...

配布資料はこちらから - OECD 日本政府代表部

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

配布資料はこちらから - OECD 日本政府代表部
世界経済
2015年2月20日
OECD代表部
見通し
OECDエコノミック・アウトルック96(昨年11月25日公表)で、世界経済の成長は過去の水準に比べ緩やか
なものに留まるとの見通しを示した。
14年11月OECDエコノミック・アウトルック96におけるGDP成長率予測
日
本
米 国
ユーロ圏
中 国
2013年(実績)
1.5
2.2
▲0.4
7.7
2014年
0.4(0.9)
2.2(2.1)
0.8(0.8)
7.3(7.4)
2015年
0.8(1.1)
3.1(3.1)
1.1(1.1)
7.1(7.3)
2016年
1.0
3.0
1.7
6.9
(注)()内は前回(経済見通し中間評価(14年9月))の見通し。
緩やかな改善の中でも、先進国、新興国ともに、各国間でばらつきが見られる。先進国では、米国や英
国において、ユーロ圏や日本よりも高い成長が見込まれ、新興国では、中国が減速するものと見られる。
○3月のOECD経済見通し中間評価に向けて
IMF、世銀、欧州委員会といった国際機関は、年明け以降公表した経済見通し改定で、日、欧、中国等の
回復の遅れを踏まえ、2015年の見通しを下方修正。3月のOECD経済見通し中間評価が注目される。
OECDでは、下記のような上方修正要因が顕在化していることに着目。
・石油価格下落
・ECBの量的緩和、豪・スウェーデン等での更なる金融緩和実施
一方、ウクライナ情勢、ギリシャ新政権の対応といった不確実性の高まりはリスク要因。
1
原油価格の推移
【短期(2014年後半~2015年)】
・米国シェールオイルなど非OPEC諸国の堅調な生産増、世界経済の減速による需要低迷等により原油価
格は急落(115$/バレル(2014年6月)→ 60.5$/バレル(2015年2月18日(いずれもブレンド価格))。特段の供
給途絶が無い限り、2015年前半は引き続き需給状況は変わらない見込み(価格は低迷)※。
※日銀は、「当面の金融政策運営について」(1月21日)において、2016年度までの見通し期間の終盤にかけて70$/バレル程度に
緩やかに上昇していくと想定。
・一方で、価格低迷が非OPEC諸国の投資に影響を与えつつあることを踏まえ、IEA*は1月16日、非OPEC
諸国における2015年の原油増産の見通しを昨年12月の見通しから下方修正。
【中長期(~2040年)】
*IEA=International Energy
Agency(国際エネルギー機関)
・米国シェールオイルの増産は2020年代に頭打ち。その後の増産は、中東の従来型原油の増産に依存。
将来の原油価格は、IEA中心シナリオでは、112$/バレル(2020年)、132$/バレル(2040年)(いずれも2013年
実質価格)の見通し。
・中東情勢次第で投資が滞れば、増産が需要に追いつかず、価格上昇の恐れ。
2040年までの原油増産見通し
(出典:IEA)
2
原油価格:経済への影響
【世界経済への影響】
• OECDが利用する計量モデルによれば、持続的な原油価格下落は世界のGDPをベース
ラインから上昇させうると試算(企業のコスト低下、消費者の購買力上昇等)。
• 一方で、石油輸出国(ロシア、イラン、ベネズエラ他。OECD諸国ではノルウェー、メキシ
コ)にはマイナス。
• 世界の物価を下押し。
• 金融市場に影響が生じる可能性(米国の石油関連企業、ヘッジ契約の出し手、ロシア企
業関係)。
【日本経済への影響】
• 石油輸入国にプラスの影響。日本についても、このままの状況が続けば、比較的大きな
プラス効果を試算(OECD)。
• 原油価格の下落(▲50%)は名目GDPを1年目1.2%、2年目1.7%押上げ(内閣府(1/23))
輸入金額(年間14兆円);7兆円減少。
年間で名目雇用者報酬2~3兆円程度、名目企業所得2~3兆円程度押上げ。
• 足下のガソリン価格の推移
169.9円/㍑(2014年7月14日)→135.4円/㍑(2015年2月16日)(30週ぶりの値上げ)
3
Dr. Fatih BIROL(ファティ・ビロル)
Chief Economist
Director, Global Energy Economics Directorate
(チーフ・エコノミスト 兼 グローバル・エネルギー経済局長)
1.IEA次期事務局長選挙(結果)
●2月12日(木)に開催された IEA 理事会において、トルコ出身のファティ・ビロル
IEA チーフエコノミスト兼グローバル・エネルギー経済局長が次期 IEA 事務局長に
選出されました。
●新事務局長の任期は、2015年9月~2019年8月(4年)。
2.IEA に対する日本政府の期待
●世界のエネルギー情勢が大きく変化している中、IEA が現実的な政策提言を通じて、国
際的なエネルギー安全保障に貢献していることを高く評価。エネルギー政策の立て直し
に全力で取り組んでいる我が国としても、優れた知見を有するIEAからのサポートに対す
る期待大。
●ビロル新・事務局長の下で、今後もIEAがより質の高い成果を出していくことに期待。
3.人となり
●現在、IEA の旗艦出版物である WEO(World Energy Outlook:世界エネルギー展望)
の編集担当局長。WEO は、エネルギーの分析と予測において、世界的に最も権
威ある文献の一つと認められており、そのためフォーブズ誌が選んだ世界のエネ
ルギーに最も影響力を有する人物の一人に名を連ねている。
●ビロル氏は、ロシア科学アカデミー(2002 年)、米エネルギー省(2004 年)、国際エ
ネ ル ギ ー 経 済 協 会 ( 2005 年 ) か ら 表 彰 さ れ て い る ほ か 、 フ ラン ス 政 府 か ら
Chevalier dans l’ordre des Palmes Academique(2006 年)を、オーストリア政府か
ら Golden Honour Medal(2007 年)を、イタリア政府から Order of Merit of the Italian
Republic(2012 年)を、日本政府から旭日中綬章(2013 年)を受章。
(参考)ビロル局長の略歴
生年月日:1958 年 3 月 22 日(56 歳)、トルコ/アンカラ(首都)出身
学 歴:イスタンブール工科大学(発電工学 理学士)
ウィーン工科大学(エネルギー経済学修士、博士号
主な職歴:
1989 年~ OPEC 事務局(在ウィーン)
1995 年~
IEA(国際エネルギー機関)経済分析課長
2011 年~ エネルギー政策経済分析担当局長
2012 年~ グローバル・エネルギー経済局長
OECD東南アジア地域プログラム
2015年2月20日
OECD代表部
【経緯】
2007年閣僚理
OECDは世界の成長エ
ンジンである東南アジ
アを関係強化の戦略的
優先地域に指定
2013年閣僚理
東南アジア各国とOECD
の関係強化のため、
「OECD東南アジア地域
プログラム」設置に
合意
2014年閣僚理
(日本議長国)
安倍総理が東南アジア
各国の閣僚とともに公
式に立上げを宣言
【趣旨】
(1)2015年に予定しているASEAN経済統合と東南アジア各国の国内改革を支援を通じ、同地域の
域内格差や「中所得国の罠」の克服、安定的で開かれた経済成長の実現を目指す。
(注)具体的な支援分野として、投資、規制改革、教育・スキル、租税、SME、PPP、貿易、イノ
ベーション、ジェンダー、マクロ経済分析が掲げられている。
(2)東南アジアがOECDのスタン
ダードを受入れつつ更に発展する
ことは、同地域と強い経済連携関
係にある我が国にとっても大きな
利益になる。
(3)OECDとしては将来的な東南ア
ジアからの加盟申請も念頭。
0
【日本の取組】
(1)東南アジアとOECDの架け橋となるべく、同プログラムを推進
2013年日ASEAN関係40周年記念特別首脳会合の成果文書において、
「架け橋」としての日本の役割(bridging role)への期待が表明
兒玉OECD代表部大使が、運営グループの初代共同議長に就任
(注)東南アジア側の議長はインドネシア
(2)議長国として加盟国間の議論をリード
対象分野である投資、SME、マクロ経済分析などの活動に拠出し、サブスタンスに貢献
【今後の予定】
第1回運営グループ等関連会合
開催地:ジャカルタ
今後の方針を議論・決定
3月25-26日
2015年閣僚理事会
開催地:パリ
東南アジア地域プログラムの進捗を報告
6月3-4日
3月25日 東南アジア地域フォーラム
グリアOECD事務総長やASEAN事務局幹部も出席予定
3月26日 第1回OECD東南アジア地域プログラム運営グループ会合
その他、ビジネス関係者による意見交換、ジェンダーについてのセミナー等日
(了)
EDRC対日審査
2015年2月20日
OECD代表部
【EDRCについて】
Economic Development and Review Committee
(経済開発審査委員会)
• OECDの主要委員会の一つ。
• 加盟国・キーパートナー等の経済の現状と見通し、マクロ経済政
策、構造問題等を審査し、EDRC審査報告書を順次公表。
• 加盟国の経験や政策のベストプラクティスを持ち寄るOECDのピ
アレビュー機能の中核を担う委員会。
• 我が国は2 年に1 回のペースで審査を受けており、2013年4月
の前回報告書に引き続き、本年、審査報告書が公表される予定。
【参考:前回(2013年)対日審査報告書の概要】
• デフレ脱却や日本経済の再生を目的とする「三本の矢」の完全
な実施は、財政の持続可能性の回復や世界経済への影響と
いった点からも最重要。
• 物価上昇率が、2%の目標水準に持続的に到達するまで拡張的
な金融政策のスタンスを維持すべき。債務残高GDP比率の上
昇を止め、反転させることが極めて重要。
• 震災復興に向けた農業・電力市場改革。
• (女性等の)労働参加、教育改革による生産性向上を通じた成長。
• 所得格差及び相対的貧困の削減を通じた社会的包括を促進。
(了)
2015年閣僚理事会(MCM)
2015年2月20日
OECD代表部
テーマ(仮): 持続可能な成長のための投資の解放
◆開催日: 6月3日(水)、4日(木) (2日(火)-3日(水)にOECDフォーラムが開催)
◆議長国:オランダ、副議長国:フランス、チェコ、韓国
◆開催地:パリOECD本部
【主要議題】(日本が議長を務めた2014年はレジリエンスと東南アジアに重点)
投資を主要テーマとし、より強く包摂的でグリーンな成長を実現するために投資が果たす役割につ
いて議論
低炭素経済への移行のための投資について議論
ポスト2015開発アジェンダ及び持続可能な開発目標(SDGs)への貢献につき議論
貿易と投資、成長、雇用との関係を議論
非加盟国との対外関係(含む東南アジア地域プログラムの進捗報告)につき議論
【想定される主要な成果文書】
閣僚声明・議長サマリー
エコノミックアウトルック
NAEC(経済的課題に関する新たなアプローチ)への及び包摂的成長プロジェクトの進捗報告
低炭素経済への移行のための政策調和プロジェクト(2014年気候変動閣僚声明のフォローアップ)
投資のための政策枠組み(PFI)の改訂
(了)
第 3 回国連防災世界会議と OECD
2015.2.20
OECD 代表部
1.OECD の貢献
(1)2014 年閣僚理事会(日本が議長国)
・ 「重大リスクの管理に関する OECD 勧告」を採択。
・ 同勧告は、自然災害をはじめとするリスクに対し、過去の経験・教訓に基
づき、国レベルだけではなく、地方、民間、市民レベルにも目を向け、社
会全体としてどう対処すべきかについて政策ガイドラインを提示したもの。
・ 兵庫行動枠組み改定に向けた議論のベースを提供することを意識し、策定
にあたっては、ワルストロム国連事務総長特別代表(UNISDR のトップ)が
参画するなど密接に連携。
(2)第 3 回国連防災世界会議への参加
・ マリ・キヴィニエミ事務次長(元フィンランド首相)が大臣ラウンドテー
ブルにてスピーチ。
・ パブリックフォーラム「リスク管理とレジリエントな都市」を主催1。
2.OECD の戦略的な活用の一例
・ 本年 2015 年、日本は、国連防災世界会議に続き、ポスト 2015 開発アジェン
ダ(9 月:ニューヨーク)、COP21(12 月:パリ)と続くグローバルアジェン
ダの中で、「防災」の主流化を推進していく方針。
・ 昨年、日本が OECD 閣僚理事会の議長国として主導した「重大リスクの管理
に関する OECD 勧告」は、OECD という国際コミュニティにおいて「防災」と
いう政策課題の認知度を高めるとともに、本年の国連における議論に橋渡し。
・ なお、議長国として「レジリエントな経済社会」をテーマに議論を進めるに
あたり、
「我が国の OECD 加盟 50 周年に関する有識者会合」は、
「防災分野で
の日本の貢献は高く評価されている。防災は、アジア諸国を含む途上国との
関係でも重要であり、2015 年の第3回国連防災世界会議の開催(仙台)も
念頭に、議長国として議論を主導すべきである。」と提言。
1
ロルフ・アルターOECD 行政管理・地域開発局長と石井喜三郎国土交通省国土交通審議官が共
同議長を務め、久元喜造神戸市長をはじめとする内外のスピーカーが参加。
【重大リスクの管理に関する OECD 勧告】
(概要)
包括的で、あらゆる危険を念頭においた、横断的な対処の確立と促進
・重大リスク管理に関する国家戦略の構築
・国家レベルでのリーダーシップの確立
・国家レベル、地方レベルあらゆる政府機関の関与
・民間セクターとの連携の確立(重要インフラ、サプライチェーンの途絶への対処等)
分析、リスク評価、財政枠組みを通じた準備の確立
・意思決定に直結するリスク予見能力の強化
・人的要因による脅威に対処するための能力の養成
・リスク・マネジメント能力のチェックと強化
・リスクが財政に与える影響を最小化する努力を通じた明確な財政枠組みの範囲内における不
確実な負担発生への計画
リスクに関する認知度の向上
・社会全体での対応の促進と横断的な協力の推進
・構造的な対策と非構造的な対策の組み合わせ
・特に重要インフラ(エネルギー、輸送、情報通信)の管理者におけるビジネスの継続
連携による危機管理能力の強化
・不知、想定外のリスクへの対処能力の確立
・リーダーシップ、早期探知、理解力の強化と、省庁間・国家間の協力推進
・緊急事態対処の拡大に応じた権限と能力の確立
・復旧、復興計画の立案、精査のための組織的な能力の構築
意思決定における透明性、説明責任の確保
・意思決定に用いられた情報に関する透明性の確保と風評被害の軽減
・リソースを最大限活用するための政府の能力の強化
・防災の取組の有効性、復旧について、過去の事例からの教訓、事後のレビューを通じた検証
を含む継続的な知見の共有
第3回国連防災世界会議について
国連防災世界会議とは
国連防災世界会議はグローバルな防災戦略を策定する国連主催の会議であり、第1回世界会議(1994年、横浜市)、第2回世界
会議(2005年、兵庫県神戸市)ともに日本で開催。
第2回国連防災世界会議では、2005年から2015年までの国際的な防災の取組指針である兵庫行動枠組 (Hyogo Framework for
Action: HFA)を策定。
第3回国連防災世界会議の開催
第3回国連防災世界会議は、2015年3月14日(土)~18日(水)に仙台市で開催予定。
各国首脳、閣僚、国際機関代表、認証NGO等約5千人、全体で約4万人以上が参加する見込み。
(第2回会議では、天皇・皇后両陛下がご臨席。総理大臣、防災担当大臣、168ヵ国(42名の閣僚含む)、7国際機関の代表が参加。
今回は国連決議で首脳級の会議とされており、更なるハイレベルの参加が見込まれる。)
兵庫行動枠組の後継枠組(ポスト兵庫行動枠組)の策定が行われる予定
内閣府防災担当大臣が議長を務める予定
防災の主流化の更なる推進と、ポスト2015
<開催の意義>
年開発アジェンダにおける防災の明確な位
① ポスト兵庫行動枠組の策定
置付けを目指す。
② 幾多の災害から得た教訓、防災技術・ノウハウ等の我が国の知見の発信
③ 東日本大震災からの復興の発信および被災地の振興
会議の概要
第3回国連防災世界会議公式ロゴ
本ロゴマークは、災害に対して強靱(レジリ
本体会議
エント)な社会に向けて、人々が共に手を携
ポスト兵庫行動枠組、政治宣言等の策定・採択
えて行動を起こすイメージを表しています。
全体会合、閣僚級ラウンドテーブル(5セッション)、
また、5つの色は、「兵庫行動枠組
(HFA)」の5つの優先行動を表しています。
ハイレベル・パートナーシップ・ダイアローグ(3セッション)、
ワーキングセッション(34セッション)の実施、展示等
関連事業(パブリックフォーラム等)
総合フォーラム:「東日本大震災の経験と教訓を世界へ」をテーマに、日本政府・実行委員会等の主催により10テーマを予定
シンポジウム・セミナー:各自治体、省庁、大学、NGO・NPO、企業、地域団体等が主催するシンポジウム等を開催(参加数:315※)
展示会:東北の防災・復興に関する総合防災展などの展示会(参加数:約200※)、防災産業展(出展数145社・団体※)
情報発信等:被災地公式視察や歓迎レセプションを開催
※2015年1月29日現在
第3回国連防災世界会議 in 仙台
復興庁主催・総合フォーラム
東日本大震災からの
復興の現状と取組
2015年3月15日(日) 13:30-15:30 (13:00開場)
於:東北大学 川内萩ホール(仙台市青葉区川内40)
東日本大震災から4年。復興に向けた歩みの中では「新しい東北」を創造させる様々な取組
が生まれています。本フォーラムでは、政府の取組及び被災地の現場で活躍する方々による、
復興まちづくり、なりわい、心のケア、教育による福島の復興、民間セクターとの連携等
テーマごとの先進的な取組事例に加え、被災地の若者がメッセージを発信します。
プログラム
※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
竹下亘 復興大臣による基調講演
被災地で活動する方々の声 ――先進的な復興への取組事例をご紹介します――
青柳光昌氏
(公財)日本財団ソーシャルイノベーション推進チーム チームリーダー
阿部秀保氏
宮城県東松島市市長
遠藤雄幸氏
福島県川内村村長
清原桂子氏
神戸学院大学現代社会学部教授
武内敏英氏
双葉郡教育長会会長(双葉郡子供未来会議)
木村元哉氏
福島大学行政政策学類一年生(双葉郡子供未来会議)
引地
恵氏
(一社)WATALIS代表理事
藤沢
烈氏
(一社)RCF復興支援チーム代表理事
御手洗瑞子氏 (株)気仙沼ニッティング代表取締役
若者からのメッセージ
――被災地の学生が世界に向けて夢を語ります――
菅原彩加さん 宮城県石巻市出身
佐藤
陸さん 福島県いわき市出身
お申込方法
(2月20日締切。但し定員に達しない場合は3月10日まで受付。)
インターネット
第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会パブリック・フォーラム事務局ホームページ
http://www.hostcity-sendai.jp/forum/ja/
往 復 は が き
〒980-8671
(住所不要)仙台市国連防災世界会議準備室
総合F係
『復興庁フォーラム参加希望』と明記の上、住所、氏名、電話、年代、性別、職業を記載し、送付してください。
展 示 ブ ー ス 『 東日本大震災からの復興の現状と取組 』
震災復興に向けた様々な取り組みを映像とパネルでご紹介します。
◆開催日時
◆会
場
3月14日(土)~18日(水)
せんだいメディアテーク
10:00-20:00
OECD パブリック・フォーラム- 国連防災会議
リスク・ガバナンスとレジリエントな都市
Agenda
2015年3月16日
(月)– 仙台
仙台市民会館, 9:30-11:30
www.oecd.org/governance/risk
主催:経済協力開発機構(OECD)
後援:国土交通省、外務省
参加ご希望の方は、[email protected] まで、
メール
でお名前をご登録ください。
受付は9:00から開始します。
場所:仙台市民会館 小ホール (仙台市青葉区桜ヶ丘公園 4-1 )
下記地図参照
入場:先着500名まで(無料)
主催:OECD(経済協力開発機構)
後援:国土交通省、外務省
※仙台市民会館 位置図
開催趣旨
政府は市民の生命や財産を守り、治安を保持し、また、基幹インフラや健全な市場を維持す
るために、重要な役割を果たします。重大リスクのマネジメントは、この20年間にわたり、基
幹インフラが互いに連結しあい、経済的な相互依存が高まるにつれ、ますます困難になってき
ています。このため、責任主体が誰であり、リスク管理者が誰であるのかは、必ずしも明らか
ではありません。重大リスクを効果的にマネジメントすることは、国にとって主軸となる戦略
的投資であり、将来にわたる競争力を強化し、持続可能な経済の成長を遂げるために必要です。
重大リスクに対するレジリエンスを高めるためには、リスクの特定、評価から、予防や緩和、
準備、対応、社会的・財政的回復、復興そして政策改革にいたるリスク管理能力の全サイクル
において、投資を必要としています。国同士や、民間セクター等の主要関係者とこれらの段階
のガバナンスにおいて協力関係を構築することすることは重要です。これによって相互理解の
ための基盤を構築し、重大リスクのガバナンスやマネジメントを絶えず向上させていくことが
できます。
国際的な協力を通じて、リスク・ガバナンスやマネジメントの優良な政策の経験から導かれ
る教訓を導き出すことができます。OECD「重大リスクのガバナンスに関する理事会勧告」は各
国の取り組みを比較し、すべてのレベルの政府における優良事例を特定する枠組みを提供して
います。OECDのハイレベル・リスクフォーラムは、特定された優良事例を踏まえ、政策の手引
きをOECD加盟国・非加盟国に幅広く提案することを目的としています。
都市は人口と経済活動が高度に集積していることから、リスクに多くさらされています。既
成市街地における複雑な都市システムは、基幹インフラのネットワークが遮断された場合、そ
の影響はグローバルサプライチェーンを通じて世界規模に拡大します。また、自然環境もおび
やかされ、政府に対する信頼も失われます。その一方で、都市は、総合的な行政能力、自らの
人的・経済的資源についての理解、市民社会や民間セクターとの連携の経験を活用することに
より、リスク・ガバナンスやマネジメントの能力を高めることができます。都市が自らの能力
を理解し、他都市の優良事例から学ぶことは、自然災害等の事象に対し、経済、社会、環境、
制度面でのレジリエンスの高い都市が実現するために不可欠です。
※OECD「重大リスクのガバナンスに関する理事会勧告」 (2014年5月採択)
http://www.oecd.org/gov/risk/Critical-Risks-Recommendation-Japanese.pdf
議事次第
(2015 年 3 月 16 日 (月))
9:30 – 9:40
開会

9:40 – 10:30
ロルフ・アルター
OECD 公共ガバナンス・地域開発局長
Session 1:複雑なリスクに対するマネジメントに向けた、優れたガバナンス
目的と主な議題
本セッションは、複雑なリスクのマネジメントを強化することが、優れたガバ
ナンスにとっていかに重要であるのかを議論する。政府は防災のための「社会
全体としての取り組み」をどのように効果的に推進することができるか。今後
20 年先に直面するであろうリスクは現在のリスクとどのように異なると政府は
分析しているか。この分析によって公共投資はどうあるべきか。
議長

ロルフ・アルター
OECD 公共ガバナンス・地域開発局長
スピーカー (予定)
 パトリシア・ブラン フランス エコロジー・持続可能な成長・エ
ネルギー省 リスク防止総局長
 廣木謙三 国土交通省 水管理・国土保全局 水資源計画課長
 ロイ・E・ライト 米国連邦緊急事態管理庁 (FEMA) 副長官補(ミティ
ゲーション担当
 サマンサ・チャードオーストラリア 司法省 危機管理政策担当 長
官補佐官
 岩田泰 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)ジェネラル・マ
ネジャー
10:30 – 11:20
Session 2: よりよいリスク・ガバナンスを通じた都市のレジリエンス強化
目的と主な議題
Session 1 の議論を踏まえ、都市がよいリスク・ガバナンスを通じていかにレ
ジリエンスを高めることができるかを議論する。重大リスクに対し、都市は何
をすべきか。都市は、どのように民間セクター、市民社会、学界等の取り組み
を連携させ、レジリエントで暮らしやすい社会を強化できるか。都市は危機に
直面した際、どのようにリスクを伝達し、リーダーシップを発揮できるか。
議長

石井喜三郎
国土交通省国土交通審議官
スピーカー (予定)
 久元喜造 神戸市長
 レジ・テポ セーヌ河川管理機構総局長、フランス・パリ
 ダン・ルイス UN-HABITAT 都市のリスクとレジリエンスに関するプロ
グラム長
 マイケル・ヴェルコビッツ 100 Resilient Cities, ロックフェラー基金
 合場直人 三菱地所株式会社 代表取締役
11:20 – 11:30
閉会

ロルフ・アルター
OECD 公共ガバナンス・地域開発局長
議長のご紹介:
ロルフ・アルター
OECD 公共ガバナンス・地域開発局長
ロルフ・アルターは、経済開発協力機構(OECD)において公共ガバナンス・地域開発局長を務め
る。アルターの率いる 150 人のスタッフは、市民の暮らしやすさや経済の競争性を高めるため
の公共部門の政策改革を目指す。重点分野は、組織改革、リスク・マネジメント、公共部門の
イノベーション、透明性、高潔さ、成果主義の予算制度、規制改革、都市・地域の経済等。ロ
ルフ・アルターのリーダーシップの下、OECD ハイレベル・リスクフォーラムが設立され、政
策決定者や民間・公共部門のトップが、社会経済に対する大規模なショックに対する備えを改
善し連携する場となっている。前職はアンヘル・グリア事務総長の官房長。OECD 着任以前
は、国際金融基金(IMF)エコノミスト。ドイツ財務省に 1981 年より勤務。世界経済フォーラム
のグローバル・アジェンダ委員会委員。ゲッティンゲン大学にて博士号を取得し、ドイツと米
国にても卒業後勤務経験がある。
石井 喜三郎
国土交通省 国土交通審議官
(国土・社会資本整備・北海道開発担当)
石井喜三郎は、国土交通省において国土交通審議官(国土・社会資本整備・北海道開発担当)
を務める。1979 年、東京大学法学部を卒業後、当時の建設省に入省し、住宅政策課長、都市計
画課長、まちづくり推進課長、都市再生機構理事、内閣審議官(TPP 対策担当)等の要職を経
て、前職となる都市局長に、2013 年に就任した。この間、日本の住宅ローンの証券化スキーム
の創設、景観法の策定等に携わる。都市局長在任中は、コンパクトシティの取組を推進する都
市再生特別措置法の改正や、東日本大震災の被災地における防災集団移転促進事業等の復興ま
ちづくり支援の責任者であった。石井はオックスフォード大学への留学経験がある。また、
2007 年から 2009 年の間、東京大学公共政策大学院客員教授を務めた。
OECD(経済協力開発機構)のご紹介
OECD(経済開発協力機構)は,世界各国における経済や人々の暮らしやすさを工向上させるための政
策を促進する国際機関です。34カ国の加盟国から構成され、事務局はパリにあります。委員会活動
は様々な分野で活躍する政府等の専門家によって行われています。
OECDは、政府が連携して経験を共有し、共通の課題に対する解決策を見出すためのフォーラムを提
供しています。OECDは政府と協力し、経済・社会・環境の変革をもたらす要因を追求しています。
また、生産性や、貿易・投資の世界的な潮流を計測しています。
www.oecd.org
OECD 公共ガバナンス・地域開発局のご紹介
新たな経済・社会・財政的な制約下において、政府や関係機関が公共政策の企画立案力を強化でき
るよう、政策手法、データ、専門知識、優良事例等を国際的に収集する先導的機関として活動して
います。
特に以下の点を目指しています。





経済的・社会的な暮らしやすさを向上させるために、公共部門やガバナンスが重要な役
割を果たすこと
政府の戦略的能力を開拓すること
国の役割や、政策手法の選択を見直すこと
公共サービスの企画、提供の効率性・透明性を向上させ、イノベーション、信頼、市民
参加を重視すること
バランスのとれた包括的な成長によって、都市や地域が国のパフォーマンスを最大化さ
せる可能性を高める
www.oecd.org/governance/risk
www.oecd.org/regional
OECD Public Forum - WCDRR
Risk Governance and Resilient Cities
Agenda
16 March 2015 (Monday) - Sendai, Japan
Sendai Civic Auditorium, 9:30-11:30
www.oecd.org/governance/risk
OECD主要出版物発表予定
2014年1月21日 総務
出版日
9日
経済政策改革2015(Going for Growth)
担当部局
邦訳の有無
ブリーフ等予定
経済総局(ECO)
概要部分のみ
なし
2月
メンタルヘルスと仕事:統合レポート
3月
アルコールと健康の経済学
水産業レビュー
15日
Economic Surveys Japan (EDRC対日経
済審査報告書)
雇用労働社会問題局
(ELS)
雇用労働社会問題局
(ELS)
なし
農業貿易局(TAD)
経済総局(ECO)
概要部分のみ
あり
4月
5月
スキル・アウトルック
教育スキル局(EDU)
アフリカ経済アウトルック
開発センター(DEV)
仕事・賃金・格差
国際移民アウトルック
Economic Outlook
6月
Government at a Glance
OECD-FAO 農業アウトルック
3・4日
7月
未定
夏
雇用労働社会問題局
(ELS)
雇用労働社会問題局
(ELS)
経済総局(ECO)
行政管理・地域開発
局(GOV)
農業貿易局(TAD)
低炭素経済への移行のための政策調和
事務総長官房(OSG)
雇用アウトルック
雇用労働社会問題局
(ELS)
図表で見る開発のための貿易
開発協力局(DCD)
開発協力レポート
開発協力局(DCD)
規制アウトルック2015
行政管理・地域開発
局(GOV)
(注)空欄:未定
2014年9月~2015年1月 OECD幹部の訪日
月
9月
10月
OECD次長、IEA等関連機関長
OECD局長
OECD局次長・課長
●9月30日―10月3日
キヴィニエミ事務次長(知識経済に関するグローバルフォー
ラム出席等。)
●9月30日―10月3日
ワイコフ科学技術産業局長(同右)
●9月30日―10月3日
カーブランク科学技術産業局(DSTI)課長及びコレッキア
DSTI課長(同右)
●10月13日-18日
ヴィエガスITF事務局長
(アジア都市のグリーン成長に関する会議、「高齢社会にお
けるレジリエントな年」国際ラウンドテーブル出席等。)
●10月13日-18日
アルター行政管理・地域開発局長(同右)
●10月13-18日
佐谷行政管理・地域開発局課長(同右)
●10月28日-11月1日
コックス環境局次長(第3回東アジア低炭素成長パートナー
シップ対話)
●11月5-7日
ファン・デル・フーフェンIEA事務局長(LNG産消会議等)
●11月15-26日
玉木事務次長(知的財産統計会合出席等。)
●11月16-19日
カプファーラー事務次長訪日(観光統計グローバルフォーラ
ム出席等。)
11月
●11月15-18日
●11月5-7日
シュライヒャー教育・スキル局長(国立教育政策研究所主催 ピアソン雇用労働社会問題局(ELS)次長及びコロンボELS医
シンポジウム出席等。)
療課長(認知症サミット後継イベント)
●11月16-19日
ドュペイラス企業・中小企業・地域開発センター観光課長(第
13回観光統計グローバルフォーラム)
●11月19-21日
●11月18-19日
パジェ人事部長(OECDリクルートミッション)
ファン・デル・フーフェンIEA事務局長(資源エネルギー庁審議 ●11月21-25日
会等)
スカルペッタ雇用労働社会問題局長訪日(ワーキング・ウィメ
ンズ・ネットワークでの講演等。)
●11月19-22日
マグウッドNEA事務局長(関係省庁幹部との意見交換、東北
スクール生徒との意見交換等。)
●11月17-21日
スミス科学技術イノベーション局(DSTI)グローバル・サイエン
ス・フォーラム事務局長
●11月16-24日
下村NEA次長及びガノンピコNEA官房・渉外課長(関係省庁
幹部との意見交換、OECD東北スクール生徒との意見交換)
12月
1月
●1月20-24日
玉木事務次長(金融教育に係るグローバルシンポジウム)
●1月11-16日
●1月11-16日
アルター行政管理・地域開発局長(防災・減災に関する国際
佐谷行政管理・地域開発局課長(同右)
研究のための東京会議出席等)
●1月12日の週
●1月12日の週
コーエン国別審査第三課長及びジョーンズ国別審査局シニ
ペレイラ国別審査局長(EDRC対日審査政策ミッション)
アエコノミスト(EDRC対日審査ミッション)
●1月18-20日
キース雇用労働社会問題局課長(失職者レビュー公表イベ
ント)
●1月29-30日
●1月28-30日
ボンチュリ対外関係局長(SEARP等に関する外務・経産幹部
ボーマー対外関係局東南アジア課長(同右)
との意見交換)
Fly UP