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Symantec NetBackup™ インストールガイド: UNIX および Linux
Symantec NetBackup™ イン ストールガイド UNIX および Linux リリース 7.0 Symantec NetBackup™ インストールガイド このマニュアルで説明するソフトウェアは、使用許諾契約に基づいて提供され、その内容に同意す る場合にのみ使用することができます。 Documentation version: 法定通知と商標登録 Copyright © 2009 Symantec Corporation.All rights reserved. Symantec、Symantec ロゴ、Backup Exec は、Symantec Corporation または同社の米国および その他の国における関連会社の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は各社の登 録商標または商標です。 このシマンテック製品には、サードパーティ(「サードパーティプログラム」)の所有物であることを示す 必要があるサードパーティソフトウェアが含まれている場合があります。一部のサードパーティプログ ラムは、オープンソースまたはフリーソフトウェアライセンスで利用できます。本ソフトウェアに含まれ る本使用許諾契約は、オープンソースのフリーソフトウェアライセンスでお客様が有する権利または 義務は変更されないものとします。サードパーティプログラムについて詳しくは、この文書のサード パーティの商標登録の付属資料、またはこのシマンテック製品に含まれる TRIP ReadMe File を参 照してください。 本書に記載する製品は、使用、コピー、頒布、逆コンパイルおよびリバース・エンジニアリングを制限 するライセンスに基づいて頒布されています。Symantec Corporation からの書面による許可なく本 書を複製することはできません。 Symantec Corporation が提供する技術文書は Symantec Corporation の著作物であり、Symantec Corporation が保有するものです。保証の免責: 技術文書は現状有姿のままで提供され、Symantec Corporation はその正確性や使用について何ら保証いたしません。技術文書またはこれに記載さ れる情報はお客様の責任にてご使用ください。本書には、技術的な誤りやその他不正確な点を含 んでいる可能性があります。Symantec は事前の通知なく本書を変更する権利を留保します。 ライセンス対象ソフトウェアおよび資料は、FAR 12.212 の規定によって商業用コンピュータソフトウェ アとみなされ、場合に応じて、FAR 52.227-19 「Commercial Computer Licensed Software Restricted Rights」、DFARS 227.7202 「Rights in Commercial Computer Licensed Software or Commercial Computer Licensed Software Documentation」、その後継規制の規定により制 限された権利の対象となります。 Symantec Corporation 350 Ellis Street Mountain View, CA 94043 http://www.symantec.com 弊社製品に関して、当資料で明示的に禁止、あるいは否定されていない利用形態およびシステム 構成などについて、これを包括的かつ暗黙的に保証するものではありません。また、弊社製品が稼 動するシステムの整合性や処理性能に関しても、これを暗黙的に保証するものではありません。これ らの保証がない状況で、弊社製品の導入、稼動、展開した結果として直接的、あるいは間接的に発 生した損害等についてこれが補償されることはありません。製品の導入、稼動、展開にあたっては、 お客様の利用目的に合致することを事前に十分に検証および確認いただく前提で、計画および準 備をお願いします。 目次 第1章 インストールの準備 ............................................................... 9 NetBackup 7.0 での変更 ................................................................... 9 バージョンが異なる NetBackup のサポート ........................................... 12 NetBackup 7.0 の入手について ........................................................ 13 NetBackup メディアキットについて ................................................ 13 電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて .................................. 15 UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 .................................. 16 Solaris システムの特別なガイドライン ............................................ 17 HP-UX システムの特別なガイドライン ............................................ 18 UNIX クラスタ環境の特別なガイドライン ......................................... 19 NetBackup アクセス制御について ................................................ 19 ストレージデバイスの構成について ..................................................... 20 サポートされているロボット形式の検索 ........................................... 21 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換 について ............................................................................... 21 サポート外の NetBackup マスターサーバーを置換する方法 ................ 23 サポート外の NetBackup メディアサーバーを置換する方法 ................. 24 第2章 NetBackup ライセンス ......................................................... 27 NetBackup のライセンスキーの要件について ........................................ NetBackup のライセンスの互換性 ................................................ ライセンスキーを入力するための方式 ............................................ ライセンスキーについてのよく寄せられる質問 .................................. 第3章 27 28 28 29 サーバーソフトウェアのインストール ................................ 33 インストールの順序 ......................................................................... インストールスクリプトの動作 ........................................................ ソフトウェアメディアのマウント ............................................................. AIX の場合 ............................................................................ FreeBSD の場合 ...................................................................... HP-UX の場合 ........................................................................ Linux の場合 ......................................................................... Solaris の場合 ........................................................................ NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール ............ 33 34 35 36 36 37 38 39 39 6 目次 NetBackup ソフトウェアのインストール ........................................... NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール ............. マスターサーバーからクライアントへのクライアントソフトウェアのプッシュイ ンストールについて ................................................................... マスターサーバーへのクライアント形式のソフトウェアのインストー ル .................................................................................. NetBackup のアドオン製品のインストール ............................................ Java インターフェースのウィンドウマネージャの構成方法 (NetBackup-Java 互換プラットフォームの場合) ....................................................... 共通デスクトップ環境 (CDE) ウィンドウマネージャの設定 ..................... 第4章 48 49 49 49 51 52 53 55 55 56 57 58 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアッ プグレード ........................................................................ 61 NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 ............. 旧バージョンの NetBackup の再インストール ................................... アップグレード順序 ................................................................... サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード ............... サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード ........................ アップグレード後のシステムの更新 ...................................................... アップグレードによるファイルの自動変更 .............................................. 第6章 47 代替管理インターフェースのインストール ....................... 51 Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 ........................... NetBackup リモート管理コンソールのインストール ............................. NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成 ................. 既存の NetBackup リモート管理コンソールから管理するリモートサー バーの追加 ...................................................................... NetBackup-Java 管理コンソールの概要 .............................................. Windows でのバージョン 7.0 の NetBackup-Java 管理コンソールの インストール ...................................................................... Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールの インストールおよび削除 ....................................................... 複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する方法 ..................... 第5章 44 44 61 65 66 66 74 77 78 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 ........................ 81 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について ................................... 81 Solaris サーバーからの NetBackup の削除 .................................... 81 非 Solaris UNIX サーバーからの NetBackup の削除 ........................ 87 目次 第7章 クライアントソフトウェアのインストール ............................ 95 NetBackup クライアントのインストールについて ...................................... 95 Windows での NetBackup クライアントのインストールについて .................. 96 Windows クライアントのシステム要件 ............................................ 96 Windows クライアントのインストール方式 ........................................ 97 NetBackup Windows クライアントのローカルインストール ................... 98 NetBackup Windows クライアントのリモートインストール ................... 102 NetBackup Windows クライアントのサイレントインストール ................. 107 NetBackup クライアントの構成方法 ............................................. 108 NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除 ........................ 109 UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて ...................... 109 UNIX クライアントのインストール方式 ........................................... 111 UNIX クライアントのローカルインストール ...................................... 112 UNIX クライアントのリモートインストール ........................................ 113 サーバーの初期インストール後の UNIX クライアントの追加 ................ 119 UNIX 版 NetBackup クライアントソフトウェアの削除 ......................... 120 第8章 NetBackup サーバーの構成 ............................................ 125 NetBackup の起動と停止のスクリプトについて ..................................... NetBackup の構成について ........................................................... NetBackup 管理コンソールの起動 .............................................. デバイスの構成ウィザードについて .............................................. ボリュームの構成ウィザードについて ............................................ カタログバックアップウィザードについて ........................................ バックアップポリシーの構成ウィザードについて ............................... 索引 125 127 128 129 131 132 133 .................................................................................................................... 135 7 8 目次 1 インストールの準備 この章では以下の項目について説明しています。 ■ NetBackup 7.0 での変更 ■ バージョンが異なる NetBackup のサポート ■ NetBackup 7.0 の入手について ■ UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 ■ ストレージデバイスの構成について ■ NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について NetBackup 7.0 での変更 今回のリリースの NetBackup は多くの変更と拡張を含んでいます。次に、NetBackup バージョン 7.0 でのいくつかの重要な変更について説明します。詳しくは、『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 Veritas Storage Migrator (VSM) この製品は廃止され、サポートされなくなりました。 NetBackup Operations Manager (NOM) NetBackup 7.0 以降、NOM は OpsCenter に置き換えられてい ます。 現在の 6.x NetBackup 環境が NOM 6.x を含んでいれば、 NetBackup 7.0 にアップグレードすると、NOM を OpsCenter に アップグレードできます。 10 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 での変更 プラットフォームとオペレーティ NetBackup 7.0 以降、次のプラットフォームサポートの変更が適 ングシステムのサポートの変更 用されます。 ■ FreeBSD クライアントと Mac クライアントを除いて、すべての 32 ビットの UNIX システムがサポートされなくなりました。 これらのシステムを NetBackup 7.0 にアップグレードするに は、最初に、サポート対象の 64 ビットのプラットフォームを搭 載するシステムに現在の NetBackup 6.x カタログとデータ ベースをマイグレートしてください。 ただし、NetBackup 6.x を使う 32 ビットのメディアサーバーと クライアントは NetBackup 7.0 の 64 ビットのマスターサーバー と互換性があります。 また、NetBackup は OpenStorage ベンダーのプラグインが 64 ビットであるように要求します。OpenStorage に使用され るメディアサーバーを NetBackup 7.0 にアップグレードする 場合は、ベンダーのプラグインも 64 ビット版に更新する必要 があります。 現在これらのサポート外のプラットフォームを使うサーバーを 置換する方法について詳しくは、次のセクションを参照してく ださい。 p.21 の 「NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について」 を参照してください。 ■ IRIX と Tru64 はサポートされなくなりました。 NetBackup 6.x を使う、これらのオペレーティングシステムを 搭載したサーバーとクライアントは NetBackup 7.0 サーバー と互換性があります。 ■ すべての 64 ビットのプラットフォームは FreeBSD クライアン トと Mac クライアントを除いてサポートされます。 ■ Windows IA64 はクライアントとしてのみサポートされます。 Linux SuSE と Linux RedHat Itanium のマスターまたはメ ディアサーバーとしての使用はサポートされなくなりました。こ れらのプラットフォームはクライアントとしてのみサポートされ ます。 ■ HP-UX PA-RISC はマスターサーバーとしてもはやサポート されません。このプラットフォームは完全なメディアサーバー (EMM サーバーのないメディアサーバー) または完全なクラ イアントとしてのみサポートされます。 ■ Novell NetWare のメディアサーバーとしての使用はサポー トされなくなりました。このプラットフォームはクライアントとして のみサポートされます。 ■ 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 での変更 UNIX パッケージの統合 NetBackup 7.0 以降、アドオン製品およびデータベースエージェ ントのほとんどは NetBackup サーバーかクライアントパッケージ とともにインストールされるようになりました。これらの製品の別の インストールはもはや必要とされません。 次の製品が NetBackup サーバーパッケージに含まれるようにな りました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。 ■ BMR マスターサーバー ■ NDMP ■ NetBackup Vault 次の製品が NetBackup クライアントパッケージに含まれるように なりました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。 ■ BMR ブートサーバー ■ DB2 ■ NetBackup Encryption ■ Informix ■ LiveUpdate エージェント ■ Lotus Notes ■ Oracle ■ SAP ■ Snapshot Client ■ Sybase リストにある製品のバイナリはサーバーかクライアントパッケージと ともに配置されます。製品を有効にするには、有効なライセンス が必要です。製品構成が以前必要であった場合 (db2_config など) は、構成が必要になります。 メモ: Solaris サーバーのアップグレードの場合、このリストの製 品の古いバージョンは NetBackup 7.0 へのアップグレードの前 に削除する必要があります。たとえば、VRTSnbdb2、 SYMCnbdb2、VRTSnbenc、SYMCnbenc などです。インストー ルスクリプトは、削除する必要があるパッケージを検出してそのリ ストを表示します。 日本語と中国語の言語パッケージは別のアドオンのままです。こ れらの製品をインストールし、アップグレードする処理は変わりま せん。 クラスタ化されたメディアサー バーのサポートの変更 新しい NetBackup 7.0 メディアサーバーのインストールはクラス タ化できません。ただし、クラスタ化された既存の 6.x メディアサー バーは、バージョン 7.0 にアップグレードしてクラスタ化されたま まにできます。 11 12 第 1 章 インストールの準備 バージョンが異なる NetBackup のサポート バージョンが異なる NetBackup のサポート マスターサーバー、メディアサーバー、およびクライアントの間で、バージョンが異なる NetBackup を実行できます。この旧バージョンのサポートによって、NetBackup サーバー を 1 つずつアップグレードして、全体的なシステムパフォーマンスに与える影響を最小限 に抑えることができます。サーバーとクライアントの特定の組み合わせのみがサポートされ ています。 表 1-1 は、NetBackup 7.0 のサポート対象のバージョンが混在する構成をリストします。 表 1-1 サポート対象の NetBackup のバージョンが混在する構成 構成 マスターサーバーの メディアサーバーの クライアントのバー バージョン バージョン ジョン 1 7.0 7.0 7.0 2 7.0 7.0 6.5.x か 6.0.x 3 7.0 6.5.x か 6.0.x 6.5.x か 6.0.x NetBackup 7.0 は Windows 2000 システムをサポートしません。ただし、NetBackup 7.0 サーバーを使用して、Windows 2000 クライアントで NetBackup バージョン 6.x を使うこ とができます。 Windows 2000 を実行するクライアントがある場合に実行する処置の種類は、次のとお りです。 NetBackup バージョン 6.x で Windows 2000 クライアントを使用する既存の NetBackup ユーザー 処置は必要ありません。これらのクライアントは、 NetBackup バージョン 7.0 のマスターサーバーおよ びメディアサーバーと互換性があります。 ただし、今後の互換性を確保するために、これらのシ ステムをより新しいオペレーティングシステムを使用す るクライアントに置き換えることをお勧めします。 Windows 2000 システムを使用する新規 Windows 2000 システムに、NetBackup バージョン の NetBackup ユーザー 6.x のクライアントソフトウェアをインストールする必要 があります。 NetBackup バージョン 6.x を入手するには、 Symantec NetBackup の担当者またはテクニカルサ ポートに問い合わせます。 バージョンが混在する場合のサポートの詳細は、『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』を参照してください。NetBackup の下位互換性に関す る項を参照してください。 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 の入手について NetBackup 7.0 の入手について NetBackup 7.0 は次の形式で入手可能です。 ■ DVD メディアキット すべての必要なソフトウェアとマニュアルファイルは複数の DVD で提供されます。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照してください。 ■ 電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージ [FileConnect]Web サイトにある DVD イメージファイルをダウンロードできます。 p.15 の 「電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて」 を参照してください。 NetBackup メディアキットについて メディアキットは各々のサポート対象の UNIX プラットフォームまたはオペレーティングシ ステム用の DVD と Windows 用の 1 枚の DVD を含んでいます。各 DVD のラベルに は、内容についての簡潔な説明が記載されています。 NetBackup のマニュアルも含まれています。このリリースの NetBackup ソフトウェア製品 のすべてのマニュアルが含まれています。 印刷資料はスタートガイドを含んでいます。DVD のマニュアルは PDF (Portable Document Format) 形式です。ファイルを開き、表示し、印刷するために Acrobat Reader を使うことができます。 自動再生機能が Windows システムで有効になっている場合は、マニュアルのリストを含 む Web ページが表示され、参照するマニュアルを選択できます。UNIX または Linux システムの場合、または自動再生機能が Windows システムで無効になっている場合 は、DVD ドライブに移動して DVD の内容を表示します。そのドライブから、参照するマ ニュアルを選択するか、ローカルドライブにコピーすることができます。 表 1-2 は各 DVD の内容を記述します。 表 1-2 NetBackup 7.0 の DVD の内容 DVD 番号 プラットフォーム OS 内容 1 AIX 64 ビット ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ 13 14 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 の入手について DVD 番号 プラットフォーム OS 内容 2 HP IA64 ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ 3 HP-UX PA-RISC ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ 4 Linux RedHat x86_64 ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ 5 Linux SuSE x86_64 ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ 6 Solaris SPARC64 ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 の入手について DVD 番号 プラットフォーム OS 内容 7 Solaris x86-64 ■ サーバー ■ すべての UNIX クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ Windows X86 と X64 8 ■ サーバー ■ すべての X86、X64 と IA64 クライアント ■ OpsCenter ICS コンポーネント: Symantec Product Authentication Service (AT) Symantec Product Authorization Service (AZ) ■ NetBackup のマニュアル ■ NetBackup の DVD に加えて、メディアキットはまた以下の項目を含んでいます。 ■ OpenVMS クライアント (CD) ■ リアルタイム 7.0 (DVD) 電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて NetBackup 7.0 の ESD イメージは[FileConnect]の Web ページからダウンロード可能 です。イメージは 1.8G のサイズ制限に従っています。 次に、各プラットフォームのイメージをどのようにダウンロードできるか記述します。 UNIX の場合 圧縮済みの .tar ファイル (gzip) が掲示されます。 [FileConnect]の README ファイルは次のポイントを記述します。 NetBackup か OpsCenter をインストールするためにダウン ロードする必要があるイメージ。 ■ ローカル DVD イメージを作成するために編成し、ダウンロー ドする必要があるイメージ。 ■ 複数のプラットフォームへの NetBackup、OpsCenter とクラ イアントのインストールを可能にするディレクトリ構造を持つ ローカルファイル共有を作成する方法。 ■ 15 16 第 1 章 インストールの準備 UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 Windows の場合 DVD イメージはより小さいファイルに分割されます。 Windows のイメージと関連付けられるすべてのファイルをダウン ロードする必要があります。 [FileConnect]の README ファイルは単一の .zip ファイルに これらのファイルをまとめる方法を記述します。 UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 NetBackup をインストールする前に、バックアップ環境が次の要件を満たすことを確認し ます。 一般要件 次のハードウェアとソフトウェアがすでに設定されていることを確 認します。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 他のバックアップソフトウェア すべてのサーバーに対する、すべての NetBackup インストー ル DVD または ESD イメージ、有効なライセンスキー、および root ユーザーのパスワード。 gzip および gunzip コマンドがローカルシステムにインス トールされている必要があります。これらのコマンドがインス トールされているディレクトリは、root ユーザーの PATH 環境 変数設定に含まれている必要があります。 サポートされているハードウェアでサポートされているバージョ ンのオペレーティングシステム (パッチを適用済みであること) を稼働しているサーバー、十分なディスク領域、およびサポー トされている周辺装置。これらの要件について詳しくは、 『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows お よび Linux』を参照してください。 すべての NetBackup サーバーがクライアントシステムを認識 し、またクライアントシステムから認識されている必要がありま す。一部の環境では、それぞれの /etc/hosts ファイルに 対して、もう一方の定義を行う必要があります。また、他の環 境の場合は、ネットワーク情報サービス (NIS) またはドメイン ネームサービス (DNS) を使用することになります。 NetBackup-Java インターフェースの適正なパフォーマンス のため、512 MB の RAM が必要です。その領域のうち、256 MB はインターフェースプログラム (jnbSA または jbpSA) で 利用可能である必要があります。 画面解像度には 1024 x 768、256 色以上が必要です。 この製品をインストールする前に、現在システムに構成されてい る他のベンダーのバックアップソフトウェアをすべて削除すること をお勧めします。他のベンダーのバックアップソフトウェアによっ て、NetBackup のインストールおよび機能に悪影響が及ぼされ る場合があります。 第 1 章 インストールの準備 UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 メディアサーバー メディアサーバーをインストールしない場合は、メディアサーバー に関する説明は無視してください。この説明は必要ありません。 メモリの注意事項 NetBackup サーバーソフトウェアおよび NetBackup カタログを 処理するためには、次の要件を満たすことをお勧めします。 複数のデータベースエージェントが有効になっている本番環 境のマスターサーバーおよびメディアサーバーごとに、最低 2 GB のメモリを搭載する必要があります。 ■ この種類の環境では、いずれのクライアントにも最低 512 MB のメモリを搭載する必要があります。 ■ ディスク領域の注意事項 NetBackup サーバーでは、ディレクトリにソフトウェアおよび NetBackup カタログがインストールされます。これらはどちらもサ イズが非常に大きくなる可能性があります。 空き容量など、領域に問題がある場合は、NetBackup を代替の ファイルシステムにインストールすることができます。インストール の際に、代替のインストール場所を選択して、/usr/openv か らの適切なリンクを作成することができます。 NFS の互換性 NFS マウントされたディレクトリへの NetBackup のインストールは サポートされていません。NFS マウントしたファイルシステムのファ イルロックは確実でない場合があります。 カーネルの再構成 一部の周辺機器およびプラットフォームでは、カーネルの再構成 が必要です。 詳しくは、『Symantec NetBackup デバイス構成ガイド UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。 Red Hat Linux Red Hat Linux の場合、サーバー用のネットワーク構成にする必 要があります。 Solaris システムの特別なガイドライン カーネルパラメータには、メッセージキュー、セマフォ、共有メモリのパラメータなど、 NetBackup のパフォーマンスに影響を与える可能性のあるパラメータがあります。これら の値を調整することによって、システムパフォーマンスが低下したり、デッドロックの状態に なることを回避できる場合があります。 パラメータの定義と例についてについて詳しくは、サポート Web サイトの『NetBackup Backup Planning and Performance Tuning Guide』を参照してください。 次に、Solaris 10 システムで変更する必要がある可能性がある特定のパラメータの例を 示します。 17 18 第 1 章 インストールの準備 UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 メッセージキューパラメータ ■ NetBackup デーモンのハングアップを回避するために、シス テムのメッセージキューのリソースを増加することが必要とな る場合があります。 たとえば、/etc/system ファイルを編集して、次のパラメー タを含めるか、または変更することが必要となる場合がありま す。 set set set set set set set msgsys:msginfo_msgmap=512 msgsys:msginfo_msgmax=8192 msgsys:msginfo_msgmnb=65536 msgsys:msginfo_msgmni=256 msgsys:msginfo_msgssz=16 msgsys:msginfo_msgtql=512 msgsys:msginfo_msgseg=8192 ファイルを編集した後、NetBackup サーバーを再ブートする 必要があります。 セマフォパラメータ ■ UNIX システムでは、十分なセマフォを割り当てる必要があり ます。そうしない場合、エラーが発生する可能性があります。 システム要件は場合によって異なりますが、通常のシステム では、/etc/system ファイルで次の変更を行うだけで十分 です。 set set set set set set set semsys:seminfo_semmap=64 semsys:seminfo_semmni=1024 semsys:seminfo_semmns=1024 semsys:seminfo_semmnu=1024 semsys:seminfo_semmsl=300 semsys:seminfo_semopm=32 semsys:seminfo_semume=64 ファイルを編集した後、NetBackup サーバーを再ブートする 必要があります。 HP-UX システムの特別なガイドライン HP-UX システムに NetBackup をインストールする場合は、次のガイドラインを使用して ください。 ■ 長いファイル名をサポートしているファイルシステムにインストールしてください。 ■ NetBackup のインストール中、NetBackup データベースの作成時に次のエラーが 発生する可能性があります。 第 1 章 インストールの準備 UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件 SQL error (-832) -- Connection error: Insufficient system resources - failed to allocate a SYSV semaphore このエラーを修正するには、HP-UX カーネルのセマフォの数を増やします。 HP-UX パラメータを変更する方法については、『NetBackup Backup Planning and Performance Tuning Guide』の OS に関連するチューニング要素に関する章を参 照してください。 UNIX クラスタ環境の特別なガイドライン クラスタシステムに NetBackup をインストールする場合は、次のガイドラインを使用してく ださい。 ■ NetBackup クラスタ内の各ノードで rsh コマンドまたは同等のコマンド (HP-UX シス テムでは remsh) を使用できることを確認します。root ユーザーとして、パスワードを 入力せずにクラスタ内の各ノードにリモートログインできる必要があります。このリモー トログインは、NetBackup サーバーとすべての NetBackup 別ライセンス製品のイン ストールと構成を行うときに必要です。インストールおよび構成を完了した後は不要に なります。 ■ NetBackup をインストールする前に、クラスタフレームワークをインストールして構成 し、起動しておく必要があります。インストールに関する追加の前提条件および注意 事項については、『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。 ■ DNS、NIS または /etc/hosts を使用して、仮想名を定義しておく必要があります。 IP アドレスも同時に定義します。(仮想名は IP アドレスのラベルです。)この仮想名お よび IP アドレスは、NetBackup のリソースにだけ使用します。 NetBackup アクセス制御について NetBackup アクセス制御 (NBAC) を使用する場合は、次のガイドラインを使用してくださ い。 ■ NetBackup 7.0 のアクセス制御機能を使用するには、Symantec Product Authentication and Authorization コンポーネントをインストールする必要がありま す。 ■ アクセス制御機能が現在の NetBackup 環境にインストールされていない場合は、 まず NetBackup 7.0 へアップグレードする必要があります。その後、アクセス制御 機能コンポーネントをインストールできます。 ■ アクセス制御機能が現在の NetBackup 環境にすでにインストールされている場 合は、NetBackup 7.0 にアップグレードする前に、新しいアクセス制御機能コン ポーネントをインストールする必要があります。 19 20 第 1 章 インストールの準備 ストレージデバイスの構成について NetBackup のアクセス制御機能のインストールとアップグレードの手順については、 『Symantec NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 ストレージデバイスの構成について NetBackup の信頼性は、ストレージデバイスの構成に依存します。信頼性の高いバック アップおよびリストアを確実に行うには、オペレーティングシステムで動作するように最初 にデバイスをインストールおよび構成する必要があります。 NetBackup 7.0 をインストールする前、または NetBackup 7.0 にアップグレードする前 に、次のガイドラインを使用してオペレーティングシステムで動作するようにストレージデ バイスを構成します。 新しいインストールとアップグ レード NetBackup 7.0 をインストールする前、または NetBackup 7.0 に アップグレードする前に、最新バージョンのドライバでデバイスを インストールおよび構成することをお勧めします。 接続と設定 新しいデバイスを準備し、接続するために、次のタスクを実行しま す。 SCSI ID (ターゲット) を設定します。利用可能な SCSI ID に 設定されていることを確認してください。 ■ この SCSI ID によって利用可能な互換性のあるホストバスア ダプタに、デバイスを物理的に接続します。 互換性とは、デバイスとホストバスアダプタの両方が同じ形式 であることを意味します。たとえば、シングルエンド、HVD、 LVD、ファイバーチャネルなどの形式があります。 ■ 構成 NetBackup のインストール オペレーティングシステムで動作するようにストレージデバイスを 構成するには、次のマニュアルを参照してください。 ■ デバイスとオペレーティングシステムのベンダーからの指示。 ■ 『Symantec NetBackup デバイス構成ガイド UNIX、Windows および Linux』。ご使用のオペレーティングシステムに該当す る章を参照してください。 オペレーティングシステムで動作するようにすべてのストレージデ バイスがインストール、構成、および検証された後、NetBackup をインストールできます。 警告: デバイスが適切に構成されていないと、バックアップが失敗したり、データが損失す る場合があります。 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について サポートされているロボット形式の検索 サポートされているロボット形式のリストについては、『Symantec NetBackup リリースノー ト UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 シマンテック社では、このリストに定期的に新しいロボットを追加しています。サポートされ ているロボットのリストの更新版をシマンテック社のサポート Web サイトに掲載しています。 このリリースでサポートされている最新のロボット形式を検索する方法 1 Web ブラウザで、次を開いてください。 http://entsupport.symantec.com 2 [Knowledge Base Search for All Products]フィールドで、「NetBackup Enterprise Server」と入力し、[ >]をクリックします。 3 [Search Results]ページの[Search Suggestions]セクションで、[Compatibility List]をクリックします。 4 [Product]フィールドをクリックし、[NetBackup Enterprise Server]を選択します。 5 [Product Version]フィールドをクリックし、[7.0]を選択します。 6 [Platform]フィールドをクリックし、[All Platforms]を選択します。 7 文書のリンクの新しいページを開くために次のリンクをクリックします。 [Where to find and download the Hardware Compatibility and Software Compatibility lists on the Support site for NetBackup Server, NetBackup Enterprise Server, NetBackup PureDisk, and Backup Reporter] 8 [NetBackup Enterprise Server]か[NetBackup Server]をクリックします。 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について ある特定のハードウェアとオペレーティングシステムは NetBackup 7.0 でサポートされな くなりました。これらのシステムは NetBackup 7.0 へのアップグレード前にサポート対象 のシステムと置換する必要があります。 NetBackup 7.0 のハードウェアとオペレーティングシステムのサポートについて詳しくは、 次のマニュアルを参照してください。 ■ 『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』 http://seer.entsupport.symantec.com/docs/345665.htm プラットフォームとオペレーティングシステムのサポートの変更に関する項、および NetBackup 互換性リストに関する項を参照してください。 ■ 『NetBackup Enterprise Server and Server 7.x OS Software Compatibility List』 http://entsupport.symantec.com/docs/337048 21 22 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について ■ 『NetBackup server 7.0 hardware compatibility list』 http://entsupport.symantec.com/docs/336875 次に、NetBackup 7.0 にアップグレードする前にサポート外のサーバーを置換するため の一般的なガイドラインを記述します: プラットフォームとオペレーティ 次のルールを順守すれば、新しいシステムのプラットフォームと ングシステム アーキテクチャは、置換するシステムと異なるものにできます。 サポート外の Windows サーバー (ハードウェアかオペレー ティングシステム) はサポート対象の Windows サーバーに 置換する必要があります。 ■ サポート外の UNIX か Linux サーバー (ハードウェアかオペ レーティングシステム) は他のサポート対象の UNIX または Linux サーバープラットフォームとオペレーティングシステム に置換する必要があります。ただし、Red Hat Linux のマス ターサーバーは例外です (以下の項目を参照してください)。 ■ Red Hat Linux のサポート外のマスターサーバーは Red Hat Linux の別のマスターサーバーに置換される必要がありま す。Red Hat Linux のバージョンとサーバーアーキテクチャ は異なっていてもかまいません。 ■ プラットフォームとオペレーティングシステムに関する NetBackup サーバーの置換について詳しくは、シマンテック社のサポート Web サイトで次の文書を参照してください。 Windows マスターサーバー: http://entsupport.symantec.com/docs/337969 ■ UNIX マスターサーバー: http://entsupport.symantec.com/docs/337970 ■ メディアサーバー: http://entsupport.symantec.com/docs/338425 ■ OpenStorage のユーザーは、NetBackup 7.0 へのアップグ レードに関する特定の注意事項の詳細について、次の文書 も参照してください。 http://entsupport.symantec.com/docs/338426 ■ NetBackup のバージョン 新しいサポート対象のシステムは古いシステムとまったく同じバー ジョンの NetBackup を使う必要があります。ある NetBackup バー ジョンから異なるバージョンにカタログとデータベースをマイグレー トできません。 たとえば、古いサーバーが NetBackup 6.5.2 を使っている場合 は、アップグレードする前に新しいサーバーでこの同じバージョ ンをインストールしてください。 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について ホットカタログバックアップ 古いシステムで、ホットカタログバックアップを作成してください。 このバックアップは、カタログを新しいサポート対象のシステムに リストアし、マイグレーションを完了するために使われます。 カタログバックアップを作成するために使う方式によって、新しい システムでのリストア方法が異なる場合があります。次に例を示し ます。 カタログをテープにバックアップするか、またはディスクにバッ クアップするか ■ カタログをマスターサーバーにバックアップするかメディアサー バーにバックアップするか ■ ホットカタログバックアップを作成する方法について詳しくは、 『Symantec NetBackup トラブルシューティングガイド UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。 サポート外の NetBackup マスターサーバーを置換する方法 次の手順はサポート外のマスターサーバーを置換するための主要なタスクのみ記述しま す。 詳しい手順については、シマンテック社のサポート Web サイトの次に挙げる文書を参照 してください。 http://entsupport.symantec.com/docs/337969 http://entsupport.symantec.com/docs/337970 OpenStorage のユーザーは、NetBackup 7.0 へのアップグレードに関する特定の注意 事項の詳細について、次の文書も参照してください。 http://entsupport.symantec.com/docs/338426 サポート外のマスターサーバーを置換する方法 1 古いサポート外のマスターサーバーと同じ名前で新しいサポート対象のマスターサー バーを構成します。 p.21 の 「NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換 について」 を参照してください。 2 新しいマスターサーバーに、古いマスターサーバーで使われているものと同じバー ジョンの NetBackup をインストールします。 古いサーバーとまったく同じパスと場所に NetBackup をインストールします。 3 古いマスターサーバーで、ホットカタログバックアップを作成します。 ホットカタログバックアップを作成する方法について詳しくは、『Symantec NetBackup トラブルシューティングガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 4 古いマスターサーバーを停止し、バックアップ環境から削除します。 23 24 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について 5 バックアップ環境に新しいマスターサーバーをインストールします。 6 カタログバックアップをリストアします。 7 テストバックアップとリストアを実行し、操作が正常に実行されることを検証します。 操作が正常に実行されることを検証した後、NetBackup 7.0 にアップグレードできま す。 サポート外の NetBackup メディアサーバーを置換する方法 次の手順はサポート外のメディアサーバーを置換するための主要なタスクのみ記述しま す。 詳しい手順については、シマンテック社のサポート Web サイトの次に挙げる文書を参照 してください。 http://entsupport.symantec.com/docs/338425 OpenStorage のユーザーは、NetBackup 7.0 へのアップグレードに関する特定の注意 事項の詳細について、次の文書も参照してください。 http://entsupport.symantec.com/docs/338426 サポート外のメディアサーバーを置換する方法 1 NetBackup 管理コンソールを通して、または次のコマンドを実行することによって古 いメディアサーバーを無効にします。 nbemmcmd -updatehost -machinename <Media Server> -machinestateop set_admin_pause -machinetype media -masterserver <Master Server> 2 古いメディアサーバーを停止します。 3 古いメディアサーバーと同じ名前と IP アドレスで新しいサポート対象のメディアサー バーを構成します。 メモ: 新しい IP アドレスを使うには、DNS を更新する必要があります。 4 新しいメディアサーバーにすべてのバックアップストレージデバイスを接続します。 5 新しいメディアサーバーに、古いメディアサーバーで使われているものと同じバー ジョンの NetBackup をインストールします。古いサーバーとまったく同じパスと場所 に NetBackup をインストールします。 また、古いサーバーで指定されていたものと同じ追加サーバーのリストを指定してく ださい。 6 バックアップ環境に新しいメディアサーバーをインストールします。 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について 7 NetBackup 管理コンソールを通して、または次のコマンドを実行することによって新 しいメディアサーバーを有効にします。 nbemmcmd -updatehost -machinename <Media Server> -machinestateop clr_admin_pause -machinetype media -masterserver <Master Server> 8 すべての接続されたバックアップストレージデバイスが認識されるように新しいメディ アサーバーでデバイス検出を実行します。 9 テストバックアップとリストアを実行し、操作が正常に実行されることを検証します。 操作が正常に実行されることを検証した後、NetBackup 7.0 にアップグレードできま す。 25 26 第 1 章 インストールの準備 NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について 2 NetBackup ライセンス この章では以下の項目について説明しています。 ■ NetBackup のライセンスキーの要件について NetBackup のライセンスキーの要件について NetBackup マスターサーバーまたはメディアサーバーのソフトウェアをインストールする には、NetBackup 製品のライセンスキーを入力する必要があります。 ライセンスキーを入手するには、NetBackup 製品を発注するときにライセンスの SKU を 発注する必要があります。 発注後、シマンテック社は次の情報を含んでいるライセンス証明書を添付した電子メー ルを送信します。 購入済みの NetBackup のライ このリストは発注した製品のライセンスすべてを含んでいます。 センスのリスト 安全な場所にこのリストを保管してください。テクニカルサポート に問い合わせる場合に、製品のライセンスキーが必要になること があります。 NetBackup 製品をダウンロード DVD メディアキットの代わりに、NetBackup 製品インストール用 するためのアクセス用のシリア の電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージをダウンロードするために ル番号 このシリアル番号を使うことができます。 次の Web サイトに移動し、システムに ESD イメージをダウンロー ドするためにこのシリアル番号を入力します。 https://fileconnect.symantec.com/LangSelection.jsp NetBackup をインストールするとき、メッセージが表示されたらマスターサーバーで他の 製品のライセンスキーをすべて入力することを推奨します。これらのライセンスキーを後で 追加することもできますが、マスターサーバーのソフトウェアをインストールするときにそれ らを入力する方が簡単です。 28 第 2 章 NetBackup ライセンス NetBackup のライセンスキーの要件について NetBackup のライセンスキーの管理方法について詳しくは、『Symantec NetBackup 管 理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 NetBackup のライセンスの互換性 現在の NetBackup のライセンスキーを使用して、サーバー、アドオン製品およびデータ ベースエージェントを NetBackup 7.0 にアップグレードするには、次のものが必要です。 ■ NetBackup バージョン 6.0.x か 6.5.x がすでにインストールされている必要がありま す。 ■ すべてのライセンス取得済みの NetBackup 製品に対する有効な保守契約が必要で す。 メモ: 現在インストールされているバージョンが NetBackup 5.x の場合は、NetBackup 7.0 にアップグレードできません。最初に NetBackup 6.0 または 6.5 にアップグレードす る必要があります。その後、NetBackup 7.0 にアップグレードできます。どの 6.x バージョ ンでも 7.0 に直接アップグレードできます。 アップグレードのライセンスおよびソフトウェアは、次の Web サイトの Symantec Licensing Portal から入手できます。 https://licensing.symantec.com/acctmgmt/index.jsp ライセンスキーの管理方法の詳しい情報と手順については、『Symantec NetBackup 管 理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 ライセンスキーを入力するための方式 NetBackup 製品のライセンスキーはすべてマスターサーバーで入力する必要がありま す。次の方式のいずれかを使用してライセンスキーを入力します。 ■ NetBackup マスターサーバーのインストール時 (推奨) インストールスクリプトはインストールすることを計画するすべての NetBackup 製品の ライセンスキーを入力するように求めるメッセージを表示します。 ■ NetBackup 管理コンソール NetBackup マスターサーバーのインストールの後で、コンソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]をクリックします。 ■ コマンドラインインターフェース (CLI) (UNIX のみ) NetBackup マスターサーバーのインストールの後で、次のコマンドを使います。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key 一部の機能および製品では、ライセンスキーをメディアサーバーでも入力する必要があ ります。該当する機能と製品は次のとおりです。 第 2 章 NetBackup ライセンス NetBackup のライセンスキーの要件について ■ ライブラリに基づくテープドライブ機能 ■ NDMP メモ: システム内のほぼすべてのサーバーから NetBackup サーバーにログオンして、ラ イセンスキーの表示、入力および管理を行うことができます。ライセンスキーをリモート管 理する場合は、変更対象のシステムのライセンスを確実に表示します。間違ったサーバー にライセンスキーを追加または変更しないように注意してください。 ライセンスキーについてのよく寄せられる質問 次に、ライセンスキーの管理方法について頻繁に寄せられる質問事項を示します。 NetBackup のライセンスシステ ムは、他のシマンテック製品の ライセンスシステムと同じです か。 NetBackup では、他のシマンテック製品でも使用される共通の ライセンスシステムを使用しています。ただし、共通のライセンス システムによって、各製品のライセンス機能の採用方法が柔軟に なっています。たとえば、NetBackup ではノードロックライセンス システムを採用していませんが、他のいくつかの製品ではノード ロックライセンスシステムを採用しています。 メディアキットしか持っていない いいえ。メディアキットだけでは、NetBackup にアクセスできませ 場合、NetBackup を使用でき ん。必ず正規または評価版のライセンスキーが必要です。ライセ ますか。 ンスキーは、メディアキットとともに提供されるため、メディアキット を持っている場合はキーも持っているはずです。 ライセンスキーはどのような形式 ライセンスキーは複数桁の英数字による文字列です ですか。また、ライセンスキーに (8EPP-ABCD-9XYZ-XYZ9-8881-VCF4-OIUF-AJDC など)。ライ はどのような情報が含まれてい センスキーには次の情報が含まれています。 ますか。 ■ NetBackup サーバーまたは NetBackup Enterprise サー バーのいずれのキーであるか ■ サーバー、クライアント、エージェントまたは別ライセンス製品 のいずれのキーであるか ■ 正規または評価版のいずれのキーであるか ■ キーの生成方法および生成場所に関する情報 ライセンスキーにはシリアル番 はい。シリアル番号情報がキーに埋め込まれています。 号が割り当てられていますか。 29 30 第 2 章 NetBackup ライセンス NetBackup のライセンスキーの要件について 所有しているライセンスキーに はい。ライセンスキーに関する情報はマスターサーバーに格納さ 関するレポートを表示できます れています。 か。 情報にアクセスするには、NetBackup 管理コンソールを開き、 [ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を選択しま す。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key レポートの表示方法について詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 別ライセンス製品およびエー NetBackup のインストール時に、すべての別ライセンス製品およ ジェントを使用可能にする方法 びエージェントのライセンスキーを入力するように求められます。 を教えてください。 エージェントまたは他のアドオン製品を後から購入した場合は、 ライセンスキーを手動で入力できます。NetBackup 管理コンソー ルを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を 選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key 追加のバイナリをインストールする必要があるため、一部の別ライ センス製品をインストールする際に、製品版の NetBackup DVD セットが必要になります。NetBackup DVD は、安全な場所に保 管しておいてください。 ライセンスキーは入力後も保管 はい。ライセンスキーのコピーは安全な場所に保管しておいてく する必要がありますか。 ださい。 ライセンスキーを紛失した場合、 シマンテック社では、ユーザーに発行したすべてのライセンスキー どうすればよいですか。 を記録しています。ライセンスキーを紛失した場合は、ご購入先 にお問い合わせいただくと、キーのコピーを入手できます。 アメリカ大陸、環太平洋地域、オーストラリアの場合: 650-318-4265 FAX: 650-335-8428 ■ ヨーロッパ、中東、アフリカの場合: 00-353-61-365232 FAX: 00-353-61-365223 ■ シマンテック社の提携会社から NetBackup を購入した場合は、 キーに関する情報はその提携会社にお問い合わせください。 第 2 章 NetBackup ライセンス NetBackup のライセンスキーの要件について 大量注文の場合のライセンス NetBackup のインストールの多くは非常に大規模で、長いライセ キーにはどのように対応してい ンスキーが使用されます。ライセンスキーを何度も入力することは ますか。 時間のかかる作業です。購入する NetBackup コンポーネントの 種類ごとに 1 つのライセンスキーを要求できます。たとえば、50 の Oracle エージェントを使用するために、1 つのライセンスキー を入手できます。サイトライセンスでは、特定の NetBackup エー ジェントまたは別ライセンス製品を無制限に使用できます。 ただし、購入する NetBackup コンポーネントの種類ごとに固有 のライセンスキーが必要になります。個別のライセンスキーは NetBackup サーバー、Lotus Notes エージェント、または NDMP オプションのようなコンポーネントに必要になります。 サイトライセンスの場合のライセ サイトライセンスは大量注文の場合と同様の対応になります。サ ンスキーにはどのように対応し イトライセンスの証明書には、無制限の数に対して有効なライセ ていますか。 ンスキーであることが明記されます。 NetBackup リモート管理コン いいえ。NetBackup リモート管理コンソールには、特別なライセ ソールを使用可能にするにはラ ンスキーは必要ありません。NetBackup リモート管理コンソール イセンスキーが必要ですか。 は、マスターサーバーにアクセス可能な任意のコンピュータにイ ンストールできます。 ライセンスキーは何回でも使用 はい。ライセンスキーは何回でも使用できます。ただし、購入した できますか。 ライセンス数を超える NetBackup サーバー、クライアント、エー ジェントおよび別ライセンス製品をインストールしたり使用すること は法律的に認められていません。 既存のユーザーの場合、ライセ シマンテック社と現行の保守契約を締結しているすべての ンスキーを入手する方法を教え NetBackup ユーザーは、最新バージョンの NetBackup を自動 てください。 的に入手できます。NetBackup メディアキットを受け取り、ライセ ンスを購入したコンポーネントごとのライセンスキーを受け取りま す。 シマンテック社の提携会社と保守契約を締結している場合は、提 携会社を介してアップグレードを行います。詳しくは、提携会社 にお問い合わせください。 正しいライセンスキーを入手し 正しいライセンスキーを受け取っていない場合は、ライセンスキー ていない場合の対処方法を教 の証明書に記載されている注文管理部門の電話番号にお問い えてください。 合わせください。テクニカルサポートでは、正規のライセンスキー は発行できません。ライセンスキーは、注文管理部門からのみ受 け取ることができます。テクニカルサポートでは、正規のライセン スキーに関する問題が解決するまで、1 か月間有効の一時ライ センスキーを発行できます。 評価版のライセンスキーでは何 評価版のライセンスキーを使用すると、事前に決定されている期 が有効になりますか。 間は、NetBackup と、そのエージェントおよび別ライセンス製品 を無制限に使用できます。 31 32 第 2 章 NetBackup ライセンス NetBackup のライセンスキーの要件について 評価版の期限切れが近づいた ライセンスキーの有効期限を調べるには、NetBackup 管理コン ら通知されますか。 ソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)] を選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key 評価版のライセンスキーの期限 NetBackup サービスまたはデーモンが停止されます。製品を使 が切れるとどうなりますか。 用しようとすると評価期間が終了したことが通知されます。 評価版のライセンスキーの期限 はい。NetBackup の評価版に正規のライセンスキーを追加する が切れた場合、バックアップ構 と、すぐにカタログ情報および構成情報にアクセスできるようにな 成とカタログ情報は保存されま ります。 すか。 評価版のライセンスを正規のラ 正規のライセンスを購入して NetBackup に追加します。評価版 イセンスにアップグレードする方 の構成情報とカタログデータはすべて保持されています。 法を教えてください。 正規のライセンスキーを入力するには、NetBackup 管理コンソー ルを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を 選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key 3 サーバーソフトウェアのイン ストール この章では以下の項目について説明しています。 ■ インストールの順序 ■ ソフトウェアメディアのマウント ■ NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール ■ NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール ■ マスターサーバーからクライアントへのクライアントソフトウェアのプッシュインストール について ■ NetBackup のアドオン製品のインストール ■ Java インターフェースのウィンドウマネージャの構成方法 (NetBackup-Java 互換プ ラットフォームの場合) インストールの順序 NetBackup を新規にインストールするには、次の順序でソフトウェアをインストールしま す。 ■ マスターサーバー ■ メディアサーバー (NetBackup Enterprise のみ) ■ NetBackup リモート管理コンソール ■ クライアント ■ NetBackup の任意のアドオン製品 (言語パッケージなど) 34 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール インストールの順序 インストール手順に進む前に、インストール要件を確認してください。 p.16 の 「UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件」 を参照してください。 インストールスクリプトの動作 NetBackup サーバーソフトウェアをインストールすると、クライアントソフトウェアもインス トールされます。 NetBackup 7.0 をインストールすると、次の別ライセンス製品もインストールされます (プ ラットフォームでサポートされている場合)。 ■ BMR マスターサーバー ■ NDMP ■ NetBackup Vault ■ BMR ブートサーバー ■ DB2 ■ 暗号化 ■ Informix ■ LiveUpdate エージェント ■ Lotus Notes ■ Oracle ■ SAP ■ Snapshot Client ■ Sybase インストールの完了後、これらの機能を有効にするには、各別ライセンス製品の有効なラ イセンスキーを入力する必要があります。各別ライセンス製品も必要に応じて構成する必 要があります。 サーバーソフトウェアと別ライセンス製品に加えて、インストールスクリプトは次のタスクを 実行します。 ホスト名 サーバーの /usr/openv/netbackup/bp.conf ファイル に、ホスト名を書き込みます。 クラスタ環境では、スクリプトはサーバーの /usr/openv/netbackup/bp.conf ファイルに仮想ホスト名 を書き込みます。 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール ソフトウェアメディアのマウント 自動起動スクリプトと自動停止 スクリプト サポートされているプラットフォームの適切なディレクトリに、自動 起動および停止スクリプトを追加します。 Solaris システム インストールを行う際に、代替ルートパス名の入力を求めるメッ セージが表示されます。代替ルート環境を使用すると、別のファ イルシステムに NetBackup をインストールできます。 たとえば、ホスト B の root、usr および var ファイルシステム が、それぞれ /alt、/alt/usr および /alt/var としてホスト A にマウントされている場合、ホスト A にログインすると、代替ルー ト環境として /alt を指定して、NetBackup をホスト B にインス トールできます。 この機能は NetBackup サーバーにのみ適用され、別ライセンス 製品やクライアントには適用されません。 PBX PBX をサポートするプラットフォームでは、クライアントソフトウェア のインストール時に、7.0 以降のバージョンの NetBackup によっ て PBX がインストールまたは更新されます。 NetBackup をインストールするコンピュータにまだ PBX がインス トールされておらず、プラットフォームで PBX がサポートされてい る場合は、インストールスクリプトによって PBX がインストールされ ます。 PBX がコンピュータにすでにあれば、インストールスクリプトは次 のタスクの 1 つを実行します。 7.0 に含まれているバージョンより古ければ既存のバージョン を更新します。 ■ 既存のバージョンが 7.0 に含まれているバージョンと同じかま たはそれ以降なら PBX を更新しません。 ■ メモ: NetBackup 6.0 または 6.5 からアップグレードする場合、 PBX が正しくアップグレードされないことがあります。PBX のアッ プグレードが正常に行われなければ、古いバージョンを削除する ために 6.0 か 6.5 のパッケージの ICS ディスクを使ってください。 詳しくは、NetBackup のそれらのバージョンの『Symantec Infrastructure Core Services Installation Guide for UNIX』 を参照してください。 ソフトウェアメディアのマウント NetBackup DVD をマウントするときは、ガイドラインとして次の例を使ってください。他の フラグまたはオプションが必要かどうかは、ハードウェアのご購入先に確認してください。 次に、NetBackup DVD をマウントするためのフラグとオプションを示します。 35 36 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール ソフトウェアメディアのマウント NetBackup DVD をマウントするためのフラグとオプション 表 3-1 フラグかオプション 定義 -v、-t、-F マウントするファイルシステムの種類を指定します。 -o 必要に応じてファイル名を正しく変換します。 -r DVD を読み込み用にマウントしたいことを指定します。 device_path DVD ドライブの名前を指定します。 mount_point DVD をマウントしたいディレクトリを指定します。 AIX の場合 AIX システムでは、DVD をマウントする前にマウントポイントを作成する必要があります。 DVD をマウントするために smitty または手動による方法を使ってください。 AIX システムで DVD をマウントする方法 1 root ユーザーとしてログインします。 2 次のいずれかの方法を使用して、DVD をマウントします。 ■ smitty smitty cdrfs または smitty mountfs ■ 手動 マウントポイント (たとえば、mkdir /cdrom) を作成し、次の通り mount コマンド を実行します。 mount -v cdrfs -r device_path mount_point たとえば、/cdrom をマウントポイント、/dev/cd0 をデバイスパスとして DVD を手 動でマウントするには、次のコマンドを実行します。 mount -v cdrfs -r /dev/cd0 /cdrom FreeBSD の場合 FreeBSD システムでは、DVD をマウントする前にマウントポイントを作成する必要があり ます。 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール ソフトウェアメディアのマウント FreeBSD システムで DVD をマウントする方法 1 root ユーザーとしてログインします。 2 マウントポイントを作成します。たとえば、mkdir /cdrom です。 3 次のとおり、DVD をマウントします。 mount -r -t cd9660 device_path mount_point たとえば、/cdrom をマウントポイント、/dev/acd0c をデバイスパスとして DVD をマ ウントするには、次のコマンドを実行します。 mount -r -t cd9660 /dev/acd0c /cdrom HP-UX の場合 HP-UX での DVD のマウントおよびマウント解除の方法は、実行中のオペレーティングシ ステムのバージョンによって異なります。 HP-UX 11.23 より前のオペレーティングシステムで DVD をマウントする方法 1 root ユーザーとしてログインします。 2 マウントポイントを作成します。たとえば、mkdir /cdrom です。 3 次のコマンドを実行して、PFS デーモンを起動します。 nohup pfs_mountd & nohup pfsd & 4 次のとおり、DVD をマウントします。 pfs_mount -o xlat=unix device_path mount_point デバイスパスを検出するには、ioscan -fn を実行します。 たとえば、/cdrom をマウントポイント、/dev/rdsk/c3t2d0 をデバイスパスとして DVD をマウントするには、次のコマンドを実行します。 pfs_mount -o xlat=unix /dev/rdsk/c3t2d0 /cdrom 37 38 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール ソフトウェアメディアのマウント HP-UX 11.23 より前のオペレーティングシステムで DVD のマウントを解除する方法 1 次のとおり、DVD をマウント解除します。 pfs_umount mount_point たとえば、/cdrom をマウントポイントとして使用した DVD のマウントを解除するに は、次のコマンドを実行します。 pfs_umount /cdrom 2 kill コマンドを使用して、次のプロセスを停止します。 pfs_mountd pfsd pfs_mountd.rpc pfsd.rpc HP-UX 11.23 以上のオペレーティングシステムで DVD をマウントする方法 1 root ユーザーとしてログインします。 2 次のとおり、DVD をマウントします。 mount -F cdfs device_path mount_point HP-UX 11.23 以上のオペレーティングシステムで DVD のマウントを解除する方法 1 次のとおり、DVD をマウント解除します。 umount mount_point 2 ドライブから DVD を取り出します。 Linux の場合 Linux システムでは、DVD をマウントする前にマウントポイントを作成する必要がありま す。 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール Linux システムで DVD をマウントする方法 1 root ユーザーとしてログインします。 2 マウントポイントを作成します。たとえば、mkdir /cdrom です。 3 次のとおり、DVD をマウントします。 mount device_path mount_point たとえば、/cdrom をマウントポイント、/dev/cdrom をデバイスパスとして DVD をマ ウントするには、次のコマンドを実行します。 mount /dev/cdrom /cdrom Solaris の場合 Solaris システムでは、Volume Manager を使用して DVD をマウントします。 Solaris システムで DVD をマウントする方法 1 root ユーザーとしてログインします。 2 Volume Manager (vold) が実行されている場合、DVD は自動的にマウントされま す。 vold が実行されていない場合は、次のように起動します。 /usr/sbin/vold & NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX への インストール マスターサーバーでは、バックアップ、アーカイブおよびリストアが管理されます。マスター サーバーには、NetBackup カタログが格納されます。NetBackup カタログには、 NetBackup 構成およびバックアップについての情報を持つ内部データベースが含まれ ます。 新規にマスターサーバーをインストールする場合は、次のガイドラインを使用してくださ い。 マスターサーバーの指定 マスターサーバーにするコンピュータを指定し、最初に、そのコ ンピュータにマスターサーバーソフトウェアをインストールします。 39 40 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール EMM サーバー デフォルトでは、インストールスクリプトによってマスターサーバー に Enterprise Media Manager (EMM) サーバーソフトウェアが インストールされます。この構成は推奨構成であり、最も効率的 です。 メモ: EMM サーバーはメディアサーバーに配置できますが、マ スターサーバーに保持することをお勧めします。メディアサーバー に EMM サーバーを配置するには、別の手順を実行する必要が あります。すべての NetBackup サーバーソフトウェア (マスター とメディア) がインストールされた後、指定されたメディアサーバー に NetBackup データベースと EMM サーバーを移動する必要 があります。詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』を参照してください。あるホストから別のホ ストへの NetBackup データベースの移動に関する項を参照して ください。 ライセンスキー マスターサーバーのインストール時に、NetBackup 製品のライセ ンスキーを入力する必要があります。サーバーまたはクライアント で使用する NetBackup の別ライセンス製品またはエージェント を追加するたびに、ライセンスキーを入力する必要があります。こ れらの追加のライセンスキーは、マスターサーバーで入力する必 要があります。 NetBackup-Java 管理コンソールでライセンスキーの更新の追 加、削除、または適用と保存を行う場合、コンソールを再起動す る必要があります。 NetBackup のライセンスの管理については、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 HP-PA-RISC NetBackup 7.0 以降、このプラットフォームはマスターサーバー または EMM サーバーを含んでいるメディアサーバーとしてサ ポートされません。これは完全なメディアサーバー (EMM なし) ま たは完全なクライアントとしてのみサポートされます。 NetBackup マスターサーバーソフトウェアをインストールする方法 1 root ユーザーとしてサーバーにログインします。 2 インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール DVD ドライブに適切なプラットフォームの NetBackup DVD を挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを実行します。 cd_directory/install ■ cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを実行します。 ./install 3 メニュー項目が表示されたら、[NetBackup サーバー (NetBackup server)]を選択 し、Enter キーを押します。 4 Solaris システムでは、NetBackup はデフォルトで、実行中のルート環境にインス トールするように設定されています。 5 ■ 実行中のルート環境にインストールするには、Enter キーを押します。 ■ NetBackup のインストール場所を変更するには、n を入力し、NetBackup をイ ンストールする適切なパスを指定します。 次のメッセージが表示されたら、y を入力します。 NetBackup and Media Manager binaries will be installed in /opt/openv and a link will be created from /usr/openv to opt/openv, if it does not exist. Is this okay? (y) [y, n,?, q] 6 NetBackup サーバーまたは Enterprise Server ライセンスキーを入力します。 7 y を入力し、次に、プロンプトに従って NetBackup の他の別ライセンス製品および エージェントのライセンスキーを追加します。 ライセンスキーは後で追加できますが、ここで入力することをお勧めします。 NetBackup-Java 管理コンソールを使用してライセンスキーを後で追加する場合は、 コンソールを再起動する必要があります。 8 すべてのライセンスキーの入力後、q を入力して License Key ユーティリティを終了 し、サーバーソフトウェアのインストールを完了します。 41 42 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール 9 次のメッセージが表示されたら、正しいコンピュータ名を確認または入力します。 Installing NetBackup Enterprise Server version: 7.0GA If this machine will be using a different network interface than the default (machine name), the name of the preferred interface should be used as the configured server name. If this machine will be part of a cluster, the virtual name should be used as the configured server name. The domain name of your server appears to be (name.domain). You may choose to use this domain name in your configured NetBackup server name, or simply use (machine name) as the configured NetBackup server name. Would you like to use (name.domain) as the configured name of the NetBackup server? [y, n] (y) ■ 表示された (デフォルトの) 名前を受け入れるには、Enter キーを押します。 ■ 表示された (デフォルトの) 名前を変更するには、n を入力して、名前を入力しま す。 ■ クラスタ化された NetBackup サーバーの場合、NetBackup サーバーの実際の ローカルホスト名ではなく仮想名を入力します。 10 次の質問が表示された場合は、質問に答えてマスターサーバーを指定または確認 します。 Is <name> the master server? [y, n] (y) ■ Enter キーを押して、表示された名前 (前の手順で指定したマシン名) を受け入 れます。 ■ 前の手順でサーバーの仮想名を入力した場合、インストールスクリプトは次の質 問を示します。 Is this server part of a cluster installation? 答えが「はい」である場合は、y を押し、表示される一連のクラスタ構成の質問に 答えます。 答えが「いいえ」である場合は、n を押します。インストールスクリプトは、デフォル トで、自動的に REQUIRED_INTERFACE を使用し、bp.conf ファイルにサーバー 名を追加します。 REQUIRED_INTERFACE について詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイ ド Vol. 2 UNIX および Linux』を参照してください。 11 次の質問が表示された場合は、質問に答えてこのマスターサーバーにメディアサー バーを使用しているかどうかを指定します。 Do you have any media servers? [y, n] (n) 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup マスターサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール ■ このマスターサーバーにメディアサーバーを使用していない場合は、Enter キー を押して、次の手順に進みます。 ■ このマスターサーバーにメディアサーバーを使用している場合は、y を入力し、 各メディアサーバーの名前を入力します。 メディアサーバー名を入力する場合は、コンピュータ名とドメイン名を入力する必 要があります。次に例を示します。 alpha.min.symantec.com alpha はコンピュータ名で、min.symantec.com はドメイン名です。 ここに入力するメディアサーバー名は、マスターサーバーの bp.conf ファイルに 自動的に追加されます。メディアサーバーのソフトウェアを後でインストールする と、マスターサーバーはメディアサーバーとすぐに通信できます。 ■ 既存の NetBackup 運用環境にメディアサーバーを追加する場合は、このマニュ アルの手順を使うことができません。既存の NetBackup 運用環境にメディアサー バーを追加する方法の詳細については、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』を参照してください。 12 次のメッセージが表示されたら、EMM サーバーの名前を指定します。 NetBackup maintains a centralized catalog (separate from the image catalog) for data related to media and device configuration, device management, storage units, hosts and host aliases, media server status, NDMP credentials, and other information. This is managed by the Enterprise Media Manager server. Enter the name of the Enterprise Media Manager (default: name) ■ 表示された (デフォルトの) マスターサーバー名を受け入れて、マスターサーバー に EMM サーバーをインストールするには、Enter キーを押します。 ■ クラスタ化されたマスターサーバーには、マスターサーバーの仮想名を入力しま す。 NFS マウントへの EMM のインストールはサポートされていません。 13 次の質問が表示されたら、質問に答えます。 Do you want to start the NetBackup bprd process so backups and restores can be initiated? [y, n] (y) ■ クラスタ化された NetBackup サーバーがある (または導入を予定している) 場合 は、n を入力します。 ■ 非クラスタインストールの場合は、Enter キーを押してデフォルトの答えの y を受 け入れ、NetBackup プロセスと EMM サーバーを起動します。 43 44 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール メディアサーバーを後でインストールする場合、EMM サーバーが実行されてい る必要があるため、これらのプロセスをすぐに起動する必要があります。 14 クラスタ化された NetBackup マスターサーバーの場合、NetBackup を実行するす べてのノードでこれらの手順を繰り返します。 NetBackup ソフトウェアのインストール マスターサーバーソフトウェアをインストールした後、ご使用の環境に応じて、メディアサー バーソフトウェアまたはクライアントソフトウェアをインストールできます。 ■ システムにメディアサーバーがあれば、メディアサーバーソフトウェアをインストールす る準備ができています。 p.44 の 「NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール」 を参 照してください。 ■ ご使用の環境にメディアサーバーが存在しない場合、クライアントマシンにクライアン トソフトウェアをインストールできます。 ■ p.112 の 「UNIX クライアントのローカルインストール」 を参照してください。 ■ マスターサーバーからクライアントにクライアントソフトウェアをインストールするに は (推奨)、クライアント形式のソフトウェアを最初にマスターサーバーにインストー ルする必要があります。 p.48 の 「マスターサーバーへのクライアント形式のソフトウェアのインストール」 を 参照してください。 NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX への インストール この項では、新しい NetBackup メディアサーバーをインストールする方法を記述します。 NetBackup の既存のバージョンがないコンピュータにサーバーソフトウェアをインストー ルするためにこの情報を使ってください。 メディアサーバーソフトウェアを使用すると、NetBackup 環境内のロボットおよびストレー ジデバイスを管理できます。 マスターサーバーおよび EMM サーバーソフトウェアをインストールした後、メディアサー バーマシンにメディアサーバーソフトウェアをインストールできます。 メディアサーバーをインストールする場合は、次のガイドラインを使用してください。 ■ メディアサーバーにするコンピュータを指定し、それらにメディアサーバーソフトウェア をインストールします。 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール ■ 新規か最初の NetBackup 7.0 メディアサーバーは、クラスタとしてインストールできま せん。ただし、NetBackup 6.x のクラスタ化された既存のメディアサーバーは、 NetBackup 7.0 にアップグレードしてクラスタ化されたままにできます。 ■ EMM サーバーは、メディアサーバーソフトウェアをインストールする前にインストール して実行しておく必要があります。 ■ NetBackup メディアサーバーソフトウェアをインストールする場合、NetBackup 製品 のライセンスキーを入力する必要があります。サーバーまたはクライアントで使用する NetBackup の別ライセンス製品またはエージェントを追加するたびに、ライセンスキー を入力する必要があります。これらの追加ライセンスキーは、メディアサーバーごとに 入力する必要があります。 NetBackup のライセンスの管理については、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』を参照してください。 ■ NetBackup-Java 管理コンソールでライセンスキーの更新の追加、削除、または適用 と保存を行う場合、コンソールを再起動する必要があります。 NetBackup メディアサーバーソフトウェアをインストールする方法 1 root ユーザーとしてサーバーにログインします。 2 インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 DVD ドライブに適切なプラットフォームの NetBackup DVD を挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを実行します。 cd_directory/install ■ cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを実行します。 ./install 3 メニュー項目が表示されたら、[NetBackup サーバー (NetBackup server)]を選択 し、Enter キーを押します。 4 Solaris システムでは、NetBackup はデフォルトで、実行中のルート環境にインス トールするように設定されています。 45 46 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup メディアサーバーソフトウェアの UNIX へのインストール 5 ■ 実行中のルート環境にインストールするには、Enter キーを押します。 ■ NetBackup のインストール場所を変更するには、n を入力し、NetBackup をイ ンストールする適切なパスを指定します。 次のメッセージが表示されたら、y を入力します。 NetBackup and Media Manager binaries will be installed in /opt/openv and a link will be created from /usr/openv to opt/openv, if it does not exist. Is this okay? (y) [y, n,?, q] 6 NetBackup サーバーまたは NetBackup Enterprise サーバーのライセンスキーを 入力します。 7 y を入力し、次に、プロンプトに従って NetBackup の他の別ライセンス製品および エージェントのライセンスキーを追加します。 ライセンスキーは後で追加できますが、ここで入力することをお勧めします。 NetBackup-Java 管理コンソールを使用してライセンスキーを後で追加する場合は、 コンソールを再起動する必要があります。 8 すべてのライセンスキーの入力後、q を入力して License Key ユーティリティを終了 し、サーバーソフトウェアのインストールを完了します。 9 次のメッセージが表示されたら、正しいコンピュータ名を確認または入力します。 Installing NetBackup Enterprise Server version: 7.0GA If this machine will be using a different network interface than the default (machine name), the name of the preferred interface should be used as the configured server name. If this machine will be part of a cluster, the virtual name should be used as the configured server name. The domain name of your server appears to be (name.domain). You may choose to use this domain name in your configured NetBackup server name, or simply use (machine name) as the configured NetBackup server name. Would you like to use (name.domain) as the configured name of the NetBackup server? [y, n] (y) ■ 表示された (デフォルトの) メディアサーバーの名前が正しかったら、Enter キー を押します。 ■ 表示された (デフォルトの) メディアサーバーの名前が正しくなかったら、n を入 力し、正しい名前を入力します。仮想名を入力すると、インストールスクリプトで は、デフォルトで自動的に REQUIRED_INTERFACE が使用されます。この処理で は、bp.conf ファイルにメディアサーバーの仮想名が追加されます。 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール マスターサーバーからクライアントへのクライアントソフトウェアのプッシュインストールについて REQUIRED_INTERFACE について詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイ ド Vol. 2 UNIX および Linux』を参照してください。 10 次の質問が表示された場合は、質問に答えて、すでにインストールしてあるマスター サーバーを指定します。 Is (name) the master server? [y,n] ■ n を入力し、マスターサーバーの完全修飾ドメイン名を入力します。 ■ マスターサーバーがクラスタ化されている場合は、マスターサーバーの仮想名を 入力します。 11 次のメッセージが表示されたら、EMM サーバーの名前を指定します。 Enter the name of the Enterprise Media Manager (default: name) マスターサーバー名は、デフォルトで表示されます。 ■ マスターサーバーに EMM サーバーをインストールした場合は、Enter キーを押 して、表示された (デフォルトの) 名前を受け入れます。 クラスタ化されたマスターサーバーがある場合は、マスターサーバーの実際の ローカルホスト名ではなく仮想名を入力します。 12 残りのメディアサーバーにメディアサーバーソフトウェアをインストールするには、手 順 1 から11 を繰り返します。 マスターサーバーからクライアントへのクライアントソフト ウェアのプッシュインストールについて マスターサーバーからクライアントにソフトウェアをプッシュインストールすることによって、 クライアントのインストールを迅速に実行できます。この方式を使用すると、各クライアント でローカルインストールする必要がなくなります。 次に、マスターサーバーからクライアントソフトウェアをインストールするための NetBackup 環境の準備方法について説明します。 ■ マスターサーバーにクライアント形式のソフトウェアをインストールします。NetBackup 構成に関係するすべてのクライアント形式をインストールしてください。 p.48 の 「マスターサーバーへのクライアント形式のソフトウェアのインストール」 を参 照してください。 ■ マスターサーバーからクライアントソフトウェアをプッシュインストールするには、各クラ イアント名を NetBackup ポリシーに割り当てておく必要があります。ポリシーは、マス ターサーバー上に作成されます。 ポリシーを作成する場合、ポリシー形式を指定して、そのポリシーに割り当てられるク ライアントのオペレーティングシステムを示す必要があります。ポリシーが存在しない 47 48 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール マスターサーバーからクライアントへのクライアントソフトウェアのプッシュインストールについて 場合、マスターサーバーによってクライアントのオペレーティングシステムが認識され ないため、リモートインストール (またはプッシュインストール) は失敗します。 NetBackup ポリシーの作成方法については、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』を参照してください。 ■ 必要なポリシーが作成された後、マスターサーバーからクライアントにクライアントソフ トウェアをプッシュインストールできます。 p.113 の 「UNIX クライアントのリモートインストール」 を参照してください。 マスターサーバーへのクライアント形式のソフトウェアのインストール 次の操作を行うには、クライアント形式のソフトウェアをマスターサーバーにインストール する必要があります。 ■ NetBackup ポリシーにクライアントを割り当て、クライアントをバックアップできるように する ■ マスターサーバーからクライアントにクライアントソフトウェアをインストールする (または プッシュインストールする) UNIX クライアント形式では、クライアントインストールスクリプトによって、クライアントソ フトウェアをマスターサーバーにインストールできます。その後、マスターサーバーか らクライアントにクライアントソフトウェアをインストール (またはプッシュインストール) で きます。 マスターサーバーにクライアント形式のソフトウェアをインストールする方法 1 root ユーザーとしてサーバーにログインします。 2 インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 DVD ドライブに適切なプラットフォームの NetBackup DVD を挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを実行します。 cd_directory/install ■ cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを実行します。 ./install 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール NetBackup のアドオン製品のインストール 3 メニュー項目が表示されたら、[NetBackup クライアント (NetBackup Client)]を選 択し、Enter キーを押します。 4 インストールしたいすべてのクライアント形式を選択し、インストールのプロンプトに従 います。 NetBackup のアドオン製品のインストール 初期インストールが完了したら、他の NetBackup アドオン製品 (言語パッケージなど) を インストールできます。 Java インターフェースのウィンドウマネージャの構成方 法 (NetBackup-Java 互換プラットフォームの場合) 常にウィンドウ内でクリックしたときだけウィンドウがアクティブになるようにウィンドウマネー ジャを設定します。自動フォーカスを有効にしないでください。自動フォーカスを有効に すると、マウスのポインタをウィンドウ上に移動するたびに、そのウィンドウがアクティブに なります。NetBackup-Java インターフェースは、自動フォーカスを有効にしていると正し く実行されません。 共通デスクトップ環境 (CDE) ウィンドウマネージャの設定 CDE ウィンドウマネージャは、NetBackup-Java アプリケーションで推奨されているウィン ドウマネージャです。 CDE ウィンドウマネージャを設定する方法 1 CDE ウィンドウのフロントパネルで、[スタイル・マネージャ]コントロールアイコンをク リックします。 2 スタイルマネージャツールバーで、[ウィンドウ]コントロールアイコンをクリックします。 3 [スタイル・マネージャ-ウィンドウ]ダイアログボックスで、[クリックでウィンドウをアク ティブに]を選択します。 [OK]をクリックします。 4 ワークスペースマネージャを再起動するかどうかの確認メッセージが表示されたら、 [OK]をクリックします。 49 50 第 3 章 サーバーソフトウェアのインストール Java インターフェースのウィンドウマネージャの構成方法 (NetBackup-Java 互換プラットフォームの場合) 4 代替管理インターフェースの インストール この章では以下の項目について説明しています。 ■ Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 ■ NetBackup-Java 管理コンソールの概要 Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 NetBackup サーバーにグラフィックスの表示機能がない場合、代替管理インターフェー スをインストールする必要があります。また、Windows プラットフォームと UNIX プラット フォームを使用する混在環境など、各種の構成で、このインターフェースをインストール することをお勧めします。 メモ: NetBackup サーバーを Windows 版 NetBackup クライアントからリモートで管理 する必要がない場合、この項をお読みになる必要はありません。 NetBackup リモート管理コンソールは、別のコンピュータからの NetBackup サーバーの 管理に使用できる、インターフェースのみのバージョンの Windows 版 NetBackup で す。NetBackup リモート管理コンソールを実行するコンピュータは NetBackup ソフトウェ アを必要としません。 次に、NetBackup リモート管理コンソールの操作の概要を示します。 ■ このコンソールを使用すると、ローカルの Windows NetBackup サーバー上での NetBackup 管理コンソールとまったく同様に、すべての NetBackup の操作を実行 できます。バックアップポリシーの作成、ボリュームの管理、状態の表示、テープドライ ブの監視、およびその他の操作を実行できます。 ■ コンソールには、ローカルホスト名ではなく、管理対象のサーバー名が表示されます。 52 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 ■ コンソールでは、他の NetBackup サーバーの管理のみが可能です。マスターサー バーまたはメディアサーバーとしては機能できません。 NetBackup リモート管理コンソールのインストール NetBackup リモート管理コンソールは Windows Server 2003/XP、Windows Server 2008/Vista、Windows Server 2008 R2/Windows 7 でサポートされます。 インストール処理には、次の 2 つの手順があります。 ■ NetBackup リモート管理コンソールをインストールします。 ■ 管理したいホストのサーバーリストに NetBackup リモート管理コンソールのホスト名を 追加します。 また、リモートコンソールをインストールするホストのサーバーリストに、管理したいサー バーのホスト名を追加してください。 次の表は各ホストの必須のサーバーリストエントリの例を示したものです。RAC1 はリ モート管理コンソールを指します。 ホスト名 必須のサーバーリストエントリ Master1 RAC1 Media1 RAC1 Media2 RAC1 RAC1 Master1、Media1、Media2 NetBackup リモート管理コンソールをインストールする方法 1 NetBackup リモート管理コンソールをインストールしたいコンピュータで、次の方式 のいずれかを使用して NetBackup インストールウィザードを起動します。 ■ DVD メディア ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無 効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。 ■ ESD イメージ (ダウンロード済みファイル) イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。 2 初期画面で、[Installation]をクリックします。 3 [Installation]画面で、[Server Software Installation]をクリックします。 4 [Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。 5 [License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 6 [Installation Type]画面で、[Install to this computer only]を選択して[Typical] をクリックし、[Next]をクリックします。 7 [NetBackup License Key and Server Type]画面で、[NetBackup Remote Administration Console]を選択します。リモート管理コンソールのインストールに ライセンスキーは必要ありません。 8 [NetBackup System Names]画面で、次の情報を入力します。 9 Client Name リモートコンソールをインストールするローカルコンピュータ の名前を入力します。(この名前はデフォルトで表示されま す。) Master Server NetBackup マスターサーバーの名前を入力します。 (NetBackup マスターサーバーソフトウェアがこのコンピュー タにインストールされている場合、名前はデフォルトで表示 されます。) Additional Servers このサーバーへのアクセスを許可する他の NetBackup サー バーの名前を入力します。複数の名前を入力するには、そ れぞれの名前をカンマで区切るか、またはそれぞれの名前 を入力した後に Enter キーを押します。 [Ready to Install the Program]画面で、選択の概略を見直します。それから、 [Install]をクリックします。 10 インストール完了後、次の手順を実行します。 ■ [View Log]をクリックして、インストール詳細を見直します。 ■ [Finish]をクリックします。 [Launch NetBackup Administration Console now]の隣にあるボックスをク リックした場合は、リモート管理コンソールが表示されます。このボックスをクリック しなかった場合は、[スタート]>[プログラム]>[Symantec NetBackup]> [NetBackup Administration Console]を選択することによってコンソールを起 動します。 この処理では、ローカルホストでコンソールが起動され、リモートホストでは起動 されません。 11 すべてのホストのサーバーリストに、必須のホスト名を追加します。 p.53 の 「NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成」 を参照して ください。 NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成 NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成には次の方式を使用できま す。 53 54 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 ■ NetBackup 管理コンソールを使用します。 ■ UNIX サーバーでは、bp.conf ファイルを編集します。 ■ Windows サーバーでは、システムレジストリを編集します。 NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストを NetBackup 管理コンソールの 使用によって構成する方法 1 [NetBackup 管理コンソール (NetBackup Administration Console)]の左ペイ ンで、[ホストプロパティ (Host Properties)]>[マスターサーバー (Master Servers)] をクリックします。 2 右ペインの[マスターサーバー (Master Servers)]画面のホストサーバー名を右ク リックし、[プロパティ (Properties)]を選択します。 3 [マスターサーバープロパティ (Master Server Properties)]画面で、左ペインのツ リーから[サーバー (Servers)]アイコンをクリックします。 4 [サーバー (Servers)]画面で、[追加 (Add)]をクリックします。 5 NetBackup リモート管理コンソールを実行するホスト名を入力します。 6 [追加 (Add)]をクリックします。[追加サーバー (Additional Servers)]のリストにホ スト名が表示されます。 7 [閉じる (Close)]をクリックし、[OK]をクリックします。 UNIX サーバーで bp.conf の編集によって NetBackup リモート管理コンソールのサー バーリストを構成する方法 1 root ユーザーとしてマスターサーバーにログインします。 2 次のファイルを編集します。 /usr/openv/netbackup/bp.conf 3 「SERVER =」行の最後に次の行を追加します。 SERVER = Remote-Administration-Console-machine-name Remote-Administration-Console-machine-name は、NetBackup リモート管 理コンソールがインストールされているコンピュータ名です。 Windows サーバーでシステムレジストリの編集によって NetBackup リモート管理コン ソールのサーバーリストを構成する方法 1 マスターサーバーに管理者としてログオンします。 2 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]をクリックします。 3 regedit.exe を入力し、[OK]をクリックします。 4 [レジストリ エディタ]ウィンドウで、次のファイルを見つけてください。 HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥VERITAS¥NetBackup¥CurrentVersion¥Config 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール NetBackup-Java 管理コンソールの概要 5 右ペインで、[サーバー]をダブルクリックします。 6 [複数行文字列の編集]ウィンドウで、リモート管理コンソールホストの名前を入力し、 [OK]をクリックします。 7 [レジストリ エディタ]ウィンドウを閉じます。 既存の NetBackup リモート管理コンソールから管理するリモートサー バーの追加 NetBackup リモート管理コンソールがすでにインストールされていて、管理するリモート マスターサーバーを追加する場合は、次の手順を実行します。 既存の NetBackup リモート管理コンソールから管理するリモートサーバーを追加する方 法 1 NetBackup リモート管理コンソールがインストールされているホストにログオンし、コ ンソールを開きます。 2 NetBackup リモート管理コンソールの左ペインで、[ホストプロパティ (Host Properties)]>[マスターサーバー (Master Server)]を選択します。 3 右ペインの[マスターサーバー (Master Servers)]画面のホストサーバー名を右ク リックし、[プロパティ (読取り/書込み) (Properties(Read/Write))]を選択します。 4 [マスターサーバープロパティ (Master Server Properties)]画面で、[サーバー (Servers)]タブをクリックします。 5 [グローバル操作 (Global Operations)]フィールドの[すべてのリストへの追加 (Add to all lists)]フィールドに、ホスト名を入力します。NetBackup リモート管理コンソー ルを実行するホスト名を入力する必要があります。 6 [+]アイコンをクリックして ([追加サーバー (Additional Servers)]のリストにホスト名 が表示されます)、[OK]をクリックします。 NetBackup-Java 管理コンソールの概要 NetBackup-Java 管理コンソールは、1 台以上の UNIX 版または Windows 版の NetBackup サーバーの管理に使用できます。このコンソールは、すべての標準の NetBackup サーバーインターフェースを提供します。また、バックアップポリシーの作成、 ボリュームの管理、状態の表示、テープドライブの監視などの操作に使用されます。 Java を実行可能な UNIX ホスト (サーバーおよびクライアント) では、NetBackup をイン ストールすると、このコンソールが自動的にインストールされます。 Windows ホストでは、このコンソールは個別にインストールする必要があります。 55 56 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール NetBackup-Java 管理コンソールの概要 メモ: NetBackup サーバーを Windows 版 NetBackup クライアントからリモートで管理 する必要がない場合、この項をお読みになる必要はありません。 Windows でのバージョン 7.0 の NetBackup-Java 管理コンソールのイン ストール コンソールのバージョン 7.0 をインストールするときは次のガイドラインを使ってください。 ■ Windows 用の NetBackup DVD または ESD (ダウンロード済み) ファイルからコン ソールをインストールします。 ■ NetBackup アクセス制御機能を使用する場合、Symantec Product Authentication and Authorization クライアントコンポーネントは、コンソールをインストールする前 に、Windows ホストにインストールする必要があります。この順序でインストールする と、Symantec Product Authentication and Authorization コンポーネントは、Java ベースの Windows 管理コンソールで正しく使用されます。 ■ コンソールを実行するコンピュータには、512 MB 以上の物理メモリが必要です。 Windows でバージョン 7.0 の NetBackup-Java 管理コンソールをインストールする方法 1 コンソールをインストールしたいコンピュータで、次のいずれかを実行します。 ■ NetBackup ソフトウェアを含んでいる適切な DVD を挿入します。 自動再生機能が有効になっている Windows システムでは、インストールが自 動的に開始されます。 自動再生機能が無効になっている Windows システムでは、DVD ディレクトリに 移動して Browser.exe を実行します。 ■ ダウンロード済みのファイルが存在する場所に移動して、Browser.exe を実行し ます。 2 初期画面で、[Installation]を選択します。 3 [Installation]画面で、[Java Windows Administration Console Installation] を選択します。 4 [Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。 5 [License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。 6 [NetBackup Installation Type]画面で、[Install to this computer only]およ び[Typical]を選択します。 7 [Ready to Install the Program]画面で、[Installation Summary]を確認して、 [Install]をクリックします。 8 [Installation Complete]画面で、[Finish]をクリックします。 9 コンソールを開くには、[スタート]>[プログラム]>[Symantec NetBackup]> [NetBackup Java version 7.0]をクリックします。 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール NetBackup-Java 管理コンソールの概要 Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールのイン ストールおよび削除 NetBackup 環境は、複数バージョンの NetBackup がインストールされた複数のサーバー を含むことがあります。この項では、複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソール のインストールおよび削除方法について説明します。 Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソー ルのインストール バージョンが混在する環境で NetBackup インターフェースの複数のバージョンをインス トールするには、次の制限とガイドラインに注意します。 更新 更新 (またはパッチを適用) できるのは、最新バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールのみです。 auth.conf ファイル NetBackup-Java 機能認可構成ファイルの auth.conf は、常 に、install_path¥java に存在する必要があります。たとえ ば、C:¥Program Files¥Veritas¥java に存在する必要 があります。このファイルは、インストールされているコンソールの バージョン数やインストール先のディレクトリに関係なく、この場所 に存在している必要があります。 このファイルは、この Windows ホストでの NetBackup の管理に のみ使用され、存在しない場合はデフォルト設定が使用されま す。これらのデフォルトについて詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 Windows』の NetBackup-Java ユーザーの 認可に関する項を参照してください。 コンソールのバージョンの場所 各バージョンの Java コンソールを異なるフォルダにインストール する必要があります。 旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールをインストールする方法 1 インストールする NetBackup-Java 管理コンソールを含む適切なバージョンの NetBackup Windows インストール CD または DVD を挿入します。 2 NetBackup のバージョンに基づいて、次のいずれかのコンソールを選択します。 ■ NetBackup 6.0 バージョンの場合、[NetBackup Installation]を選択し、[Install Java Administration Console]をクリックします。インストールするコンソール (32 ビットまたは 64 ビット) を選択します。 ■ NetBackup 6.5 バージョンの場合、[NetBackup Installation]を選択し、[Install Java Windows Administration Console]をクリックします。インストールするコ ンソール (32 ビットまたは 64 ビット) を選択します。 57 58 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール NetBackup-Java 管理コンソールの概要 3 異なるバージョンの Java コンソールがすでにインストールされている場合、以前の インストールの上書きを回避するため、新しいフォルダを指定します。 たとえば、バージョン 6.5 の Java コンソールの場合は、C:¥Program Files¥Veritas¥nbjava65 と指定します。 4 インストールを完了するには、[Finish]をクリックします。 Windows 上の旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソール の削除 場合によっては、[プログラムの追加と削除]機能の使用によって旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールを削除できます。削除したいバージョンがプログラムの リストに表示されればこの方式を使うことができます。 削除したいバージョンがプログラムのリストに表示されなければ、手動でそれを削除する 必要があります。次の手順を実行します。 旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールを手動で削除する方法 1 旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールをインストールしたフォルダを削除 します。 2 [スタート]>[プログラム]>[Veritas NetBackup]メニューから、該当するメニュー項 目を削除します。 3 関連するデスクトップのショートカットを削除します。 複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する方法 表 4-1 は旧バージョンのコンソールがある NetBackup 7.0 を管理するために利用可能 な方法を記述します。表示されている方法は、順不同です。 表 4-1 複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する方法 方法 注意事項 UNIX プラットフォーム上の旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソール リリースで利用可能な旧バージョンは、現 在のリリースで、バージョンが混在した環境 でサポートされているすべてのバージョン です。たとえば、すべての旧バージョンお よび最新のメジャーリリースバージョンが含 まれます。 NetBackup 7.0 リリースでは、バージョン 6.5.x と 6.0.x のコンソールが利用可能で す。 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール NetBackup-Java 管理コンソールの概要 方法 注意事項 Windows プラットフォーム上の旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソール p.57 の 「Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールのインス トールおよび削除」 を参照してください。 UNIX サーバーからのリモートディスプレイバック Windows コンピュータから、接続ソフトウェ アアプリケーションの使用によって UNIX 版 NetBackup サーバーの Java ベースの Windows 管理コンソールにアクセスでき ます。 NetBackup サーバーのコンソール 旧バージョンのコンソールがインストールさ れている NetBackup サーバーの適切な NetBackup-Java 管理コンソールを使用し ます。 59 60 第 4 章 代替管理インターフェースのインストール NetBackup-Java 管理コンソールの概要 5 サーバーソフトウェアとクラ イアントソフトウェアのアップ グレード この章では以下の項目について説明しています。 ■ NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 ■ サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード ■ サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード ■ アップグレード後のシステムの更新 ■ アップグレードによるファイルの自動変更 NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードする ための要件 NetBackup バージョン 7.0 は多くの新しい機能を含み、他の製品やプラットフォームとの 互換性に影響する多くの変更も含んでいます。 アップグレードする前に、NetBackup 環境のアップグレード方法に影響する可能性があ る変更の詳細について『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 UNIX サーバーの一般的なアップグレード要件を次に説明します。 62 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 サポート対象のアップグレード 方法 ■ NetBackup 7.0 への直接アップグレード 6.x バージョンからのみ NetBackup 7.0 に直接アップグレー ドできます。どの 6.0 または 6.5 バージョンでも NetBackup 7.0 に直接アップグレードできます。 このインストールガイドは 6.x から 7.0 にアップグレードするた めの手順を含んでいます。 ■ 5.x バージョンからのアップグレード 現在 NetBackup 5.x バージョンを使用している場合は、7.0 に直接アップグレードできません。最初に、NetBackup 6.0 または 6.5 にアップグレードしてください。シマンテック社は 6.5 にアップグレードすることを推奨します。 アップグレードガイドは次の場所のアップグレードポータルに 掲載されています。 http://seer.entsupport.symantec.com/docs/290185.htm。 6.5 にアップグレードした後、7.0 にアップグレードできます。 データベースのバックアップ アップグレード手順に進む前に、既存の NetBackup データベー スを必ずバックアップしてください。アップグレード中にエラーが 発生した場合は、以前のバージョンにロールバックして、データ ベースバックアップの情報を保持できます。 インストール要件の確認 NetBackup サーバーのインストール要件の多くは、NetBackup のアップグレードにも適用されます。アップグレードする前にこれ らの要件を確認します。 p.16 の 「UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件」 を 参照してください。 マスターサーバーのメディア サーバーへの変換 アップグレードの実行時に、マスターサーバーをメディアサーバー に変更することはできません。この変更を行うには、以前のバー ジョンの NetBackup を削除してから新しいバージョンをインストー ルする必要があります。 フェールオーバー非対応サー バーの NetBackup フェール オーバーサーバーへのアップ グレード NetBackup Enterprise のアップグレードにおいては、既存の フェールオーバー非対応サーバーを、高可用性 NetBackup フェールオーバーサーバーにアップグレードすることはできませ ん。 サーバーとクライアント間のバー 各サーバーの NetBackup のバージョンが、すべてのクライアン ジョンのサポート トのバージョンと同じかそれ以上であることを確認してください。 サーバーのソフトウェアバージョンが古い場合、クライアントの新 しいソフトウェアバージョンとともに使用すると、問題が発生する 可能性があります。 アドオン製品のバージョン アドオン製品は、インストール先の NetBackup サーバーまたは クライアントと同じバージョンにする必要があります。 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 NetBackup のアクセス制御 (NBAC) 現在 NetBackup 6.x 環境で NBAC を使用している場合は、次 の方法を使用してこの機能をアップグレードします。 マスターサーバー NetBackup をアップグレードする前に NBAC をアップグレー ドする必要があります。 NBAC のインストールとアップグレードの手順については、 『Symantec NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 ■ メディアサーバーおよびクライアント NBAC は NetBackup をアップグレードするとき同時にアップ グレードされます。個別のアップグレードは必要ありません。 ■ 以前のバージョンのクライアント NetBackup 7.0 でサポートされていない NetBackup クライアン と新しい機能との競合 トが存在する場合、今回のリリースの新しい機能で問題が発生す ることがあります。これらの以前のバージョンのクライアントをアッ プグレードしない場合は、別のポリシーにそれらを移動します。 gzip と gunzip の場所 gzip および gunzip コマンドがローカルシステムにインストー ルされていることを確認してください。これらのコマンドがインス トールされているディレクトリは、root ユーザーの PATH 環境変 数設定に含まれている必要があります。 nblog.conf ファイルの更新 NetBackup 7.0 にアップグレードすると、nblog.conf ファイル が新しいファイルで上書きされ、すべてのログレベルがデフォル ト値にリセットされます。NetBackup 6.x 環境でログレベルの値を デフォルトから変更した場合は、アップグレードの後でそれらを変 更する必要があります。 NetBackup 7.0 へのアップグレードは次の機能もリセットします。 ■ ログレベル この機能は NetBackup 6.0 GA で導入されました。7.0 にアッ プグレードすると、この機能がデフォルトにリセットされます (DebugLevel=1 と DiagnosticLevel=6)。 アップグレードの後でログレベルを目的の設定に変更するに は、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照し てください。 ■ LogRecycle この機能は NetBackup 6.0 MP4 で導入されました。7.0 に アップグレードすると、この機能は False (オフ) にリセットされ ます。 アップグレードの後で LogRecycle を目的の設定に変更する には、『Symantec NetBackup トラブルシューティングガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。また、 次の Web サイトで情報を参照してください。 http://seer.entsupport.symantec.com/docs/279590.htm 63 64 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 次に、特定の構成に固有である NetBackup サーバーのアップグレード要件を記述しま す。 NetBackup Operations Manager (NOM) NetBackup 7.0 で、NOM は OpsCenter に置き換えられました。 新しい名前でも NOM と同じ機能を保有し、追加機能も含まれて います。 すべての NOM 6.0 MPx と 6.5.x バージョンは OpsCenter (NetBackup 7.0) にアップグレードできます。 Solaris システム インストールを行う際に、代替ルートパス名の入力を求めるメッ セージが表示されます。このパスを代替ルート環境で使用する と、別のファイルシステムに NetBackup をインストールできます。 たとえば、ホスト B の root、usr および var ファイルシステム が、それぞれ /alt、/alt/usr および /alt/var としてホスト A にマウントされている場合、ホスト A にログインすると、代替ルー ト環境として /alt を指定して、NetBackup をホスト B にインス トールできます。 この機能は NetBackup サーバーにのみ適用され、別ライセンス 製品やクライアントには適用されません。 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 クラスタ環境の場合 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 使用するクラスタ環境に固有の、クラスタインストールに関す る前提条件および注意事項については、『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。このインストー ルガイドではクラスタインストールについて説明していますが、 特定の構成については詳しく説明していない可能性がありま す。 既存のフェールオーバー非対応サーバーを、高可用性フェー ルオーバー対応の NetBackup サーバーにアップグレードす ることはできません。 アップグレードを行う前に、クラスタフレームワークをインストー ルして構成し、起動しておく必要があります。 クラスタ環境は NetBackup Enterprise Server によってのみ サポートされます。 NetBackup サーバーのアップグレード中に入力する名前は、 実際のローカルホスト名ではなく、仮想サーバーの名前であ る必要があります。 NetBackup をインストールするクラスタ内の各ノードで、rsh コマンドまたは同等のコマンドを実行できることを確認します。 (HP-UX では、コマンドは remsh です) 。 root ユーザーとして、パスワードを入力せずにクラスタ内の各 ノードにリモートログインできる必要があります。パスワードを 入力しないリモートログインは、NetBackup サーバー、 NetBackup エージェントおよび別ライセンス製品のインストー ルと構成を行うときにのみ必要です。インストールおよび構成 を完了した後は不要になります。 ■ DNS、NIS または /etc/hosts を使用して、仮想サーバー 名を定義しておく必要があります。IP アドレスも同時に定義し ます。(仮想名は IP アドレスのラベルです。) ■ CLUSTER_NAME は、各 bp.conf 構成ファイルで同じであ る必要があります。この要件によって、EMM データベースの 各クラスタノードのデバイス構成情報は正しく格納されます。 この要件を満たさないと、アップグレード時に一部のクラスタ ノードが検出されない場合があります。 旧バージョンの NetBackup の再インストール アップグレードの実行後に旧バージョンの NetBackup を再インストールする予定がある 場合は、バックアップが必要です。再インストールが必要な場合、バックアップに最新の データを含めます。 メモ: クラスタ環境では、以前のバージョンの NetBackup は再インストールできません。 65 66 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード 旧バージョンの NetBackup の再インストールを可能にする方法 1 マスターサーバーおよびリモートメディアサーバー上のすべてのデータベース (メ ディア、ボリューム、構成、デバイス) およびカタログのバックアップを行います。 2 旧バージョンの NetBackup に固有のすべての NetBackup パッチ、スクリプトおよ び bp.conf エントリのバックアップを行います。 この時点でクライアントをアップグレードする必要はありません。マスターサーバーお よびリモートメディアサーバーだけをアップグレードします。 アップグレード順序 NetBackup 6.x から 7.0 にアップグレードする場合は、タスクを次の順序で実行すること を推奨します。 ■ 現在の 6.x NetBackup データベースをバックアップします。 ■ 7.0 にアップグレードされるべきすべてのマスターサーバーの NetBackup アクセス制 御機能をアップグレードします (インストールされている場合)。 ■ マスターサーバーをアップグレードします。 ■ メディアサーバーをアップグレードします。 ■ NetBackup リモート管理コンソールをアップグレードします。 ■ NetBackup クライアントをアップグレードします。 ■ NetBackup のすべてのアドオン製品 (言語パックなど) をアップグレードします。 メモ: 現在の NetBackup 環境がリモート EMM (メディアサーバーにインストールされた EMM) を使っている場合は、このサーバーを最初にアップグレードする必要があります。 リモート EMM をアップグレードした後、リモート EMM と通信するすべてのマスターサー バーを NetBackup 7.0 にアップグレードしてください。NetBackup では、7.0 EMM サー バーと 6.x マスターサーバーの併用はサポートされません。 インストール処理では、以前のバージョンの NetBackup がシステムにあるかどうかが自 動的に検索されて、判断されます。既存のバージョンが存在する場合、アップグレードの 実行が指示されます。 サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアッ プグレード アップグレードを始める前に、メディアキットか、製品の電子的なイメージファイルに含ま れている『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』を見直 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード すことを推奨します。このマニュアルはアップグレードする前によく理解する必要がある、 NetBackup 7.0 での重要な変更を記述したものです。 次の情報は、アップグレードに影響する NetBackup 7.0 の重要な変更点を示します。 HP-PARISC NetBackup 7.0 以降、このプラットフォームはマスターサーバー または EMM サーバーを含んでいるメディアサーバーとしてサ ポートされません。これは完全なメディアサーバー (EMM なし) ま たは完全なクライアントとしてのみサポートされます。 Veritas NetBackup Storage Migrator (VSM) VSM は廃止され、バージョン 7.0 以降でサポートされません。 バージョン 7.0 にアップグレードする前に、次のいずれの処理を 実行するかを決定する必要があります。 VSM を保持するには、サーバーを現在の 6.x バージョンの ままにします。 ■ バージョン 7.0 にアップグレードする前に、マイグレートしたす べてのファイルを戻し、VSM と関連製品を削除します。 VSM を削除する方法に関しては次のいずれかを参照してく ださい。 『NetBackup Storage Migrator Installation Guide』 VSM_README.txt ファイル (Solaris SPARC と HP-PARISC メディアの先頭にある) ■ 32 ビットシステム NetBackup 7.0 サーバーソフトウェアは 64 ビットの互換性のみ があり、32 ビットシステムにインストールできません。 アップグレードしたい NetBackup 6.x マスターサーバーがインス トールされた 32 ビットシステムがある場合には、最初にサポート 対象の 64 ビットシステムに NetBackup カタログとデータベース をマイグレートしてください。 p.21 の 「NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について」 を参照してください。 67 68 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード UNIX パッケージの統合 NetBackup 7.0 以降、アドオン製品およびデータベースエージェ ントのほとんどは NetBackup サーバーかクライアントパッケージ とともにインストールされるようになりました。これらの製品の別の インストールはもはや必要とされません。 次の製品が NetBackup サーバーパッケージに含まれるようにな りました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。 ■ BMR マスターサーバー ■ NDMP ■ NetBackup Vault 次の製品が NetBackup クライアントパッケージに含まれるように なりました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。 ■ BMR ブートサーバー ■ DB2 ■ NetBackup Encryption ■ Informix ■ LiveUpdate エージェント ■ Lotus Notes ■ Oracle ■ SAP ■ Snapshot Client ■ Sybase リストにある製品のバイナリはサーバーかクライアントパッケージと ともに配置されます。製品を有効にするには、有効なライセンス が必要です。製品構成が以前必要であった場合 (db2_config など) は、構成が必要になります。 メモ: Solaris サーバーのアップグレードの場合、このリストの製 品の古いバージョンは NetBackup 7.0 へのアップグレードの前 に削除する必要があります。たとえば、VRTSnbdb2、 SYMCnbdb2、VRTSnbenc、SYMCnbenc などです。インストー ルスクリプトは、削除する必要があるパッケージを検出してそのリ ストを表示します。 日本語と中国語の言語パッケージは別のアドオンのままです。こ れらの製品をインストールし、アップグレードする処理は変わりま せん。 警告: バージョン 7.0 にアップグレードした後に以前のバージョ ンを削除すると、NetBackup インストールの一部が破壊されて、 製品は機能しません。 クラスタ NetBackup 7.0 以降、アクティブノードは非アクティブノードの前 にアップグレードする必要があります。 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード NetBackup 管理コンソール NetBackup 管理コンソールは、NetBackup をアップグレードす るとき閉じる必要があります。これを行わないと、NetBackup によ り、手順の再度実行を強制するエラーが発生することがあります。 メモ: 現在 NetBackup アクセス制御機能 (NBAC) 6.x がインストールされている場合、 NetBackup 7.0 にアップグレードする前に、この製品をアップグレードする必要がありま す。アクセス制御機能のアップグレードの手順については、『Symantec NetBackup セ キュリティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 バックアップが実行されない時間にアップグレードおよび再構成をスケジュールすること をお勧めします。ただし、アップグレードの手順では、バックアップがアップグレードの妨 げにならないようにするため、すべてのポリシーを無効にするように指示されます。 NetBackup のアップグレードおよび再構成中にバックアップが実行されないようにポリ シーを一時的に変更することもできます。 サーバーソフトウェアをバージョン 6.x から 7.0 にアップグレードする方法 1 既存の NetBackup 6.x データベースをまだバックアップしていない場合は、バック アップします。アップグレード中にエラーが発生した場合は、以前のバージョンにロー ルバックして、データベースバックアップの情報を保持できます。 2 root ユーザーとしてサーバーにログインします。 3 すべての NetBackup ポリシーとストレージライフサイクルポリシーを次のように無効 にします。 NetBackup 管理コンソー ルを使用する場合 マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きま す。 ■ 左側のツリーで[ポリシー (Policies)]を選択します。 ■ 右ペインに表示される NetBackup ポリシーをすべて選択し ます。 ■ 選択したポリシーを右クリックし、次に、[無効化 (Deactivate)] を選択します。 ■ ストレージライフサイクルポリシーを無効にするには、次のコマン ドライン手順を参照してください。 コマンドラインを使用する場合、該当するポリシー用の次のコマンドを入力します。 ■ 次のディレクトリに移動します。 cd /usr/openv/netbackup/bin/admincmd ■ NetBackup ポリシーを無効にする場合: /bpplinfo policy_name -modify -inactive ■ ストレージライフサイクルポリシーを無効にする場合: 69 70 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード /nbstlutil inactive -lifecycle policy_name -modify -inactive 4 ディスクステージングストレージユニットを次のように無効にします。 NetBackup 管理コンソー ルを使用する場合 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きま す。 左側のツリーで、[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]>[ストレージユニット (Storage Units)]を展 開します。 右ペインで、ディスクステージングストレージユニットをダブ ルクリックします。 [ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]ウィンド ウが表示されたら、[ステージングスケジュール (Staging Schedule)]を選択します。 [ディスクステージングスケジュール (Disk Staging Schedule)]ウィンドウが表示されたら、[除外日の設定 (Exclude Dates)]タブをクリックします。 システムのアップグレードの日付と一致するカレンダーの日 付を選択します。 ディスクステージングストレージユニットごとに、これらの手順 を繰り返します。 コマンドラインを使用する場合、次のディレクトリに移動します。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd 次のコマンドを入力します。 /bpschedulerep schedulename -excl mm/dd/yyyy 5 すべてのメディアサーバーを次のように無効にします。 NetBackup 管理コンソー ルを使用する場合 マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きま す。 ■ 左側のツリーで、[メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)]>[デバイス (Devices)]>[ホス ト (Hosts)]を選択します。 ■ 右ペインに表示されるメディアサーバーをすべて選択しま す。 ■ メディアサーバーを右クリックし、[無効化 (Deactivate)]を選 択します。 ■ コマンドラインを使用する場合: /usr/openv/volmgr/bin/vmoprcmd -deactivate_host -h device_host 6 NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、すぐに閉じる必要があります。 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード 7 クラスタ環境では、非アクティブノードのアップグレード中にマイグレーションが行わ れないようにするために、NetBackup グループをフリーズします。 VCS クラスタが構成されている場合、Cluster Manager インターフェースまたはコマ ンドラインを使用して NetBackup グループをフリーズできます。 8 Solaris サーバーの場合のみ、6.x バージョンのすべてのアドオン製品とデータベー スエージェントを削除します。 インストールスクリプトによって、現在インストールされているアドオン製品とエージェ ントのリストが表示されます。また、スクリプトによって、これらの以前のバージョンを削 除することを提案されますが、シマンテック社はこの方式を推奨します。 アップグレードが行われる前にこれらの項目を手動で削除するオプションも有しま す。これらの項目はバージョン 7.0 にアップグレードする前に削除する必要がありま す。バージョン 7.0 にアップグレードした後にこれらの項目を削除すると、NetBackup インストールの一部が破壊されて、製品は機能しません。 これらの製品を手動で削除することにした場合は、アップグレードをここで停止して ください。各アドオン製品かエージェントを削除する方法に関しては NetBackup 6.x の該当するマニュアルを参照してください。 9 Solaris システムの場合、この手順を完了すると、変更した可能性があるすべての NetBackup スクリプトが削除されます。 示されている順序で次のタスクのそれぞれを実行します。 ■ 変更したファイルで、保持する必要があるファイルを保存します。 ■ 適切なコマンドの使用によって現在の NetBackup サーバーパッケージを削除 します。 バージョン 6.0 の場合 pkgrm VRTSnetbp バージョン 6.5 の場合 pkgrm SYMCnetbp 次のプロンプトが表示されます。 Are you doing this pkgrm as a step in an upgrade process? ■ 「y」を入力します。 10 AIX システムの場合、この手順によって、ロボット制御のパスが削除されます。AIX クラスタ環境では、この手順をクラスタ内のすべてのノードで実行する必要がありま す。 ロボット制御のパスについて詳しくは、『Symantec NetBackup デバイス構成ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 71 72 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード ■ 次のように ovpass ドライバをアンインストールします。 /usr/openv/volmgr/bin/driver/remove_ovpass 11 NetBackup サーバー、クライアント、別ライセンス製品およびエージェントのライセン スキーがすべて準備されていることを確認します。 NetBackup Enterprise Server のマスターサーバーまたはメディアサーバーのイン ストール時に、NetBackup Enterprise Server のライセンスキーを入力する必要が あります。 NetBackup のライセンスの管理については、『Symantec NetBackup 管理者ガイ ド Vol. 1』を参照してください。 12 アップグレードスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 DVD ドライブに適切なプラットフォームの NetBackup DVD を挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを実行します。 ■ cd_directory/install cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを実行します。 ./install 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード 13 インストールスクリプトのプロンプトに従って、NetBackup サーバーバイナリをインス トールします。 クラスタ環境の場合は、アクティブノードを最初にアップグレードし、そして非アクティ ブノードをアップグレードします。 アクティブノードのアップグレードの間に、次の質問が表示されます。 Do you want to start the NetBackup bprd process so backups and restores can be initiated? [y,n] (y) n を入力し、Enter キーを押します。 すべてのノードがアップグレードされるまで NetBackup bprd プロセスを起動しない でください。 14 クライアントのアップグレード (任意): アップグレード中に、このサーバー形式に適切な NetBackup クライアントソフトウェ アがサーバーに自動的にインストールされます。現在のサーバーに追加のクライア ントソフトウェアをインストールするには、適切なクライアント DVD をマウントし、メ ニューから[NetBackup クライアント (NetBackup Client)]を選択します。 インストールスクリプトによって、NetBackup でサポートされている各形式の UNIX クライアントのクライアントソフトウェアをサーバーにコピーできます。コピー後、サー バーから UNIX クライアントへのプッシュインストールを実行できます。 p.74 の 「サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード」 を参照してく ださい。 15 クラスタ環境の場合のみ、NetBackup グループをアンフリーズします。 16 アップグレードを終了した後、NetBackup アクセス制御機能 (NBAC) をインストール して構成できます。 詳しくは、『Symantec NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 17 すべてのサーバーがアップグレードされた後、次のような順序で再度有効にします。 ■ すべてのメディアサーバー ■ すべてのディスクステージングストレージユニット ■ すべての NetBackup ポリシー ■ すべてのストレージライフサイクルポリシー 73 74 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグ レード update_clients インストールスクリプトによって、クライアントにクライアントソフトウェアの プッシュインストールを実行できます。NetBackup メディアサーバーまたはマスターサー バーであるリモートクライアントには、クライアントソフトウェアのプッシュインストールは実 行できません。これは、1 つのホスト上のサーバーソフトウェアおよびクライアントバイナリ が同じバージョンである必要があるためです。 update_clients インストールスクリプトを使用すると、サーバーに構成されている完全 なクライアントリストを確認できます。パラメータを指定せずに実行する と、/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bpplclients に基づいて、すべてのク ライアントの更新が試行されます。一部のクライアントをアップグレードする場合は、一部 のクライアントを指定できます。ハードウェアおよびオペレーティングシステムのパラメータ を使用するか、-ClientList パラメータを使用します。 メディアサーバーから update_clients を実行できます。この場合、-ClientList パラ メータを使用する必要があります。このコマンドを使用すると、メディアサーバーおよび一 連のクライアントを、マスターサーバーよりも前のバージョンに保持できます。このコマンド を使用するには、予定外のクライアントをアップグレードしないように、マスターサーバー およびメディアサーバーでの update_clients -ClientList コマンドの使用に熟知し ている必要があります。 クラスタ環境の場合、クライアントソフトウェアのプッシュインストールを実行できるのは、ア クティブノードからだけです。 サーバーのアップグレード後にクライアントをアップグレードする方法 1 インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 DVD ドライブに適切なプラットフォームの NetBackup DVD を挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを実行します。 ■ cd_directory/install cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを実行します。 ./install 2 メニュー項目が表示されたら、[NetBackup クライアント (NetBackup Client)]を選 択し、Enter キーを押します。 クライアントのオペレーティングシステムレベル用のバイナリは、バイナリがコンパイ ルされるオペレーティングシステムレベルを示します。通常、バイナリは、より新しい バージョンのオペレーティングシステム上で問題なく動作します。たとえば、 HP-PARISC 11.11 バイナリは、HP-PARISC 11.23 レベルのオペレーティングシス テムでも使われます。インストールスクリプトによって、システムに適したバイナリのコ ピーが試行されます。スクリプトでローカルのオペレーティングシステムが認識されな い場合は、選択肢が表示されます。 3 コピーするクライアント形式を選択し、プロンプトに従ってそのクライアント形式をイン ストールします。目的のクライアント形式がすべてインストールされるまで、必要に応 じて繰り返します。 サーバーにバックアップを行うすべての形式の UNIX クライアントのソフトウェアをコ ピーしたことを確認してください。これを行わない形式の UNIX クライアントは、 NetBackup のポリシー構成に追加できません。 4 インストールが完了したら、DVD のマウントを解除します。 5 NetBackup マスターサーバー上で、root ユーザーとして次のコマンドを入力して、 bprd が動作しているかどうかを確認します。 /usr/openv/netbackup/bin/bpps bprd が動作している場合は、次のコマンドを実行して停止します。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bprdreq -terminate 6 バックアップまたはリストアが実行中ではないことを確認するには、次のコマンドを入 力します。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bpdbjobs 7 update_clients スクリプトを実行することによって UNIX クライアントソフトウェアを 更新します。クライアントのリストには、仮想名ではなく各ノードのホスト名を指定しま す。 次のいずれかのコマンドを使用します。 -ClientList ファイルを /usr/openv/netbackup/bin/update_clients 使わない場合 75 76 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード -ClientList ファイルを /usr/openv/netbackup/bin/update_clients 使う場合 -ClientList filename メディアサーバーでは、-ClientList パラメータを使用する必要があります。 クライアントが 30 を超える場合、リストを複数のファイルに分割して、各ファイルに対 して update_clients を実行できます。 クライアントリストファイルを作成するには、次の手順を実行します。 ■ 次のように入力して、NetBackup の admincmd ディレクトリに移動します。 cd /usr/openv/netbackup/bin/admincmd コマンドを使用して、現在 NetBackup データベースに構成され ているクライアントのリストが含まれるファイルを作成します。このコマンドで使用 するオプションは、次に示すように、マスターサーバーまたはメディアサーバーの どちらからプッシュインストールを行うかによって異なります。 ■ bpplclients マスターサーバーからプッ ./bpplclients -allunique -noheader > file シュインストールを行う場合 メディアサーバーからプッ ./bpplclients -allunique -noheader -M ¥ シュインストールを行う場合 m_server_name > file オプションの説明は、次のとおりです。 m_server_name 環境内の NetBackup マスターサーバーの名前。 file 一意のクライアントのリストを含めるファイルの名前。NetBackup データベース内でクライアントが構成されていない場合、file は空 になります。file は、bpplclients によって生成される形式と同 じ形式を使用して作成します。 bpplclients コマンドは、次の形式で file に出力を書き込みます。 hardware os client hardware ハードウェアの名前。たとえば、ディレクトリ /usr/openv/netbackup/client では、ls コマンドを実行し ます。 os オペレーティングシステムの名前。たとえば、ディレクトリ /usr/openv/netbackup/client/hardware では、ls コ マンドを実行します。 client クライアントの名前 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード アップグレード後のシステムの更新 次に、file の内容の例を示します。 Solaris Solaris9 curry ■ 必要に応じて、file を編集します。 file の内容を変更するには、この手順を実行します。NetBackup クライアント ソフトウェアで更新するクライアントだけが含まれるように file を編集します。ク ライアントのホスト名は、クライアントの各ノード名である必要があります。仮想名 は指定できません。各ノード名の正しい値は、hostname コマンドおよび domainname コマンドによって戻されます。使用できる形式は、hostname または hostname.domainname のいずれかです。 8 update_clients スクリプトを実行すると、情報の入力が要求されます。次の情報が スクリプトに表示されます。 Starting update_clients script. There are N clients to upgrade. Do you want the bp.conf file on the clients updated to list this server as the master server? (y/n) [y] y または n のどちらかを入力します。 Enter the number of simultaneous updates you wish to take place. [1 - 30] (default: 15): Enter キーを押します。 The upgrade will likely take Y to Z minutes. Do you want to upgrade clients now? (y/n) [y] y または n のどちらかを入力します。 9 すべてのサーバーおよびクライアントがアップグレードされたら、マスターサーバー 上で root ユーザーとして次のコマンドを入力して、bprd デーモンを起動します。 /usr/openv/netbackup/bin/initbprd 10 NetBackup ソフトウェアをアップグレードしたら、「アップグレード後のシステムの更 新」に進みます。 アップグレード後のシステムの更新 サーバーおよびクライアントのアップグレード後に、NetBackup 環境の更新を完了する には、追加作業が必要となる場合があります。 ご使用の NetBackup 環境で、次のいずれかの手順を実行します。 77 78 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード アップグレードによるファイルの自動変更 マスターサーバーの権限 root 以外のユーザーが NetBackup を管理することを許可され ているマスターサーバーをアップグレードした場合は、権限とグ ループを再構成する必要があります。新しくインストールされた ファイルのデフォルトの権限およびグループでは、root ユーザー だけが NetBackup の管理を実行できます。 アドオン製品 アップグレードされたすべてのクライアント上のアドオン製品 (NetBackup 言語パッケージなど) をアップグレードします。すべ てのアドオン製品は NetBackup クライアントと同じバージョンで ある必要があります。 NetBackup スクリプト アップグレード前に NetBackup スクリプトを変更した場合は、そ れらの変更を新しくアップグレードしたスクリプトに適用します。 アップグレードによるファイルの自動変更 以前のバージョンの NetBackup からアップグレードする場合、特定のカスタマイズ可能 なスクリプトが上書きされます。NetBackup では、これらのスクリプトを上書きする前に、 変更の記録としてスクリプトのコピーが保存されます。 この処理の例を次に示します。 例 1:goodies ディレクトリ 現在の NetBackup のバージョンは 6.5 であり、goodies ディレク トリのファイルを変更しました。次に例を示します。 /usr/openv/netbackup/goodies NetBackup 7.0 へアップグレードすると、次のディレクトリが自動 的に作成され、以前のバージョンの変更されたファイルが含まれ ます。 /usr/openv/netbackup/goodies.6.5GA アップグレード前にこれらのスクリプトを変更した場合は、その変 更を新しい 7.0 のスクリプトに適用します。 例 2:bin ディレクトリ 現在の NetBackup のバージョンは 6.5 であり、bin ディレクトリの ファイルを変更しました。次に例を示します。 /usr/openv/netbackup/bin/backup_notify NetBackup 7.0 へのアップグレード後、bin ディレクトリ内の変更 済みのスクリプトのファイル名には以前のバージョンが含まれま す。次に例を示します。 backup_notify.6.5 アップグレード前にこれらのスクリプトを変更した場合は、その変 更を新しい 7.0 のスクリプトに適用します。 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード アップグレードによるファイルの自動変更 表 5-1 に、以前の UNIX バージョンの NetBackup からアップグレードする場合に上書き されるファイルとスクリプトを示します。 表 5-1 UNIX システムで上書きされるファイルとスクリプト パス 影響を受けるファイルとスクリプト /usr/openv/netbackup/bin/goodies すべてのファイル /usr/openv/netbackup/help すべてのファイル /usr/openv/volmgr 一部のファイルおよびディレクトリ /usr/openv/netbackup/bin backup_notify backup_exit_notify bpend_notify (使用されている場合だけ存在) bpend_notify_busy (使用されている場合だけ存 在) bpstart_notify (使用されている場合だけ存在) dbbackup_notify diskfull_notify initbpdbm initbprd restore_notify session_notify session_start_notify userreq_notify /usr/openv/volmgr/bin/goodies drive_mount_notify (使用されている場合だけ 存在) drive_unmount_notify (使用されている場合だ け存在) /usr/openv/volmgr/bin shared_drive_notify 79 80 第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード アップグレードによるファイルの自動変更 6 NetBackup サーバーソフト ウェアの削除 この章では以下の項目について説明しています。 ■ NetBackup サーバーソフトウェアの削除について NetBackup サーバーソフトウェアの削除について この章の手順はインストールされたすべてのアドオン製品と共に NetBackup を完全に削 除します。 シマンテック社は NetBackup サーバーソフトウェアを削除するときに以下の順序を使うこ とを推奨します。 ■ すべての必要なデータを保存します。このタスクは NetBackup を後日再インストール することを計画している場合非常に重要です。 ■ NetBackup サーバーソフトウェアを削除する前にすべてのアドオン製品を削除しま す。 ■ NetBackup サーバーソフトウェアを削除します。 この章の各手順では、NetBackup を削除する前に、必要なすべてのデータを保存した り、アドオン製品を削除したりできるようになっています。 Solaris サーバーからの NetBackup の削除 Solaris サーバーから NetBackup を削除するためにはこの手順を使います。NetBackup を正常に削除するための特定の作業の実行手順については、他のマニュアルの参照が 必要となる場合もあります。 Solaris サーバー上の NetBackup を削除する場合は、次のガイドラインを使用してくだ さい。 82 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について カタログデータベースファイル の場所 /usr/openv/db/data のカタログデータベースファイルを他 の場所に移動した場合、このマニュアルの手順では、それらの ファイルは削除されません。 代替の場所からデータベースファイルを削除する手順について 詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』 を参照 してください。 クラスタ環境の場合 NetBackup の削除を開始する前に、クラスタアプリケーションか ら NetBackup を削除する必要があります。クラスタのマニュアル の説明に従ってグループを削除した後で、NetBackup を削除で きます。 クラスタ内の各ノードから NetBackup を削除する必要がありま す。 代替ルートパス NetBackup 7.0 のインストールまたはアップグレードで代替ルー トパスを指定した場合、代替ルートパスの入力が求められます。 代替ルートによる pkgrm -R コマンドを実行できます。 このコマンドは NetBackup サーバーにのみ適用され、アドオン やクライアントには適用されません。 NetBackup を削除しても、PBX は削除されません。PBX を手動 で削除する必要があります。この手順にはこのタスクを実行する 方法を記述する手順が含まれています。 PBX 警告: PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア 製品をサーバーで使用している場合、PBX を削除しないでくだ さい。 NetBackup 管理コンソール NetBackup 管理コンソールは、NetBackup を削除するとき閉じ る必要があります。それ以外の場合、NetBackup により、手順の 再開を強制するエラーが発生することがあります。 Solaris サーバーから NetBackup を削除する方法 1 root ユーザーとしてサーバーにログインします。 2 カタログバックアップを実行します。 3 NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、すぐに閉じる必要があります。 4 次のコマンドを使用して、インストール済みのアドオン製品および ICS のネーティブ パッケージを識別します。 pkginfo 5 インストールされているアドオン製品から、重要なデータをすべて保存します。 6 NetBackup デーモンおよび Media Manager デーモンを停止します。 /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 7 手順 4 で識別された各アドオン製品を削除します。 8 ICS のネーティブパッケージを削除するには、pkgrm コマンドを使用します。次のリ ストに表示される順序でパッケージを削除します。失敗したパッケージが削除される のを防ぐには、この順序に従う必要があります。 pkginfo リストにパッケージが表示されない場合は、次のパッケージに進みます。 メモ: ICS のネーティブパッケージを削除する前に、インストールされた他のシマン テック製品がそれらを使わないことを確認します。 9 pkgrm VRTSaz Symantec Product Authorization Service pkgrm VRTSat Symantec Product Authentication Service PBX を削除します。 PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア製品をサーバーで使用し ている場合、PBX を削除しないでください。 PBX は、次の場所に存在します。 /usr/openv/netbackup/client/Solaris/<os> PBX を削除する場合は、-u オプションとともに installpbx コマンドを使うことをお 勧めします。ただし、適切なネーティブコマンドを使うこともできます。 両方のコマンド形式は、次のとおりです。 ■ installpbx を使用して削除するには、次のように入力します。 installpbx -u ■ ネーティブコマンドを使用して削除するには、次のように入力します。 pkgrm VRTSpbx 10 NetBackup パッケージを削除するには、次のコマンドを実行します。 pkgrm SYMCnetbp 11 インストール済みのパッケージ SYMCnetbp を削除するかどうか尋ねられたら、y を 入力して、Enter キーを押します。 12 スーパーユーザー権限を使用してパッケージの削除を続行するかどうかを尋ねられ たら、y を入力して、Enter キーを押します。 13 NetBackup プロセスおよび Media Manager プロセスを停止するかどうかを尋ねら れたら、y を入力して、Enter キーを押します (任意)。 14 アップグレード中にパッケージを削除するかどうかを尋ねられたら、n を入力して、 Enter キーを押します。 83 84 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 15 空になっていない /opt/openv ディレクトリパス内のディレクトリを削除するかどうか を尋ねられたら、y を入力して、enter キーを押します。 16 サービスおよび inetd 構成ファイルから NetBackup および Media Manager への 参照を削除するかどうかを尋ねられたら、y を入力して、Enter キーを押します。 数分後に、次のメッセージが表示されます。 Removal of <SYMCnetbp> was successful. 17 次のコマンドを実行して、起動スクリプトを削除します。 rm -f /etc/rc2.d/S77netbackup rm -f /etc/rc1.d/K01netbackup rm -f /etc/rc0.d/K01netbackup rm -f /etc/init.d/netbackup 次の起動スクリプトは、NetBackup のファイバートランスポートがサーバーで有効に なったときのみ表示されます。 rm -f /etc/rc0.d/K03nbftserver rm -f /etc/rc2.d/S21nbftserver rm -f /etc/rc1.d/K03nbftserver rm -f /etc/init.d/nbftserver 18 次の通り Symantec LiveUpdate コンポーネントを削除します。 ■ NetBackup が現在 LiveUpdate を使用する唯一のシマンテック製品である場 合は、次のコマンドを実行します。 /opt/Symantec/LiveUpdate/uninstall.sh -a ■ LiveUpdate が /opt/Symantec ディレクトリにインストールされている唯一の製 品である場合は、次のファイルを削除します。 rm -f /etc/Symantec.conf rm -f /etc/Product.Catalog.JavaLiveUpdate 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 19 root ユーザーアカウントに対する NetBackup-Java アプリケーションの状態データ を削除するには、次のコマンドを実行します。 警告: "/.nbjava" のスラッシュ文字 (/) とピリオドまたはドット文字 (.) の間に空白を 挿入しないでください。これらの文字の間に空白があると、ルート階層下のすべての ファイルが削除されます。 /bin/rm -rf /.nbjava /bin/rm -rf /.java/.userPrefs/vrts 20 NetBackup-Java ユーザーに、$HOME/.nbjava ディレクトリおよび $HOME/.java ディレクトリの一部が削除可能であることを通知します。 $HOME/.nbjava および $HOME/.java ディレクトリには、ユーザーが NetBackup-Java アプリケーションを終了するときに保存されるアプリケーションの状態情報が含まれ ます。保存される情報には、表の列の順序とサイズが含まれます。この処理によっ て、このディレクトリが削除されます (root ユーザーのみ)。 $HOME/.java/.userPrefs/vrts に存在する common サブディレクトリは削除して もかまいません。 21 NetBackup アクセス制御機能が有効になっている場合、クライアントおよびサーバー にいくつかのファイルが配置されます。これらのファイルは、次のカテゴリに分類され ます。 NetBackup アプリケーションの このファイルは、NetBackup とともに削除されます。 一時ファイル 85 86 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 個々のユーザーのキャッシュ ファイル これらのキャッシュファイルは、$HOME/.vxss ディレクトリ に存在します。このディレクトリを削除できることをすべての ユーザーに通知します。 ファイルは、NetBackup 管理コンソールでのシングルサイ ンオン操作によってのみ、コンソールが実行されているホス ト上の /.vxss ディレクトリに生成されます。これらのファイ ルは、終了機能を実行すると、NetBackup 管理コンソール によって削除されるため、通常、このディレクトリには一時 ファイルは格納されません。ただし、システムがクラッシュし た場合、このディレクトリのファイルは削除されません。デー タを損失せずにこれらのファイルを安全に削除するには、コ ンソールを停止してください。 また、NetBackup では、クライアントとサーバーの NetBackup アプリケーションのキャッシュ済みの証明書も 作成されます。これらのファイルは、/.vxss ディレクトリに 存在します。通常、これらのファイルには、ネットワークイン ターフェースの DNS エントリとの一貫性がある名前 (たとえ ば、machine.company.com) が付けられます。次に、 ディレクトリエントリの例を示します。 /usr/openv/var/vxss/credentials/machine.company.com /usr/openv/var/vxss/credentials/dhcp これらのファイルは、bpnbat -LoginMachine コマンドを実 行すると、作成されます。このコンピュータに、後で NetBackup の再インストールを行う予定がある場合は、次 のいずれかを実行します。 証明書を vxss/credentials ディレクトリに保持し ます。 ■ 証明書を保持しない場合は、Root+AB ブローカーで最 初に設定されたマシンの ID パスワードを入力する必要 があります。または、再インストール時に、Root+AB ブ ローカーでパスワードをリセットすることもできます。 ■ Root+AB ブローカーについて詳しくは、『Symantec NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。 NetBackup アクセス制御機能およびその削除方法につい て詳しくは、『Symantec NetBackup セキュリティおよび暗 号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してくだ さい。 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 非 Solaris UNIX サーバーからの NetBackup の削除 非 Solaris サーバーから NetBackup を削除するためにはこの手順を使います。 NetBackup を正常に削除するための特定の作業の実行手順については、他のマニュア ルの参照が必要となる場合もあります。 非 Solaris サーバー上の NetBackup を削除する場合は、次のガイドラインを使用しま す。 カタログデータベースファイル の場所 /usr/openv/db/data のカタログデータベースファイルを他 の場所に移動した場合、このマニュアルの手順では、それらの ファイルは削除されません。 代替の場所からデータベースファイルを削除する手順について 詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』 を参照 してください。 クラスタ環境の場合 NetBackup の削除を開始する前に、クラスタアプリケーションか ら NetBackup を削除する必要があります。クラスタのマニュアル の説明に従ってグループを削除した後で、NetBackup を削除で きます。 クラスタ内の各ノードから NetBackup を削除する必要がありま す。 HP-UX Service Guard Cluster NetBackup がクラスタパッケージとして実行されるように構成され ている場合は、次のディレクトリも削除する必要があります。 /etc/cmcluster/netbackup NetBackup を削除しても、PBX は削除されません。PBX を手動 で削除する必要があります。この手順にはこのタスクを実行する 方法を記述する手順が含まれています。 PBX 警告: PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア 製品をサーバーで使用している場合、PBX を削除しないでくだ さい。 NetBackup 管理コンソール NetBackup を削除するときは、NetBackup 管理コンソールを閉 じておく必要があります。管理コンソールが開いたままの場合は、 NetBackup でエラーが発生し、手順をやり直す必要が生じる場 合があります。 非 Solaris サーバーから NetBackup を削除する方法 1 root ユーザーとしてサーバーにログインします。 2 カタログバックアップを実行します。 3 NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、ここで閉じる必要があります。 87 88 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 4 NetBackup デーモンおよび Media Manager デーモンを停止します。 /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all 5 次のコマンドを実行して、/etc/vx/vrtslog.conf ファイルに格納された VxUL マ スター構成から NetBackup を登録解除します。 /usr/openv/netbackup/bin/vxlogcfg -r -p 51216 -p オプションには、プロダクト ID (NetBackup は 51216) を指定します。 6 LiveUpdate を使用してすべての NetBackup 製品を登録解除するには、次のコマ ンドを入力します。 /usr/openv/netbackup/bin/nblu_registration -r 7 インストールされているアドオン製品から、重要なデータをすべて保存します。 8 次のコマンドを実行して、NetBackup データベースを削除します。 /usr/openv/db/bin/create_nbdb -drop_only デフォルトの場所から移動されていても、このコマンドによって、データベースは削 除されます 9 ICS のネーティブパッケージを削除します。 メモ: ICS のネーティブパッケージを削除する前に、インストールされた他のシマン テック製品がそれらを使わないことを確認します。 詳しくは、『Symantec Infrastructure Core Services Installation Guide for UNIX』 の ICS の削除に関する項を参照してください。 10 PBX を削除します。 PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア製品をサーバーで使用し ている場合、PBX を削除しないでください。 PBX は、次の場所に存在します。 /usr/openv/netbackup/client/<HW>/<OS> PBX を削除する場合は、-u オプションとともに installpbx コマンドを使うことをお 勧めします。ただし、適切なネーティブコマンドを使うこともできます。 両方のコマンド形式は、次のとおりです。 ■ installpbx を使用して削除するには、次のように入力します。 installpbx -u ■ ネーティブコマンドを使用して削除するには、適切なプラットフォームのコマンド を入力します。 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について AIX installp -u VRTSpbx HP-UX swremove VRTSpbx Linux パッケージ名を取得するには、次のコマンドを入力します。 rpm -qa | grep -i VRTSpbx パッケージを削除するには、次のコマンドを入力します。 rpm -e <rpm name> 11 /usr/openv ディレクトリを削除するには、次のいずれかの方法を選択します。 警告: rm -f /usr/openv コマンドを実行して、このコマンドを実行するマシンにイ ンストールされているアドオン製品を削除することもできます。 ■ /usr/openv が物理ディレクトリの場合は、次のコマンドを実行します。 rm -rf /usr/openv ■ /usr/openv がリンクの場合は、次のコマンドを実行します。 cd /usr/openv pwd ls 警告: 次の手順に進む前に、現在のディレクトリおよびサブディレクトリが削除対 象であることを確認してください。異なるディレクトリを削除しないようにするには、 前のコマンドを実行して現在のディレクトリを確認し、そのディレクトリ内のファイ ルを表示します。ディレクトリの場所と内容を確認したら、次のコマンドを使用して ディレクトリを削除します。 rm -rf * cd / rm -f /usr/openv 89 90 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 12 Linux システムの場合のみ: 「NetBackup の起動と停止のスクリプトについて」で説明されている起動および停止 スクリプトを変更した場合は、次のコマンドを実行します。 /sbin/chkconfig --del netbackup 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 13 次のリンクおよびファイルを削除します。 AIX システムの場合 /etc/rc.netbackup.aix HP-UX システムの場合 /sbin/rc2.d/S777netbackup /sbin/rc1.d/K001netbackup /sbin/init.d/netbackup Linux Red Hat システムの /etc/rc.d/init.d/netbackup 場合 /etc/rc.d/rc0.d/K01netbackup /etc/rc.d/rc1.d/K01netbackup /etc/rc.d/rc2.d/S77netbackup /etc/rc.d/rc3.d/S77netbackup /etc/rc.d/rc5.d/S77netbackup /etc/rc.d/rc6.d/K01netbackup 次の起動スクリプトは、NetBackup のファイバートランスポートが サーバーで有効になったときのみ表示されます。 /etc/rc.d/init.d/nbftserver /etc/rc.d/rc2.d/S21nbftserver /etc/rc.d/rc3.d/S21nbftserver /etc/rc.d/rc5.d/S21nbftserver /etc/rc.d/rc0.d/K03nbftserver /etc/rc.d/rc1.d/K03nbftserver /etc/rc.d/rc6.d/K03nbftserver Linux SuSE システムの場 /etc/init.d/netbackup 合 /etc/init.d/rc0.d/K01netbackup /etc/init.d/rc2.d/S77netbackup /etc/init.d/rc3.d/S77netbackup /etc/init.d/rc5.d/S77netbackup /etc/init.d/rc6.d/K01netbackup Linux Debian システムの 場合 /etc.init.d/netbackup /etc/rc0.d/K01netbackup /etc/rc1.d/K01netbackup /etc/rc2.d/S95netbackup 91 92 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 他のサーバーの場合 /etc/rc2.d/S77netbackup /etc/rc1.d/K01netbackup /etc/rc0.d/K01netbackup /etc/init.d/netbackup 次の起動スクリプトは、NetBackup のファイバートランスポートが サーバーで有効になったときのみ表示されます。 /etc/rc0.d/K03nbftserver /etc/rc2.d/S21nbftserver /etc/rc1.d/K03nbftserver /etc/init.d/nbftserver 14 AIX システムの場合のみ: ■ /etc/inittab ファイルで、次の NetBackup のエントリを削除します。 /etc/rc.netbackup.aix ■ /etc/rc.shutdown ファイルで、次の行を削除します。 /etc/rc.netbackup.aix stop 15 Linux システムの場合のみ、次の NetBackup Deduplication Engine ファイルとシ ンボリックリンクを削除します。 ■ /etc/pdregistry.cfg ■ /opt/pdag ■ /opt/pdshared 16 次の通り Symantec LiveUpdate コンポーネントを削除します。 ■ NetBackup が現在 LiveUpdate を使用する唯一のシマンテック製品である場 合は、次のコマンドを実行します。 /opt/Symantec/LiveUpdate/uninstall.sh -a ■ LiveUpdate が /opt/Symantec ディレクトリにインストールされている唯一の製 品である場合は、次のファイルを削除します。 rm -f /etc/Symantec.conf rm -f /etc/Product.Catalog.JavaLiveUpdate 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 17 次のコマンドを実行して、root ユーザーアカウントに対する NetBackup-Java アプ リケーションの状態データを削除します。 /bin/rm -rf /.nbjava /bin/rm -rf /.java/.userPrefs/vrts 18 NetBackup-Java ユーザーに、$HOME/.nbjava ディレクトリが削除可能であること を通知します。 $HOME/.nbjava および $HOME/.java ディレクトリには、ユーザーが NetBackup-Java アプリケーションを終了するときに保存されるアプリケーションの状態情報が含まれ ます。保存される情報には、表の列の順序とサイズが含まれます。この処理によっ て、このディレクトリが削除されます (root ユーザーのみ)。 $HOME/.java/.userPrefs/vrts に存在する common サブディレクトリは削除し てもかまいません。 93 94 第 6 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除 NetBackup サーバーソフトウェアの削除について 7 クライアントソフトウェアのイ ンストール この章では以下の項目について説明しています。 ■ NetBackup クライアントのインストールについて ■ Windows での NetBackup クライアントのインストールについて ■ UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて NetBackup クライアントのインストールについて 定義上では、NetBackup サーバーはクライアントでもあります。NetBackup サーバーソ フトウェアをインストールすると、クライアントソフトウェアもインストールされます。 クライアントソフトウェアをインストールするときは、サーバーソフトウェアがインストールされ ないため、本当のクライアントインストールを実行します。 クライアントソフトウェアは個々のコンピュータでローカルインストールすることも、NetBackup サーバーからリモートインストールすることもできます。オペレーティングシステムはどのク ライアントがリモートでインストールできるか判断します。 Windows の場合 Windows ホストは Windows クライアントにのみクライアントソフ トウェアをプッシュできます。 NetBackup はクライアントのインストールを実行するために使わ れるホストにインストールされる必要はありません。 UNIX の場合 NetBackup の UNIX サーバーは UNIX クライアントにのみクラ イアントソフトウェアをプッシュできます。 NetBackup ソフトウェアとクライアント形式のソフトウェアはクライ アントのインストールを実行するために使われるサーバーにイン ストールする必要があります。 96 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて Windows での NetBackup クライアントのインストールに ついて Microsoft Windows 版 NetBackup クライアントのインストールウィザードを使用すると、 一連のウィザード画面からセットアップおよびインストールについての適切なオプションを 選択することができます。オプションを選択した後、インストールが始まる前に選択項目を 検証することを可能にするウィンドウが表示されます。 インストール中、ダイアログボックスにはインストールおよびセットアップの進捗状況の詳 細が表示されます。インストールが完了すると、最後に表示されるウィンドウにインストー ルの結果が表示されます。 Windows システムに NetBackup クライアントソフトウェアをインストールするとき次を注 意します。 クライアントのインストール制限 NetBackup サーバーソフトウェアがインストールされているコン ピュータには、NetBackup クライアントソフトウェアをインストール できません。この場合は、まず NetBackup サーバーソフトウェア を削除する必要があります。 『Symantec NetBackup インストールガイド Windows』を参照し てください。 ユーザー権限 Windows Server 2003、2008、および 2008 R2 システムで は、デフォルトで、管理者のみが Program Files ディレク トリに対する書込み権限を持っています。 ■ NetBackup は次の場所にログファイルと進捗ファイルを書き 込みます。 ■ Program Files¥VERITAS¥NetBackup¥Logs バックアップおよびリストアを実行するために、バックアップ、 アーカイブおよびリストアインターフェースを使用する場合、 ユーザーが Logs ディレクトリへの書き込み権限を持ってい る必要があります。ユーザーがこのディレクトリへの書き込み 権限を持たない場合、エラーメッセージが表示され、バック アップまたはリストアは取り消されます。管理者アカウントはデ フォルトで書き込み権限を持っていますが、管理者以外の ユーザーが書き込み権限を持っていることを確認する必要が あります。 Windows クライアントのシステム要件 この項では、NetBackup クライアントソフトウェアを正常にインストールするためのハード ウェアおよびソフトウェアの要件について説明します。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて ローカルインストール NetBackup クライアントソフトウェアをローカルインストールするに は、システムが次の構成要件を満たしている必要があります。 ■ Microsoft Windows 2003/XP、Windows 2008/Vista、ま たは Windows 2008 R2/Windows 7 Windows Sockets 準拠の TCP/IP プロトコルスタック(サー バーまたはオペレーティングシステムに付属の TCP/IP プロ トコルスタックを使用することをお勧めします) ■ ご使用の TCP/IP プロトコルスタックがサポートするネットワー クアダプタ (NIC) ■ リモートインストール NetBackup クライアントソフトウェアをリモートインストールするに は、システムが次の構成要件を満たしている必要があります。 ローカルインストールのすべての要件を満たしている必要が あります。 ■ インストール元のシステムでは、Windows Server 2003、 Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2 を実行している必要があります。 ■ リモートインストールを実行するユーザーには、管理者権限 が必要です。 ■ NetBackup バージョンの互換 性 インストールする NetBackup クライアントのバージョンが NetBackup サーバーソフトウェアのインストールされたバージョ ンと同じか、またはそれよりも古いことが必要です。サーバーの バージョンよりも新しいバージョンのクライアントを使用することは できません。 p.12 の 「バージョンが異なる NetBackup のサポート」 を参照し てください。 Windows クライアントのインストール方式 次の方式を使用して、Windows システムに NetBackup クライアントをインストールでき ます。 ローカルインストール インストールウィザードでは、インストールを実行するコンピュータ にのみクライアントソフトウェアがインストールされます。 97 98 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて リモートインストール インストールウィザードによって、クライアントソフトウェアをインス トール可能なクライアントがネットワーク上でスキャンされます。 インストール元のコンピュータでは、Windows Server 2003、 Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2 を 実行している必要があります。 また、リモートインストールはシステム管理者権限を必要とします。 メモ: NetBackup の Windows サーバーから UNIX のコンピュー タにクライアントをリモートでインストールできません。 サイレントインストール サイレントインストールとは、対話形式の入力を必要としない処理 です。ただしそれを実行する前に、silentclient.cmd ファイ ルを編集する必要があります。 NetBackup Windows クライアントのローカルインストール NetBackup クライアントソフトウェアをローカルの Windows システムにインストールする には、次の手順を実行します。インストール処理は、[Cancel]をクリックするといつでも中 止でき、[Back]をクリックすると前のウィンドウに戻ります。 メモ: クライアントのインストール後、変更内容を有効にするために、システムを再起動す る必要がある場合があります。 NetBackup クライアントソフトウェアを Windows システムにローカルインストールする方 法 1 クライアントソフトウェアをインストールするホストに管理者としてログオンします。 2 次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。 ■ DVD メディア ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無 効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。 ■ ESD イメージ (ダウンロード済みファイル) イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。 3 初期画面で、[Installation]を選択します。 4 [Installation]画面で、[Client Software Installation]を選択します。 5 [Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。 6 [License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて 7 [Symantec NetBackup Client Installation Type]画面で、次の情報を入力しま す。 Where to install ローカルインストールの場合、[Install to this computer only]を選択します。 Typical NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストール するには、このオプションを選択します。 Custom インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択す るには、このオプションを選択します。 [Next]をクリックします。 8 この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの 場合は、手順 10 へスキップします。 [Symantec NetBackup Client Features]画面では、インストールする機能、およ び NetBackup ファイルがインストールされる場所を選択できます。 Feature List 機能の隣にあるアイコンをクリックすると、ドロップダウンメ ニューが表示されます。 [Install]か[Do not install]を選択します。 Destination Folder デフォルトでは、NetBackup ファイルは次の場所にインス トールされます。 C:¥Program Files¥VERITAS NetBackup のインストール先のフォルダを変更する方法 ■ [Change]をクリックします。 優先の場所を参照し、新規または既存のフォルダを指 定します。 ■ [Next]をクリックします。 ■ メモ: アップグレードの場合は宛先を変更できません。 9 この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの 場合は、次の手順へスキップします。 [NetBackup Options]画面で、次のオプションから選択します。 99 100 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて At System Startup 次のオプションを有効または無効にします。 Start NetBackup Client Service Automatically デフォルトでは、システムの起動直後に NetBackup サービスが利用可能となるように、このオプションは有効 になっています。 ■ Start NetBackup Client Job Tracker Automatically デフォルトでは、このオプションは無効に設定されてい ます。インストール後にこのオプションを手動で起動す るには、[スタート]>[すべてのプログラム]>[Symantec NetBackup]>[NetBackup Client Job Tracker]をク リックします。 ■ Start NetBackup Client Service After Install デフォルトでは、このオプションはインストールの直後に NetBackup サービスが利用可能となるように有効になって います。 インストール後に NetBackup サービスが自動的に起動し ないようにするには、このボックスをクリックしてチェックマー クを外します。 Ports 構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更でき ます。 NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競 合が発生した場合、ポート番号の変更が必要になることが あります。また、ファイアウォールでセキュリティの問題を引 き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できま す。 ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択 し、新しい番号を入力します。 [Next]をクリックします。 10 [NetBackup Services]画面で、NetBackup Client Service の起動アカウントおよ び起動の種類を指定します。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて Use the built-in system account デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けられて おり、NetBackup は組み込みシステムアカウントを使いま す。このボックスにチェックマークが付いている場合、その 下のフィールドは無効になります。 異なるシステムアカウントを指定する方法 Abort install if a reboot is required ■ このボックスをクリックしてチェックマークを外します。 ■ 次のフィールドにアカウント情報を入力します。 Username Password Domain このオプションは、インストールかアップグレードの一部とし て再起動が必要な場合、どのようにインストールを続行する かを判断します。 このオプションを選択した場合、インストール処理で再起動 が必要であると判断されると、インストール (またはアップグ レード) は停止します。システムは元の状態にロールバック されます。 このオプションを選択しない場合、インストール処理で再起 動が必要であると判断されても、インストール (またはアップ グレード) は続行します。 11 [NetBackup System Names]画面で、次のフィールドが自動的に入力されます。 通常、変更は必要になりません。[Client Name]を除いて、構成の必要に応じて変 更を加えることができます。 Client Name この名前を変更しないでください。 Master Server Name 必要に応じて、クライアントバックアップイメージが格納され ている適切なマスターサーバーにこの名前を変更します。 Additional Servers このクライアントからアクセスするすべてのマスターサーバー とメディアサーバーの名前を入力します。 12 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す [Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。 ■ インストールを開始するには、[Install]をクリックします。 ■ 前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ て[Install]をクリックします。 ■ インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。 101 102 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて [Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、インストールの進捗状況を 示す画面が表示されます。この処理には数分かかる場合があります。 13 [Installation Complete]画面で、[Finish]をクリックします。 NetBackup Windows クライアントのリモートインストール ローカルコンピュータを含むネットワーク上の複数のコンピュータに NetBackup クライア ントソフトウェアをインストールするためにこの手順を使います。インストール処理は、 [Cancel]をクリックするといつでも中止できます。 Windows クライアントをリモートインストールするとき、次を注意します。 要件 Windows クライアントのインストールの要件を見直します。 p.96 の 「Windows クライアントのシステム要件」 を参照してくだ さい。 権限 NetBackup を正常にインストールするには、リモートクライアント に対する管理者権限が必要です。 クライアント名エントリ インストール時に、クライアント名が小文字でレジストリに書き込ま れます。バックアップを機能させるには、NetBackup サーバーの ポリシーに、クライアント名を小文字で指定する必要があります。 インストールの後の再ブート 変更内容を有効にするために、ローカルまたはリモートシステム を再起動する必要がある場合があります。再起動が必要な場合 はアラートメッセージが表示されます。 NetBackup クライアントソフトウェアを Windows システムにリモートインストールする方 法 1 管理者としてホストまたはシステムサーバーにログオンします。 2 次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。 ■ DVD メディア ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無 効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。 ■ ESD イメージ (ダウンロード済みファイル) イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。 初期画面 ([Home]) で、[Installation]を選択します。 3 [Installation]画面で、[Client Software Installation]を選択します。 4 [Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。 5 [License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて 6 [Symantec NetBackup Client Installation Type]画面で、次の情報を入力しま す。 Where to install リモートインストールの場合、[Install to multiple computers on your network]を選択します。 この手順では、インストール先のシステムのリストにローカル ホストを追加しないかぎり、クライアントはローカルホストにイ ンストールされません。 7 Typical NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストール するには、このオプションを選択します。 Custom インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択す るには、このオプションを選択します。 この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの 場合は、次の手順へスキップします。 [NetBackup Options]画面で、次のオプションから選択します。 At System Startup 次のオプションを有効または無効にします。 Start NetBackup Client Service Automatically デフォルトでは、システムの起動直後に NetBackup サービスが利用可能となるように、このオプションは有効 になっています。 ■ Start NetBackup Client Job Tracker Automatically デフォルトでは、このオプションは無効に設定されてい ます。インストール後にこのオプションを手動で起動す るには、[スタート]>[すべてのプログラム]>[Symantec NetBackup]>[NetBackup Client Job Tracker]をク リックします。 ■ Start NetBackup Client Service After Install デフォルトでは、このオプションはインストールの直後に NetBackup サービスが利用可能となるように有効になって います。 インストール後に NetBackup サービスが自動的に起動し ないようにするには、このボックスをクリックしてチェックマー クを外します。 103 104 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて 構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更でき ます。 Ports NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競 合が発生した場合、ポート番号の変更が必要になることが あります。また、ファイアウォールでセキュリティの問題を引 き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できま す。 ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択 し、新しい番号を入力します。 8 [NetBackup Services]画面で、NetBackup Client Service の起動アカウントおよ び起動の種類を指定します。 Use the built-in system account デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けられており、 NetBackup は組み込みシステムアカウントを使います。このボックスに チェックマークが付いている場合、その下のフィールドは無効になりま す。 異なるシステムアカウントを指定する方法 Terminate NetBackup processes ■ このボックスをクリックしてチェックマークを外します。 ■ 次のフィールドにアカウント情報を入力します。 Username Password Domain リモートインストールの実行中に再ブートを回避するには、このチェック ボックスをチェックします。このチェックボックスをチェックすると、 NetBackup 実行可能ファイルおよび DLL 実行可能ファイルを使用し ているプロセスが停止します。 警告: Oracle ユーザーでこのオプションを選択した場合、インストー ルを続行する前にデータベースを停止する必要があります。 Abort install if a このオプションは、リモートシステムでのインストールまたはアップグレー reboot is required ドの一部として再起動が必要な場合に、インストールを続行する方法 を指定します。 このオプションを選択した場合、インストール処理で再起動が必要であ ると判断されると、インストール (またはアップグレード) は停止します。 システムは元の状態にロールバックされます。 このオプションを選択しない場合、インストール処理で再起動が必要で あると判断されても、インストール (またはアップグレード) は続行しま す。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて 9 [NetBackup System Names]画面で、次のフィールドが自動的に入力されます。 独自のニーズを満たすためにこれらのフィールドを変更します。 Master Server Name 必要に応じて、クライアントバックアップイメージが格納され ている適切なマスターサーバーにこの名前を変更します。 Additional Servers クライアントからアクセスするすべてのマスターサーバーとメ ディアサーバーの名前を入力します。 10 [Symantec NetBackup Remote Hosts and Features]画面で、NetBackup と選 択した機能をインストールするホストを指定します。 ■ Destination Systems [Windows Destination Computers]アイコンを右クリックし、ドロップダウンメ ニューから選択するか、または次のアイコンを使います。 Browse NetBackup をインストールしたいホストのネットワークを 検索するためにここをクリックします。 ■ [Available Systems]ダイアログボックスで追加す るコンピュータを選択し、[Next]をクリックします。 ■ [Remote Computer Login Credentials]ダイア ログボックスで、リモートコンピュータのインストール を実行するために使われるアカウントの[User Name]と[Password]を入力します。 ■ 複数のリモートコンピュータにインストールする場合 は、[Remember User Name and Password]の隣 にあるボックスをクリックします。このオプションを選 択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力 する必要がなくなります。 ■ [OK]をクリックします。 ■ [Remote Destination Folder]ダイアログボックス で、NetBackup がインストールされる[Destination Folder]を確認または変更します。 デフォルトでは、この場所は C:¥Program Files¥Veritas になります。 複数のリモートコンピュータにインストールする場合、 同じ場所を使うには、[Use this folder for subsequent systems]の隣にあるボックスをクリック します。このオプションを選択すると、各リモートコン ピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。 105 106 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて Import ホスト名のリストを含んでいるテキストファイルをインポー トするためにここをクリックします。テキストファイルを作 成する場合、ホスト名は次の形式で定義する必要があ ります。 Domain¥ComputerName Add ホストを手動で追加するためにここをクリックします。 ■ [Manual Remote Computer Selection]ダイアロ グボックスが表示されたら、[Domain]と[Computer Name]を入力し、[OK]をクリックします。 ■ [Remote Computer Login Credentials]ダイア ログボックスで、リモートコンピュータのインストール を実行するために使われるアカウントの[User Name]と[Password]を入力します。 複数のリモートコンピュータに追加およびインストー ルする場合は、[Remember User Name and Password]の隣にあるボックスをクリックします。この オプションを選択すると、各リモートコンピュータにこ の情報を入力する必要がなくなります。 ■ [OK]をクリックします。 ■ [Remote Destination Folder]ダイアログボックス で、NetBackup がインストールされる[Destination Folder]を確認または変更します。 デフォルトでは、この場所は C:¥Program Files¥Veritas になります。 複数のリモートコンピュータにインストールする場合、 同じ場所を使うには、[Use this folder for subsequent systems]の隣にあるボックスをクリック します。このオプションを選択すると、各リモートコン ピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。 ■ [OK]をクリックします。 Remove [Destination Systems]リストからホストを削除するに は、ホストを選択し、ここをクリックします。 Change 選択したリモートホストの NetBackup ファイルのインス トールの宛先を変更するためにここをクリックします。 ■ Features 機能アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから[Install]か[Do not install] を選択します。 ■ [Next]をクリックします。 11 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す [Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて ■ インストールを開始するには、[Install]をクリックします。 ■ 前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ て[Install]をクリックします。 ■ インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。 [Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、各コンピュータのインストー ルの進捗状況を示す画面が表示されます。この処理には数分かかる場合がありま す。 リモートインストールは 5 つまで並行して行われます。1 つのリモートインストールが 完了すると別のリモートインストールが開始し、最大 5 つのインストールが進行中と なります。 [Install]をクリックした後に[Cancel]をクリックしても、インストールはすぐに停止しま せん。インストールはインストールがすでに開始してしまったすべてのリモートホスト で続行します。ただし、その時点以降に指定されたホストにはクライアントソフトウェ アはインストールされません。 NetBackup では、[Cancel]をクリックしたときに完了していたリモートインストールは すべて正常に終了したものと見なされます。 12 次の場所にあるインストールログを確認します。 %ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥ インストールログファイルは、詳しいインストール情報を提供し、エラーが発生したか どうかを表示します。 メモ: 複数のコンピュータにリモートインストールを実行する場合、このオプションで は、ローカルコンピュータのログのみを表示できます。NetBackup をインストールし た他のコンピュータのログを表示するには、それらのコンピュータのそれぞれにログ オンする必要があります。 インストールログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。 ■ Return Value 3 ■ を含む文字列。 NetBackup 7.0 以降では、重要なログメッセージは次のように色分けされます。 黄色 = 警告。 赤 = エラー。 NetBackup Windows クライアントのサイレントインストール サイレントインストール処理は対話形式の入力を必要としません。ただし、 silentclient.cmd ファイルを実行する前に、そのファイルを編集しておく必要がありま す。 107 108 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール Windows での NetBackup クライアントのインストールについて NetBackup クライアントのサイレントインストールは、NetBackup サービスをローカル管 理者以外のユーザーで実行する場合はサポートされません。 カスタムのサービスアカウントを使用して NetBackup をインストールする場合は、次を参 照してください。 「NetBackup Windows クライアントのローカルインストール」 「NetBackup Windows クライアントのリモートインストール」 ローカル NetBackup クライアントのサイレントインストールを実行するために次の手順を 使います。 Windows で NetBackup クライアントソフトウェアのサイレントインストールを実行する方 法 1 ドライブに NetBackup のインストール DVD を挿入するか、または ESD イメージ (ダ ウンロード済みのファイル) が存在する場所にナビゲートします。 2 Microsoft Windows エクスプローラウィンドウで、DVD ドライブに移動します。 3 ハードディスクドライブの一時フォルダに次のいずれかのディレクトリの内容をコピー します。たとえば、C:¥temp にコピーします。 ■ PC_Clnt¥x86 ■ PC_Clnt¥x64 ■ PC_Clnt¥IA64 4 コピー元のファイルは読み取り専用であるため、ハードディスクドライブにコピーした ファイルの権限を変更して、更新できるようにします。 5 一時ディレクトリで、テキストエディタを使用して silentclient.cmd ファイルを編集 し、スクリプトによって必要なクライアントソフトウェアがインストールされるようにしま す。 6 silentclient.cmd スクリプトを実行します。 7 インストールが正常だったことを検証するには、次のディレクトリのインストールログ ファイルを調べます。 %ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs NetBackup クライアントの構成方法 次のいずれかの操作を実行して、NetBackup クライアントを構成することができます。 サーバーまたはメディアサー バーの追加方法 バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを起 動します。 ■ [ファイル (File)]>[NetBackup マシンの指定 (Specify NetBackup Machines)]を選択します。 ■ 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて クライアントプロパティを表示お ■ バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを起 よび変更する方法 動します。 ■ [ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)]をクリックします。 サーバープロパティを表示およ ■ NetBackup 管理コンソールを開きます。 び変更する方法 ■ [ホストプロパティ (Host Properties)]を展開し、[クライアント (Clients)]をクリックします。 ■ 右ペインで、クライアントを右クリックし、[プロパティ (Properties)]を選択します。 表示されるダイアログボックスの[サーバー (Servers)]タブに、 Windows クライアントへのアクセスが必要である NetBackup のすべてのサーバーが一覧表示されます。 クライアント構成について詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照 してください。 メモ: NetBackup Novell NetWare クライアントの場合:『Symantec NetBackup Novell NetWare Client System Administrator's Guide』では、NetWare サーバー上のデー タをバックアップおよびリストアするためのクライアントの使用方法について説明されてい ます。 NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除 NetBackup Windows クライアントソフトウェアを削除するために次の手順を使います。 NetBackup Windows クライアントソフトウェアを削除する方法 1 NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、閉じます。 2 Windows の[コントロール パネル]を開きます ([スタート]>[設定]>[コントロール パネル]の順に選択します)。 3 [プログラムの追加と削除]を選択します。 4 [Symantec NetBackup Client]を選択します。 5 [削除]をクリックします。 UNIX での NetBackup クライアントのインストールにつ いて UNIX クライアントのインストールは、クライアントコンピュータのローカルで実行するか、 または UNIX 版 NetBackup サーバーからリモートで実行することができます。UNIX 109 110 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて NetBackup サーバーからクライアントソフトウェアをリモートインストールするには、クライ アント形式のソフトウェアを UNIX サーバーに最初にインストールする必要があります。 メモ: Macintosh OS X 10.5.x クライアントは UNIX ベースのクライアントです。この項の UNIX クライアントのインストールと同じ手順に従ってください。 UNIX システムで NetBackup クライアントソフトウェアをインストールするとき次を注意し ます。 UNIX パッケージの統合 NetBackup 7.0 以降、アドオン製品およびデータベースエージェ ントの多くは NetBackup クライアントパッケージとともにインストー ルされるようになりました。これらの製品の別のインストールはもは や必要とされません。 次の製品が NetBackup クライアントパッケージに含まれるように なりました。(製品がプラットフォームでサポートされている場合) ■ BMR ブートサーバー ■ DB2 ■ NetBackup Encryption ■ Informix ■ LiveUpdate エージェント ■ Lotus Notes ■ Oracle ■ SAP ■ Snapshot Client ■ Sybase リストにある製品のバイナリはクライアントパッケージによって配置 されます。製品を有効にするには、有効なライセンスが必要です。 製品構成が以前必要であった場合 (db2_config など) は、構 成は引き続き必要です。 日本語と中国語の言語パッケージは別のアドオンのままです。こ れらの製品をインストールし、アップグレードする処理は変わりま せん。 gzip および gunzip コマンド gzip および gunzip コマンドが各システムにインストールされ ている必要があります。これらのコマンドがインストールされてい るディレクトリは、root ユーザーの PATH 環境変数設定に含まれ ている必要があります。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて NetBackup-Java 互換性 UNIX クライアントからバックアップまたはリストアを開始するには、 次のグラフィカルインターフェースが利用可能です。 ■ NetBackup-Java と互換性があるクライアントでは、 NetBackup-Java インターフェース (jbpSA)を使用できます。 NetBackup-Java を実行可能なホストのリストについては、 『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows お よび Linux』を参照してください。 ■ NetBackup-Java と互換性がないクライアントでは、bp イン ターフェースを使用できます。また、jbpSA コマンドを使用し た、NetBackup 7.0 UNIX サーバーの NetBackup クライア ントコンソールからのログインもサポートされます。 NetBackup-Java と互換性がないクライアントは、Macintosh OS X 10.5.x、IBM 社の zSeries Linux、IBM 社の pSeries Linux、および FreeBSD です。 UNIX クライアントのインストール方式 次の方式を使用して、UNIX システムで NetBackup クライアントをインストールできます。 ローカルインストール この方式はインストールスクリプトを実行するコンピュータにク ライアントソフトウェアをインストールします。 ■ クライアントをデフォルト以外の場所にインストールするには、 クライアントソフトウェアをインストールする前にディレクトリを作 成して、リンクさせる必要があります。まず、ソフトウェアを保存 するディレクトリを作成してから、そのディレクトリへのリンクとし て /usr/openv を作成します。 ■ ■ IBM 社の zSeries Linux クライアントでは、NetBackup の DVD または ESD イメージの内容を仮想 Linux 環境で読み 込むことができる場所に転送する必要があります。イメージ は、FTP または NFS マウントコマンドを使用して転送できま す。 111 112 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて リモート (プッシュ) インストール ■ UNIX 版 NetBackup サーバーから UNIX クライアントコン ピュータにクライアントソフトウェアをプッシュインストールでき ます。UNIX クライアントは、メディアサーバーまたはマスター サーバーではなく、完全なクライアントである必要があります。 クライアントソフトウェアのプッシュインストールは、推奨インス トール方式です。 ■ UNIX クライアントにプッシュする前にサーバーで最初に NetBackup クライアントの形式のソフトウェアをインストールす る必要があります。それから、クライアント名を含むポリシーを 作成する必要があります。 p.48 の 「マスターサーバーへのクライアント形式のソフトウェ アのインストール」 を参照してください。 ■ NetBackup UNIX サーバーから Windows クライアントソフト ウェアをリモートインストールすることはできません。また、ファ イアウォールによってクライアントのリモートインストールを実 行できない場合もあります。 ■ IBM 社の zSeries Linux のようなクライアントはローカルにマ ウントされた DVD デバイスを持たなかったり、NetBackup DVD または ESD イメージにアクセスできなかったりすること があります。このような場合は、UNIX のマスターサーバーま たはメディアサーバーからクライアントソフトウェアをプッシュ する必要があります。 ■ 次のリモートインストール方式を利用できます。 p.116 の 「ftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのイン ストール」 を参照してください。 p.114 の 「rsh の方法を使用したクライアントソフトウェアのイン ストール」 を参照してください。 p.117 の 「ssh の方法を使用したクライアントソフトウェアのイン ストール」 を参照してください。 p.118 の 「sftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのイ ンストール」 を参照してください。 UNIX クライアントのローカルインストール NetBackup クライアントソフトウェアをローカルマシンにインストールするには、次の手順 を実行します。 クライアントソフトウェアを UNIX クライアントにローカルインストールする方法 1 インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて DVD ドライブに適切なプラットフォームの NetBackup DVD を挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを入力します。 ■ cd_directory/install cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを入力します。 ./install 2 メニュー項目が表示されたら、[NetBackup クライアント (NetBackup Client)]を選 択し、Enter キーを押します。 クライアントのバイナリは、バイナリがコンパイルされたオペレーティングシステムの バージョンを表します。多くの場合、バイナリは、より新しいバージョンのオペレーティ ングシステム上で問題なく動作します。たとえば、HP-PARISC 11.11 バイナリは、 HP-PARISC 11.23 レベルのオペレーティングシステムでも使われます。インストー ル手順によって、システムに適したバイナリのコピーが試行されます。スクリプトでロー カルのオペレーティングシステムが認識されない場合は、選択肢が表示されます。 3 プロンプトに従って、インストールを完了します。 4 インストール完了後、[Exit from this script]を選択します。 UNIX クライアントのリモートインストール 次の方法を使用して、クライアントソフトウェアを UNIX マスターサーバーからクライアント ホストに送信できます。 ■ rsh ■ ftp ■ ssh ■ sftp 113 114 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて メモ: クラスタ環境でのインストールの場合、NetBackup サーバーの実際のローカルホス ト名ではなく仮想名を入力します。クライアントソフトウェアのプッシュインストールを実行 できるのは、アクティブノードからだけです。 rsh の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。 クライアントの ./rhosts ファ イル この方法を使用するには、UNIX クライアントの /.rhosts ファ イルにサーバーのエントリを含める必要があります。/.rhosts エントリ情報は、ソフトウェアのインストールのためには必要です が、NetBackup ソフトウェアの操作時には特に必要ではありませ ん。 クライアントソフトウェアの場所 クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が あります。クライアントソフトウェアを保存するディレクトリを作成し てから、そのディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成し ます。 バックアップポリシー クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確 認します。 Macintosh OS X 10.5.x の場 合 このオペレーティングシステムのバージョンでは、デフォルトでリ モートシェルデーモン (rshd) が無効になっています。次のコマ ンドを実行して、デーモンを有効にします。 /sbin/service shell start rsh の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソフ トウェアをインストールする方法 1 NetBackup 管理コンソールを起動します。 2 [ログイン (Login)]ダイアログボックスで、クライアントのポリシー構成を含む NetBackup サーバー名を入力します。 クライアントソフトウェアをインストールできるのは、インターフェース起動時に[ログイ ン (Login)]ダイアログボックスで指定した NetBackup サーバーから実行する場合 だけです。クライアントは、この NetBackup サーバー上のポリシーに定義されてい る必要があります。 3 [NetBackup 管理コンソール (NetBackup Administration Console)]画面で [NetBackup の管理 (NetBackup Management)]アイコンをクリックして、利用可 能なオプションを表示します。 4 左ペインで、[ポリシー (Policies)]をクリックします。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて 5 [すべてのポリシー (All Policies)]ペインのマスターサーバーを選択します。 6 [処理 (Actions)]>[UNIX クライアントソフトウェアのインストール (Install UNIX Client Software)]をクリックします。 115 116 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて 7 [インストール対象外のクライアント (Don't install these clients)]リストでインストー ルするクライアントを選択して、[追加 (Add)>>]をクリックします。 クライアントが[インストール対象のクライアント (Install these clients)]リストに移動 します。 8 [クライアントソフトウェアのインストール (Install Client Software)]をクリックして、イ ンストールを開始します。 インストールは一度開始されると停止できません。 クライアントソフトウェアのインストールには、1 つのクライアントにつき数分かかる場 合があります。インストールの進捗状況に従って、[進捗状況 (Progress)]フィールド にメッセージが書き込まれます。 インストール中に、サーバーの /usr/openv/netbackup/client からクライアント の /usr/openv/netbackup にクライアントソフトウェアがコピーされます。 クライアントに正常にインストールされなかった場合、ユーザーに通知されますが、 そのクライアントはポリシー内に保持されます。 9 インストールが完了したら、[閉じる (Close)]をクリックします。 ftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。 クライアントへのアクセス FTP 経由でのクライアントへのアクセスに使用可能なログイン ID およびパスワードが必要です。 クライアントソフトウェアの場所 クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が あります。ソフトウェアを保存するディレクトリを作成してから、その ディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成します。 バックアップポリシー クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確 認します。 Macintosh OS X 10.5.x ■ このオペレーティングシステムのバージョンでは、必要な FTP デーモン (ftpd) がデフォルトで無効になっています。 [System Preferences]アプリケーションの共有ペインの [Allow FTP access]をチェックして ftpd を有効にします。 ■ ファイアウォールが有効になっている場合、FTP アクセスを有 効にする必要があります。[System Preferences]共有ペイ ンの[Firewall]で、[FTP access]をチェックして FTP 接続を 有効にします。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて ftp の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソフ トウェアをインストールする方法 1 サーバーからクライアントの /tmp ディレクトリにクライアントソフトウェアを移動するに は、NetBackup サーバーで install_client_files スクリプトを実行します。 次のいずれかのコマンドを使用します。 ■ ソフトウェアを 1 つのクライアントに一度に移動する方法 /usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ftp client user client は、クライアントのホスト名です。 user は、クライアントの FTP で必要なログイン ID です。 ■ ソフトウェアをすべてのクライアントに一度に移動する方法 /usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ftp ALL user ALL オプションは、サーバーのバックアップポリシーに構成されているすべての クライアントのインストールを指定します。 user は、クライアントの FTP で必要なログイン ID です。 .netrc ファイルが設定されていない場合は、install_client_files スクリプ トによって各クライアントのパスワードの入力を求められます。 2 スクリプトが実行された後、各クライアントコンピュータの root ユーザーは、次のスク リプトを実行する必要があります。 sh /tmp/bp.<pid>/client_config pid はプロセス ID です。client_config スクリプトはバイナリをインストールします。 ssh の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。 SSH デーモン (sshd) ssh の方法を使用するには、UNIX クライアントの sshd を有効 にして root ユーザーログインできるように構成する必要がありま す。 クライアントソフトウェアの場所 クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が あります。クライアントソフトウェアを保存するディレクトリを作成し てから、そのディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成し ます。 バックアップポリシー クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確 認します。 117 118 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて Macintosh OS X 10.5.x ■ デフォルトでは、このオペレーティングシステムのバージョン は sshd を有効にしません。次の手順を正常に実行するに は、まず、このデーモンを有効にする必要があります。 [System Preferences]共有ペインの[Remote Login]を チェックして sshd を有効にします。 ■ ファイアウォールが有効になっている場合、ssh 接続を有効 にする必要があります。[System Preferences]共有ペインの [Firewall]で、[Remote Login - SSH]をチェックして SSH 接続を有効にします。 ssh の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソフ トウェアをインストールする方法 ◆ NetBackup サーバーで、install_client_files スクリプトを実行します。 次のいずれかのコマンドを使用します。 ■ 一度に 1 つのクライアントにのみソフトウェアを移動する方法 /usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ssh client client は、クライアントのホスト名です。 ■ ソフトウェアをすべてのクライアントに一度に移動する方法 /usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ssh ALL ALL オプションは、サーバーのバックアップポリシーに構成されているすべての クライアントのインストールを指定します。 sftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。 SSH デーモン (sshd) この方法を使用するには、UNIX クライアントの sshd を有効に して root または root 以外のユーザーログインができるように構 成する必要があります。 クライアントファイルの場所 クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が あります。ソフトウェアを保存するディレクトリを作成してから、その ディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成します。 バックアップポリシー クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確 認します。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて Macintosh OS X 10.5.x ■ デフォルトでは、これらのオペレーティングシステムのバージョ ンは ssh を有効にしません。次の手順を正常に実行するに は、まず、このデーモンを有効にする必要があります。 [System Preferences]共有ペインの[Remote Login]を チェックして sshd を有効にします。 ■ ファイアウォールが有効になっている場合、SSH 接続を有効 にする必要があります。[System Preferences]共有ペインの [Firewall]で、[Remote Login - SSH]をチェックして SSH 接続を有効にします。 sftp の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソ フトウェアをインストールする方法 1 サーバーからクライアントの /tmp ディレクトリにクライアントソフトウェアを移動するに は、NetBackup サーバーで install_client_files スクリプトを実行します。 次のいずれかのコマンドを使用します。 ■ ソフトウェアを 1 つのクライアントに一度に移動する方法 /usr/openv/netbackup/bin/install_client_files sftp client user client は、クライアントのホスト名です。 user は、クライアントの SSH で必要なログイン ID です。 ■ ソフトウェアをすべてのクライアントに一度に移動する方法 /usr/openv/netbackup/bin/install_client_files sftp ALL user ALL オプションは、サーバーのバックアップポリシーに構成されているすべての クライアントのインストールを指定します。 user は、クライアントの FTP で必要なログイン ID です。 2 スクリプトが実行された後、各クライアントコンピュータの root ユーザーは、次のスク リプトを実行する必要があります。 sh /tmp/bp.<pid>/client_config pid はプロセス ID です。client_config スクリプトはバイナリをインストールします。 サーバーの初期インストール後の UNIX クライアントの追加 インストール中に選択しなかった UNIX クライアントが存在する場合、サーバーのインス トール後に、その UNIX クライアントを追加することができます。また、バックアップ環境に 新しい UNIX クライアントを追加することもできます。 クライアントソフトウェアを後でインストールするには、まず、NetBackup サーバーに NetBackup クライアントソフトウェアをインストールする必要があります。 初期インストール後にサーバーに UNIX クライアントを追加する方法 1 インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。 119 120 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて DVD 適切なプラットフォームの NetBackup DVD をドライブ に挿入します。 内容を識別するには、DVD のラベルを確認します。 p.13 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し てください。 ■ 必要に応じて、DVD をマウントします。 p.35 の 「ソフトウェアメディアのマウント」 を参照してくだ さい。 ■ 次のコマンドを実行します。 ■ cd_directory/install cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの パスです。 ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。 ファイル) ■ 次のコマンドを実行します。 ./install 2 メニュー項目が表示されたら、[NetBackup Client]を選択し、Enter キーを押しま す。 クライアントのバイナリは、バイナリがコンパイルされたオペレーティングシステムの バージョンを表します。多くの場合、バイナリは、より新しいバージョンのオペレーティ ングシステム上で問題なく動作します。たとえば、HP-PARISC 11.11 バイナリは、 HP-PARISC 11.23 レベルのオペレーティングシステムでも使われます。インストー ル手順によって、システムに適したバイナリのコピーが試行されます。スクリプトでロー カルのオペレーティングシステムが認識されない場合は、選択肢が表示されます。 3 コピーするクライアント形式を選択し、プロンプトに従ってそのクライアント形式をイン ストールします。目的のクライアント形式がすべてインストールされるまで、必要に応 じて繰り返します。 サーバーからリモートインストールを行うすべての形式の UNIX クライアントのソフト ウェアをコピーしたことを確認してください。 4 インストールが完了したら、DVD のマウントを解除します。 5 指定したクライアントに NetBackup クライアントソフトウェアをインストールします。 p.113 の 「UNIX クライアントのリモートインストール」 を参照してください。 UNIX 版 NetBackup クライアントソフトウェアの削除 UNIX クライアントからすべての NetBackup クライアントソフトウェアコンポーネントを削除 するために次の手順を使います。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて NetBackup-Java ディスプレイコンソールがクライアントにインストールされている場合は、 コンソールも削除されます。 UNIX クライアントから NetBackup ソフトウェアを削除する方法 1 root ユーザーとしてクライアントシステムにログインします。 2 次のコマンドの入力によって NetBackup デーモンを停止します。 /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all 3 /usr/openv ディレクトリに移動します。 ■ /usr/openv が物理ディレクトリの場合は、次のコマンドを実行します。 rm -rf /usr/openv ■ /usr/openv がリンクの場合は、次のコマンドを実行します。 cd /usr/openv pwd ls 警告: 次の手順に進む前に、現在のディレクトリおよびサブディレクトリが削除対 象であることを確認します。異なるディレクトリを削除しないように注意してくださ い。そのために、ファイルを削除する前に、最初のコマンドを実行して、現在の ディレクトリおよびそのディレクトリ内のファイルを確認します。 rm -rf * cd / rm -f /usr/openv 警告: rm -f /usr/openv コマンドを実行して、マシンにインストールされている アドオン製品を削除することもできます。 121 122 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて 4 PBX がクライアントでサポートおよびインストールされている場合は、それを削除で きます。 PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア製品をクライアントで使用し ている場合、PBX を削除しないでください。 ネーティブコマンドを使用して PBX を削除するには、適切なプラットフォームのコマ ンドを入力します。 AIX installp -u VRTSpbx HP-UX swremove VRTSpbx Linux パッケージ名を取得するには、次のコマンドを入力します。 rpm -qa | grep -i VRTSpbx パッケージを削除するには、次のコマンドを入力します。 rpm -e <rpm name> 5 NetBackup-Java を実行可能なクライアントで UNIX NetBackup 管理コンソールを 実行している場合は、次のコマンドを実行して NetBackup-Java の状態データを削 除します。 ■ /bin/rm -rf /.nbjava ■ /bin/rm -rf /.java/.userPrefs/vrts 警告: /.nbjava のスラッシュ文字 (/) とピリオド (.) の間に空白を挿入しないでくださ い。これらの文字の間に空白を挿入すると、このマシンのすべてのファイルが削除さ れます。 6 NetBackup-Java ユーザーに、$HOME/.nbjava ディレクトリおよび $HOME/.java ディレクトリの一部が削除可能であることを通知します。 $HOME/.nbjava および $HOME/.java ディレクトリには、アプリケーションの状態情 報 (表の列の順序、サイズなど) が含まれます。この情報は、ユーザーが NetBackup-Java アプリケーションを終了するときに保存されます。NetBackup を削 除すると、このディレクトリが削除されます (root ユーザーのみ)。 $HOME/.java/.userPrefs/vrts に存在する common サブディレクトリは削除して もかまいません。 7 NetBackup アクセス制御機能が有効になっている場合は、クライアントおよびサー バーに、新しいファイルが作成されています。これらのファイルは、次のカテゴリに分 類されます。 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて ■ 個々のユーザーファイル 個々のユーザーのキャッシュファイルは、削除されずに $HOME/.vxss などの ホームディレクトリに残ります。ユーザーに、$HOME/.vxss ディレクトリが削除可 能であることを通知します。 ■ NetBackup アプリケーションの一時ファイル NetBackup の一時ファイルは、NetBackup とともに削除されます。 NetBackup アクセス制御機能について詳しくは、『Symantec NetBackup セキュ リティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 123 124 第 7 章 クライアントソフトウェアのインストール UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて 8 NetBackup サーバーの構成 この章では以下の項目について説明しています。 ■ NetBackup の起動と停止のスクリプトについて ■ NetBackup の構成について NetBackup の起動と停止のスクリプトについて NetBackup をインストールするとき、インストールスクリプトは起動と停止のスクリプトの構 成も実行します。起動スクリプトを使用して、システムがブートする際に Media Manager および NetBackup デーモンを自動的に起動することができます。停止スクリプトを使用 して、システムを停止する際に起動スクリプトを自動的に終了することができます。 インストール処理はオペレーティングシステムの適切な場所に NetBackup の起動と停止 のスクリプトをコピーします。 非クラスタ環境でのアップグレードの場合、既存の NetBackup 関連の起動および停止 スクリプトは保存され、新しいバージョンのスクリプトがインストールされます。 クラスタ環境では、すべての起動および停止スクリプトが rc ディレクトリから削除されま す。NetBackup のクラスタ環境では、これらのスクリプトは使用されません。 表 8-1 は、NetBackup のインストール中にインストールされる各種のプラットフォームの 起動スクリプトと停止スクリプトのリンクをリストします。 126 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の起動と停止のスクリプトについて 表 8-1 プラットフォーム別の NetBackup の起動と停止のスクリプトのリンク プラットフォーム リンク AIX /etc/rc.netbackup.aix HP-UX ■ レベル 2 でのブート中にこのスクリプトが呼び出されるように、 NetBackup のインストールスクリプトによって /etc/inittab ファ イルが編集され、次に示すエントリが追加されました。 netbackup:2:wait:/etc/rc.netbackup.aix ■ 停止するには、次に示す行を /etc/rc.shutdown ファイルに追 加します。 /etc/rc.netbackup.aix stop /sbin/rc1.d/K001netbackup ->/sbin/init.d/netbackup /sbin/rc2.d/S777netbackup ->/sbin/init.d/netbackup Red Hat Linux /etc/rc.d/rc2.d/S77netbackup ->/etc/rc.d/init.d/netbackup /etc/rc.d/rc3.d/S77netbackup ->/etc/rc.d/init.d/netbackup /etc/rc.d/rc5.d/S77netbackup ->/etc/rc.d/init.d/netbackup /etc/rc.d/rc6.d/K01netbackup ->/etc/rc.d/init.d/netbackup /etc/rc.d/rc1.d/K01netbackup ->/etc/rc.d/init.d/netbackup /etc/rc.d/rc0.d/K01netbackup ->/etc/rc.d/init.d/netbackup SuSE Linux /etc/init.d/rc2.d/S77netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/init.d/rc3.d/S77netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/init.d/rc5.d/S77netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/init.d/rc6.d/K01netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/init.d/rc0.d/K01netbackup ->/etc/init.d/netbackup 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について プラットフォーム リンク Linux Debian /etc/rc0.d/K01netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/rc1.d/K01netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/rc2.d/S95netbackup ->/etc/init.d/netbackup FreeBSD /usr/local/etc/rc.d/S77netbackup.sh ->/usr/local/etc/netbackup Mac /Library/StartupItems/netbackup/Resources/netbackup Solaris /etc/rc2.d/S77netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/rc1.d/K01netbackup ->/etc/init.d/netbackup /etc/rc0.d/K01netbackup ->/etc/init.d/netbackup NetBackup の構成について すべてのサーバーソフトウェアがインストールされた後、環境のロボットとストレージデバイ スと連携して働くように NetBackup を構成する準備ができています。NetBackup を構成 する前に、これらのデバイスがすでに構成され、オペレーティングシステムによって認識 済みでなければならないことに注意してください。 p.20 の 「ストレージデバイスの構成について」 を参照してください。 NetBackup を構成するとき次のガイドラインを使います。 NetBackup Enterprise Servers の場合 マスターサーバーおよびメディアサーバーの構成手順は非常に 類似しています。ただし、ストレージデバイスやボリュームなどの すべてのサーバー情報をマスターサーバーから構成することを 推奨します。この順序に従うことで、マスターサーバーがメディア サーバーを適切に管理できるようになります。 警告: マスターサーバーとメディアサーバー間の通信に問題が あっても、構成ウィザードを実行することは可能です。ただし、問 題が解決されるまで、メディアサーバー上でウィザードを実行しな いでください。通信に問題がある場合にこのウィザードを実行し ても、入力した情報はマスターサーバーによって認識されませ ん。最初に問題を修正する必要があります。問題を修正してか ら、マスターサーバーで構成ウィザードを実行します。 127 128 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について クラスタ環境の場合 ■ クラスタ内の各ノードでデバイスを構成します。 アクティブノードのすべてのストレージデバイスが NetBackup と連携して働くように、これらを構成することから開始します。 ■ フェールオーバー対応 NetBackup サーバーでは、クラスタ 内の NetBackup がインストールされている各ノードにすべて のデバイスを接続します。他のノードにマイグレートする方法 については、クラスタのベンダーが提供するマニュアルを参 照してください。 ■ 特に指定しないかぎり、クラスタ内のマスターサーバーおよび メディアサーバーの仮想ホスト名を使用するように NetBackup を構成します。 アドオン製品のフェールオーバーの構成方法について詳しく は、『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイ ド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 ■ NetBackup の初期構成では、NetBackup 管理コンソールを起動し、[開始 (Getting Started)]アイコンをクリックすることをお勧めします。一連のウィザードに従って次の構成 手順を実行します。 ■ ストレージデバイスの構成 (Configure Storage Devices) p.129 の 「デバイスの構成ウィザードについて」 を参照してください。 ■ ボリュームの構成 (Configure Volumes) p.131 の 「ボリュームの構成ウィザードについて」 を参照してください。 ■ カタログバックアップの構成 (Configure the Catalog Backup) p.132 の 「カタログバックアップウィザードについて」 を参照してください。 ■ バックアップポリシーの作成 (Create a Backup Policy) p.133 の 「バックアップポリシーの構成ウィザードについて」 を参照してください。 NetBackup がすでに構成され、特定の領域を変更したいと思ったら NetBackup 管理コ ンソールの適切なウィザードをクリックします。 NetBackup のウィザードおよび NetBackup を構成する方法について詳しくは、 『Symantec NetBackup 管理者ガイド』を参照してください。 NetBackup 管理コンソールの起動 NetBackup 管理コンソールを NetBackup を構成するために開くには、次の手順を使い ます。 メモ: NetBackup 管理コンソールの最初のウィンドウでは、開始ウィザード以外のウィザー ドを起動できます。たとえば、ディスクプールを構成するか、またはスナップショットバック アップのポリシーを作成できます。すべての NetBackup ウィザードについて詳しくは、 『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』を参照してください。 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について UNIX で NetBackup 管理コンソールを起動する方法 1 root ユーザーとして NetBackup サーバーにログインします。 クラスタ環境では、root としてアクティブノードにログオンします。 NetBackup サーバー以外のコンピュータでユーザーインターフェースを実行する必 要がある場合は、そのコンピュータにログオンします。 UNIX システムの場合は、そのコンピュータに root ユーザーとしてログオンします。 Windows システムの場合は、管理者としてログオンします。 2 UNIX システムで、次のコマンドを実行します。 /usr/openv/netbackup/bin/jnbSA & 3 root ユーザーのパスワードを入力します。 クラスタ環境では、NetBackup 管理コンソールにログインするときに、[ホスト (Host)] フィールドに仮想ホスト名を指定します。 4 [ログイン (Login)]をクリックします。 5 構成を開始するには、管理コンソールで[開始 (Getting Started)]をクリックします。 6 [NetBackup へようこそ (Welcome to NetBackup)]画面で内容を確認し、[次へ (Next)]をクリックします。 [ストレージデバイスの構成 (Configure Storage Devices)]画面が表示され、デバ イスの構成ウィザードを始めるように求めるメッセージが表示されます。 メモ: オペレーティングシステムで動作するようにデバイスを構成する必要が引き続 きあったらウィザードを閉じます。最初にそれらのデバイスをデバイスとオペレーティ ングシステムのベンダーによって指定されたように構成する必要があります。 デバイスの構成ウィザードについて バックアップを実行する前に、NetBackup 用のストレージデバイスを定義する必要があり ます。このウィザードに従って、処理を行います。ただし、ご使用のオペレーティングシス テム用のストレージデバイスが正しく構成されている必要があります。NetBackup は、デ バイスが正しく取り付けられていない、または正しく構成されていない場合は、正常に動 作しません。 クラスタ環境では、すべてのストレージデバイスをアクティブノードから構成します。フェー ルオーバー対応 NetBackup サーバーでは、NetBackup がインストールされている各 ノードにすべてのデバイスを接続することをお勧めします。 129 130 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について 手順については、『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。 このウィザードでは、次の処理を実行できます。 ■ バックアップデバイス用のホストのスキャン ■ 自動検出されたデバイスの確認 ■ ドライブ構成の確認と修正 ■ デバイス構成の更新 ウィザードはデバイスを構成するとき次の情報を示します。 デバイスの構成 ウィザードによって[デバイスホスト (Device Hosts)]画面が 表示されたら、デバイスを自動検出および構成するホストを指 定する必要があります (NetBackup Enterprise Server の み)。 ■ ウィザードによって[バックアップデバイス (Backup Devices)] 画面が表示されたら、デバイスのリストが完全かつ正確である ことを確認します。既知のバックアップデバイスがこのリストに 表示されない場合は、次の手順を実行します。 ■ バックアップデバイスが物理的にホストに接続されている ことを確認します。 ■ デバイスおよびオペレーティングシステムのベンダーが指 定するすべてのインストール手順が正常に実行されたこ とを確認します。 ■ すべてのドライブが適切なデバイスに定義されていること を確認します。ドライブを移動する必要がある場合は、ド ライブを選択して正しい移動先へドラッグします。 ■ クラスタでは、各ノードにおいてストレージデバイスの構成が 実行されていることを確認します。アクティブノードで始め、そ して別のノードに NetBackup のアクティブノードを移動し、そ のノードでストレージデバイスの構成を実行します。 NetBackup が実行されているクラスタの各ノードに対してこ の手順を繰り返します。 ■ メモ: デフォルトでは、ロボットデーモンや NetBackup アドオ ン製品で障害が発生しても、NetBackup はフェールオーバー されません。ただし、ロボットデバイスや NetBackup アドオン 製品を構成して、これらで障害が発生した場合に NetBackup をフェールオーバーするようにできます。フェールオーバー するように NetBackup を構成する前に、ロボットは構成され、 オペレーティングシステムによって認識済みである必要があ ります。フェールオーバーの構成について詳しくは、 『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について ストレージユニットの定義 ■ [ストレージユニットの構成 (Configure Storage Units)]画面 で、ストレージユニットを定義します。システムがテープデバイ スを備えていない場合は、ディスクストレージユニットを定義 することで、データをディスクに格納できます。 ■ ストレージユニットのパスの入力には、次の規則を適用しま す。 ■ 適切なパス区切り文字 (UNIX の場合はスラッシュ (/)、 Windows の場合は円記号 (¥)) を使用します。 ■ Windows プラットフォームのドライブを区切る場合は、コ ロン (:) を使用します。 ■ 次の文字だけを使用します。 アルファベット文字 (ASCII の A から Z および a から z) 数字 (0 から 9) その他の文字:プラス記号 (+)、マイナス記号 (-)、アンダー スコア (_) またはピリオド (.) ボリュームの構成ウィザードについて ストレージデバイスを構成した後、開始ウィザードからボリュームの構成ウィザードを開始 します。ただし、ディスクストレージ機能だけが使用可能な場合、このウィザードはスキッ プされます。 このウィザードは構成されたそれぞれのロボットのインベントリを開始することを可能にし ます。インベントリの実行中に新しいロボットメディアが検出されると、ボリュームデータベー スは自動的に更新されます。また、スタンドアロンドライブで使用する新しいボリュームも 定義できます。 スタンドアロンドライブのボリュームまたはボリューム構成について詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 メモ: クラスタ環境では、アクティブノードからボリュームを構成します。 このウィザードは次のタスクをすることを可能にします。 ■ ボリュームの構成用のデバイスの選択 ■ ロボットのインベントリの実行 ■ 新しいボリュームの作成 ■ 新しいボリュームグループの作成 ボリュームを構成し、インベントリを実行するときウィザードは次の情報を示します。 131 132 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について ロボットまたはデバイスのインベ ■ NetBackup は、選択済みのロボットまたはデバイスのインベ ントリ ントリを実行します。インベントリが完了した後に結果を表示 するには、[結果 (Results)]フィールドを参照してください ■ デバイスのインベントリが完了した後、ウィザードはどのデバ イススロットがクリーニングメディアを含んでいるかを指定する ように求めます。 NetBackup をアップグレードした際に、すでにバーコード規 則が存在している場合は、クリーニングメディアに使用するス ロットがバーコードリーダーによって自動的に検出されます。 クリーニングスロットを指定しない場合、NetBackup によって すべてのメディア (クリーニングメディアを含む) が標準のメディ アと見なされ、上書きされます。 ■ インベントリが完了した後、どのデバイススロットがクリーニン グメディアを含んでいるかを指定するように求められます。 [クリーニングメディアの識別 (Identify Cleaning Media)]画 面で 1 つ以上のスロットをクリーニングテープとして指定する と、[ロボットのインベントリ (クリーニングメディア)(Robot Inventory (Cleaning Media))]画面が表示されます。この 画面には、EMM データベースを更新した後の結果が表示さ れます。 クリーニングメディアを指定しない場合、NetBackup によって すべてのメディア (クリーニングメディアを含む) が標準のメディ アと見なされ、上書きされます。 スタンドアロンドライブ 複数のドライブ形式 ■ デバイスのボリューム数を指定します。 ■ このウィザードでは、スタンドアロンドライブのクリーニングテー プを構成することはできません。 複数のドライブ形式を指定した場合は、次の項目が適用されま す。 1 つのロボットドライブによって書き込まれるメディアは他のど のドライブでも動作しないことがあります。この場合は、 NetBackup によって、ロボットに複数の形式のドライブが存 在すると見なされます。 ■ ロボットに複数の形式のドライブが存在する場合、ウィザード ではロボットのインベントリを実行できません。 ■ カタログバックアップウィザードについて NetBackup カタログはバックアップファイルとディレクトリの構成と場所についての情報を 含んでいます。ディスクに障害が発生してカタログが消失した場合は、カタログバックアッ プを行うことによって、データのリストアとバックアップスケジュールを簡単に再開できるよ うになります。 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について したがって、データのバックアップを行う前に、カタログバックアップポリシーを構成するこ とが必要です。 このウィザードはオンラインホットカタログバックアップのポリシーを作成することを可能に します。オンラインホットカタログバックアップでは、通常のクライアントバックアップの実行 中にカタログをバックアップできます。 カタログバックアップのポリシーは次の情報を指定することを可能にします。 ■ カタログバックアップの宛先 バックアップ先はどの構成されたストレージデバイスでもかまいません。追加のディザ スタリカバリ保護用に、カタログバックアップのために第 2 の場所を指定できます。 メモ: NetBackup はディスクへのカタログバックアップをサポートしますが、シマンテッ ク社はオフサイトに保管されるリムーバブルメディアにカタログをバックアップすること を推奨します。 ■ カタログバックアップを行う日時 ■ カタログバックアップからのリカバリに必要であるディザスタリカバリファイルの場所 次のガイドラインを使用してカタログバックアップを構成します。 ■ 他のすべてのファイルやデータがバックアップされる前にカタログバックアップポリシー を構成します。 ■ クラスタシステムの場合、アクティブノードからカタログバックアップポリシーを構成しま す。 カタログバックアップについて詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』の NetBackup カタログの保護に関する章を参照してください。 クラスタ環境のカタログバックアップを構成する方法に関しては『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。 バックアップポリシーの構成ウィザードについて このウィザードでは、1 台以上のクライアントのグループのバックアップポリシーを定義で きます。クラスタ環境では、アクティブノードからポリシーを構成します。 ウィザードに従って、次の項目を指定します。 ■ ポリシー名およびポリシー形式 ■ クライアント ■ バックアップを行うファイルおよびディレクトリ ■ バックアップ形式 ■ バックアップのローテーション 133 134 第 8 章 NetBackup サーバーの構成 NetBackup の構成について ■ バックアップの開始時刻 このウィザードでは、ポリシーを使用して実行するバックアップの形式を選択するように求 められます。 表 8-2 は 利用可能なバックアップ形式を記述します。 表 8-2 バックアップ形式の説明 バックアップ形式 説明 完全バックアップ ファイルリストで指定されたすべてのファイルをバックアップしま す。 増分バックアップ ファイルリストに指定されたすべての変更ファイルのバックアップ を行います。 差分バックアップ 差分増分バックアップとも呼ばれます。 最後の正常な増分バックアップまたは完全バックアップ以降に変 更されているファイルのバックアップを行います。バックアップが 一度も行われていない場合、すべてのファイルのバックアップが 行われます。 累積バックアップ 累積増分バックアップとも呼ばれます。 最後の正常な完全バックアップ以降に変更されているファイルの みのバックアップを行います。バックアップが一度も行われていな い場合、すべてのファイルのバックアップが行われます。 ユーザーバックアップ 特定のファイルをバックアップするためにユーザーによって手動 で開始されます。 バックアップポリシーを作成する場合は、次のガイドラインを使用してください。 ■ バックアップポリシーの構成ウィザードの[クライアントリスト (Client List)]画面には、 バックアップ対象のクライアントのリストが表示されます。このリストでクライアントの追 加、変更または削除を行うことができます。 ■ このバックアップポリシーを使用して完全バックアップまたは増分バックアップを行う頻 度を選択できます。また、バックアップの保持期間も選択できます。 バックアップポリシーの構成ウィザードの終了後、インストールの検証テストを実行するか どうかが尋ねられます。このテストを実行するには、NetBackup 管理コンソールの左ペイ ンで[アクティビティモニター (Activity Monitor)]をクリックします。これで、バックアップ ジョブの進捗状況を監視できます。 索引 記号 H 6.x からのアップグレード サーバーソフトウェア 66 hosts ファイル 16 HP-UX NetBackup DVD のマウント 37 A I AIX NetBackup DVD のマウント 36 B bp.conf ファイル インストールスクリプト 34 bpplclients コマンド 76 クライアントリストの作成 76 C client_config スクリプト 116、118 create バックアップポリシー 133 D DVD のマウント NetBackup のインストール 35 F FreeBSD NetBackup DVD のマウント 36 ftp 方式 UNIX クライアントのインストール 116 G gunzip コマンド UNIX クライアントのインストール 110 インストール要件 16 gzip、gunzip インストール要件 63 gzip コマンド UNIX クライアントのインストール 110 インストール要件 16 inetd.conf ファイル インストールスクリプト 34 install_client_files スクリプト 117~118 J Java インターフェース ウィンドウマネージャの構成 49 Java ベースの Windows 管理コンソール インストール 56 L Linux NetBackup DVD のマウント 38 N NetBackup 7.0 変更 9 NetBackup DVD メディアのマウント 35 NetBackup DVD のマウント AIX 36 FreeBSD 36 HP-UX 37 Linux 38 Solaris 39 NetBackup Enterprise Server 構成ガイドライン 127 NetBackup-Java 互換性 111 NetBackup-Java 管理コンソール Windows での複数バージョンのインストール 57 Windows での複数バージョンの削除 58 概要 55 136 索引 NetBackup-Java 互換プラットフォーム ウィンドウマネージャの構成 49 NetBackup Server 構成 127 NetBackup Server の構成 概要 127 NetBackup アクセス制御機能 ファイルの削除 85 NetBackup ウィザード カタログバックアップの構成 132 使用方法 127 デバイス構成 129 バックアップポリシーの構成 133 ボリュームの構成 131 NetBackup カタログバックアップの構成 概要 132 NetBackup 管理コンソール 開始方法 128 NetBackup クライアント ソフトウェアの削除 120 NetBackup クライアントソフトウェア UNIX クライアントの種類の追加 119 ローカルインストール 112 NetBackup クライアントのインストール ローカル 112 NetBackup サーバーの要件 Windows クライアント 97 NetBackup スクリプト UNIX 125 起動と停止 125 NetBackup ソフトウェアの削除 Windows クライアント 109 NetBackup のアクセス制御 (NBAC) 概要 19 NetBackup のインストール DVD のマウント 35 NetBackup の管理 複数のバージョン 58 NetBackup の削除 Solaris 以外の UNIX サーバー 87 Solaris サーバーから 81 NetBackup のストレージデバイス 構成 129 NetBackup ボリューム 構成 131 NetBackup リモート管理コンソール インストール 52 サーバーリストの構成 53 NOM アップグレードの制限事項 64 現在の OpsCenter 64 O OpsCenter 以前の NOM 64 ovpass ドライバ AIX 72 P PBX Solaris からの削除 82 削除 82、87 非 Solaris からの削除 87 R rsh 方式 UNIX クライアントのインストール 114 S sftp 方式 UNIX クライアントのインストール 118 Solaris NetBackup DVD のマウント 39 Solaris 以外の UNIX サーバー NetBackup の削除 87 Solaris サーバー NetBackup の削除 81 Solaris システム アップグレードの要件 64 ssh 方式 UNIX クライアントのインストール 117 U UNIX NetBackup スクリプト 125 UNIX クライアント プッシュインストール 112 リモートインストール 112 ローカルインストール 111~112、119 UNIX クライアントのインストール ftp 方式 116 rsh 方式 114 sftp 方式 118 ssh 方式 117 UNIX クライアントの追加 119 索引 UNIX サーバーのインストール 一般要件 16 UNIX でのクライアントインストール 概要 109 W Windows クライアント NetBackup サーバーの要件 97 NetBackup ソフトウェアの削除 109 インストールの制限 96 インストール方法 97 構成 108 サイレントインストール 98、107 システム要件 96 ユーザー権限 96 リモートインストール 98 リモートインストールの要件 97 ローカルインストール 97 ローカルインストールの要件 97 Windows クライアントソフトウェア リモートインストール 102 Windows でのクライアントインストール 概要 96 Windows での複数バージョンのインストール NetBackup-Java 管理コンソール 57 Windows での複数バージョンの削除 NetBackup-Java 管理コンソール 58 Windows 版 NetBackup リモート管理コンソール 概要 51 あ アップグレード システムの更新の完了 77 自動ファイル変更 78 必須の変更 77 要件 61 アップグレードの制限事項 NOM 64 アップグレードの要件 Solaris システム 64 クラスタシステム 65 アドオン製品 インストール 49 一般要件 UNIX サーバーのインストール 16 インストール Java ベースの Windows 管理コンソール 56 NetBackup リモート管理コンソール 52 UNIX クライアントのローカルインストール 112 アドオン製品 49 新規の場合の順序 33 インストールスクリプト bp.conf ファイル 34 inetd.conf ファイル 34 サーバーのインストール 34 サービスファイル 34 インストールの制限 Windows クライアント 96 インストールの続行 マスターサーバーのインストール後 44 インストール方法 Windows クライアント 97 インストール要件 gzip、gunzip 63 インベントリ スタンドアロンドライブ 132 ロボット 132 ウィンドウマネージャ 共通デスクトップ環境 (CDE) 49 ウィンドウマネージャの構成 Java インターフェース 49 NetBackup-Java 互換プラットフォーム 49 オペレーティングシステム ストレージデバイスの構成 20 オンラインホットカタログ バックアップ 132 か 開始方法 NetBackup 管理コンソール 128 ガイドライン カタログバックアップの構成 132 スタンドアロンドライブのインベントリ 132 デバイス構成 130 バックアップポリシーの作成 133 ロボットインベントリ 132 概要 NetBackup-Java 管理コンソール 55 NetBackup Server の構成 127 NetBackup カタログバックアップの構成 132 NetBackup のアクセス制御 (NBAC) 19 UNIX でのクライアントインストール 109 Windows でのクライアントインストール 96 Windows 版 NetBackup リモート管理コンソール 51 起動スクリプトと停止スクリプト 125 クライアントソフトウェアのプッシュインストール 47 サポート外のサーバーの種類の置換 21 137 138 索引 ストレージデバイスの構成 20 バックアップポリシーの構成ウィザード 133 カタログバックアップの構成 NetBackup ウィザード 132 ガイドライン 132 管理コンソール 旧バージョンのサポート 58 管理方法 複数の NetBackup バージョン 58 起動スクリプトと停止スクリプト 概要 125 起動と停止 NetBackup スクリプト 125 旧バージョンの再インストール 方法 65 旧バージョンのサポート 管理コンソール 58 共通デスクトップ環境 (CDE) ウィンドウマネージャ 49 設定 49 クライアント サーバーのアップグレードの後のアップグレード 74 サーバーへのコピー 73、119 初期インストール後の追加 119 ソフトウェアのプッシュインストール 73、119 クライアント形式のソフトウェア マスターサーバーへのインストール 48 クライアントソフトウェア Windows でのローカルインストール 98 クライアントソフトウェアのプッシュインストール 73、119 概要 47 クライアントのアップグレード サーバーをアップグレードした後 74 クライアントリストの作成 bpplclients コマンド 76 クラスタシステム アップグレードの要件 65 クリーニングメディア バーコード規則 132 構成 NetBackup Server 127 NetBackup カタログバックアップ 132 NetBackup のストレージデバイス 129 NetBackup ボリューム 131 Windows クライアント 108 マスターサーバーとメディアサーバー 127 構成ガイドライン NetBackup Enterprise Server 127 互換性 NetBackup-Java 111 ライセンスキー 28 コマンド bpplclients 76 さ 再インストール 旧バージョン 65 サイレントインストール Windows クライアント 98、107 サーバーソフトウェアのアップグレード 6.x から 66 サーバーのインストール Red Hat Linux の要件 17 インストールスクリプト 34 サーバーのインストール要件 Red Hat Linux 17 サーバーへのクライアントのコピー 73、119 サーバーリスト NetBackup リモート管理コンソールの構成 53 サービスファイル インストールスクリプト 34 サポート外のサーバーの種類 置換について 21 サポート外のマスターサーバー 置換する方法 23 サポート外のメディアサーバー 置換する方法 24 サポートされているロボット形式 このリリースでの検索 21 システムの更新の完了 アップグレード後 77 システム要件 Windows クライアント 96 自動ファイル変更 アップグレード後 78 順序 新規インストール 33 使用方法 NetBackup ウィザード 127 スクリプト client_config 116、118 ftp を使用した install_client_files 116 install_client_files 117 sftp を使用した install_client_files 118 ssh を使用した install_client_files 117 スタンドアロンドライブ インベントリ 132 索引 スタンドアロンドライブのインベントリ ガイドライン 132 ストレージデバイスの構成 オペレーティングシステム 20 概要 20 ストレージユニット 定義 131 制限とガイドライン 複数バージョンの NetBackup 管理コンソールのイ ンストール 57 設定 共通デスクトップ環境 (CDE) 49 ソフトウェアインストール マスターサーバー 39 メディアサーバー 44 ソフトウェアの削除 NetBackup クライアント 120 複数の NetBackup バージョン 管理方法 58 複数バージョンの NetBackup 管理コンソールのインストー ル 制限とガイドライン 57 プッシュインストール UNIX クライアント 112 変更 NetBackup 7.0 9 方式 ライセンスキーの入力方法 28 方法 複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する 方法 58 ボリュームの構成 NetBackup ウィザード 131 ま た 置換 サポート外のマスターサーバー 23 サポート外のメディアサーバー 24 定義 ストレージユニット 131 デバイス構成 NetBackup ウィザード 129 ガイドライン 130 ドメインネームサービス (DNS) 16 な ネットワーク情報サービス (NIS) 16 は バーコード規則 クリーニングメディア 132 バックアップ オンラインホットカタログ 132 バックアップ形式 バックアップポリシー 133 バックアップポリシー create 133 作成のガイドライン 133 バックアップ形式 133 バックアップポリシーの構成ウィザード 概要 133 必須の変更 アップグレード後 77 マスターサーバー インストールの続行 44 クライアント形式のソフトウェアのインストール 48 ソフトウェアインストール 39 マスターサーバーとメディアサーバー 構成 127 マスターサーバーへのインストール クライアント形式のソフトウェア 48 メディアサーバー ソフトウェアインストール 44 メディアのマウント NetBackup DVD 35 や ユーザー権限 Windows クライアント 96 ユーザー主導の操作 96 ユーザー主導の操作 ユーザー権限 96 要件 アップグレード 61 ライセンスキー 27 よくある質問事項 ライセンスキー 29 ら ライセンスキー 72 互換性 28 入力の方式 28 入力方式 28 139 140 索引 要件 27 よくある質問事項 29 リモートインストール UNIX クライアント 112 Windows クライアント 98 Windows クライアントソフトウェア 102 リモートインストールの要件 Windows クライアント 97 ローカルインストール UNIX クライアント 111 Windows クライアント 97 Windows のクライアントソフトウェア 98 ローカルインストールの要件 Windows クライアント 97 ロボット インベントリ 132 ロボットインベントリ ガイドライン 132 ロボット形式 サポート対象の検索 21