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CLOSE UP
IIJ Mail ゲートウェイサービスのご紹介
IP TECHNOLOGY
マルチホーム 第 4 回
SHORT ESSAY
丸
の
内
TOPICS
S H O R T E S S AY
丸 の 内
中堅企業向け情報漏洩対策サービスの開始と
「IIJ ポストオフィスサービス」に新品目追加
長かった夏の暑さが、突然、秋風に変わる。
なんともおかしい。経済の拡大が止まると、
IIJは、2002 年11月中旬より、中堅企業向けにメール監査機能を備えた情報
i i j . n e w s
秋雨が続いて、もう少し待たないと、蒼穹
人々の表情が落ち着き、立ち居振る舞い
漏洩対策サービス「IIJ Mail ゲートウェイサービス」を開始します。また同じく、
VOL.48
といった秋の空にはならないようだ。経済
も、どことなく品が出る。丸の内に突如、群
企業向けメールホスティングサービス「IIJ ポストオフィスサービス」にウイルス
の停滞も一向に回復の兆しがない。IIJを
がったおばさまたちを見ていると、うるさく
対策機能を強化した新品目「セーフティ」を開始します。これによりIIJ の企業
設立して 10 年経つ。この間、IT バブルと
て、みっともないほどのエネルギーが横溢
向け電子メールサービスラインアップに、最新セキュリティ技術を実装した“情報
IIJインフォメーションセンター
U R L:h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p /
いった言葉はあったものの、不況という通
していた時代が、なんとなく懐かしくなる。
漏洩対策機能”
、
“ウイルス対策機能”
、
“認証機能”などを加え、情報インフラ
T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 6 6(土日祝日除く9:30 ∼ 17:30)
2 0 0 2
OCTOBER
CONTENTS
SHORT ESSAY…………………………………………………p2
丸の内
TOPICS …………………………………………………………p3
中堅企業向け情報漏洩対策サービスの開始と
「IIJ ポストオフィスサービス」に新品目追加
としての重要性を増している企業の電子メール運用を支援いたします。
奏低音がいつもまとわりついていて、いち
ども景気の恩恵をこうむったことがない。
好奇心旺盛なおばさまたちが、インターネット
IIJを設立した頃は、まだ、バブルの名残が
に夢中になりだしたら、どうなってしまうの
残っていて、経済環境が厳しい時に事業を
だろう。もしかして、新しい事業モデルがで
軌道に乗せるのは、会社の将来にとって悪
きるのかもしれない。なにより、あのエネル
「IIJ Mailゲートウェイサービス」は、メールサーバを自社で構築している企業を
いことではないと、そう考えていたのだが、
ギーの大きさは、なにかをつくり出してくれ
対象に、IIJ内に設置されるリレーサーバを介して「情報漏洩対策機能」
「ウイ
るかもしれない。インターネットのトラフィック
ルス検出機能」を提供いたします。基本料金にメールアドレス 50 個までを
は思わなかった。厳しい経済環境の下でも、
量の推移を見ると、DSL や CATV の足回り
サービス提供対象として含めることにより、中堅企業においても利用しやすい
これだけの普及速度なのだから、景気が
を利用したインターネットが普及し、個人ユー
サービス体系をご用意いたしました(* 1)。
回復したら、インターネットの広がりは、どん
ザーのトラフィックは、垂直と言っていいほ
な加速がつくのだろうと心待ちにしていた
どの伸び方で、企業ユーザーの伸び率を圧
のが、そうはならなかった。景気回復への
倒している。企業の投資抑制は、トラフィッ
処方箋がないのか、処方箋の的確な運用
クの伸びにも現れている。言うまでもない
ができないのか、いずれにしても、インター
が、インターネットという新しい通信手段は、
クロスウェイブ、
「広域 LAN サービス」の SLA を強化
ネットという歴史的な技術革新が経済環境
企業ユーザーにとって、厄介な技術革新で
IIJmio で複数のモバイル環境対応の接続サービスを開始
の追い風を受けて、大きな発展をしてくれ
ある。旧来のビジネスの枠組みを守ろうと
AIH、フィリピンのグローブテレコムと提携
るといいのだが。
PoD のブロードバンドコミュニティサイトに
「CDN JAPAN」を提供
CLOSE UP ………………………………………………………p6
IIJ Mail ゲートウェイサービスのご紹介
IP TECHNOLOGY ……………………………………………p8
マルチホーム 第 4 回
INFORMATION ………………………………………………p10
「IIJ ビジネスウェイブ・フォーラム 2002」開催のお知らせ
B フレッツ取次ぎサービス、品目追加のお知らせ
金融国際情報技術展「FIT2002」出展のお知らせ
SLA 遅延時間の実績
する意思が強く働らいてしまうと、インター
ネットの持つ可能性を自ら制限してしまう
AIH、T-Systems と提携し、
“A-Bone VPN Service”を
欧米に拡大
IIJ-MC、テレビ会議とインターネット配信を融合した
新サービスを開始
9月の半ば、ランチミーティングに、新らしく
ことになる。この技術革新が持つ可能性を
なった丸ビルのレストランに招かれる。この
最大に生かそうという意思から、事業を再
ビルがオープンしたばかりいうことは知って
構築しようとすれば、過去を破壊していくエ
いたのだが、その混雑振りには吃驚。予約
ネルギーが要求され、きわめて深刻な判断
されている35 階のレストランに行くエレベー
をしなくてはいけない。そのエネルギーを
ターの前は、長蛇の列である。10 分ほど
企業人が爆発させてくれたらいいのだが。
待って、エレベーターに乗る。35 - 36 階は、
IIJ バックボーンマップ
(* 1)大規模ユーザ向けには、2002 年 3月より関連会社の IIJ テクノロジーが「IIJ Mail ゲートウェイサービ
ス/E(Enterprise)
」
を提供しています。
(iij.news vol.43 の CLOSE UP にてご紹介しています。
)
「IIJ ポストオフィスサービス」は、メールサーバ運用管理を IIJ に委託してい
メールサイズの制限
送受信メールのサイズを最大10MBに制限
◎本サービスの詳細は、P6 からの CLOSE UPをご参照ください。
■概要
ウイルスプロテクション
送受信メールのウイルス検出・駆除
SMTP認証
第三者によるメールサーバの不正利用を防ぎ、確実なメール送信を
可能にする認証方式
POP/SMTP over SSL(* 3)などの最新セキュリティ技術を実装しています。更
POP/SMTP over SSL
メール送受信時に、
メールサーバとお客様のメールソフトとの通信を
暗号化する認証方式
に今年度中に「Web メール」機能の追加提供を予定しており、これにより外
Webメール
Webブラウザを利用することにより、
どこからでもメールの読み書きが可能
(今年度内提供予定)
出先などインターネットを利用できる環境から電子メールの確認、送受信を
■料金
行っていただくことが可能になります。
アカウント数
(* 2)SMTP 認証:SMTP サーバを利用して電子メールを送信する際に、送信者がユーザであることを確
認するために SMTP サーバでユーザ認証を行う機能です。SMTP 認証を採用することによりSPAM
メールの中継など、第三者によるメールサーバの不正利用を防ぐことができます。SMTP 認証に対応
したメールサーバを利用するには、SMTP 認証に対応したメールソフトを使用する必要があります。
(* 3)POP/SMTP over SSL:メール送受信の際、SSL(Secure Sockets Layer)
という方式を用いて暗号
化した通信を行う機能です。
に居酒屋に寄る。大雨の警報が出ている
東京の光景は、なかなかに面白いのだが、
というのに、会社帰りの若者たちが元気よ
混雑の殆どは、
おばさまたちである。好奇心
く杯を空けている。おばさまたちに負けな
旺盛で付和雷同的な元気さは、中年のお
いエネルギーが溢れかえっている。眺めて
ばさまには脈々と受け継がれているようだ。
いるだけで、なんだか楽しくなる。早く、この
IIJ は、日米間の国際バックボーン回線を 3.3Gbps から3.9Gbps
(3,900Mbps)
長い不況のせいか、丸の内に働くおじさん
若者たちが、思う存分、仕事に力を発揮で
へ増強しましたので、お知らせします。
たちは、その表情、動く姿にも、あまり覇気
きる時が来るといい。
今回の日米バックボーン増強は、クロスウェイブより回線を調達し、東京−パ
初期費用
基本料金
アカウント単価
1∼
10
0円
11 ∼
50
500円
51 ∼
250
251 ∼
500
400円
501 ∼ 10,000
350円
5,000円
10,000円
450円
*グループアカウントはメールアカウントと同一料金です。
*利用アカウント数に応じた積み上げ方式の計算になります。
日米回線を 3.9Gbps に増強
また、以下の各回線につきましても運用を開始しましたのでお知らせします。
ロアルト間に 600Mbps 回線を新規追加することにより実現いたしました。
入によって、丸の内に、昔懐かしい雑踏の
株式会社インターネットイニシアティブ
代表取締役社長
鈴木 幸一
日本側
米国側
東京
IIJ San Jose
STM-4c×2
東京
IIJ Palo Alto
STM-1+STM-4c +STM-4c(*)
東京
IIJ L.A.
STM-1
有明
IIJ San Jose
STM-4c
有明
IIJ Palo Alto
STM-4c
合計
回線帯域
3.9Gbps(3,900Mbps)
STM-1:150Mbps STM-4c:600Mbps (*)
:今回増強した回線
2
送受信メールのウイルス検出・駆除
キーワードでのフィルタにより社内からの情報漏洩を未然に防止
メールのウイルス検出・駆除、SMTP 認証(* 2)によるメール送信時の認証、
混雑である。丸の内の高層ビルから眺める
悪く、にぎやかな風情となっていたのは、
ウイルスプロテクション
メール監査
ただくメールホスティングサービスです。新品目「セーフティ」では、送受信
大型台風が近づいているという夜、帰宅前
エネルギーが持ち込まれて、ずいぶん品が
■概要
IIJ ポストオフィスサービス/セーフティ
レストランと眺望スペースになっていて、大
が感じられないのだが、おばさま集団の乱
GLOBAL NETWORK…………………………………………p12
IIJ Mail ゲートウェイサービス
まさか 10 年間、悪化の一途を辿り続けると
日米回線を 3.9Gbps に増強
E - m a i l:i n f o @ i i j . a d . j p
増速
東京 第 二データセンター
S TM -16 c → S TM- 16c×2
廃止
I IJ N ew Y o rk ー NY-NA P
4 5Mb ps
9月24日
最新のバックボーン情報は
URL:http://www.iij.ad.jp/network/
3
TOPICS
TOPICS
クロスウェイブ、
「広域 LAN サービス」の SLA を強化
AIH、フィリピンのグローブテレコム
と提携
IIJ-MC、テレビ会議とインターネット配信を融合した新サービスを開始
■概要
クロスウェイブは、2002 年 9 月 1 日より、
「広域
り、
「広域 LAN サービス」を用いて、即時性が求め
株式会社アジア・インターネット・ホールディング
株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーション
ライブ中継映像のオンデマンド配信もパッケージ
LANサービス」において、ネットワーク網内の月間
られるアプリケーションをこれまで以上に安心して
(以下、AIH)は、2002 年 9 月 2 日、グローブテレ
ズ(以下、IIJ-MC)
は、2002 年 9月4日より、テレビ
として提供することにより、
ワンストップでコンテンツ
初期費用
50,000円
平均遅延時間の保証値を新設いたしました。イー
ご使用いただけます。
コムと A-Bone 接続につき合意いたしました。こ
会議システムとインターネット配信を融合した新
の再配信運営を行うことも可能です。今後、IIJが
中継費用
れによりAIH の運用する汎アジアネットワーク「A-
サービス「ビデオカンファレンスブリッジ」を開始
提供する「CDN JAPAN」においても展開していく
350,000円(1回、2時間程度のライブ中継)
600,000円(3回契約/6ヶ月間以内)
また、月間平均遅延時間の実測値を弊社ホーム
Bone」に、グローブテレコムの ISP ネットワーク
しました。テレビ会議システムをインターネット網
予定です。
ページにて公開することにより、
「広域 LAN サービ
「GlobeNet」が加わります。当初の接続帯域は
サネット方式の通信サービスとして、遅延時間の
保証値を設定するのは、国内初となります。
クロスウェイブでは、1999 年 10 月に「広域 LAN
サービス」を世界に先駆けて提供開始して以来、
ネットワークサービスの可用性(* 1)について、保証
ス」の品質への信頼感の更なる向上を図ります。
(* 1)
クロスウェイブのネットワーク内における全ての通信が常に
利用可能な状態であること
2Mbps です。
認証機能
10,000円/回
帯域
56kbps∼500kbps
に接続し、ライブ中継およびそのオンデマンド配
対応環境
RealMedia、Windows Media、QuickTime
信をパッケージとして提供いたします。これにより、 「ビデオカンファレンスブリッジ」では、視聴者を
同時接続
200人まで
(拡張可能)
端末レンタル料金
50,000円/日
手軽にネットワークを活用した中継配信を行って
限定してご利用いただくために、認証システムを
AIHの運用する A-Bone は、現在アジア 9 か国/
いただくことが可能になります。尚、テレビ会議
オプションとしてご用意いたしました。更に継続的
してまいりました。今回新たにネットワークサービ
地域(日本、韓国、中国、香港、タイ、フィリピン、
システムと大規模インターネット配信を融合した
な利用者向けに、3 回分の中継配信を割引料金
スの性能品質を示す数値指標の一つとして、月間
インドネシア、シンガポール、マレーシア)の大手
サービスを提供するのは、国内初となります。
で提供するチケット制も導入しています。
平均遅延時間の保証値を設定することで、更なる
顧客満足度の向上を目指します。これにより、お
株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ
U R L:h t t p : / / w w w . c w c . c o . j p /
T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 5 0 0
客様は、企業内ネットワークの設計・構築にあた
ターネットサービスを提供しています。
(*2)が40ミリ/秒以下であること
ネットワーク網内の月間平均遅延時間(往復)
保証内容超過時の対応
月額料金の90分の1を返還
ホームページhttp://www.cwc.co.jp/において、当月の平均遅延時間を翌月に公開(10月より公開開始)
(* 2)クロスウェイブ主要設備間の遅延時間実測値の平均
※今回のネットワークサービス品質保証強化に伴う料金の変更はございません。
※料金、その他サービス内容詳細につきましては、クロスウェイブ営業部にお問い合わせください。
T E L:0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0
「ビデオカンファレンスブリッジ」は、教育事業や
広報・IR 活動などの各種イベント中継を低コスト
AIH、T-Systemsと提携し、
“A-Bone VPN Service”
を欧米に拡大
保証の内容
公開方法
通信事業者を対象に、アジア域内に特化したイン
E - m a i l:i n f o @ c w c . c o . j p
■保証の内容/公開について
IIJグループ広報室
U R L:h t t p : / / w w w . i i j - m c . c o . j p /
お客様
ライブ中継用
RealEncorder
WindowsMediaEncorder
ライブ中継配信
で提供することを目的にサービス化されました。
IIJ-MC
エンコードセンター
テレビ/電話会議システムで世界最大のシェアを
持つポリコム社の会議端末をネットワークに接続
AIHは、2002 年11月より、Deutsche Telekom Group
し、IIJ-MC の配信センターを介してインターネット
のISPである T-Systems と提携し、ヨーロッパと
上で中継配信を行います。IIJ-MC の配信センター
アメリカ合衆国において「A-Bone VPN Service」
からカメラワークの遠隔操作を行うことにより、撮
の提供を開始いたします。当初、
サービス提供地域
影要員や大掛かりな機材持込みなどの手間・コス
は、ドイツ、イギリス、オーストリア、フランス、オラ
トを省き、利用しやすい価格帯をご用意しました。
インターネット
56kbps∼500kbps
ライブ中継用
RealServer
WindowsMediaServer
パスワードによるアクセス制限
視聴者端末
ンダ、スイスとなっており、順次拡大予定です。
IIJmio で複数のモバイル環境対応の接続サービスを開始
PoD のブロードバンドコミュニティサイトに「CDN JAPAN」を提供
「A-Bone VPN Service」は、アジア地域をカバー
IIJは、2002 年 9月10日より、各種モバイル環境に
■対応通信サービス
する多国籍企業向けネットワーク・ソリューション
対応した個人向けインターネット接続サービス
◎携帯電話/PHS
サービスです。アジア各国の通信事業者と提携
IIJは、株式会社プロデュース・オン・デマンド(以
フレッツ・ADSL、Bフレッツ
(ビジネスを除く)ユーザ
IIJは“Cafe
` Creators”を CDN JAPAN のモデル
し、品質を重視した国際 VPNサービスを提供する
下、PoD)
と協力し、CDNプラットフォーム「CDN
に提供)アカウントユーザと、HSMN(* 1)に接続して
サイトとして支援することにより、CDN JAPANサー
ことにより、PDM(プロダクト・データ・マネージメント)
JAPAN」上で、ブロードバンドサービスのコミュニ
いるCATVインターネットユーザおよび IIJ4U/IIJmio
ビスの更なる普及・促進を目指します。
上の製造・設計データや各種リアルタイムアプリ
ティサイト“Cafe
` Creators”を構築いたしました。
ユーザが、
「CDN JAPAN」への接続を無料でご利
ケーション・データなど、機密性の高いデータをア
本サイトは、2002 年 9 月 17 日にプレオープンし、
用いただけます。
「IIJmioモバイルアクセスサービス」を開始いたし
ました。対象となるデータ通信サービスは
「AirH"」
、
「Mフレッツ」、
「フレッツ・スポット」、
「PIAFS」、
「NTT DoCoMo」
となります。
「IIJmioモバイルアクセスサービス」では、1 契約、
フレックスチェンジ方式
DDIポケット「AirH"」 128k/32kパケット方式、
DDIポケット
アステル
NTT DoCoMo
NTT DoCoMo
PIAFS 2.0/2.1
NTT DoCoMo携帯電話専用
◎無線LAN
NTT東日本
Mフレッツ
ジア域内で伝送・共有していただけます。現在、
10月1日にグランドオープンいたしました。また同時
NTT西日本
フレッツ・スポット
アジア 9 カ国(日本、シンガポール、香港、マレー
に、エンドユーザに対して CDN JAPAN への接続
シア、タイ、フィリピン、中国、韓国、インドネシア)
を無料で提供する「CDNJ/FreeAccess」も開始
利用料
無料(*2)
にてご利用いただけます。
いたしました。
配信帯域
フレッツ・ADSL、BフレッツユーザおよびHSMNユーザ:1Mbps
その他ブロードバンド・ユーザ:512kbps
月額 300 円で、携帯電話、PHS、無線 LAN のモ
バイル対応アクセスポイントに接続いただけます。
■料金
これにより、
ノートパソコンや PDA などを使用して、
初期費用(*1)
0円
外出先から、各事業者のサービス提供エリアに応
月額料金(*2)
300円
じた利便性の高いインターネット接続環境をご利
サービス提供地域
各携帯電話、PHS事業者の提供エリアに
準ずる
用になれます。
IIJ サポートセンター
U R L:http://www.iijmio.jp/guide/outline/md/
T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 3 3(年中無休 9:00 ∼ 19:00)
(* 1)各携帯電話、PHS 事業者のサービスをご利用になるためには、
別途各社へお申し込みが必要となります。
(* 2)各サービスの料金は含みません。
■「Cafe
`Creators」概要
“Cafe
` Creators”は、IIJが提供するユーザ管理・
コンテンツ管理・不正アクセス防止機能などが一
括された「CDNJ/BSM」サービスを活用しており、
コンテンツ内容
・グラウエンの鳥籠 … 本格的推理サスペンス連続ドラマ。
「単館上映されて人気があったが、
・大映像博物館 …… 高名なクリエーターに動画制作の秘話などをインタビュー、
DVDも発売されず現在見ることが出来ない」や「パイロット版として作られただけで、制作会社の
倉庫に死蔵されている」など、
「お宝映像」を利用者のリクエストや一級のクリエーターのリコメン
ドに応じて「復刻」するプログラム。
IIJグループ広報室
U R L:h t t p : / / w w w . a b o n e . n e t /
「CDNJ/FreeAccess」を利用した初めての事例と
・動画中心のコミュニティサービス など
T E L:0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0
なります。サービスの提供は“テレビ業界の人気
(*2)NTT東西、
あるいは各CATV事業者による課金は除く。
E - m a i l:i n f o @ a b o n e . n e t
クリエーター集団”PoD が行い、双方向性を活用
・ストリーミングを使った1対nのライブ型視聴者参加ゲーム
※詳細は下記 URLをご参照ください。
した番組のほか、属性広告なども取り入れた新し
い放送型プログラムを配信する予定です。
株式会社インターネットイニシアティブ広報室
U R L:h t t p : / / c a f e . c d n - j a p a n . c o m
E - m a i l:i n f o @ i i j m i o . j p
4
(* 1)High Speed Media Network:ブロードバンド接続に特化した
IIJ の広帯域バックボーンネットワーク
株式会社プロデュース・オン・デマンド社長室 仲村
U R L:h t t p : / / w w w . p o d . t v /
エンドユーザからの「CDN JAPAN」への接続を無
T E L:0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0
T E L:0 3 - 3 4 5 8 - 1 6 7 4
料で提供する「CDNJ/FreeAccess」
(当初、東京の
E - m a i l:p r e s s @ i i j . a d . j p
E - m a i l:p r e s s @ p o d . t v
5
IIJ Mail ゲートウェイサービスのご紹介
電 子 メール は 今 や、電 話 、F A X 以 上 に 企 業 の 重 要 な 通 信 手 段となって います。
一 方 で、コンピューターウイルス 感 染 の 9 8 % が メール によるもの であったり、
メール による情 報 漏 洩 などの 課 題 もクローズ アップされており、メール の セキュリティ対 策 が 重 要 なテーマとなって います。
しかし、それらの 対 策 を 実 施 するには 、高 度 に 専 門 化された 技 術 が 必 要 で、設 備 投 資 も 必 要 であり、簡 単 なことで はありません。
今 回 の C L O S E U P で は 、メール の セキュリティ対 策 を 手 軽 に 実 現 する、I I J M a i l ゲートウェイサービスをご 紹 介します。
電子メールのセキュリティ対策
社内ネットワークに接続されるマシンは様々有
り、例えば、自宅で感染したノートPC を会社の
面倒な部分だけアウトソースしませんか?
社内からの情報漏洩を、キーワードによるフィル
メールサーバは一度設定すれば比較的安定し
ネットワークに接続したり、自宅と会社のネット
IIJ Mail ゲートウェイサービスは、メールサーバを
て動作しますが、多様化するユーザの要望や、
ワークを接続しているケースも考えられます。
自社構築しているお客様や、グループウェアの
性能管理、毎日のように発見されるセキュリティ
このようなケースへの対策は、やはり、クライア
一部としてメール機能を利用しているお客様に、
ソリューションズ社の GuardianWall を利用し
上の問題に対応するため、日々運用しなければ
ントマシンへのウイルス対策ソフト導入とその
現状のメールシステムの利便性を維持しつつ、新
ています。
ならないシステムです。これだけでも、かなりの
パターンファイルのこまめな更新が必須です。
たな付加価値をご提供するソリューションです。
運用負荷がかかりますが、加えてメールそのも
メールシステムそのものの管理をお客様が行う
- メール監査では、特定のヘッダ(From、To、
と各端末での対策といった、2 重 3 重の対策が
一方で、専門性や即時性が要求され、とかく面
Subject)、本文、添付ファイルを、指定した
必要なのです。
倒が多いセキュリティ機能に限ってアウトソース
監査ルールで検索し、該当するメールを送信
するという選択肢をご提供します。
保留にします。
情報漏洩対策
・White List
IIJ Mailゲートウェイサービス 概要
存在するアカウント一覧をゲートウェイに登録す
IIJ Mail ゲートウェイサービスは、お客様メール
ることで、SPAM メールなどの存在しないアカ
次感染による企業内の被害にとどまらず、ウイ
は、便利である反面、使い方によっては、危険
サーバとインターネットの間で、ゲートウェイによ
ウント宛の不要メールを排除します。
ルスに感染したメールが社外に送信されると、
なツールとも言えます。メールの私用による業
る付加機能をご提供します。
・メールサイズの制限
企業の社会的信用を損なう結果に繋がります。
務効率の悪化にとどまらず、不適切な内容の社
・利用中のメールシステムをほとんど変えること
送受信メールの最大サイズを10MBに制限します。
外への発言、機密情報・個人情報の漏洩は、
企業活動そのものに対する脅威に発展します。
イアントマシンにインストールされていますが、
なく、付加価値をご利用いただけます。
・メールシステムの一部をアウトソースし、運用
管理コストを削減します。
・御社のエンジニアは、メールシステムの管理
- 大容量メールの受信による、お客様メール
サーバのシステムダウンを回避できます。
- 社外に大容量メールを送信することで取引先
メールを感染経路とするウイルスは、一度発生
このような脅威を未然に防ぎたいという要望
すると瞬く間に拡大し、パターンファイルを更新
は、確実に大きくなっており、企業には統一さ
していないマシンが軒並感染するという事態が
れたセキュリティポリシーに基づくメールシステ
発生します。
ムの運用が強く求められています。しかし、こ
主な機能
れらの脅威への対策は、急務であると同時に、
・Virus Protection
このような、メール経由での感染を防ぐ最も有
適切なコストに見合ったものでなくてはならな
電子メール経由でのウイルスを検出・駆除し
今回、メールサーバを自社構築しているお客様
効な手段は、エンドユーザがメールを取得する
いことから、実施にあたっては様々な制約が待
ます。
向けのソリューションとして「IIJ Mail ゲートウェイ
前に、ウイルスの検出と駆除を行うことです。
ちかまえています。
に専念していただけます。
行えば万事解決というわけではありません。
に迷惑をかけ、社会的責任を問われたり、企
業イメージを低下させることを回避します。
まとめ
- ウイルス検出・駆除ソフトウェアは、トレンド
サービス」
をご紹介しましたが、メールサーバ機能
マイクロ社のInterScan VirusWallを利用して
をすべて IIJ側でご提供するメールホスティング
います。
「IIJポストオフィスサービス」
もご選択いただけます。
- ウイルス検出・駆除は、送受信する全てのメー
ルに適用されます。
しかし、メールの入口と出口でウイルス対策を
送信メール
Virus
社外秘
Virus
ウイルス駆除
社外秘
- パターンファイル及び検索エンジンの更新は、
24 時間 365日の運用体制で実施します。
■料金
初期費用
ウイルスプロテクション
簡単な操作で情報を外部に送信できるメール
行います。
Audit
品目
るまでになっており、ウイルス対策の不備は二
ないためには、出口でウイルスの検出と駆除を
お客様
メールサーバ
Virus ウイルス駆除
送信保留
つまり、ウイルス対策は、ゲートウェイでの対策
また、外部へウイルス感染したメールを送信し
お客様ネットワーク
Virus Protection
インターネット
- メール監査は、社外に送信する全てのメール
漏洩対策が重要な課題となります。
既に多くの企業で、ウイルス対策ソフトがクラ
Virus
- メール監査ソフトウェアは、住友金属システム
ののセキュリティ対策、特にウイルス対策と情報
現在、メールはウイルス感染経路の 98 %を占め
IIJ Mailゲートウェイサービス
受信メール
タで未然に防ぎます。
に適用されます。
ウイルス対策
6
■サービス概要図
・Audit
10,000円
メール監査
ウイルスプロテクション+メール監査
基本料金
アカウント単価
1∼50
51∼250
30,000円
0円
300円
251∼500 501∼10,000
250円
200円
40,000円
0円
350円
300円
250円
50,000円
0円
650円
550円
450円
*利用アカウント数に応じた積み上げ方式の計算になります。
■ IIJ Mail ゲートウェイサービス/E
IIJテクノロジーが提供する「IIJ Mail ゲートウェイサービス/E(Enterprise)
」では、1,000 アカウント以上の大規模メールシステム
を対象として、総合的なメールソリューションをご提供します。
サービス品目
以下の品目を必要に応じてご選択いただけます
・Virus Protection/ET
- メールのウイルス検出・駆除を行います
・Audit/E
- メール監査を行います
・Archive/E
- メールを保管します
IIJ サービスとの違い
・インターネットと社内の間でやりとりされるメールを、証拠保全
のために全て保管する機能をご提供します。
・お客様メールサーバとゲートウェイ間の接続を、以下の方法
から選択する事が可能です。
- インターネット経由の接続
- クロスウェイブ コミュニケーションズが提供する広域 LAN
サービスによるデータセンターでの接続
- 専用線による接続
・お客様のシステム、ネットワーク、利用形態に応じて、柔軟な
メールソリューションをご提供いたします。
お問い合わせ先
IIJインフォメーションセンター
IIJグループは、今後も企業情報のライフラインと
なる電子メールのセキュリティ対策を一層強力に
支援していきます。
U R L
T E L
E-mail
http://www.iij.ad.jp/
0 3 -5 2 05- 446 6
[email protected]
7
ISP側
50%AS(ISP)
AR1
ISP側
AR2
x.x.x.x/x
y.y.y.y/y
z.z.z.z/z
R1
マル チ ホーム
技術
連載
前回は回線及びルータを冗長化できる回線
ルータバックアップ型を紹介しました。今回
は冗長性の強化、バランシングを実現させた
バランシング基本型を紹介します。バランシ
ング基本型の原理を説明する前に今後のマ
ルチホーム構成で不可欠なダイナミックルー
ティングについて簡単に説明します。
ダイナミックルーティングとは
ダイナミックルーティングとは動的経路制御とも
呼ばれ、文字通りに経路情報を動的に設定し
たり消去できるルーティングを表しています。
ダイナミックルーティングとして様々なプロトコ
ルが存在しますがどのプロトコルにも通じる
最も重要な原理は経路アナウンスの流れる方
向と設定された経路=パケットの流れる方向
が逆方向となることです。図 1 に簡単なネット
ワークを示します。
バランシング基本型はバランシングとバック
アップを同時に実現し、かつ回線及びルータ
の障害にも対応しています。ISP 側とユーザ
側の間に 2 本の回線を用意し、ユーザ側に 2
台のルータ
(R1、R2)、ISP 側に 2 台のルータ
(AR1、AR2)
を配置します。また、R1-R2 間
には LAN 機器を接続するセグメントと 2 台の
ルータのみを接続するセグメント
(通常はクロ
スケーブルを用いて接続します)
を用意します。
(図 3)
ISP側
AR1
AR2
R1
専用線
クロスケーブル
R2
LAN機器セグメント
ユーザ側
図 3:バランシング基本形
x.x.x.x/x
R1
R2からR1にアナウンス:
R2にz.z.z.z/zが接続されています
y.y.y.y/y
R1からR2に
アナウンス:
R 1にx . x . x . x / x
が 接 続されてい
ます
R2
z.z.z.z/z
図 1:ダイナミックルーティングの経路アナウンス
R1 は x.x.x.x/x が R1 に接続されていることを
R2 に伝えます。R2 は z.z.z.z/z が R2 に接続さ
れていることを R1 に伝えます。この「伝える」
部分がダイナミックルーティングとなります。伝
えられたルータ側は伝えられた内容に基づい
て経路を設定します。
(図 2)
ユーザル ータ間 には HSRP( Hot Standby
Router Protocol)
または VRRP(Virtual Router
Redundancy Protocol)
を用いて 2 台のルータ
で 1 つの IP アドレスVIP(Virtual IP address)
を共有し、通常時はメイン側のルータR1 が優
先されるようにプライオリティを設定し、VIP は
R1 が持つ形となります。FireWall などの LAN
側の機器の default route は VIP に向けます。
R1 ではトラフィックの 50 %の destination に
対して R2 に向け、default route は AR1 に向け
ます。R2 では R1 と同じようにトラフィックの
50 %の destination に対して AR2 に向け、
default route は R1 に向けます。
1. コンテンツ提供者のサーバもしくは FireWall などのログからIP アドレスリストを抽出
します。
2 . I P アドレスリストから I P アドレスの B G P
(Border Gateway Protocol:ISP 間で利用
されているダイナミックルーティングプロト
コル)アナウンスされている AS を調べ、AS
単位で集計します。
3.アクセス数の 50 %となるように ASリストを作
成します
これで、IP アドレスのリストからAS リストが作
成できました。次にこの AS リストに基づいて
ルータの設定を行います。AR2 からダイナミッ
クルーティングを用いて R2 に AS リストに属す
る IP アドレスすべてをアナウンスします。R2
は AR2 のアナウンスによって知らされた IP ア
ドレスを AR2 に経路設定します。R2 は AR2 か
ら受け取った経路情報(IP アドレス情報)
を
R1 にアナウンスします。
(図 5)
x.x.x.x/x
R1
R1の経路:
R2の先にz.z.z.z/zが接続されている
y.y.y.y/y
R2の経路:
R1の先に
x . x . x . x / xが 接
続されている
R2
これらの設定により通常時には LAN 側からイ
ンターネットへのトラフィックの 50 %が R1-R2AR2 を経由し、残る 50 %が R1-AR1 を経由し
てインターネットに出ていきます。
(図 4)
z.z.z.z/z
ISP側
AR1
AR2
図 2:ダイナミックルーティングにより設定された経路
経路を伝える方向=経路アナウンスの流れる
方向と設定された経路 = パケットの流れる方
向が逆方向となっていることがおわかり頂け
ると思います。
default route
50%destination
50%destination
R1
R2
VIP
ユーザ側
図 4:LAN 側からインターネットへのトラフィックの流れ
さて、最終的なトラフィックの流れを先に書き
ましたが、これらを設定するにはどのようにど
のようにすれば良いのかを見ていきましょう。
8
50%AS(ISP)
AR1
ISP側
AR2
R2
AS xxxx
x.x.x.x/x
y.y.y.y/y
AS yyyy
z.z.z.z/z
ASリストに属する
IPアドレスリスト
ユーザ側
図 5:ダイナミックルーティングによる経路アナウンス
(1)
R1 は R2 のアナウンスによって知らされた経路
情報を R2 に経路設定します。これで、R1 から
は R2 へ、R2 からAR2 へアクセス数 50 %≒ト
ラフィックが 50 %の destination が設定され、
約 50%のトラフィックが R1-R2-AR2 を経由して
インターネットに出ていくようになります。
(図 6)
ユーザ側
図 6:ダイナミックルーティングによって設定された経路とトラフィックの流れ(1)
図 9:インターネットからLAN 側へのトラフィックの流れ
次に残り50 %のトラフィックのための設定に
ついて見ていきます。AR1 からダイナミックルー
ティングを用いて R1 に default route をアナウ
ンスします。R1 は AR1 のアナウンスによって
知らされた default route を AR1 に経路設定し
ます。R1 は AR1 から受け取った default route
を R2 にアナウンスします。R2 は R1 のアナウ
ンスによって知らされた default route を R2 に
経路設定します。
(図 7)
さて、このような比較的簡単な経路設定に関
してもダイナミックルーティングを利用します。
まず、R1 で x.x.x.0/25 の経路情報を擬似的
に生成します。擬似的な経路生成には NULL
や loopback などの仮想 I/F へ経路を向けるこ
とで生成します。生成した経路をダイナミック
ルーティングを用いて R1 からAR1 にアナウン
スします。
(図 10)
ルータの設定の中で
「ダイナミックルーティング」
の設定がありますが、実際どのようなプロトコ
ルが用いられるのでしょうか? AS に関わる部
分は BGP が用いられますが、
( 1)Private AS
を用いて BGP をそのまま利用する、
(2)BGP
から ospf などの IGP に変換して利用、
(3)
BGP と ospf の併用(併用方法も様々)、など
多くの方式が考えられます。これらは責任分
界点や利用しているルータのスペック、バック
アップ切り替え時間と安定性のトレードオフな
どで選択されます。ただし、設定するパラメー
タは異なるものの、バランシング手法やバック
アップの基本的な設計に変りはありませんの
で、あえて「ダイナミックルーティング」という表
現で書かせて頂きました。
ISP側
AR1
ISP側
AR1
AR2
AR2
x.x.x.0/25
default route
R1
x.x.x.0/25
x.x.x.128/25
R1
R2
ユーザ側
図 7 :ダイナミックルーティングによる経路アナウンス
(2)
これで、default route が R2 からは R1 へ、R1
からは AR1 へ設定され、残り50 %のトラフィッ
クが R1-AR1 を経由してインターネットに出てい
きます。
(図 8)
その他50%
ISP側
AR1
AR2
default route
R1
R2
図 10 :ダイナミックルーティングによる経路アナウンス
(3)
AR1 は R1 のアナウンスによって知らされた
x.x.x.0/25 を R1 に経路設定します。もう半分
も同様に R2 で x.x.x.128/25 の経路情報を擬
似的に生成します。生成した経路をダイナミッ
クルーティングを用いて R2 からAR2 にアナウ
ンスします。AR2 は R2 のアナウンスによって
知らされた x.x.x.128/25 を R2 に経路設定しま
す。これで、利用 IP アドレスの半分である
x.x.x.0/25 が AR1-R1 を経由し、残り半分であ
る x.x.x.128/25 が AR2-R2 を経由してインター
ネットからLAN 側にトラフィックが入ってくるよ
うになります。
(前掲の図 9)
ユーザ側
図 8:ダイナミックルーティングによって設定された経路とトラフィックの流れ(2)
さらに、回線やルータの障害時のためのバック
アップ設定を行います。AR2 からは AS リスト
に基づいた経路アナウンスを行っています
が、これに加えてプライオリティの低い default
route も同時にアナウンスします。通常時は
AR1 からアナウンスされる default route が優
先されるため経路情報には変化はありません
が、障害時に有効となります。
ここまでで、LAN 側からインターネットに対す
る経路設定を見てきました。次にインターネッ
トからLAN 側に対する経路設定を行います。
まず、前提条件としてユーザに割り当てられ
たグローバルIPアドレスを x.x.x.0/24とします。
これを前半 x.x.x.0/25と後半 x.x.x.128/25 に
分け、2 本の回線に分けるようにルーティング
設定を行います。AR1 では x.x.x.0/25 を R1
に向け、AR2 では x.x.x.128/25 を R2 に向けま
す。これ により、利 用 I P アドレスの 半 分 が
AR1-R1 を経由し、残り半分が AR2-R2 を経由
してインターネットから LAN 側にトラフィックが
入ってきます。
(図 9)
素朴な疑問
x.x.x.128/25
R2
AS xxxx
AS yyyy
ASリストを設定
R1
R2
ユーザ側
まず、
「50 %の destination」の destinationで
すが、LAN 側からインターネットに対する相手
先(destination)IP アドレスのことを意味しま
す。コンテンツ提供者からすればアクセスして
くるお客さまの IP アドレスということになりま
す。この IP アドレスをトラフィックが 50 %となる
ように集めたものとなります。IP アドレスリスト
のままでは数万アクセスあれば数万行の設定
となってしまったり、ダイアルアップなどの動
的な IP アドレス割り当てを利用していると毎
回 IP アドレスが変わるため、そのままでは利
用できません。そこで IP アドレスリストを AS
(Autonomous System:自律システム。1 つの
ISP で 1 つもしくは数個持ち、世界的に固有の
番号が付けられる)
リストに変換します。
設定で利用するダイナミックルーティング
x.x.x.128/25
R1
ユーザ側
専用線
AR2
x.x.x.0/25
R2
第4 回
バランシング基本型の原理
AR1
インターネットからLAN 側方向に関しても回線
やルータの障害時のためのバックアップ設定
を行います。R1 で x.x.x.0/24 の経路情報を
擬似的に生成し、AR1 に経路アナウンスしま
す。R2 も同様に x.x.x.0/24 の経路情報を擬
似的に生成し、AR2 に経路アナウンスします。
(図 11)
バランシング基本型に関してよくある素朴な
疑問についてお答えしておきます。
Q.トラフィック量は個々のアクセスごとに異な
るため、AS 単位のアクセス数=トラフィック
量とはならないのでは?
A. 実際に設定してみますと AS 単位のアクセ
ス数はかなり厳密にトラフィック量に比例し
ます。
Q.AS 単位にまとめるとお客さまの利用 ISP の
変更などで 50%を維持できないのでは?
A. 大きな AS の統廃合が無い限りほとんど影
響を受けません。アクセス数の多い AS の
みを 扱い、下流の AS は扱いませんので、
指定された AS の上位回線の変更や下流
AS の増減には全く影響を受けません。
Q.50%のアクセス数の AS リストに属する IP ア
ドレスすべてをアナウンスしていますが、膨
大な経路数になりませんか?
A. 実際のところ日本国内向けのコンテンツで
あれば少ない経路数となります。日本の
ISP は CIDR( Classless Inter-Domain
Routing)
を用いて効率的に経路集約を行っ
ているためだと思われます。
ISP側
AR1
AR2
x.x.x.0/25
x.x.x.0/24
x.x.x.0/25
x.x.x.0/24
次回に向けて
x.x.x.128/25
x.x.x.0/24
R1
R2
x.x.x.128/25
x.x.x.0/24
ユーザ側
図 11 :ダイナミックルーティングによる経路アナウンス
(4)
この時、AR1、AR2 共に x.x.x.0/24 の経路を
持 つこととなります が 、x . x . x . 0 / 2 5 及 び
x.x.x.128/25 経路が存在しているため、ロンゲ
ストマッチ(より長い prefix を持った経路が優
先される)の法則により通常時は有効ではあ
りませんが、障害時に有効となります。
今回はバランシング基本型の通常時の動作に
ついて説明させて頂きました。ダイナミックルー
ティングを使うことでネットワークが複雑とな
り、わかりにくい部分もありますが、スタティッ
クルーティングでは実現できないトラフィック分
散やバックアップを実現しています。バランシ
ング基本型の障害時のバックアップ動作、特
徴、他の型との比較につきましては次回以降
で取り上げさせて頂きたいと思います。
IIJ マーケティング本部
テクニカルソリューション室 室長
山口 二郎
9
INF O R M AT IO N
「IIJ ビジネスウェイブ・フォーラム 2002」開催のお知らせ
B フレッツ取次ぎサービス、
品目追加のお知らせ
金融国際情報技術展「FIT2002」
出展のお知らせ
この度、IIJ グループでは「IIJ ビジネスウェイブ・フォーラム 2002」を開催するはこびとなりましたので、ご案内申し上げます。
ネットワーク技術の進化とブロードバンドの普及によって、産業や社会のシステムが根底から変わりつつある中で、今や企業の IT を支える
この度、Bフレッツ取次ぎサービスにおいて「ビジネスタイプ」の取扱い
この度、IIJグループでは金融国際情報技術展「FIT2002」に出展いた
情報ネットワークをいかに変化に合せて最適化し活用していくかが、ビジネスの競争優位を決定すると言っても過言ではありません。
を開始いたしましたのでお知らせします。
しますので、ご案内します。
IIJサービスの利用にあたり、キャンペーン期間中に専用ページから
主要金融 IT ベンダーが一堂に会する FIT2002 は、e-フィナンシャル
「Bフレッツ」回線をお申込みいただくと、株式会社 MSコミュニケーショ
ビジネスモデルの提案はもとより、金融に関わるあらゆるソリューション
本フォーラムでは「Scrap & Build ― ネットワークの未来に向けて」
と題しまして、これからの企業の情報通信のあり方を展望するとともに、
最新のネットワーク技術を踏まえた IIJ グループならではのソリューションとサービスをご紹介いたします。
つきましては、お忙しい時期とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
IIJビジネスウェイブ・フォーラム2002 開催概要
ンズ(以下、MSC)より回線開通後に、もれなくVISAギフトカードを
を発信する日本で唯一・最大級の金融 IT 専門フェアです。
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IIJグループでは、展示ブースにて IIJグループのデータセンターを
※本キャンペーン期間中、MSC が提携窓口としてお客様をサポートいたします。
はじめとしたソリューションをご紹介するほか、下記の講演を予定して
おります。
東京
大阪
札幌
福岡
名古屋
会期
2002.10.30
2002.11.5
2002.11.6
2002.11.19
2002.11.20
会場
ロイヤルパークホテル
帝国ホテル大阪
京王プラザホテル札幌
アクロス福岡
名古屋国際センター
180名
150名
200名
150名
http://www.iij.ad.jp/forum/ の各会場お申込みフォームより
申込み締切
プログラム
お問い合わせ
2002.10.18
2002.10.22
2002.10.21
2002.11.1
2002.11.1
Keynote
Track-1
Track-2
Track-3
Track-4
Track-5
Keynote
Track-1
Track-2
Keynote
Track-1
Track-2
Keynote
Track-1
Track-2
Keynote
Track-1
Track-2
TEL:03-5770-5791
TEL:06-4803-9507
TEL:011-218-3311
TEL:092-725-6533
TEL:052-589-5011
● 基 調 講 演:情 報 通 信の将 来とI I Jグループの展 望
ネットワークの 技 術 革 新は、世 界 規 模での 通 信 業 界 再 編を引き起こし、我々もまたその 渦 中にいます。しかし、
最も重 要なことは、業 界の再 編ではなくサービスの再 編です。企 業のI T 基 盤を支える通 信サービスは、果たして
どこへ行き着くのか。I I Jグループのビジョンと情 報 通 信の将 来を展 望します。 株 式 会 社インターネットイニシアティブ 代表取締役社長 鈴木 幸一
Track-1
● 進 化する通 信インフラとネットワーク技 術
ネットワーク技術の進歩とインフラの革新が、企業による通信サービスの利用形態を大きく変 化させ、通 信ネット
ワークを企 業 の I T 活 動 のプラットフォームへと進 化させようとしています。この“ ネットワークサービスプラット
フォーム ”の実 現に向けてI I Jグループの取り組みをご説 明します。 株 式 会 社クロスウェイブ コミュニケーションズ
執 行 役員 ネットワーク技 術 部 部 長 浅 羽 登 志 也
T rack-5
●ユーザ事 例 - 2:新 光 証 券の社 内ネットワーク構 築における広 域 L ANサービスの活 用
新 光 証 券では、社 内ネットワークの構 築にあたり、クロスウェイブの広 域 L A Nサービスを採 用。データ系、
音声系
の統合、および、証券業界における"T+I"時代に即した、高速かつ信頼性の高いネットワークインフラを構築され
ました。その検 討∼導 入までのプロセスとその効 果をご紹 介いただきます。 ●ユーザ事 例 - 3:
「B B . exci t e」にみるC D N J APANプラットフォームの活 用
ブロードバンド向けコンテンツ配 信 の 仕 組みとして注目されるC D N 。本 講 演では、I I Jグループの C D Nソリュー
ションと、それをプラットフォームとして採用していただいたBB.exciteの活用事例をご紹介します。
※K eynot e、T rack-1、T rack-2の講演内容は、全ての会 場で共 通です。
※プログラムの内 容・講 師 等は都 合により変 更となる場 合がありますので、予めご了 承 下さい。
ベーシックタイプ(最大100Mbps)
ファミリータイプ(最大 10Mbps)
ニューファミリータイプ(最大100Mbps/NTT東日本)
ファミリー100タイプ(最大100Mbps/NTT西日本)
2,000円
10,000円
ビジネスタイプ(最大100Mbps)
■利用対象サービス
個人向け「IIJ4U Bフレッツ接続オプション」
K eynot e
●ユーザ事 例 - 1:I D Cと広 域 L A Nを活 用した防 災 情 報の提 供
財団法人河川情報センターでは、自然災害から人命財産を守るため、全国の河川・流 域の水 位や雨 量のほか、気
象や 地 震など防 災に関する情 報を、I D Cにおけるアウトソーシングと広 域 L A Nを活 用して幅 広く提 供していま
す。本 講 演では、この事 業でのI I Jグループのサービス活 用 例をご紹 介いただきます。 金額の VISA ギフトカードをプレゼントいたします。
※マンションタイプは、本サービスでは取り扱っておりません。
※ニューファミリータイプとファミリー 100 タイプは、提供地域が限定されるサービスです。
※ビジネスタイプは、法人のお客様にのみ提供しています。
各 会 場のタイムテーブルについては、h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / f o r u m / でご確 認ください
●I I Jグループのアウトソーシング戦 略
通信のブロードバンド化が進む中、企業の情報システムもネットワークを活用することで高 度・複 雑 化しており、今
後は重 要なデータを如 何に管 理・活 用していくかが課 題となっています。このような背 景を踏まえ、II Jグループが
考えるデータセンターを中 心としたアウトソーシングサービスの展 開とその戦 略について解 説いたします。
■取次ぎ品目/特典
期間中に所定の申込みを経て、B フレッツ回線を開通した方に下記の
プログラム
T rack-4
金 融 国 際 情 報 技 術 展「 F I T 2 0 0 2 」概 要
■ 会 期: 2002年11月13日(水)∼15日(金)10:00∼18:00
■ 会 場: 東京国際フォーラム(入場無料)
■セ ミ ナー: 基調講演(第1日目/無料)
プレゼンセミナー(3日間63セッション/無料)
特別セミナー(2日間/有料)
■ 併 設 企 画: 「コンピュータウイルス、ハッカーツール展」 IIJグループ
◎ I I Jグループ出 展 概 要
■ 展 示ブース: IIJグループのソリューション・サービスについてのカタログ等の配布
IIJグループの営業員によるソリューション・サービスの説明など
■プレゼンセミナー:
11/14(木)10:30∼11:30 D会場
「DLJディレクトSFG証券マーケットスピードとIIJ DC運用」
株式会社アイアイジェイテクノロジー
プロフェッショナルサービス部 シニアコンサルタント PMP 阿部 仁
11/15(金)10:30∼11:30 C会場
「新光証券の社内ネットワーク構築における広域LANサービスの活用」
新光証券株式会社
IT戦略部 ITインフラ課長兼管理課長 鈴木 満明 氏
「IIJmio FiberAccess/SFサービス」
法人向け「IIJ FiberAccess/Fサービス」
株 式 会 社アイアイジェイテクノロジー 常務取締役 技術統轄本部 本部長 吉原 勉
株 式 会 社アイアイジェイテクノロジー 取 締 役 プロフェッショナルサービス部 部 長 時 田 一 広
株式会社 日本金融通信社 FIT2002 事務局
■お申込みの流れ
申込みフォームに
登録
2∼3日以内
URL:http://www.nikkin.co.jp/
MSCの
申込み確認メール
の受信
2∼10日以内
E-mail:[email protected]
NTTの
コンサルティング
TEL:03-3261-9971
3週間以内
*:回線が開通するまでの期間は、
お住まいの地域により異なります。 なお、回線工事までに、別途IIJ Bフレッツ対応サービスへの利用登録
が必要となります。
工事日確定
SLA 遅延時間*の実績
1週間以内
財 団 法 人 河 川 情 報センター
情報開発部長 池田 茂 氏
情 報 技 術システム部 長 小 林 亘 氏
MSCより
ギフトカード送付
2ヶ月以内
回線工事(*)
接続ツール送付
遅延時間の統計(2001 年 11 月∼ 2002 年 8 月)
SLA Latency Value
新光証券株式会社 IT戦 略 部ITインフラ課 長 兼 管 理 課 長 鈴 木 満 明 氏
株 式 会 社インターネットイニシアティブ 常 務 取 締 役 マーケティング本 部 本 部 長 保 条 英 司
■注意事項
● Bフレッツ回線の利用開始に併せて、別途 IIJ サービスへの利用登録が必要です。
● NTT 東日本・西日本に直接「Bフレッツ」
をお申込みされた場合は、当キャンペーンの対象と
なりませんのであらかじめご了承ください。
● マンションタイプは本サービスでは取り扱っておりません。
当タイプをご希望の場合は、直接 NTT へお申し込みください。
● ビジネスタイプのお取次ぎは、法人のお客様にのみご提供しています。
● ギフトカードのプレゼントは、回線開通より2ヶ月程度で MSC よりお届けいたします。
プレゼントの送付先はお申込みの際にご登録いただきましたご連絡住所宛になります。
● 特典の譲渡や、ギフトカードの券種は選択できません。
● 本キャンペーンページからの申込みは、IIJ サービスをご利用になるお客様に限ります。
35ms
Mean Value
700名
定員
お申込み
T rack-3
ご来場の際は、ぜひ IIJ グループのブースにお立ち寄り下さい。
2002 年12月31日
(火)
まで
無料
参加費
T rack-2
■キャンペーン期間
保証値(30ms)
30ms
25ms
20ms
16.63ms 16.39ms 16.01ms 15.55ms 15.04ms 14.63ms 14.64ms 14.63ms 14.48ms 13.50ms
15ms
10ms
2001/11 2001/12 2002/01 2002/02 2002/03 2002/04 2002/05 2002/06 2002/07 2002/08
* IIJ 国内バックボーン全体の平均往復遅延時間
IIJ ビジネスウェイブ・フォーラム 2002 事務局
URL:http://www.iij.ad.jp/forum/
キャンペーンの詳細、Bフレッツ回線のお申込み
URL:http://www.iij.ad.jp/b-apply.html
SLAの詳細は
URL:http://www.iij.ad.jp/SLA/
E-mai :[email protected]
I N FOR M AT I ON
10
11
GLOBAL NETWORK
IIJ バックボーンマップ(2002 年10月現在)
6Mbps
浦和
仙台
DC
JPNAP
JAPAN
西東京
仙台
ASIA
柏
Hong
Kong
6Mbps
45Mbps
3Gbps
6Mbps
千葉
China
6Mbps
Thailand
東京
第2DC
札幌
Korea
Malaysia
6Mbps
東京
第1DC
札幌
DC
A-Bone
Indonesia
東京
100Mbps
FDDI
有明
Singapore
Philippines
1Gbps
Taiwan
1Gbps
SINET
45Mbps
富山
浜松
6Mbps
NSPIXP2
(WIDE)
横浜
DC
名古屋
DC
横浜
6Mbps
45Mbps
岡崎
金沢
U.S.A.
京都
MAE-WEST
大阪
DC
大阪
京都
DC
1Gbps
JPNAP
大阪
東京
45Mbps
×2
IIJ
Palo Alto
New York
(NYIIX)
PAIX
100Mbps
1Gbps
IIJ
New York
MAE-WEST
ATM
45Mbps
神戸
IIJ
San Jose
福岡
DC
岡山
1Gbps
45Mbps
Equinix GigE
Exchange
沖縄
高松
6Mbps
広島
福岡
6Mbps
6Mbps
STM-1 : 150Mbps
STM-4c : 600Mbps
IIJ
Ashburn
IIJ L.A.
1Gbps
熊本
有明
6Mbps
Equinix GigE
Exchange
MAE-EAST
ATM
北九州
STM-16c : 2.4Gbps
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vol. 48 OCTOBER 2002
発行 株式会社インタ−ネットイニシアティブ
営業企画部 T E L : 0 3- 5 2 5 9- 6 1 0 9
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本 社 東京都千代田区神田錦町 3-13 竹橋安田ビル 〒 101- 0054
T E L : 0 3 -5 2 0 5 - 4 4 6 6 E - m a i l : i n f o @ i i j . a d . j p
関 西 支 社 大阪府大阪市西区江戸堀 2 -1-1 江戸堀センタービル 19F 〒 550 -0002
T E L : 0 6 - 4 8 0 3-9 5 0 0 E - m a i l : i n f o @ o s a k a . i i j . a d . j p
名 古 屋 支 社 愛知県名古屋市中村区名駅南 1-24-30 名古屋三井ビルディング本館 3F 〒 450 - 0003
T E L : 0 5 2 -5 8 9 -5 0 1 1 E - m a i l : i n f o @ n a g o y a . i i j . a d . j p
札 幌 支 店 北海道札幌市中央区北三条西 3-1-25 札幌北三条第一生命ビル 〒 060 -0003
T E L : 0 1 1-2 1 8 - 3 3 1 1 E - m a i l : i n f o @ s a p p o r o . i i j . a d . j p
東 北 支 店 宮城県仙台市青葉区一番町 4 -6 -1 仙台第一生命タワービル 3F 〒 980 -0811
T E L : 0 2 2 -2 1 6 -5 6 5 0 E - m a i l : i n f o @ t o h o k u . i i j . a d . j p
北 陸 支 店 富山県富山市牛島新町 5 -5 タワー 111 10F 〒 930 -0856
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中 四 国 支 店 広島県広島市南区稲荷町 2 -16 広島稲荷町第一生命ビル 11F 〒 732 - 0827
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(2002 年10月作成)
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沖縄営業所
沖縄県那覇市久茂地 1-7-1 琉球リース総合ビル 8F 〒 900 - 0015
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豊田営業所
愛知県豊田市西町 4-25-13 フジカケ鉄鋼ビル 5F 〒 471-0025
T E L : 0 5 6 5 -3 6 - 4 9 8 5
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