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No.48 - UNIRITAユーザ会

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No.48 - UNIRITAユーザ会
C O N T E N T S
□ 第32回Beaconユーザシンポジウムご報告
2
□ Close Up!シンポジウム優秀事例発表賞インタビュー
6
□ 平成27年度研究メンバ募集 全体会開催概要
7
□ 平成27年度各地区研究会会長・代表ご挨拶
8
□ Beaconユーザ会の組織と活動について
10
□ Beaconユーザ会 OBスペシャルコラム
11
□ 役員の紹介/年間スケジュール
12
全体会の様子
初日の全体会では、坪井会長による開
会のご挨拶およびWeb総会の結果報告、
各社による展示ブースが並び、多くの方
シンポジウムの見所のご案内に続いて、
が足を止めて最新ソリューションや新製
(株)
ビーコン インフォメーション テクノロ
ジー(以下、
ビーコンIT)
と
(株)
ビーエス
坪井会長による総会報告の様子
に設置されたパートナーズゾーンに出展
品の説明・デモンストレーションに聞き入
っておられました。
ピー
(以下、BSP)によるプレゼンテーショ
第32回Beaconユーザシンポジウムが、
ン「新生ユニリタグループのご紹介 ∼ユ
今年も滋賀県大津市で開催されました。
ニークな発想と“利他”の精神でみなさ
今回は、全国から163社556名の方にご
まを笑顔に∼」が行われました。講演では、
参加をいただき、活気の溢れる3日間とな
新しい会社の意思と姿勢を表明後、
お客
りました。
さまへ提供する新たな価値として、
ソーシャ
ルネットワーク・モバイル・ビッグデータ
Beaconユーザ会定時総会はユーザシ
アナリティクス・クラウド領域での新事業
ンポジウムに合わせてあらかじめWeb総
についての発表が行われました。
パートナーズゾーン
夕食および情報交換会ではビーコン
ITおよびBSPの合併と新社名発表をお
会として開かれ、各会員企業様の登録代
表者の皆さまにご投票をお願いしました。
全体会の後は、3会場で事例発表8セ
祝いしてユーザ会より樽酒が振舞われ、
皆さまのご協力のおかげで無事議案が
ッションと、
ビーコンITとBSPによるプレゼ
坪井会長、新保幹事、
ビーコンIT新藤社
承認されましたこと、
この場をお借りして
ンテーション2セッション、パートナープレ
長、BSP竹藤社長による鏡開きが行わ
お礼申し上げます。
ゼンテーション2セッションが行われました。
れました。名刺交換や情報交換が活発
満席となるセッションも
に行われ、華やかな雰囲気の中、皆さま
多く、ご参加の皆さまの
食事と会話を楽しんでおられました。
関心の高さが伺えました。
また、協賛パートナー12
社によるオープンセミナ
ーが開催され、立ち見も
出るなど活気あふれるプ
レゼンテーションが行わ
れました。シンポジウム会
期中はオープンスペース
研究会長からの激励
2
Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
立食情報交換会の様子
サッポログループマネジメント様からの差入れ
山崎製パン様からの差入れ
小岩井乳業様からの差入れ
2日目は5会場で30グループの研究発
に迫る危機と戦略組織に変わるヒント」
表と表彰が行われました。
表およびマネージャ層向けの2つのマネ
と題した講演が行われました。また、
これ
栄えある最優秀活動賞には、西日本
ジメントセッション、パネルディスカッション
からのIT研究グループ主催のパネルディ
情報活用研究会 HTML5&マルチデ
が行われました。研究発表では、聴講者
スカッション「あれから3年、2020年のIT
バイスのWeb開発研究グループによる
の投票によって評点が決まることもあり、
将来像を再検証∼あなたとITの未来は
発表「始動、その他
HTML5∼ユーザー参加型
発表者は緊張の面持ちで1年間の研究
こうなる∼」では、参加者も含めた活発
プレゼンで、
一緒にHTML5を体感しよう∼」
活動の集大成を発表しました。
な議論が行われました。
が輝きました。表彰にはシークレットライ
ブゲストの鈴木さんと桑野さんもプレゼ
夜のパーティでは、優秀な評価を得た
ンターとして加わり、
メンバの皆さまのこ
事例発表、研究発表の表彰式が華々し
れまでの苦労と受賞の喜びが伝わる授
く行われました。優秀事例発表賞は、株
賞式となりました。
式 会 社 ア ーク 情 報システム による
「infoScoop as a Platform∼不動産情
報サイトにおけるinfoScoopの新しい活
用∼」が受賞されました(詳細はP6をご
研究発表の様子
第33回Beaconユーザシンポジウムは平成28年3
月に開催予定です。プログラム等の詳細は12月
頃に皆様のお手元にお届けいたします。
次回も多くの皆さまの積極的なご参加を心よりお
待ちしております。
覧ください)。
昼食後には、
「はやぶさ2」プリプロジ
ェクトリーダの吉川真准教授による講演
また、鈴木聖美さん・桑野信義さんに
が行われ、諦めずにチャレンジを続けるこ
よるシークレットライブが行われ、力強い
との大切さや、壮大な宇宙の話に皆さま
ボーカルで会場は大いに盛り上がりました。
熱心に聞き入っておられました。
マネージャの方々向けのプログラムも
マネジメントセッションの様子
充実した内容となりました。マネジメント
セッション(1)では、昨年に引き続き、
InterBusiness Corporation社 社長兼
CEOの野口芳延氏による「続:独断と
偏見の米国最新IT動向」と題した講演、
鈴木聖美さん・桑野信義さんによるシークレットライブ
マネジメントセッション(2)では、
日経BP
社執行役員でイノベーションICT研究所
パーティの終盤には、今年度活動の
長の桔梗原富夫氏による「今、IT部門
集大成として研究グループ活動賞の発
事例発表の様子
パネルディスカッションの様子
表彰パーティーの様子
Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
3
(シンポジウムアンケートより)
シンポジウム全体
○毎年参考になる事例が聞けるので参加する
価値のあるシンポジウムだと思う。
○同業種の方と交流を深めるのに最適な会だと
思う。
○他社事例や他チームの研究発表など、
今後に
自身の業務を進めていく上で参考になった。
○多くの企業の方と直接話しをすることができて、
非常に刺激になった。
○毎年、
研究メンバの方から元気をもらっています。
若手も次年度も頑張ろう、
と感じている筈です。
研究発表
○各研究会の発表は、
準備もしっかりされていて
レベルの高いものだと感じた。プレゼンターに
は良い経験になったと思うので、人材育成の
あ(株)
アークシステム/(株)
アーク情報シ
ステム/(株)アイ・アイ・エム/アイチ情報シ
ステム
(株)
(株)
/
アイネット/(株)
アイ・ユー・
ケイ/旭化成せんい(株)
(株)
/
アスペック
ス/(株)アプレッソ/(株)
イープラス/いすゞ
システムサービス
(株)/出光興産(株)/伊
藤 忠 テクノソリューション ズ( 株 )
/InterBusiness corporation/(株)
インフ
ォセンス/(株)
インフォテクノ朝日/AGS(株)
/AJS(株)/エスアイソリューションズ(株)/
NECソリューションイノベータ
(株)
(株)
/
NSP/エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株)
(株)
/
NTTデータCCS/(株)エムアンドシーシス
テム/MS&ADシステムズ(株)/MUS情報
システム(株)/小浦石油(株)
(株)
/
オー
ジス総研/(株)岡村製作所
か カシオ計算機
(株)/カシオ情報サービ
ス
(株)/片倉工業(株)/関電システムソリ
ューションズ(株)
(株)
/
キャリッジリターン/
九電ビジネスソリューションズ(株)/京セラ
(株)
(株)
/
KYOSO/近鉄情報システム
(株)
(株)
/
クエスト/(株)熊谷組/(株)
クルコム
(株)
/
ケイ・オプティコム/京葉ガス
(株)/ケ
ージー情報システム(株)
(株)
/
K-BIT/小
岩井乳業(株)/国分(株)/コニカミノルタ
(株)/コベルコシステム(株)
ささくら情報システム
(株)/サッポログルー
プマネジメント
(株)/三愛石油(株)
(株)
/
SANKYO/サントリービジネスエキスパート
(株)
(株)
/
CACオルビス/(株)Cスタジオ
/CTCシステムマネジメント
(株)/JX日鉱日
石金属(株)
(株)
/
JSP/JFEシステムズ(株)
4 Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
視点からも良い機会。
○各発表ともに研究メンバの真摯な取り組みが
伝わる内容であり、
プレゼンそのものもプロを思
わせるような方も居り、
参考になった。
○研究者の努力と一体感が伝わりとても良いも
のとなっている。今後、
部下も是非参加させた
いと感じた。
○本業とは別に自主的に時間を作って研究を進
める姿勢は刺激になる。また、
自社の中堅メン
バが研究活動を通して、
日常業務では見せる
事のない表情や他社の方との活動を行ってい
る姿には喜びを覚えた。
その他
(マネジメントセッション、パネルディスカッションより)
○外国のIT業界の動向についての話は大変刺
激になり、
日本のソフトウエア業界の限界や、
今
後進むべきビジネスの1つの方向性を知る良い
機会となった。
○ビジネス部門とIT部門の問題点を分かりやす
く説明いただき、
大変参考になった。
○パネルディスカッションでは経験豊富なメンバか
ら様々な話が聞けて、
現在および今後のIT活
用について参考になった。
事例発表
○実際の苦労話などを聴くことができた。
○事例発表が今後のトレンドや業界全体の活力
になっていくと再認識した。
○自社で検討中の案件があり参考になった。
/シオノギ総合サービス
(株)
(株)
/
滋賀県
農協電算センター/(株)
シグマクシス/シス
テムアクティベーション(株)
(株)
/
システ
ムエグゼ/(株)
システムオリコ/システムクリ
エイト
(株)
(株)
/
システムフロンティア/(株)
シティアスコム/シャープ(株)/上海新致軟
件股分有限公司/昭和シェル石油(株)/
昭和シェルビジネス&ITソリューションズ(株)
/寿がきや食品(株)/スミセイ情報システム
(株)/生活協同組合連合会コープネット
事業連合/生活協同組合連合会東海コ
ープ事業連合/(株)
セイノー情報サービス
(株)
/
全農ビジネスサポート/ソニー生命保
険(株)/ソフトウェア・エー・ジー
(株)
(株)
/
ソフトウェア・パートナー
た (株)
第一コンピューターリソース/第一
生命情報システム(株)/大建工業(株)
(株)
/
ダイフク/(株)
タカインフォテクノ/タ
キイ種苗(株)
(株)
/
ダリヤ/(株)中央コン
ピュータシステム/(株)中電シーティーアイ
/中部電力(株)/TIS(株)/TISシステムサ
ービス
(株)/TISソリューションリンク
(株)
/TIS西日本(株)/T&D情報システム(株)
/ディーコープ
(株)
/データ・マネージメント
(株)
(株)
/
電算システム/デンソーテクノ
(株)/
東亜建設工業(株)/東京システムハウス
(株)/東芝ITサービス
(株)/東芝情報シス
テム(株)/東洋アルミニウム(株)/東洋カ
ーマックス
(株)
(株)
/
トーカン/(株)
トーハン・
コンピュータ・サービス/凸版印刷(株)/と
みんコンピューターシステム(株)ト
/ ヨタ情
報システム愛知(株)
(株)
/
豊通シスコム
アンケートへのご協力ありがとうございました。今後
も皆様にとって有意義なシンポジウムとなりますよう、
一層努力してまいります。
ト
/ リオシステムプランズ(株)
な (株)
ナディア/南海マネジメントサービ
ス
(株)
(株)
/
西出自動車工作所/日経BP
社/日研システム(株)/ニッセイ情報テクノ
ロジー(株)/日東工業(株)/日販コンピュ
ータテクノロジイ
(株)
(株)
/
ニデック/ニフ
ティ
(株)/日本エムツーソフト
(株)/日本出
版販売(株)/日本情報産業(株)/日本精
線(株)/日本ニュータッチソフトウェア(株)
/ネットワンシステムズ(株)
(株)
/
ノエビア
ホールディングス
は パナソニックソリューションテクノロジー
(株)/BI-Style株式会社/(株)
ビーエスピ
ー/(株)
ビーエスピーソリューションズ/(株)
ビーコンIT/(株)
ビーティス/(株)
ビジネス・
レスキュー/(株)
日立ソリューションズ/(株)
日立ビルシステム/兵庫県信用農業協同
組合連合会/帆軟軟件(中国)有限公司/
(株)
フジシステムズ/(株)
フジテレビジョ
ン/(株)
フジミック/(株)
ブロード/(株)
プロ
キューブ
ま (株)
マーキュリー/三菱UFJインフォメ
ーションテクノロジー
(株)
(株)
/
三菱東京
UFJ銀行/(株)無限/(株)
メイテツコム
安川情報システム(株)/山崎製パン
や
(株)/ヤマザキマザック
(株)/ユニチカ
(株)
/ユニチカ情報システム(株)
ら(株)
LIXIL/(株)
リコー/リコーITソリュー
ションズ(株)/リコージャパン(株)/リゾート
トラスト
(株)
(株)
/
リンクレア
【2015年3月6日表彰】
西日本情報活用研究会
HTML5&マルチデバイスのWeb開発
旭化成せんい株式会社
株式会社CACオルビス
CTCシステムマネジメント株式会社
タキイ種苗株式会社
TISシステムサービス株式会社
「始動、HTML5∼ユーザー参加型プレゼンで、
一緒にHTML5を体感しよう∼」
株式会社ノエビアホールディングス
株式会社リンクレア
株式会社リンクレア
株式会社ビーコンIT
株式会社ビーコンIT
渥美 健一
川上 賢治
土井 達志
池内 塁
真殿 和也
東日本情報活用研究会 「『ITの匠』が企業の未来を切り拓く
∼匠の生涯に一片の悔い無し!∼」
ITの匠
株式会社アーク情報システム
出光興産株式会社
MS&ADシステムズ株式会社
樋口 由亮
麦谷 彩香
村上 忠
北方 一騎
上迫 淳也
篠原 幸太
野寺 利宜
飯田 昌弘
グローブライド株式会社
さくら情報システム株式会社
株式会社ビーコンIT
九州情報活用研究会・システム運用研究会合同研究会 スキル継承のためのドキュメント管理
株式会社インフォセンス
株式会社インフォセンス
九電ビジネスソリューションズ株式会社
九電ビジネスソリューションズ株式会社
大河 一真
小手川 雄貴
入江 光治
田中 豊次
株式会社シティアスコム
TIS西日本株式会社
株式会社リンクレア
株式会社ビーエスピー
永田 誠
橋本 善充
北川 奈央
馬込 秀紀
山中 紀一
東亜建設工業株式会社
東京システムハウス株式会社 黒須 興太
鈴木 雄介
株式会社ビーコンIT
牛嶋 哲也
姉川 直仁
今井 彩友実
菊地 智美
東日本合同研究会
「挑戦!! 日本式DevOps
∼開発と運用の新時代∼」
DevOps
株式会社アーク情報システム
株式会社エンタテインメントプラス
株式会社シグマクシス
さくら情報システム株式会社
「ドキュメントが伝える私の想い(スキル)
∼きょうは会社休めます?∼」
「"データカジリスト"から始めよう!
∼データ分析はカジってみなければ分からない∼」
東日本情報活用研究会
データサイエンティスト
株式会社アイ・アイ・エム
株式会社エムアンドシーシステム
MS&ADシステムズ株式会社
株式会社熊谷組
石田 浩規
田中 博幸
上田 與志夫
市瀬 優市
松尾 博将
仁科 勇作
関 恵一
株式会社システムオリコ
株式会社ビーエスピー
株式会社ビーコンIT
中部情報活用研究会
安永 康太
松下 洋一
桑野 友香
「うわっ…私の会社、UX低すぎ…?」
社内情報システムとUXデザイン
株式会社第一コンピュータリソース 西脇 大樹
服部 貴俊
トヨタ情報システム愛知株式会社
宮川 将宏
日東工業株式会社
日野 祐悟
株式会社LIXIL
株式会社ビーコンIT 後藤 崇
「アナリティクスと雪の女王
∼アジャイル・アナリティクスによる瞬間分析∼」
東日本情報活用研究会
データサイエンティスト
株式会社アークシステム
株式会社システムエグゼ
株式会社ソフトウェア・パートナー
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
坂 哲夫
菱沼 恵子
山中 一憲
高原 哲治
日沖 淳
パナソニックソリューションテクノロジー株式会社
リコーITソリューションズ株式会社
株式会社ビーコンIT
東日本情報活用研究会
IE02 要件定義を考える 研究グループ
株式会社アーク情報システム
カシオ情報サービス株式会社
株式会社クエスト
株式会社システムエグゼ
昭和シェルビジネス&ITソリューションズ株式会社
高橋 大翼
大柴 智彦
岩野 航
胡 潤亮
大胡田 悠
田中 豊久 氏 篠原 幸太 氏
松永 健太朗
渡辺 綾
左近 優和
「要件定義をはじめたあなたへ∼プロジェクト成功を
左右する『ツボ・コツ』教えます!∼」
安川情報システム株式会社
株式会社ビーコンIT
株式会社ビーコンIT
酒井 久雄
渡邉 剛
山本 雅子
「infoScoop as a Platform
∼不動産情報サイトにおけるinfoScoopの新しい活用∼」
Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
5
第32回Beaconユーザシンポジウムで優秀事例発表賞を受賞された
株式会社アーク情報システム 田中氏・篠原氏に、
シンポジウムの感想や
お仕事のことなどをお聞きしました。
事務局:ユーザシンポジウムでの事例発
表ありがとうございました。また、
優秀事例発表賞の受賞おめでと
うございます。
田中氏:ありがとうございます。
今回、
発表までご支援を頂きました
マーキュリー様、
機会を頂きました
ビーコンIT(現ユニリタ)様に改め
て御礼申し上げます。ありがとうご
ざいます。何より
『リアナビ』を苦労
して構築してくれた弊社の技術者
を誇りに思います。
篠原氏:1年間ここを目標に取り組んできた
ので非常にうれしく思います。この
様に賞を頂けたのも事例となった
プロジェクトを担当した開発エンジ
ニアを始め関わったすべての方々
のおかげです。
事務局:シンポジウムで発表してみていか
がでしたか?
田中氏:5回目のシンポジウムですが、
初め
て発表の場に立ちました。やはり
緊張するものだな、
と思いました。
始まってすぐに「緊張してきたな」
と思い、
歩いてみると緊張が収まる
はず!と 会場を一周するという暴
挙(笑)に出たばかりに余計に緊
張してしまいました。
最前列に顔見知りの方が座ってお
られて、
その後は落ち着けました。
インタビュー形式のプレゼンはとて
も面白かったと色々な方に言って
頂けて大変嬉しかったです。
篠原氏:とても緊張しました。普段あまりな
い体験の中、浮足立った状態で
話しをしており、
何を話したのか記
憶が曖昧です。ですが、
良い経験
が出来たと思います。
事務局:
『リアナビ』の仕組みについて、
ま
たその再構築の背景についてお
聞かせください。
田中氏:株式会社マーキュリー様から『リ
アナビ』の再構築提案依頼をいた
だきました。
『リアナビ』とは、
マー
キュリー様が不動産業界のため
に構築された業務系webサービ
スです。不動産市況、
マンションカ
タログ、
エリアポテンシャル、
リセー
ルプライスなど、会員制ポータル形
式で不動産業務の様々な情報が
毎日リアルタイムで更新される総合
的な不動産マーケティングサービ
スです。
その『リアナビ』再構築は、
利用し
ていたGoogleFlashの廃止に伴う
もの で す 。再 構 築 に あ たって
infoScoopの開発要件は、
Googlemapおよびflash言語で構
築してきたグラフ機能のフロントエ
ンドを、JavaScript版としてリプレ
ースしたいという事でした。
事務局:
『リアナビ』再構築にinfoScoop
を利用された理由をお聞かせくだ
さい。
田中氏:そもそもinfoScoopは企業ポータル
として導入事例があり、
利用シーン
を模索しているところでした。ずっ
と開発のプラットフォームとして使っ
てみたかったので『リアナビ』の画
面を見て、真っ先にinfoScoopを
思い出しました。
また、
多数の導入
実績もあり自信を持って提案する
ことができました。
従来、
開発者が持っていた悩みと
して、
リリース時の計画停止が挙
げられます。少しのバグ修正など
でシステムを停止するというのは、
極力避けたいことです。
infoScoopなら、
ガジェットごとに
アップロードをするだけでサービ
スの追加やバージョンアップがで
きるため、
利点を感じました。
篠原氏:ガジェット単位で開発することは、
お客様とシステム要件を検討す
る上で非常に有効な手段だと思
います。ガジェット単位で開発す
るため、非常にシンプルに話がで
きるからです。
また、
開発エンジニアのチームと話
をする際にも対象のガジェットに
的を絞って会話するので、
意識ズ
レが出なくなるというような効果も
生まれます。
そして、難易度が高くなるのはガ
ジェットとガジェットがコラボレーシ
ョンして動く部分ですが、
そこもガ
ジェット間連携という仕組みが用
意されているので、会話のイメー
ジがしやすくなります。
このように開発エンジニアにとって
も余計なことから解放されるので、
作ることに集中できます。その結果、
スキルアップも期待できると思い
ます。
事務局:最後にinfoScoopに期待される
ことをお聞かせください。
篠原氏:ユニリタのinfoScoopは企業ポー
タルとしてだけでなく、今後はこう
いったマーキュリー様の『リアナビ』
のような外部向けサービスに、
もっ
と活用されていくと良いと思います。
事務局:ありがとうございました。
今年度は情報活用研究部会とシステム運用部会の2研究部会にて研究活動を行います。また、各地区のITフォーラムや
マネジメント研究会も活発に活動が始まっています。各代表より、活動方針と抱負をお話いただきました。
東日本地区
坂本 克也
東日本情報活用研究部会代表 BI-Style(株)
過去と他人は変えることができませんが、将来と自分は何時でも変えることができます。きっかけとなる場がユーザ会です。
是非、一歩だけ足を踏み出してみては如何ですか。きっと今まで見たことも、体験したこともない世界が待っています。皆様
の人生のおいて大切な時を共有する仲間を作る場ともなります。参加される皆様にとって一年間充実した活動となるよう、
最大限の支援をして参ります。是非、一年間共に楽しみましょう!
中俣 幸二 (株)リコー
東日本システム運用研究部会代表 東日本システム運用研究部会では、
『顧客満足度向上』
・
『運用ナレッジの活用・整備』など運用部門とは切って
も切れない内容から、最近よく耳にする『ビジネスの武器になる情シス』
・
『経営革新をドライブする情報シスとは』など
多岐に渡ったテーマでの活動を予定しています。研究成果を自社や他社の方にも活用していただけるものにするため、
協力し刺激しあい切磋琢磨し実りある活動にしたいと思います。 一年間楽しく頑張りましょう!
片山 隆 サントリービジネスエキスパート(株)
東日本ITフォーラム代表 東日本ITフォーラムでは最新・先端の技術やサービスの紹介はもちろんのこと、講師の方からのプレゼンテーションの
後、参加者全員での意見交換・ディスカッションをとても大切にしています。ディスカッションでは、
たとえ専門外の方でも
議論に参加できるよう、
また、講師と質問者だけでなく参加者同士が意見交換できるような運営を心がけています。
中部地区
神野 嘉高 トヨタ情報システム愛知(株)
中部情報活用研究部会代表 このユーザ会の研究部会は、特定のベンダーや製品に縛られることなく、自由な発想で研究を進められるのが大きな
特徴です。また、集まるメンバーも業種・年代・経験、全てがバラバラ。そんなメンバーが集まる研究部会を、技術的な面
だけではなく人間的な面においても、共に楽しみながら成長できる場にしたいと考えています。なお、今年度はマネージャ
や部門長といった立場の方に向けた情報交換の場としてのグループも用意しましたの で、奮ってご参加ください。
小林 浩一 (株)豊通シスコム
中部システム運用研究部会代表 今年も中部システム運用研究部会はチャレンジャーとなり、最優秀賞取りに向かって挑む所存です。今年のテーマは「多
様化するITサービスの継続的な品質改善」、情活用研究部会と共同で研究する「クラウド・コンピューティングの課題」と
いう食材をご用意しました。後は、研究部会メンバーと共に活発な意見交換を重ね、新レシピ開発、
そして、究極の料理へ
と仕上げて下さい。これから長い1年が始まります、
そして栄光の架け橋へと走り出しましょう。
新保 尚二 (株)メイテツコム
中部ITフォーラム代表 中部ITフォーラムでは、時代の変化を先取りし、現場の問題点に気づく新たな視点の提供やIT戦略立案につながる
新規技術のビジネス利用を提案する講演およびテーマに関する討議を行い、ユーザ相互の親密な意見交換を行いたい
と考えています。是非、皆様の積極的な参加をお願いいたします。本年度は、IoT(Internet of Things)をテーマとしたい
と考えています。
8 Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
西日本地区
近藤 寿和 ユニチカ(株)
西日本情報活用研究部会代表 昨年度の西日本は前回の運用に続き情報活用が最優秀活動賞を受賞し、西日本2連覇を達成できました。我々の
方針である、昨今の最新テクノロジーや業務改革には欠かせないテーマを、実際の現場で本当に役立てる、
あるいは本
当に役立つものは何かを深く追求して行くという姿勢が評価されたのだと自負しております。当然、
メンバーの皆さんに
は上っ面の思考ではなく、深く追求する姿勢を求めます。この一年、七転八倒しながらも洞察力を磨いて行く事で、
自社
の業務に活かして行ける事を目的にしております。他社の多様なメンバーと、切磋琢磨し合いながら大いに刺激を受け
る事で自社では味わえない体験を皆さんにもたらすでしょう。
坂元 弘樹 (株)CACオルビス
西日本システム運用研究部会代表 「西日本の三連覇」を合言葉に、新しいものを生み出すための運用基盤に着眼し、
「温故知新」、
「笑顔」、
「挑戦」、
「切磋琢磨」と社内では体験できない環境を提供できるように進めます。研究メンバーの知力(知識を使う能力)を高め、
視野・人脈を広げ、一年後には、一味違った活動力を身に付けたメンバーの未来を創生したいと奮起しております。一
緒に楽しみながら頑張って行きましょう。
東野 彰 (株)オージス総研
西日本ITフォーラム代表 西日本ITフォーラムはユーザ企業の先進事例の紹介やITに関する最新技術の動向のみならず、人材育成や知的
財産など、幅広い話題を提供してまいりました。討議時間も充分に取ってありますし、
その後の懇親会も有効に活用い
ただき、参加された皆様が種々の業種・年代の方々と自由に意見交換や交流を行っていただける場となることを願って
おります。皆様方の積極的なご参加、
ご支援をお願いいたします。
九州地区
永浦 秀敏 (株)インフォセンス
九州ITフォーラム代表 九州ITフォーラム代表を務めさせて頂きます永浦でございます。3月のユーザ会シンポジウムでは、九州地区初の優
秀活動賞を受賞でき、九州地区は大いに盛り上がりました。今年度は、九州では研究会活動は実施致しませんが、ITフ
ォーラムなど最新のお客様事例を含めご紹介していこうと考えております。皆様の積極的なご参加、心よりお待ち申し上
げております。
マネジメント研究会
白石 兼康 (株)日立ビルシステム
マネジメント研究会代表 ユーザー会の皆様、特にマネジメント層の皆様。日ごろはお忙しくお仕事に励んでおられることと推察いたします。私
どもマネジメント研究会は多くのユーザー会参加企業の皆様のご理解とご協力を頂き、様々な設備、施設の見学、
ある
いは講演を通して異業種の文化に触れて頂き、皆様方の見識を広めて頂くことをモットーに活動しております。又、研修
後は懇親会を催すことで日ごろお会いする機会の少ない皆様のお互いの交流の場を提供しております。皆様の人脈を
広げる機会に活用頂ければ幸いですし、皆様の参加を心よりお待ち申し上げております。
上海IT フォーラム
上海ITフォーラムは様々な業種、業務、IT環境のメンバが集まる人脈形成の場として、中国で事業展開するための知識交流・情報交換の場を
提供しております。昨年は「中国国内におけるセキュリティ対策」をテーマに、2回開催いたしました。今年も中国におけるビジネス環境の動向を
見据えたテーマで、皆さまのお役に立つフォーラムを開催いたします。
(敬称略)
Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
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今号では、2007年から7年間東日本地区でシステム運用研究会副会長・会長を務められてお
られました「伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 四ヶ浦 明夫様」に会長就任時のお気持ち
や、
Beaconユーザ会に関してお話を伺いました。
このエッセイを書いているのは2014年度最
える方々が参加した年もあったと記憶してい
今の社会情勢でユーザ会などに参加するこ
後の月です。私の会社は3月末が決算なので・
・
・
ます。
とは難しいかも知れませんが、
自社の発展、
システムや業務の改革には必要なことではな
年度末のバタバタの中、
このような依頼を受
研究会副会長、会長当時は研究会に参加さ
いかと思います。
けてちょっと失敗した感があります(笑)。
れている方々と接する機会がたくさんありま
偏りがちと書いてしまいましたが、決してそれ
した。研究グループは年齢制限をしているわ
が悪いと言うのではなく、ほかの意見を聞く
これからユーザ会研究グループに参加され
けもありませんから、若手から管理者まで参
ことで考え方が正しいと言える検証にもなる
る方々に対して、
メッセージをお送りさせて頂
加されています。あらゆる年代、立場の方々
と思います。
きたいと思います。
から、貴重な話しを聞けたことは言うに及び
ただ本音や他社事例を聞くことは難しいよう
ません。
に感じます。
まずは私がユーザ会にどの様に関わってき
たか、少し自己紹介を書かせて頂きます。
セミナーなどで事例発表などよくありますが、
当時はまだまだ開発と運用と言う高い壁があ
表面上なことばかりで本質が聞き出せないこ
ったように思います。
とはままあります。
私がユーザ会研究グループに参加させて頂
仲が悪いという事ではなく、お互いの主張が
いたのは2000年頃に遡ります。
お互い逆に向いていたように思えます。
長々とユーザ会について書かせて頂きまし
いまでも現存している「運用管理事例」
という、
今でこそDevOpsと言ったようなボーダライン
たが、長い社会人生活の中でこれほど役立
マネージャークラスの方々が参加しているグ
が無くなったような世界になって来ていますが、
ったものは他にはないと思っています。
ループです。
今思うと逆に今以上に統制が取れていたの
自分から表に出て、いろいろな話しを聞き取
このグループは各社が抱えている問題・課題
ではないかと思います。
捨選択して行って欲しいと思います。
や、最新のIT情報を共有することを目的とし
開発方式もウォーターフォールからアジャイルへ、
とくに若い方々は表に出て見聞を広げること
ています。各社の現状を知ることが、
自社の
運用方式もIT全般統制などで縛られ、
なか
が社会人として、仕事を進める上で貴重な
問題・課題を考える上で大変参考になりました。
なか自由がきかない時代になって来ていま
経験だと思います。
参加当時の私は40歳そこそこの若造でした。
かないのでしょう。
最後に、私は既にアラ還(アラウンド還暦)で
しかし、世に出回っているメディアでこの様な
方を知り合い、見聞を広めて行きたいと思い
ます。
すが、
これもまた時代であり順応していくし
グループに参加している方々はIT業界でも
有名な方が多くいらっしゃり、時には厳しいご
すが、
まだまだ仕事、人生においていろんな
意見を頂く機会にも恵まれました。
事は色々と見ることはできますが、実際に他
グループメンバーにはありとあらゆる業種の
の企業ではどの様に対応しているか、多分
方が参加しており、
これこそユーザ会の研究
皆様も興味があるのではないかと思います。
グループだと実感しました。
笑われるかも知れませんが、サーフィンも現
役でまだまだ頑張ります(笑)
そういった意味ではユーザ会および研究グ
その後、東日本システム運用研究会副会長
ループに参加されるのは、
とても有益なことで
を経て、会長を4年、ユーザ会幹事を4年務
はないでしょうか。
めさせて頂きました。
自身の経験で申し訳ないのですが、先に書
かせて頂いたように若手から管理職、色々な
初めて研究グループ参加してからかれこれ1
業種、世代の方々から、現場の仕事のやり方
5年ほど経ちますが、
この間に色々な方々を
をお聞きしたことで、私の仕事の手助けにな
知り合えたことは、私にとって、
とても大きな財
ったことは事実です。
産となっています。
社内にももちろん有識者はおり意見を聞くこ
ともできますが、少し偏っているのではと疑問
毎年3月に開催されるユーザシンポジウムも、
を抱くことがしばしばありました。
参加当時は浜松グランドホテルでしたが、今
そう言ったときは、私にはユーザ会や研究グ
では大津プリンスに場所を変え、
700名を超
ループがあり、
とても役立つ存在でした。
Beacon Users' Group News ○ 2015.4.13 / No.48
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