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前払式支払手段の利用実態調査

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前払式支払手段の利用実態調査
前払式支払手段の利用実態調査
結果報告書
2015年6月30日
一般社団法人日本資金決済業協会
目次
■ 調査概要
P2
■ 回答者のプロフィール N=2,060
P3
■ 調査結果の要約
P4
呈示した「前払式支払手段一覧表」の表記変更について
【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
P5
P6
【②資金決済に関する法律(資金決済法)の認知状況】
P 15
【③前払式支払手段の「払戻し」実態】
P 16
【④前払式支払手段の利用実態(Q8・Q9・Q12・Q13)】
P 17
【⑤前払式支払手段の今後の利用意向(Q17)】
P 18
【⑥サーバ型プリペイドカードによるトラブル(Q26~29)】
P 19
総括
P 20
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
1
調査概要
 調査目的
:
前払式支払手段を中心に、消費者の支払手段の実態を把握すると共に、
資金決済に関する法律(資金決済法)の認知や理解度の実態を把握する
 調査対象
:
マクロミルモニター 18歳~69歳の男女
・いずれかの前払式支払手段を利用している、もしくは利用したことがある方
※前払式支払手段とは、紙型・磁気型・IC型プリペイドカード(モバイルを
含む)・サーバ型のいずれかを指す
 調査地域
:
全国
 調査方法
:
インターネットリサーチ
【割付セル別有効回答数】
割付セル
 調査時期
 有効回答数
 調査実施機関
:
:
:
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
【事前調査】 2015年4月22日(水)~4月24日(金)
【本調査】 2015年4月24日(金)~4月25日(土)
【事前調査】 10,000サンプル
【本調査】 2,060サンプル
株式会社マクロミル
N
%
1 男性_18-29歳
2 男性_30-39歳
206
206
10.0
10.0
3 男性_40-49歳
4 男性_50-59歳
206
206
10.0
10.0
5 男性_60-69歳
206
10.0
6 女性_18-29歳
7 女性_30-39歳
206
206
10.0
10.0
8 女性_40-49歳
9 女性_50-59歳
206
206
10.0
10.0
10 女性_60-69歳
全体
206
10.0
2060
100.0
2
回答者のプロフィール N=2,060
性別
年齢
60代
20%
女性
50%
18~29歳
20%
男性
50%
50代
20%
30代
20%
40代
20%
居住地
職業
九州地方
8% 北海道
四国地方
東北地方
5%
2%
6%
中国地方
6%
近畿地方
21%
関東地方
36%
中部地方
16%
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
無職
13%
その他
4%
学生
4%
パート・ア
ルバイト
15%
専業主婦
(主夫)
23%
公務員経営者・役
員
会社員(事
2%
2%
務系) 会社員
(技術
10%
系)
9%
会社員(そ
の他)
9%
自営業
7%
自由業
2%
3
調査結果の要約
呈示した「前払式支払手段一覧表」の表記変更について
【2009年・2011年度呈示内容】
【2013年度呈示内容】
【2015年度呈示内容】
・・・前回(2013年度)からの表記変更箇所
・・・今回(2015年度)からの表記変更箇所
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
5
【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(大分類)の利用経験率(SQ1)
※SQ1の「S」はスクリーニング調査の意。以降同じ。
現金を除く支払手段の中では、「紙型」(78%)の利用経験率が最も高く、以下、「クレジットカード」(77%)、「磁気型」(68%)、
「IC型(モバイルを含む)」(58%)と続く。
前回調査と比較すると、前回と表記の仕方が変わった影響が考えられるため、結果の見方に注意は必要であるが、
「紙型」が下降し、「サーバ型」が上昇する傾向が見られる。
なお、最頻利用率では、「クレジットカード」(53%)が最も高く、次点は「IC型(モバイルを含む)」(18%)。
利用したことがあるもの
100%
(前回調査:2013年)
利用したことがあるもの
(前々回調査:2011年)
利用したことがあるもの
89.7
87.4
80%
74.1
70.9
6 8 .2
7 7 .5
60%
81.2
55.8 57.3
5 7 .5
40%
3 1 .6
25.4
21.2
20%
サ
デ
ビ
ト
カ
携
帯
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ド
ト
ク
レ
ジ
そ
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他
7 .4
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を
含
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I
C
型
12.6 13.6
9 .1 8.3 6.8
1 1 .6
ッ
磁
気
型
*
2
(
紙
型
*
1
ー
0%
78.9
7 6 .9
ド
)
*
3
n=
利用したことがあるもの
(10,000)
77.5
68.2
57.5
31.6
11.6
9.1
76.9
3.2
7.4
最も頻繁に利用するもの
(10,000)
9.8
5.4
17.9
2.6
1.2
0.9
53.3
1.6
7.4
(10,000)
87.4
70.9
55.8
21.2
12.6
8.3
81.2
2.5
4.5
(前回調査:2013年)
利用したことがあるもの
(前回調査:2013年)
最も頻繁に利用するもの
(前々回調査:2011年)
利用したことがあるもの
(前々回調査:2011年)
最も頻繁に利用するもの
(10,000)
9.7
6.0
17.2
1.5
1.0
1.1
57.8
1.2
4.5
(10,000)
89.7
74.1
57.3
25.4
13.6
6.8
78.9
3.8
2.8
(10,000)
13.6
6.7
17.9
1.8
0.9
0.7
54.1
1.4
2.8
*1 前回は「紙型の商品券」、前々回は「紙式の商品券」と聴取 *2 前回は「磁気型カード」、前々回は「磁気カード」と聴取
*3 前回は「IC型プリペイドカード(モバイルを含む)」、前々回は「ICプリペイドカード(モバイルを含む)」と聴取 *4 前々回は「サーバ管理型」と聴取
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
6
【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(大分類)の利用経験率(SQ1)_セグメント傾向
磁気型の利用経験率は、前々回調査より概ね下降傾向。特に男性18-29歳で顕著。
一方、サーバ型は、いずれの属性も、前回調査より上昇している。特に、中国地方在住者は前回調査より2割近く上昇してい
る点が目立つ。
【磁気型のセグメント別時系列変化】
【サーバ型のセグメント別時系列変化】
n=30以上の場合
[比率の差]
全体 +10 ポイント
全体 +5 ポイント
全体 -5 ポイント
全体 -10 ポイント
全体
性別
年
代
別
性
年
代
別
地
域
別
男性
女性
18-29歳
30代
40代
50代
60代
男性18-29歳
男性30代
男性40代
男性50代
男性60代
女性18-29歳
女性30代
女性40代
女性50代
女性60代
北海道
東北地方
関東地方
中部地方
近畿地方
中国地方
四国地方
九州地方
n=
(10,000)
(4,994)
(5,006)
(2,095)
(2,108)
(1,802)
(2,172)
(1,822)
(1,068)
(1,064)
(905)
(1,079)
(878)
(1,028)
(1,044)
(898)
(1,094)
(944)
(500)
(514)
(4,171)
(1,555)
(1,835)
(441)
(231)
(752)
2011年
2013年
2015年
磁気
カード
磁気型
カード
磁気型
74.1
71.5
76.7
75.4
76.2
77.7
73.6
67.2
73.1
74.0
74.6
70.8
64.2
77.8
78.4
80.9
76.3
70.0
71.2
74.1
77.8
72.7
71.6
67.4
64.2
71.3
n=
(10,000)
(4,999)
(5,001)
(1,856)
(2,108)
(1,959)
(1,920)
(2,157)
(944)
(1,069)
(987)
(954)
(1,045)
(912)
(1,039)
(972)
(966)
(1,112)
(507)
(566)
(3,843)
(1,558)
(1,887)
(546)
(227)
(866)
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
70.9
68.9
73.0
68.9
72.3
73.1
73.1
67.4
65.4
69.6
70.6
70.2
68.6
72.5
75.2
75.7
76.0
66.3
69.4
70.1
74.2
70.3
69.4
63.0
67.8
68.1
n=
(10,000)
(4,999)
(5,001)
(1,856)
(2,108)
(1,959)
(1,920)
(2,157)
(944)
(1,069)
(987)
(954)
(1,045)
(912)
(1,039)
(972)
(966)
(1,112)
(516)
(554)
(3,723)
(1,686)
(1,893)
(522)
(240)
(866)
68.2
65.2
71.2
61.0
68.5
68.9
72.0
69.9
55.9
64.5
66.1
68.4
70.2
66.2
72.6
71.8
75.6
69.5
65.9
66.1
71.5
67.7
66.5
68.0
60.8
63.3
2013
-2011
2015
-2013
-3.2
-2.6
-3.7
-6.5
-3.8
-4.6
-0.4
0.2
-2.8
-3.8
-1.8
-7.9
-3.8
-4.2
-1.1
2.5
-7.7
-4.4
-4.0
-0.6
4.4
-9.4
-5.1
-4.6
-1.8
1.6
-5.3
-3.2
-5.2
-0.3
-3.7
-1.8
-4.0
-3.6
-2.4
-2.2
-4.4
3.6
-3.2
-6.3
-2.6
-3.9
-0.4
3.2
-3.5
-4.1
-2.7
-2.6
-2.9
5.0
-7.0
-4.8
n=
(10,000)
(4,994)
(5,006)
(2,095)
(2,108)
(1,802)
(2,172)
(1,822)
(1,068)
(1,064)
(905)
(1,079)
(878)
(1,028)
(1,044)
(898)
(1,094)
(944)
(500)
(514)
(4,171)
(1,555)
(1,835)
(441)
(231)
(752)
2011年
2013年
2015年
サーバ
管理型
サーバ型
サーバ型
25.4
28.2
22.6
28.6
31.0
29.6
23.1
13.8
32.0
34.0
31.3
25.8
16.2
25.1
27.9
27.8
20.4
11.5
24.7
27.5
26.3
23.7
25.0
21.5
25.8
25.8
n=
(10,000)
(4,999)
(5,001)
(1,856)
(2,108)
(1,959)
(1,920)
(2,157)
(944)
(1,069)
(987)
(954)
(1,045)
(912)
(1,039)
(972)
(966)
(1,112)
(507)
(566)
(3,843)
(1,558)
(1,887)
(546)
(227)
(866)
21.2
23.2
19.2
27.9
26.3
22.1
19.4
11.2
31.7
28.5
24.4
19.5
12.3
23.9
24.1
19.8
19.4
10.2
22.5
22.3
21.9
21.7
19.7
16.5
22.5
21.7
n=
(10,000)
(4,999)
(5,001)
(1,856)
(2,108)
(1,959)
(1,920)
(2,157)
(944)
(1,069)
(987)
(954)
(1,045)
(912)
(1,039)
(972)
(966)
(1,112)
(516)
(554)
(3,723)
(1,686)
(1,893)
(522)
(240)
(866)
31.6
32.8
30.4
33.1
34.3
33.8
32.7
24.8
33.4
37.0
35.0
32.3
26.6
32.9
31.4
32.7
33.0
23.2
31.4
31.8
31.8
31.7
32.6
34.3
30.8
27.4
2013
-2011
2015
-2013
-4.2
-5.0
-3.4
-0.8
-4.7
-7.5
-3.7
-2.5
10.4
9.6
11.2
5.3
7.9
11.7
13.2
13.6
-0.3
-5.5
-6.9
-6.3
-3.9
1.7
8.5
10.5
12.8
14.3
-1.2
-3.8
-8.0
-1.0
-1.3
-2.2
-5.2
-4.4
-2.0
-5.3
-5.0
-3.3
-4.1
9.0
7.3
13.0
13.7
13.0
8.9
9.5
9.9
10.0
12.9
17.8
8.4
5.7
7
【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(大分類)の利用経験率(SQ1)
全体の中で、いずれかの前払式支払手段利用経験者は93%。各支払手段では、「紙型」の利用経験者が78%と最も多く、
「サーバ型」が32%で最も少ない。
今回の調査対象者全体 100%(n=10,000)
いずれかの前払式支払手段 利用経験者 93%(n=9,248)
紙型 利用経験者78%(n=7,754)
磁気型 利用経験者68%(n=6,816)
※性年代別にみる
と、女性の特に30
代~60代の利用
経験者が多く、男
性18~29歳の利
用経験者は比較的
少ない。
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
※性年代別にみると、女性
50代の利用経験者が多く、
男性18~29歳の利用経験
者が比較的少ない。
IC型(モバイルを含む)
利用経験者57%
(n=5,745)
※性年代別にみると、
男性18~29歳で利用経験者
が比較的少ない。
サーバ型
利用経験者32%
(n=3,163)
※性年代別にみると、
男性30代で利用経
験者が多く、男女と
も60代の利用経験
者が少ない。
8
【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(小分類)の認知・利用経験率(SQ2)
現金を除く支払手段の認知率では、「商品券(百貨店、スーパー等が発行)」(97%)、「テレホンカード、図書カード等」
(96%)、「クオカード等」「ギフト券(クレジットカード会社等が発行)」(ともに94%)など、【紙型】や【磁気型】が上位を占める。
前払式支払手段以外では、「クレジットカード」が89%で上位。
利用経験率についても認知率と同様に、「テレホンカード、図書カード等」「商品券(百貨店、スーパー等が発行)」(ともに
83%)、「ギフト券(クレジットカード会社等が発行)」「クレジットカード」(ともに76%)などが上位。
【IC型(モバイルを含む)】の利用経験率では「Suica(スイカ)等の交通系ICカード」「楽天Edy等の流通系ICカード」が50%を超
える。
100%
80%
9 7 .1
9 3 .9
9 3 .5
9 0 .7
9 5 .5
8 9 .4
知っているもの
9 4 .1
9 0 .6
8 6 .0
7 5 .6
6 8 .5
7 4 .6
60%
6 0 .0
5 2 .0
5 5 .4
5 1 .7
5 0 .4
5 0 .5
3 1 .5
3 2 .2
2 9 .3
20%
8 .4
5 .9
3 .9
1 6 .0
4 5 .5
4 3 .1
7 .5
0 .7
9 .1
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34.0
31.9
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89.0
45.5
43.1
50.4
16.0
5.9
3.9
0.7
75.6
9.1
8.5
※カテゴリごとに「知っているもの」のスコアで降順にソート
(
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ュ
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【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(小分類)の認知~属性別~(SQ2)
各支払手段の認知を前回・前々回調査と比較すると、概ね前々回調査より下降傾向。但し「iTunesカード等、スーパーマー
ケットや特定のサービス等に利用できる電子マネー・カード」は、前々回調査から上昇している。また、「Amazonギフト券等
E-Mailで贈れるギフトカード」は前回調査から16pt上昇している。
性年代別にみると、男性18-49歳は、全般的に、【IC型(モバイルを含む)】【サーバ型】、「J-Debit(ジェイデビット)、Payeasy(ペイジー)等」「iD(アイディー)、QUICPay(クイックペイ)、VISA TOUCH(ビザタッチ)Smartplus(スマートプラス)等」の
認知率が他と比べて高い。97.1
知っているもの 全体
(前回調査:2013年)知っているもの 全体
(前々回調査:2011年)知っているもの 全体
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*1 前回、前々回は「テレホンカード」「図書カード」は別々に聴取 *2 前回、前々回は「Edy(エディ)」「nanaco(ナナコ)」「WAON(ワオン)」は別々に聴取 ※カテゴリごとに「知っているもの 全体」のスコアで降順にソート
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【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(小分類)の利用経験率~属性別~(SQ2)
各支払手段の利用経験を前回・前々回調査と比較すると、【紙型】及び「クレジットカード」は、概ね前々回調査から下降傾向。
一方、【IC型(モバイルを含む)】【サーバ型】は、「Suica(スイカ)等交通系ICカード」など前々回、前回調査から上昇している
項目が目立ち、【IC型(モバイルを含む)】【サーバ型】の普及が進んでいる様子が伺える。
性年代別にみると、男女とも、【紙型】の利用経験率は、高年齢層で高い。また、「テレホンカード、図書カード等」「クオカード
等」は女性の方が男性より利用経験率が高い。
利用したことがあるもの 全体
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*1 前回、前々回は「テレホンカード」「図書カード」は別々に聴取 *2 前回、前々回は「Edy(エディ)」「nanaco(ナナコ)」「WAON(ワオン)」は別々に聴取 ※カテゴリごとに「利用したことがあるもの 全体」のスコアで降順にソート
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【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(小分類)の利用頻度~属性別~(SQ4)
各支払手段の利用頻度(年間あたりの平均利用回数)を前回調査と比較すると、全般的に平均利用回数は増加しているも
のが多い。
【サーバ型】は、「GREEコインプリペイドカード等オンラインゲームの電子マネー」など、前々回調査から上昇傾向が目立つ。
平均利用回数 全体
(前回調査:2013年)平均利用回数 全体
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*1 前回、前々回は「テレホンカード」「図書カード」は別々に聴取 *2 前回、前々回は「Edy(エディ)」「nanaco(ナナコ)」「WAON(ワオン)」は別々に聴取 ※カテゴリごとに「平均利用回数 全体」のスコアで降順にソート
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【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(小分類)の1回あたり利用金額~属性別~(SQ5)
各支払手段の1回あたりの平均利用金額を前回・前々回調査と比較すると、平均利用金額が最も高い「旅行券等」は、前々
回調査から4,000円以上下落している。
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2,528
2,115
3,150
1,005
1,058
1,712
7,505
1,576
1,303
1,300
2,186
2,660
2,373
2,478
2,138
2,915
946
930
2,250
7,168
1,444
1,121
2,917
3,806
3,034
2,500
2,373
2,178
1,950
1,250 11,763 10,665
1,847
4,865
3,957
2,845
2,875
2,381
2,127
1,570 20,850 17,467 11,984
1,902
4,252
4,022
2,778
2,076
3,191
978
911
1,938
8,942
1,523
1,178
3,375
1,792
3,517
3,120
924
954
1,646
7,440
1,733
1,312
688
2,507
3,797
3,063
3,020
2,464
1,454
1,167 18,034 12,802
1,977
5,089
3,774
2,999
2,573
3,322
3,300
2,136
1,400
2,618
946
1,004
3,375
7,900
2,047
1,218
1,375
2,983
2,225
1,578
2,281
1,743
1,603
4,125
7,461 12,116
2,615
667 13,066
8,410
2,245
3,862
3,388
2,362
1,713
2,705
892
920
2,357
8,020
2,127
1,077
750
2,069
2,638
2,057
2,115
1,804
1,567
2,703
2,023
2,046
1,885
1,510
1,375 12,377
7,590
3,157
3,655
3,435
2,393
1,705
2,759
911
856
1,917
5,736
2,042
1,073
750
4,750
3,402
2,176
1,173
3,417
2,330
2,824
1,708
1,963
1,873
1,882
5,450 15,707
9,000
2,024
4,183
3,714
2,595
1,950
2,862
980
913
2,714
1,625
1,650
2,041
1,775
2,167 18,400
9,190
2,730
4,357
3,353
2,701
2,265
3,199
985
930
3,120
5,279
2,085
1,324
2,550
8,088
4,174
*1 前回、前々回は「テレホンカード」「図書カード」は別々に聴取 *2 前回、前々回は「Edy(エディ)」「nanaco(ナナコ)」「WAON(ワオン)」は別々に聴取 ※カテゴリごとに「平均利用金額 全体」のスコアで降順にソート
紙型
旅
行
券
等
3,085
)
0円
1,873
960
3,319
13
【①市場浸透度の把握 (事前調査:18歳~69歳の男女)】
▼ 現金を除く支払手段(小分類)の利用者/利用金額/利用頻度傾向まとめ(SQ2・SQ4・SQ5)
【IC型(モバイルを含む)】【サーバ型】は、利用経験率、利用頻度、利用金額ともに、前回、前々回調査から上昇している項
目が多く、普及が進んでいる様子が伺える。
全体
100%
利用
経験率
82.9
80%
75.6
74.6
60.0
51.7
60%
(前々回調査:2011年)
75.6
65.1
55.4
32.2
40%
(前回調査:2013年)
83.0
50.5
32.9
29.3
20%
9.2
1.8
18.5
16.2
16.0
5.9
3.9
0.6
利用頻度
(年間平均利用回数)
73.7
69.2
80回/年
8.5
102.6
93.9
100回/年
9.1
0.7
0%
120回/年
71.8
53.9
60回/年
47.8
37.5
40回/年
20回/年 4.8
4.5
4.3
3.8
3.1
8.2
2.5
5.1
27.3
19.9
19.1
12.9
26.1
18.0
12.4
9.0
(円)
1回あたり
利用金額
0回/年
20,000円
13,959
12,892
15,000円
10,096
7,757
10,000円
5,000円
4,066
3,546
4,268
2,594
0円
2,073
2,948
紙型
3,085
1,851
2,337
その他
ー
ト
カ
ド
Q
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I
C
P
a
y
(
ッ
)
ョ
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ッ
ド
等
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系
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き
る ウ
電
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マ マ
ネ ネ
(
等
交
通
系
I
C
カ
3,319
2,451
2,125
サーバ型
I そ
C の
カ 他
買
ド 物
な
ど
に
利
用
で
き
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ー
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パ
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C
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カ
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等
に
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で
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給
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他
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に
利
用
で
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磁
気
型
の
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、
ド
等
*
1
5,373
2,403
IC型(モバイルを含む)
ガ
ソ
リ
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ス
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図
書
カ
1,873
(
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、
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会
社
等
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)
等
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発
行
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ー
ス
地
域
商
店
街
等
が
発
行
ル
券
ー
ッ
ク
レ
ジ
ビ
、
、
百
貨
店
3,794
1,232
磁気型
旅
行
券
等
ー
商
品
券
(
ギ
フ
ト
券
(
(
商
品
券
2,658
972
960
等
*1 前回、前々回は「テレホンカード」「図書カード」は別々に聴取 *2 前回、前々回は「Edy(エディ)」「nanaco(ナナコ)」「WAON(ワオン)」は別々に聴取
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
14
【②資金決済に関する法律(資金決済法)の認知状況】
『前払式支払手段』という言葉についての認知状況
を聴取したところ、6割近くが「知らない」と回答。前々
回調査から、認知は下降傾向。直近で話題になる事
象等がないことも影響している可能性が考えられる。
▼前払式支払手段の言葉の認知状況(Q1)
言葉もその内容も知っている
言葉は聞いた事があるが、内容までは知らない
知らない
n= 0%
全体
(2,060)
(前回調査:2013年)
(2,060)
(前々回調査:2011年)
(2,060)
20%
40%
18.4
60%
23.5
80%
100%
『資金決済法』についての認知状況としては、約半
数が「知らない」と回答。前々回調査から認知は上昇
傾向。また、「知っていて、その内容もよく理解してい
る」「知っていて、概要を理解している程度」は、前々
回調査から上昇傾向となっており、認知者の中でも、
より深い理解を示す人が増加している。
58.0
28.7
23.9
31.0
47.4
25.4
43.6
▼前払式支払手段の説明呈示後資金決済法
の認知状況(Q2)
還付についての認知度は、前回調査同様、8割が
「知らない」と回答。還付についての認知度は依然と
して低いことが伺える。
▼ 還付についての認知(Q7)
知っていて、その内容もよく理解している
知っていて、概要を理解している程度
名前は聞いたことがあるが、詳しい内容までは知らない
知らない
n=
0%
20%
全体
(2,060)
(前回調査:2013年)
(2,060)
10.0
(前々回調査:2011年)
(2,060)
8.6
13.4
40%
21.5
16.2
14.3
60%
80%
18.0
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
100%
n=
0%
20%
なんとなく知っている
40%
60%
全体
(2,060) 2.8
16.7
80.4
58.5
(前回調査:2013年)
(2,060) 2.7
17.3
80.0
59.1
(前々回調査:2011年)
(2,060) 3.0
16.7
15.2
知っている
48.4
20.8
知らない
80%
100%
76.2
15
【③前払式支払手段の「払戻し」実態】
『資金決済法』による前払式支払手段廃止時の払戻し義務については、3割近くが「知っている」と回答したものの、内容をよ
く理解している人は6%であった。前々回調査から認知は下降傾向。
「払戻し」に関する公告・ポスター掲示などの接触状況に関しては、8割半ばと大多数が「ない」と回答。告知手段の中で最も
接触率が高かったのは「新聞公告」(7%)であったが、いずれの媒体も前々回調査から下降傾向。
実際に払戻しを受けたことがある人は7%と少ない。大多数が払戻し未経験であり、前回調査と横ばい。
▼ 前払式支払手段の「払戻し」義務に
関する認知(Q3)
▼ 「払戻し」経験の有無(Q5)
知っていて、その内容もよく理解している
知っていて、概要を理解している程度
名前は聞いたことがあるが、詳しい内容までは知らない
ある
ない
知らない
n=
0%
20%
(1,062) 5.7
全体
40%
22.5
(前回調査:2013年)
(854)
8.5
(前々回調査:2011年)
(843)
7.9
60%
80%
100%
43.9
27.9
32.1
26.1
33.3
35.2
31.0
25.9
▼ 「払戻し」に関する公告・ポスター掲示
などの接触状況(Q4)
100%
80%
全体
(前回調査:2013年)
(前々回調査:2011年)
87 83
75
60%
40%
n=30以上の場合
20%
0%
0%
20%
40%
60%
全体
(2,060) 6.8
93.2
(前回調査:2013年)
(2,060) 6.5
93.5
(前々回調査:2011年)
(2,060)
8.2
80%
100%
91.8
▼ 「払い戻し」に対する意見(Q6)
良い
Suicaの払い戻し、社員食堂の払い戻しともに良心的であると感じた。
男性_58_兵庫県
新聞で「払い戻し」があることを知り、手続きした。諦めていたのが、払
い戻しを受け得した気持ちになった。
第三者が不利益を受けないために必要な制度と思う。
男性_65_徳島県
16
7
5
新
聞
公
告
8
ポ利
ス用
タ店
舗
の
4
7
5
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ム
ペ
ー
1
1
3
そ
の
他
良くない/ 要望
な
い
全体
n=
(2,060)
7.4
5.3
4.2
0.7
86.5
(前回調査:2013年)
(2,060)
10.0
6.7
4.7
0.8
83.1
(前々回調査:2011年)
(2,060)
15.7
8.3
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
期間を過ぎると払い戻し出来ない事に疑問を持った。
男性_57_和歌山県
1円単位など細かく払い戻しがないのが残念。
女性_23_神奈川県
ー
全体 -5 ポイント
全体 -10 ポイント
7 10
ー
[比率の差]
全体 +10 ポイント
全体 +5 ポイント
n=
6.5
2.8
74.5
※「全体」のスコアで降順にソート
16
【④前払式支払手段の利用実態(Q8・Q9・Q12・Q13)】
前払式支払手段(大分類)でメイン利用率が最も高いのは【IC型(モバイルを含む)】(48%)。前回調査で2位だった【紙型】と
の差がさらに開き、【IC型(モバイルを含む)】が前払式支払手段の主流となっていることが分かる。支払手段別では、【サーバ
型】でネット関連の要素が各項目の上位を占めているのが特徴的。また、【磁気型】【IC型(モバイルを含む)】では、残高の分
かりにくさが不満のトップであり、残高確認をしやすくすることが今後の課題。
紙型
メイン利用率Q8
(SA)
満足点Q12(MA)
(26%)
23%
磁気型
(20%)
17%
サーバ型
IC型(モバイルを含む)
(47%)
48%
(7%)
1位:期限がない(34%)
1位:期限がない(29%)
1位:ポイントがつく(39%)
2位:使えるお店がたくさん
ある(30%)
2位:使えるお店が近くにあ
る(28%)
2位:よく利用するお店で使
える(37%)
3位:よく利用するお店で使
える(25%)
3位:よく利用するお店で使
える(23%)
3位:使えるお店が近くにあ
る(35%)
12%
1位:ネット上でやり取りがで
きて、持ち歩く必要がない
(46%)
2位:よく利用するお店で使
える(17%)
3位:ポイントがつく(14%)
1位:お釣りが出ない(39%)
不満点Q13(MA)
2位:使えるお店が限定され
ている(34%)
3位:持ち歩くのが面倒
(19%)
1位:百貨店(69%)
利用場所・シーン
Q9
(MA)
2位:スーパー(47%)
3位:ショッピングセンター・
駅ビル(22%)
1位:残高が分かりにくい
(28%)
1位:残高が分かりにくい
(22%)
1位:システムのトラブルが
心配(20%)
2位:使えるお店が限定され
ている(23%)
2位:使えるお店が限定され
ている(19%)
2位:使えるお店が限定され
ている(18%)
3位:お釣りが出ない(8%)
3位:紛失・盗難時のセキュ
リティが心配(15%)
3位:有効期限がある
(14%)
1位:コンビニエンスストア
(60%)
1位:コンビニエンスストア
(59%)
1位:インターネット上のショ
ッピング・ゲーム等(75%)
2位:公衆電話・携帯電話 (
22%)
2位:スーパー(41%)
2位:スーパー(8%)
3位:ショッピングセンター・
駅ビル(24%)
3位:コンビニエンスストア
(8%)
3位:ガソリンスタンド
(14%)
※赤字は各支払手段を比較して特徴的な回答。
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
17
【⑤前払式支払手段の今後の利用意向(Q17)】
前払式支払手段の今後の利用意向をみると、今後自分で購入して利用したいものでは【IC型(モバイルを含む)】が平均
23%と最も高い。特に「楽天Edy等の流通系ICカード」は全体の約4割が利用意向を示している。
一方、今後プレゼント用で購入したいものでは、【紙型】が平均26%で最も利用意向が高い。前回調査と比べて意向が低下
しているものの、プレゼント需要としては根強い人気があることが分かる。
今後自分で購入し
て利用したいもの
Q17(MA)
今後プレゼント用
で購入したいもの
Q17(MA)
紙型
磁気型
IC型(モバイルを含む)
サーバ型
8%(平均値)
11%(平均値)
23%(平均値)
8%(平均値)
1位:商品券(百貨店、スー
パー等が発行)(13%)
26%(平均値)
1位:商品券(百貨店、スー
パー等が発行)(48%)
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
1位:クオカード等(17%)
11%(平均値)
1位:テレホンカード、図書カ
ード等(21%)
1位:楽天Edy(エディ)等の
流通系ICカード(43%)
1%(平均値)
1位:楽天Edy(エディ)等の
流通系ICカード(1%)
1位:Amazonギフト券等EMailで贈れるギフトカード
(18%)
4%(平均値)
1位:Amazonギフト券等EMailで贈れるギフトカード
(12%)
18
【⑥サーバ型プリペイドカードによるトラブル(Q26~29)】
前払式支払手段によるトラブル経験では、「IC型(モバイルを含む)」が4%で最も多く、次点は「サーバ型」「磁気型」(3%)。
サーバ型プリペイドによるトラブルの浸透度では、詐欺の話を聞いたことがあり/経験がある人は、半数以上存在している。
▼ 前払式支払手段による
トラブル経験(Q26)
5%
4%
3%
2%
1%
0%
▼ サーバ型プリペイドによる
トラブルの具体内容(Q28、29)
3.9
自身が被害に遭った
2.7
2.6
1.9
(
磁
気
型
I
モ C
バ型
イ
ル
を
含
む
サ
ー
紙
型
•
メールが届き「今なら購入したAmazonギフトの倍の金額をプレゼントするの
でAmazonギフトを送れ」というメールにひっかかり2万円奪われた。いつもな
ら、そんな詐欺にだまされないのだけれど病気で心も弱っていた時だった。
(女性60歳_東京都)
•
ゲームのアカウント売買での詐欺被害にあった(男性28歳_静岡県)
•
知人がLINEにてアカウントを乗っ取られ成り済ましによるプリペイドカードの
購入を迫られたが知人はそういうことに詳しくないと途中で気づいたので電
話で知人に確認したところLINEが使用できなくなったといいLINEの連絡を
拒否することにした。(男性24歳_東京都)
バ
型
)
全体
1.9
2.6
3.9
2.7
▼ サーバ型プリペイドによる
トラブルの浸透度(Q27)
詐欺の話を聞いたことはない/知らない
詐欺の話を聞いたことはあるが、自分や自分の周りで実際に詐欺被害に遭った人はいない
ご自身は詐欺被害に遭ったことはないが、ご自身の周りに詐欺被害に遭った人がいる
ご自身が詐欺被害に遭ったことがある
n=
全体
0%
(2,060)
20%
40%
48.9
60%
80%
47.8
詐
欺
の
/話
経を
験聞
あい
りた
計こ
と
あ
り
•
lineやtwitterのアカウントが流出し、乗っ取られる。知人や第三者になりすま
す(自身を語ることも)詐欺メール、またはメッセージを一方的に送りつけ、や
り取りがしつこく続き電子マネーを要求してくる。知人が被害にあったときは、
すでに注意喚起がなされていたので、メッセージの送り主に直接連絡をとり
詐欺だと判断できた。直接の被害には至らなかった。(男性32歳_沖縄県)
•
LINE乗っ取りでウェブマネーをかってきてというメッセージが来た友達がい
た(男性34歳_福岡県)
•
友人からLINEで購入依頼があったが、実はそのアカウントが乗っ取られて
いたという被害にあった友人がいた。だまされていることに気づいて、購入
はしなかったので、実損害はなかったそうである。(男性41歳_兵庫県)
100%
1.2
2.1
51.1
※詐欺の話を聞いたことあり/経験あり計(「詐欺の話を聞いたことはあるが、自分や自分の周りで実際に詐欺被害に遭った人はいない」
+「ご自身は詐欺被害に遭ったことはないが、ご自身の周りに詐欺被害に遭った人がいる」+「ご自身が詐欺被害に遭ったことがある」)
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
周囲の人が被害に遭った
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総括
■前払式支払手段の市場浸透状況把握
・【IC型(モバイルを含む)】【サーバ型】の利用経験率では、前々回、前回調査から上昇している項目が目立ち、この数年で着実な普
及が進んでいる様子が伺える。
・また、利用頻度、利用金額に関しても、前回、前々回調査から上昇している項目が多い。
⇒【IC型(モバイルを含む)】【サーバ型】は、今後も利用経験率、利用頻度、利用金額ともに増加が見込まれる。
■前払式支払手段の利用実態・利用意向からみる普及への課題
・最も利用する前払式支払手段では、【IC型(モバイルを含む)】がトップ。
・“今後(も)自分で購入して利用したいもの”では、【IC型(モバイルを含む)】 (楽天Edy(エディ)等の流通系ICカード)の意向が高
かった。ただし、“プレゼント用として購入したいもの”では「紙型」の需要が依然として強い。
・各支払手段の満足点では、「よく利用するお店で使える」「使えるお店がたくさんある・近くにある」などの意見が共通してみられる
ものの、不満点として「使えるお店が限定されている」との意見も上位に挙がっている。支払手段別では、【磁気型】【IC型(モバイル
を含む)】では、「残高が分かりにくい」、【サーバ型】では「システムのトラブルが心配」といった不満も大きい。
⇒今後の普及に向けては、継続的な利用可能店舗の拡大や、新たな残高確認方法、システム・セキュリティ改善が重要。
■資金決済に関する法律(資金決済法)や還付の認知浸透への課題
・『資金決済法』については約半数の人が「知らない」と回答。また、現時点で、『資金決済法』による「還付」を「知っている」と回答し
た人は3%。「なんとなく知っている」を合わせても2割となっており、依然として認知度の上昇はみられない。
⇒『資金決済法』の認知は、前回調査よりは浸透したものの認知度は低め。
■前払式支払手段の払戻し実態からみた払戻し施策の課題
・前払式支払手段の「払戻し」義務に関して、3割近くの人が「知っている」と回答したものの、内容をよく理解している人は6%。また、
実際に「払戻し」経験がある人は7%にとどまった。
・「払戻し」に関する公告・ポスター掲示は87%が“見ていない”状況。
⇒「払戻し」についても、認知は進んでいない。
■サーバ型プリペイドカードによるトラブル対策
・サーバ型プリペイドによる詐欺の話を聞いたことがあるまたは経験がある人は、半数以上存在している。
・LINE(メッセンジャーサービス)のアカウントを乗っ取った上、友達を装いプリペイドカードを購入させる被害が特に多い。
⇒ 「LINE」の乗っ取り被害など、サーバ型プリペイドによるトラブルに関しての注意喚起が重要。
「前払式支払手段の利用実態調査」結果報告書
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