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社会のパラダイムシフトを通して見る「未来創発の軌跡」
社会・経済・産業の動向 日本人の総人口 1 億人を突破 いざなぎ景気 [66] EC (欧州共同体) 発足 [67] 郵便番号制度開始 [68] `70 野村総合研究所設立 [65] 野村電子計算センター設立 [66] (72 年、 野村コンピュータシステム に社名変更) ニューヨーク事務所開設 [67] 東名高速全線開通 [69] 大阪で日本万国博覧会開幕 [70] ドルショック [71] ロンドン事務所開設 [72] 日中国交正常化 [72] 円が変動相場制に移行/オイルショック [73] GNP 戦後初のマイナス成長 [74] 国債の大量発行が始まる [75] 皇太子殿下 (今上天皇) 鎌倉本社を 視察 [75] 中国で天安門事件発生 [76] 香港事務所開設 [76] 『70 年代予測資料』発刊 [73] 「日本経済の中期展望 (1974 ∼1991」 発表 [74] 成田空港開港 [78] `80 日米間で乗用車対米輸出 自主規制に合意 [81] 社会のパラダイムシフトを通して見る 野村證券 「野村のテレフォン・アンサー」稼働 [84] 金融規制緩和の本格化 `85 経済のグローバル化とともに、 金融関連のさまざまな規制が 緩和され市場競争が激化する プラザ合意/東証、外国証券会社に 会員権開放を決定 [85] 普通預金の金利自由化が始まる [85] IT マネジメントが経営課題に 世界トップレベルの品質と信頼で さまざまなニーズに応える システムソリューションの提供 東証日経平均株価、史上初の3万円台乗せ [88] 「昭和」から「平成」へ [89] 情報システムのダウンサイジング オープン化が急速に普及し始める 東西ドイツの統一 [90] バブル崩壊 証券保管振替機構制度スタート [91] 基準地価、 全国平均で初の下落 [92] 金融制度改革関連法施行、 銀行と証券の相互参入スタート [93] 阪神・淡路震災発生 [95] `95 インターネット利用が普及し、 経済や産業、 暮らしを支える インフラになりはじめる Windows95 発売、 インターネット 接続サービス開始が相次ぐ [95] 携帯電話の普及本格化 企業内のイントラネット急増 [96] 地球温暖化防止京都会議開催 [97] 金融システム改革法案の成立 (日本版ビッグバン) 本邦初のインターネット証券開業 [98] 中国が WTO に正式加盟 米国、同時多発テロ [01] 欧州単一通貨ユーロ流通スタート [02] 住民基本台帳ネットワーク、稼働 [02] 個人情報保護法成立 [03] トヨタ自動車、日本企業初の 純利益 1 兆円超え [04] `05 日本の総人口減少 [05] 地上デジタルテレビ放送、全国で開始 [06] ホールセール証券向け 共同利用型システム 「I-STAR」 提供開始 [87] 東京国際研究クラブ設立 [87] 合併、新生野村総合研究所誕生 [88] 「年金マネジメント研究会」 組織化 [89] 「 88TOKYO フォーラム」開催 (以降、95 年まで毎年開催)[88] 時代に先駆けて年金市場改革に 関する研究に着手。 後にこれが 日本版 401k の基盤になった 『創造の戦略』 (NRI)[90] 新社会システム研究センター設立 [90] 『共感の戦略』 (NRI)[91] 『共生の戦略』 (NRI)[92] 資産運用会社向け共同利用型システム 「野村證券 BPR」開始 [94] 「T-STAR」 提供開始 総合金融情報サービス「PLEIADES」提供開始 [93] 横浜データセンター稼働 [90] 電子帳票ソリューション 「ILF」 提供開始 [91] 大阪データセンター稼働 [92] NRI パシフィック設立 [94] 台北事務所開設 [94] ソウル支店開設 [95] 台北支店開設 [95] マニラ支店開設 [97] 日本経済新聞社の 経営コンサルタント利用実態調査 「企業が評価する経営コンサル タント会社」 でNRIが1位に選ばれる [97] 「サイバー社会基盤研究推進センター(CCCI)」 を設立 ネットショッピングモール「電活クラブ」 の実施 [95] 日本におけるインターネット通販の 草分け的存在 最先端の IT を使った 新しい社会づくりのための 研究を行うセンター。 慶應義塾大学と共同で設立 第1回「生活者一万人アンケート (21 世紀の生活者像)」 を実施(3年毎に実施) [97] 『最新 中国経済入門』 (東洋経済) [98] NRI データ i テック設立 NRI サイバーパテント設立 東京証券取引所第一部に株式を 上場 [01] 野村総合研究所(上海)有限公司 設立 野村総合研究所(北京)有限公司 設立 [02] 新たな情報技術パラダイムとして 「ユビキタスネットワーク」 を提唱 『IT 市場ナビゲーター』 (NRI) [00] ※以降、毎年出版(2003 年からは東洋経済より) 電子書面メッセージサービス 「POSTUB」 社会実験開始 『ユビキタスネットワークと市場創造』 (NRI)[02] 東京・横浜・大阪でディザスタリカバリの実証実験開始 『ユビキタスネットワークと新社会システム』 (NRI)[02] 上海、 北京に香港を合せて、 CIO 補佐官を、厚生労働省、 農林水産省、 会計検査院等に派遣開始 [03] 中国本土のビジネス 『ベビーブーマー・リタイアメント- 少子高齢化社会の政策対応 -』 (NRI) [04] 3拠点体制に ユビークリンク設立 NRI社会情報システム設立 [07] 団塊の世代の大量退職始まる 金融商品取引法施行 [07] 中部支社開設 [09] 株券電子化制度開始 衆院選で民主党が圧勝、 衆院第一党に[09] `10 資金決済法施行 [10] NRI・BPOサービス設立 [09] (10 年7月、 NRIプロセス イノベーションに社名変更) 水資源の戦略的活用に向けた研究の検討開始 『企業通貨マーケティング』 (東洋経済) 認証技術の国際的な標準規格の国内普及・推進組織 「OpenID ファウンデーション・ジャパン」の立ち上げに参加 [08] 緊急提言「金融危機を乗り越える」、 「新生日本イニシアティブ構想」 発表 『脱ガラパゴス戦略』 『 、クラウドの襲撃』 (いずれも東洋経済) 「2015 年の ID ビジネス」 (東洋経済) [09] 総合証券バックオフィスシステム THE STAR(STAR-Ⅳ) 提供開始 オンライン証券でリナックス採用 [03] コンテンツ保護ソリューション 「Web Contents Protector」 提供開始 [03] 株券電子化対応完了 [08] インターネットトレード ASP サービス「TRADESTAR」提供開始 外国株直結取引システム「Market Bridge」提供開始 [07] 携帯電話型ワンタイムパスワード発行ソリューション 「SecuSURF」 提供開始 [05] 横浜第二データセンター稼働 システム基盤ソリューション 「GranArch」提供開始 [07] 携帯ナビゲーションサービス 「全力案内」 提供開始 [07] 内部統制業務支援サービス「コーポレート・アイ」 提供開始 医薬業界向け文書管理 SaaS 型サービス 「Perma Document」 提供開始 ID管理ソリューション 「Uni-ID」 提供開始 [08] 個人投資家向けポートフォリオ提案営業支援 ソリューション 「Naviface」提供開始 STAR−Ⅳ、 I-STAR、株券電子化対応完了 [08] `10 「株券間接口座管理サービス」提供開始 [09] 生活習慣病発症予測システム「健康みらい予報」 提供開始 口座管理サービス 「みんなの口座管理」 提供開始 [09] ASP 型 PC 運用管理サービス 「PC LifecycleSuite」 提供開始 [08] 『図解 CIO ハンドブック 改訂版』 (日経 BP) テスト自動実行支援ツール 「てぷらぱ」 提供開始 [09] システム基盤構築のオールインワンパッケージ 「vPLAT」 提供開始 [10] 「次世代システム」稼働 (Linux の採用、米国 SOX 法対応) [05] 契約管理システムソリューション 「InsPresto」 提供開始 自賠責保険共同利用型システム「e-JIBAI」稼働 [04] インターネットリサーチ 「TrueNavi」 提供開始 コンテンツ保護ソリューション 「Web Browser Protector」 提供開始 [04] 世界最高レベルの設備・環境性能を 誇るデータセンター ド・ ングの クラウ ューティ コンピ 時代 モスクワ支店開設 [08] 「グローバル SCM ソリューション」 提供開始 テキストマイニングルーツ 「TRUETELLR」 提供開始 [01] IT 運用管理スイート 「Senju Family」 提供開始 [06] `05 野村證券次世代システム基盤開発開始 [04] 企業従業員向け金融ポータルサービス 「MoneySquare」提供開始 [02] 商取引支援システム 「BizMart」 提供開始 [00] オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia (オープンスタンディア)」 提供開始 『最新 図解 CIO ハンドブック』 (日経 BP) [05] 『2015 年の日本 - 定住人口社会から交流人口社会へ -』 (東洋経済) 『富裕層ファミリー 「点」 より「面」 市場を制する -』 (東洋経済)[07] 米国ダラスオフィス開設 [08] 3次元バーチャルカレッジ 「3D-IES」 提供開始 [99] 統合運用管理ツール 「eXsenju」 提供開始 [04] 野村證券他と共同で「債券標準価格(JS Price)」開発 [02] 直販損害保険システムソリューション 「InsDirect」 提供開始 [01] 日本初の電子現金実験 PC セキュリティ対策状況診断ソフト 「SecureCube / PC Check」 提供開始 [03] 「2010 年プロジェクト」を開始 『2010 年の日本』、 『2010 年の金融』、 『2010 年の流通』 (いずれも東洋経済)など [05] ネット証券向けサービス提供開始 生保システムソリューション 「InsCOSMIC」 提供開始 [99] 都市銀行と共同で 「e キャッシュ」 実験開始 [97] セキュアファイル交換サービス 「クリプト便」 提供開始 日本初の 「アグリゲーションサービス」 提供開始 [01] 「新ホームトレードサービス」稼働 [98] 投信販売ネットワークシステム 「FundWeb」 提供開始 [98] インターネット特許情報サービス 「NRI サイバーパテントデスク」 提供開始 [97] インターネット対応版 システム監視ツール 「e 千手」 提供開始 『図解 CIO ハンドブック』 (日経 BP) [00] 『サイバー社会の展望』 (NRI)[96] `00 野村證券「新ボンド MIS」全面稼働 [97] 投信窓販システム 「BESTWAY」提供開始 [97] 国土庁 「DIS (地震防災情報システム) 」 稼働 [96] Web アプリケーション実行・開発基盤 「InfoWorks」 提供開始 [95] 2010 年度までの Web 技術の進展を予測した「ITロードマップ」発表 [06] 北京オリンピック開催 [08] リーマンショック [08] インターネットを用いた双方向 IR サービス開始 [95] 分散運用管理システム 『ユビキタスネットワーク』 (NRI) NRIセキュアテクノロジーズ設立 企業理念「未来創発」 制定 [00] 「STAR-Ⅲ」提供開始 投資情報分析サービス「AURORA」 提供開始 [95] NRIホームページ開設 [94] 神戸市に対して、ボランタリーな支援サービスとして 「援助物資管理システム等の開発・運用」を提供 [95] 「野村證券 BPR」完了 (分散型クライアントサーバに切り替えた先進事例)[96] インターネット社会の進展 つねに変化するビジネスモデルにも 柔軟に対応するシステムソリューションの提供 次世代の社会システムの 「情報ニューディール」構想発表 「千手(SENJU)」 提供開始 [94] 研究に着手。 ITと社会との 総合情報発信誌「知的資産創造」創刊 [93] 共同利用型セキュリティサービス かかわりについて、 「FNC」 サービス提供開始 [95] 「仕組み革新 - 人が活きる日本社会構築戦略」 いち早く着目 を提言 [94] 稼働 [91] 日英間「国際 VAN」サービス開始 [89] 日吉データセンター稼働 [85] 時代 グの ィン ーテ ピュ コン Web `00 NTT「i モード」サービス開始 株式売買手数料の自由化 [99] 本邦初のインターネット銀行開業 [00] 現在のホームトレード サービスの走り 「STAR-Ⅱ」提供開始 [85] 第1回 「 TOKYOフォーラム」 開催 [84] 時代 バの / サー ント イア クラ `90 情報システムのオープン化により、 IT マネジメントの巧拙が 経営に大きな影響を与え始める NRIは、 創業以来40年以上にわたり、 つねに時代を先取りした、 企業戦略の提案や政策提言、 また、 これを実現する情報システムの 企画・開発・運用を行ってきました。 `95 「第3次オンラインシステム」 稼働 [89] こうしたNRIの事業活動と社会・経済・産業との かかわりを年表にまとめました。 「証券保管振替決済システム」 「ファミコントレードシステム」稼働 [87] 日米間 「国際 VAN」 サービス 開始 [88] 男女雇用機会均等法施行 [86] JR 民営化/ブラックマンデー [87] グローバルマーケットに おいても高い競争力を有する システムソリューションの提供 システムクリニック サービス開始 [84] シンガポール事務所開設 [84] `90 野村證券 CAPITAL (投資情報サービス)開始 [82] 日米貿易摩擦深刻化 [82] 日本人の平均寿命男女ともに世界一に [84] 未来創発の 軌跡 証券業向け共同利用型 「第2次オンラインシステム」 稼働 [77] システム 「STAR」提供開始 [74] 「1980 年代の日本経済」を発表 『NRI Search』 創刊 [80] 任天堂 「ファミリーコンピュータ」 発売 [83] `85 「中期国債ファンドシステム」稼働 [80] 「野村マネジメントスクール」 開講 [81] `80 「第1次オンラインシステム稼働」 [69] 『NRIレポート』発刊 [71] 『ボンド&マネー』発刊 [75] イラン・イラク戦争勃発 [80] `75 (野村證券のシステム開発) 万博協会より 受託の「万国博日々 入場者予測」を開始 [70] 日本人の平均寿命世界一に [77] 第二次オイルショック [79] `70 ソリューション 時代 ムの レー ンフ メイ `75 ナビゲーション ) 変遷 ムの ステ タ・シ ュー ンピ (コ `65 三井銀行「オンライン普通預金」 稼働 [65] NRI の沿革 【解説】コンピュータ・システムの変遷 メインフレームの時代 Web コンピューティングの時代 メインフレームと呼ばれる大型汎用コンピュータにすべての処理機能 を搭載し、複数のユーザーがダム端末と呼ばれる、メッセージ送受信や 表示機能のみをもった端末を介して利用していた。コンピュータ、通信 回線の利用料が高かったため、ユーザーの利用時間が制限されたり、入 力操作は文字や数字に限られていた。 インターネットの普及とコンピュータの更なる低価格化により、 ネットワークに接続するパソコン(クライアント)の数が急増し、 クライアント側にアプリケーションを配布するとその管理が難し くなった。 このため、サーバ側でアプリケーション処理を実行し、 クライアント側はパソコンに標準装備されるようになった Web ブラウザを利用して入力や表示を行うスタイルが主流となった。 クライアント / サーバの時代 パソコンやミニコンが登場し、価格も下がったため、企業は多くのコン ピュータを所有することが可能になった。端末も高性能/高機能化が 進み、ユーザーは手元のコンピュータ(クライアント端末)でアプリ ケーションソフトの実行や GUI※による操作が出来るようになった。 ※GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース):情報の表示にグラフィック を多用したユーザーインターフェース。従来の文字や数字の入力に比べ、直感的に 操作できるのが特長。 クラウド・コンピューティングの時代 仮想化技術により、サーバの集約化が進み、コンピュータシステ ムは大規模なデータセンターで効率的に集中管理することがで きるようになった。これをベースとして、一部の事業者はサービ スとしてコンピュータやアプリケーションを提供するように なったため、ユーザーは自らコンピュータを所有しなくても、大 規模なコンピュータ処理を行えるようになる。