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「自殺に関する意識調査」について

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「自殺に関する意識調査」について
インターネット福祉保健モニター アンケート結果
「自殺に関する意識調査」について
<アンケートの設問>
Q1
あなたの性別について、該当する方を選んでください。
Q2
あなたの年齢は満でおいくつですか。該当するものを選んでください。
Q3
あなたのご職業はなんですか。該当するものを選んでください。
Q4
現在、配偶者はいますか。該当するものを選んでください。
Q5
メディア(新聞・テレビ・ラジオなどの情報媒体)の接触頻度についてお聞きします。あなたが普
段、仕事や学業以外で接する機会が多い情報媒体を3つまで選んでください。
Q6
自殺を扱った報道についてお聞きします。自殺を扱った報道には関心がありますか。
Q7
悩みやストレスに関することについて
あなたの周囲の人たちとの関係について、お聞きします。それぞれの質問について、あてはまるもの
を全て選択してください。あなたの不満や悩みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はい
ますか。
Q8
あなたは、悩みを抱えたときやストレスを感じたときに、誰かに相談したり、助けを求めたりするこ
とは恥ずかしいことだと思いますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでく
ださい。
Q9
あなたは、この1ヶ月間に日常生活で不満、悩み、苦労、ストレスなどがありましたか。以下の中で
あてはまるものを1つだけ選んでください。
Q10
Q9の質問で「大いにある」「多少ある」と答えた方にお聞きします。それは、どのような事柄が原因
ですか。以下の中であてはまるものを全て選択してください。
Q11
仮に、あなたが、よく眠れない日が2週間以上続いたら、医療機関を受診しますか。以下の中であな
たのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。
Q12
あなたは心の悩みや自殺の相談について、都内に相談できる機関があることを知っていますか。
Q13
あなたは、下記の相談機関(電話相談)を知っていますか。知っているものを全て選んでください。
Q14
Q13で「東京都自殺相談ダイヤルを知っている」と答えた方にお聞きします。あなたは、どこで知りま
した(聞きました)か。以下の中で該当するものを3つまで選んでください。
Q15
あなたは、これまでの人生のなかで、自殺したいと考えたことがありますか。以下の中であなたのお
考えに最も近いものを1つだけ選んでください。
Q16
Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方にお聞きします。最近1年以内に自殺をしたいと
思ったことがありますか。
Q17
あなたは自殺を考えたときに、だれに相談をしましたか。
Q18
Q19
あなたが自殺を考えた要因となったものは何ですか。以下の中で当てはまるものを全て選んでくださ
い。
あなたは、自殺は防ぐことができると思いますか。
Q20
最後に、東京都の自殺対策全般について、あなたの自由な意見をお聞かせください。【自由意見】
Q1. あなたの性別について、該当する方を選んでください。
【全 体】(N=221)
女
46.6%
男
53.4%
性別について聞いたところ、「男性」は53.4%、「女性」は46.6%であった。
Q2. あなたの年齢は満でおいくつですか。該当するものを選んでください。
【全 体】(N=221)
0%
10%
20∼24歳
0.9
25∼29歳
0.9
30∼34歳
7.2
8.6
40∼44歳
12.2
45∼49歳
10.4
50∼54歳
60∼64歳
65∼69歳
70歳以上
30%
4.1
35∼39歳
55∼59歳
20%
5.0
14.0
11.8
24.9
年齢について聞いたところ、「70歳以上」が最も多く24.9%、次いで「60∼64歳」が14.0%で
あった。
Q3. あなたのご職業はなんですか。該当するものを選んでください。
【全 体】(N=221)
0%
10%
20%
勤めている(常勤)
8.1
10.9
自営業(事業経営・個人商店など)
自由業(個人で、自分の専門的知識や技術を生かし
た職業に従事)
9.5
専業主婦・主夫
15.4
無職
14.9
その他
40%
34.4
勤めている(パート・アルバイト)
学生
30%
1.4
5.4
職業について聞いたところ、「勤めている(常勤)」が最も多く34.4%、次いで「専業主婦・主夫」
が15.4%であった。
Q4. 現在、配偶者はいますか。該当するものを選んでください。
【全 体】(N=221)
死別
5.4%
離別
5.0%
未婚
13.6%
配偶者あり
(別居)
2.7%
配偶者あり
(同居)
73.3%
配偶者の有無について聞いたところ、「配偶者あり(同居)」が73.3%と約7割であった。「未
婚」は13.6%と約1割であった。
Q5. メディア(新聞・テレビ・ラジオなどの情報媒体)の接触頻度についてお聞きします。あな
たが普段、仕事や学業以外で接する機会が多い情報媒体を3つまで選んでください。
【全 体】(N=221)
0%
20%
40%
60%
80%
テレビ
100%
88.7
新聞
83.7
71.9
インターネット
22.6
ラジオ
雑誌
6.8
フリーペーパー
5.4
タウン誌
1.8
その他
0.9
普段、仕事や学業以外で接する機会が多い情報媒体について複数回答で聞いたところ、「テ
レビ」が88.7%、次いで「新聞」が83.7%で、それぞれ8割以上であった。
Q6. 自殺を扱った報道についてお聞きします。自殺を扱った報道には関心がありますか。
【全 体】(N=221)
あまりない
14.5%
まったくない
2.3%
かなりある
30.8%
少しある
52.5%
自殺を扱った報道に関心があるか聞いたところ、ある(「かなりある」と「少しある」の合計)が
83.3%と8割以上であった。
Q7. 悩みやストレスに関することについてあなたの周囲の人たちとの関係について、お聞きし
ます。それぞれの質問について、あてはまるものを全て選択してください。あなたの不満や悩
みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はいますか。
【全 体】(N=221)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
同居の親族(家族)
56.1
友人
56.1
17.2
同居の親族(家族)以外の親族
近所の知り合い
70%
6.3
その他
11.3
いない
11.8
不満や悩みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はいるか複数回答で聞いたとこ
ろ、「同居の親族(家族)」及び「友人」がそれぞれ56.1%であった。
Q8. あなたは、悩みを抱えたときやストレスを感じたときに、誰かに相談したり、助けを求め
たりすることは恥ずかしいことだと思いますか。以下の中であなたのお考えに最も近いもの
を1つだけ選んでください。
【全 体】(N=221)
わからない
3.2%
そうは思わない
55.7%
そう思う
2.3%
どちらかというと
そう思う
19.9%
どちらかというと
そうは思わない
19.0%
悩みを抱えたときやストレスを感じたときに、誰かに相談したり、助けを求めたりすることは
恥ずかしいことだと思うか聞いたところ、思わない(「そうは思わない」と「どちらかというとそう
は思わない」の合計)が74.7%と7割以上であった。
Q9. あなたは、この1ヶ月間に日常生活で不満、悩み、苦労、ストレスなどがありましたか。
以下の中であてはまるものを1つだけ選んでください。
【全 体】(N=221)
まったくない
4.5%
大いにある
27.1%
あまりない
19.9%
多少ある
48.4%
この1ヶ月間に日常生活で不満、悩み、苦労、ストレスなどがあったか聞いたところ、ある
(「大いにある」と「多少ある」の合計)が75.5%と7割以上であった。
Q10. Q9の質問で「大いにある」「多少ある」と答えた方にお聞きします。それは、どのような事
柄が原因ですか。以下の中であてはまるものを全て選択してください。
【全 体】(N=167)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・
看病 等)
48.5
勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長
時間労働 等)
47.9
44.9
健康問題(自分の病気の悩み、身体の悩み 等)
34.1
経済生活問題(倒産、事業不振、負債、失業 等)
男女問題(失恋、結婚をめぐる悩み 等)
学校問題(いじめ、学業不振、教師との人間関係
等)
その他
60%
7.8
4.2
6.6
Q9で「大いにある」及び「多少ある」と答えた方に、どのような事柄が原因か複数回答で聞い
たところ、「家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・看病 等)」が48.5%、次いで
「勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長時間労働 等)」が47.9%であった。
Q11. 仮に、あなたが、よく眠れない日が2週間以上続いたら、医療機関を受診しますか。以
下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。
【全 体】(N=221)
精神科などの
専門の医療機関
を受診する
29.0%
受診しない
39.4%
精神科以外の
かかりつけの
医師を受診する
31.7%
よく眠れない日が2週間以上続いたら、医療機関を受診するか聞いたところ、「受診しない」
が39.4%で約4割であった。
Q12. あなたは心の悩みや自殺の相談について、都内に相談できる機関があることを知って
いますか。
【全 体】(N=221)
知らない
27.1%
知っている
72.9%
心の悩みや自殺の相談について、都内に相談できる機関があることを知っているか聞いた
ところ、「知っている」が72.9%で7割以上であった。
Q13. あなたは、下記の相談機関(電話相談)を知っていますか。知っているものを全て選ん
でください。
【全 体】(N=221)
0%
20%
40%
東京いのちの電話
100%
31.7
26.7
東京都夜間こころの電話相談
24.9
東京都自殺相談ダイヤル
その他
80%
81.4
東京自殺防止センター
東京多摩いのちの電話
60%
19.0
12.2
上記の相談機関(電話相談)を知っているか複数回答で聞いたところ、「東京いのちの電話」
が81.4%で8割以上であった。
Q14. Q13で「東京都自殺相談ダイヤルを知っている」と答えた方にお聞きします。あなたは、
どこで知りました(聞きました)か。以下の中で該当するものを3つまで選んでください。
【全 体】(N=55)
0%
20%
40%
60%
広報東京都
67.3
東京都のホームページ
43.6
21.8
区市町村の研修・講演会
18.2
都の研修・講演会
区市町村の窓口
16.4
ポスター
16.4
5.5
電車内(トレインチャンネル 車内広告)
街頭でのチラシ
フリーペーパー
その他
80%
3.6
0.0
16.4
Q13で「東京都自殺相談ダイヤルを知っている」と答えた方に、どこで知った(聞いた)か複数
回答で聞いたところ、「広報東京都」が67.3%、次いで「東京都のホームページ」が43.6%で
あった。
Q15. あなたは、これまでの人生のなかで、自殺したいと考えたことがありますか。以下の中
であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。
【全 体】(N=217)
自殺したいと
思ったことがある
35.9%
自殺したいと
思ったことがない
64.1%
これまでの人生のなかで、自殺したいと考えたことがあるか任意回答で聞いたところ、「自殺
したいと思ったことがある」は35.9%で約3割であった。
Q16. Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方にお聞きします。最近1年以内に自
殺をしたいと思ったことがありますか。
【全 体】(N=78)
自殺したいと
思ったことがある
30.8%
自殺したいと
思ったことがない
69.2%
Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、最近1年以内に自殺をしたいと思った
ことがあるか聞いたところ、「自殺したいと思ったことがない」が69.2%で約7割であった。
Q17. あなたは自殺を考えたときに、だれに相談をしましたか
【全 体】(N=78)
0%
20%
友人
80%
10.3
2.6
同居の親族(家族)
1.3
同居の親族(家族)以外の親族
1.3
近所の知り合い
1.3
職場関係者
0.0
保健所等の公的機関の相談員
0.0
電話相談員
0.0
その他
0.0
相談したことはない
60%
15.4
医師
カウンセラー
40%
73.1
Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、自殺を考えたときに、だれに相談をし
たか複数回答で聞いたところ、「相談したことはない」が73.1%で約7割であった。
Q18. あなたが自殺を考えた要因となったものは何ですか。以下の中で当てはまるものを全て
選んでください。
【全 体】(N=78)
0%
10%
20%
30%
40%
家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・
看病 等)
42.3
勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長
時間労働 等)
35.9
30.8
経済生活問題(倒産、事業不振、負債、失業 等)
25.6
健康問題(自分の病気の悩み、身体の悩み 等)
16.7
男女問題(失恋、結婚をめぐる悩み 等)
学校問題(いじめ、学業不振、教師との人間関係
等)
その他
50%
9.0
11.5
Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、自殺を考えた要因となったものは何か
複数回答で聞いたところ、「家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・看病 等)」が
42.3%、次いで「勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長時間労働 等)」が
35.9%であった。
Q19. あなたは、自殺は防ぐことができると思いますか。
【全 体】(N=221)
自殺は防ぐことが
できない
16.3%
自殺は防ぐことが
できる
83.7%
自殺は防ぐことができると思うか聞いたところ、「自殺は防ぐことができる」が83.7%で8割以
上であった。
【自由意見】
Q20. 最後に、東京都の自殺対策全般について、あなたの自由な意見をお聞かせください。【自由意見】
東京都における自殺対策全般について、171人から195件の自由意見が寄せられた。「制度に関すること」が121
件と最も多く、「広報に関すること」が29件、「その他のご意見」が45件であった。主な意見は以下のとおりである。
1
広報に関すること
29件
・ 自殺を考えた人が相談出来る窓口がいくつもあると言うことを、もっとアピールすべきだと思います。自殺した
人のなかには、自分の悩みについて、誰かに話をすることができたら、ちょっとだけでも話を聞いて貰えたら、
自殺を思いとどまった人が何人もいると思います。(男性,60代,その他)
・ 自殺対策というのはある意味対策していても、衝動的な行為によるものなどは防ぎようがないとも感じるけれど
も、相談機関は自殺する人たちへの最後の駆け込み寺として絶対に必要であると思う。そのような意味から
も、自殺対策をしているということをもっとアナウンスしていっても良いのではないかと思う。(男性,40代,福祉
サービス提供事業従事者)
・ 地道な取り組みが求められる。結果も直ぐには、また、飛躍的に減少させる等は難しいと思われる。しかし、
啓発や相談が可能なことなど、情報に接する機会を増やしてほしい。新聞や雑誌、テレビなどの媒体との接
点がない人も多いのではないかと思われる。どのように知らせるかは難しいところだが、ポスターや公共広告
など幅を広げて防止喚起に努めてもらいたい。(男性,40代,自営業)
2
制度に関すること
121件
・ 自殺はその原因も様々ですし、その人の考え方などにもよるので難しい問題です。ただ、本当に追い込まれ
てしまった時には、周囲には止められない勢いがつき加速してしまうのだと思います。そうなる前の段階で食
い止める事が大事であり、可能なことだと思うので、その段階を周囲が気付くことがひとつの防止策だと考え
ます。すべての人が他人事だと思わず、真剣に見つめるべきだと思います。(女性,50代,主婦)
・ 自殺は予防できると思うとともに逆に、すべての自殺を防ぐことはできないとも感じます。「減らすことは可能で
ある」という想いです。自殺という言葉の響き自体があまり好ましいものではないと個人の場合では感じます
が、逆に東京都などの公共機関が率先して対策を打ち出す際にはかえってこのような明確な表現が必要な
のだと考えます。東京都の対策はある一定の評価に値するものと感じますが、今後はさらに年代別に分けた
自殺予防対策を挙げていただきたいと希望します。年代によって自殺理由もまた大きく異なるので・・。(女
性,40代,その他)
・ 自殺を考えている本人への呼びかけだけでなく、周囲の人が自殺を考えている人に気づくような、言動の特
徴、声がけ、援助などの対応方法を周知することが必要だと思う。(男性,50代,会社員)
・ 自殺を防ぐ努力はいろいろなされていると思う。現在のいろいろな対策を強化していけばよいのではないか。
いずれにせよ総合的に解決策をアドバイスする制度が必要と思う。(男性,70歳以上,その他)
・ 自殺対策のため相談する体制ができていることはよいことだと思う。自殺の背景は、多様であるが、何より、話
ができること、話を聞いてくれる人がいることが重要だと思う。家族に相談といっても、相談しにくい場合もあ
る。そのためには、行政が仲立ちした安心な相談機関はよいことだ。ただ、解決するには、その相談した後の
フォローや一人になった時に、自殺に走るので、警察等と連携して自殺防止できる体制が今後の課題だと思
う。(男性,50代,会社員)
3
その他のご意見
45件
・ 家族、友人知己等、日ごろから、周囲の人と、話し合える関係を維持しておくことが大切である。親身になっ
て聞いてくれる相手がいるかどうかが、重要な要素であろう。(女性,70歳以上,主婦)
・ 限られた資源の中で効率的な運用がされていると思います。年間3万人以上が自ら命を断つ社会は正常で
はありません。今後とも肌理細かい対応を期待します。(男性,50代,会社員)
・ 地方に比べ人間関係が希薄、また皆がいつも忙しそうで地方より自殺者は多いのではないかと思います。周
囲とのコミュニケーションが取れていれば防ぐ事は可能な事もあると思います。(女性,30代,会社員)
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