生産者・食品事業者・配食サービス業者・大学・行政・NPO・社会福祉協
議会等の連携により、一週間の日替わり介護食弁当メニューを開発。
また、開発したメニューについて、60~90歳代の男女100名に試食してもらい、
結果を実証調査に活用。
○地方自治体や食品事業者等のケアチームを作り、摂食・嚥下障害を有する高
齢者のための食事を提供
地方自治体や配食事業者・ヘルパー事業者・食品事業者等とのケアチームを作
り、メニュー開発。高齢者のモニターに試食をしてもらいアンケート調査を実施。
味、食べやすさについては好評評を得たが、購入にはハードルがあることがわ
かった。
○地場産の農産物等を活用した新たな「高付加価値化商品」の介護食品の開発
地元大豆を使って、自社既存豆腐製品比較約1.9倍の高カロリー豆腐を開発。
高齢者の試食後アンケートでは、76%がおいしいと評価し、86%の人が舌ざわりが
よいと評価。本事業の成果を踏まえ、2015年8月に高カロリー豆腐を市販予定。
○在宅での実証を通じ介護食品普及の促進に向けた改善手法を構築
在宅での実証を通じ介護食品普及の促進に向けた改善手法の構築を目的と
し、高齢者及び障がい者へに対し試食後にアンケート調査を実施。提供食品の種
類の拡大、宅配サービスの送料負担が課題としてあげられた。
4つの事業実施主体により、以下の取組を実施。
地域の関係者が連携した商品開発等の取組
26年度の介護⾷品普及⽀援の取組概要
8
事業全体の
成果目標
112
個々の事業
の成果目標
活動指標
・疫学調査
の調査コ
ホート数
コンソーシアムの構築、
実証事業の構築件数
増加
データベースを活用した健康に
資する外食事業等を展開する
事業者の増加
・メタボローム
解析の代謝産
物数
・機能性を解析
した新たな受
容体数
6次産業化の市場規模の
拡大
6次産業化事業体の
新たなビジネスチャ
ンスの拡大
6次産業化の市場規模拡
大に寄与するその他の事
業
・シンポジウ
ムの参加者
数
・実証事業
実施箇所数
スマイルケア食の
認知度向上
(多くの人が介護食品
を利用)
(地域食材を活用した)健康レ
シピメニューを活用する食品
事業者数増加
・バリューチェーン構築地域
数
介護食品を提供する事業
者数増加
健康レシピメニューのレシピに
地域の食材の活用増加
関連する食品産業の発展・地域での食材調達の増加
6次産業化の市場規模
拡大に寄与するその他
の事業
<参考>医福食農連携推進環境整備事業の目標について
113
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