Comments
Description
Transcript
~ エコロ爺の生活 ~
~ エコロ爺の生活 ~ 企画:エコプロジェクト in 三保 実行委員会 主催:東海大学海洋学部 環境サークル E.C.O. 協力:静岡大学 環境サークル「リアカー」 永久 保存版 もくじ ・・・・・ ・ p.02 p.04 ・ ・ ・ ・ ご挨拶 p.02 関係者・団体を代表して p.03 スタッフ代表として エコプロとは p.04 開催経緯 / 開催概要 p.05 プログラム p.06 各企画のもくじ p.07 企画1 「三保を知ろう」 p.11 企画2 p.15 企画3 「私と環境」 eco PROJECT 「三保半島を歩こう」 ちょっと ひとやすみ コーナー p.18 p.19 p.23 企画4 「三保クリーンアップ大作戦」 漂着物 集計結果 一覧 p.27 企画5 「エコランチョン」 お楽しみ企画 p.30 「ウルトラ 環境 大学生クイズ」 p.31 企画6 「ゴミを分けよう!~エコロ爺さん教室 ~」 p.35 企画7 「えこのり ~三保日記~」 p.39 クロージング 「ふりかえり ~三保での思い出~」 p.43 スタッフ紹介 p.43 参加者所属大学 一覧 p.44 編集後記 -1- ご挨拶 関係者・団体を代表して ・・・ ・ ・ ・ 東海大学海洋学部 環境サークル E.C.O. 顧問 田 中 博 通 [ たなか ひろみち ] ( 東海大学海洋学部 海洋土木工学科 教授 ) 2004 年 1 月 8 日付け「Nature]で Leeds 大学(イギリス)を中心とする国際研究グルー プが、1103 種の陸上動植物を調べた結果、現状のまま化石燃料を消費した場合 2050 年に は大気中の CO2 濃度が 500~550ppm になり、陸上動植物の 15~37%が絶滅する調査結果 を発表した。また、仏の気候科学研究所を中心とする独英米豪瑞日の研究者による 2005 年 9 月 29 日付け「Nature]では、大気中の CO2 濃度が増加して 600ppm になると海水の pH が 0.2~0.3 下がり、その条件の海水において翼足類や珊瑚が溶け出し、高緯度の生態系に 有害な影響を与えることを指摘している。化石燃料大量消費による人為的な温暖化効果ガ ス排出により、地球環境は急激に悪化し、人類生存すら危ぶまれる状況になりつつある。 地震、津波、暴風(台風、ハリケーン等)による防災意識は、災害状況を目の当たりに しているため認識が容易であるが、気候変動は徐々に影響が現れることから現実のことと は思えず、従って共通の認識として温暖化防止対策等の施策を積極的に行うことがない。 気候変動は地球規模のスケールで生じるため、影響が実際に現れてから対処しても手遅れ であり、その際の災害規模は筆舌に尽くしがたい状況となることが予想される。 我が国の地球環境問題への取り組みは、EU などの先進環境国と比べかなり遅れている。 根本的な問題は教育である。我が国は環境教育がシステムとして行われていない。地球環 境問題は、人類生存にかかわる問題であるが故にあらゆる課題に優先して教育すべきであ り、その成果が人々の生活と経済活動を中心とした社会全般のサイクルの中に現れなけれ ば意味はない。即ち、環境問題は個々の認識と行動による所が多く、それを当然として助 長する社会システムの形成が肝要である。残念ながら我が国の環境教育が貧弱であるため、 意識の高い人々によるボランティア活動に期待する所が大きい。 今回、エコプロジェクト in 三保を主催した環境サークル E.C.O.は、環境問題をテーマと して議論・検討を重ねながら活動計画を立案し、行動することによって設立1年半足らず で各種マスコミに取り上げられた。また、地域住民にその存在が認められると供に、行政 の理解と協力を得て活動を行っている。さらに、他大学の学生団体と協力し小さな活動が 今や大きなうねりとなりエコプロジェクト in 三保を開催するに至った。 時代を担う学生が、 環境の意識を持って、机上から社会に出て実践する姿勢は、普遍的(universal)なものを 教え・学ぶ大学人として歓迎すべきことであり、社会の中での大学の存在意義を高めるこ とにもなる。学生団体の益々の発展を願い、更なる活動に期待するとともに、多くの方が エコプロジェクト in 三保など環境イベントに参加してくださることを願う次第である。 -2- ご挨拶 スタッフ代表として ・・・ ・ ・ ・ エコプロジェクト 総合責任者 佐 藤 伸 幸 [ さとう のぶゆき ] (東海大学海洋学部 環境サークル E.C.O. 総合責任者) エコプロジェクト in 三保(以下エコプロ)に御参加・御支援・御協力してくださった皆様、 本当に有難うございました。皆様のおかげで、無事エコプロは終了することができ、この ように報告書を作成できたことに感謝しております。総参加者は164名となりました。 エコプロは海辺を会場とした環境イベントです。しかし、全国の環境イベントに目を向 けると、海より森でのイベントが多く行われています。日本の海が汚れていること、漂着 物がとても多いことは、実はそれほど知られていないのです。また、その問題を解決する には、海辺を管理する複雑な行政区分があることも知られていません。このような、問題 を解決し、現状を知ってもらうには、海辺をテーマにイベントを行うことが重要です。 東海大学海洋学部環境サークル E.C.O.(以下エコサークル)発足わずか1年半で、イベン トを行うことは、普通に考えれば無謀なことかもしれません。しかし、海辺の環境は日々 変化しています。私たちの生活も日々変化しています。大学生活4年と言う限られた時間 の中で、何をするのか?その1つとして、エコサークルを初めとする大学生が、環境活動 を選ぶことは、時代の流れになるかもしれません。褒められるから行うのではありません、 私たちは環境活動を楽しみながら行います。将来の自分のために、未来の地球のために・・・ エコプロ開催に向け、繰り返し強く言って来たことがあります。 「ネットワークの重要性」 です。何を行うにしても1人ではできませんが、イベントを行うにはスタッフが何人いて も意味がありません。参加者が必要です。支援してくれる人が必要です・・・。エコプロ 成功の鍵は、まさにネットワークでした。誰が作ったわけでもありません。「環境活動」こ の活動を行う人は全国に何万人といます。重要なことは“アンテナ”を張ることであり、 エコサークルは情報の発信と受信に力を入れました。結果、わずか1年半で多くの方と知 り合うことができました。エコプロは日々の活動の上に成り立っています。 エコプロの目的に{自ら行動するキッカケ作りをし・・・}とあります。環境問題解決 には、大きい小さいに関わらず1人1人が自分の行えることを行う必要があります。この キッカケを作ることがエコプロ最大の目標であり、ネットワークはその上に成り立ちます。 今回、子供から社会人・一般の方から行政の方までと、164名が各々の幅広いネットワ ークを持つことができました、エコプロに残念ながら参加できなかった方も、参加した人 と知り会うことで、ネットワークが広がります。 少なからず未来に貢献できたことをうれしく思い、今後も皆様と供に努力していく次第 です。エコプロに力をお貸しいただき本当に有難うございました。 -3- エコプロとは ( 開催経緯 / 開催概要 ) ・・・ ・ ・ ・ ・ 開催経緯 主催者である、東海大学海洋学部環境サークル E.C.O.は発足して 1 年半ですが、多くの環境活動 を行って来ました。活動のメインは毎月の海岸清 掃であり、当初から海辺の現状を地元住民や行政 ~三保クリーンアップ大作戦 ~ 機関に投げかけて来ましが、多くの方々を清掃に 漂着物実態一斉大調査!! ~十数種類の徹底分別により分析~ 清掃活動とは違い、集めたゴミ(漂着物)を細かく分別・分析し、 どのようなゴミが、どのくらい漂着しているかを知り、 またその発生源を考えます。 参加させることは難しく、行き詰っていました。 に は‘ ~来場者 静岡大学環境サークル「リアカー」は歴史も長く、 タネ 愛の ント ♪ ’プレゼ ~ 知識もネットワークも多く持ち活動していました。 イベント会場: 三保真崎海水浴場~三保飛行場裏まで しかし、地元での学生イベントは行っておらず、 時間: 8:30に 真崎海水浴場堤防上 に集合 9:00~11:00 (分別・分析等) 地元の海辺が汚れていることもあまり知りません ※7:30の時点で雨天または台風注意報時、中止 (>_<) 最寄りバス停「三保ランド」から会場「三保研修館」まで徒歩約5分 持ち物: 軍手をご持参ください。 でした。 エコプロジェクト in 三保はそんな両団体の活 主催 : 東海大学海洋学部環境サークル E.C.O. 連絡先 : 090-4407-9901(サークル専用携帯) e-mail : [email protected]. HP:http://www.geocities.jp/eco_puro/ 詳しくはホームページをご覧ください。 協 力 : 静岡大学環境サークル“リアカー” 三保・折戸・駒越地区各連合自治会 東海大学社会教育センター Marine House meer / フジ日本製糖株式会社 後 援 : 東海大学海洋学部 / 静岡大学 国土交通省静岡河川事務所 / 静岡県 静岡市 / 石川印刷株式会社 動を生かし、「静岡5月ギャザリング(5G)」で {エコプロ 広報ポスター} 誕生した企画です。5G は全国青年環境連盟(エコ・リーグ)主催の環境合宿であり、 ここで得た学生ネットワークを中心に、団体・個人を問わず幅広い人たちを集め、供に 活動・交流・勉強会を行い、知識を上げるイベントです。今回は三保海岸の漂着物の現 状を中心に幅広く、海辺の環境を考えることになりました。 開催概要 正式名称: 「夏だ!海だ!環境だ!エコプロジェクト in 三保 ~エコロ爺の生活~ 」 (以下エコプロ) 開催目的: 「三保海岸清掃を通して、自ら行動する“キッカケ”作りをし、 今一度身近な環境問題に対して考えてもらう」 会 場:東海大学社会教育センター 三保研修館(宿泊・勉強会 etc…) 静岡清水海岸 真崎海水浴場周辺(漂着物調査 etc…) 開催日程:2005 年 9 月 17 日(土) ・18 日(日) ・19 日(月){祝日} 主 催:東海大学海洋学部 環境サークル E.C.O.(以下エコサークル) 全面協力:静岡大学環境サークル「リアカー」 協 力:東海大学社会教育センター、フジ日本精糖株式会社、Marine House meer 静岡市清水区 三保・折戸・駒越地区 各連合自治会 後 援:東海大学海洋学部、静岡大学、静岡県、静岡市、国土交通省静岡河川事務所 参 加 費:全日参加者 10,000 円(部分参加者は参加企画分) 18 日の漂着物調査は無料 -4- 1日目 プログラム ・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ 12:00 ~ 13:00 18:00 ~ 19:00 受 付 13:00 ~ 16:00 夕食(スタッフが用意) 企画 1 「三保を知ろう」 19:00 ~ 20:00 16:00 ~ 16:15 フリータイム・入浴 20:00 ~ 22:00 各自準備・研修館入口へ移動 16:15 ~ 17:30 企画3 「私と環境」 22:00 ~ 22:10 企画2 「三保半島を歩こう」 17:30 ~ 17:50 事務連絡 22:10 ~ 25:00 フリータイム 17:50 ~ 18:00 フリータイム 2日目 25:00 ~ 夕食へ移動 消 灯. . ~ 6:30 起 床 6:30 ~ 7:00 16:30 ~ 17:50 朝の運動・朝食へ移動 フリータイム・入浴 7:00 ~ 8:00 17:50 ~ 18:00 朝食(施設側が用意) 夕食へ移動 8:00 ~ 8:30 18:00 ~ 18:50 夕食 (施設側が用意) 各自準備・海へ移動 8:30 ~ 12:00 18:50 ~ 19:00 企画4 「三保クリーンアップ大作戦」 12:00 ~ 14:00 研修館大ホールへ移動 19:00 ~ 23:00 企画5 「エコランチョン」 企画7 「えこのり」 14:00 ~ 15:00 23:00 ~ 23:10 フリータイム・自主企画 事務連絡 12:30 ~ 16:30 23:10 ~ 担当者 企画6 「ゴミを分けよう!」 フリータイム・各自就寝 15:00 ~ 16:30 3日目 参加者 企画6へ合流・参加 8:00 ~ 9:00 . ~ 6:50 起 床 フリータイム・帰宅準備 6:50 ~ 7:00 9:00 ~ 11:00 朝食へ移動 クロージング「ふりかえり」 7:00 ~ 8:00 11:00 ~ 朝食 (施設側が用意) 別れを惜しみながら解散 -5- 各企画のもくじ ・・・・・ ・ 企画1 「三保を知ろう」・・・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ p.07 エコサークルからの報告と専門家の講演を踏まえ、開催地にどのような環境問題がある のか知ってもらう。また、それぞれの活動を紹介し意見交換を行う。 企画2 「三保半島を歩こう」・・・・・ ・ ・ ・ ・ p.11 参加者を2グループに分け散策をし、三保海岸の現状を知ってもらう。また、参加者同 士の交流を深めるため、途中アイスブレイキングを行う。 企画3 「私と環境」・・・・・・・・・ ・ ・ ・ ・ p.15 参加者にワークシートを記入してもらい、そこから導き出された自分の環境に対するビ ジョンなどをグループ内全員で話し合ってもらう。 企画4 「三保クリーンアップ大作戦」・・・・・ ・ ・ ・ p.19 参加者を4班・6つのグループに分け、各グループに分かれて、指定の清掃区域の清掃 を行う。その後、世界基準のチェック表に基づきゴミの分類・カウントを行う。 企画5 「エコランチョン」・・・・・・・ ・ ・ ・ ・ p.27 参加学生の昼食として、可食部をすべて使うことにより、生ゴミを出さない食事作りを し、同時に燃料として流木を使用することで、カーボンニュートラルを学んでもらう。 企画6 「ゴミを分けよう!~エコロ爺さん教室~」・・・ ・ ・ p.31 子供たちに対して、エコロ爺村と静岡市のゴミ処理・分別方法についてレクチャーし、 その問題点などについて話し合ったのち、海岸清掃を行う体験型環境教育。 企画7 「えこのり ~三保日記~」・・・・・ ・ ・ ・ p.35 参加者・スタッフ混合でグループ分けを行い、グループトーク・夜の三保海岸の散歩な どを通し交流・思い出作りを行い、新たな企画・方向性を模索してもらう。 クロージング 「ふりかえり~三保での思い出~」・・・・・・ ・ p.39 スタッフと参加者が自由に交流できる場として、これまでの写真をスライドで流し、 3日間を振り返ってもらう。また、ネットワークを作れるよう、情報交換を行う。 -6- 企画1「三保を知ろう」 ・・・・・ ・ ・ ・ ・ 1-1 企画名 「三保を知ろう」 1-2 目 的 初めて三保半島に来てもらった学生に 学術的に三保について学習してもらう。 1-3 テーマ 三保海岸の現状を考える 1-4 対象者 エコプロ参加者 1-5 日 時 2005 年 9 月 17 日(土) エコプロジェクト in 三保 会 場 13:00 ~ 16:00 1-6 場 東海大学三保研修館 所 三保研修館(大ホール) 1-7 タイムテーブル 13:00 ~ 13:15 開会式 13:15 ~ 13:50 団体紹介 14:00 ~ 「三保半島を知ろう」 14:00 ~ 14:15 エコサークル プレゼン 14:20 ~ 15:00 田中 博通 教授 講演 15:05 ~ 15:40 菊池 健史 さん 講演 15:40 ~ 16:00 閉会式 -7- 1-8 実施内容 ① 着目ポイント! 活動報告・講演・意見交換・交流 ② 概 要 三保海岸を中心に活動するエコサークルから現状報告 を行うと同時に、専門家などの講演を踏まえ、エコプロ を開催する場所がどのような所で、どのような環境問題があるのか知ってもらう。ま た、それぞれの普段の活動を紹介することにより、専門家のアドバイスを聞き意見交 換を行う。そして、参加者同士が理解を深め、今後の企画への士気を挙げる。 ③ 詳 細 Ⅰ.開会式 開会式は実行委員長の挨拶(東海大・佐藤)と、自治会長の挨拶(三保・内藤様)。 研修館からの諸注意などを、参加者に連絡した。 Ⅱ.活動 PR 参加学生団体・個人が行う、普段の活動紹介を行い各団体の活動 PR を行う。 Ⅲ.三保半島を知ろう エコサークルの活動内容を発表 開催地である三保半島周辺を活動の場とするエコ サークル、活動の中心である海岸清掃活動を報告。 台風前後の海岸の漂着物の様子や漂着ゴミなどの スライドショーを放映し、参加学生に対して三保海 岸の現状を理解して頂いた。また、回収したゴミの 処理問題から静岡市のゴミ処理のシステムについて解説し、問題提起を行った。さ らに、地元 3 自治会(三保・折戸・駒越)と市民団体(NPO を含む) 、及び、行政機 関(国・県・市)との連携により、海岸清掃がスムーズに行える点や、環境問題解 決へのネットワークの重要性を訴えた。 講演① 田中 博通 教授 三保半島の上空写真を使い、海岸侵食問題の現 状報告を行い、その対策・解決策と今後の問題点 について解説した。また、ゴミと供に漂着する流 木の処理問題についての現状と今後の方向性に ついて、流木の有効利用法である木質バイオマス 発電の調査・研究紹介として欧州と世界のエネルギー問題・地球温暖化現象に触れ、 他大学の学生に対して、普段聞くことのできない話を多く取り上げた。 田中 博通 ・・・東海大学教授、海洋土木工学科主任、環境サークル E.C.O.顧問 非営利活動法人 海辺を考える しおさい 21 理事長 -8- 講演② 菊池 健史 さん NPO しおさい 21 の活動紹介を行い、海辺環境 を考えるために、各省庁・地方公共団体・関係企 業・団体などから実験を引き受け、中立な立場に なって情報交換することが、NPO として必要に なると解説した。また、環境活動を行う学生に対 して協力・支援し、供に活動することが重要との 視点から「協働」の大切を取り上げた。 菊池 健史 ・・・株式会社 ヒテラ技研 非営利活動法人 海辺を考える しおさい 21 理事・事務局長 1-9 結 果 ① 参加人数 エコプロ参加学生 22 人 / スタッフ 25 人 計 47 人 ② 講演後のアンケート結果 ・田中教授の講演に対する学生の意見(一部) 「化石燃料に依存するエネルギー社会から EU の新エネルギーの導入を日本も急ぐべきだ」 「EUの環境に対する哲学を見習いたい」 「三保の侵食のメカニズムに驚いた」 「メディアが環境問題の報道をもっとすべきだ」 「偏りのある講演だった」 「現実的に日本にバイオマスは本当に出来るのか?」 ・・・・・ etc. ・菊池さんの講演に対する学生の意見(一部) 「公共団体と住民をつなぐ第三の機関としてしおさい 21 のような NPO がもっと必要」 「NPO の活動する範囲が広いことを知った」 「住民の方々との協働は海岸環境の改善に必要不可欠だと感じた」 ・・・・・ etc. 1-10 担当者の思考 ~ 三保を知ろう を終えて ~ 今回の講演は三保の海辺環境だけに留まらず、「地球環境問題」と言う大きなキーワ ードに結びつけ、他地域で環境活動を行う学生にとっても、知識向上に繋がる部分が 多くあったと思われる。中でも三保半島の流木を利用した「木質バイオマス発電」の 研究は新エネルギーとして近年注目されていることから、学生の関心を集めた。また、 講演者は、東海大学関係者であったが、スタッフである東海大学生も講演として、聞 く機会が少ないため今回の内容は、参加学生だけでなくスタッフの知識向上にも繋が り、今後の三保海岸を中心とした活動に活かす部分が多くあった。 -9- しかしながら、各講演後に質疑応答の時間を設けたにも関わらず、意見が出ないとい う問題が生じた。アンケート結果からは、「講演の内容が高度なため理解に苦しむ」と 言う意見もあり、{意見交換}という漠然としたテーマに対して、スタッフの工夫がた りなかったと言える。今後、このような講演を行うときは、話の区切りごとに質疑応 答を行い、疑問点はその都度出し合うなどが大切である。講演者との意見交換を活発 にするためのグループディスカッションなども考えられ、次回開催次には単に学生が 講演を受けるのだけではなく、積極的に意見交換を行う場にしたい。 エコプロジェクトは世代を超えた交流であり、この講演で学生・スタッフ一人一人が もう一度身近な環境問題を改めて考えるキッカケにして欲しい。 1-11 使用物品 ① 借用品 プロジェクター・パソコン ② 他企画 併用購入品 なし ③ 有効活用品 古紙 ④ 企画専用 購入品 なし 1-12 企画評価 企 画 評 価 について・・・・ 今回の報告書には、各企画の最後に企 画評価と言うものがあります。これは、 報告書作成にあたり、準備段階からエ コプロ終了までを総合的に評価したも のであり、スタッフ自らが全体を見つ め直し、今後の活動に繋げることを目 的にしています。 目的達成度 6 評価は、アンケート方式で自分の担当 企画以外を評価しています。 「目的は達 4 交流度合 企画性 成されたのか」 「企画性はあったか」 「ス 2 タッフは動いていたか」 「学習できる内 0 容だったか」「娯楽性はあったか」「交 娯楽性 スタッフ行動力 流できたのか」の6つに5段階で評価 しており、その結果を受け、最後に総 合評価をしています。 学習度 - 10 - 企画2「三保半島を歩こう」・・・ ・ ・ ・ ・ 2-1 企画名 「三保半島を歩こう」 2-2 目 的 企画1で学んだ知識を活かし、実際に三保半島を歩くことにより理解を深める。 また、学生同士の交流を促進する。 2-3 テーマ 三保海岸の現状を理解してもらう 2-4 対象者 エコプロ参加者 2-5 日 時 2005 年 9 月 17 日(土)16:15 ~ 17:30 2-6 場 所 ・東海大学社会教育センター(三保ランド) ・三保海岸(三保海水浴場~真崎海水浴場) 企画4~6 散歩コース 真崎灯台先端 アイスブレーキング B! 三保ランド駐車場 アイスブレーキング A! 2-7 タイムテーブル 16:00 ~ 16:15 三保研修館前集合 16:15 ~ 16:25 アイスブレイキング A 16:25 ~ 16:45 A,B に分かれ、 研修館~真崎灯台まで散策 16:45 ~ 17:10 アイスブレイキング B 17:10 ~ 17:30 A , B に分かれ、真崎灯台~研修館まで散策 17:30 三保研修館にて解散 - 11 - 使用場所 2-8 実施内容 ① 着目ポイント! 現状把握・知識向上・交流 ② 概 要 参加者を2グループに分け、 三保海岸散歩を行い、担当者が三保半島の説明により、 参加者の目で現状を理解してもらう。また、参加者同士の交流を深めるため、途中 でアイスブレイキングを行う。 ③ 詳 細 Ⅰ.出発式 研修館前に参加者全員を集合させ、企画説明と ルート確認をした後、グループ・アイスブレイ キングのチーム分けを行うため、トランプを配 布する。 Ⅱ.アイスブレイキング A・B A 三保ランド駐車場にて、参加者を2チームに分け山手線ゲームを利用したアイス ブレイキングを行い、各チーム内で自己紹介などを行う。 B 真崎灯台にて、2チーム(散歩グループ)対 抗形式で、海辺にある漂着物を使用した「し りとり」を行う。今回は、漂着物に書かれて いる文字も使用可能とし、スタッフが出した 最初のキーワードから5つの漂着物しりとり を、先に完成させたチームの勝ちとした。 (例)真崎灯台(キーワード)→いいちこ(ゴミの文字)→コルク→ 胡桃→ミートパイ(ゴミの文字)→いちごミルク(ゴミの文字)→靴 Ⅲ.三保半島散歩 アイスブレイキング A の2チームをそれぞれ 半分にし、別の2グループを作り、三保海岸を フィールドワークしながら散策し参加者同士 の交流を図る。このとき、企画1で得た知識を 実際に自分の目で確認してもらうのと同時に、 企画4の会場や三保海岸の重要ポイントで補 足説明することにより理解を深める。 2チームは、同一コースであるが逆周りにす ることにより、全員に話が伝わるようにする。 - 12 - 2-9 結 果 ① 参加人数 エコプロ参加学生 18 人 / スタッフ 7 人 計 25 人 ② 参加者の意見 「アイスブレイキング A を行った場所は陽 が当たって暑かった為、もう少し場所を 考えてほしかった」 「A コースでは、とても丁寧に説明してく れたので面白かった」 「企画1でも見たが、海岸のゴミが多いの には驚かされた」 「三保海岸や清水のことを知ることができた」 「珍しいマリンスポーツ(カイトサーフィン)を見ることができた」 2-10 担当者の思考 ~ 三保半島を歩こう を終えて ~ 今回は、参加学生の交流を円滑にす ることに重点を置いて企画立てを行 った。 この企画の中では、企画1で講義し た場所を、参加者自らが確認し比較す ること。企画4の会場を実際に見学し てもらい、企画後にどの程度きれいに なったかを確認してもらうことが必 要となった。そのために限られた時間 内に回る経路が問題となった。 実際には企画は順調に進めることができたが、案内や説明のときに声が小さく全員に 伝わらなかったことや、サブリーダーとの意思の疎通不足が若干感じられた。 また、参加者同士の交流という形で、自由な会 話形式をとり、単独になりがちな学生に対しては スタッフが対応するなど、各所に気遣いが必要と なった。 アイスブレイキングとして行った、漂着物しり とりは、エコプロの趣旨に沿ったものであり、参 加学生が三保海岸の現状を、ゲームを通して理解 できるという形でかなり効果があった。 - 13 - 2-11 使用物品 ① 借用品 トランシーバー・メガホン・ ストップウォッチ・トランプ ② 他企画 併用購入品 なし ③ 有効活用品 漂着物 ④ 企画専用 購入品 なし 目的達成度 6 2-12 企画評価 4 交流度合 企画性 2 0 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 - 14 - 企画3 「私と環境」 ・・・・ ・ ・ 3-1 企画名 「私と環境」 3-2 目 的 青年が環境活動するにあたって、自分なりの環 境に対する明確なビジョンを持つ必要がある。 ビジョンを持つことで、 「自分がどのようなこと を行えば良いか」という課題が見えてくる。本 企画では他者とのディスカッションを通して、自 分のビジョンを再認識すること や、新たに構築することを目指す。 3-3 テーマ 今後の環境活動における、自分 なりの目標を持ってもらう。 3-4 対象者 エコプロ参加者 3-5 日 時 2005 年 9 月 17 日(土) 20:00 ~ 22:00 3-6 場 所 三保研修館(大ホール) 3-7 タイムテーブル 20:00 ~ 20:10 企画説明開始 20:10 ~ 20:15 ワークシート記入 20:15 ~ 20:20 グループ移動開始 20:20 ~ 21:05 グループトーク開始 21:10 ~ 21:25 まとめシート記入 21:25 ~ 21:35 グループ内発表 21:40 ~ 22:00 企画のまとめ - 15 - ・ ・ 3-8 実施内容 ① 着目ポイント! 自己啓発・意見交換・交流 ■ これまで行ってきた環境活動 ② 概 要 →どのような思いで取り組んできたか? 参加者には、予めこちらで用意しておいたワ ークシートに記入してもらい、それをテーマ に話し合ってもらう。話し合いの後、そこか ら導き出された自分の環境に対するビジョン やこれから行いたいことをワークシートに記 □ 入し、グループ内で全員に発表してもらう。 これからやりたい環境活動 →どのような思いで取り組みたいか? ③ 詳 細 Ⅰ.企画説明 参加者を班毎に整列させ、企画説明を行う Ⅱ.ワークシート記入 ワークシートの「自分にとっての環境とは」 ・ 「これまで行ってきた環境活動とその 意味」の欄に記入する。 Ⅲ.トーク開始 4グループに分かれてトーク開始。各グループには ファシリテーターが一人ずつ付き、話し合いが円滑 に進むようにする。 Ⅳ.まとめ トーク終了後、ワークシートの「自分の環境ビジ ョン」 ・ 「これからやりたいこと」について記入し てもらう。グループ全員が書き次第発表していっ てもらう。最後に各グループから一人選出し全員 の前で発表してもらう。 Ⅴ.補足 A. 今回なぜワークシートを回収しなかったのか ワークシートを回収することも考えていたが、ワークシートの内 容はこれからの各人のことについてなので、企画側で回収するよ りも、今後の指針として、また本企画を忘れないように各人に持ち帰ってもらった。 B. なぜみんなの前で発表させたのか 今後の自分の活動の誓いを立てさせ、約束の意味合いを強めるために行った。また、 環境活動を主体的に行えるよう、 人の前でスピーチする経験を積んでもらおうという 狙いもあった。 - 16 - 3-10 担当者の思考 ~ 私と環境 を終えて~ 本企画では企画自体がシンプルであるため、物品 等の細かい事前準備は必要なかった。しかしなが ら、企画の時間が2時間であったため充実した内 容を行うには、綿密な打ち合わせが必要であった。 また、初対面同士でのグループトークは深い内容 まで入り込むことが難しいため、各グループ1人 のファシリテーターを置くことが必須であった。 ファシリテーターはある程度の経験を必要とするので、ファシリテーターの教育が必要 となった。 当日はスタッフの事前ミートがほとんどできないことが予想されており、若干不安な部 分はあったが、事前に予測しリハーサルを繰り返し行ったため、実際にはスタッフ一同 しっかり自分の仕事を真っ当することができた。 ワークシートは、当初の予定よりシンプルなものに作り変え、5分という記入時間を設 定したことにより、予測よりも濃い内容となった。また、時間配分も余裕を持って計画 したので予定よりも15分遅く始まったにも関わらず、定刻通り終わることができた。 3-11 使用物品 ① 借用品 なし ② 他企画 併用購入品 なし ③ 有効活用品 古紙 ④ 企画専用 購入品 なし 3-12 企画評価 目的達成度 6 4 交流度合 企画性 2 0 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 - 17 - ちょっと ひとやすみ コーナー ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「三 保」 とは!? 三保半島は、静岡県静岡市清水区 の南東部から駿河湾中へ突出した、 日本有数の砂嘴であり、遠く安倍 川と久能山より運ばれた土砂によ り形成されている。 現在は、埋立造成のためわかりに くいが、半島の出っ張りが3つあ り、穂のように見えることから「三 保」と呼ばれるようになった。 今回、エコプロに協力して頂いた各連合自治会は、 半島写真手前から「駒越地区」「折戸地区」「三保地 区」となっている。 富士山を望む景勝の地としても有名であり、 「羽衣 の松」で知られる羽衣伝説の地である。 「羽衣の松」って聞いたことあるー! {「羽衣の松」まえの海岸 } 三保の松原は、平安の昔から景勝の地として有名。 この松原には、天女が舞い降り羽衣を掛けたという伝 説を生んだ樹齢 650 年の「羽衣の松」がある。 三保半 島の大平洋側(写真右)に約4km、幅 1km にわたり、 長く老松群が続いている。 { 羽衣の松 } エコプロの「ロゴマーク」 今回のエコプロジェクト in 三保 のロゴマークとして、スタッフ T シャツ・しおりなどに登場したマ ークで、「eco」を表しています。 マスコットの「エコロ爺さん」について は p.38 をご覧下さい。 eco PROJECT - 18 - 企画4 「三保クリーンアップ大作戦」 ・・・・ ・ ・ ・ 4-1 企画名 「三保クリーンアップ大作戦」 4-2 目 的 普段の清掃活動とは違い、集めたゴミを世界基準で 細かく分別し、どのようなゴミがどのくらい漂着し ているか知ってもらい、その発生源も考える。 4-3 テーマ 漂着ゴミの実態を知ってもらう。 4-4 対象者 ・エコプロ参加者 ・一般参加者(地域住民など) ・行政関係者 4-5 日 時 2005 年 9 月 18 日(土) 8:30 ~ 12:00 4-6 場 所 調査実施範囲 三保海岸 (真崎海水浴場周辺 駐車場 及び堤防上) 受付 4-7 タイムテーブル 8:00 ~ 8:25 受付の設営、準備 8:30 ~ 受付開始(随時受付) 9:00 ~ 9:20 開会式、移動 9:20 ~ 10:00 清掃活動 10:20 ~ 11:00 分類作業 11:00 ~ 11:30 まとめ、アンケート 記入、移動 11:30 ~ 12:00 結果報告会・解散 - 19 - 4-8 実施内容 ① 着目ポイント! 海岸清掃・漂着物調査・現状把握 ② 概 要 参加者を4つの班に分け、さらに各班を6つのグループ に分け、各グループに分かれて、指定の清掃区域の清掃を行う。その後、世界基準の チェック表に基づきゴミの分類・カウントを行う。 ③ 詳 細 Ⅰ.受付 来場者の人数把握を兼ね、簡単な署名を行ってもらう。 その後、ゴミ袋と花の種(ナデシコ科アグロステンマ)を配 り、担当班と軍手の所持確認を行う。 班分けは、ゴミ袋に記載してある1-①、2-①、3-①、4-①、1-②・・・ の順番となり、袋を配布することにより、参加者の班分けを行った。 Ⅱ.開会式 受付後、参加者は班毎に並んでもらい、開会式を行う。 司会挨拶⇒エコプロ責任者挨拶⇒静岡県静岡土木事務所 西谷様挨拶の順に行い、その後、班毎に各清掃場所へ移動 し、担当者が説明をし、清掃活動を行う。 Ⅲ.清掃活動 清掃場所は、清掃区域の中央にグループナンバーを示す旗・カゴを設置し、その周 りに袋を配置することで分け、参加者は清掃区 域内のゴミを拾い、各袋にゴミを分別して入れ る。その際の分別内容は、A ペットボトル・B ビン・C 缶・D ガス缶・E 発泡スチロール・G ビニール類・F プラスチック破片・H I その他 の可燃・K 不燃の9項目である。 大きなものは旗の近くに集め、ボール・電 池・電球類・バッテリーなどはカゴ内に入れた。 また、発生源が特定できるゴミは、班長が随時 チェックしていった。 終了後、ゴミを一ヵ所へ集め、休憩とした。 この際、拾いきれなかったゴミが多数あったた め、参加学生を中心とする有志により、分類作 業の時間まで、大型ゴミを中心に清掃活動を行 った。 - 20 - Ⅳ.分類作業 清掃で分別回収したゴミを、チェック表を元 にさらに細かく分別・集計を行う。今回はク リーンアップ全国事務局(JEAN)の作成し た項目を元に、参加者が分別しやすいように、 エコプロ独自のチェック表を製作した。 分類はゴミ袋を A~D・E・G・F H I・K・ その他の6つに分け、各グループに分かれチ ェック表に基づき、ゴミの分類・集計作業を行 った。作業が終わったゴミは、チェック表に 指定されているゴミ袋に入れていった。 Ⅴ.まとめ 各班、分類作業が終わり次第、まとめ として、集計結果の今後の流れの解説 を行い、企画に関するアンケート調査 を行った。その後、ゴミを各収集場所 へ運び、本部にて結果報告会を行った。 Ⅵ.結果報告会 結果報告会では、今回の調査結果のワース ト5、発生源が特定できるゴミの発表などを 行い、担当者が今後の清掃活動についてなど を述べた後、順次解散とした。 Ⅶ.安全対策 今回、エコプロ参加者・スタッフなどは万が一に 備え、全員保険に加入した。しかしながら、晴天 になることは、当初から予想されていたため、休 憩所兼救護所を設け、そこに大学の保険管理室の 職員の方々が常に待機して頂いた。また、各班長 にはスポーツドリンクを常備させ、参加者に提供 した。受付でも自由に給水できるようにした。 その他、各班にスタッフを2名設け、参加者の体調を常にチェックし、見回りのフ リーのスタッフを1名配置した。さらに、活動時間を短めに取り、休憩を多くした。 - 21 - Ⅶ.補足 A. 分類した意味 何がいくつあるか、どんな材質のものか、それがどこから 来たのかなどをつき止め、川や海のゴミが、地球環境にどの ような影響をおよぼしているのか、調査を行って実態を知り、 結果を広く伝え、根本的なところからゴミを出さないための対策を考えてゆくため。 B. 重さ(重量)ではなく、数(数量)を計った理由 漂流物とは海上を漂い流れて岸についたもの である。発砲スチロールの破片1つも、もとは 大きな箱であり、海岸へ漂着するまでに破片へ となっていったと考えられる。原型のままで漂 着するか破片の状態で漂着するかは可能性の 問題であり、大きな海の中では重量がどれだけ であろうが、ペットボトル1本でも、テレビ1 台でも、何かの破片1つでも、漂着物としては「1つ」は「1つ」なのである。 データとして考察する際、重量が仮に減っていったとしても、数量が増えていれば、 ゴミを捨てている根源は減っているとは言えない。しかし、重量が増えていっても、 数量が減っていけば、根源は減っていっていると言える。今回の調査は海洋汚染防 止や海洋保護の基礎データとしての物なので、数量での計測が重点に置かれている。 だからこそ、 「質量」ではなく、「数」のデータが必要なのである。 C. 集計結果のその後 ここで得られたデータは NPO 法人 Be-club から、クリーンアップ全国事務局を通 じて、アメリカのオーシャン・コンサーバンシーへ送られ、全体集計の後、海洋汚 染防止や、海洋保護の基礎データとして役立てられる。また、年度区切りには、全 世界のデータとして、日本のそれぞれの団体の元へ戻って来る。 D. 回収物の行方 海岸に落ちているペットボトル・ビ ン・缶をはじめ、海岸の漂流物は汚れが 落ちず、洗浄にもコストがかかるため、 リサイクルにはまわさず、ペットボトル は可燃ごみとして処分され、ビン・缶類 は埋め立て処理されている。 また、海岸の流木は現在、市民の税金 により回収され、市の焼却施設で、焼却 処分をしているが、企画1で田中教授が紹介したように、これらの流木を資源とし て有効利用する方法が考案され、木質バイオマス発電の実施計画が進んでいる。 - 22 - 4-9 結 果 ① 参加人数 ・一般(地域住民など)58 人 / 大学関係者 5 人 / 訪問者 3 人 ・エコプロ参加学生 33 人 / スタッフ 16 人 計 115 人 ② 発生源 回収したゴミの中で、発生源が確認できた所は、清水、沼津、焼津、山梨県(市川大 門)。その他、中国産のキャンディーのパッケージ、ハングル文字の書かれたペットボ トル、韓国産インスタントラーメンのパッケージ、英語表記の医薬品などであった。 ③ 参加者アンケート結果(一部) 「ゴミの種類・量が多い。(特にペットボトル、キャップ、ビニールゴミ、流木が多かった)」 「流木にまぎれた細かいゴミが多くて、拾いにくかった」 「分別が難しい。分類が細かすぎるのでは?」 「流れる前に対策をしてほしい」 「知識がふえた」 「ごみの由来を調べるのはよい活動だと思った」 「もう少し清掃時間を長く、しっかりとやりたい」 「一般の方の参加が多くてよかった」 「意識が低い誰かがゴミを捨てているから、 こんなにも流れ着くんだと思った」 「このような試みがあればゴミ問題について考えることが多くなり、いいことだと思う」 「学生や地元の人たち以外にも、もっと多くの人が参加してくれるようにしたい」 ④ 回収物 項目別ワースト10 ペットボトルラベル 3% 食品トレイ破片 3% その他 15% 硬質プラスチック 破片 27% ビン 3% ビンのキャップ 4% 食品・その他の パッケージ 6% 飲料用 ペットボトル 7% シートや袋の 破片 13% ペットボトルキャップ 9% - 23 - 発泡 スチロール大 10% ⑤ 全集計結果 袋群 A B C D E F ー ビ ニ ル G そ の 他 項 目 個数 ・飲料用ペットボトル 836 ・キャップ 851 ・ラベル 293 ・びん 332 ・フタ、キャップ 411 ・缶 74 ・プルタブ 13 ・ガス缶・スプレー缶 57 2 ・発泡スチロール破片:小(1cm 未満) 287 2 ・発泡スチロール破片:大(1cm 以上) 1163 ・発泡スチロール箱 3 ・食品トレイ 403 ・梱包資材 71 ・その他 0 ・硬質プラスチック破片 3148 ・シートや袋の破片 1150 ・シート類(1m2以上) 5 ・農薬・肥料袋 36 ・釣りエサ袋 51 ・スーパー・コンビニの袋 129 ・その他 22 ・電池(バッテリー含む) 2 ・電球・蛍光灯(家庭用も含む) 3 ・家電製品 1 ・家具、じゅうたん類 3 ・自転車、バイク 0 ・タイヤ 3 ・自転車部品(タイヤ・バッテリー以外) 0 ・潤滑油缶 1 ・ドラム缶 0 ・カゴ類 2 ・食品搬送用プラスチックケース 0 ・発泡スチロール製フロート 0 ・魚箱(木箱) 0 ・その他 19 - 24 - 袋群 家 庭 ご み H 食 品 系 不 燃 K 項 目 個数 ・紙片 6 ・タバコの吸殻・フィルター 6 ・タバコのパッケージ・包装 55 ・葉巻などの吸い口 16 ・荷造り用ストラップバンド 51 ・苗木ポッド 39 ・漂白剤・洗剤類ボトル 56 ・その他のボトル類 17 ・生活雑貨 48 ・おもちゃ、ぬいぐるみ 6 ・ボール 34 ・風船 1 ・花火、花火包装類 2 ・衣服類 21 ・靴・サンダル 169 ・注射器 0 ・注射器以外の医療ゴミ 4 ・コンドーム 1 ・釣り糸 2 ・ロープ、ひも 34 ・魚網 0 ・浮き、ブイ 7 0 ・ルアー・蛍光棒(ケミホタル ・その他 65 ・紙パック 22 ・6パックホルダー 0 ・食器(割り箸含む) 4 ・ストロー・マドラー 40 ・トレイ、カップラーメン、弁当容器 44 ・食品・その他のパッケージ 661 ・その他食品の容器 119 ・使い捨てライター 83 ・釘、針金 0 ・建築資材(釘、針金以外) 1 ・薬きょう(猟銃の弾丸のから 0 ・ガラスや陶器の破片 0 ・金属破片、金属くず 4 ・その他 19 総合計 11006 4-10 関係団体 ① NPO 法人 Be-club・・・・http://homepage3.nifty.com/be-club/・・・・・・・・ 清水港、静岡市を中心に、市民に対してイベントを通じ、街の活性化、人づくり、街 づくり、スポーツの普及、伝統文化の継承、環境の保全、青少年の健全育成に寄与する ことを目的に活動している。後世に美しい海を残そう。子供たちに海の尊さを伝えよう。 また、21 世紀の海の創造と地球環境の大切さを伝えることを目的とし、世代を超えたネ ットワーク作りを目指している。 ② クリーンアップ・キャンペーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「オーシャン・コンサーバンシー」の呼びかけに応えて、ひとつにつながっている海の ゴミ問題解決のための国際環境保護活動としてスタート。 これまでに世界中で 118 の国と地域が参加、日本も 1990 年からの連続参加で、今年で 16 回目となります。ゴミを数えながら拾って、散乱しているゴミのデータを集め、もう 一歩進んで、ゴミの種類ごとに数を数えてゴミの正体を知り、そして蓄積したデータを ゴミ問題啓発のために情報公開している。 ③ クリーンアップ全国事務局(JEAN) ・・・・http://www.jean.jp/・・・・・・・・・ JEAN(Japan Environmental Action Network)は、散乱ゴミの調査やクリーンアッ プを通じて、海や川の環境保全を行っている非営利の環境 NGO。日本でのクリーンア ップキャンペーン活動のコーディネイトを行っている。 ④ オーシャン・コンサーバンシー・・・・http://www.oceanconservancy.org・・・・・ アメリカ合衆国のワシントン DC に本部を置く。1972 年に海洋生物に関する環境教育 センターとして設立された、自然保護団体。1986 年に始まった国際海岸クリーンアップ には米国・海外合わせて 84 万人(2000 年実績)を越える人々が参加している。 回収したゴミ - 25 - 4-11 担当者の思考 ~ 三保クリーンアップ大作戦 を終えて ~ 本企画は当初、300 人の参加者を想定し、それに対 応できるよう準備を行ってきた。しかし、実際の参 加者は予想人数の 3 分の 1 の 100 人弱であった。こ のため、各班の人数が 20 人前後になり、当初6グル ープできるはずであった清掃グループが2グループ のみになってしまい、1グループの清掃範囲が広く なってしまった。また、清掃時間を 50 分間と短く設定していたため、結果として清 掃区域うちの一部しか清掃活動が行えず、清掃時間を過ぎても清掃を行えていない場 所ができてしまい、十分な調査結果を得ることができなかったと言える。 また、本プロジェクトは今までのただの海岸清掃活動ではなく、漂流物の一斉大調 査ということで、清掃活動よりも清掃後のゴミの分類・カウント作業に重点をおいて 行った。しかし、スタッフ自体の分類の知識が安定しておらず、そのため、参加者に うまく伝えることができない部分もあった。スタッフの知識の統一化が必要であった。 しかし、全体を通して、スタッフの働きもあり、 怪我や体調不良を訴える参加者もなく、県の職員 の方をはじめ多くの地域住民・学生の参加があり、 課題はいくつかあるが、成功に終わったといえる。 4-12 使用物品 ① 借用 トランシーバー・テント・長机・椅子・担架・ 立て看板・ブルーシート・メガホン・カウンター・プラスックコップ パイロン・パイロンバー・車止め・ホイッスル ② 他企画 併用購入品 軍手・マジック・麦茶パック・スポーツドリンク粉末 ③ 有効活用品 古紙・ゴミ袋・ペットボトル 目的達成度 6 ④ 企画専用 購入品 保冷剤・すずらんテープ・花の種 交流度合 4 企画性 2 0 4-13 企画評価 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 - 26 - 企画5 「エコランチョン」 ・・・・ ・ ・ ・ 5-1 企画名 「エコランチョン」 5-2 目 的 化石燃料を用いず、尚且つ三保半島に漂着した 流木を燃料として食事を作ることで、現在我々が いかに資源の恩恵を受けているか考えてもらう。 5-3 テーマ 海の恵みを活かしましょう 食事場所 5-4 対象者 エコプロ参加者 スタッフ全員 5-5 日 時 2005 年 9 月 18 日(日) 12:00 ~ 14:00 5-6 場 所 真崎海水浴場 5-7 タイムテーブル 9:20 ~ 9:40 器具等の運び出し 9:40 ~ 10:00 機材準備 10:00 ~ 10:40 3つある焼き台のうち1つへ燃料 の流木を入れ、着火 10:40 ~ 11:00 企画6のスタッフ分の昼食を調理 11:00 ~ 11:30 残り2つの焼き台に流木を入れ、 着火 11:00 ~ 12:00 企画準備完了。12:00 まで待機 12:00 ~ 12:10 企画最終準備 12:10 ~ 企画5開始 12:50 ~ 13:00 カーボニュートラルの説明 ~ 14:00 企画5終了 14:00 ~ 15:00 器具の撤去・片付けの開始 15:30 ~ 16:00 三保会館へ借用物品の返却 - 27 - ・ 5-8 実施内容 ① 着目ポイント! 食事・環境学習・交流 ② 概 要 参加学生とスタッフの昼 食として、普通の食事ではなく、燃料に流木を使い、 食材も可食部は使える限り使うことにより、生ゴミ を極力出さない食事作りを行った。また、カーボニ ュートラルの解説を通し、燃料として流木を使用す ることで、身近な物での有効活用を説明した。 ③ 詳 細 Ⅰ.食材 多くのイベントなどでは、人数に対して量が多く、残ることがほとんどであること から、今回は元々少なめに用意することにより、残飯を出さない工夫をした。 Ⅱ.燃料 本来、 バーベキューなどは炭やガスボンベ により、調理を行うことが多いが、今回は 海岸の流木を有効活用した。これは、流木 を燃焼させることで CO2 は排出されるが、 カーボニュートラルの理論で、温暖化の原 因とはならないということからである。 Ⅲ.食器類 今回は、ゴミをださないことを前提としているため、紙・プラスチックの使い捨て 製品は一切使用せず、皿・コップはすべて、大学食堂運営会社より借りることにした。 また、箸は参加者全員に MY 箸持参という形で協力していただいた。 Ⅳ.機材 焼き台などは使用せず、スクラップと なるドラム缶を加工して使用した。また、 焼き台の足場・消火用水の容器は、それ ぞれ海岸漂着物のコンクリートブロッ ク・ポリタンクを有効活用した。 Ⅴ.安全対策 晴天になることを前提に、準備してき たため、テントによる日陰や飲料水の確 保など各所に日射病対策を行った。また、火を扱う企画であるため、万が一の事故 に備えて消火用水を 20 リットルポリタンクに 100 リットル分用意した。 - 28 - 5-9 結 果 ① 参加人数 エコプロ参加学生 33 人 / スタッフ 25 人 計 58 人 ② 食材の使用実態 ゴミ・残飯を減らすことを目標に、当初から他のイベント結果を踏まえ食材を減ら すことが論議されていたにも関わらず、清掃参加者の一部が食事に来るという安易な 予想をしてしまったために、食材を余剰に購入し、結果として来賓の参加が無かった ため食材の一部が残ってしまった。しかし、野菜においては可食部を全て調理に使っ たため、生ゴミが発生することは無かった。食材余剰分は保存が効く物であったため、 スタッフに配分し、エコプロ後の食事にあてました。 ③ 燃料について 流木の使用はカーボニュートラルの理論では温暖化の原因とはならないと定義され ているため、結果として環境配慮につながり、コスト削減を達成することができた。 ④ 使用機材の行方 ドラム缶は大学にて有効活用される予定であっ たが、数が多いため一部利用分を残し、鉄リサイ クルにまわした。また、漂着物の有効利用分は使 用後、 漂着物調査で回収したゴミと共に処理する ことで、廃棄コスト削減を可能とした。 5-10 担当者の思考 ~ エコランチョン を終えて ~ 食事がメインの企画であり、リハーサルの回数が限られていたため、スタッフの参 加者への対応・時間ごとの動きを明確にすることができなかった。そのため、当日の 企画運行に影響が出てしまった。食事においては用意する食材の量を参加人数やリハ ーサルで的確に把握するべきだったが、参加学生以外の方の参加を想定したため、実 際よりも余剰な食材を購入してしまった。また、カーボニュートラルの説明では資料 製作の際から必要資料・情報の収集がうまくいかず、十分な説明に耐えうる資料製作 ができなかった。そのため、企画中の説明は参加学生に理解しにくい説明になってし まった。会場設営では、会場にゴミが散乱していたが十分な清掃ができなかったため、 清掃関連イベントにも関わらず、その状態で続けることになってしまった。 これらの問題点から、リハーサル面ではスタッフの行動を細かく決定し、当日に動 けない状況にならないようにしたい。そして、リハーサルで出た問題点はミーティン グで必ず解決する事が必要である。また、企画に必要な資料収集などはなるべく大人 数で早期から始めたい。 以上の点を改善して、食事と企画の両立を果たして参加者に最も印象に残り、何か のきっかけを得られる企画に仕上げていきたい。 - 29 - 5-11 使用物品 ① 借用 トランシーバー・テント・長机・椅子・ プラスチックコップ/皿・鉄板・ヘラ ② 他企画 併用購入品 軍手・着火剤・火バサミ・チャッカマン ③ 有効活用品 流木・コンクリートブロック・ ポリタンク・ドラム缶・ゴミ袋 ④ 企画専用 購入品 食材・ウォータークーラー 目的達成度 6 5-12 企画評価 4 交流度合 企画性 2 0 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 お楽しみ企画「ウルトラ環境大学生クイズ」 この企画は昼食後に行われ、参加者を男女混合 の 3 人組のチームに分け、チーム対抗でクイズ に挑戦する。優勝チーム、MVP には企画者か ら景品が与えられる。企画者が「環境」に関す る様々な問題を出題し、各チームからの解答者 がその問題に解答権を得て、解答する。 解答者は浜の各所に設置された1~6の番号 が書かれた旗を取ってくる。企画者が最初の解答番号を指定し、その番号を持っている解 答者が解答権を得る。 (解答者は各自、問題の答えが分かった時点でスタートとする) 解答が正解ならば、チームにポイントが与えられ、不正解ならば答えた解答者が次の解 答者を指名する。(この際に各解答者・チームの様々なアピールがあり、参加者全員が盛 り上がった。また、旗を取れなかった解答者は、様々な漂着物を拾ってアピールを行っ た。)解答者は旗を各自好きな位置に設置し、次の解答者と交代し、次の問題へと移った。 - 30 - 企画6 「ゴミを分けよう!~エコロ爺さん教室~」・・・ ・ 6-1 企画名 「ゴミを分けよう!~エコロ爺さん教室 ~」 6-2 目 的 静 岡 市と エコ ロ爺 村 のゴ ミの 処理 過 程と分別方法の違いを理解してもらう 6-3 テーマ 子供達への環境教育 6-4 対象者 ・ジャスコ清水店チアーズクラブ ・エコプロ参加者 ・スタッフの一部 6-5 日 時 2005 年 9 月 18 日(日) 12:30 ~ 16:30 6-6 場 清掃範囲 所 三保研修館(大ホール) 真崎海水浴場 レクチャー 6-7 タイムテーブル 12:30 ~ 13:00 準備開始 13:00 ~ 13:10 子供を4グループに分ける 13:10 ~ 14:00 レクチャー 14:00 ~ 14:10 休憩 14:10 ~ 14:35 清掃説明 14:35 ~ 14:50 真崎海水浴場へ移動 15:00 ~ 15:35 清掃活動 15:35 ~ 16:00 静岡市の方法で分別し直す 16:00 ~ 16:15 三保研修館に戻る 16:15 ~ 16:30 まとめ 16:30 ~ 解散、保護者へ引き渡す - 31 - ・ ・ 6-8 実施内容 ① 着目ポイント! 環境教育・知識向上・子供との交流 ② 概 要 小学生を中心とした子供達に対して、エコロ爺村(スタ ッフは村民と仮定)という架空のゴミ分別のモデル村を設定し(参考:日野市)、静 岡市とエコロ爺村をゴミの処理、更に分別方法という観点から異なる 2 つの方法を子 供達に教える。また、実際に海岸清掃を行うことにより、学んだことを身につけ、今 後の静岡市のゴミ処理、ゴミ分別方法について考えてもらう。 *エコロ爺村は、全国の優れた分別方法参考にしています。 ③ 詳 細 Ⅰ.グループ分け 子供達を小学4年生以上と未満に分けた後、4色のカードを使い5・6人のグルー プに分け、その内4年生以上にはリーダーの印が混じったカードを渡し、グループリ ーダーとなってもらい、低学年をサポートする体制をとった。 Ⅱ.分別 A ブルーシート上に各グループに1セットずつ事前に用意しておいたゴミ(白色・有 色トレイ、スプレー缶、靴、花火、プラスチック ボトル、乾電池、ライター、ペットボトル)を広 げ、まず子供達の考えでゴミの分別を行ってもら った。ブルーシート上には子供達が分別しやすい ように“燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源物・有 害ゴミ”の4種類の紙を貼り、当てはまる項目に ゴミを並べてもらう工夫を施した。 Ⅲ.分別発表 各グループリーダーに、どのような事に着目し分別作業を行ったかを発表してもら い、他チームとの比較や意見を聞く。 Ⅳ.エコロ爺村の分別説明 エコロ爺さんが登場し、エコロ爺村の分別方法を説 明しながら実際に分別して見せた後、子供達に分別 したゴミをエコロ爺村の分別方法で分別し直しても らい、エコロ爺村の分別方法を再確認してもらった。 Ⅵ.静岡市の分別説明 静岡市(実際に子供達が住んでいる場所)の分別方法を説明し、エコロ爺村との比較 を行ってもらった。また、地域によって異なる清掃工場の機能や特性を紹介し、分別 方法と清掃工場の因果関係について学習した。 - 32 - Ⅶ.質疑応答 復習を兼ねてグループごとに話し合いを行い、静岡市とエコロ爺村の分別方法の違 いについて子供達の考え、気づいた事の発表を行った。 Ⅷ.清掃 グループ単位で、エコロ爺村での分別方法に従い清掃 を行った。清掃は可燃ゴミ・不燃ゴミ(プラスチック)・ 缶(アルミ・スチール)ペットボトル・ビン・発泡スチ ロールにそれぞれ担当者を決めて行い、その他のゴミは スタッフが担当した。ここで、参加学生と合流し、各グ ループに入ってもらいサポートをしてもらった。 Ⅸ.まとめ 清掃後、静岡市の方法で分別し直して見せ、 静岡市の現状を理解してもらった上で、子供達 から清掃を通して、気づいたことや考えを述べ てもらった。 6-9 結 果 ① 参加人数 ・ジャスコチアーズクラブ 子供 27 人 / 保護者 6 人 ・エコプロ参加学生 33 人 / スタッフ 25 人 計 91 人 ② 清掃活動集計 20L ゴミ袋(袋数) スーパーの袋(袋数) 燃えるゴミ 8 紙パック 4 発泡スチロール 4 ビン 4 ペットボトル 8 スプレー缶 4 缶 4 ライター 4 燃えないゴミ 12 合計 16 その他 4 合計 40 *用意した袋すべてを使用し、袋不足であった。 ③ アンケート 参加したチアーズの子供 27 人を対象にアンケートを行った。企画を通し、子供たち自 身が想像していた以上の多量のゴミが流れ着き、その中でもライターやもえないゴミ (プラスチック類)の量が多い事、そしてプラスチックは砕けて細かくなり拾いにくく なった事に気づいた。と言う意見が多く見られた。 - 33 - 6-10 担当者の思考 ~ ゴミを分けよう! を終えて ~ 今回の企画、 “エコロ爺さん教室”で、子供達がレクチャーに興味を持ち、多くの質 問や意見が出され、ゴミ問題に対する熱意が見受けられた。レクチャーを通して、ゴ ミの分別方法は静岡市の方法だけではない事を理解してもらい、想像以上の漂流物が 流れ着いている事を実際の清掃で理解してもらうことができた。何よりも子供達が海 岸清掃を参加学生と共に楽しみながら行ってもらえた事が企画者側として最も満足 出来た点である。 問題点は、スタッフのゴミに対する知識(分別やリサイクル等)が不十分であり、 更に子供への対応に慣れていなかったため、上手く子供達の興味をゴミ問題に向ける ことが難しく、レクチャーを円滑に行うことができなかった事である。清掃時は事前 に参加学生にゴミの分別方法を伝えていなかったため、効率の良い清掃活動が行えな かった。又ゴミ袋の数が不足していた為十分な清掃活動が行えなかった。 以上の事から、準備段階でスタッフ間の連絡を密に行うべきであり、企画担当者一 人一人が自分の仕事、そして企画の流れを十分に把握する必要があった。 今後の抱負では、スタッフの準備不足が露呈したため、しっかりと事前に計画し子 供達に問題を理解してもらえるよう、内容を考える必要があった。次回、ゴミに関す る環境教育を行うのであれば、また新たな題材を選択し、一から勉強し直したい。更 に、参加者に行って欲しい動きを事前に伝え、明確に企画を進行していきたい。 6-11 使用物品 ① 借用品 トランシーバー・ホワイトボード・ バンダナ・ブルーシート ② 他企画 併用購入品 軍手・マジック ③ 有効活用品 漂着ゴミ・ゴミ袋 ④ 企画専用 購入品 目的達成度 6 なし 4 交流度合 6-12 企画評価 企画性 2 0 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 - 34 - 企画7 「えこのり ~三保日記~」・・・ ・ ・ ・ ・ 7-1 企画名 「えこのり ~三保日記~」 7-2 目 的 最後の企画として、今回集まった参加者・スタッフが、学生 として交流を深めると供に、そこで新たな企画または、方向性を模索してもらう。 7-3 テーマ 三保での思いを忘れずに・・・ 7-4 対象者 エコプロ参加者・スタッフ全員 7-5 日 時 2005 年 9 月 18 日(日)19:00 ~ 23:00 7-6 場 所 三保研修館(大ホール) ・三保ランド全域・三保海岸(真崎灯台周辺) キャンプファイヤー!! 散歩コース グループトーク 7-7 タイムテーブル 17:00 ~ 17:50 入浴時間 18:00 ~ 18:50 夕食・グループ決め 19:00 ~ 19:40 フリートーク 19:45 ~ 22:50 企画 23:00 企画終了 - 35 - 7-8 実施内容 ① 着目ポイント! 思い出・交流・夜の海辺 ② 概 要 参加者・スタッフ関係なく夕食時にグループ分けを行い、グループトーク・夜の三 保海岸の散歩・キャンプファイヤー・花火を通し交流を行い、新たな企画・方向性を 模索してもらう、自立型ネットワーク構 築企画。 ③ 詳 細 Ⅰ.グループ分け 夕食時にトランプを引いてもらい、 グループ分けを行った。 Ⅱ.フリートーク グループごとに、エコプロの感想や 日々の環境活動からプライベートな ことまで、自由に話し合ってもらった。 Ⅲ.企画説明 夜の海岸、三保海辺散歩についての概要を説明。 今後の内容は伏せ、今後の動きのみ説明。 Ⅳ.海辺散歩 グループごとに集合して、真崎灯台に向けてスタート。 途中にはチェックポイントを儲け、真崎灯台でのお題 などが知らされた。 Ⅴ.キャンプファイア 真崎灯台に着いたグループから、お題をカメラに 向かって行ってもらい、以後キャンプファイアを 囲み、次のグループを盛り上げ、語り会い場とした。 全グループが到着した段階で、花火を開始し、以後スタッフは見守り、自由形態を とり、最後の夜をおのおのが楽しむ形にしました。 Ⅵ.備考 花火のゴミはすべて持ち帰り、打ち上げ系(飛んで行く物)の花火は用意しなかっ た。また、やけどなどないよう各自注意することで対応した。 - 36 - 7-9 結 果 ① 参加人数 エコプロ参加学生 22人 / スタッフ 25人 計 47人 7-10 担当者の思考 ~ えこのり を終えて ~ 企画7は最後の企画ということで、参加者 とスタッフの両方が交流できる企画作りを 目指し、当日まで担当者以外、スタッフにも 内容を伏せて計画しました。スタッフが企画 を盛り上げるというより、参加者が盛り上げ る企画内容にしたので、参加者の多くが当初 戸惑う部分が見えていましたが、予定通り企画が進むにつれて参加者・スタッフが独 自に動き楽しむようになりました。しかし、企画内容は準備不足のため、当初予定さ れていた内容を実行することはできなく、準備段階では二つの道順を設定していたも のが、本番は一つの道順のみで行うことにした。その結果、本企画のスタッフ全員が 内容を把握することができず、思い通りにことが運ぶことができなかった。そのため、 参加者の待ち時間に企画を実行することが困難になってしまった。結果として、その 場に居た人たちが独自に企画を行うことになってしまった。これは、反省しなければ ならないが、参加した学生間の交流を深めることに繋がった。 企画7が本来目指す、個人の交流以上の各大 学・団体の交流を深めることはできなかった。 これは、他の企画で個人同士の交流は十分でき ていたために、企画7ではその上の団体間のつ ながりまで深めていきたかったと言うことであ る。また、新たな企画・方向性を模索してもら う企画内容を実行することができなかった。 7-11 使用物品 ① 借用品 トランシーバー・懐中電灯・バケツ・スコップ ② 他企画 併用購入品 軍手・チャッカマン・着火剤・火バサミ ③ 有効活用品 流木・ポリタンク・ごみ袋 ④ 企画専用 購入品 花火・ろうそく - 37 - 7-12 企画評価 目的達成度 6 4 交流度合 企画性 2 0 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 エコロ爺さん~プロフィール~ ・ 仕 事 「 ニート 」 ・ 本 名 「 恵 心 」 ・ 性 別 「 男 」 ・3サイズ「 B73 / W110 / H86 」 ・足サイズ「 25.3 cm 」 ・ 身 長 「 153 cm 」 ・ 体 重 「 53 kg 」 ・ 年 齢 「 53 歳 」 ・誕 生 日「 1952 年 5 月 30 日 」 ・出 身 地「 えころじぃ村 」 エコプロ イメージキャラクター ・ 特 技 「 空き缶早潰し 」 ・ 日 課 「 三保海岸の散歩 」 ・ 趣 味 「 分別作業の指導 」 ・ 悩 み 「 ゴミが落ちていること 」 ・座右の銘「 ねっとわ~く 」 - 38 - クロージング 「ふりかえり~三保での思い出~」 ・・・ 8-1 企画名 「ふりかえり ~三保での思い出~」 8-2 目 的 2日間の企画を振り返り、今後の活動・生活スタ イルなど様々なことを今一度考えてもらう。また、 参加者同士で最後の交流を行い、ネットワークを 築いてもらう。 8-3 テーマ エコプロを機にそれぞれが動き出してもらう最後のキッカケ作り 8-4 対象者 エコプロ参加者 スタッフ全員 8-5 日 時 2005 年 9 月 19 日(月) 9:30 ~ 11:00 8-6 場 所 三保研修館(大ホール) 8-7 タイムテーブル 9:00 ~ 9:10 開会式 9:20 ~ 9:50 意見交換会 10:00 ~ 10:10 漂着物調査 結果報告 10:10 ~ 10:30 別れを惜しむ会 10:30 ~ 10:35 総合責任者 挨拶 10:35 ~ 10:50 交流会 (フリータイム) 10:50 ~ 10:55 三保研修館 館長より挨拶 10:55 ~ 11:00 集合写真 撮影 11:00 自主解散 - 39 - ・ ・ 8-8 実施内容 ① 着目ポイント! 振り返り・思い出・交流 ② 概 要 スタッフと参加者が一同に返して自由に交流できる場として、これ までの写真をスライドで流し、振り返ってもらいエコプロの目的を再確認することに より、今後の活動に活かしてもらう。また、ネットワークを作れるよう、各自が情報 交換を行う。 ③ 詳 細 Ⅰ.意見交換会 このようなイベントにおいて、参加者とスタッ フが問題点や改善点をその場で話し合う機会が 少なく、スタッフ参加型イベントとして、参加 者・スタッフという壁をなくし4つのグループ に分け、エコプロの感想や改善点など自由に意見交換を行った。 Ⅱ.漂着物調査 結果報告 前日行われた漂着物調査の結果報告として、分別・集計の結果や漂着物ワースト5 を発表した。最後にメイン企画である漂着物調査を振り返ることで、三保海岸の現 状、漂着物の特徴、回収の効果を今一度確認してもらった。 Ⅲ.別れを惜しむ会 3日間撮影してきた写真を使用してスライドショーを行い、3日間の振り返りを行 った。写真ごとに写る参加者に一言コメントをもらい、その時の感想などを聞くこ とで、参加者・スタッフが一体感のある雰囲気を目指した。 Ⅳ.総合責任者 挨拶 スタッフ代表として、総合責任者・佐藤より、エコプロ参加者・協力者に感謝の 意味を込め、簡単に挨拶をした。 Ⅴ.交流会(フリータイム) 参加者・スタッフが交流する最後の場とし て、名刺交換・個人写真などフリーな時間を 設けることにより、一時的に終らない繋がり を作り、遠く離れていても供に環境活動を行 う仲間として、ネットワークを作った。 Ⅵ.研修館 館長挨拶 3日間お世話になった三保研修館の館長より挨拶を頂いた。 Ⅶ.集合写真 撮影 参加者・スタッフ全員で三保研修館前にて、恒例の記念撮影を行った。 - 40 - 8-9 結 果 ☆参加者アンケート☆ ① 参加人数 1.エコプロをどこで知りましたか? 参加学生 22 人 スタッフ 25 人 2.参加した目的は? 計 47 人 3.参加費について. ② アンケート 高い・ベスト・安い・(希望金額 参加学生に対して、アンケートを実施⇒ *結果は次ページ p42 に掲載 円) 4.スタッフの動きはどうでしたか? 5.気に入った企画 ③ 漂着物調査 6.気に入ったスタッフは? エコプロのメイン企画として、多くの学 7.性別 生に三保海岸の現状を伝えることができ 8.次回開催したら参加しますか? たが、 「清掃と言う形で広範囲を行いたい」 9.開催地について. という意見結果を踏まえ、今後は調査以外 に清掃の時間を多くとりたい。*結果は p.24 遠い・近い・ベスト・その他( ) 10. 良かったところ.悪かったところ.etc… 11 8-10 担当者の思考 ~ ふりかえり を終えて ~ クロージングはエコプロを締めくくる重要な企画であり、エコプロ自体の目的や必 然性を再確認しながらも、思い出として楽しく振り返 ることも大切である。しかしその詳細な計画は前日ま で決まらず、そのため十分な準備ができなかったと言 える。最終的にはプログラムの予定を、見つめ直すこ とで多くの時間を取れるようにし、企画の充実を図っ たが、その分参加者にはプログラムを当日まで知らせ ることができなかった。 クロージングという企画内容は何時間あっても足り ません。限られた時間に充実した内容を行うことが大 切です。また、実際の企画進行や話す内容は詳しく決 めておらず、その場の雰囲気で進めてしまった点であ り、一歩間違えれば失敗に繋がったと考えると、大き な反省点である。 スライドショーでは参加者・スタッフの協力の元、撮影したものをその場で作成す るという、時間的に余裕のない作業ではあったが、これ以外に方法はなく、参加者の 笑顔を想像し完成させることができた。結果、参加者から正直な意見が聞けたことで、 これからの我々の活動に大いに役立つことになったと思う。 全体の大きな目的として、主催者側は料金を頂いている以上参加者を満足させる義 務があり、それ相当の価値を提供しなければいけない。イベントの満足度は最後をど のようにまとめるかにかかっていると、改めて考え直した。 - 41 - 8-11 使用物品 ① 借用品 パソコン・プロジェクター ② 他企画 併用購入品 なし ③ 有効活用品 なし ④ 企画専用 購入品 なし 8-12 参加者アンケート結果 参加目的 勉強 5% 楽しさを求 参加者に めて なりたくて 5% 5% 海での活 動 10% 次回参加 清掃に興 味 40% 微妙 30% 参加 70% 三保を知る 15% 参加費 ベスト 45% 交流 20% エコプロ 総合評価 ・・・・ ・ 高い 55% 平均希望金額 8千円 総合 目的達成度 6 交流度合 4 2 企画性 0 娯楽性 スタッフ行動力 学習度 - 42 - スタッフ 紹 介 ・・・・・・ ・ ・ ・ ・佐藤 伸幸 東海大学 3年 総合責任者・企画7 ・西村 十吾 東海大学 2年 実行委員長・クロージング ・物江 英樹 静岡大学 2年 副実行委員長・総合タイムキーパー ・林 昌規 東海大学 3年 総合司会・企画1代表 ・市川 直子 東海大学 2年 総合事務・企画4 ・早川 稔 静岡大学 3年 総合会計・企画7 ・馬場あすか 東海大学 3年 総合記録・企画6代表 ・都築 哲 東海大学 3年 総合編集・企画4代表 ・菊池 康裕 東海大学 3年 企画1・2代表 ・原田 洋 東海大学 1年 企画1・2 千晴 静岡大学 1年 企画1・2 企画1・2 ・浦 ・ ・国吉 雅枝 静岡大学 1年 ・佐藤 誠 静岡大学 2年 企画3 ・小野寺晋平 東海大学 3年 企画4 ・辻村 昌規 静岡大学 1年 企画4 ・鈴木 媛子 静岡大学 1年 企画4 ・川村 北斗 東海大学 3年 企画4 ・鈴木 俊史 静岡大学 1年 企画4 ・鈴木 理紗 静岡大学 1年 企画4 ・田中 亨 東海大学 3年 企画5代表 ・田中 麻衣 東海大学 2年 企画5 ・田出 朋也 静岡大学 1年 企画5 ・下山 弘高 静岡大学 1年 企画5 ・藤野 未里 東海大学 3年 企画6 ・坂本 緑 東海大学 1年 企画6 ・渡辺 信哉 東海大学 2年 企画7代表 参加者 所属大学 一覧 ・・・・・ ・愛知淑徳大学 ・東海大学 ・大阪大学 ・東京農業大学 ・滋賀県立大学 ・東京農工大学 ・静岡大学 ・人間環境大学 ・静岡英和学院大学 ・富士常葉大学 - 43 - ・ ・ ・ ・ 編 集 後 記 ・・・・・ ・ ・ ・ ・ この度、エコプロが実現でき、成功することが出来たの は、多くの方々の御支援と、参加してくださった皆様の おかげであります。有難うございました。 エコプロは終わりました。けれども、一度の海岸清掃で 行える範囲は限られています。そして、三保海岸には毎 日のように漂着物が流れ着きます。繰り返し拾ってもゴ ミがなくなることはありません。漂着ゴミはその場で捨 てられたものではなく、どこかで捨てられたものが流れ 着いた物です。この状況を解決するには多くの人たちの eco PROJECT 協力が不可欠です。私たちは今後も清掃を続けていきます。そして、多くの方が身近な環 境問題について、意識を高めて貰いたいと思っています。エコプロが、少なからず環境に 目を向けるキッカケになれたならば幸いです。 最後になりましたが、エコプロ開催にあたり、東海大学の関係者の皆様には、適切なアド バイスと多くの御支援を頂きました。また、各行政機関には、会場設置・ゴミ処理問題な どに関しまして、御協力を頂きました。さらに、静岡大学・各連合自治会の皆様・フジ日 本精糖株式会社様・Marine House meer 様には、広報活動と清掃に必要な物品を、無償で 御提供してくださいました。そして、NPO 法人「Be-culb 様」 ・ 「海辺を考える しおさい 21 様」には、イベント全体を通して、総合的に御支援していただきました。 エコプロは学生発信型のイベントであり、その未熟さ上、多くの面でご迷惑をお掛けしま した。しかしながら、多くの方々とのネットワークにより成功することができました。簡 単ではありますが、この場をお借りして感謝申し上げます。本当に有難うございました。 ~ エコプロスタッフ一同 ~ エコプロジェクト in・三保 実行委員会 連 絡 先 スタッフご紹介・・・・ ・ ・ 事務局:東海大学海洋学部 環境サークル E.C.O. 内 郵 送 物 ⇒ 〒424-8610 静岡県静岡市清水折戸 3-20-1 「東海大学清水校舎」 電話番号 ⇒ 090-4407-9901 / E-mail ⇒ [email protected] ~ ホームページ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・エコプロジェクト in 三保・・・・・・・・・・・・http://www.geocities.jp/eco_puro/ ・東海大学海洋学部 環境サークル E.C.O. ・・・http://www.scc.u-tokai.ac.jp/club/eco/ ・静岡大学 環境サークル「リアカー」 ・・・・http://shizudai-rearcar.hp.infoseek.co.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ - 44 - 静岡県 誠意 市民の力 国土交通省 計画 静岡河川事務所 夢 小学生 Priceless!! 生きる! 中学生 イオンチアーズクラブ えんじょい え 東海大学 CO2 こ エコ 温暖化 環境サークル E.C.O. 愛情 NPO 卒業 リユース AMIS ぐり~んぐり~ん リフューズ 寝不足 静岡英和学院大学 思い出 若さ 同 情 東京農工大学 東京農業大学 大阪大学 Paper-Plan エコ・リーグ 8月全国ギャザリング エコプロジェクト in 三保 (開催日:2005 年 9 月 17・18・19 日) 製 作:エコプロジェクト in 三保 実行委員会 編集者:佐藤 伸幸 , 都築 哲 , 早川 稔 リサイクル 感動 I✌Japan 地球環境問題 静岡大学 45 発- 行:2005 年 11 月 印 刷: 報 告 書 5月ギャザリング 目標 青年環境 友 情 学 生 旅立ち 「LEAFS」 気合 環境サークル“リアカー” 就職 リデュース 滋賀県立大学 海岸清掃 静岡 熱い ecoact フロン エコプロ 大 人間環境大学 流木 漂 着 物 か 富士山 しおさい21 海 ゴミ 東海大学社会教育センター MY 箸 三保海岸 三保研修館 な 砂漠か~? バイオマス ジャスコ清水店 環境教育 愛知淑徳大学 海 辺 新エネルギー 富士常葉大学 三保地区 折戸地区 Marine House meer Be-club 駒越地区 地域住民 協 力 行 政 歴史 未来 連合自治会 静岡県土木事務所 静岡市 節水 フジ日本精糖株式会社