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命を守る技術 「応急手当」「救急手当」の講習をしよう!
避難訓練・防災訓練の時間を使ったプログラム 命を守る技術 「応急手当」「救急手当」の講習をしよう! 対 象 実践校:板橋区立高島第一中学校 江戸川区立葛西中学校 中学生~高校生 コマ数 プログラム コマ数 要 素 3 コマ 救急救命 <何をやるの?> 学校の授業時間に、消防庁が実施する普通救命講習を受講する。訓練用人形を使っ て、応急処置訓練―「意識の観察」 「気道確保「心肺蘇生法」 「ハイムリック法」 「止 血法」―等を行う。 <なぜ必要なの?> 地域の人づくりの一環として、救命技術を学ぶ。同時に、人命の尊さ、ボランティ アスピリットを身につける。学生時代に正確な救命技術を学ぶことによって、普段 は忘れていても万が一の時に人を助けることにもつながる。 <プログラム実施までの流れ> 準備① ○ 講習の 依頼 ○ 準備② ○ 防災の心 構えにつ いて理解 する 実施 応急手当 救命救急 講習 終了後 反芻の場 をつくる 消防署に「普通救命講習」の実施を依頼し、実施可能な日時を 決定する。 (参考: 第Ⅲ章 防災教育HP情報バンク) 3時間の授業時間や、実費としてかかる費用(テキスト代)の 確保について検討をする。 実際の救命講習を受講する前に、講習へのモチベーションを高 められるような場をつくる。消防署や自治体の防災課、被災体 験のある方等に話を伺い、人の命を助けることの意味や、迅速 に正確に処置できることの大切さを理解する。 【実施時の注意事項】 ○ 消防署員の方の指示を生徒達が真剣に聞き、積極的に実行でき るよう、教職員がサポートをする。 【学習の生かし方】 ○ 講習での体験が一過性のものとして終わることのないように、 訓練後に作文を書くなどで復習する機会をつくる。また体験し た訓練の内容を家庭で話すように指導し、保護者の防災意識も 高められるようにする。 避難訓練・防災訓練の時間を使ったプログラム 訓練用人形 きちんとした救命処置を行わないと 反応しない。 防災の心構えについて (板橋区防災課長 鍵屋氏) 地震に備える心構えが必要であると 写真を見せながら伝える。 意識の観察 呼び掛けで反応すれば「意識あり」、 何もなければ「意識なし」と 判断する。 避難訓練・防災訓練の時間を使ったプログラム 人工呼吸 15 回心臓マッサージを行ったら、続 いて人工呼吸を 2 回行う。 心臓マッサージ 人工呼吸とともに心臓マッサージを 行う。 ハイムリック法 傷病者の上腹部を圧迫して、異物を 除去する方法。 避難訓練・防災訓練の時間を使ったプログラム ○●応急手当の講習を受けてみませんか?●○ 特に、応急手当・救命手当を自分で教える場合、講習を受講して正確な手技を確認して おくのが望ましいでしょう。消防の普通救命講習(3 時間)・上級救命講習(8 時間)や、 日赤の救急法救急員養成講習(8 時間×3 日)が代表的で、実費程度の費用で受講できます。 指導法を中心にさらに追求される方は、消防の応急手当普及員講習(8 時間×3 日)を。 資格認定を受ければ、普通救命講習の指導を行うこともできますよ。