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私たちは市原市の川を愛するカッパの 〝アイ”と〝マモル″です。 今回は
私たちは市原市の川を愛するカッパの 〝アイ”と〝マモル″です。 今回は、川を汚れから守るために できることをいっしょに考えましょう♪ マモル アイ “うら”をみてね♪♪ みなさんは、人間の体の約70%が水であることを 知っていますか?私たち人間を含め地球上の生物は水 がないと生きていけません。また、私たちは水を炊事 洗たくなどの日常生活のために、あるいは農業や工業 などの産業用として利用したり、川や海で水遊びや魚 釣りをするなど、私たちのくらしは、水と深くかかわ 水は毎日のくらしに必要なものですが、使うことに りあいをもっています。 このように水は私たちが生きていくうえでなくて はならないものですが、地球上の水の97%は海水 です。残りの3%は川や湖沼、地下水などの淡水で すが、これもすべて利用できるのではなく、私たち が利用できる水はわずか0.8%にすぎません。 二酸化炭素などに変えて、水をきれいにします。 よって汚れてしまします。いま、川や海の汚れで問題 ところが、汚れが多くなって水の中の酸素が消費さ になっているものは有機物による汚れです。炭水化物 れ、酸素がなくなると、好気性微生物が生きられなく や脂肪、たんぱく質などの有機物は、魚など川の生物 なり、これに代わって酸素がなくても生きていける嫌 の栄養源ともなりますが、川にたくさん流れ込むと、 気性微生物が増えて汚れを食べるようになります。こ 川は汚れて黒くにごり悪臭を放つようになります。 の時、硫化水素やアンモニア、メチルメルカプタンな どどうしてこうなるのでしょう? 川には川自身が汚れをきれいにする力(自浄作用) があります。川に汚れ(有機物)が入っても、好気性 微生物(酸素があるところに生きている微生物)が水 どのいやな臭いのガスができます。また、食べきれな い汚れがヘドロとしてどんどんたまっていきます。 このように川の自浄作用を超えた汚れが流入す ると臭い、きたない川になっていくのです。 の中の酸素を利用して、この汚れを食べて分解し、 ■台所では ・必要なだけ作る、食事は全部食べる。 ・ディスポーザーは止めましょう(粉砕し水に流せ ば負荷量は大変大きくなります) ・米のとぎ汁は植木、土に撒く。 (無洗米を使って、 とぎ汁を出さない。 ) ・調理器具、食器の汚れはゴムベラで除いたり、古 紙ペーパーで拭き取ってから洗う(そのまま洗っ た場合に比べると、BODで80%、窒素・リン ■洗たくでは ・石けんや無リン洗剤を量って使いましょう。 (目分量で入れると2割以上も多くなってしまい ます。) ・洗たくには風呂の残り湯を使いましょう。 (風呂の残り湯を使うと洗たくの汚れおちがよく なり、洗剤の節約や節水になります。) ■風呂では ・シャンプーは適量使用しましょう。 も70%カットすることができます。水も30% 節約できます。 ・生ゴミは水切り袋に受ける、ストレーナーにも水 魚がすめる程度に薄めるのに必要な水の量 食品の種類 捨てる量 浴槽 切り袋をつける(水切り袋をつけると、つけない てんぷら油 なべ1杯 (500mℓ) 場合に比べてゴミが45%もとれます。 ) 米のとぎ汁 炊飯器 1/2 (2ℓ) ラーメンの汁 おわん1杯 (200mℓ) 3.5杯 味噌汁 おわん1杯 (200mℓ) 4.5杯 る、凝固剤で固めて捨てる(コンポストに少しず ビール コップ1杯 (180mℓ) 8杯 ついれる。 ) 牛乳 コップ1杯 (180mℓ) 9杯 しょう油 大さじ1杯 (15mℓ) 1.5杯 日本酒 おちょこ1杯 (20mℓ) 2.5杯 ・生ゴミは土に戻す(コンポスト、ゴミ処理機) ・天ぷらなどに使った油は炒め物にして使い切る。 もし残ったら古紙、古布等にしみこませて捨て きれいな川を守るための3つの約束 1 ゴミをすてない。(不法投棄をしない) 2 水をよごさない。(汚水・油を流さない) 3 自然をこわさない。(掘削・竹木の伐採等) (注)魚がすめる程度の水質は BOD=5mg/ℓ 浴槽1杯は 300ℓとして計算 330杯 4杯