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第6章① 保健師活動を進めるために(PDF:1693KB)

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第6章① 保健師活動を進めるために(PDF:1693KB)
第6章
保健師活動を進めるために
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第6章
第1節
保健師活動を進めるために
記録用紙
災害時においては、状況に応じた早急な保健師活動が求められるため、平常時から被災直後に活
用できる記録用紙、健康教育パンフレットの準備が必要である。
さらに、保健師活動は、訪問指導など「継続的な関わり」が重要であるため、活動実績を記録し
て残すこと、その記録から潜在している健康課題等の予想をすることが大切である。
1 記録用紙の使い方
過去の災害時の保健師活動(奥尻島津波災害、雲仙普賢岳噴火災害)の報告の中に、保健師活動
の展開が分かるもの、実践や印象等を記録に残す必要性が述べられている。
この記録用紙は、災害時には通常の記録用紙で対応できないため作成したものである。
ここに示した様式を参考にして、必要時は各市町村等の実態に応じた記録用紙を追加作成する。
2
使用時の注意点
(1)各記録用紙に挙げている項目について、全部記入することを目標にしないこと。
各自が活動の中で得た範囲の情報を記入し、各々の機関におけるミーティング等で共有する中
で、地域の健康課題を把握すること。
(2)活動の中で感じたこと、特に重点的に活動した点なども記録に残すこと。
これらが、活動の評価の実施や活動の方向性を考える上で非常に重要となる。
(3)責任者を決めて記録を整理し、保管すること。
3
記録用紙の種類
(様式1)災害時個別記録票:フェーズ、対象毎、場所(在宅・避難所・仮設住宅)すべてに共通す
る。
各対象者に行った保健指導等を継続的に記録する。
(様式1-1)健康相談票
経過用紙
(様式2)災害時要継続者リスト(台帳):各避難所、地区の要援護者、ハイリスク者を把握する。
(様式3)災害時健康相談の結果:避難所別の健康相談結果を記録する。
(様式4)活動記録票:フェーズ、場所(在宅・避難所・仮設住宅)すべてに共通する。
地区(在宅)毎・避難所毎・仮設住宅毎で作成する。
(様式5)災害時における保健師:日報、週報、月報を兼ねる。
活動実績報告書
活動の体制、方向性、活動内容、活動方法等を検討する基礎とな
る。
(様式6)ボランティア保健師:統括的保健師がボランティア保健師から聞き取り記載する。
活動記録票
ボランティア保健師の活動終了日に期間中の活動内容を記載する。
(様式7)仮設住宅入居世帯調査票
(様式8)仮設住宅保健師活動報告
様式1-1、7、8は平成24 年度地域保健総合推進事業「東日本大震災における保健師活動の実
態とその課題」を踏まえた改正版大規模災害における保健師の活動マニュアルより引用
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様式1
寝きり
災害時 個別記録票
身知障
精
結核 難病 小児
乳幼
妊産 成・高 虚弱 在酸 人呼 透析
年齢 :
氏名
性別 : 男・女
生年月日 :
被災状況 (
全壊 ・ 半壊 )
住所
家族構成
)日~( )月( )日 : 自宅 ・ 避難所( )・仮設住宅( ) 家族に
関すること
居住場所: 自宅 ・ 避難所( )・仮設住宅( ) )日~( )月( )日
)日~( )月( )日 : 自宅 ・ 避難所( )・仮設住宅( ) 現病歴
既往歴
回数
回目
回目
回目
回目
日時
月 日( )
月 日( )
月 日( )
月 日( )
保健師名
(所属)
身体面
状況
精神面
困って
いる事
活動状況
判断したこと
対応したこと
次回への課題
(短期)
その他
問題点
(中期及び長期達成目標)
*フェーズ、対象毎、場所(在宅・避難所・仮設住宅) すべてに共通する。
*各対象者に行った保健指導等を継続的に記録する。
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他
様式1-1
健康相談票 経過用紙
月 日
相談方法
避難場所名
氏名
№
相談内容
指導内容(今後の計画を含む)
担当者
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地区 様式4
避難所 災害時活動記録票
仮設 平成 年 月 日( )
対象者
の把握
避難者数 昼: 人 夜: 人
世帯数 世帯
環境状況(気づいた事)
名
優先すべき
健康課題
回 配食者: 配食回数: ガス
使用: 可 ・ 不可
電気
使用: 可 ・ 不可
食事
炊き出し回数 回
トイレ 使用: 可 ・ 不可
生活環境
状況
入浴 入浴: 可 ・ 不可
温度・湿度 人間関係
使用: 可 ・ 不可
水
使用: 可 ・ 不可
その他
洗濯機 使用: 可 ・ 不可
医療
救護所: 有 ・ 無
入所希望者:
医師等との連携: 有 ・無
他連携
種別
要支援者数
相談件数
主なケア内容
継続の必要なケース
寝たきり
合計( )人
心身障害
精神
結核
難病
要援護者
小児
乳幼児
妊産婦
成人・高齢者
ハイリスク者
その他
活動内容
住民組織等
との連携
気づいた事
課題
申し送り
*フェーズ、場所(在宅・避難所・仮設住宅) すべてに共通する。
*地区(在宅)毎・避難所毎・仮設住宅毎で作成する。
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様式6
災害時ボランティア保健師活動記録票
場所名
活動期間
地区対策本部
平成 年 月 日( )~ 月 日( )
ボランティア保健師
(氏名・所属)
対象者、実施したこと
活動内容
ボランティア保健師
が気づいた事
*保健師の長がボランティア保健師から聞き取り記載する。
*ボランティア保健師の活動終了日に期間中の活動内容を記載する。
【用語解説】
ボランティア保健師:ボランティアを調整する者(ボランティアコーディネーター)の
調整の基で個人の意志でボランティア活動する保健師であり、応援保健師とは異なる。
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様式7
仮設住宅入居世帯調査票
調査年月日
平成
年
月
日
調査者名
1 世帯の状況
仮設住宅名
棟
TEL
緊急連絡先 氏名
氏
名
家
族
構
成
・
被
調
査
者
に
○
印
( 続柄)
号室
FAX
住所
続柄
性別
続柄
仮設住宅入居日
住所
生年月日
年
月
日
被災状況 全壊(焼) ・半壊(焼)
TEL
TEL
健康状態(疾病、主訴)
職業
A
B
C
D
E
F
経済状況
震災の影響
年金 ・ 給与 ・ 生保(
福祉事務所・担当CW
家族状況変化 無 ・ 有(
2 近隣・社会との関係
交友関係
悩みを相談できる友人 有 ・ 無
)
) 仕事状況変化 無 ・ 有(
経済的に困っている・いない
) その他(
)
仮設住宅での親しい友人 有 ・ 無
近所づきあい
全くない ・ あいさつする程度 ・ 会話をする程度 ・ 互いの家行き来する ・ 用事をたのむ
来訪者
有 親族 (娘 ・ 息子 ・ 兄弟姉妹 ・ 嫁 ) ・ボランティア ・ ヘルパー ・ その他
・
無
自治会等役割 前住所では役員をしていた ・ 現在はしていないが今後やりたい ・ 何もしていない
活動参加意向 サークルやグループに参加している ・ 今後地域活動やサークルに参加したい ・ 参加意向なし
3 要援護者(上記世帯調査において3歳未満、病弱者、65歳以上、独居者については全て記入)
英
心身状況
受療状況等
社会資源活用状況
字
相談・要望等
総合所見
調査者の判断 A 要対応
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B 対応不要
様式8
記入年月日:
① 仮設住宅地の状況把握
② 現状を評価し、次の活動につなげる
記入者:
仮設住宅地名称:
入居者情報
入居戸数 世帯 人/全戸数 世帯
○単身世帯 ( 世帯) うち高齢者( 世帯)
管理者氏名:
連絡先:
●交流施設 ○高齢者(65歳以上)のみの世帯 なし・あり( ●サロンの開催 なし・あり
(頻度
対象 箇所)
)
●健康相談の開催 なし・あり( )
○障害児・者のいる世帯
( 世帯)
○要介護者のいる世帯
( 世帯)
○妊産婦・乳幼児のいる世帯 ●健康教育の開催 なし・あり( )
●支援 なし・あり( )
●医療提供 なし・あり( )
( 世帯)
主な支援内容
参加状況
関係者・機関との
連絡
次回への引継ぎ
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( 世帯)
第2節
1
健康教育のためのパンフレット
活用時期
被災時には、一般的な健康教育用パンフレットでは内容が不足することが予想される。
ここでは、特に被災直後から避難所生活等で予想される健康課題、予防策等のパンフレットを掲
載した。
一般的な健康教育用パンフレットが使用できるようになるまで、ここに示したパンフレットを参
考にしていただきたい。
また、「避難所保健衛生チェクリストモデルのあらまし」県中北保健福祉事務所作成を掲載し
た。避難所の運営上重要な課題の保健衛生管理の徹底について住民の方々に主体的に取組んでい
ただく上での留意事項である。これらのパンフレットは、平時における防災意識の向上や、円滑
な対応や的確な情報発信の訓練としても活用していただきたい。
2
パンフレットの種類
○避難所保健衛生チェックリストモデルのあらまし
○重要ポイント①
飲料水の確保
○重要ポイント②
トイレの確保と清掃
○重要ポイント③
清潔の保持、生活環境上の配慮
○重要ポイント④
食事、心とからだの健康
○重要ポイント⑤
妊婦、母子保健、高齢者への配慮
○避難所内の掲示①
屋内全面禁煙
○避難所内の掲示②
喫煙所
○避難所内の掲示③
土足禁止
○避難所内の掲示④
水分をこまめにとりましょう!!
○避難所内の掲示⑤
手を洗いましょう!
○避難所内の掲示⑥
咳エチケットを守りましょう!!
○避難所内の掲示⑦
手を清潔に!
○避難所内の掲示⑧
毎日、歯をみがきましょう!
○避難所内の掲示⑨
体を動かしましょう!
○エコノミークラス症候群予防のために
○インフルエンザを予防しよう!
○食中每に注意しましょう
○冬は特に注意!ノロウイルス
○みんなで「生活不活発病」の予防を!
○震災後の心と体の変化について
○被災地における飲酒について
○介護予防にとりくみましょう!
○お口のケアを大切に!
○お口や入れ歯のお手入れ忘れないでね
○水を節約しながら歯みがきをするコツ
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