...

一時滞在場所 受入手順書[作成例]

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

一時滞在場所 受入手順書[作成例]
参考資料2
一時滞在場所
受入手順書[作成例]
(原子力災害対策編)
(たたき台)
平成25年8月
原子力災害時の「避難者」受入手順
本手順書は、避難先の市町村における一般的な受入手順を記載しているものであり、避難元の町村と
避難先の市町村がそれぞれの実情に合わせて定めることを基本としていることに留意すること。
第1章
基本的事項
本章は、原子力災害時における避難基準や通報連絡など基本となる事項を中心に示したものである。
1
避難元町村(避難予定人数)
●●町 ●●人
2
避難の判断基準
PAZ(~5km)
UPZ(~30km)
UPZ以遠(30km~)
事故発生
→施設の状態をEALと比較・照合
国は、EALに応じ、必要な住民防護措置の準備・実施を指示
EAL1
例)大地震
①警戒事態
・要援護者の避難準備
(後志管内6弱以上)
EAL2
例)外部電源途絶
EAL3
例)全電源喪失
事
態
の
進
展
②施設敷地緊急事態
・要援護者の避難実施
・住民の避難準備
・屋内退避の準備
③全面緊急事態
・住民の避難の実施
・安定ヨウ素剤の予防服用
・屋内退避の実施
※プラントの状況悪化に応じて段階的に実施
・住民の避難の実施
・安定ヨウ素剤の予防服用
施設外への放射性
物質放出
→放射線モニタリング結果をOILと防護措置と比較・照合
国は、OILに応じ、必要な住民防護措置の準備・実施を指示
OIL1
OIL2
避難
500μSv/h
20μSv/h
一時移転
OIL4
OIL6等
- 1 -
飲食物摂取
制限等
体表面除染
3
通信連絡体制等
原子力規制委員会
北海道(原子力安全対策課)
総合振興局・振興局
事業者(北海道電力)
PAZ3町村
泊村
共和町
岩内町
UPZ10町村
神恵内村・寿都町・蘭越町・
ニセコ町・倶知安町・積丹町
・古平町・仁木町・余市町・
赤井川村
避難先の市町村
道内市町村
・・・警戒事態
特定事象に至っていないが、その可能性のある事故・故障等
・・・施設敷地緊急事態 及び 全面緊急事態
原子力災害対策特別措置法10条に基づく通報
原子力緊急事態宣言
及び
・・・一時滞在場所開設依頼
■通報連絡方法
①PAZ・UPZの町村
・ 道(原子力安全対策課)は、専用回線電話及びファクシミリにより連絡。
②避難先となる市町村等
・ 道(原子力安全対策課)は、対象市町村へ電子メールで一斉送信するとともに、電子メールに
より着信確認。
・ 避難元の町村は、特定事象発生の段階で、避難先市町村に一時滞在場所開設の準備について、
一般回線や防災行政無線により連絡
③ 13町村以外の道内市町村
・ 総合振興局・振興局は、当該管内市町村へ電子メールで一斉送信するとともに、総合振興局・振
興局において、電子メールにより着信確認。
- 2 -
第2章
避難の受入方法
本章は、避難元となる町村が避難の指示を受けた場合の避難先の市町村の対応を中心に示したものである。
なお、一時滞在場所の運営は、基本的に避難元町村が行うものであり、避難元町村の職員の体制が整うま
での間の方法を示したものである。
1
避難先、一時滞在場所等
<避難の仕組み>
②案内
予備の施設
一時滞在場所内で宿泊できない場合
避難所
集合場所
一時滞在場所
②案内
避難所
①避難者の把握(安否確認、被災者登録など)
②避難所への案内(ホテル等の割り当て)
家
②案内
避難所
③即時に避難所へ入れない場合の数日間の宿泊場所
④事故の状況などの情報提供場所
⑤自主避難(避難所以外の避難者)した場合の連絡先
⑤避難の連絡
自主避難先
(親戚宅等)
家
[避難先]
No
ホテル・旅館名
●●
住
所
●●
連
絡
先
連
絡
先
●●
[一時滞在場所]
施
設
名
●●
住
所
●●
●●
[駐車場]※一時滞在場所では不十分な場合:一時滞在場所までは「バス」によるピストン輸送
施
設
名
●●
住
所
●●
連
絡
先
連
絡
先
●●
[予備の施設:予備的に用意しておく公共施設(近隣施設)]
施
●●
設
名
住
所
●●
●●
- 3 -
2
受入(配備)体制
※
一時滞在場所については、地震等の際の避難先となっていることから、避難先市町村の避難所運営
マニュアル等に定める避難者で構成する活動班等を基本に、避難先市町村職員が各班を運営するイメ
ージで記載しておりますので、避難先市町村の実情に応じて受入体制を決めてください。
なお、原子力災害時の避難所は、ホテル・旅館としており、一時滞在場所は、避難所に即時入室で
きない場合に長くて数日間の避難生活をする場所であり、基本的に長期化に対応する体制を整備する
必要はありません。
避難元町村
災害対策本部
一時滞在場所(初期段階)
依頼・調整
避難先市町村
避難者受入本部
総務班
①避難者受入本部との連絡調整
②一時滞在場所のレイアウト作成、管理・維持
③総合窓口
管理班
①避難者名簿の作成(避難元町村様式)
②避難所(ホテル・旅館)への案内
(空き状況の把握と案内)
誘導班
①一時滞在場所周辺の交通整理、誘導
②駐車場が離れている場合のバス輸送調整
1 開設準備
(1)通報・連絡
ア 避難元の町村は、原子力災害対策特別措置法第10条に基づく通報を受けた場合には、避難先とな
る市町村に対し、一時滞在場所の開設準備について依頼するものとする。
イ 依頼を受けた避難先の市町村は、あらかじめ定める一時滞在場所の施設管理者に対し、一時滞在
場所の開設を依頼するとともに、一時滞在場所に担当職員を派遣する。
(避難先において、地震等の影響があった場合)
施設管理者は、速やかに施設の安全確認を行い、一時滞在場所として使用することができるかど
うかを判断するものとし、使用できない場合には、(避難先市町村)●●本部に連絡するものとす
る。
連絡を受けた(避難先市町村)●●本部では、近隣の公共施設の開設を準備するとともに、避難
元町村にその旨連絡するものとする。
(2)設営
総務班(仮称)は、あらかじめ定めたレイアウトのとおり設営を行う。
※駐車場が離れている場合には、一時滞在場所までの輸送のためのバスを手配する。
(3)避難所の空き状況の確認
管理班(仮称)は、あらかじめ定めた避難所(ホテル・旅館)に対し、原子力災害が発生した旨及
び避難者の受入に関し説明し、ホテル・旅館の空き状況を確認する。
- 4 -
2 受入方法(避難が決定した場合)
(1)管理班(仮称)は、避難者の受付を行い、避難者名簿(避難元町村が指定する様式)を作成するも
のとする。
(2)また、自主避難(例えば、親戚宅)した住民から、避難した旨の連絡があった場合にも、同様の処
理をする
(3)受付を完了した避難者は、空いているホテル・旅館を指定し案内することとし、ホテル・旅館ごと
に避難者名簿を管理する。
(4)空いているホテル・旅館が無くなった場合には、当面、一時滞在場所内に設置した宿泊(休憩)場
所に案内し、ホテル・旅館の空き状況をに応じて、避難所へ案内することとする。
(5)なお、一時滞在場所の宿泊場所がいっぱいになった場合には、あらかじめ定めた近隣の公共施設を
開設するものとし、避難元町村の災害対策本部を経由して、北海道災害対策本部へその旨連絡するも
のとする。
(6)誘導班は、一時滞在場所へ速やかに移動ができるよう、一時滞在場所周辺の誘導を行うものとする。
<一時滞在場所と駐車場が離れている場合>
(7)誘導班は、一時滞在場所へ速やかに移動ができるよう、駐車場と一時滞在場所を往復するバスの運
行を管理するものとする。
3
3
引き継ぎ
避難先町村は、可能な限り速やかに一時滞在場所に運営を行うための職員を派遣するものし、体制が
整った段階で、速やかに事務を引き継ぐとともに、一時滞在場所が閉鎖するまでの間、避難元町村の支
援に努めるものとする。
一時滞在場所のレイアウト
各施設に応じて、次のようなスペースを確保する。
①受付場所
②救護スペース
⑥宿泊(休憩)スペース
③授乳スペース
など
- 5 -
④喫煙所
⑤仮設トイレ
<参考>
一時滞在場所の受入(配備)体制例
一時滞在場所
避難元町村
災害対策本部
総務班
①避難者受入本部との連絡調整
②一時滞在場所のレイアウト作成、管理・維持
③総合窓口
管理班
①避難者名簿の作成(避難元町村様式)
②避難所(ホテル・旅館)への案内
(空き状況の把握と案内)
広報班
①災害情報等の提供
②問い合わせ対応
救護班
①負傷者、病人の救護
食料・物資班
①食料等の配給
②食料等の管理、要請
衛生班
①トイレに関する対応
②ゴミに関する対応
誘導班
①一時滞在場所所周辺の交通整理、誘導
②駐車場が離れている場合のバス輸送調整
- 6 -
Fly UP