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No.006 - 上尾中央医科グループ
人財開発部News! 平素よりお世話になっております。人財開発部です。 先日の東日本大震災から3週間が経過しましたが、未だ病院・施設では 日々大変なご苦労が続いていることと存じます。皆様どうぞお体をご自愛くだ さい。 さて、人財開発部News!第6号をお届けいたします。 内容は平成23年2月・3月の活動報告と、平成23年度に実施する研修の 告知が中心となっております。お時間がある際に、是非、目を通していただけ ればと思います。 本ニュースレターに対するご感想、ご指摘、ご意見等、お待ちしております。 よろしくお願いいたします。 Topics 活動報告 お知らせ 戦略的経営研究会(SMS)ファースト 二期 講義の様子 ・・・ 2 二期生の奮闘 ・・・ 3 意識調査アンケート 結果速報 ・・・ 4 平成23年度 AMG係長以上研修会 ・・・ 4 係長以上全体研修会 ・・・ 5 係長昇格者研修会 ・・・ 6 平成23年度 医師事務作業補助者研修会 ・・・ 7 人財発掘プロジェクト 終了報告 ・・・ 7 平成23年4月 006号 戦略的経営研究会(SMS)ファースト二期 第10回 平成23年2月10日(木)15時~18時 12名、 2月15日(火)15時~18時 18名 講義の開始時、渡邉からの「頭に残っていることがある人!」の問いかけにも、尐しずつ手が挙がるように なってきました。覚えている、と思っていることは案外あやふやなものです。しっかりと記憶に定着させる為に も、発言という形での復習をしてほしいと思っています。 第10回では、戦略の概要を再確認した後、3C分析と基本戦 略3類型の復習を行いました。講義の中では、ケーススタディと して、今日本の航空業界でも注目されているローコストキャリア の先駆け「ライアンエアー」のバリューチェーン(価値連鎖)分析 を取り上げました。 バリューチェーン分析とは、ビジネスの流れを個別の活動に分 解し、どの過程で付加価値を生み出しているかを見極める為の 経営ツールです。活動過程での打ち手を見て、競合との差がど こにあるかを検証し、自社の強み・弱みやKSF(Key Success Factor:成功要因)を満たしているかどうかを探ります。 発想を豊かにしよう!と言っても、ビジネスにおいては、突飛な思いつきを闇雲に出せばいいというわけで はありません。大前提として、市場にいる顧客のニーズを満たしている必要があります。「自分達は何がした い・何ができる」のかを把握しておくことは大切ですが、それだけでスタートした事業は行き詰ることも多いで しょう。ブレない戦略を立てる為には、自分たちが戦う市場はどこか?顧客は誰なのか?常にこの点を押さ えておくことが大切です。 先発組には、SMSファースト一期修了生である蓮田一心会病院の秋 葉係長が参加してくれました。発言するぞ!という意欲も満々で、グ ループワークでは、ファシリテーターとして光る存在感を発揮されていま した。修了生の実力を目の当たりにして、同じグループになったメンバー は勿論のこと、当日参加した皆さんにとっても非常に良い刺激になった のではないでしょうか。 そして後発組には、上尾中央医療専門学校の高島理学療 法科学科長のゲスト参加がありました。初参加にも関わらず、 物おじせずにグループワークに溶け込んでいる姿はさすがでし た。後半では率先してペンを取り、ホワイトボードの前に立た れていました。頼もしいリーダー人財のお一人ですね! この度、計画停電実施中におけるグループ内催事中止の通達を受け、平成23年3月・4月のSMSファー ストは中止しました。今はそれぞれの病院・施設にて、ご自身が今できることに全力を尽くし、この状況を乗 り越えていきましょう。 SMSファースト二期 今後のスケジュール(予定) 第11回 未定 2 内部環境分析 バリューチェーン分析 SWOT分析 第12回 未定 資源配分 PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)マトリックス 事業ポートフォリオの3つの視点 AMG協議会 総務人事本部 人財開発部 平成23年4月 006号 SMSファースト二期生 それぞれの現場で奮闘しています 協議会にいると、今回の大震災後に、各病院・施設の皆さんが懸命に対応をされている状況が耳に入って きます。人財開発部では現場の皆さんにお役にたてることが何もなく、心苦しい想いでいっぱいでしたが、 SMSファースト中止のメールを配信した後、メンバーから寄せられた言葉に、学びながらメンバーの中に芽生 えているリーダーとしての素養を感じ、嬉しく思っています。現場で奮闘しているメンバーの思いをより多くの方 と共有させていただきたく、一部をご紹介します。 計画停電が始ってから毎日、事務職7名で輪番停電の 時間帯をローテーションで確認しております。 万が一時間に変更があった場合、入居者様や利用者様 の食事や入浴などに支障をきたさない為に22時に1回目 の確認をとり、朝4時に2回目の確認をしております。 厨房や栄養士・夜勤者及び通所介護職員等係る部署に はすべて連絡をして、施設一丸となって今のこの状況に 立ち向かっています。 入居者や利用者様が丌安にならぬ よう笑顔であいさつしたり、お話をす ると、にっこりと笑顔を返してくれて 逆に心配してくださったりすることも あります。 皆さま、震災への対応で疲れが ピークに達しているころかと思います。 今回は、長期戦となりそうですので 限度を見極め、休むことも重要です。 体調には十分留意してください。 先週は、電車が殆ど稼働せず、片道 2時間かけて自転車で通勤をしてい ました。車はいざという時家族が使用 できるように、そしてこの燃料丌足の なか出来る限りの貢献をとも思い、自 転車での通勤をし、非常につらかっ たですが、道中様々なことを考える 機会にもなりました。 被災地のことを考えれば、今の状態 なんてどうってことはないのかなって 思っています。 今自分にできること は何かを考えながら、日本国民皆で この状況を乗り越えていかなくてはで すね。 私は利用者が丌安になら ないよう、寄り添うことしか できず無力さを感じる反面、 これが今の私にできること なのかな、と思っています。 医師会JMATに参加するべく院内から有志を募り、医師3名、 看護師2名(看護体制死守するため2名が精一杯・・・)、技術 系8名、事務3名(私を含め)が立候補し3チーム体制で臨む ことまで決定していました。 そんな矢先、さいたまスーパーアリーナが福島第一原発のあ る双葉町から2200名の避難者を受け入れるという情報を入 手しました。すぐにさいたま市に連絡を取り、土曜日に院長、 医師2名、認定看護師でスーパーアリーナに入り、医師会、薬 剤師会、県、市職員と共に22時まで 診察等に当たっていた だきました。その功績が認められ、さいたま市より、被災者の 医療支援要請を当院が受け、病院至近のコミュニティセン ター(定員:約200名)が避難所として選定されました。 院内では被災地からの透析患者受け入れ や、義援金箱の設置も行いました。 今、私は微力ながら医療支援部としてその 裏舞台を支えるために何が出来るか?を 考えながら行動しております。 先日より、福島県の方が尐しずつ来院さ れています。「津波により、保険証も薬も 奥さんも流されちゃったよ。」とおっしゃる 方もいました。 これから、もっと多くの被災者の方がい らっしゃると思います。 今、私に出来ることをしっかり考え、尐しで も役に立てるよう行動していきたいと思い ます。 知識や考え方の教育は平時しかできませんが、その時に養った力を発揮するのは非常時であり、平時の 教育がなければ動く事もできないに違いないと改めて感じます。 病院をあげて、この震災で「今できる事」を考え、行動されている所、施設内の利用者様の安全と期待され ているケアを職員一丸となって守り抜こうと行動されている様子、自分でできる事を考え、微力ながらも実行 されている様子、全てに意義のあることだと思います。 自分は何もできないのではなく、できることを尐しでも確実に行っていきたいですね。 AMG協議会 総務人事本部 人財開発部 3 平成23年4月 006号 職員意識調査アンケート 終了しました! 去る平成23年2月14日(月)~2月28日(月)の二週にわたり、平成22年度AMG職員意識調査アンケート を実施いたしました。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。暫定回収率は、全体平均92.6%と予想を 大幅に超えるものとなりました。現在、急ぎ集計を進めております。アンケート結果は定時総会で全体報告を 行った後、各病院・施設にデータでお送りいたします。 意識調査アンケート8年目を迎えた今でも、残念ながら「毎 年書いていても何が変わるのか?」という声を聞くことがありま 実質回収率 す。職員の意識は、環境変化に応じて意図せずに悪くなって 全体 92.6% しまうことはありますが、組織として行動を促す施策等、何の 病院 92.4% 努力もせずに良くなることはありません!変化のあった施設で 老健 90.0% も「特別なことは何もしていないけど・・・」と言われますが、実 回収数・・・10,957通! は事務長や看護部長が改めて職員全員と面談をしたり、各 部門目標を設定して四半期毎に確認したりと、必ず新たに職 ※平成23年3月14日現在 員に働きかける行動がみられます。 平成22年度結果報 告会もすでに予約を いただいています! ご要望があれば、人財開発部の渡邉が各病院・施設に伺い、結果報 告会や結果に基づいた研修会を実施いたします。昨年と比べて変わっ た点は?AMG全体の傾向と比べて自分の施設はどうなのか?職位別の 傾向は?・・・等々、気になる点がありましたら、是非、人財開発部にお声 掛けください。 平成23年度 AMG係長以上研修会について AMGでは、専門資格の取得推進を目標とし、様々な研修・教育を職種別に進めています。しかし、AMGの 職員として、全員がAMGの理念・ミッション・ビジョンを落とし込み、患者様・利用者様第一主義を実行してい く為には、共通の意識を醸成させる教育が必要ではないかと考え、人財開発部では全体研修を企画してい ます。 平成22年度には、10年ぶりとなるAMG係長以上全体研修会「スピード・オブ・トラスト」を開催し、好評の声 を多くいただきました。平成23年度は、係長以上を対象とした研修を二本立てで実施します。 いずれの研修でも、AMGの管理職以上職員が、リーダーとしてAMGが目指す方向を理解し、チームや組 織を成果へ導く行動を取る為に、必要とされる考え方を紹介していきます。 研修提供事業者 フランクリン・コヴィー・ジャパン㈱ 世界147カ国に事業展開し、リーダーシップ・人材育成のプロ グラムや著書を多く提供しているグローバル企業です。同社の 研修は、スキル・テクニックではなく、マインドに働きかけるプロ グラムであることが特徴です。特に、世界で2,000万部、日本 でも130万部のベストセラーとなった「7つの習慣」を基にした 研修は、世界ではフォーチュン100社のうち90%以上、日本 ではNTTグループ・富士通・三菱東京UFJ銀行といった有数の 企業で導入実績があり、日本だけでも累計3,500社20万人以 上のビジネスマンが受講しています。 4 それぞれの研修の概要については、AMG協 議会ニュース第2号でもお知らせする予定で すが、ここではそれに先立って尐し詳しい内 容をご案内いたします。 AMG協議会 総務人事本部 人財開発部 平成23年4月 006号 「7つの習慣」研修は、同題の著書がビジネス関係書籍として20年に亘るベストセラーなので、ご存知 の方も多いのではないでしょうか。この研修では、現在の様々な問題や課題に対して、即効性を求める 解決策や行動を外側から強制するような制度やシステムをお伝えするわけではありません。個人の持つ 「主体性」からスタートし、個人が自分自身で影響を不える可能性に気付き、決意し、行動し、組織の中 でより良い結果を得る為のパラダイム・プロセス・スキルを学びます。 •第一の習慣・・・主体性を発揮する •第二の習慣・・・目的を持って始める •第三の習慣・・・重要事項を優先する セルフ・リーダーシップを 育てる習慣 チームワークを発揮し、 円滑な人間関係を築く習慣 自分を磨く習慣 •第四の習慣・・・Win-Winを考える •第五の習慣・・・理解してから理解される •第六の習慣・・・相乗効果を発揮する •第七の習慣・・・刃を研ぐ 「7つの習慣」は、7つのばらばらな考えを並べたものではありません。各習慣がつながりを持っており、 学び、実践していくことで、個人・組織の成長、発展に近づくことができます。目指すのは、信頼性と協調 性を身につけ、組織の最重要課題にフォーカスし、意欲と方向性を共有することができる、長期的かつ 持続的な結果を出せるリーダーです! 「7つの習慣」研修はボリュームが多く、一度では紹介しきれない為、 AMGでは2年間に分け、二部構成で実施します。平成23年度に実施す る「7つの習慣」研修 第一部では、「第一・第二・第三の習慣」に加え、グ ループの平成23年度目標“総力”を意識した「第六の習慣」、学んだ内 容を実行する為のエッセンスとして「第七の習慣」を紹介します。 責任を果たす 皆の先頭に立って行動する 自分の行動・態度・気分は自分で決める 他人のせいにしない 自分から進んで正しい行動をする 「主体性」を辞書で引くと、“自分の意志・判断で行動しよう とする態度”と書かれています。 尐し想像してみてください。困ったこと、厄介なことに直面し た時、ついこんな反応をしていませんか? 「この職場はダメだ」「上司の指示が悪い」「何で言うことを聞いてくれないの」・・・ つまり、「他人や周りのせい」にしていることが多いのではないでしょうか?考えてみれば、こんなに非効 率なことはありません。なぜなら、他人はコントロールできないからです。 好ましくない状況にある時、他人の行動や周りの状況のせいにするのは簡単です。しかし、本当にその 状況を改善しようとするのであれば、コントロールできる唯一のもの、自分自身に働きかけることが必要に なります。他人を正そうとするのはひとまず止めて、自分が素晴らしい姿でいることに集中すれば、相手 はあなたの主体的な模範の力を感じ、同じようになりたいと思うでしょう。自らに働きかけ続けることが、状 況を改善する最もよい方法なのです。 AMG協議会 総務人事本部 人財開発部 5 平成23年4月 006号 「いくら個人としての能力が高くても、地域・周りの方々や部下から信頼されなければ結果を残すことが できない」これは誰もが納得できる話です。でも、信頼される為には具体的にどういった行動をとれば いいのでしょうか?「信頼」とは一体何でしょうか? 「スピード・オブ・トラスト」は、平成22年度に参加された方はご存 知のように、信頼の重要性とリーダーとしての信頼構築のスキル を紹介する研修です。医療・介護にとって身近なキーワードであ る「信頼」について、誰もが実行できる具体的な行動に落とし込ん で考えていきます。 ▲▼平成22年度「スピード・オブ・トラスト」 研修風景 「信頼の波」はインサイド-アウト・・・池に小石を投げいれた時の ように内側から外側へ、自分自身の行動が他者との関係へと広 がり、更には組織、市場、社会と全ての利害関係者との関係にま で及んでいきます。全ては、まず自分自身が変わり、行動を起こ すことから始まります。(主体性、ですね!) 「スピード・オブ・トラスト」は、係長昇格研修と位置付け、今後は毎年実施していく予定です。また、「7つ の習慣」研修については、係長以上→主任→一般職と徐々に裾野を広げていければと思っています。 研修内容の詳細は、AMG協議会ニュースおよび本メールマガジン「人財開発部News!」にて、引き続 きお知らせしていく予定です。 AMG係長以上全体研修会 実施概要 研修会名:7つの習慣 第一部 *二部構成。第二部は平成24年度に実施 実施日 : 平成23年7月23日(土) 時間 : 13時~16時(休憩含む) 場所 : 上尾市文化センター 大ホール 対象職種 : 医師、コメディカル、事務など全職種 対象者 : 係長以上(理事・運営委員含む)の全職員およびチーフ職の主任(任意) AMG係長以上昇格者研修会 実施概要 研修会名 :スピード・オブ・トラスト 実施日 : 平成23年11月5日(土) 時間 : 14時30分~18時(休憩含む)予定 場所 : 上尾市文化センター 大ホール 対象職種 : 医師、コメディカル、事務など全職種 対象者 : 新たに係長に昇格した方 及びH22年AMG係長以上全体研修を受講していない方 *理事・運営委員含む *チーフ職の主任も参加可(任意) 6 AMG協議会 総務人事本部 人財開発部 平成23年4月 006号 平成23年度 AMG協議会主催 医師事務作業補助者研修 平成23年度も協議会主催で医師事務作業補助者研修を実施することになりました。参加者募集に関して は、人財開発部より病院事務長メーリングリスト宛にご案内しております。 平成22年度に実施した研修では、病院によって、医師事務作業補助者の役割に対する考え方が大きく 違っていました。参加者の中でも、医師の右腕を担うという意識を持った方がいる一方で、何をするかわから ないまま言われたから参加したというような方がいるなど、認識がまちまちでした。 医師事務作業補助者には、病院勤務医の負担軽減の一端を担う重要な役割があり、医学や薬学の基礎 知識、個人情報保護や電子カルテの取り扱いなど、多岐に亘った知識とスキルが求められ、本人の向学心 が非常に大切になります。今回開催する研修においては、「自院での医師事務作業補助者に対する期待」 「学んできてほしいこと」など、病院の方からしっかりと目的を本人に伝えた上で送り出してほしいと思います。 H23年度 医師事務作業補助者研修 実施概要 *全2日半(15.5時間) 実施日程 : 平成23年5月16日(月) 09:30~16:30 (休憩1時間) 平成23年5月17日(火) 09:30~16:30 (休憩1時間) 平成23年5月19日(木) 13:00~16:30 (休憩なし) 場所 : 上尾市プラザ22 (上尾駅西口 徒歩3分) 備考 : 後日、課題レポート(9点、18時間相当)を提出していただきます 申込締切 : 平成23年4月15日(金) 人財発掘プロジェクト 終了しました AMG協議会ニュース創刊号(平成23年1月25日発行)で告知しました、 人財発掘プロジェクト AMG協議会 人財開発部への公募は3月末日で 申請書の受け付けを締め切りました。 ご応募・お問合せをいただいた皆様、ありがとうございました。 上尾中央医科グループ協議会 総務人事本部 人財開発部 部長 渡邉 百合子 鈴木 真理子 連絡先 mail tel fax [email protected] 048-773-1116(内線7205) 048-773-7116 *ご意見・ご感想等、どんどんお寄せ下さい。 お待ちしております! 発行ペース:隔月(偶数月) 初日 次号発行日:平成23年6月1日(水) AMG協議会 総務人事本部 人財開発部 7