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土木建築行政の概要 - 大分市ホームページ

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土木建築行政の概要 - 大分市ホームページ
土木建築行政の概要
平成 27 年度
大分市土木建築部
目
第Ⅰ部
次
組織及び事務分掌
1.土木建築部の組織・機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2.事務分掌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
第Ⅱ部
予算
1.平成27 年度予算額
(1)平成27年度一般会計当初予算総額・・・・・・・・・・・11
(2)平成27年度一般会計当初予算額(土木建築部関係)・ ・・11
2 .予算の推移
(1)土木建築部課別予算の事業別推移・・・・・・・・・・・・12
第Ⅲ部
土木建築部の基本方針
1.基本方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
2.重点項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
第Ⅳ部
第1章
土木建築部各課の業務内容
土木管理課
1.業務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
2.施策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
(1)庶務・管理業務・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
①一日道路河川愛護デー事業
②管理業務委託等の入札、契約事務
③災害復旧事務
④九州国道協会事務
(2)道路・橋梁等に関する計画的業務 ・・・・・・・・・・・・24
①道路構造物のアセットマネジメント
-1-
②無電柱化の推進
③市道の構造の技術的基準の条例化
④社会資本整備総合交付金都市再生整備計画策定
⑤開発行為に伴う事前協議及び指導
(3)道路の管理業務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
①道路の現況等
②市道路線の認定等
③道路台帳の整備
④道路の占用
⑤道路事故賠償等事務
(4)市道の境界確認業務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
①市道の境界確認事務
②道路用地登記事務
③未登記道路整備事業
(5)法定外公共物の管理業務 ・・・・・・・・・・・・・・・・33
①法定外公共物(里道・水路等)の境界確認事務、用途廃止
事務、開発行為に基づく事前協議事務
②法定外公共物(里道)占用等許可事務
第2章
道路建設課
道路建設 課
1.業務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
2.施策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
(1)道路新設改良事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
(2)道路舗装事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
(3)公共道路事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43
(4)交通安全対策事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
(5)街路事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
第3章
道路維持課
道路維持 課
1.業務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
2.施策の方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
3.施策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
(1)道路維持事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
(2)認定外道路の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
(3)道路災害復旧事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54
(4)道路管理者以外の者の行う工事の承認(道路法第24条)・・54
4.主要事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54
-2-
(1)市道萩原明野線(白滝陸橋)橋梁修繕事業 ・・・・・・・・54
(2)各種安全点検事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
(3)推進事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
5.資料編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
第4章
河川課
河川 課
1.業務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59
2.施策の方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59
3.施策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60
(1)河川及び市街化区域外の排水路の改修、整備事業 ・・・・・60
(2)河川環境整備事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64
(3)河川災害復旧事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66
(4)河川管理業務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67
(5)建築確認申請に伴う放流先の確認 ・・・・・・・・・・・・69
(6)水防業務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
(7)砂防事業等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
(8)海岸・港湾事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
(9)砂利採取計画認可申請に係る協議 ・・・・・・・・・・・・71
(10)河川課が事務局を持つ外郭団体 ・・・・・・・・・・・・・72
(11)防災ハザードマップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
4.資料編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74
第5章
建築課
建築 課
1.業務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81
2.施策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81
(1)平成27年度竣工予定の主要工事 ・・・・・・・・・・・・・81
3.発注(契約)実績
3.発注(契約) 実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83
第6章
住宅課
住宅 課
1.業務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85
2.施策の方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85
-3-
(1)住宅施策の方向
(2)大分市における公営住宅供給の基本的な考え方
3.施策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86
(1)市営住宅等の管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86
(2)市営住宅の建設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
(3)大分市営住宅入居者選考委員会 ・・・・・・・・・・・・・89
(4)特定優良賃貸住宅に対する家賃補助制度 ・・・・・・・・・89
(5)サービス付き高齢者向け住宅に関する登録事務 ・・・・・・89
(6)ふるさと団地の元気創造推進事業 ・・・・・・・・・・・・89
4.主要事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
(1)市営住宅の管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
(2)市営住宅の建設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
(3)ふるさと団地の元気創造推進事業 ・・・・・・・・・・・・90
第Ⅴ部
土木建築部関係条例
(1)大分市普通河川取締条例 ・・・・・・・・・・・・・・・・93
(2)大分市普通河川占用、使用及び採取料条例
(3)大分市準用河川占用料及び採取料徴収条例
(4)大分市道占用料条例
(5)大分市道路及び河川等の法定外公共物の管理に関する条例
(6)大分市営住宅条例
(7)大分市特定公共賃貸住宅条例
(8)大分市地域特別賃貸住宅条例
-4-
-5-
第Ⅰ部
組織及び事務分掌
-6-
第Ⅰ部
1.
組織及び事務分掌
土木建築部の組織・機構図
平成27年6月1日現在
庶務担当班(4人)
土木計画担当班(3人)
市道管理担当班(9人)
土木管理課
境界確認担当班(6人)
27人
次長兼課長1人
参事1人
法定外公共物担当班(3人)
庶務担当班(5人)
東部建設担当班(6人)
西部建設担当班(8人)
道路建設課
街路建設担当班(3人)
36人
課長1人
参事1人
用地担当班(12人)
庶務担当班(3人)
土木建築部
東部維持担当班(7人)
道路維持課
西部維持担当班(6人)
18人
課長1人
政策監1人
庶務港湾担当班(4人)
建設担当班(4人)
河川課
1 5 8人
維持担当班(5人)
14人
次長兼課長1人
部長1人
次長2人
庶務担当班(3人)
市有施設担当班(7人)
文教施設担当班(11人)
建築課
機械設備担当班(7人)
36人
課長1人
参事1人
電気設備担当班(6人)
庶務担当班(4人)
管理担当班(6人)
工務担当班(4人)
住宅課
住宅活用担当班(8人)
24人
課長1人
参事1人
-7-
第Ⅰ部
2.
事務分掌
部
土木管理課
道路建設課
道路維持課
河川課
組織及び事務分掌
事務分掌
1.部内事務の連絡調整に関すること。
2.入札及び契約に関すること(工事等に係るものを除く。)。
3.道路、橋りょう等の調査、企画及び立案に関すること。
4.道路等の認定、廃止及び区域変更に関すること。
5.道路等の占用許可及び道路掘削許可に関すること。
6. 法 定 外 公 共 物 ( 市 所 有 の 里 道 及 び 水 路 を い う 。) の 境 界 確
認等に関すること。
7. 街路事業の認可に関すること。
1.道路、橋りょう等の新設及び改良に関すること。
2.道路、橋りょう等の新設及び改良に伴う用地取得に関する
こと。
3.交通安全施設(歩道の整備に限る。)の施行に関すること 。
4.大規模な道路舗装に関すること。
5. 都市計画道路の整備に関すること。
6.一般土木に関すること。
1.道路、橋りょう等の維持補修に関すること。
2.道路、橋りょう等の災害復旧事業に関すること。
3.交通安全施設(歩道の整備を除く。)の施行に関すること 。
4.道路照明灯に関すること。
5.認定外道路(里道等)の維持修繕に関すること。
6.街路樹の維持管理に関すること。
1.河川及び市街化区域以外の区域内の水路(排水路を含む 。
以下同じ。)の調査、企画及び立案に関すること。
2.河川及び市街化区域以外の区域内の水路の新設及び改良に
伴う用地取得に関すること。
3.河川及び市街化区域以外の区域内の水路の新設、改良及び
維持管理に関すること。
4.河川及び市街化区域以外の区域内の水路の災害復旧事業に
関すること。
5.河川の指定、認定、廃止及び区域変更に関すること。
6.河川等の占用許可に関すること。
7.河川台帳に関すること。
8.港湾に関すること。
9.水防に関すること。
10. 砂 防 、 地 滑 り 及 び 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 事 業 の 調 査 、 設 計 及
び施行に関すること。
11.親水事業に関すること。
-8-
第Ⅰ部
部
建築課
住宅課
組織及び事務分掌
事務分掌
1.市有建物の新築、増改移築及び営繕に関すること。
2.文教施設の建設及び営繕に関すること。
1.市営住宅、特定公共賃貸住宅及び地域特別賃貸住宅の新築 、
増改築、維持、管理及び処分に関すること。
2.市営住宅、特定公共賃貸住宅及び地域特別賃貸住宅の入退
居者及び家賃等に関すること。
3.従前居住者用賃貸住宅の増改築、維持、管理及び処分並び
に入退居者及び家賃等に関すること。
4.特定優良賃貸住宅に関すること。
5.改良地区内における建築物の新築の許可等に関すること 。
6.住宅新築資金等貸付に関すること。
-9-
第Ⅱ部
予算
-10-
第Ⅱ部
1.
予算
平成27年度予
平成27 年度予算額
年度予 算額
※平成27年度当初予算は骨格予算のため、6月補正後の予算額を掲載。
(1)
平成27年度一般会計予算総額
平成27年度一般会計 予算総額
歳 出 総額
1 , 67 2. 2 (1 00 % )
( 単 位: 億円 )
農林水産業費
23.0(1.4% )
その他
商工費
消防費
45.9(2.7% ) 15.3(0.9% )
51.5(3.1% )
衛生費
土 木 費 200.5 (12.0% )
145.3(8.7% )
総務費
150.5(9.0% )
教育費
151.3(9.1% )
民 生 費 687.6 (41.1% )
公 債 費 201.3 (12.0% )
(2)
平成27年度一般会計予算額(土木建築部関係)
平成27 年度一般会計予算額(土木建築部関係)
課別 分類表
歳 出 総額 6 6 .6 2( 1 00 %) ※ 人件 費除 く
( 単 位: 億円 )
建 築 課 0.05
住 宅 課 12.00 (18.01% )
土 木 管 理 課 1.95 (2.93% )
(0.08% )
河川課
8.95 (13.43% )
道 路 建 設 課 36.13 (54.23% )
道 路 維 持 課 7.54 (11.32% )
-11-
第Ⅱ部
予算
2.予算の推移
予算の推 移
(1)土木建築部課別予算の事業別推移
所管課
土 木 管理 課
道 路 建設 課
道 路 維持 課
河川課
建築課
住宅課
事 業 区分
平 成 23 年 度
平 成 24 年 度
平 成 25 年 度
平 成 26 年 度
土 木 総務 費
道 路 橋梁 総務 費
道 路 新設 改良 費
橋 梁 新設 改良 費
道 路 橋梁 河川 災 害復 旧費
小計
道 路 新設 改良 費
道 路 舗装 費
公 共 道路 事業 費
交 通 安全 対策 費
橋 梁 新設 改良 費
街 路 事業 費
小計
道 路 維持 費
道 路 新設 改良 費
交 通 安全 対策 費
橋 梁 維持 費
道 路 橋梁 河川 災 害復 旧費
小計
河 川 総務 費
河 川 整備 事業 費
河 川 維持 改良 費
砂防費
水防費
小計
営 繕 管理 費
小計
住 宅 管理 費
住 宅 建設 費
住 宅 新築 資金 等 貸付 事業
住 宅 施設 災害 復 旧費
小計
13,764
109,344
51,000
-
16,150
190,258
507,358
366,700
139,000
267,000
43,900
-
1,323,958
678,798
45,000
47,617
142,320
23,500
937,235
66,560
372,500
67,616
66,616
37,380
610,672
2,908
2,908
567,058
217,700
-
2,500
787,258
13,650
164,838
40,000
-
10,100
228,588
651,836
351,000
220,000
508,000
22,000
-
1,752,836
538,656
45,000
46,000
198,000
28,569
856,225
66,317
260,500
65,012
34,506
36,483
484,400
2,878
2,878
637,892
709,007
-
-
1,346,899
12,677
109,645
39,600
-
-
161,922
683,853
322,500
217,000
292,000
35,000
1,541,000
3,091,353
591,099
-
56,500
107,500
31,000
786,099
140,093
288,300
43,940
54,512
40,156
567,001
2,691
2,691
585,193
125,336
240
-
710,769
13,774
63,437
62,193
-
-
139,404
687,820
223,500
323,000
309,000
-
1,595,709
3,139,029
677,095
-
48,550
111,500
50,000
887,145
135,168
392,000
52,643
26,112
42,329
648,252
3,085
3,085
592,629
1,036,365
210
-
1,629,204
3,852,289
4,650,244
5,319,835
6,446,119
1,479
6,747
1,774
8,456
3,117
1,427
2,553
3,297
1,150
2,215
3,201
584
10,000
13,000
7,000
6,000
3,862,289
4,663,244
5,326,835
6,452,119
一 般 会計
大分市新築住
宅資金等貸付
事業特別会計
( 単 位: 千円 )
計
事業費
元金
利子
特 別 会計
計
総計
※ 各 年度 、人 件 費を 除く 最 終予 算額
-12-
-13-
第Ⅲ部
土木建築部の基本方針
-14-
第Ⅲ部
土木建築部の基本方針
1.基本方針
1. 基本方針
防災安全の確保や都市基盤の整備など、安全・安心なまちづくり方針のもと 、
道路、河川、市営住宅等の整備を推進するとともに、人口減少社会を見据えた
住宅政策を進めていきます。
また、高度経済成長期に建設され老朽化した施設などの長寿命化や効率的な
維持管理については、コスト意識を持って取り組んでいきます。
2.重点項目
2. 重点項目
■
土木管理課
民地から道路上にせり出した庭木や生垣、立て看板、のぼり旗、乗入ブロ
ック等により、安全で快適な通行に支障をきたすなどの状況も多くなってい
ることから、市報・ホームページ等を通じて注意を喚起するほか、改善等の
指導を積極的に行います。
大分市橋梁長寿命化修繕計画の見直しを行うとともに、外部委託による点
検を29橋実施します。また、来年度から実施する職員点検に向け、点検業
務に必要な技術を習得するため、土木技術職員を対象に実務研修等を行い点
検技術の向上を図ります。
■
道路建設課
安心・安全な道路空間の確保を目指しコスト縮減を図りながら工事の早期発
注及び道路改良事業の未整備路線の早期整備を進めます。
特に幹線道路以外の路線で、経年劣化により舗装の損傷が著しい市道の点
検を実施し補修を行い、走行性・安全性の確保を図ります。
また 、街 区 形成 の基 と なる 都市 計 画道 路の 整 備を 図り ま す。
■
道路維持課
市民 生活 に 直接 関係 す る道 路維 持 事業 や交 通 安全 対策 事 業に 取り 組 んで います。
ま た 、主 たる 事 業と して 本 年度 は、 大 分市 橋梁 長 寿命 化修 繕 計画 に基 づき、市道
萩 原 明野 線( 白 滝陸 橋) 橋 梁修 繕工 事 を実 施し ま す。
-15-
第Ⅲ部
■
土木建築部の基本方針
河川課
台風や集中豪雨などの自然災害にも強い、安心・安全なまちづくりを目指し、
河川改修事業や急傾斜地崩壊対策事業及び浸水対策事業を推進していきます。
また、洪水や土砂災害ハザードマップを作成し、地域住民に配布するなど、
自然災害に対する防災意識の向上に努めるとともに、危険箇所や避難場所等
の周知により、減災に向けた取り組みを進めていきます。
■
建築課
「 公共 建築 物 は市 民共 有 の資 産で あ る」 との 認 識の 上に 立 ち、 各課 からの増改
築 ・ 営繕 等の 設 計・ 工事 依 頼に 対し て は、 付加 価 値を 追求 し なが ら建 物の品質確
保 に 努め ると と もに 、経 済 効果 の観 点 から も可 能 な限 り早 期 発注 に心 がけていま
す。
ま た、 市有 施 設及 び文 教 施設 の増 改 築及 び外 壁 改修 等の 施 工に 当た っ ては 、
公 共 施設 の再 編 に不 可欠 な アセ ット マ ネジ メン ト の視 点か ら 適切 な維 持管理・保
全 を 行い 、良 質 なス トッ ク とし て長 期 的な 活用 を 図っ てい き ます 。
■
住宅課
空家バンクである「大分市住み替え情報バンク」の対象を市内全体に拡大し
ます。また、人口減少対策と空家対策を兼ねた「移住者居住支援事業」に取
り組んでいきます。「移住者居住支援事業」は県外から当市に定住すること 等
を条件に、住宅を新築・購入・改修した場合にその費用及び引越し費用など
の一部を補助する制度で、空家バンクの登録物件を購入対象物件とすること
で、空家バンクの充実を図り、また市内の空家の減少を目指すものです。ま
た「ふるさと団地の元気創造推進事業」では事業開始5年を迎え、さらなる
団地活性化を図っていきます。
-16-
-17-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容
-18-
-19-
第1章
土木管理課
-20-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
1.業務の概要
土木管理課は、庶務担当班、土木計画担当班、市道管理担当班、境界確認担
当班、法定外公共物担当班の5班で構成されています。
各班の主な業務内容は以下のとおりです。
■ 庶務担当班
部内・課内の連絡調整、予算、入札及び契約、災害復旧事業、庶務全般に
係る事務等です。
■ 土木計画担当班
道路構造物安全点検調査業務、橋梁定期点検調査業務、無電柱化の推進に
向けての企画及び立案と開発行為に伴う事前協議及び指導に係る事務等です。
■ 市道管理担当班
市道路線の認定及び廃止、道路台帳の整備、市道の占用許可、道路事故賠
償に係る事務等です。
■ 境界確認担当班
市道の境界確認、道路用地の登記、未登記道路整備事業に係る事務等です。
■ 法定外公共物担当班
法定外公共物(里道・水路等)の境界確認、用途廃止、開発行為に基づく
事前協議と法定外公共物(里道)の占用許可に係る事務等です。
2.施策の概要
(1)庶務・管理業務
(1) 庶務・管理業務
① 一日道路河川愛護デー事業
本事業は道路・水路の清掃活動を通し、地域の連帯感を高めるとともに住み
よい生活環境の浄化・美化の推進を目的としています。
市内道路網は約2千数百Kmもの路線に及び、道路管理においては行政のみ
ならず、市民の協力が必要不可欠です。そこで、自治会及び協力会社による道
路の清掃、側溝及び水路の浚渫、道路パトロール等の活動により市民参加と協
働によるまちづくりを進め、「道路は市民の財産」であるという意識と地域の美
化意識の浸透を図っています。
-21-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
■一日道路河川愛護デー参加状況
区分
参加自治会数
参加人数(人)
集積数(台)
平成 21 年度
107
16,832
239
平成 22 年度
109
16,834
249
平成 23 年度
106
17,012
219
平成 25 年度
109
14,944
231
平成 26 年度
45
1,625
68
※ 平成 24 年 度 は雨 天の た め中 止
※ 平成 26 年 度 は小 雨決 行 。
地 域 住民 によ る 美化 活動 風 景
② 管理業務委託等の入札、契約事務
土木管理課では、土木建築部内各課が行う、管理業務委託(道路・河川の清
掃や除草等)の入札及び契約の事務を行っています。
■入札状況
( 単位:件 )
区分
入札件数
委託契約件数
平成 22 年度
110
110
平成 23 年度
111
111
平成 24 年度
93
93
平成 25 年度
100
100
平成 26 年度
93
93
-22-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
③ 災害復旧事務
自然現象による災害は発生する地域や時期の予測が不可能であり、災害復旧
等に係る事業費用についても被災の規模により大きく変動します。
災害復旧事業とは、被災した公共施設の原形復旧に係る事業費用について、
一定の採択要件を満たせば国が負担をするものです。
直近では平成24年度に道路災害復旧事業が2件発生し、道路維持課と連携
を図りながら、大分県を通して国との連絡調整に努めました。
■災害発生の状況
( 単位:件 )
区分
河川
道路
橋梁
計
平成 22 年度
0
0
0
0
平成 23 年度
0
3
0
3
平成 24 年度
0
2
0
2
平成 25 年度
0
0
0
0
平成 26 年度
0
0
0
0
④ 九州国道協会事務
九州国道協会は、昭和37年3月に発足し、九州地方の178市町村が加盟
するなか、九州の幹線道路網の整備はもとより、交通安全、環境保全、高度情
報化等の多様化するニーズをふまえ、より豊かな郷土と住みよい生活環境の実
現をめざし、国道をはじめとする道路整備促進や道路愛護心の涵養を図ること
を目的に活動を行っています。
道路整備については、大都市部を中心に一定のストックは形成されてきたが 、
自然災害に対し脆弱な箇所が多い九州地方では、循環型高速道路ネットワーク
の未完成、幹線道路の不足、生活道路の未整備など、質・量ともに十分ではな
く、地方が求める道路整備に対し、必要な事業が確実に行われているとはいえ
ない状況です。本市も協会の要望活動等を通じて、真に必要な道路整備に関す
る予算が確保されるように取り組みます。
-23-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
(2)道路・橋梁等に関する計画的業務
(2) 道路・橋梁等に関する計画的業務
① 道路構造物のアセットマネジメント
本市が管理する道路構造物の多くは高度経済成長期に集中的に建設されてお
り、現在、老朽化が一斉に進行しています。
今後の維持管理については、道路構造物の更新が一時期に集中することのな
いように、従来の「損傷が深刻な状態になってから対処する手法」
(対症療法型 )
か ら 、「 損 傷 が 軽 微 な 状 態 の う ち に 予 防 的 に 対 応 す る 維 持 管 理 的 手 法 」( 予 防 保
全型)への転換が必要です。
道路構造物の劣化状況等を早期に発見するための定期点検については、平成
26年5月に道路法に関する省令の一部が改正されており、橋梁等の主な道路
構造物では、5年に1回の近接目視による点検が義務付けられました。
本市においても、省令の一部改正及び、平成27年度に策定する「大分市橋
梁等長寿命化修繕計画」等に基づき、主な道路構造物の定期点検を計画的に行
い、効率的な維持管理とコスト縮減を図る中で、道路ネットワークの安全性や
信頼性を確保していきます。
■ 定 期点検の対 象となる主 な道路構造 物
名
理
数
梁
953
橋
ト ン ネル
9
橋
称
管
横 断 歩道 橋
14
大 型 ボッ クス カ ルバ ート
箇所
橋
1 箇所
※ 表 は 、道 路法 に より 、5 年 毎 に 定期 点 検 を 行 う 道 路 構 造 物 の 名 称 と 管 理 数 。
-24-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
② 無電柱化の推進
「大分市総合計画」等、上位計画に基づき、安全で快適な通行空間の確保、
良好な景観・住環境の形成、災害の防止、情報通信ネットワークの信頼性の向
上、地域文化の振興、地域活性化等の観点から「人にやさしい美しい都市空間
の創造と整備」を目指した計画的な市街地整備の取り組みとして、地域の実情
に応じた多様な手法も活用しながら無電柱化を推進しています。
市道 都町・東春日線
市道 中央住吉1号線
③ 市道の構造の技術的基準 の条例化
地 方自 治体 の 自主 性強 化、自由度 拡 大を 図る こ とを 目的 と した「地域の自主性及
び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律
(第1次一括法:平成 23 年 5 月 2 日公 布、第二次一括法:平成 23 年 8 月 30
日 公 布 )」 を 受 け 、「 道 路 法 」 及 び 「 高 齢 者 、 障 害 者 等 の 移 動 等 の 円 滑 化 の 促 進
に関する法律」が一部改正された。
このことにより、道路構造の技術的基準、道路標識の寸法および道路移動等
円滑化基準について各政令を参酌し、本市の条例(平成 25 年 4 月 1 日施行)に
定めました。
■ 「 大分 市市 道 の構 造の 技 術基 準等 に 関す る条 例 」
( 平成 24 年 大 分市 条例 第 69 条)
■ 「 大分 市移 動 等円 滑化 の ため に必 要 な道 路の 構 造に 関す る 基準 を定 め る条 例」
( 平成 24 年 大 分市 条例 第 70 条)
④ 社会資本整備総合交付金都市再生整備計画策定
本市では大分駅付近の中心市街地地区において都市再生整備計画を策定し、
平成26年度から市道中央住吉1号線、2号線修景、市道中央町南春日線シェ
ルター設置などの整備(基幹事業)と観光案内板設置などのソフト整備(効果
促進事業)を総合的、一体的に実施することで中心市街地の活性化を推進する
こととしています。
-25-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
⑤ 開発行為に伴う事前協議及び指導
開発行為及び土地区画整理事業等における区域内道路の構造等の基準と配置、
また地区外の既存道路との接続を適切に確保することで帰属を受け、適正な管
理を図るため、事前の審査・協議を行っています。
開 発 行 為 の 審 査 ・ 協 議 は 「 都 市 計 画 法 」、「 道 路 法 」 及 び 「 大 分 市 開 発 行 為 指
導要綱」等によるほか、道路の構造は「本市条例」に基づいています。
開発行為の施工が完了した場合は、事前協議の内容に適合しているか検査を
行っています。また、帰属を対象としている道路施設及び用地は、必要となる
図書を提出してもらい、土地の所有権移転を行うほか、協議により市が管理す
る道路の用に供する土地は、
「都市計画法第 39 条及び第 40 条」の規定に基づき
工事完了公告の翌日に管理、帰属されることとなっています。
なお、土地区画整理事業等については、現況市道の区域内の編入について承
認を行っています。
また、施工が完了した場合は協議内容に適合しているか検査を行った後、換
地処分の公告の翌日から管理の引き継ぎが行われます。
■ 平成 2 6 年度 開発行為、開発道路引継ぎ等の状況
業務内容
開発行為
開発道路引継ぎ
( 単 位:件 )
件数
事前審査
13
事前協議
128
都市計画法第32条協議(市道)
4
都市計画法第32条協議(法定外)
46
完了検査
39
受付(審査)
17
道路検査(事前を含む)
17
手直し指示書
0
手直し検査
0
管理協定書締結
0
道路の引継完了
17
街路樹引継ぎ
0
街路灯引継ぎ
0
(3)道路の管理業務
「道路法」に定める道路には、高速自動車国道、一般国道、都道府県道およ
び市町村道の4種類があります。
このうち道路管理者である本市は、市域内の市道の管理を行っています。
道路管理者とは、道路管理に関する権能および義務を有する者であり、その
管理行為には、道路の新設、改築、維持、修繕および災害復旧、道路占用の許
可などがあります。
-26-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
① 道路の現況等
■道路の現況
(平成 27 年 3 月 31 日現在)
種別
26 年度
単位
25 年度
総延長
2,440,129.5
m
2,437,217.8
2,911.7
0.1
実延長
2,374,307.7
m
2,370,632.2
3,675.5
0.2
規格改良済延長
1,783,055.5
m
1,779,046.6
4,008.9
0.2
591,252.2
m
591,585.6
△333.4
△0.1
2,359,934.7
m
2,356,318.5
3,616.2
0.2
個数
946
橋
946
0
0
延長
14,373.0
m
14,313.7
0
0
個数
10
本
10
0
0
延長
1,124.4
m
1,124.4
0
0
2,299,366.7
m
2,295,489.8
3,876.9
0.2
315,700.6
m
315,780.6
△80.0
△0.0
アスファルト系(高級)
1,130,276.5
m
1,127,017.2
3,259.3
0.3
アスファルト系(簡易)
853,389.6
m
852,692.0
697.6
0.1
74,941.0
m
75,142.4
△201.4
△0.3
未改良延長
道路延長
橋梁
増減
%
トンネル
舗装済延長
内
セメント系
訳
砂利道延長
渡船場
個数
0
ヶ所
0
0
0
延長
0
m
0
0
0
個数
125
ヶ所
126
△1
△1
49
ヶ所
49
0
0
610,345.3
△1,062.3
△0.2
鉄道交差
内立体交差
歩道延長
609,283.0
立体横断施設
〃
(内)
地下道
m
11
ヶ所
11
0
0
1
ヶ所
1
0
0
道路面積
14,948,837
㎡
14,915,549
33,288.0
0.2
道路敷面積
16,896,490
㎡
16,863,474
33,016.0
0.2
路線数
7,570
本
7,542
28
0.4
舗装率
96.8
%
96.8
0.0
-
改良率
75.1
%
75.0
0.1
-
大分市の面積
〃
人口
502.39
k㎡
501.28
1.11
0.22
477,853
人
477,640
213
0.0
*舗装率=舗装済延長/実延長
*実延長=道路延長+橋梁延長
*改良率=規格改良済延長/実延長
(重複延長を除く供用開始分)
*人口=3 月末の住民登録人口より
-27-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
② 市道路線の認定等
市道として認定するのは、本市が道路を新設した場合、市街地開発事業や開
発行為により新設した道路の引き継ぎを受けた場合、既設の私道等の寄附を受
けた場合等があります。
市道路線の認定の基準は「大分市市道認定及び廃止基準」により定めており、
議会の議決を経て路線の認定を行い公示しています。 道路管理者は、路線の認
定が公示された場合には、遅延なく道路の区域を決定し、公示しなければなり
ません。道路の区域が決定されると、道路管理者の許可なしに、当該区域内に
おいて土地の形質の変更や工作物の新築等ができなくなります。
また、道路管理者が正当に権原を取得していること及び道路としての物的施
設が一般交通に差し支えない程度に備えた道路について、供用の開始の公示を
行います。
■市道路線の認定及び廃止の状況
認定
廃止
路線数
延長(m)
路線数
延長(m)
平成 21 年度
104
23,729.5
38
13,853.3
平成 22 年度
254
62,755.0
84
59,589.1
平成 23 年度
145
37,465.1
65
43,281.6
平成 24 年度
69
12,461.1
7
4,706.6
平成 25 年度
58
6,719.8
10
4,690.6
平成 26 年度
35
4,562.1
3
1,570.1
■道路の区域の決定、変更及び供用の開始の状況(路線数)
区域決定
区域変更
平成 21 年度
87
20
供用開始
101
平成 22 年度
280
76
351
平成 23 年度
163
49
191
平成 24 年度
74
40
106
平成 25 年度
66
49
113
平成 26 年度
43
42
78
写真は、開発行為(宅地開発)に伴い、
新しく認定された市道です。
-28-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
③ 道路台帳の整備
道路管理を円滑に行うためには、道路の区域はもちろん道路構造、占用物件
及び沿道の状況等道路の基本的事項を把握する必要があります。「道路法第28
条」において道路管理者が道路台帳の調製及び保管を行うことを義務づけ、記
載事項に変更があったときは、速やかにその補正を行い、道路の状況を常に把
握しておくこととしています。本市では、毎年、道路台帳の補正業務を行って
いますが、道路台帳の基図となる地形図が現状にそぐわなくなったため、航空
測量等により平成6年度から3ヶ年計画で、道路台帳の修正作業を実施しまし
た。
■道路台帳補正業務の状況
(単位:km)
区分
新規認定
改良
平成 21 年度
25.4
5.8
平成 22 年度
47.5
16.4
平成 23 年度
36.1
10.1
平成 24 年度
24.7
4.9
平成 25 年度
9.6
10.0
平成 26 年度
3.8
5.5
④ 道路の占用
道路は、人や車両の通行の用に供するだけでなく、市民の社会経済活動の最
も根幹となる施設です。
そのため、都市生活に必要不可欠な上下水道、電気、電話等の施設を収容す
る場所としても重要な役割を持っています。
このように、道路の地上及び地下に一定の施設を設けて、これを継続的に使
用することを道路の占用といい、占用するためには道路管理者の許可が必要で
す。占用許可にあたっては、「道路法」に適合する占用物件で、道路以外に設置
する余地のない場合に、道路構造及び道路交通の確保、道路の景観等に支障と
ならない範囲で許可しています。
なお、同一箇所で水道工事、ガス工事等の道路占用工事が繰り返され、道路
の不必要な損傷や円滑な道路交通の阻害、騒音・振動による住民の生活環境の
悪化等が生じることのないよう、道路管理者及び占用者等で構成する「道路工
事連絡協議会」を毎月定期的に開催し、工事計画、施行時期及び工事方法等に
ついて調整しています。
また、不法占用物件(置き看板、自動販売機等)は、歩行者、自転車等の通
行の障害、都市美観の阻害となるので、勧告、指導を強化し適正化に努めてい
ます。
-29-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
(単位:件)
■道 路占用許可 状況
占用物件
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
26 年度
水道関係
514
590
565
581
464
下水関係
135
183
343
224
166
NTT関係
242
270
215
238
241
九州電力関係
327
336
227
217
162
大分ガス関係
239
285
181
207
161
689
360
411
1,140
985
保安設備
128
103
125
133
100
道路一時使用
813
915
914
946
936
計
3,087
3,042
2,981
3,686
3,215
一般占用(更新含む)
⑤ 道路事故賠償等事務
道路の管理瑕疵を原因とする交通事故等の発生により生じた損害に対しては、
道路管理者として、その責任の程度に応じて、その損害を賠償する責めを負い
ます。また、逆に、一般の交通事故等により、ガードレールなどの交通安全施
設等に損傷を受けた場合は、加害者に対し、原状に復するよう求めています。
■道路事故賠償等の状況
(単位:件)
区分
道路管理瑕疵による事故の賠償
ガードレール等の被害
平成 21 年度
3
96
平成 22 年度
5
85
平成 23 年度
4
74
平成 24 年度
11
86
平成 25 年度
1
108
平成 26 年度
9
45
-30-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
(3)市道の境界確認業務
(3) 市道の境界確認業務
① 市道の境界確認事務
本市が管理する市道敷と民有地との境界を確認しています。土地を売買する
ときや分筆登記するとき、また建物を建てるときなど、境界確認が必要なとき
に申請を受け付けています。
境界標:矢印の先が民有地と
市道敷の境界です。
(単位:件)
区分
確認数
平成 22 年度
360
平成 23 年度
419
平成 24 年度
440
平成 25 年度
415
平成 26 年度
444
② 道路用地登記事務
団地開発等の開発行為のあと管理引継ぎされた道路用地の所有権移転登記の
ほか、既存の市道敷で未だ本市に所有権移転されていない道路用地について、
名義人への寄付依頼、分筆登記、所有権移転登記等を行っています。
■登記実績(筆数)
区分
開発
未登記
計
平成 22 年度
137
155
292
平成 23 年度
51
172
223
平成 24 年度
221
149
370
平成 25 年度
35
37
72
平成 26 年度
55
33
88
-31-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
③ 未登記道路整備事業
市道を適切に管理するため、市道敷内の民有地部分を分筆登記し、所有権を
本市に移転する事業(未登記道路整備事業)を行っています。対象としては、
例1、例2、例3のような市道敷を想定しています。
例 1 :民 有地 を 提供 して 里 道を 拡幅 し た市 道
里道敷と民有地との官民境界線 市道敷と民有地との管理境界線
Aさんの土地
Bさんの土地
Cさんの土地
里
道
里
市道
道
市道
Dさんの土地
※斜線部分が市道敷内の民有地
Eさんの土地
例 2 :民 有地 を 提供 して 拡 幅し た市 道
例 3: 民有 地 を提 供し て 造った市道
※ 市 道敷 とし て 分筆 して い ない 場合
※斜線部分が市道敷内の民有地
※ 市道 敷と し て分 筆し て いない場合
※斜線部分が市道敷内の民有地
Aさんの土 地
Cさんの土 地
Aさんの土 地
市道
市道
Bさんの土 地
Bさんの土 地
Dさんの土 地
Cさんの土 地
※ 市 道敷 とし て 分筆 して い る場 合で も 、所 有権 移 転を して い ない 場合 が あります。
-32-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
(4)法定外公共物の管理業務
(4) 法定外公共物の管理業務
平成11年7月に「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する
法律」が成立し、里道(道路法の適用を受けない道路)・水路(河川法の適 用・
準用を受けない河川、水路等)等として現に公共の用に供されている法定外公
共物については、国から市町村に譲与されることとなりました。
本市においては、平成15年4月1日から「大分市道路及び河川等の法定
外公共物の管理に関する条例」を施行し、国から譲与を受けた里道・水路等の
管理事務を行っています。
① 法定外公共物(里道・水路等)の境界確 認事務、用途廃止事務、開発
行為に基づく事前協議事務
法定外公共物(里道・水路等)の民有地等との境界確認事務、機能を失った
ものや必要としないものの用途廃止事務及び開発行為に基づく形状変更、付替
え、包含等の事前協議事務を行っています。
■境界確認及び用途廃止件数
( 単位:件 )
区分
境界確認
用途廃止
開発事前協議
平成 24 年度
356
45
60
平成 25 年度
312
47
47
平成 26 年度
267
49
46
■法定外公共物の売払い件数
区分
売払い総額
(円)
売払い件数
(件)
売払い筆数
(筆)
売払い面積
(m 2 )
平成 24 年度
19,810,087
29
43
2,473.90
平成 25 年度
14,465,469
45
57
1,761.66
平成 26 年度
10,934,066
25
41
3,277.47
-33-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(土木管理課)
② 法定外公共物(里道)占用等許可事務
法定外公共物(里道)の上空若しくは地下において行う工事、工作物等の新
築、改築又は除却等、法定外公共物本来の目的以外に使用する占用等の許可事
務を行っています。
■法定外公共物占用許可状況
(単位:件)
占用物件
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
一般占用
115
153
131
N T T 関係
4
3
8
九州電力関係
13
13
10
大分ガス関係
9
8
26
水道・下水関係
40
28
43
短期占用
2
4
3
形状変更
44
35
32
計
227
244
253
-34-
-35-
第2章
道路建設課
-36-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
1.業務の概要
1.市民生活や産業経済活動の広域化に対応するため、国・県道と幹線市道と
のネットワークの確立と各種道路の機能を生かした整備を図ります。
2.高齢者や障がい者など誰もが安心して社会参加ができ、快適に暮らせる生
活環境確保のため、地域の特性を生かしたコミュニティ道路や、既設歩道の
段差・傾斜・勾配の改善等バリアフリーによる歩行空間の整備を図ります。
3.生活の基盤である市道の新設、改良、橋梁、舗装、交差点改良等の整備を
行い、生活道路の整備を図ります。
4.災害時における避難路を確保し、防災活動及び緊急車輌等の通行を容易に
するため、狭隘な道路の整備を図ります。
5.街区形成の基となる都市計画道路の整備を図ります。
整備前
整備後
-37-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
2.施策の概要
(1)道路新設
(1)道路 新設改良事業
新設 改良事業
一般市道の改良、側溝整備を行い、居住環境の改善を図っていく事業です 。
① 公 共道路事業(
共道路事業 国の 過疎債事業や県の出資金を受けて実施している事業 )
② 単 独事業
●主な27
●主な 27年度
27 年度道路
年度 道路新設改良
道路 新設改良事業
新設改良 事業
■中通線
現況道路は、狭小で車両の離合、緊急車両の進入が困難な状況であることか
ら、県施工の臨港道路 細馬場線の整備に併せて拡幅工事を行うことで、道路交
通の安全性及び防災・減災性の確保、地域の活力向上を図ります。
平成23年度から調査に着手し、平成28年度完成を目指しています。
*事業の概要
○現道拡幅
延長=500m
幅員=5.0m
用地費・補償費・建物調査委託費・工事費
H2 3 ~ H2 5
大 志 生木 線
道 路 改良 事業
改 良前
改 良後
-38-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■那智梛 線
現況道路は、狭小で車両の離合、緊急車両の進入が困難な状況であること
から、幅員を拡幅し、道路交通の安全性確保と地域の活力向上を図ります。
平成24年度から調査に着手し、平成28年度に完成予定です。
*事業の概要
○現道拡幅
延長=150m
幅員=4.0m
用地費・補償費・工事費
H2 4 ~ H2 8
那智梛線道路改良
事業(一部完了)
改良 前
改 良後
■太田三国境線( 電源立地 地域対策 交付金事業 )
現況道路は、狭小で車両の離合、緊急車両の進入が困難な状況であることか
ら、部分的な待避所の設置や視距改良、路肩の整備を行うことで、道路交通の
安全性確保と地域の活力向上を図ります。
電源立地地域対策交付金とは、野津原地区の公共施設の整備、維持補修に措
置され、芹川ダムの発電電力量に応じて交付額が確定する県支出金である。
交付期間は、昭和56年~平成30年の37年間です。
*事業の概要
○道路改良(部分完了)
延長=2,250m
幅員=5.0m
設計測量委託費・用地費・工事費
- 39 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
(2)道路舗装事業
(2 )道路舗装事業
道路舗装事業とは、傷んだ道路を舗装・改修する事業です。
①公共道路事業 ( 国から補助金・交付金を受けて実施している事業)
②単独事業
●主な27年度道路舗装事業
●主な27 年度道路舗装事業
■下郡宮崎大通り線
本路線は国道10号と県道大分臼杵線を結ぶ主要幹線道路であり、経年劣化
により舗装の損傷が著しいことから、舗装補修を行い、走行性・安全性の確保
を図ります。
平成22年度から着手し、平成29年度完成を目指しています。
*事業の概要
○舗装補修工事(部分完了)
延長=2,930m
幅員=14.5m
補修前
補修 後
■萩原東明野線
本路線は県道大在大分港線と住居区域を経由して県道大分臼杵線を結ぶ主要
幹線道路であり、経年劣化により舗装の損傷が著しいことから、舗装補修を行
い、走行性・安全性の確保を図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(部分完了)
延長=1,400m
幅員=12.0m
-40-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■大分港賀来線
本路線は西大分泊地と大分IC及び賀来地区を結ぶ経路にあたる主要幹線道
路であり、経年劣化により舗装の損傷が著しいことから、舗装補修を行い、走
行性・安全性の確保を図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(部分完了)
延長=2,700m
幅員=8.5m
■佐野 線
本路線は里地区と佐野地区を結ぶ道路であり、経年劣化により舗装の損傷が
著しいことから、舗装補修を行い、走行性・安全性の確保を図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(部分完了)
延長=1,830m
幅員=7.0m
■ 志村北8号 線
本路線は大在工業団地と岡団地(大分キヤノン)地区とを結ぶ物流にも大き
な役割を担う主要道路であり、経年劣化により舗装の損傷が著しいことから、
舗装補修を行い、走行性・安全性の確保を図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(施工初年度)
延長=450m
幅員=8.0m
■ 東鶴崎下徳丸 線
本路線は国道197号と県道大分臼杵線を結ぶ主要道路であり、経年劣化に
より舗装の損傷が著しいことから、舗装補修を行い、走行性・安全性の確保を
図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(施工初年度)
延長=2,250m
幅員=7.0m
- 41 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■ 宮崎光吉 線
本路線は国道10号の府内大橋南交差点と国道210号(ホワイトロード)
を結ぶ道路であり、経年劣化により舗装の損傷が著しいことから、舗装補修を
行い、走行性・安全性の確保を図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(施工初年度)
延長=1,100m
幅員=6.0m
■恵良新町 線
本路線は起終点が国道442号に取りつく野津原地区内の主要道路であり、
経年劣化により舗装の損傷が著しいことから、舗装補修を行い、走行性・安全
性の確保を図ります。
*事業の概要
○舗装補修工事(施工初年度)
延長=1,320m
幅員=6.5m
- 42 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
(3)公共道路
(3 )公共道路事業
)公共道路 事業
市道の新設や改良を行う公共道路事業です。
公共道路事業(国から補助金・交付金を受けて実施している事業)
公共道路事業
●主な27年度
●主な27 年度公共道路
年度 公共道路事業
公共道路 事業
■川床楠木生線
本路線は、主要地方道坂ノ市中戸次線から市中心部へ連結する国道10号を
結ぶ戸次地区の骨格となるバイパス道路です。
平成17年度から調査に着手し、平成30年度完成を目指しています。
*事業の概要
○現道拡幅・バイパス整備
延長=1,700m
幅員=12.5m
用地費・補償費・測量委託費・工事費
H17~ H22
賀 来 横瀬 線
道 路 改良 事業
■木ノ上東 院線(東院工区)
現況道路は、狭小で通過交通が多く、学童等の通行が困難な状況であること
から、路肩改良、防護柵設置等で車道と歩行空間を分離し、道路交通の安全性
確保を図ります。
平成23年度から事業に着手し、平成28年度完成を目指しています。
*事業の概要
○現道拡幅
延長=1,000m
幅員=6.5m
工事費
- 43 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■権現 線 ・牟田権現線・辻原線・権現熊ノ上線
現況道路は、狭小で車両の離合、緊急車両の進入が困難な状況であることか
ら、幅員を拡幅し、道路交通の安全性確保と地域の活力向上を図ります。
平成23年度から事業に着手し、平成28年度完成を目指しています。
*事業の概要
○現道拡幅
延長=1,110m
幅員=4.0~5.0m
用地費・補償費・測量委託費・工事費
■岡角子原 線
本路線は大在コンテナターミナルの利用増加、岡地区への企業進出及び大分
流通業務団地への企業立地に伴い、交通量の増加した国道197号志村交差点
付近の交通渋滞の緩和を図ることを目的に、市道志村丹川線の岡地区を起点と
し国道197号角子原交差点に至る南北方向の都市軸幹線道路です。
平成19年度から都市再生整備計画により事業に着手し、平成28年度に完
成予定です。
*事業の概要
○道路の新設
延長=2,033m
幅員=14.0m
土質調査、設計測量委託費・工事費
■遊歩公園東線・遊歩公園西線
本路線は国道10号と国道197号を結ぶ主要幹線道路であり、一部の交差
点において右折レーンが整備されておらず、沿線の商店街、大型駐車場等に進
入する右折車両により直進車両の交通を阻害していたことから交差点改良を行
い、交通渋滞の解消を図ります。
平成26年度から事業に着手し、平成28年度に完成予定です。
*事業の概要
○交差点改良
延長=100m
幅員=30.0m
補償費・設計測量委託費・工事費
- 44 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■猪野8号線(交差点改良事業)
本路線は県道松岡日岡線猪野団地入口交差点から、市道東鶴崎下徳丸線国宗
地区を結ぶ都市計画道路です。現在、猪野団地入口交差点は接続する市道(東
原明野線、猪野8号線)が正対していないため、事故も多く、信号現示も余分
に必要となることから主道路である県道松岡日岡線が渋滞する原因となってい
ます。本事業により交差点改良を行い、安全で円滑な通行により交通渋滞の解
消が図られます。
平成27年度から事業に着手し、平成31年度に完成予定です。
*事業の概要
○交差点改良
延長=250m
幅員=18m~25m
補償費・設計測量委託費・工事費
- 45 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
(4)交通安全対策事業
(4)交通安全対策 事業
交通安全対策事業とは、交通事故の防止や歩行者が安全で安心して移動でき
るようにするために歩道改良、交差点改良等の整備事業です。
①公共事業 (国から補助金・交付金を受けて実施している事業)
②単独事業
●主な27年度
●主な27 年度交通安全対策
年度 交通安全対策事業
交通安全対策 事業
■中央住吉1号線・中央住吉2号線
本路線は、本市最大の飲食系歓楽街を形成している地区を南北に通る道路で
あり、昼夜を問わず歩行者が多く、電柱等が乱立しており、歩行者や搬入・通
行車輌が輻輳し交通事故等が懸念されています。電線類を地中化し、修景整備
を行うことにより地域の安心安全な生活環境の確保を図ります。
平成21年度に事業着手し、平成28年度完成を目指しています。
*事業の概要
○電線共同溝整備、修景整備
延長=330m×2路線
幅員=8~10m
設計委託費・照明灯設置工事費
H17~ H21
府 内 1号 線
電 線 類地 中化
- 46 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■宮河内ハイランド西1号 線
本路線は、団地内の通学路に指定されているが、狭い歩道である上に街路樹
の根の浮き上がりにより、歩行者の通行に支障を来たしていることから、歩道
の拡幅を行い、安全・快適な歩行空間の確保を図ります。
平成26年度から事業着手し、平成29年度完成を目指しています。
*事業の概要
○歩道改良
延長=1,200m
幅員=13.0m(歩道2.0m×2)
補償費・工事費
H2 3 ~ H2 6
敷戸小学校線道路改良
事業(敷戸南線完了)
■竹下一丁目6号 線
本路線は、大在地区と国道197号を結び、通学路にも指定されている。
踏切内は路面の凹凸が著しく、車道と歩行空間が分離されていないことから 、
踏切改良を行い、道路交通の安全性確保を図ります。
平成26年度から事業着手し、平成28年度完成を目指しています。
*事業の概要
○踏切改良
延長=12m
幅員=9.0m
JRの受託工事
- 47 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■末広明磧 線
本路線は、末広地区と国道10号を結び、通学路にも指定されているが、車
両、歩行者、自転車が同一空間に混在し、それぞれの交通を阻害していること
から歩道新設、自転車走行空間の創出を行い、安全・快適な交通空間の確保を
図ります。
平成26年度から事業着手し、平成29年度完成を目指しています。
*事業の概要
○歩道新設、自転車道の新設
延長=172m
幅員=12.0m
建物調査・建物移転補償費・建物解体工事
■ 大在駅一木 線
本路線は、大在小・中学校の通学路に指定されており、さらには日本文理大
学の学生が通学に利用する道路であるが、歩道幅員1.3mしかなくすれ違い
もままならないため、歩道幅員を3.5mに広げ児童生徒・地区住民の安全・
快適な歩行空間の確保を図ります。
平成27年度から事業着手し、平成31年度完成を目指しています。
*事業の概要
○市道の改良
延長=900m
幅員=11.5m
測量委託費・用地費・補償費・工事費
■ 長浜南北4号線
本路線は、都市計画道路・中島錦町線の整備に合せて、歩道や自転車道を構
築することにより、国道10号から国道197号までの一体的な歩行者の安全
確保と利便性の向上を図ります。
平成27年度から事業着手し、平成28年度完成を目指しています。
*事業の概要
○歩道改良
延長=120m
幅員=20.0m
設計測量委託費・工事費
- 48 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
■ 猪野・森町線
本路線は、別保小学校及び鶴崎中学校の児童・生徒、さらには鶴崎工業高校
の学生が通学に利用する道路であり、平成27年度に完成予定の都市計画道
路・乙津森町線に接続され、交通量の増大が見込まれることから、歩道及び2
車線の車道を整備することにより、児童・生徒、地区住民の安全確保を図りま
す。
平成27年度から事業着手し、平成31年度完成を目指しています。
*事業の概要
○道路改良
延長=500m
幅員=9.5m
測量・設計委託費・用地費・補償費・工事費
- 49 -
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
(5)街路事業
街路事業とは、安全かつ快適な市民生活や、機能的な都市活動を確保するた
めの都市基盤の骨格を形成し、交通機能を有するほかに、都市環境の保全、生
活基盤施設の収用空間確保、都市防災などの都市空間機能や、市街地形成機能
など、さまざまな役割を果す重要な街路を整備する事業のことです。
公共事業 (国から補助金・交付金を受けて実施している事業)
① 社会資本整備総合交付金
大在・岡地区 都市再生整備計画
大分駅周辺の民間投資を喚起するための基幹的交通インフラの整備
②防災・安全社会資本整備交付金
各都市圏における歩行者等の安全を確保する街路整備
平成23年度に完成した都市計画道路 大道金池線
●主な27年度街路
●主な27 年度街路事業
年度街路 事業
■大分都市計画道路
乙津森町 線
本路線は、国道197号から県道鶴崎大南線に至る都市計画道路で、鶴崎地
区の交通渋滞の緩和をはじめ、バイパス的な路線として整備し、地域住民の利
便性、歩行者の安全性の向上を図ります。
平成17年度から事業に着手し、平成27年度に完成予定です。
*事業の概要
延長=313.0m
幅員=12.0m(歩道2.5m)
工事費
- 50 -
第Ⅳ部
■大分都市計画道路
土木建築部各課の業務内容(道路建設課)
中島錦町線
本路線は、中心市街地の外郭道路の位置付けで、国道10号および県道大分
臼杵線と国道197号を結ぶ主要幹線道路であります。本路線の整備により、
市中心部の慢性的な交通渋滞の緩和と歩行者の安全性の確保と利便性の向上を
図ります。
平成19年度から事業に着手し、平成28年度に完成予定です。
*事業の概要
延長=643.6m
幅員=20.0~24.0m
用地費・補償費・委託費・工事費
■大分都市計画道路
県庁前古国府 線
本路線の県庁北交差点から庄の原佐野線までの区間は市街地を南北に結ぶ重
要な路線となっています。
今回の整備区間である大手町一丁目交差点から顕徳町一丁目交差点までの沿
線には学校、病院施設などがあり、この区間を整備することにより、交通渋滞
の緩和と歩行者、自転車等の安全と利便性の向上を図ります。
平成25年度から事業に着手し、平成29年度に完成予定です。
*事業の概要
延長=272.5m
幅員=27.0~37.0m
用地費・補償費・委託費・工事費
- 51 -
第3章
道路維持課
-52-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路維持課)
1.業務の概要
道路維持課の主な業務は、道路修繕、舗装補修、交通安全施設設置・補修、道
路清掃・除草、側溝浚渫、街路樹管理、認定外道路の整備等があります。また、
市民や自治委員等に道路の穴ぼこ等の情報提供を依頼するとともに、従来から
実施している道路パトロールに加え、部内関係課の公用車にも補修材を積載し、
早期発見、即時補修の応急措置を行い、事故ゼロに努めています。
2.施策の方向
市道の管理延長は年々増加しており、維持管理に関する要望等も増加し、内容
も多岐になってきており、大分市としての適切な管理が求められています。
現在は、一時的なコストの縮減に配慮した対症療法的な対策を取っています
が、今後は、適切な時期に早期の予防修繕を実施し、トータルコストの縮減に
繋がる効果的な対策へと転換することが課題となっています。
3.施策の概要
(1)道路維持事業
(1) 道路維持事業
市民生活の基盤となる道路施設の水準を維持するため、道路の維持補修は重
要な事業であり、道路利用者の安全を確保するとともに、快適で住みやすい安
心・安全な道路施設の維持管理を行います。
(2)認定外道路の整備
(2) 認定外道路の整備
日常生活に欠くことのできない道路でありながら、市道として認定されていな
い道路や「準市道の取扱基準」(平成6年4月1日制定)に適合しない道路(里
道等)について「大分市認定外道路整備要綱」(平成10年4月1日施行)を定
め、平成10年度より、簡易な舗装等の整備に取り組んでいます。
■ 認定外道路整 備手順
地 元 より 整備 申 請書 提出
道 路 維持 課に よ り現 地調 査
認 定 外道 路整 備 審査 会開 催
整 備 承認 の可 否 決定
※削除(H26 年 11 月 20 日改訂)
決 定 通知 書交 付
不 決 定通 知書 交 付
-53-
工 事 施工
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路維持課)
(3)道路災害復旧事業
(3) 道路災害復旧事業
本市は、地理的条件から台風や梅雨前線による豪雨、長雨等自然災害の被害
を受けやすく、倒木や崩土、冠水による交通の遮断、土砂流出による道路決壊
等によって市民生活は深刻な影響を受けてきました。
災害を未然に防ぎ、被害を最小限にくい止めるためには市道の日常的な維持
補修のほか、災害時の迅速な対応、早期の復旧は行政の責務です。
これら災害復旧事業については、多大な費用を要するため、一定の採択基準
を満たすものについては「公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法」(昭和26
年法律第97号)に基づき、国庫補助(補助率2/3) を受けながら復旧に 努め
ているところです。
(4)道路管理者以外の者の行う工事の承認(道路法第24条)
道路に関する工事、維持は道路管理者が行うのが原則ですが、道路管理者以
外の者が「道路法第24条」の規定に基づいて道路に関する工事又は維持を行
う必要が生じた場合、その工事等の設計及び実施計画について、道路管理者の
承認を受けて道路に関する工事又は道路の維持を行うことができます。
道路管理者は、その工事を行う必要性、計画及び実施計画の合理性及び道路
管理上の支障の有無などを総合的に判断して、承認又は不承認の処分を行うこ
とができます。
4.主要事業
(1)市道萩原明野線(白滝陸橋)橋梁
(1) 市道萩原明野線(白滝陸橋)橋梁修繕事業
市道萩原明野線(白滝陸橋)橋梁 修繕事業
本陸橋は国道 197 号と明野地区を繋ぐ幹線道路でバス路線にもなっており 朝
夕の通勤を始め交通量が多く JR 日豊本線を跨ぐ重要路線です。
昭和53年供用開始後、平成 21 年に策定した大分市橋梁長寿命計画により 平
成 25 年度に詳細な調査を行ない平成 26 年度より修繕工事に着手したところで
す。
*事業の概要
・施工延長 L=330.0m
・幅員 W=16.5m
・橋梁上部修繕…1式
・橋梁下部修繕…1式
・取付擁壁修繕…1式
・工事費…41,391千円
-54-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路維持課)
(2)各種安全点検事業
(2) 各種安全点検事業
■ 大分市管理橋梁の安全点検
本市が管理している橋梁945
橋について、安全性の確保と長寿命
化を図ることを目的として平成2
3年度から平成27年度にかけて
安全点検を行います。このうち橋長
10メートル以下の小規模橋梁に
つ い て は 、「 大 分 市 橋 梁 定 期 点 検 要
領」に基づき、職員による点検を行
います。
補修が終了した小筒井 1 号橋
(大字 上戸次)
。
■ 道路の交通安全施設の点検
ガードレールなど、全市道の交通安全施設の点検調査を平成24年度から平
成28年度にかけて行います。
併せて、交通安全施設台帳の整理を行い、通行の安全確保と計画的な修繕を
行います。
平成26年度は1,311路線の調査を行いました。
(3)推進事業
(3) 推進事業
平成27年度は、これらの事業を遂行する中で、以下の取り組みを行います 。
① 道路パトロールの強化
穴ぼこや道路付属物(側溝蓋、グレーチング等)の不具合による事故を無く
すため、道路パトロールを強化します。
② 要望や苦情についての迅速な対応
要望箇所に近い現場で業務中の職員との連携を密に行い、迅速な対応を行う
ことで早期の通行の安全確保と市民からの信頼の確保に努めます。
-55-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路維持課)
5.資料編
■道路維持事業執行状況
単位
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
件
2,938
3,508
4,099
路線
466
441
418
㎡
478,179
556,885
527,705
道路修繕
ヶ所
1,135
1,101
1,243
交通安全施設補修等
ヶ所
477
427
側溝浚渫
ヶ所
356
ポケット補修
ヶ所
歩道切下げ
種別
要望受付件数
平成
25 年度
平成
26 年度
3,809
4,099
550
599
566,560
549,616
1,114
1,013
475
472
425
470
371
342
294
1,826
1,569
1,309
970
1,165
ヶ所
0
0
0
2
90
踏切改良
件
0
0
0
0
0
橋梁補修等
件
16
18
26
13
8
認定外道路(里道等)
ヶ所
整備
15
40
30
8
29
街路樹・芝等管理
576
453
458
556
489
道路清掃
道路除草等
ヶ所
■道路照明施設、カーブミラー、道路案内標識の状況
(各年度末における維持管理数)
年度
区 分 道路照明施設(灯) カーブミラー(基) 道路案内標識(本)
平成 22 年度
2,351
6,105
396
平成 23 年度
2,366
6,171
396
平成 24 年度
2,400
6,191
396
平成 25 年度
2,447
6,212
357
平成 26 年度
2,447
6,250
359
-56-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(道路維持課)
■道路災害復旧状況
国庫補助事業による道路災害復旧の状況
件 数 (件 )
区分
年度
事 業 費( 工事 契 約額)
( 単 位: 千円)
道路
橋梁
計
平成 22 年度
0
0
0
0
平成 23 年度
3
0
3
7,848
平成 24 年度
2
0
0
2,866
平成 25 年度
0
0
0
0
平成 26 年度
0
0
0
0
平成24年度の災害状況
市道
復旧状況
樫 原線 ( 河原 内)
■道路管理者以外の者の行う工事の承認(道路法第24条)
(単位:件数)
区分
申 請 件数
平成 22 年度
184
平成 23 年度
214
平成 24 年度
233
平成 25 年度
236
平成 26 年度
217
-57-
第4章
河川課
-58-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
1.業務の概要
河川課の主な業務は、市内を流れる準用河川・普通河川および市街化区域外を流
れる排水路の新設・改良・維持補修・災害復旧・管理です。
近年では、河川にやすらぎや、うるおいを求めようとする市民のニーズにこたえ
るべく河川環境の整備及び保全について国土交通省、県、関連部署、地域住民等と
協議を行いながらハード、ソフトの両面での取り組みを進めています。
また、東日本大震災の被災や南海トラフを震源とする巨大地震の発生予想が公表
されたことなどにより、
「 災害に強い安全な都市づくり」の取り組みを進めるなか、
河川や急傾斜地などに対する防災対策業務の需要が増える傾向にありますが、限ら
れた予算の中で適切に対応していくためには、減災に向けたソフト面の取組が有効
であると考えています。
このほか、水防・港湾・砂防等に関する業務のほか、これに関連する大分川大野
川改修促進同盟会・乙津川環境整備事業促進期成会などの外郭団体の事務局として、
各団体の活動に関する業務を行っています。
2.施策の方向
都市化の進展は、宅地化による流出量の増加や、山林や農地の減少に伴う保水
能力の低下をもたらし、台風や長雨が続くと以前と同様の降水量であっても、流出
量の増加により河川の氾濫・崩壊や浸水、崖崩れ等により被害が発生しやすい状況
となっています。
市民の貴重な生命と財産を災害から守るためには、河川改修工事をはじめ浸水対
策事業や砂防工事は急務であると考えます。
本市が管理する準用河川や普通河川等について、計画的な改修、整備を進めると
ともに、国や県が管理する河川についても、国土交通省や大分県と協議を行いなが
ら、河川改修や整備の早期実現に向け働きかけを行うほか、防災施設の整備等災害
の未然防止に努めているところです。
また、近年では、気候変動が要因と考えられる記録的な豪雨が頻発し、全国各地
で被害が発生していることから、こうした気候変動に適応するための対策や、減災
に向けた取組みが改めて求められています。
一方で、河川を整備管理するための予算確保については、今後も厳しいことが見
込まれています。多大な費用を伴う河川整備などのハード事業については、短期間
で実現することが困難であり、このような中、被害を最小限にとどめるためには、
減災に向けた取組として洪水や土砂災害ハザードマップなどの防災情報の提供や
危機管理体制の構築などのソフト事業が効果的であり、こうした取り組みを現在積
極的に進めています。
これまで河川については、治水、利水を目的として整備や管理が求められてきま
したが、河川空間が人に安らぎを与えるとともに、生物の生息・生育が行われる貴
重な自然環境であることから、法律が改正され、河川空間の整備と保全が求めらる
こととなりました。市が行う河川改修事業も従来の治水にプラスして周囲の自然環
境や生態系にも考慮した、多自然型、親水型の河川整備を目指しています。
-59-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
さらに、河川空間を市民のうるおいとやすらぎの場として活用するために、河川
管理者と協力し、河川堤防における桜づつみ(植樹堤防)の創出や、川の清水を利
用した自然型プールである河原内川河川プールの運営・管理、乙津川の「水辺の楽
校」周辺を、より市民に親しまれる場所にするための「美しい水辺づくり事業」等、
環境美化・水質保全・自然保護の観点から、河川敷の有効活用についての取り組み
も進めています。
このように河川行政も単なる川づくりから、豊かな自然と共存しながら快適で安
全な生活環境を確保していくための都市づくりの一環としての川づくりへと移行し
てきています。
河原内川河川プール
3.施策の概要
(1) 河川及び市街化区域外の排水路の改修、整備事業
河川改修事業においては、まず治水への考慮が必要ですが、近年では、治水だけ
ではなく周辺の生態系などの環境にも配慮した多自然型、親水型の川づくりを進め
ています。
準用河川改修事業
準用河川の改修については、これまで国の補助(補助率1/3)を受けながら、
改修を進めてきており、平成19年度に馬入川の改修が完了しました。
改修状況は次のとおりとなっています。
-60-
第Ⅳ部
指定河川数
土木建築部各課の業務内容(河川課)
全
17河川
体
計
画
指定河川延長
17,159.1m
改修計画延長
12,914.6m
改修済延長
11,181.6m
改
修
率
そ
の
他
86.6%
平成19年度
馬入川改修事業完了
準用河川
馬入川
内水対策事業
大分川・大野川の内水による浸水地域に対し、地区住民の安全で快適な生活環境
を確保するため、国土交通省や大分県等の関係行政機関相互の連絡調整と、内水対
策事業の推進にも取り組んでおり、平成22年度には光吉谷川流量調整施設が完了
しました。事業内容は次のとおりです。
施
設
名
事業年次
事
事
光吉谷川流量調整施設
H19
業
費
事業概要
業
内
容
231,031千円
調整池整備
~
用
地
A=21,941 ㎡
H22
補
償
2件
そ
の
-61-
他
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
光吉谷川流量調整施設
浸水対策事業
近年では市街化区域外の低地において浸水対策事業にも取り組んでおり、過去5
年間における実施状況は次のとおりとなっています。
地
区
名
計画
全体計画
年次
事 業 費
野津原地区
H17
施工延長
1,040,832 千円
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
46,033 千円
267,353 千円
124,496 千円
109,912 千円
110,637 千円
L=1,360m
L=202.6m
L=96.0m
L=132.5m
L=104.0m
佐賀関馬場地区
~
用
地
A=8,215 ㎡
A=4,254 ㎡
A=3,851 ㎡
H28
補
償
17 件
2件
3件
そ の 他
橋 梁 1基
測量試験費
測量試験費
事 業 費
1,328,063 千円
24,544 千円
施工延長
L=2,810m
L=319.5m
L=340.9m
3件
3件
2件
測量試験費
測量試験費
測量試験費
28,716 千円
107,600 千円
182,497 千円
H17
用
地
A=10,881 ㎡
A=3,078 ㎡
A=4,543 ㎡
~
補
償
16 件
3件
5件
H29
そ の 他
樋 門 1基
分水施設 2 基
地元調整
-62-
測量試験費
測量試験費
測量試験費
樋門1基
測量試験費
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
佐賀関馬場地区(平成 23 年 9 月 台風 15 号)
普通河川改修事業
普通河川についても、起債事業として改修を進めており、市街化区域外の水路(排
水路、暗渠を含む)について、平成10年度より維持改修を行っています。
過去5年間における実施状況は次のとおりとなっています。
計
河川名
画
全体計画
年
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
次
事 業 費
193,039 千円
8,358 千円
10,465 千円
19,949 千円
事
施工延長
L=464.8m
L=29.6m
L=54.0m
L=56.0m
業
H12
宮尾川
~
H24
用
地
A=3,273 ㎡
補
償
5件
そ の 他
橋梁 2 基
落差工 5 基
終
2件
了
修正設計
函渠工設計
中島川2工区
事 業 費
599,572 千円
45,607 千円
79,711 千円
61,308 千円
40,068 千円
88,921 千円
施工延長
L=686.4m
L=80.0m
L=80.0m
L=110.0m
L=45m
L=44m
7件
2件
2件
2件
修正設計
修正設計
H15
~
用
地
A=1,988 ㎡
補
償
16 件
H26
そ の 他
橋梁 4 基
落差工 3 基
設
計
-63-
修正設計
函渠詳細
修正設計
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
中島川2工区
維持改良工事及び浚渫・草刈等委託事業
維持改良工事及び浚渫・草刈等 委託事業
市内を流下する準用河川・普通河川及び市街化区域外の排水路については、市民か
らの要望等に基づき随時、維持改良工事や浚渫、草刈等を河川維持のため、必要に応
じて実施しています。また、準用河川については河川施設を毎年点検し、計画的な予防
保全型の維持管理を実施するなか、安全性・機能性の保全に努めています。
過去5年間における河川の維持改良工事の状況及び浚渫、草刈等の委託状況は次の
とおりとなっています。
区 分
維持改良工事
浚渫・草刈等委託
計
件数
事業費
件数
事業費
平成 22 年度
46 件
42,481 千円
34 件
13,949 千円
56,430 千円
平成 23 年度
53 件
56,497 千円
47 件
13,685 千円
70,182 千円
平成 24 年度
61 件
56,029 千円
42 件
14,315 千円
70,344 千円
平成 25 年度
47 件
35,971 千円
46 件
15,888 千円
51,859 千円
平成 26 年度
55 件
46,517 千円
43 件
16,237 千円
62,754 千円
年 度
(2)
河川環境整備事業
市内を流下する1級河川大分川、大野川、乙津川、七瀬川、判田川の河川敷は、
都市内に残された貴重な空間であり、市民のうるおいと、やすらぎの場として活用
するための、スポーツ施設や親水公園等の設置の計画がすすめられ、河川の複合的
活用が図られています。
-64-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
平成6年度から平成12年度にかけて、舞鶴橋から弁天大橋までの大分川左岸
800mを建設省のラブリバー事業の一環として整備を行い市民に憩いの場として
提供しました。大野川においても、鶴崎橋下流右岸河川敷の整備が計画され、平成
13年度に事業を完了しました。
■ 乙津川環境整備事業整備状況
区分
年度
昭和 57 年度
~
平成 19 年度
場所
整備状況
堂園左岸
水辺の楽校
堂園右岸
スポーツ公園
高田橋右岸・堂園左岸
整備箇所数
6 ヶ所
グラウンド
別保左岸・横尾左岸
※水辺の楽校は河川課、スポーツ公園は公園緑地課、グラウンドはスポーツ・健康
教育課が管理しています。
美しい水辺づくり事業
平成22年度から平成25年度までアントレプレナーシップ事業として取組ま
れてきた「美しい水辺づくり事業」を、平成26年度より、河川課事業として引き
継いでいくこととなりました。
環境美化・水質保全・自然保護の観点から、乙津川の「水辺の楽校」周辺を、よ
り市民に親しまれる場所にするために、「水辺の楽校」の利活用を図る取組みを地
域の団体と協働により実施しています。
・「乙津川で遊ぼう!」イベントの開催
・「乙津川水辺の楽校」自然観察学習会
-65-
第Ⅳ部
■
土木建築部各課の業務内容(河川課)
野鳥観察案内板設置状況
区分
設置箇所
年度
平成 4 年度
~
平成 12 年度
設置箇所数
国分橋下流右岸、広瀬橋下流右岸
小野鶴橋下流左岸、明磧橋下流左岸
6 ヶ所
舞鶴橋上流左岸、海原橋上流左岸
野鳥観察案内板
(3)河川災害復旧事業
(3) 河川災害復旧事業
例年襲ってくる台風や長雨は、市内各地で河川の氾濫・決壊をひきおこし、市民
の生命や財産をおびやかし市民生活の安定や社会経済に大きな影響を与えていま
す。
本市においては、これらの災害を未然に防ぐため、河川の改修、整備をすすめて
いるものの、大多数の河川は未改修の状態にあり、台風、長雨による影響は否めな
いものになっています。
これら河川等の公共施設に係る災害の早期復旧は行政の責務であり、本市も国の
補助(補助率2/3)を受けながら復旧に努めているところです。
-66-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
(4)河川管理業務
(4) 河川管理業務
河川占用
市内を流れる河川は、「河川法」、「国有財産法」、「大分市普通河川取締条例」、及
び「大分市河川占用、使用及び採取料条例」、「大分市準用河川占用料及び採取料徴
収条例」等に基づき管理されており、これらにより河川の占用申請等に対して許可
がなされたものについて、河川占用料の徴収が行われています。
過去5年間における河川占用申請件数、及び河川占用料調定額の推移は次のとお
りとなっています。
■
河川占用申請件数年度別推移
(単位:件)
年度
区分
普通河川
通路橋等
(無料)
排水管等
(無料)
準用河川
通路橋等
(無料)
排水管等
(無料)
法定外公共物
水路
そ
通路橋等
(無料)
排水管等
(無料)
の
平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
4
4
5
2
3
(2)
(2)
(2)
(1)
(1)
8
5
15
11
13
1
1
(0)
(0)
2
0
2
0
(2)
(2)
3
6
(4)
20
16
0
3
(3)
1
0
(1)
0
2
1
(1)
0
1
(0)
(1)
4
5
2
(2)
(5)
(2)
28
19
21
他
計
■ 河川占用料調定額年度別推移
河川占用料調定額 年度別推移
(単位:円)
年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
普通河川
927,410
909,790
805,850
705,950
713,966
準用河川
694,250
713,510
714,100
763,815
800,070
法定外公共物水路
132,110
138,337
132,830
153,240
153,240
1,753,770
1,761,637
1,652,780
1,623,005
1,667,276
区分
その他
計
-67-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
開発協議
大型団地等の開発計画が開発建築指導課を通じて河川課に協議されます。
河川課では、雨水や雑排水等の放流先となる河川について断面検討などを行い、開
発行為者に対して、各種の条件を付して、開発行為の同意を与えています。
過去5年間における開発協議の受付け状況は次のとおりとなっています。
■ 開発協議の年度別受付状況
(単位:件)
区分
事前協議
変更協議
計
平成 22 年度
7
2
9
平成 23 年度
6
1
7
平成 24 年度
2
1
3
平成 25 年度
5
0
5
平成 26 年度
6
0
6
年度
境界立会
境界立 会
河川課では随時、準用河川及び普通河川における河川課管理地と民地との境界に
ついて、境界立会を行っており、字図をもとに当事者間で協議の上、境界の確認を
行っています。
過去5年間における境界立会の実施件数は次のとおりとなっています。
■ 境界立会年度別実施状況
(単位:件)
区分
確認書の交付を
行うもの
その他
合計
平成 22 年度
11
6
17
平成 23 年度
1
7
8
平成 24 年度
1
0
1
平成 25 年度
2
2
4
平成 26 年度
7
0
7
年度
-68-
第Ⅳ部
(5)
土木建築部各課の業務内容(河川課)
建築確認申請に伴う放流先の確認
建築確認申請に伴う放流先の確認は、準用河川・普通河川及び市街化区域外の法
定外水路に放流するものについての確認を行っています。また、地すべり防止区域・
砂防指定地・急傾斜地崩壊危険区域・土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域に
ついても確認も行っています。
(6)
水防業務
本市では、洪水や津波、高潮による水災を警戒・防御し、被害を軽減するため、
水防法第 33 条の規定に基づき、関係機関が行う業務の内容、役割分担、連絡系統
などを定めた「大分市水防計画」を策定しています。
水災が発生、又は発生する恐れがある場合には、大分市水防本部を設置し、河川
管理者からの水位等の情報提供をもとに、水門等操作委託を行っている大分市消防
団に対し、水門等操作員の待機・出動指示を行います。また、河川管理者から水防
警報の通知を受けたときは、消防機関及び関係機関に連絡を行い、必要に応じて消
防団の非常配備と水防活動を行います。
平常時には、国・県・市等の関係機関による出水時の情報伝達訓練の実施、大分
市消防団を対象に水門等説明会及び水門等一斉点検の実施、大野川防災センターほ
か市内 10 箇所に設置している水防倉庫の保守管理と水防資器材の備蓄を行うと伴
に、洪水ハザードマップの配布や住民参加による水防訓練の実施等により市民の防
災意識向上に努めています。
なお、過去5年間における委託水門数の年度推移は次のとおりとなっています。
■
委託水門件数年度別推移
(単位:件数)
区分
国管理
(国土交通省)
年度
県管理
市管理
計
平成 22 年度
93
41
77
211
平成 23 年度
93
41
77
211
平成 24 年度
97
41
73
211
平成 25 年度
94
41
73
208
平成 26 年度
94
41
73
208
(7)
砂防事業等
本市では、大分市地域防災計画の中で位置づけられている災害危険予想箇所(地
すべり危険箇所・土石流危険渓流・急傾斜地崩壊危険箇所)の災害防止工事の施工
について、県及び地権者との協議をすすめています。
協議により用地問題(寄付)等の工事施工に関する諸問題が解決された地区につ
いては、県に対して砂防区域及び急傾斜地崩壊危険区域の指定と砂防堰堤等の築造
や急傾斜地崩壊対策事業の早期着工を要請しています。
-69-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
過去5年間における急傾斜地崩壊対策事業(事業主体は県)の施工状況、それに
伴う負担金の支払い状況(地方財政法27条)は次のとおりとなっています。
急傾斜地崩壊対策事業は、人家5戸以上を対象とし、5戸未満の危険箇所は今ま
で、放置されていたことから、平成18年6月1日より、5戸未満を対象とした「大
分市既成宅地防災工事等助成要綱」を制定し、平成19年度より事業を施行するこ
ととしました。
助成要綱の概要は、崖地の高さ5m 以上、傾斜度30度以上で、現に居住の用に
供しているものです。助成金の額は、対象戸数1戸のとき10分の5、対象戸数2
~4戸のとき10分の8、1戸当り600万円を限度とし、毎年4月1日から10
月31日まで申請受付をしています。
■
急傾斜地崩壊対策事業施工状況
区分
施工場所
年度
宮谷北側地区・上浦地区・岡地区・田代地区・雄城台地区・河原田地区・北原地区・
平成 22 年度
南生石地区・秋ノ江地区・百堂地区・摺地区・下浦地区
宮谷北側地区・上浦地区・岡地区・百堂地区・田代地区・秋ノ江地区・下八幡地区
平成 23 年度 南生石地区・二号下白木地区・ 下浦地区・室 生地区・一尺屋地区・田ノ浦地区
河原田地区
上浦地区・雄城台地区・堪水地区・岡地区・摺地区・2号東八幡地区・下八幡地区・南
平成 24 年度 生石地区・下浦地区・室生地区・2号下浦地区・一尺屋地区・田ノ浦地区・牧地区
田中地区・下追南地区
上浦地区・雄城台地区・湛水地区・国分新町地区・2号長水地区・下八幡地区・下浦地
平成 25 年度
区・一尺屋地区・田ノ浦地区
上浦地区・湛水地区・国分新町地区・中判田地区(公共)・摺地区・下浦地区・一尺屋地
平成 26 年度
■
区・下迫南地区・中判田地区(単独)
県工事負担金年度別推移
(単位:千円)
区分
年度
負 担 金 額
■
平成 22 年度
28,145
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
18,700
26,592
24,377
15,415
大分市既成宅地防災工事等助成状況
大分市既成宅地防災工事等助成 状況
(単位:件)
年度
区分
助 成 件 数
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
0
3
2
3
1
-70-
第Ⅳ部
(8)
土木建築部各課の業務内容(河川課)
海岸・港湾事業
海岸・港湾事業についてはその事業主体は県にあり、本市は「地方財政法27条」
の規定に基づき県の施行する海岸・港湾事業に対して負担金を支払っています。
併せて、日本港湾協会をはじめ大分港清港会等港湾関係の団体に加盟し、理事会、
総会へ出席する中、海岸・港湾に関する情報収集や清掃活動に参加し、また瀬戸内
海の路ネットワーク事業等にも参画する等各方面で活動を行っています。
過去5年間における海岸・港湾に関する事業の施工状況及びそれに伴う負担金の
支払い状況は次のとおりとなっています。
■
海岸・港湾事業施工状況
海岸・港湾事業 施工状況
区
年
分
施
度
工
場
所
西大分地区(改修利便性向上)(環境整備)、住吉地区(改修利便性向上)
平成 22 年度
坂ノ市地区(改修利便性向上)(改修延命化対策)、津留地区(耐震対策)
平成 23 年度
西大分地区(環境整備)、住吉地区(改修利便性向上)、鶴崎地区(改修利便
性向上)
坂ノ市地区(改修利便性向上)(改修延命化対策)、津留地区(耐震対策)
平成 24 年度
西大分地区(環境整備)、住吉地区(改修利便性向上)、鶴崎地区(改修利便
性向上)
坂ノ市地区(改修利便性向上)(改修延命化対策)、津留地区(耐震対策)
西大分地区(複合一貫輸送ターミナル改良事業)、大在地区(予防保全事業)
平成 25 年度
坂ノ市地区(改修利便性向上)(改修延命化対策)、津留地区(耐震対策)
西大分地区(複合一貫輸送ターミナル改良事業)、大在地区(予防保全事業)
平成 26 年度
■
坂ノ市地区(改修重要港湾)(改修延命化対策)、津留地区(耐震対策)、西大
分地区(改修利便性向上)
県工事負担金年度別推移
(単位:千円)
年度
区分
負 担 金 額
(9)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
36,890
33,005
24,339
100,731
94,887
砂利採取計画認可申請に係る協議
砂利採取計画の認可申請について、認可権者の大分県知事から意見の照会があっ
た場合、河川課が窓口となり、関係各課の意見を集約のうえ、県に回答しています。
過去5年間における意見照会の件数状況は次のとおりとなっています。
-71-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
■ 砂利採取計画認可申請に係る協議受付状況
(単位:件)
4
月
5
月
6
月
7
月
8
月
9
月
10
月
11
月
12
月
1
月
2
月
3
月
合
計
平成 22 年度
1
0
0
0
1
3
1
3
1
3
0
0
13
平成 23 年度
0
0
0
0
0
2
3
4
4
5
0
0
18
平成 24 年度
0
0
0
0
1
0
2
3
0
1
1
0
8
平成 25 年度
0
1
0
0
0
0
2
2
1
1
0
0
7
平成 26 年度
0
1
1
0
0
0
3
2
0
1
0
0
8
月
年度
(10)
(10 )
河川課が事務局を持つ外郭団体
大分川・大野川改修促進同盟会
大分川、大野川の改修及び整備を促進するための財源確保や予算拡大を図る目的
で組織された団体で、国や関係行政団体等に積極的な要望活動等を行っています。
乙津川環境整備事業促進期成会
乙津川の環境整備を促進し、清らかな水と、魚すむ緑豊かな河川を市民に提供す
ることを目的とし、河川改修や環境整備について、河川管理者である国土交通省へ
要望を行うほか、乙津川の美化活動や小中学生を対象とした自然体験学習を通じて
河川愛護や自然環境保全の思想の普及を行っています。鶴崎地区の自治会、商工会
議所、各種団体、企業の代表及び学識経験者等で構成されています。
(11)
防災ハザードマップ
洪水ハザードマップ
近年、集中豪雨等による水害が頻発しており、全国各地で被害が発生しています。
被害をできる限り軽減するためには、市民等が平時より水害リスクを認識し、いざ
というときに的確かつ迅速な避難行動がとれることが重要となります。このため、
河川管理者が作成した浸水データをもとに平成19年度に浸水想定区域や浸水実績
区域、避難場所等を記載した洪水ハザードマップのデータを作成し、20年度に対
象となる地域の各世帯にこれを配布しました。
また、その後、平成21年度、24年度に一部修正や変更を行った後、市防災危
機管理課作成の「わが家の防災マニュアル」にハザードマップを掲載し、平成24
年度末に全戸配布しました。
現在、市のホームページにもマップを掲載し、インターネットを通じて参照でき
るようにしています。
平成25年度水防法の改正により、河川管理者において浸水想定区域の指定や見
直しが必要となったことから、今後、国や県からのデータ提供を受けた後、ハザー
ドマップの更新を予定しています。
-72-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
洪水ハザードマップ
土砂災害ハザードマップ
土砂災害 ハザードマップ
平成20年度、40ヶ所の土砂災害危険区域等を記載した「土砂災害ハザードマ
ップ」を作成し、対象21自治区に配布するとともに、本市ホームページに公開し、
広く周知、利用できるよう取り組みました。
また今後も、大分県による土砂災害危険区域等が指定されたのち、随時「土砂災
害ハザードマップ」を作成し、市民へ周知等を行っています。
土砂災害ハザードマップ
-73-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(河川課)
4.資料編
大分市の管理する河川の状況
本市が「河川法」及び「大分市普通河川取締条例」に基づき告示している河川は、
準用河川17本と普通河川300本で、その状況はP74~P78のとおりとなっ
ています。
* 準用河川:河川法の二級河川に関する規定が準用される河川
* 普通河川:河川法の適用又は準用を受けない、本市が管理する河川
■ 準用河川
番号
(河川法の二級河川に関する規定が準用される河川)
延長
流域面積
(m)
(k ㎡)
河川名
告示年月日
1
旧寒田川
555.0
0.100
昭和 50 年 4 月 1 日
2
戸無瀬川
790.0
1.260
昭和 52 年 4 月 26 日
3
原川
720.0
1.220
昭和 52 年 4 月 26 日
4
金谷川
978.4
0.750
平成 22 年 5 月 12 日
5
光吉谷川
765.0
1.070
昭和 52 年 9 月 1 日
6
鴨園川
1,320.0
1.360
昭和 52 年 9 月 1 日
7
迫川
1,700.7
1.350
平成元年 7 月 11 日
8
中尾川
1,290.0
2.100
平成元年 7 月 11 日
9
下横瀬川
1,400.0
1.030
昭和 55 年 5 月 2 日
10
本田川
1,550.0
1.700
昭和 55 年 5 月 2 日
11
馬入川
713.0
1.600
平成元年 7 月 11 日
12
第一東川
350.0
1.220
平成元年 9 月 22 日
13
広内川
1,159.0
0.570
平成 2 年 8 月 28 日
14
畑分川
950.0
1.440
平成 3 年 10 月 8 日
15
東上野川
862.0
0.830
平成 5 年 4 月 7 日
16
長谷川
1,173.0
1.070
平成 5 年 4 月 7 日
17
大舞川
883.0
1.107
平成 17 年 1 月 1 日
17,159.1
19.777
合計
-74-
第Ⅳ部
■
普通河川 (河川法の適用又は準用を受けない、本市が管理する河川)
河川名
番号
土木建築部各課の業務内容(河川課)
延長
(m)
流域面積
1,548
(k ㎡)
1.89
第一田ノ浦川
776
3
第二田ノ浦川
4
第三田ノ浦川
5
第三田ノ浦川支川
6
第四田ノ浦川
7
河川名
番号
延長
(m)
流域面積
41
宇曽谷川
814
(k ㎡)
2.69
0.57
42
宇曽谷川支川
745
0.41
1,309
0.50
43
荒平川
329
0.19
1,245
0.53
44
椎迫谷川
516
0.13
808
0.11
45
原川
50
0.97
638
0.81
46
高月川
272
0.42
第四田ノ浦川支川
476
0.46
47
せえるし川
948
0.50
8
下白木川
152
0.13
48
観音寺川
138
0.29
9
白木川
1,613
1.17
49
本田川
550
0.82
10
白木川支川
214
0.10
50
本田川支川
777
0.22
11
白木川第二支川
323
0.20
51
本田川第二支川
503
0.34
12
牛ヶ谷川
739
0.40
52
本田川第三支川
250
0.09
13
小谷川
390
0.14
53
東院川
1,112
1.50
14
南生石川
700
0.17
54
東院川支川
312
0.21
15
荒巻川
870
0.33
55
中島川
2,104
2.55
16
角子原川
1,231
0.32
56
中島川支川
636
0.95
17
上野稲田川
1,183
0.72
57
下中島川
563
0.35
18
野稲田川
1,048
0.38
58
尼ヶ瀬川
1,912
0.79
19
唐隅川
1,659
0.74
59
尼ヶ瀬川支川
239
0.27
20
大山川
894
0.36
60
井手ノ上川
1,812
0.94
21
上坂本川
1,091
0.49
61
深河内川
984
0.45
22
坂本川
1,077
0.46
62
深河内川支川
310
0.12
23
坂本川支川
383
0.11
63
小野鶴川
1,575
1.30
24
殿川
1,152
0.58
64
津守川
2,243
1.91
25
牧川
1,630
0.52
65
碇山川
1,682
1.16
26
牧川支川
408
0.06
66
米良谷川
958
0.31
27
池ノ平川
818
0.47
67
鴨園川
450
0.26
28
今堤川
1,461
1.18
68
中尾川
360
2.10
29
今堤川支川
478
0.35
69
中尾川支川
1,125
0.90
30
上志村川
632
0.50
70
日暮川
1,293
0.63
31
志村川
488
0.33
71
上久所川
2,126
1.12
32
上ノ原川
1,233
0.97
72
馬場川
935
0.37
33
江川
1,495
0.95
73
鬼塚川
528
0.16
34
江川支川
813
0.28
74
由ヶ迫川
328
0.24
35
塩田川
326
0.20
75
畑分川
2,382
1.44
36
東上野川
1,720
0.83
76
保理木川
873
1.02
37
猿喰川
1,990
1.27
77
保理木川支川
1,363
0.28
38
西八丸川
693
0.32
78
保理木川第二支川
345
0.14
39
東八丸川
772
0.34
79
鬼崎川
3,426
2.88
40
奈良原川
293
0.07
80
飛塚川
2,847
1.39
1
鳴川
2
-75-
第Ⅳ部
■
普通河川 (河川法の適用又は準用を受けない、本市が管理する河川)
河川名
番号
土木建築部各課の業務内容(河川課)
延長
流域面積
(m)
(k ㎡)
番号
河川名
延長
流域面積
(m)
(k ㎡)
81
平横瀬川
324
1.16
121
蕨野谷川
1,120
0.42
82
馬入川
766
1.03
122
旦野原川
2,058
1.11
83
上小野鶴川
576
1.13
123
敷戸川支川
1,365
0.27
84
東芳河原
740
0.26
124
一の瀬川
575
0.54
85
米良東谷川
633
0.15
125
西芳河原川
504
0.28
86
米良下谷川
205
0.17
126
貝ヶ迫川
605
0.43
87
米良上谷川
414
0.27
127
一ツ橋谷川
575
0.20
88
水ヶ谷川
880
0.30
128
西谷川
797
1.16
89
七曲谷川
350
0.27
129
丹生川
684
0.88
90
清水川
813
0.94
130
丹生川支川
388
0.25
91
大谷川支川
242
0.15
131
園田川
6,403
6.71
92
南谷川
630
0.20
132
赤仁田川
1,245
0.58
93
浄土寺川
475
0.42
133
ゴゼ原谷川
330
0.29
94
延命寺川
583
0.24
134
田尾谷川
633
0.24
95
奥原川
3,154
1.32
135
内稙田川
832
0.88
96
奥原川支川
288
0.12
136
辺甫羅谷川
830
0.28
97
佐野川
1,058
1.92
137
明神谷川
1,563
0.42
98
久土川
2,380
1.10
138
露谷川
1,843
0.57
99
屋山川
2,530
1.39
139
寒田川
4,621
3.96
100
炭屋川
928
0.96
140
上石川
1,018
0.60
101
炭屋川支川
553
0.43
141
高尾平谷川
505
0.20
102
水ヶ下川
1,663
1.35
142
大田第一谷川
950
0.03
103
隋光谷川
890
0.26
143
大田第二谷川
233
0.08
104
水ヶ下川支川
496
0.32
144
船ヶ迫谷川
438
0.19
105
轟川
1,133
1.12
145
中切谷川
563
0.37
106
轟川支川
515
0.24
146
西寒多川
818
0.33
107
尾田川
1,789
1.41
147
敷戸川
721
0.38
108
大河内川
744
0.33
148
高江川
2,000
1.05
109
大河内川支川
285
0.16
149
笹ヶ迫谷川
405
0.18
110
川下川
298
0.12
150
高江川支川
1,418
0.75
111
尾田川支川
241
0.23
151
長迫谷川
1,658
0.27
112
尾田川第二支川
353
0.18
152
長山川
1,898
0.50
113
上横瀬川
213
1.11
153
戸無瀬川
290
0.43
114
横瀬川支川
450
0.26
154
岩ノ下川
403
0.08
115
横瀬川
373
0.87
155
第一東川
1,650
1.21
116
岡谷川
1,396
0.91
156
片野川
631
0.26
117
高瀬川
762
0.31
157
深迫川
1,720
0.90
118
田尻谷川
1,637
0.46
158
深迫川支川
848
0.25
119
田尻川
1,459
1.22
159
尾津留川
1,140
0.79
120
流田谷川
405
0.35
160
宮谷川支川
558
0.15
-76-
第Ⅳ部
■
番号
土木建築部各課の業務内容(河川課)
普通河川 (河川法の適用又は準用を受けない、本市が管理する河川)
河川名
延長
(m)
(k ㎡)
流域面積
番号
河川名
161
判田川
3,562
3.28
201
上利光川
162
瀬戸谷川
1,123
0.58
202
163
柳ヶ迫谷川
240
0.04
164
安田谷川
720
165
前谷川
166
延長 流域面積
(m) (k ㎡)
315
0.14
池田川
1,403
0.52
203
馬〆川
2,345
1.59
0.28
204
馬〆川支川
1,146
0.36
575
0.33
205
河原内川
5,101
1.63
明り谷川
213
0.20
206
黒岩川
1,253
1.65
167
立小野川
2,686
1.77
207
黒岩川支川
1,450
0.52
168
板山川
348
0.09
208
黒岩川第二支川
520
0.15
169
川内川
458
0.21
209
黒岩川第三支川
593
0.27
170
立小野川支川
2,868
1.52
210
岡鶴谷川
470
0.50
171
山田川
1,010
0.47
211
田代谷川
325
0.14
172
中の原川
508
0.46
212
小中尾川
1,545
1.86
173
宮ノ原川
275
0.16
213
木工代川
1,685
1.05
174
下冬田川
209
0.18
214
平原川
2,830
2.96
175
和田川
2,449
1.25
215
平原川支川
1,398
0.97
176
前迫川
888
0.27
216
樫原川
1,395
0.48
177
平野川
651
0.15
217
岩下谷川
1,300
0.66
178
湯の谷川
914
0.27
218
中無礼川
426
0.09
179
戸次谷川
3,813
3.29
219
吉河原内川
180
無田川
1,239
0.58
220
的場川
181
無田川支川
353
0.28
221
182
仁田原川
2,743
1.82
183
佐柳川
2,362
184
佐柳川支川
185
大内谷川
186
大内川
187
大内谷川支川
188
長谷川
189
内浦川支川
190
内浦川
551
191
木ノ下谷川
938
192
上冬田川
196
193
冬田川
194
3,475
2.16
654
0.21
上的場川
1,487
0.56
222
下的場川
1,133
0.49
1.53
223
吉間川
545
0.12
825
0.22
224
中原川
400
0.09
795
0.28
225
高城川
705
0.27
1,403
1.69
226
岩上川
1,389
0.70
940
0.65
227
花香川
1,350
0.44
1,895
1.00
228
小筒井川支川
601
0.81
588
0.08
229
桑津留川
615
0.37
0.74
230
穴井迫川
2,048
1.86
0.39
231
杉原川
945
0.53
0.13
232
大丸川
3,158
2.18
1,188
0.68
233
大丸川支川
1,164
0.49
末広川支川
1,098
2.04
234
宮尾川
3,471
1.22
195
末広川第二支
1,670
0.96
235
蕨野川
1,380
1.68
196
玉泉寺川
1,260
0.60
236
吉野川
1,791
0.64
197
藤助川
1,445
0.71
237
花鶴川
2,359
2.22
198
藤助川支川
660
0.21
238
伊与床川
1,450
0.59
199
脇津留川
936
0.74
239
奥谷川
548
0.10
200
王惣川
698
0.33
240
上花香川
885
0.29
-77-
第Ⅳ部
■
番号
土木建築部各課の業務内容(河川課)
普通河川 (河川法の適用又は準用を受けない、本市が管理する河川)
河川名
延長
(m)
(k ㎡)
流域面積
河川名
番号
延長
(m)
流域面積
(k ㎡)
241
船渡川
1,798
0.96
281
摺川
3,360
3.89
242
下堤川
1,259
0.26
282
杵ヶ原川
4,200
7.89
243
下影ノ木川
569
0.25
283
小原川
1,818
1.16
244
影ノ木川
1,546
0.82
284
高沢川
2,512
2.19
245
西安位川
1,734
1.20
285
高沢川支川
824
0.72
246
東安位川
1,603
1.08
286
小川野川
1,830
1.76
247
東安位川支川
383
0.32
287
荒木川
905
1.99
248
初田川
3,195
3.48
288
石合川
882
1.12
249
屋形川
2,659
1.68
289
尾原川
994
2.27
250
志津留川
2,232
1.43
290
西大平川
500
251
志津留川支川
539
0.30
291
大平川
600
252
稲積川
2,816
2.81
292
古幸川
300
253
萱場谷川
710
0.42
293
辛幸川
600
254
仁田平谷川
975
0.47
294
古宮川
1,400
255
仁田平谷川支川
340
0.24
295
福水川
700
256
蒲ヶ谷川
363
0.20
296
小黒川
350
257
上川原川
1,637
1.09
297
白木川
700
258
金井戸川
485
0.81
298
高崎山排水路
280
1.28
259
下川原川
678
0.37
299
桑本川
197
0.19
260
尾首谷川
755
0.26
300
大谷川
1,620
1.65
261
吉野山川
328
0.49
262
中ノ内谷川
600
0.34
263
第二東川
750
0.14
264
鶴瀬第一排水路
1,476
0.62
265
鶴瀬第二排水路
575
0.14
266
備後排水路
2,168
1.38
267
尾崎排水路
485
0.34
268
安友川
920
2.18
269
廻栖川
324
0.88
270
入蔵川
1,996
1.69
271
入蔵川支川
810
0.83
272
舟平川
804
0.98
273
太田川
5,778
8.84
274
矢貫川
2,773
2.71
275
吉熊川
728
6.82
276
朝海川
2,390
7.95
277
裏谷川
5,074
7.51
278
裏谷川支川
2,342
1.51
279
梨原川
2,816
5.72
280
栗林川
3,148
2.11
合計
-78-
349,423
-79-
第5章
建築課
-80-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(建築課)
1.業務の概要
設計・監理
建築課は市有施設及び文教施設の建設や営繕工事等に係る設計・発注・工事監理を
主業務としていますが、今後は公共施設を「予防保全型」で計画的に維持管理し、最適な
配置や運営を促すことで財政負担の軽減と平準化を図り、経営的な視点で公共施設を運
用していく「マネジメント指針」も兼ね備えた施設整備が求められています。
「安心・安全なまちづくり」を推進する本市としましては、公共建築物の設計にあたり、建
築物の目的・用途に応じた多様な手法を用いることにより効率性と高品質を確保するととも
に、「文化性豊かな施設づくり」「人に、自然にやさしい施設づくり」「災害に強い施設づくり」
を目指しています。
2.施策の方向
(1)平成27年度竣工予定の主要工事
野津原市民センター本館外壁等改修工事
工事場所
敷地面積
構造規模
建築面積
床 面 積
工
期
大分市大字野津原800番地
12,323.68㎡
鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)2階建
2,737.26㎡
3,948.75㎡
平成27年10月~平成28年2月末日(竣工予定)
特
徴
本施設は、むかし宿場町であった町の中心部にあり、古くから家々が並ぶ旧街道
と、交通量の多い新しい国道との間に位置し、旧街道が3mほど高くなっている敷
地です。
その新旧異なる二つの道を巧みに結びつけたデザインを取り入れ、平成10年に野
津原町庁舎として建設されました。
平成17年1月1日大分市と合併により、野津原市民センターとして改編され、
建設後17年が経過した施設の長寿命化を図るため、外壁及び屋根防水について設
計者のデザインを保持して改修工事を実施するものです。
-81-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(建築課)
大分市立大在中学校北西校舎改築工事
工事場所
敷地面積
構造規模
建築面積
床 面 積
工
期
大分市大字政所2602番地の12
12,237.85㎡
校舎棟(給食コンテナ室含む鉄筋コンクリート造)4階建
529.16㎡
1,836.65㎡(校舎棟:1,720.65㎡、
給食コンテナ室:116㎡)
平成26年8月11日~平成27年10月30日
特
徴
現校舎は、昭和41年及び42年に建設されており、耐震補強工事も困難であっ
た為、改築を行うこととなった。
既存校舎解体後の限られた空間に再配置する計画としたため、校舎を中廊下式と
した上で既存北東校舎との接続を考慮した。
平面計画においては、中央部に昇降口を配置し、既存北東校舎からの廊下が直線
で繋がり、生徒の移動が容易な動線計画とし、1階には図書室を南側に、給食コン
テナ室を中廊下を挟んで北側へ配置。2階には南側に普通教室、北側に美術室を配
置した。3~4階は普通教室のみの配置としている。
内装材等も大分県産材の使用に努め、木材の温かさを感じられるものとし、かつ
平成22年度に完成した南校舎と同様の仕上とすることで、学校全体の一体感が得
られるように考慮した。
外観についても、南校舎のデザインを継承し、内部と同様一体感を考慮した計画
となっている。
大分市立大在小学校南校舎増改築(その2)工事
工事場所
敷地面積
構造規模
建築面積
床 面 積
工
期
大分市横田一丁目15番58号
26,450.00㎡
鉄筋コンクリート造4階建
1,942.25㎡
6,557.00㎡
平成26年8月11日~平成27年11月30日
特
徴
大分市立大在小学校南校舎増改築(その2)工事においては、昭和34年に建設
された旧校舎の老朽化対策とともに、大在地区の今後の児童数の増加を考慮したう
えで、効率的に必要緒室を確保し、使いやすい学校作りを目指しました。
主な点としては、校舎の全長が約100mとかなり長いことから、各教室への導
線に配慮し、昇降口を2箇所設けています。また、校舎東側の2~4階にある多目
的室は、廊下側を可動間仕切りとすることで、廊下を含む大きな活動スペースが確
保でき、体育館を利用せずに小規模な集会等を行うことが可能となっています。さ
らに、内装材には可能な限り県産木材を採用し、木の温もりを感じられる空間とし
ています。
防災対策としても、地上から直接屋上へ避難できる屋外階段を設置し、屋上に転
落防止のフェンスを設けることで、津波などの緊急の際に児童や地域住民も避難が
できる構造となっています。
-82-
第Ⅳ部 土木建築部各課の業務内容(建築課)
3.発注(契約)実績
【平成24年度】
種
別
委 託
建 新改築
築 修繕等
電 新改築
気 修繕等
機 新改築
械 修繕等
小 新改築
計 修繕等
合 計
件数
34
9
104
10
39
11
55
30
198
262
一 般
金額
47,739,384
48,239,100
221,271,124
6,964,650
121,994,519
16,872,198
234,064,924
72,075,948
577,330,567
697,145,899
教育委員会
件数
金額
49 105,105,126
6 602,950,950
128 998,733,925
2 70,255,500
51 98,833,612
3 76,445,833
74 136,553,030
11 749,652,283
253 1,234,120,567
313 2,088,877,976
(単位:円)
合 計
件数
金額
83 152,844,510
15 651,190,050
232 1,220,005,049
12 77,220,150
90 220,828,131
14 93,318,031
129 370,617,954
41 821,728,231
451 1,811,451,134
575 2,786,023,875
(単位:円)
一 般
教育委員会
合 計
種
別
件数
金額
件数
金額
件数
金額
委 託
33 33,856,084 63 117,768,764 96 151,624,848
新改築
17 421,078,192 4 927,429,000 21 1,348,507,192
建
築 修繕等 73 407,836,202 125 972,130,336 198 1,379,966,538
電 新改築 19 217,426,950 3 101,181,240 22 318,608,190
気 修繕等 44 459,614,346 52 50,961,162 96 510,575,508
機 新改築 22 177,203,967 5 130,783,071 27 307,987,038
械 修繕等 47 265,400,714 63 107,952,848 110 373,353,562
小 新改築 58 815,709,109 12 1,159,393,311 70 1,975,102,420
計 修繕等 164 1,132,851,262 240 1,131,044,346 404 2,263,895,608
合 計
255 1,982,416,455 315 2,408,206,421 570 4,390,622,876
【平成25年度】
【平成26年度】
一 般
教育委員会
種
別
件数
金額
件数
金額
委 託
41 69,020,099 58 168,654,352
建 新改築 11 94,076,174 5 1,676,907,931
築 修繕等 62 331,387,942 112 1,063,032,454
電 新改築 12 36,781,786 4 174,180,240
気 修繕等 40 1,365,999,472 34 45,696,336
機 新改築 11 21,218,338 9 169,954,875
械 修繕等 51 262,565,740 72 158,878,633
小 新改築 34 152,076,298 18 2,021,043,046
計 修繕等 153 1,959,953,154 218 1,267,607,423
合 計
228 2,181,049,551 294 3,457,304,821
-83-
(単位:円)
合 計
件数
金額
99 237,674,451
16 1,770,984,105
174 1,394,420,396
16 210,962,026
74 1,411,695,808
20 191,173,213
123 421,444,373
52 2,173,119,344
371 3,227,560,577
522 5,638,354,372
第 6 章
住 宅 課
-84-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(住宅課)
1.業務の概要
住宅課では、住宅供給の安定・向上を図るため、以下の公的賃貸住宅に関する業務を
行っています。
①
市営住宅、特定公共賃貸住宅、地域特別賃貸住宅及び従前居住者用賃貸住宅の新
築、増改築、維持管理
②
特定優良賃貸住宅に対する家賃補助
③
サービス付き高齢者向け住宅に関する登録事務
また、平成22年度より、郊外型住宅団地における地域コミュニティの衰退や住環境
の悪化といった問題への取り組みとしてふるさと団地の元気創造推進事業を行ってお
り、郊外型住宅団地の活性化を図っています。
さらに、社会的な問題となっている空き家について、その活用対策や周辺の住環境を
悪化させる老朽危険空き家等の除去や改善対策に取り組んでいます。
2.施策の方向
(1)住宅施策の方向
公営住宅は、昭和26年の制度創設以来、わが国の住宅対策における中心施策として、
国民の生活環境の確保・改善に大きな役割を担ってきました。住宅の供給においては、
長らく住宅の「質」よりも「量」の確保が優先されてきましたが、近年では少子高齢化
の進展とともに人口減少社会を迎えることが社会問題化しており、住宅施策も「量の確
保」から「質の確保」への転換を求められるようになってきました。そのため、公営住
宅においても、バリアフリー化や長寿命化といった住宅の「質の向上」を目指すように
なっています。
(2)大分市における公営住宅供給の基本的な考え方
平成21年度に改定を行った「大分市住宅マスタープラン」及び平成22年度に策定
した「大分市公営住宅等長寿命化計画」により、次の方針に基づいて事業を推進します。
① 「大分市公営住宅等長寿命化計画」に基づき、計画的な改修を行い、安心かつ安
全で快適な住まいの提供に努めます。
②
人、自然、建築物、景観等に配慮する等、地域と調和した良好な団地づくりを行
います。
③
多様な世帯が共にふれあい、地域住民も利用できる地域のコミュニティ形成の核
となる共有空間の創出を図ります。
④
高齢者世帯、障がい者世帯など居住の安定が必要な世帯を対象とする特定目的住
宅の供給を推進するとともに、子育て世帯にはゆとりある間取りの公営住宅の供給
を促進します。
⑤
公営住宅に関する施策において、市民との連携を強化し、情報提供などを重点的
に行います。
-85-
第Ⅳ部 土木建築部各課の業務内容(住宅課)
3.施策の概要
(1)市営住宅等の管理
本市内の既存の市営住宅等について、申込受付業務、家賃収納業務及び維持管理・修繕業務等を
行っています。
①管理戸数の推移(H27.3.31現在)
年
度
24
25
26
項目 管
種別 一般住宅
地区
大
分 1,818
鶴
崎 922
稙
田 1,647
大
南 74
大
在 60
坂 ノ 市 141
佐 賀 関 356
野 津 原 149
計
5,167
大
分 1,818
鶴
崎 922
稙
田 1,642
大
南 74
大
在 60
坂 ノ 市 141
佐 賀 関 346
野 津 原 149
計
5,152
大
分 1,817
鶴
崎 922
稙
田 1,544
大
南 74
大
在 60
坂 ノ 市 141
佐 賀 関 411
野 津 原 149
計
5,118
理
戸
地域
3種 改良 特定
公共 特別
92 54
6
10
6
18
6 92 78 10
92 54
6
10
6
18
6 92 78 10
92 54
6
10
6
18
6 92 78 10
数建
設
戸
地域
計 一般住宅 3種 改良 特定
公共 特別
1,964
922
1,653
84
60
141
362
167
5,353
1,964
922
1,648
84
60
141
352
167
5,338
1,963
922
1,550
84
60
141
417
167
5,304
-86-
70
70
0
0
0
0
0
0
0
0
0
65
65
0
0
0
0
(単位:戸)
計
数
0
0
70
0
0
0
0
0
70
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
65
0
65
第Ⅳ部 土木建築部各課の業務内容(住宅課)
②構造及び用途別管理戸数(H27.3.31現在)
種 別 一般住宅
構 造
木 造 平 屋
44
木 造 2 階
0
簡易耐火平屋
452
簡易耐火2階
215
耐 火 2 階
26
中 層 耐 火
3,373
高 層 耐 火
1,008
合
計
5,118
種別 特
構造 身
木 造 平 小原
家 花香
簡 易 耐 小原
火 平 家 下芹
簡易耐
火2階
4
1
6
1
0
耐火2階
3種
改良
6
0
0
0
0
0
26
0 旭町
荒巻 14
0
0
0 旭町 52
0
0
6
92
特定公共 地域特別賃 合
0
6
0
4
0
0
0
0
0
0
24
0
54
0
78
10
計
56
4
452
255
26
3,449
1,062
5,304
目
住
宅
子老人同居多 家 族老人世帯低 家 賃地域改善合 計
障母
0
0
0 小原 4
0
0
9
0 小原 12
0
0
0 小野鶴 70
89
0
0
0
0
0 栗山 4
4
0
0
0
0
0
0
0
2
2
2 高田 1 上田町 2
高田 1 新川 20 新加茂 18
0
裏川
4
2
4
1
2
2 東明野 6 東明野 17 東明野 10 東明野 5
0
0
6
35
7
35
10
10
20
92
上田町
大石町
中 層 耐 裏川
火 大空
東浜
高田
東明野
高 層 耐 羽田
火
敷戸北
合 計
(単位:戸)
(母子)
-87-
59
48
209
第Ⅳ部 土木建築部各課の業務内容(住宅課)
③応募状況の推移
(単位:戸)
区
分新
築補
充
備
年
項目
募集戸数
応募戸数
入居戸数
差引
応募戸数
入居戸数
差引
度
種別
(A) (B) (C) (B)-(C) (B) (C) (B)-(C)
一般住宅
0
0
0
0 1,518 153 1,365
24 特 公 賃
0
0
0
0
2
2
0
年 地域特別賃
0
0
0
0
0
0
0
度
計
0
0
0
0 1,520 155 1,365
一 般 住 宅 13
98 13 85 1,386 147 1,239
25 特 公 賃
0
0
0
0
3
3
0
年 地域特別賃
0
0
0
0 14
3 11
度
計
13 98 13 85 1,403 153 1,250
一般住宅
0
0
0
0 1,252 135 1,117
26 特 公 賃
0
0
0
0
3
3
0
年 地域特別賃
0
0
0
0 14
3 11
度
計
0
0
0
0 1,269 141 1,128
考
(2)市営住宅の建設
住宅や住環境などに対する市民ニーズの高度化・多様化に対応するため、計画的な公営住宅の
建設及び大分市公営住宅等長寿命化計画に基づく建替えなどを推進し、ゆとりある優れた住環境の
整備を図っています。
【5ヵ年の建設状況】
項
目 住 宅 名 戸 数 種公営 特定 地域別 所
在
地構
造 戸当り床面積
備 考
年
(㎡)
住宅 公共 特別
度
24 敷戸南H23 70 70
大分市敷戸南町 高 層 7 F
88.39
26 佐賀関H25 65 65
大分市大字佐賀関 中 層 5 F
85.29
-88-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(住宅課)
(3)大分市営住宅入居者選考委員会
市営住宅・特定公共賃貸住宅の現状を把握し、入居者選考の制度や基準について協議
を行う委員会です。市議会議員5名及び学識経験者5名で構成されます(任期:平成2
7年4月1日~平成29年3月31日)。
区分
氏名
委員長
市議会議員
学識経験者
徳丸
摘要
修
新市民クラブ
副委員長
今山
裕之
公明党
委員
松木
大輔
自由民主党
委員
宮邉
和弘
社会民主クラブ
委員
福崎
智幸
おおいた民主クラブ
委員
荒金
一義
大分市自治委員連絡協議会
委員
鹿嶋
秀和
連合大分大分地域協議会
委員
馬場
和子
大分市民生委員児童委員協議会
委員
一ノ宮
サヨ子
大分市地域婦人団体連合会
委員
伊東
昇
市営小池原住宅管理人
(H27.4.1現在)
(4)特定優良賃貸住宅に対する家賃補助制度
特定優良賃貸住宅とは、市が認定した中堅所得者向けの良質な民間住宅で、現在市内
には6住宅あり、申込受付や住宅の管理は管理会社が行っています。入居するには一定
の条件を満たす必要がありますが、国と市が家賃の一部を補助するため、入居者の家賃
負担が軽減されます。
(5)サービス付き高齢者向け住宅に関する登録事務
バリアフリー構造等を有し、介護・医療が連携して高齢者の生活を支援するサービス
を提供する住宅のうち、基準を満たすものを「サービス付き高齢者向け住宅」として登
録しています。市内では、平成27年3月末現在で23住宅が登録されています。
(6)ふるさと団地の元気創造推進事業
高度経済成長期に開発された郊外型住宅団地は、少子高齢化が深刻化しており、空
-89-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(住宅課)
き家の増加や商店の撤退などの問題を抱え、団地の荒廃が危惧されています。昭和40
年代に開発が始まった富士見が丘団地においても高齢化が進み、校区内の児童数も大幅
な減少がみられていました。
そこで、本市では当該団地をモデル団地に指定し、団地の活性化を目的とした様々な
取り組みを行っています。
4.主要事業
(1)市営住宅の管理
平成23年4月から平成26年3月までの3年間、市営住宅の一部(11団地2,5
52戸)について、指定管理者制度を導入し大分県住宅供給公社が団地の入居申込の受
付、修繕等の維持管理、家賃収納等の業務を行ってきました。
また、3年間の導入効果を踏まえ、平成26年4月からは、指定管理者制度による管
理戸数を拡大、54団地2,424戸を新たに加え、65団地4,976戸を指定管理
者による管理といたしました。指定管理者には、これまで実績のある大分県住宅供給公
社に加え、公募による選考の結果、株式会社別大興産が選定され、平成26年4月1日
から平成29年3月末までの3年間、この2社により市内の大半の市営住宅の管理を行
っています。
(2)市営住宅の建設
佐賀関地区の老朽化や塩害による劣化が著しい4つの市営住宅について、高台である
旧町営病院と公民館跡地に集約建替えを行いました。この佐賀関H25 住宅は、共用廊
下と屋上に約1,100人が避難することができる津波避難施設機能や耐震性受水槽に
より断水時でも1人3リットルの水を約1,000人に対し3日間供給することができ
る災害時給水施設機能など、本市で初めての防災機能を併せ持つ市営住宅となります。
また、野津原地区の老朽化が著しい愛宕、廻栖、小屋鶴の3住宅を集約して、小屋鶴
住宅の敷地に建替えを行う建設工事に着手しています。
(3)ふるさと団地の元気創造推進事業
ふるさと団地の元気創造推進事業に係る具体的な取り組みとして、平成26年度には
下記の事業を実施しました。
-90-
第Ⅳ部
土木建築部各課の業務内容(住宅課)
①自宅開放・ギャラリー(H26.11.15
自宅開放・ギャラリー(H26.11.15~
H26.11.15~16)
16)
平成26年度も地元主催で富士見が丘団地在住の作家らの自宅をギャラリーとして
開放するイベント「自宅開放・ギャラリー」が、開催されました。団地内外から多数の
方が訪問し、団地内を散策しながら芸術を楽しみました。
②合唱・オーケストラ等演奏会(H26.12.18
合唱・オーケストラ等演奏会(H26.12.18)
H26.12.18)
モデル団地の取り組みに触発された、緑が丘団地・ふじ
が丘団地の自治会の主催で、大分県立芸術緑丘高等学校音
楽科生徒約100名による合唱、オーケストラによる演奏
会を団地に隣接する横瀬西小学校と東稙田小学校におい
て実施しました。児童と高校生による合唱、オーケストラ
の伴奏による校歌の合唱は、子どもたちに貴重な体験と良
い思い出を残すものとなりました。
③団地再発見森林探険ウォーキング(H27.3.28
団地再発見森林探険ウォーキング(H27.3.28)
H27.3.28)
平成26年度は新たなコースを加えて、子どもから高
齢者まで多くの団地住民等が参加する森林探険ウォー
キングが開催されました。森林探険ウォーキングでは、
由布岳・鶴見岳・高崎山を眺めながら、地区内の尾根道
などを散策しました。ゴール会場では自治会によりぜん
ざいが振る舞われ、団地内外から多くの人で賑わった一
日でした。
④Jazz アートの作成
住民が芝生を張った中央公園のトイレをアートとして
彩りました。独創的な作風で、ジャズスイングが聞こえて
きそうなダイナミックな絵は、子供から大人まで楽しませ
ています。
⑤ おでかけ交通(H27.3.4
おでかけ交通(H27.3.4~
H27.3.4~ )
移動困難者等の移動手段を確保するため、乗合タクシー「おでかけ交通」の運行を開
始しました。「おでかけ交通」は、富士見が丘連合自治会が、大分市タクシー協会に運
行を委託し、運行会社のタクシー車両が予約のあった各自宅を順番に回り、富士見が丘
団地の生活の拠点である富士見が丘グリーンプラザ前で、路線バスに接続する乗合タク
シーです。
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第Ⅴ部
土木建築部関係条例
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第Ⅴ部
土木建築部関係条例
土木建築部関係条例
http://www1.ghttp://www1.g - reiki.net/reiki42b/reiki.html
イ ン ター ネッ ト 上で 上記 の UR Lを 入 力す ると 、大 分市の 例 規集 にロ グ イン できます。
そ し て、 例規 集 の「 第9 編 建 設」 を 選択 する と 下記 の条 例 をご 覧い た だけ ます 。
(1)大分市普通河川取締条例
(2)大分市普通河川占用、使用及び採取料条例
(3)大分市準用河川占用料及び採取料徴収条例
(4)大分市道占用料条例
(5)大分市道路及び河川等の法定外公共物の管理に関する条例
(6)大分市営住宅条例
(7)大分市特定公共賃貸住宅条例
(8)大分市地域特別賃貸住宅条例
( 9 ) 大分市空き家
大分市 空き家等
空き家 等 の 適正管理に関
適正管理に 関 する条例
する 条例
( 10)
) 大分市空
大分市 空 家 等 対策協議会
対策 協議会条例
協議会 条例
( 11)
) 大分市従前
大分市 従前居住者
賃貸 住宅条例
従前 居住者用
居住者 用 賃貸住宅
住宅 条例
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