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信徒に出来る心のケアー
信徒に出来る心のケアー H.キビニエミ氏の公開講座 講演と実習を交えて、キリスト教カウンセリングを信徒に出来るように、 一日の訓練を受けて見ませんか。次のテーマで進んで行きます。 1.キリスト教主義カウンセリングとは。 2.聖書の基本的な教えは人間の根本な 問題に答えを与える。 3.情緒的な傷を神様はどのように癒さ れるか 日 時:10月29日(土)午前 10:20~午後 5:00 プログラム: 場 4.基本ルールと責任関係をはっきり説 明する。 5.人の話を聞く。 6、祈りの中で神様の前に持っていく。 所: 10:20 10:50~12:30 12:40 13:30~15:00 15:30~17:00 開会礼拝 講演1 昼食 講演2 講演3 神戸ルーテル聖書学院 〒651-0052 神戸市中央区中島通 2-2-11 Tel 078-221-3601 Fax 078-242-4166 klbi@ wjelc.or.jp http://www.wjelc.or.jp/klbi/ 参 加 費: 1000 円 (昼食とおやつ含み) 申し込み: 締め切り 10 月 27 日 キビニエミ・ : キビニエミ・ハンナ (Hanna Kiviniemi): • • • • • • • • 1970 年フィンランド生まれ。ピヒカラ宣教師 の長女として日本で育ちました。 ヘルシンキ大学東アジア学卒業。 夫の転勤でベルギーやスペインに住み、日本 語集会のメンバーとして活躍。 長年のうつ病との戦いの中、Living Waters サ ポートグループで神様の愛と心の傷のいやし を体験。 以後夫婦で同団体で奉仕を続けています。 スペインでキリスト教主義ファミリーカウン セラーの資格を取りました。 2008 年、フィンランドに帰国。ファミリーカ ウンセラーと Helsinki Vineyard 教会のスタッ フの仕事をしています。 ご主人 Seppo さんとの間に息子さんが二人い ます。 キリスト教主義 キリスト教主義カウンセリング 教主義カウンセリング 10 月 29 日(土) 詳しい内容 しい内容 理論 1.キリスト教主義カウンセリングとは。 • 聖書の教える愛の神様、人間観、罪と赦しなど聖書の基本的な教えを、生き方や 人間関係に適応し、苦しんでいる人に寄り添うこと。 • 相手と神様の作られた大切な人として接する態度から始まる。 • 相手の話をよく聞き、ともに問題を祈りを通して神様のところにもっていくこと。 • 問題を解決することではなく、なるべく相手が希望と自分で問題の解決を見出す ことができるように助ける。 • カウンセリングは人生の中で苦しいとき、誰でも必要。 • イエス様の例 ヨハネ4:1―42 「カウンセリングのポイントは方法ではなく、純粋な愛による人格的な触れ合 い。ですから、専門的な知識を持たなくても、純粋な愛による接触によって癒 しのプロセスが進みます。カウンセリングを受ける方とカウンセラーの互いの 信頼関係は癒すに一番大切な要素です」(Tapio Kangasniemi) 2.聖書の基本的な教えは人間の根本な問題に答えを与える。 o 人類の苦しみと死の原因は堕落から。しかし、個人の苦しみの理由は分か らない場合が多い。しかし、苦しみの中にも神様がともにおられ、神様の ご計画がある。ヨハネ 9 章 1―3 節 o 神様は愛の源。不足した親、伴侶の愛などを神様から受けることができる o 自分の罪を悔い改めると、罪悪感と本当の恥から開放される。 o 人の罪を赦す力を神様からいただき、恨みから解放されることができる。 o 神様の愛する子供としての新しいアイデンティティーと使命を受けること ができる o 神と人を愛し、仕える力が与えられる。 o 寂しさ、恥、恐れ、劣等感、挫折感、病気、誘惑などの中でも、神様とと もに生きることができる。 o 人間関係の問題では、相手を変えることはできないが、神様に助けてもら って自分の行動をある程度変えることができる。 o 完全な癒しは天国で。 3.情緒的な傷を神様はどのように癒されるか 傷の種類 (遺棄(いき)、虐待、拒絶など)とその結果 神様の癒しを受けるには • 神様のもとに行って待ち望む (プロセス) • 人との交わりの中で傷ついたので、人との交わりの中で癒される。 • 人を赦す決定をしなければならない。 実践 4.基本ルールと責任関係をはっきり説明する。 • カウンセリングはセラピーではない。カウンセラーは自分のできる範囲を説明す る。必要な場合、精神科など専門家を紹介する。治療や薬をやめろとは絶対にい わない。そういう相談にはのらず、必ず医者に相談するよう勧める。 • カウンセリングは相手の問題を解決することではない。相談にくる人は自分の人 生の選択をし、その責任をとらなければならない。しかしカウンセリングの過程 である程度選択を整理することはできる。救い主や愛の源は神様だけ。ガラテヤ 書 6 章 2 節と 5 節 • カウンセリングは人の問題を自分のものとして抱えることではなく、ともに祈り の中で神様の下にもっていくこと。 • カウンセリングは説教ではない。聖書を教えることは大切だが、精神的に疲れた 人は、なかなか受け入れることができない。まず話しを聞いてあげて、希望と愛 を与えること。 • いつどこでどういう話しをするかなど、ルールを決める。 • 信頼関係がなければ、カウンセリングできない。聞いた話を外に漏らさない。 (法的例外あり) 5.人の話を聞く。 人をそのまま受け入れ、話をよく聞くことは、簡単に見えてそうではない。み んな自分の経験や聖書の教えを話したいが、がまんして、まず聞いてあげる。 ヤコブ 1 章 19 節 しかし、必ずしも相手の言うことに賛成する必要はない。 ペアで練習。 6、祈りの中で神様の前に持っていく。 必ず、神様の愛と神様にある希望について語って終わる。 ペアで練習。