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平成27年度事業計画書 - 一般社団法人 日本ケーブルテレビ連盟

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平成27年度事業計画書 - 一般社団法人 日本ケーブルテレビ連盟
平成 27 年度事業計画
1.わが国及び世界を取り巻く情勢:
平成 26 年度の世界経済は、地域ごとにリスク材料を抱えた展開となった。世界の牽
引役として期待される米国経済の足取りはしっかりとしてきており、労働市場の需給
も改善してきている。そのため、平成 20 年に起きた金融危機からの 6 年間、3 度にわ
たり続いた大量の資金を市場に流す未曾有の金融緩和策も平成 26 年 10 月末で終了し
た。今後は、巨額の資金が市中に出回っている状況から脱却する「出口戦略」が注目
されており、特に景気活性化を目的に継続している「ゼロ金利政策」の解除が焦点に
なる。低迷が続く欧州については、経済の牽引役であったドイツの経済減速が明らか
になり、欧州全体のデフレ懸念が高まっている。低成長、物価低迷、高水準の債務、
高失業率といった、日本が経験したような「失われた 10 年」になることも懸念されて
おり、今後の欧州の景気回復には相当な時間を要するものと考えられている。中国経
済は、一連の景気下支え策にも拘わらず成長が鈍化しており、アジア全体でも緩やか
な景気回復にとどまっている。また、新たな波乱要因として原油価格の急落があげら
れる。平成 26 年中頃より原油価格は下降線をたどっていたが、10 月頃より急落する事
態となっており、世界経済に与える影響については注視していく必要がある。
一方で、わが国の経済は引き続き「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間
投資を喚起する成長戦略」の「三本の矢」が一体的に推進されている。また、2014 年
4 月には消費税率が 8%に引き上げられ、平成 27 年 10 月には 10%への引き上げも予定さ
れていた。しかし、2014 年 11 月に発表された実質国内総生産(GDP)の速報値は、
事前のプラス成長予想に反して、2 期連続のマイナス成長となってしまった。この要因
には、雇用の拡大と名目賃金の上昇が確認されてはいたが、個人消費が低迷、企業の
在庫の取り崩しが進み、さらに民間設備投資も減少したことにより、増税のインパク
トが想定以上に大きかったことがあげられる。マイナス成長が明らかになったことで、
10%への引き上げ時期を平成 29 年 4 月に変更し、衆院の解散、12 月 14 日総選挙と続い
た。その結果、前評判通り与党が 3 分の 2 以上の議席を確保する圧勝となり、アベノ
ミクスが信任されるかたちとなった。今後の第三次安倍内閣では、引き続きデフレ脱
却、円安対応などの経済対策が進められていくが、日本経済は停滞局面に入ったとの
見方もあり、予断を許さない状況となっている。
ところで、円安は大手輸出企業にとっては業績の牽引材料になるが、燃料や輸入原
材料の価格上昇が地方にある内需型の中小企業にとっては大きな負担となる。更に、
食料品等の価格上昇にも繋がり、家計の負担も増える。人口減少や高齢化の進行など、
円安以外の課題も多く、地方経済の疲弊は実に深刻化しかねない。しかしながら、日
本全体の経済底上げのためには、地方経済の活性化は不可欠であり、継続的な経済対
策により、地方経済が好転することを期待したい。
1
2.ケーブル業界を取り巻く情勢:
少子・高齢化、労働人口の減少、単独世帯の増加が進む中、世帯収入は停滞し、所
得格差の拡大が進んでいる。このような状況の下で、消費スタイルは、商品・サービ
スの選別傾向を強めており、非正規雇用者数の増加や物価上昇を加味した実質賃金の
減少が続いていることで、今後の消費に更なる悪影響を与える可能性も懸念されてい
る。一方、政府による企業への賃上げ要請に対しては、企業側が総じて積極的に取り
組む姿勢も示しており、今後の賃金増による消費拡大、更には企業の生産活動の活発
化も期待したいところである。情報通信関連サービス分野については、光ファイバー
を中心とした固定ブロードバンドサービスの成長が鈍化する一方で、高速の無線通信
サービスを前面に押し出したスマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末が
急速に普及してきている。また、NTT 東日本と西日本は、光回線のサービス卸「光コ
ラボレーションモデル」の提供を開始した。NTT ドコモは、当サービスを活用して携
帯電話と固定回線のセット割「ドコモ光パック」を平成 27 年 3 月 1 日からサービス提
供を開始し、ソフトバンクモバイルも同様なサービス提供を開始した。その他にもス
マートフォンと光ファイバー、映像サービスがセットで、安価に多様な事業者から提
供されることが想定され、業界の壁を越えた競争が激化することが予想される。
その他にもテレビに接続すれば放送や動画配信サービスなどの映像サービスが視聴
できる端末や、多チャンネル事業者以外の事業者による映像サービスの提供などが活
発化しており、様々なレイヤーにおける競争が本格化している。平成 27 年度には日本
放送協会(NHK)及び在京の民放キー局がインターネット経由での放送に取り組んで
いくことを発表しており、急速に放送と通信の垣根がなくなりつつある。その他海外
勢を含めた新たな動画配信サービスもあり、生活者の映像サービスの選択肢は益々多
様化し、ケーブル業界は昨年以上の大競争に直面するものと見られる。
上記の環境変化に対応して、業界の強みである地域密着によるサービス提供は個々
の事業者が今後も継続して強化する必要があるが、個々の事業者による独自展開だけ
では競争を勝ち抜くことが難しい状況になりつつあり、総務省の「検討会」でもその
必要性が確認された業界横断的な「ケーブル・プラットフォーム」の早期実現が重要
課題となっている。平成 25 年 11 月には日本デジタル配信(株)及びジャパンケーブル
キャスト(株)の 2 社が総務省に有料放送管理事業者として届出を行い、プラットフォ
ーム事業者としての諸機能を担う形となっている。今後、既に実施している IP-VOD
に加え IP リニア放送、監視システムや公的個人認証を含めた業界 ID 連携等の実現を
積極的に検討し、推進していく必要がある。また、無線端末の急速な普及に伴い、当
業界としては MVNO(Mobile Virtual Network Operator)
、地域 BWA(Broadband
Wireless Access)や Wi-Fi などの高速無線通信に積極的に取り組み、有線から無線ま
でシームレスに利用できる競争力のあるサービスを提供していくことが必要不可欠な
状況となっている。
2
オールジャパンベースで展開されている 4K/8K やハイブリッドキャストについて
はロードマップに沿って積極的に取り組んでいく必要がある。平成 26 年 6 月に開始し
た 4K 試験放送を皮切りに、平成 27 年の 4K 実用放送開始、平成 28 年のリオ・オリン
ピックでの 8K に向けた実験的取り組み開始、平成 32 年の東京オリンピックでの 8K
本放送など当業界の発展にとって重要な課題であり、積極的に取り組むこととしてい
る。
平成 27 年はケーブル誕生 60 周年に当たるが、未曽有の競争に直面している当業界
としては、上述の諸施策を確実、迅速に実施することにより業界力を一層強化してい
くこととしたい。
3.連盟としての取組み基本方針:
上記の情勢を勘案し、各事業会社が個社で取組むよりも業界全体として活動する方
が効率的・効果的な案件及び、業界としての社会的役割の遂行を担う案件等を中心に
取組み、業界の持続的発展に貢献していくものとする。取組むべき事項及び、その内
の重点実施事項は次の通りとする。
(1)ケーブル業界の競争力強化への取組み:
1)新サービスの推進及び業界連携の強化(重点実施事項)
2)コンテンツ流通の定着・発展(重点実施事項)
3) 無線の利活用促進を含めたネットワークやサービスなどの高度化(重点実施事項)
4)日本ケーブルラボとの連携強化
5)CATV技術協会、衛星放送協会等、関係団体との連携強化
(2)業界としての社会的役割の遂行、信用力の向上に向けた取組み:
1)コンプライアンス遵守による信用力の向上(重点実施事項)
2)著作権等適正な権利処理の徹底(重点実施事項)
3)安心・安全な通信制度の整備・推進
4)偽造・改ざん B-CAS カードへの対策
5)デジアナ変換終了に向けた社会的役割の遂行
(3)業界の利益確保・プレゼンス向上に向けた取組み:
1)情勢分析力・対外発信力の強化
2)ケーブルコンベンションの開催
3)ケーブルアワード・ベストプロモーション大賞の実施
4)政党、行政官庁への渉外活動の実施
5)マスメディアへの情報提供活動の実施
(4)本部体制強化への取組み:
3
4.具体的取組み事項:
具体的取組み事項は次の通りとする。
(1)ケーブル業界の競争力強化への取組み:
1)新サービスの推進及び業界連携の強化(重点実施事項)
地域に根差したメディアとして、地域とともに発展してきたケーブルテレビ各社
は、有線テレビジョン放送事業者としての位置づけのもと、効率的かつ機動的に事
業展開していく為に、各個社が自社構築するシステムでサービス運用していくこと
で大きな問題は生じなかった。
しかしながら、昨今の技術の進展に下支えされた競争の激化とライフスタイルの
変化により、業界を取り巻く環境は日を追うごとに厳しくなってきている。スマー
トフォン、タブレット端末の爆発的な普及も手伝い、各種サービスの IP 化の進展や
クラウドの活用機運が高まり、さらに、2020 年の東京五輪開催に向けた世界最先端
の IT 国家創造宣言では、超高精細な映像技術(4K・8K)による放送サービスの世
界に先駆けた実現、番号制度を活用した「便利なくらし」社会の実現が述べられて
いる。
ケーブルテレビ業界としては、これらの新しいサービスに対応していくことが求
められているが、そのためには多額の資金と技術開発力が必要となり、従来の個社
での対応では難しい。ケーブルテレビ事業の更なる発展のためには、共通化が可能
な業務について、「プラットフォーム」に集約することにより、効率的かつ迅速に、
新たなニーズに対応するサービスの導入を図る体制を整備することが不可欠である。
連盟では、平成 24 年度に「放送関連検討特別委員会」傘下に、「プラットフォー
ム推進検討部会」を設立し、業界共通基盤となるプラットフォームに関する議論を
行ってきたが、同じく平成 24 年 11 月に総務省で設立された、
「放送サービスの高度
化に関する検討会」傘下の「ケーブル・プラットフォーム WG」にて議論され、平
成 25 年 5 月 31 日に最終取り纏めが提出された。この結果を踏まえ、平成 25 年度よ
り同部会を「放送関連検討特別委員会」傘下の部会としての位置付けから独立させ、
「新サービス・プラットフォーム推進特別委員会」を設立した。更に、同委員会の
傘下に「ケーブル・プラットフォーム推進 WG」
、
「ID 連携利活用 WG」、
「4K/8K 推
進 WG」
、
「無線利活用 WG」
、
「人財育成推進部会」を設置し、きめ細かい進捗管理
と確実に実行できる体制を構築し、平成 26 年において各々のテーマに沿って活動を
推進した。
平成 27 年度は、一部改組された(※注)委員会及び WG の基に、業界に必要不可
欠なプラットフォーム構築の実現に向けて、取り組んで行く。
(※注:
「4K/8K 推進 WG」
、
「無線利活用 WG」、
「人財育成推進部会」は各々「WG」
、
「部会」より「委員会」に改組された、
)
4
①
新サービス・プラットフォーム推進特別委員会
(ア)ケーブル・プラットフォーム推進 WG
平成 25 年 11 月に、日本デジタル配信(株)及びジャパンケーブルキャスト
(株)の 2 社が総務省に放送法上の有料放送管理事業者の届出を行い、ケー
ブル・プラットフォーム事業者と位置づけられたことから各々が公表して
いる業務の実施方針の内容に対し、適切な進捗が行われているかを検証し、
業界プラットフォームの実現に向けた活動を推進していく。
(イ)ID 連携利活用 WG
業界連携の要となる、ID 連携基盤の構築を検討、推進していく。更に本
WG の傘下には、ID 連携を活かした、業界のヘルスケアのあり方について
検討していく「ヘルスケア SWG」と、マイナンバーの導入を視野に入れた
ケーブルテレビにおける公的個人認証の実証事業に関する「公的個人認証
実証事業タスクチーム」を設置し、業界外との連携についても具体的に検
討を進めていく。
4K/8K 推進委員会
②
平成 27 年のケーブルテレビ業界での 4K 実用放送開始を目指すととともに、
業界内での 4K 放送の推進、更に 8K 放送の対応についても検討していく。
③
無線利活用委員会
業界における無線戦略の立案、推進をしていく上で、各社での MVNO、地域
BWA、Wi-Fi の事業化を推進していく。具体的な取り組み内容については、後
述の「3)無線の利活用促進を含めたネットワークやサービスなどの高度化」
の通り。
④
人財育成推進委員会
業界力向上につながる人財育成のために、平成 26 年に実施した幹部候補生を
対象とした次世代リーダー育成塾や、一日講座といった研修の継続とともに、
現場社員向けの研修、業界内各社間の人財交流についても新たに実施していく。
2)コンテンツ流通の定着・発展(重点実施事項)
コンテンツ特別委員会およびコンテンツ・ラボでは、平成 27 年度のミッション
としてケーブル局の制作する地域コンテンツの推進をケーブルテレビ各社の差別
化戦略とすべく、ア)質の向上、イ)認知向上、ウ)経済効果に対する戦略を立案
実践する。また、特に 4K の制作への対応として、制作や素材受け渡しなどの環境
5
面の強化を推進する。
① AJCーCMS
有料での本サービス開始から 2 ヶ年が経過し、B2B での利用においては、番組
流通のネットワーク化による利便性と経済性の向上という当初求められていた要
求に応えることが出来る段階に至っている。
また、B2B で流通する豊富なコンテンツを業務量の追加負担なく B2C へと展開
し、地域コンテンツへの接触機会の創出を行い、オールケーブルとしてのブラン
ドの認知とその向上を図るべく、
「じもテレ」サイトの立ち上げを実施した。今後、
内容の充実によるサイトへの来訪、視聴の増加を実現し、広告獲得、番組有料配
信での収益モデルの試行にも着手したい。
AJCーCMS は、「じもテレ」へのポータル機能に加え、他のプラットフォーム
との連携のポータル機能も有しており、連携先を増やしていく。
更には、IP でのコンテンツ配信での著作権処理の楽曲報告機能を担わせること
及び、ケーブル局の 4K 制作に伴う素材等の流通などの高度化を 27 年度の重要課
題として取り組み、そのための原資としての料金の見直しを行う。
②
番組制作
番組制作プロジェクト「けーぶるにっぽん」の 4K での制作を継続するとともに、
各地の自然映像を中心とした 4K 素材の制作・蓄積を推進し、コミュニティチャン
ネルへの供給と 27 年から開始する 4K 実用放送での利用が可能となるよう、4K で
の制作を加速させ、コンテンツの蓄積と共用を推進する。
③
番組アワードと各種研修会
昨年で 40 回を迎えた歴史ある番組アワードは、開催時期と内容の見直しを行う
予定である。アワードの評価基準として、従来の作品の「質」に加えて、
「地域密
着度」などの多様な基準を取り入れた賞の検討を行う。また、ケーブルコンテン
ツの認知向上と制作関係者の意欲向上を図るべく、コンクールとセミナー、及び
作品紹介(上映)を一体的に行う「コンテンツ・フェスティバル」として実施す
る。
また、ケーブルコンテンツを幅広く紹介し、話題作りと収益モデル化、更に参
加各局の活動基盤たる地域の活性化寄与を目標に、海外への各種展開も継続する
ものとする。
④ 4K 番組制作、IP 化などへのバックアップ体制
4K 実用放送開始に向けて、カメラや編集機器に関する情報の収集や発信に止ま
6
らず、IP 放送での実施の場合の著作権委員会との連携による著作権処理や 4K 番
組でのアプリや SNS 連動などを検討する。また前述のように AJC-CMS の機能向
上により 4K においても番組や素材の交換を可能とする。
3)無線の利活用促進を含めたネットワークやサービスなどの高度化(重点実施事項)
有線と無線の融合をはじめとするネットワークの高度化に関する技術検討につ
いては、内外の部会・委員会活動を通じて、課題の整理・解決に向けた検討を行
っている。特に、MVNO および地域 BWA については連盟が参入希望事業者を取
り纏めて事業計画の策定および導入を推進した。平成 27 年度においても、無線技
術の利活用やネットワークの高度化施策をさらに推進していく。
① ケーブルテレビの無線サービスへの取り組み
無線技術の進展による無線の高速化とスマートフォンの急速な普及の中、ケー
ブルテレビを取り巻く競争環境は大きく変化し、有線サービスと無線サービスの
パッケージサービスが競争上の基本サービスに変わりつつある。
この競争環境下、有線しか持たないケーブルテレビ事業者が勝ち残るためには、
無線サービスを自らのサービスとして提供することが必要となってきているが、
無線サービスの事業化には、大手通信事業者との交渉含め、ケーブルテレビ各社
がバラバラに個別で対応していたのでは時間がかかり、また、各社単位での加入
規模では経済条件も悪くなり、競争に耐えうる無線サービスの事業化は困難とな
ってしまう。そこで、上段のプラットフォームの取り組みの一環として、業界一
体となった無線戦略構築と無線事業化を推進していくため、
「無線利活用 WG」を
設置した(その後、同 WG は「無線利活用委員会」に変更。以下、
「無線利活用委
員会」で統一)
。同委員会では、ケーブルテレビの強みである「有線へのオフロー
ド」、
「顧客サポート力」
、
「自治体・地域との連携」を活かし、「MVNO 事業によ
るスマートフォンサービスの提供」と「地域 BWA 帯域の利活用」および「Wi-Fi
構築推進」を、無線戦略の三本柱として位置づけ、喫緊の課題として重点的に取
り組むこととしている。
② 地域 BWA
総務省において 2.5GHz 帯の BWA 高度化に向けた検討が進められた結果、地
域 BWA バンドにおいても WiMAX だけでなく AXGP や WiMAX Release2.1AE
という TD-LTE 互換の方式の利用が可能となった。
また、地域 BWA 制度の在り方等については総務省の電波政策ビジョン懇談会
で検討され、当面は従来通り地域の福祉目的で、自治体の同意のもとに全国事業
者以外のものが事業を行うべきとされた。ただし、相当の期間を経てもなお電波
7
の有効活用が実現しない地域については、全国事業者への免許付与の可能性が残
されていることから、ケーブルテレビ事業者としては、この貴重な電波帯域を有
効利用すべく、早期に多くの地域での免許取得および事業化を促進する必要があ
る。
このため、連盟では新サービス・プラットフォーム推進特別委員会のもとに「無
線利活用委員会」を設け、地域 BWA 事業の導入に関する全国説明会を開催すると
ともに、連盟が中心となり、地域 BWA 用の共通コア設備の運用、基地局設備およ
び端末の一括調達などを行うことにより、ケーブルテレビ事業者が地域 BWA 事業
に参入しやすくなる環境を整備している。
新規参入事業者の多くが平成 27 年度内の事業開始を見込んでいることから、引
き続き事業化に向け、無線利活用委員会が中心となり、円滑な免許取得や設備調
達を促進し、ケーブルテレビ事業者による地域 BWA 事業の普及を図っていく。
③ 次世代ネットワーク
平成 26 年 8 月に総務省の情報通信審議会の放送システム委員会のもとに「ケー
ブルテレビ UHDTV 作業班」が設置され、ケーブルテレビにおける超高精細度テ
レビジョン伝送方式の規格化が行われた。これにより平成 27 年度からはケーブル
テレビにおいて、従来の 64/256QAM に加えて、J.382(DVB-C2)や J.183(複
数搬送波伝送)を用いた超高精細度テレビジョンの実用放送が可能となった。
平成 27 年度については、これらの新技術方式の製品化動向や衛星等による
4K/8K 放送の進展状況等を見極めつつ、4K/8K ロードマップに示されたケーブル
テレビでの 4K 実用放送開始を実現する。
また、
「次世代放送推進フォーラム」への参加を通じて、4K/8K 放送の運用規定
策定状況等を把握し、ケーブル再放送に向けた技術検討を進める。
④ 安全信頼性の向上
ネットワークの高度化が進むにつれ、重要インフラとしてより高い安全信頼性
がケーブルテレビに期待されている。連盟では、平成 25 年度に全国で重大事故が
多発したことを受け、事業者へのさらなる注意喚起を行うとともに、技術委員会
内に安全信頼性向上 WG を設置して具体的な事故防止施策の徹底を図った。この
結果、平成 26 年度の重大事故は大幅に減少した。
但し、安全信頼性の向上は単年度の成果のみで判断すべきではなく、継続的な
努力が必要である。平成 27 年度については平成 26 年度に構築した「ケーブル運
用情報共有システム」の利用促進および定着を図り、重要インフラとしての社会
的責任を果たすべく引き続き尽力していく。
8
4)日本ケーブルラボとの連携強化
一般社団法人日本ケーブルラボでは、ケーブルテレビにおける 4K 放送等に対
応するため、平成 26 年 9 月に「第三世代 STB」のガイドライン及び運用仕様の策
定を完了した。一方、4K のケーブル伝送規格については総務省のケーブルテレビ
UHDTV 作業班において検討が進められ、平成 27 年 3 月には技術基準が確定した。
4K 実用放送の開始にあたっては、ケーブルラボが策定した第三世代 STB の製
品化及び普及に加え、今後予定されている BS/CS による 4K/8K 放送に導入される
新たな CAS や多重化方式への対応が必要となる。
ケーブルラボでは 4K/8K 時代の新たな CAS 等に関する検討を開始しており、
当連盟は事業者視点でケーブルラボと連携し、円滑な 4K 放送の開始と普及に向け
た検討を行っていく。
更に、米国で大きな流れになりつつある伝送路や宅内における IP 技術の更なる
活用について、ケーブルラボで検討を進めているレジデンシャル・ゲートウェイ
(RGW)などの検討に参画し、技術委員会等を通じ、最新の情報を会員と共有し
ていくとともに、会員各社の事業計画の検討に役立つ指針作りや、技術サポート
を行っていく。
5)CATV技術協会、衛星放送協会等、関係団体との連携強化
ケーブル業界を取り巻く競争の激化を踏まえ、ケーブル事業者が直面する課題
や要望等について、一般社団法人日本CATV技術協会や一般社団法人衛星放送
協会等、関係諸団体と、各種会議体やケーブルコンベンションの共同開催等を通
じて、積極的に意見や情報の交換を行い、ケーブル事業に係る関係者の総力を挙
げて、コスト競争力の強化による既存事業の拡大や魅力あるサービスの開発、投
入を図っていく。
(2)業界としての社会的役割の遂行、信用力の向上に向けた取組み:
1)コンプライアンス遵守による信用力の向上(重点実施事項)
平成 26 年度は、国民生活センターに寄せられる電気通信事業関連の苦情相談件
数削減への対策として大きな分岐点となった。具体的には平成 25 年度に総務省が
策定した「CSイニシアティブ」を発展させた「消費者保護ルールの見直し」に
関する施策が、平成 26 年度策定の「2020 年代に向けた情報通信政策の在り方」に
盛り込まれることとなり、いよいよ平成 27 年度には電気通信事業法及び放送法に
“クーリングオフと同等”のルールが制度化されることが確定的となった。これ
に向けて業界では、現行の「消費者保護ルールに関する自主基準及びガイドライ
ン」の全面改訂を行い、全国説明会を実施して周知徹底を行う。
9
なお、法改正実施後の実施状況把握に備え、連盟事務局に寄せられる苦情・相
談の件数及び項目について蓄積する体制を構築する。
また、MVNO 事業への参入に備え、苦情・相談体制構築に着手すると共に、他
事業者の参入による不公正営業の増加に備え、不公正営業是正へのプロセスを構
築する。
2)著作権等適正な権利処理の徹底(重点実施事項)
平成 26 年度は、IP 等通信系サービスに関する契約ルールに関し、自主制作した
コミュニティチャンネルの放送番組の自社のホームページでのストリーミング配
信や、様々な端末での視聴を想定したマルチスクリーン対応について、関係権利
者団体と合意した。これらの動きは、4K 放送、IP-リニア放送等の新サービスや「じ
もテレ」による BtoC サービス等、連盟の重点実施事項である業界プラットフォー
ム構想の実現に欠かせない必須要件であり、連盟による権利処理の集中管理に向
けて舵を切った大きな成果と言える。
平成 27 年度は上記の合意を具体的に運用させるための体制構築が最重要課題と
なる。具体的には、著作権等管理事業者としての登録に向けて、会員事業者の送
信可能化権に関する信託契約の締結、使用料規程の策定等、実運用に向けての課
題の解決を行う。
また、平成 27 年度から実用放送開始となる 4K 放送に伴う権利処理の契約ルー
ルの策定を行う。特に 4K の IP 放送については何らルール化されていないため重
要課題となる。
次に、新たに設置した著作権ハンドブック WG により「著作権ハンドブック」
を 15 年ぶりに全面改訂し、放送・通信融合時代の新たな権利処理を会員事業者に
周知するツールを作成する。一方、権利処理実態 WG での活動を通じ、ケーブル
テレビ事業における著作権使用料の在り方を“見える化‘する。
なお、放送番組の適切な保存を実施するため「公的番組記録保存所」を設置し
て会員事業者による放送番組のアーカイブ化を促進する。
3)安心・安全な通信制度の整備・推進
ブロードバンドの普及に伴い、ネットワークを介して各種の有害情報が流通す
るリスクが高まっていることを受け、平成 26 年度に引き続き、有害情報やインタ
ーネットを介したトラブル・犯罪から青少年を守るための対策をはじめ、各種違
法・有害情報等への対応、情報セキュリティ対策等の検討および情報収集を進め
ていく。
安心・安全な通信制度の整備・推進には、通信の秘密や表現の自由を守る視点
からの調整が必要となるが、外部諸団体活動への参加および連携を通じて知見の
10
集約を行ない、JCTA 会員事業者における情報共有と取組みを強化することで、安
全・安心な情報通信社会の実現を目指し、以って利用者からの信頼を得るための
活動を推進する。
また内閣府情報セキュリティセンターが主管する重要インフラ活動は、平成 25
年 4 月に正構成員として参画し、幹事会および各種 WG 並びにケーブルテレビ
CEPTOAR を含めた 13 分野 18CEPTOAR の重要インフラ事業者、各所轄省庁
関係機関による分野横断的演習への参加等、知見蓄積に向けた取組みを進めて
いる。
平成 27 年度は参加事業者の拡大を進めることで、国民生活に不可欠な社会イン
フラとしての責務を果たすべく取組みを推進し、かつ深化させていく。
4)偽造・改ざん B-CAS カードへの対策
㈱ビーキャス・コンディショナル・アクセス・システムズ(以下 B-CAS 社)に
よる取り締まり対策では、警察・司法当局との協力のもと、国内での販売者、使
用者の逮捕に加え、26 年度には海外(台湾)で販売者が国際手配により逮捕、輸
入差し止め請求に基づく税関での輸入カード押収等、国際的な対応も開始された。
ネット上の監視であるサイバーパトロールも併せ実施され、大規模な販売行為は
目につかなくなってきている。しかしながら、スパムメール等で勧誘メールが送
られている状況は続いており、引き続き撲滅に向けての活動が求められている。
連盟では、B-CAS カードのデータ改ざん・偽造問題について、B-CAS 社と協力
体制を維持、取組状況・対策についての情報提供を受け、B-CAS カード検討委員
会を通じて、会員事業者への状況の共有と注意喚起を実施する。
5)デジアナ変換終了に向けた社会的役割の遂行
平成 26 年度は、放送関連検討特別委員会デジアナ変換終了対策 WG が総務省
と連携して、デジアナ変換サービスの円滑な終了に取組んだ。
正会員オペレータの協力により、受信実態調査を 2 回実施して調査結果を分析、
周知広報の各種強化策を検討立案、関係各機関と協議調整して、スポット CM・
共通チラシ改定版の制作、画面告知スーパー表示の常時化、デジアナ放送画面を
一定時間ブルーバック画面に切り換えて終了を周知するブルーバック告知等を実
施した。これらの周知広報強化策により、大半のケーブルテレビ事業者がデジア
ナ変換サービスを平成 27 年 3 月 31 日までに円滑に終了させるべく取組んでいる。
なお、平成 27 年 3 月 26 日から 4 月 12 日にかけて統一知事選が実施されること
になり、総務省から示された指針により、選挙が実施される 10 道県のケーブルテ
レビ事業者は、政見経歴放送に配慮して 4 月末までに終了させることも可能とな
り、10 道県の一部ケーブルテレビ事業者では 4 月末までに終了させることなった。
11
平成 27 年度においては、これらのケーブルテレビ事業者をサポートし、デジア
ナ変換の完全終了を目指す。
(3)業界の利益確保・プレゼンス向上に向けた取組み:
1)情勢分析力・対外発信力の強化
①
調査機能の強化
業界を取り巻く社会面、経済面、技術・サービス面等、様々な環境が日々刻々
と激変する中、業界全体、および業界各社が持続的成長を実現するためには、業
界の内部分析、市場や政策の定点観測や関連市場動向の調査・分析等の機能をこ
れまで以上に高める必要がある。この調査・分析結果に基づき、業界全体の戦略
策定、対外リエゾン活動等を行い、いわゆる業界としての「情報武装」を強化・
推進、ひいては「業界力」そのものの向上に繋げる。
②
会員情報システム「スマイル」のデータ取得の改革・アウトプットの充実
26 年度は SMILE データの有効性を高め活用できるデータベースにする為、デ
ータ精度向上の取組に加え、新たに売上高内訳(放送、通信)を必須データとし
て収集を始めた。併せて、正会員オペレータ入力担当者負担軽減のために、①総
務省報告数値をそのまま使えるようにする、②入力頻度を四半期毎から年毎に変
え入力負荷を下げ確実に入力して頂く(入力率向上となる)仕組みとした。加え
て、集計結果の正会員オペレータへのフィードバックを開始した。
27 年度は、引き続き入力データの精度を維持しつつ、収集したデータを活用
し、ケーブルテレビ業界分析(規模別、地域別、サービス別等)等、会員事業者
の経営方針策定に有用な報告に取りまとめ提供する。
③
外部関係団体への参画、情報収集、意見表明
ケーブル事業者の事業領域の拡大や、ケーブル業界の社会的位置づけの高まり、
さらには放送市場の伸び悩み・通信市場の膨張などを反映し、「平成 27 年度に参
加する関係団体・委員会」は、特に通信関係で新たに発足または参加が必要とな
る各種会議体が増加し、その数は、70 以上の団体・委員会にも達している。
連盟本部として、あるいは会員各社の協力を得て、各関係団体・委員会に積極
的に参加し、業界のプレゼンスを向上させ、また業界利益が損なわれることのな
いよう、情報の収集や業界としての意見表明を実施していく。
2)ケーブルコンベンションの開催
平成 26 年 7 月に実施した「ケーブルコンベンション 2014」は、ケーブルテレ
12
ビ事業者が描く成長戦略(Innovation)をケーブルテレビ業界に留まらず広く有
識者の持つ技術やアイディアを組み合わせ、革新的なサービス、組織あるいは
新たなビジネスモデルが生まれていくことを希求し、
「OPEN Innovation~変革へ
向けて~」をテーマとしたコンベンションスタイルにて開催した。
前回に引き続いて東京国際フォーラムを会場として、「ケーブルコンベンション
2014」の関連イベントとして JCTEA が主管する「ケーブル技術ショー2014」と
同一会期・同一会場で開催し、3団体が協力するケーブルテレビ業界のイベント
として定着がみられることとなった。
平成 26 年度は会場のメインホール(ホール B5)ロビーにおいて、ケーブル・
アワード 2014 受賞作品の展示に加え特別企画として 4K 放送関連特別展示を 4 社
の提供によりデモンストレーションを織り交ぜて実施するなど、会員事業者に対
してタイムリーな情報共有を提供した。
また、今回もケーブルコンベンション検討特別委員会の下部組織として若手部会
を設置し、各支部から選出された次の世代を担う中堅・若手層委員の企画による
セミナーあるいはワールドカフェスタイルによる少人数での意見交換会を実施す
るなど新たな取組みも採り入れ成果を得た。
平成 27 年度は引き続き東京国際フォーラムで 6 月の開催を予定し、「ケーブル
コンベンション 2014」で新たに構築したコンセプトを継承しながら、ケーブルテ
レビ発祥 60 周年を記念した企画等を検討することとしている。
3)ケーブルアワード・ベストプロモーション大賞の実施
ケーブル各社の優れたプロモーション(チラシ・映像 CM・WEB 等)や先進的
な取り組みを表彰し、ベスト・プラクティスの認知向上を図る。
併せて業界全体のソリューション共有を促進するため、表記アワード式典に加
え関連セミナー・フォーラムを、ケーブルコンベンション開催に合わせて実施す
る。
4)政党、行政官庁への渉外活動の実施
主務官庁である総務省をはじめ、無電柱化を推進する国土交通省などの関係官
庁や政党を含む各種団体などとの関係構築に努め、業界の声がしっかりと反映さ
れるよう、取組んでいく。
5)マスメディアへの情報提供活動の実施
ケーブルテレビ業界のプレゼンス向上を目的とした広報活動の一環として、連
盟本部のプレスリリースの他、会員各社のプレスリリースの発信を継続して実施
する。また連盟ホームページのリニューアルに合わせて業界動向を俯瞰的に理解
13
いただく、あるいは業界の統計データをはじめとする定期的な情報発信を行うな
どして、業界誌のみならず一般紙との関係を構築していく。
(4)本部体制の強化への取り組み
ケーブルテレビ業界を取り巻く環境は、事業者のサービスの多様化や業界として
の社会的地位の高まり、さらには他業界との競争の熾烈化もあり、業務が高度化・
複雑化している。これに伴い、対外的な折衝業務も拡大しており、1 年~3 年で交
替する出向社員ですべての業務に対応していくには限界にきつつある。
こうした事情を背景に、平成 26 年度は契約社員 2 名の正社員登用を実施して本
部体制の強化を進めてきたが、本年度以降も更なる社員のプロパー化を進め、ノウ
ハウ・経験の蓄積及び継承を図るとともに、ますます高度化・複雑化する業務にも
適宜対応できる体制にしていくこととする。
以上
14
平成 27 年度 連盟委員会・部会・団体の活動方針
【別紙1】
◆連盟 委員会組織
表
彰
選
考
委
員
会
※委員の任期は 2 年(H25 年 6 月総会~H27 年 6 月総会)
促
進
協
議
会
正
副
理
事
長
会
議
促
進
協
議
会
ケ
ー
ブ
ル
テ
レ
ビ
無
線
利
活
用
実
行
委
員
会
ケ
ー
ブ
ル
コ
ン
ベ
ン
シ
ョ
ン
二
〇
一
五
コンプライアンス委員会
予算・税制・金融委員会
(
地中化・共架委員会
分
野
別
委
員
会
通信・放送制度委員会
)
技術委員会
総
会
員
会
理
事
会
支
部
長
会
議
全
国
12
番供等事業者部会
支
部
(一社)衛星放送協会との2者懇談会
著作権委員会
支
部
事
務
局
長
会
議
監
事
放送関連検討特別委員会
会
新サービス・プラットフォーム推進特別委員会
4K/8K 推進委員会
無線利活用委員会
<事務局>
管理部
人財育成推進委員会
企画部
コンテンツ部
理事長
専務理事
事業部
B-CASカード検討委員会
技術部
コンテンツ特別委員会
第1業務部
第2業務部
ケーブルコンベンション検討特別委員会
CAS事業部
自治体系ケーブルテレビ事業者連絡会
15
(
特
別
委
員
会
)
【別紙 1-①】
(1)分野別委員会
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
ケーブルテレビ業界としての法令遵守の徹底を図り、社会から信頼され、国民に
安心して利用される産業を目指す。
2.平成 26 年度の活動概要
① 総務省「消費者保護ルールの見直しに関するWG」にオブザーバーとし
ての参加
② 上記①の活動に関する次の調査
・ クーリングオフ同等の制度化に関する調査
コンプライアンス
委員会
・ 代理店利用状況及び端末機器の販売・貸与状況に関する調査
③ 国民生活センターに寄せられる苦情・相談について年間を通じた情報交
換の実施
④ デジアナ変換終了に伴う量販店広告の改善要求の実施
⑤ 会員事業者による番組購入費の状況調査及び改善促進
⑥ 会員事業者による著作権使用料の支払状況調査及び改善促進
⑦ その他、次の不公正営業の事例への対応
・ フィッシングメール
・ 比較広告
・ リスティング広告
3. 平成 27 年度活動方針
① 消費者保護ルールに関する見直しに伴う電気通信事業法及び放送法の
改正への対応
② 上記法改正に伴う営業ガイドラインの見直し
目標:平成 21 年策定の「ケーブルテレビ事業 営業活動の手引き」の全編見直し
(各社の重要事項説明書・契約約款含む)
③ 上記法改正及び営業ガイドライン改訂に伴う周知徹底(説明会の実施)
④ 国民生活センターに寄せられる苦情・相談件数の削減活動
⑤ 不公正営業の是正活動(事例対応を通じた対処)
⑥ 会員事業者のコンプライアンス遵守の促進
⑦ 光卸に伴うMVNO 事業開始に伴う苦情相談体制構築への着手
⑧ 連盟お客様相談室への苦情相談状況のデータ収集
16
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1. 活動目的
総務省や日本政策投資銀行等から情報収集や意見交換を行い、業界としての予
算・税制・金融に関する要望の取りまとめ、および意見表明を行う。
2. 平成 26 年度の活動概要
①平成 26 年度予算等要望に向け、各支部からの意見をとりまとめ、総務省との
意見交換により、要望事項の絞り込みを実施した。
平成 26 年度予算等について、総務省を始めとする各省庁の概算要求状況を、委
員会を通じて会員各社へ伝達した。
②政党との関係
予算・税制・金融
委員会
・自由民主党による「国土強靭化出版記念会」へ出席
・自由民主党による「予算・税制等に関する政策懇談会」へ出席し、次の通り
予算関連 7 項目及び税制関連 1 項目を提出・説明を実施した。
予算関連 7 項目
(1)無料公衆無線 LAN(Wi-Fi)整備の推進
(2)4K・8K、スマートテレビの利活用促進
(3)個人番号カードの利活用推進
(4)放送コンテンツの海外展開の強化
(5)放送ネットワークの強靭化
(6)災害情報共有システム(L アラート)の高度化
(7)無電柱化の促進
税制関連 1 項目
(1)データセンターの地域分散化による耐災害性の強化として運用されている「デ
ータセンター地域分散化促進税制」の期間について延長を要望
3. 平成 27 年度活動方針
①平成 27 年度予算等要望事項について、総務省等より情報収集や意見交換を
行い、適時会員各社へ情報提供を行う。
②平成 27 年度予算等確定後に現状分析を行い、平成 28 年度予算等要望に向け
た各支部からの意見募集準備を行う。
③日本政策投資銀行の「ケーブルテレビ事業の現状」レポートを基に意見交換を
行い、金融面での施策の検討を行う。
④党との関係においては、国土強靭化計画をはじめとする推進する政策及び、総
務省や関係省庁による施策を検討し、業界としての要望を行う。
17
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1. 活動目的
電線類の地中化や電柱共架について、国土交通省をはじめとした関係省庁等と
の密接かつ円滑な調整を行い、会員各社の負担軽減を図る。
2. 平成 26 年度の活動概要
➀道路行政を所管する国土交通省との定期的な協議により、ケーブルテレビ業
界に対する認知度の向上と、適切な施策の検討・電柱支障移転に係る工事費の
補償と費用補助に向けた国土交通省からの情報収集及び検討
②国土交通省との協議に向けたバックデータの整理・蓄積
平成 26 年 10 月に「第 6 回地中化・共架に係るアンケート」を実施し、アンケート結
地中化・共架
委員会
果を会員各社へ報告
③無電柱化推進への対応
総務省・経済産業省・国土交通省では無電柱化のさらなる推進にあたり、新たな
技術手法の検討が進められている。三省が合同で実施する無電柱化実証実験
及び社会実験に日本 CTAV 技術協会と共同で参画し、新たな技術手法に関する
基準作成及び課題抽出を実施
④改正道路法への対応
平成 25 年 9 月施行された改正道路法及び関連法令等について、国土交通省か
らの新たな電柱立地の抑制に関するヒアリングに対し、支障移転や電柱更新等
を例外事項とする要望を提出
3. 平成 27 年度活動方針
➀国土交通省との定期的な協議を継続し、ケーブルテレビ業界に対する認知度
向上を図るとともに、国土交通省より業界に関連する各種法令・制度等の情報収
集を行い、適時会員への情報提供を行う。
②無電柱化推進への継続対応
更なる無電柱化の推進にむけ法整備が進められる中、実験された新手法の導入
に向け、総務省・経済産業省・国土交通省と技術面だけでなく、財政面・予算面も
継続して協議を実施する。同時に次期無電柱化に係るガイドラインの改訂へ、意
見交換・要望を行う。
③国土交通省との協議に向けたバックデータの整理・蓄積
定点調査となる平成 27 年度のアンケートについて、改善点等見直しの上、会員
各社にアンケートを実施し、課題を洗い出す。継続・新規の課題への対応策検討
を踏まえ、国土交通省等と課題共有と改善に向けた意見交換・要望を行う。
④総務省が毎年実施している「公益事業者の電柱・管路等使用に関するガイドラ
イン」に関する実態調査を会員各社に対し行い、電柱・管路等の利用に係る課題
および現状を把握する。
18
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
①通信・放送制度に関する外部の協議会等への参加を通じて、その検討状況を
継続的に把握すると共に、ケーブルテレビ業界の方向性あるいは利益に合致し
た施策反映への取組みを行い、会員事業者へ検討結果を展開し情報共有を図
る。
②重要インフラ活動(情報セキュリティに関する官民の情報共有体制)の推進と深
化を図る。
③総務省および外部協議会等によるパブリックコメント募集に対して、ケーブルテ
レビ業界の利益実現に向けた検討に基づいた意見応募を行い、必要な働きかけ
通信・放送制度
を実施する。
委員会
④通信および放送の法制度に関する情報の整理と会員事業者への情報提供を
行う。
⑤情報セキュリティ等に関する情報の整理と会員事業者への提供。
2.平成 26 年度の活動概要
①重要インフラ活動の中核となるセプターカウンシル活動および上部政府機関で
ある情報セキュリティ政策会議重要インフラ専門委員会へ参加することで、業界
団体のプレゼンスを高めると共に重要インフラ活動への深化を図る。
②委員会に情報セキュリティWGを設置し、全ての会員事業者が重要インフラ活
動へ参加するために必要となる情報セキュリティポリシー<ケーブルテレビセプタ
ー版>を策定。
③上の策定を得て、全正会員オペレータを対象とした情報セキュリティポリシーの
導入と重要インフラ活動への参加活動を推進。
④会員事業者による政府機関による演習、内閣官房セキュリティセンターが主催
する分野横断別演習、総務省が主催する実践的サイバー防御演習(CYDER)等
への参加。
⑤総務省等が実施する各種パブリックコメントへ意見応募し、特に情報通信審議
会へ諮問された『2020 年代に向けた情報通信政策の在り方』において、通信分野
におけるケーブルテレビ業界利益に合致した活動について情報共有を実施。
19
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
⑦以下の法人、協議会等への参加および加盟各社への情報展開。
・【新規】 情報セキュリティ政策会議 重要インフラ専門委員会
・【新規】 なりすましECサイト対策協議会
・一般財団法人放送セキュリティセンター
・電気通信個人情報保護推進センター
・セプターカウンシル(6 の会議体等)
・電気通信サービス向上推進協議会(8 の会議体)
・ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会<CCIF>
・違法情報等対応連絡会
・インターネット・ホットラインセンター
・児童ポルノ排除対策推進協議会
・児童ポルノ流通防止対策専門委員会
・インターネットコンテンツセーフティ協会<ICSA>(3 の会議体)
・プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会(2 の会議体)
・迷惑メール対策推進協議会
・情報通信における安心安全推進協議会
・インターネット接続サービス安全・安心マーク推進協議会
・安心ネットづくり促進協議会
・スマートフォンの利用者情報等に関する連絡協議会
3.平成 27 年度活動方針
①通信・放送に関する法令、ガイドライン等に関する情報を加盟各社へ適宜展開
すると共に制度変更等に対し業界団体として必要な対応を検討・実施する。
②主に情報通信関連の各種協議会等に参加し、加盟各社の事業運営に有用な
情報の収集および展開に努めると共に、他業界団体との情報交流を進める。
③重要インフラ活動の推進および深化を図る。またマイナンバー制度を検討し、
合わせてその利用に際して必須となる情報セキュリティポリシーの深化方法につ
いて議論し会員事業者へ展開する。
④ケーブルテレビ業界の利害に関連する総務省および情報通信審議会等の動
向あるいはパブリックコメントを精査し、都度必要な対応を実施する。
20
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1. 活動目的
① ケーブルテレビに関する技術的課題などへの対応。
② 日本ケーブルラボとの技術的課題に関する連携・検討。
③ 他委員会との技術的課題に関する連携・検討。
2. 平成 26 年度活動概要
① 平成 25 年度に引き続き、下記 WG を中心に検討。
技術委員会
・
次世代ネットワーク WG
・
次世代 STB・スマート TV-WG
・
安全信頼性向上 WG
・
サイネージ WG
② プラットフォーム推進特別委員会と連携しながら、4K/8K コンテンツ配信
に向けた技術検討を継続。
③ 地域 BWA やエリア放送などの無線技術に関する課題については、「ケーブ
ルテレビ無線利活用促進協議会」での検討を継続。
3. 平成 27 年度活動方針
プラットフォーム関連の委員会での検討を基本とし、4K 実用化放送や地域 BWA
事業の平成 27 年内開始、および実施局の拡大に向け、日本ケーブルラボ、日本
CATV 技術協会、NexTV フォーラム等と連携し、技術課題の解決を図る。
 4K 実用放送
4K/8K 推進委員会の検討に応じて、4K 技術サブ WG(仮称)を開催し、参加局間
の情報共有を行うと共に、設備整備を支援する。
 地域 BWA
地域 BWA 事業への参入事業者が、円滑に免許取得および設備整備が行えるよ
う、地域 BWA 技術サブ WG(仮称)を開催して事業化を支援する。
21
(2)特別委員会
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
ケーブルテレビ事業者と番組供給事業者等との協力体制を強化し、
加入者拡大、多チャンネルブランドの向上に取り組む。
2. 平成 26 年度の活動概要
下記 4 テーマにて検討、実施した。
① 多チャンネルの加入拡大 [共同マーケティングWG]
STBは設置済みで、地デジコースのみの契約あるいは地デジ・BS再送
信コースのみの契約者を主な対象とした加入拡大施策の実施。
番供等事業者
部会
② コンテンツ情報の発信 [コンテンツ情報発信WG]
・既存および新規のツール・アプリ等を活用したコンテンツの情報発
信、情報整理の調査、検討とその啓発。
・コミュニティチャンネルを活用したビックコンテンツの制作・放送
の企画案・具体化検討。
③ セミナーの実施 [セミナーWG]
多チャンネルの魅力向上、協力体制強化のために次のセミナーを開催。
・ケーブルテレビ多チャンネル契約者の特性(4 月)
・ケーブルテレビ及びテレビ市場などの海外事例(10 月)
④ 局営業現場ニーズの把握と問題解決 [現場連携WG]
・各局の営業現場でのニーズ・問題の把握のため、県協議会等へヒアリン
グを実施。
・要望の多い共通チラシ制作や番宣素材等の納入時期の早期化を検討。
3.平成 27 年度活動方針
平成 26 年度活動内容を継続検討し、施策の具体化を行う。
特に多チャンネルの加入拡大については、分析結果をもとに、より効果的
な施策の実施を行う。
22
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
多チャンネル放送における衛星放送協会(サプライヤー)との関係を強固
なものとし、多チャンネル加入者拡大をめざすとともに共通の諸問題の解
決を図る。
2.平成 26 年度の活動概要
① チャンネルプランについての意見交換の実施
② 衛星放送協会による不正視聴行為キャンペーンへの協力
③ 衛星放送協会による多チャンネル放送研究所報告書の周知
一般社団法人衛星放
④ リモート視聴実施に伴うコミュニティチャンネルでのBS/CS放送番組
の取扱いに関する要求実施
送協会との2者懇談会
⑤ コンプライアンスの観点から見たオペレータとサプライヤーの契約遵守
についての意見交換実施。(番組購入費の取扱い)
⑥ 多チャンネル加入促進に関するマーケット拡大についての意見交換
⑦ ケーブルテレビ事業者の事業廃業に伴う番組購入費の状況調査
⑧ 甚大災害被災事業者に対する対応。(避難所鍵開け及び番組購入費
の減免等)
⑨ 業務配信ガイドラインの再周知と法人マーケットへの加入促進対策に
関する意見交換
3.平成 27 年度活動方針
①
コンプライアンスの観点から見たオペレータとサプライヤーの契約
遵守(番組購入費及び権利処理等)
②
多チャンネル加入者拡大のための具体的な施策の検討。
・法人マーケットの加入促進対策等
③
健全なビジネス構築の為の、より精度の高い世帯数情報の整備
(定義、収集方法、使用用途、戦略的使用方法等)。
23
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
情報化社会の進展により重要性を増す知的財産保護等への取り組みと
して、ケーブルテレビ業界の立場から、著作権に関する問題・課題に対する包
括的な処理を実現する。
2.平成 26 年度の活動概要
① JASMAT 処理に関する委託業務の促進。
・契約書締結
・Smile への入力作業促進
・使用料の徴収
著作権委員会
② JASRAC 処理に関する楽曲報告ルールの修正実施。
・他局からの配信番組に関する楽曲報告の追加
③ リモート視聴実施に伴うコミュニティチャンネルでの取扱いに関する業界対
応についての方針検討。
・リモート視聴実施に関する NexTV-f への回答
④ 4K実験放送開始に伴う権利処理交渉の実施。
⑤ IPリニア放送の実験に伴う権利処理交渉の実施。
⑥ コミュニティチャンネルのネット配信に関する契約ルールの策定。
・各権利者団体との交渉。
・関係プラットフォーム事業者によるCMS利用条件の交渉。
・本件の周知徹底のための全国説明会の実施。
⑦ 映像実演に関する著作隣接権使用料の平成 26 年度以降の契約ルールの
交渉実施。
⑧ 使用料長期未納事業者に関する対応と金額計算の変更について協議。
・総務省への文書開示請求よる事業状況の把握。
・当該事業者への現地訪問実施。
⑨ 文藝3団体とのコミュニティチャンネルでの著作物使用に伴う新たなルール
策定に関する協議着手。
⑩ イーライセンスとの協議再開に着手。
⑪ クラウドと著作権に関する情報収集開始。
・文化庁WGからの情報収集
⑫ CASカードに関する控除対応についての協議開始。
⑬ 会員事業者へのセミナーの実施。
⑭ WGの設置
・著作権ハンドブック作成WG
・権利処理実態調査WG
⑮ 著作権等管理事業登録に向けての作業開始。
・文化庁とのヒヤリング開始。
⑯ 公的記録保存所設置に向けての作業開始。
24
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
3.平成 27 年度活動方針
① JASMAT 処理の円滑遂行。
② aRma 著作隣接権使用料
26 年度以降の使用料に関して、aRma と鋭意交渉を行い、納得性のあ
決着を目指す。
③ コミュニティチャンネル等のネット配信における利用に関する契約ルー
ルの促進。(各社との信託契約、利用ガイドラインの策定等)
④ 楽曲に関する全曲報告方式について着手。
⑤ 4K、IPリニア放送等、IPによる配信に関する契約ルールの策定。
⑥ 過去分の未処理撲滅。(処理未実施ゼロの実現)
⑦ 著作権ハンドブックの発行
⑧ 著作権等管理事業者登録。
⑨ 公的番組記録保存所の設置。
⑩ コンテンツ特別委員会との協業のため両委員による連絡会を設置。
25
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
放送に関連する事案について調査・研究・検討・活動を実施する。
2.平成 26 年度の活動概要
①放送関連検討特別委員会
・権利問題 WG から JASMAT との三者契約状況と年間基本スケジュール
報告
・デジアナ変換終了対策 WG から活動報告
②デジアナ変換終了対策 WG
・ロードマップの策定
放送関連検討
特別委員会
・第 3 回受信実態調査の結果分析と対応策検討
・第 4 回受信実態調査の実施、結果分析と対応策検討
・周知広報強化策の検討及び実施取り纏め
・告知スーパー強化策の検討及び実施取り纏め
・ブルーバック告知の検討及び実施取り纏め
・周知広報の手引き及び画面告知ガイドライン改定
・重点事業者の選定
・全国大会と全国説明会の開催
・総務省、地上波放送局等関係機関との協議・調整
・共通チラシ改定及びスポット CM の制作検討
・FAQ 改定案策定
・総務省支援チューナーの活用検討
・終了方法と時期の検討及び取り纏め
③権利問題検討 WG
JASMAT との三者契約状況と年間基本スケジュールの確認
3.平成 27 年度活動方針
①JASMAT 処理2年目となる当該年度の処理に関して、会員への周知、
システム運用、事務手続きを円滑に遂行する。
②JASMAT との契約更新交渉
③デジアナ変換 4 月最終終了に向けた活動
④区域外再放送の激変緩和策延長地域の情報共有と支援
⑤第 2 ネットワーク ID 協議未完了地区への支援
26
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
個社、及び業界全体の競争力向上を目的とし、業界共通のプラットフォーム基
盤の構築について調査、研究、検討、及び実現に向けた具体的活動を行う
2.平成 26 年度の活動概要
①新サービス・プラットフォーム推進特別委員会
プラットフォーム
関連委員会
・各 WG、部会の検討状況の進捗確認
・プラットフォーム構築における検討方法の整理
②ケーブル・プラットフォーム推進 WG
・プラットフォーム事業者(ジャパンケーブルキャスト㈱、日本デジタル配信㈱)が
定める業務の実施方針に基づき、両社の平成 26 年度実績と平成 27 年度計画
の確認。
・次世代 STB の状況確認。
・ケーブル・プラットフォームとして整備すべき事項の検討(共同調達、業界
連携コールセンター、SMS 連携機能等)
③ID 連携利活用 WG
※平成 26 年 6 月以降、ID 連携検討 WG から改称
・業界 ID 連携基盤構築については、ID 連携利活用 WG 内にて整理していく
・業界内ヘルスケアサービスのあり方について検討するため、ヘルスケア SWG
を設置し、会合内にて関連情報を集約。
・ポケットカルテサービスについて、導入マニュアルを作成し、業界内に展
開。
・公的個人認証の実証事業について、実証事業参加のオペレータと、関連企業
で進捗確認を行うタスクチームを設置。
④4K/8K 推進 WG
4K 試験放送について、WG を中心に業界内での実施を整理(NexTV-F との契約
書等)した結果、試験放送が開始された平成 26 年 6 月 2 日以降、43 事業者が
55 箇所以上で試験放送が行われた。
平成 27 年の 4K 実用放送に向けて、ケーブルテレビにおける 4K 実用放送のあ
り方について議論を始めた。
⑤無線利活用 WG
業界内の無線戦略について立案、推進していくために、平成 26 年 6 月に設置。
地域 BWA 帯域を業界内で活用していくため、情報を集約し、正会員オペレ
27
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
ータを対象に、7 月、9 月、10 月と 3 度説明会を実施。また、関係ベンダーと業界
を代表して交渉。
MVNO 事業を業界内で展開していくため、9 月と 12 月に説明会を実施。また、関
係ベンダーと業界を代表して交渉。
⑥人財育成推進部会
・連盟会員の中堅クラスの社員を対象とした次世代リーダー育成塾を開催。5 つ
のカテゴリー(地域コミュニケーション、営業、技術、顧客対応、広告営業)で、そ
れぞれ複数回、5 月~9 月の期間で実施した。参加者は総計 141 名で、参加者
の知識習得だけでなく、人脈形成にもつながった。
・一日講座と題し、8 月と 9 月に研修を実施した。8 月の講座「プロ野球ニュース
研修」では、部会内で内容を検討し、㈱フジテレビジョンに協力を得て実施したも
の。9 月の研修「チーム力を最大化する秘訣を学べ!マグロ船リーダーシップ」
については、㈱ジュピターテレコムの内部向け研修を正会員オペレータに開放
してもらい実施したもの。
・10 月 14 日に 、ザ・プリ ンスパークタワ ー東京に て、総括イベント「 Next
Generation Summit 2014」を開催。
3.平成 27 年度活動方針
・「4K/8K 推進 WG」、「無線利活用 WG」、「人財育成推進部会」を、それぞれ
「4K/8K 推進委員会」、「無線利活用委員会」、「人財育成推進委員会」とし、新
サービス・プラットフォーム推進特別委員会から独立。「ケーブル・プラットフォー
ム推進 WG」、「ID 連携利活用 WG」については、引き続き新サービス・プラットフ
ォーム推進特別委員会の傘下に置く。
・引き続き、各委員会、各 WG での議論を通して、業界共通のプラットフォームの
構築・導入に関する諸課題と課題解決のための具体的方策の整理を行い、確
実な実行を目指す。
28
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
①B-CAS カードの利用料・管理料低減、効率的・安定的運用に向けて B-CAS 社な
どとの交渉等課題の検討。
②B-CAS カードの効率的・安定的運用のため諸課題の検討、推進。
2.平成 26 年度の活動概要
① B-CAS カード利用料・管理料の見直し要求についての根拠整理を行い、
B-CAS 社と交渉を実施、現状料金体系を維持する事とした。
② 偽造・改ざん B-CAS カードに関し、対策状況について B-CAS 社と情報交換
を実施した。 また新方式カード導入に協力した。
B-CASカード
検討委員会
③ B-CAS カード運用状況と年間受注予測に関して情報交換を行った。
④ 事務局から B-CAS カード管理システムの再構築方針を説明、意見を頂い
た。
⑤ カード運用の効率化・納期短縮、在庫管理適正化について意見交換を行っ
た。
3.平成 27 年度活動方針
① B-CAS カード利用料・管理料の取組方針検討及び B-CAS 社との情報交
換、交渉を実施する。
② 偽造・改ざん B-CAS カードについて B-CAS 社対策に協力して、業界として
必要な対策を検討実施する。
③ カード運用の効率化施策の検討並びに取組を推進する。
④ B-CAS カード運用の将来課題を議論、今後取組を検討する。
29
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
ケーブルテレビ業界の強みである地域コンテンツの全国流通を推進し、コンテン
ツの共同制作や海外展開も含めた二次利用、ケーブルコンテンツの接触機会
の増加によりケーブル業界の認知を向上させる。
2.平成 26 年度 活動概要
①コンテンツ流通システム『AJC-CMS』について、正式運用が定着。コンテン
ツ保護のためのアイル暗号化や端末認証等の追加機能開発。277 社 330 局、
17 チャンネルが利用。(H26.12 月末現在)
②第 40 回日本ケーブルテレビ大賞『番組アワード』を開催。(H25.7月)応募作
コンテンツ
特別委員会
品数 187 本(前年 145 本)中、25 作品を表彰。入賞作品を含めたBEST50 作品
を各社コミュニティチャンネルで放送するため、AJC-CMSによる配信を実施。
③統一テーマで番組制作・一斉放送を行なう『けーぶるにっぽん』第5弾を4Kに
より 12 本制作。平成 26 年 10 月~平成 27 年 3 月にコミュニティチャンネルで放
送。
④地域コンテンツのより広い発信と番組の販売の拡大を目的に、海外展開とし
て、フランス・カンヌで開催する世界最大級の国際コンテンツ見本市MIPに出
展。また、総務省事業として、電通が採択を受けたミャンマー、インドネシア向け
のスカパー衛星放送による配信事業「WAKUWAKU JAPAN」に 34 本が採択。海
外放送がスタート。
⑤4K 試験放送「Channel 4K」において、26 年 12 月より 10 本の「けーぶるにっぽ
ん」4K 作品が放送。
⑥全国12支部を対象としたプラットフォーム説明会において AJC-CMS のB2C
展開「じもテレ」と著作権処理の説明を実施。
3. 平成 27 年度 活動方針
委員会および事務局では、ケーブル局の制作する地域コンテンツをケーブルテ
レビ事業において競合に対する他社との差別化と競争力とすべく、ア)質の向
上、イ)認知度の向上、ウ)経済効果の3つの視点をもって活動を行いたい。
具体的な項目は以下の項目である。
①4K 番組制作の強化とクォリティーの向上に向けての取り組み
「けーぶるにっぽん」をはじめとする共同制作プロジェクトは、4K実用放送に向けて
第5弾からの4Kでの制作を継続し、質と認知の向上に寄与したい。また、海外での
販売においても4Kが評価理由となるかを検証したい。
②AJC-CMSの 4K 対応及び B2C 対応
B2B での4K対応を行い、4K実用化に合わせた素材流通を可能とする。また定
着した利用を基盤に B2C での「じもテレ」の運用安定化と視聴促進の
30
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
ためのコンテンツ充実、サイトの改良を実施することで、ケーブルコンテンツの認
知向上やマネタイズへの可能性を探る。
③番組アワード・海外展開他
番組アワードは 41 回目となり、新たな目的として、番組コンテンツのコンクール
表彰のみならず、総合的なコンテンツ系セミナーを併設し、秋の実施を計画す
る。
31
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
①ケーブルコンベンション 2015(6 月開催)開催に向けた企画および運営の検
討、開催並びに総括。
②ケーブルコンベンション 2016/2017 の実施検討
2.平成 26 年度の活動概要
①ケーブルコンベンション 2014 は JCTA 内においては本委員会の発足、主催 3
団体等による全体運営は「ケーブルコンベンション 2014 実行委員会」の設立を
受けて推進体制を確立し、前回と同様に東京国際フォーラムにおいて 7 月 29
日、30 日の日程で開催。
ケーブルコンベンショ
ン検討特別
委員会
②「式典等」「セミナー」「機器展示」「情報交換会」を同一会期、同一会場にて開
催し、今回は4K を Key word とした特別展示を開催した。
③昨年に引き続き若手部会を設置し、4 つの SWG で検討した個性的なテーマや
スタイルでセミナーを企画・実施すると共に、若手部会全体企画としてワールド
カフェスタイルでの少人数意見交換会を実施し、新たな可能性を拓いた。
④ケーブルコンベンション 2015 は開催日程を前倒しとして 6 月 10 日、11 日の日
程で東京国際フォーラムにて開催することとしており、基本コンセプトの策定や
委託事業者の選定を経て、企画および運営の準備を進めている。
⑤ケーブルコンベンション 2015 でも本委員会の下部組織として若手部会を増員
の上で設置することとし、SWG によるセミナーの企画および実施並びに部会全
体企画を取り進める。
⑥更に平成 27 年がケーブルテレビ発祥 60 周年(および JCTA 設立 35 周年)で
あることに鑑みた特別企画の企画と運営を予定する。
3.平成 27 年度活動方針
①ケーブルコンベンション 2015 の具体的な企画内容を確定し、安全・安心かつ
効率的な運営と合わせイベントの成功を目指す。
② ケ ー ブ ル コ ン ベ ン シ ョ ン 2015 の 総 括 を 行 い 、 ケ ー ブ ル コ ン ベ ン シ ョ ン
2016/2017 開催に向けた企画および運営の検討を開始する。
32
(3)その他
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1. 活動目的
支部長会議を補完するとともに、支部事務局長会議には、以下の2点を設置目
的とする。
➀事務局長同士の情報交換を促進することによる支部間の事務・企画力の底
上げ。
②本部と支部の連帯感を醸成し、業界としての一体的な活動を促進。
2. 平成 26 年度の活動概要
年度内1回のみ開催し以下の点について検討。
① 各支部における運営状況の報告と意見交換
支部事務局長
会議
② スマイル DB データの精度向上についての周知
③ 支部内での情報展開について
④ デジアナ変換対応
⑤ ケーブルテレビアワードの新提案について
3. 平成 27 年度活動方針
①本部、支部に加え、県協議会等も勘案した事務局間の意見交換
②非会員(支部のみ会員含む)の連盟本部加盟の推進
③MSO 化の推進による本部・支部会員の減少への対応検討
33
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1. 活動目的
既存のケーブルテレビ・ネットワークに無線技術を活用することにより、デジタル
デバイドの解消や地域公共サービスの利便性の向上を図り、ユビキタスネット
ワーク社会への実現に貢献する。
2. 平成 26 年度活動概要
① 地域 BWA
「地域 WiMAX 推進協議会」との連携を図りながら、地域 BWA の活性 化を図る
と共に、地域 WiMAX 事業者に対する高度化への移行支援を推進。
② エリア放送
ケーブルテレビ
引き続き、新規参入に向けた普及促進活動を実施。
無線利活用
③ センサーネットワーク
促進協議会
Wi-SUN などのセンサーネットワークとケーブルテレビに特化したビジネスモデ
ルの創出を検討。
3. 平成 27 年度活動方針
最終的な活動方針は、ケーブルテレビ無線利活用促進協議会総会で確定す
る。
平成 27 年度は、地域 BWA が事業化のフェーズを迎えることから、ケーブルテレ
ビ事業者による地域 BWA の免許取得および設備整備については、連盟の無線
利活用委員会が検討主体となる。
このため、当協議会では、地域 BWA 以外の無線技術の利活用(例えば、
Wi-SUN や ZigBee などの無線を活用したスマートホームの事例など、)を中心に
検討を行い、幅広い業界からの参加を得て情報共有および事業化の可能性に
ついて検討していく。
34
委員会・部会
活 動 計 画 概 要
1.活動目的
自治体系ケーブルテレビ局の活動は、昭和 59 年に設立された「全国有線テレビ
協議会」を中心に進めてきたが、行政合併等により会員の大幅減少などにより
協議会の維持継続が困難になり、平成 24 年 3 月末をもって解散した。
そこで、これまで「全国有線テレビ協議会」が当連盟の会員として活動を行って
きたこと等を鑑み、連盟内に「自治体系ケーブルテレビ事業者連絡会」(仮称)を
設置して、当面、情報交換の場として活動を行い、自治体ケーブルテレビ事業
者の進展に寄与することとする。
2. 平成 26 年度活動概要
自治体系ケーブル
テレビ事業者連絡会
旧「全国有線テレビ協議会」の代表であった朝来市からのヒヤリング
3.平成 27 年度活動方針
① 自治体系特有の課題/問題点の洗い出し。
② 第 1 回連絡会の開催を目指す。
35
【別紙2】
平成 27 年度に参加する関係団体・委員会
区
分
名 称
設置
年月
デジタルコンテンツの流通促進
等に関する検討委員会
H18.12
情報通信審議会諮問「地デジの利活
用の在り方と普及に向けた行政の果
たすべき役割」の中の検討事項
総務省
情報流通行政局
コンテンツ振興課
H10.2
災害発生時の迅速な情報伝達に役
立つ為の災害情報の収集分析と伝
達を検討
総務省
情報流通行政局
地上放送課
デジタル放送の普及推進
総務省、DPA、BTA、JSBA、JCT
A、JCTEA、DRP、ARIB、JEITA、
NHK、主要民放等で構成
総務省
情報流通行政局
放送技術課
防災と放送についての連絡会
デジタル放送普及推進連絡会
全国地上デジタル放送推進協
議会
地デジ対策終了合同 PT
(一社)デジタル放送推進協会
(Dpa)
(一社)デジタルラジオ推進協会
(DRP)
放
送
経団連産業問題委員会
エンターテイメント・コンテンツ
産業部会コンテンツ流通促進
分科会 企画WG
H13.10
H23.5
H19.4
目
的
デジタル化完全終了の為の対策手
法、作業完了までの進め方等につい
て検討
地上デジタル放送と BS デジタル放送
の普及と アナログ 放送からデジタル放
送へ円滑な移行を図り、 デジタル 放
送の発展と関連する事業を推進
H18.2
全国の主要都市で 2011 年までのエ
リアを検討する。エリアと対策 TG
H16.4
コンテンツ産業の促進(国内外)の為
の方策を国の施策等に反映(知的財
産推進計画等)
H18. 8
コンテンツの流通を目的にコンテンツ・
ポータルサイトの運営協議会を設立
S25
電波政策の理解促進のための啓発
活動、「電波の日」事業主宰。
(一財)電 波 技 術 協 会
(REEA)
S27.3
電波の円滑な利用と電波技術の発
展に寄与する。
(一社)衛 星 放 送 協 会
(JSBA)
H10.6
前身は CS 放送協議会。衛星放送事
業の確立と普及。
電 波 協 力 会
コンテンツ・ポータルサイト運営
協議会
テレビ受信向上委員会
(一社)日本 CATV 技術協会 規
格・標準化委員会妨害評価試験
確認会議 CATV 工事技能者資格
認定委員会
H18.8
S46
H8.7
H18
H15.4
コンテンツ・ポータルサイトの創立に
よるコンテンツの利活用促進、ジャパ
ンブランドの発信
テレビの良好な受信を確保する為、
テレビ受信技術の向上を図る
CATV 技術の標準化等
有線放送へ他の電磁波妨害防止
ケーブルテレビ工事技能者を育成す
るための講習及び認定試験を行う
36
事務局等
備考
NHK、民放
連、連盟、
国土交通省、
警察庁など
総務省
情報流通行政局
地上放送課 デ ジタ
ル放送受信推進室
放送事業者、
受信機メーカー、
キャリア他で構成
H15.08 設立
の D-PA と
H03.09 設立
の BPA 統一
(一社)日本経済
団体連合会産業
本部
総務省
情報流通行政局
総務課等
電波に関る
約 100 団体
総務省管轄の
社団法人
(一社)日本レコー
ド協会
NHK、JEITA、
全国電商連
(一社)日本 CATV
技術協会
賛助会員
非常勤理事
区
分
名 称
エリア放送開発委員会
公共情報コモンズ運営諮問
委員会
(一財)放送セキュリティセ
ンター
管理運営委員会
放
設置
年月
H22.10
H22.8
H2.10
(一社)次世代放送推進フォ
ーラム
(NexTV-F)
H25.5
(一社)放送コンテンツ海外
展開促進機構
(BEAJ)
H25.8
送
通
信
「地方の時代」映像祭
S55
(一社)放送人の会
H9
NPO 法人映画甲子園
H26
中央非常通信協議会
H1.3
情報通信月間推進協議会
企画実行委員会
事 務 連 絡 会
H7.2
(一財)マルチメディア振興
センター
(FMMC)
H8.4
目
的
ホワイトスペースを活用したワンセ
グ型に代表されるエリア放送につい
て、システムイメージの具体化、標
準規格化の推進や利用ルール策定、
普及啓発、関係機関との連絡調整、
情報の収集等を行う。
地域の安心・安全に関わる公共情報
を、ICTの活用により住民に迅
速・確実に伝達することを目的に設
立された「公共情報コモンズセンタ
ー」のサービス提供条件、予算の配
分、サービス利用者からの要望等に
関する諮問事項を審議・答申する。
放送事業者等の個人情報の適正な取
扱いの確保に必要な業務を行い、も
って高度情報通信社会の健全な普及
発展に寄与する。
4K/8K、スマートテレビ等の次世代
放送サービスを早期に実現する為
に、送信・受信に関する規定や仕様
の検討、実証、及び試行的な放送等
を行い、放送サービスの高度化を促
進し、利用者の利便性の向上に寄与
する。
我が国の放送コンテンツの市場拡大、
放送文化の発展や我が国に対する理
解・関心の向上を図り、もって我が国
と外国との経済交流の発展や官民一
体となってクール・ジャパン戦略や
ビジット・ジャパン戦略をはじめと
する国家戦略に基づく成長の促進に
寄与する。
地域貢献、活性化につながる活動、映
像祭に対して賛同し、ケーブルの地域コ
ンテンツの発現、認知向上に寄与する。
放送に関わる人々が、組織・地域・世
代・国籍の違いをこえて交流し啓発し
あうとともに、市民との積極的な意見
交換を図ることによって、放送人の育
成、放送文化の継承と発展充実に寄
与する。
高校生の制作する映画作品のコンク
ールを運営に協力することで、全国各
地の高校の映画製作を応援するととも
にケーブルテレビへの認知向上と親近
感を醸成することに寄与する。
災害時における非常通信の円滑な運
用。
情報通信月間における行事の企画実施
IT社会に対応するネットワークの利用
促進。
国際通信経済研究所(RITE)
e-ネットキャラバン運営協議会
37
事務局等
備 考
YRP研究開発推
進協会
エリアワンセ
グシステム
開発委員会
から名称変
更
(一財)マルチメディ
ア振興センター公
共情報コモンズセ
ンター
オブザーバ
ー参加
賛助会員
理事
ケーブルテレ
ビ部長
協賛会員
賛助会員
「地方の時代」事
務局実行委員会
協賛
総務省
総合通信基盤局
電波部
総務省
情報通信月間
推進協議会
構成員
構成員
区
分
名 称
中央コリドー高速通信実験
プロジェクト推 進 協 議 会
H9.3
東京・山梨・長野の3地域に高速通信実
験ネットワークを構築し、防災行政無線
やCATV等を接続してのシームレス通信
などの実験を行う。
H12.10
IPv6 による次世代インターネットの普及
促進を図り、e-Japan 構想を推進する
次世代IPネットワーク
推進フォーラム
H17.12
企画・推進部会(連盟)、技術部会
(ラボ研究開発・標準化部会(技協)
違法情報等対応連絡会
信
目 的
IPv6 普及・高度化推進
協議会
インターネットの安定的な
運用に関する協議会
通
設置
年月
H18.6
H18.10
事務局等
CCC21
推進事務局
総務省
総合通信基盤局
消費者行政課情
報セキュリティ対策室
インターネット上の違法な情報への対
応に関するガイドライン、契約約款モ
デル条項の作成と普及促進
(一社) テレコムサー
H13.4
情報通信分野において研究開発、外
部との協力・支援を通じて技術を高め
るとともに国の情報通信に寄与する。
(一社)情報通信ネットワーク
産業協会 (CIAJ)
H23.4
異業種コラボレーション で情報通信ネッ
トワークに関る産業の健全な発展を図
る。
H15.11
電気通信サービスの広告表示に関す
る自主基準の策定・運用等をはじめ、
利用者サービスの向上のための施策
を推進
会費免除会
員
(独法)情報通信
研究機構(NICT)
スパムメールやバーアタック等の攻撃
からサービスを守る仕組み並びに運
用ガイドラインの検討。
インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
(独法)情報通信研究機構
(NICT)
備考
ビス協会
構成員
構成員
電気通信サービス向上
推進協議会
広告表示アドバイザリー
委員会
広告表示検討部会
広告表示自主基準 WG
広告用語検討 SWG
販売適正化 WG
苦情・相談検討 WG
責任分担検討 WG
苦情対応検討 WG
電気通信事業者
4団体
総務省総合通信基
盤局
消費者行政課
構成員
日本国際映画著作
権協会、ACCS、
JASRAC 他
構成員
構成員
H20.5
ファイル共有ソフトにおける侵害実態
や課題などの情報を共有し、共同・連
携して著作権侵害対策活動を検討
迷惑メール対策推進協議会
H20.11
電子メールの利用環境の一層の改善
に向け、効果的な迷惑メール対策の
推進に資する
(一財)日本データ
通信協会
(JADAC)
情報 通信 に お ける 安 心安
全推進協議会
H19.12
標語の作成他
総務省
総合通信基盤局
消費者行政課
ファイル共有ソフトを悪用し
た著作権侵害対策協議会
(CCIF)
38
非常勤副会
長
区
分
名 称
設置
年月
(一財)日本ITU協会
S46. 9
(一財)全国地域情報化推進
協会(APPLIC)
技術専門委員会
アプリケーション委員会
普及促進委員会
ICT 地域イノベーション委員会
H18 .5
H17.11
H17.10
H17.12
H18. 9
(一社) IPTV フォーラム
H20.4
ITU 等の国際機関の各種活動への
協力等
備 考
賛助会員
総務省
情報流通行政局
地域通信振興課
IPTV の技術仕様の標準化と普及、
高度化の推進
放送事業者
通信事業者
e-ネットキャラバンの運営検討
FMMC、
総務省他
協力団体
H17.4
個人情報保護指針の策定
電気通信個人情報保護推進センター
の運営の協議
お客様の苦情・相談等の処理、対象
事業者に対する情報の提供、及び個
人情報保護指針の作成・公表
(一財)日本データ
通信協会及び電気
通信事業者 4 団体
構成員
H20.11
インターネットの利用環境における総
合的なリテラシー向上の推進、産学の
民間主導による良好なインターネット
利用環境の構築を図る
(一財)マルチメデ
ィア振興センター
特別会員
インターネット・ホットライン
センター
運用ガイドライン検討協議会
H20.12
インターネットの違法情報の警察への
通報、プロバイダー等への削除依頼
に関する運用
地域 WiMAX 推進協議会
H20.8
児童ポルノ排除対策推進協
議会
H22.11
(一財) 日本データ 通信協
会電気通信個人情報保護
推進センター
業務企画委員会
諮問委員会
信
事務局等
各自治体が進めてきた地域の情報化
をネットワーク・アプリケーション・技術
の観点から共通化を図る。
技術標準化 WG、業務標準化 WG、防
災 WG、医療・教育 WG、セミナー開
催、人材育成、ブロードバンド整備状
況の情報共有、環境整備推進。
e-ネットキャラバン運営協
議会
通
目 的
安心ネットづくり促進協議会
児童ポルノ流通防止対策専
門委員会
(一社)インターネットコンテ
ンツセーフティ協会 (ICSA)
理事会
運営委員会
プロバイダ責任制限法
ガイドライン等検討協議会
名誉棄損・プライバシー関係
ガイドライン WG
著作権関係ガイドライン WG
商標権関係ガイドライン WG
発信者情報開示関係
ガイドライン WG
非常勤理事
(一財)インターネット協会
地域 BWA 事業の普及促進のため、
技術面、運用面の課題解決
児童ポルノ排除 総合対 策に基 づ
き、児童ポルノの排除に向けた国民
運動を官民一体となって推進する
総務省消費者行政課
警察庁情報技術犯
罪対策課
ARIB
内閣府
構成員
非常勤幹事
構成員
H21.6
イン タ ー ネッ ト上 での 児 童 ポル ノの
流 通 を防 止 するた めの対 策 につい
て具体的な検討を行う
(一財)インターネット協
会
総務省消費者行政
課 他
構成員
H21.3
児童ポルノの流通防止対策として、ブ
ロッキングを実施するためのアドレス
リストの作成・管理を行う
ヤフー(株)
理事
構成員
H14.2
電気通信事業者等が、情報の流通に
よる権利侵害に適切かつ迅速に対処
することができるよう、プロバイダ責任
制限法ガイドラインの検討等を行う
(一社)テレコムサ
ービス協会
構成員
39
区
分
名 称
IT防災ライン推進協議会
H24.3
不正アクセス防止対策に関
する官民意見集約委員会
H23.12
インターネット接続サービス安
全・安心マーク推進協議会
通
設置
年月
スマートフォンの利用者情
報等に関する連絡協議会
(SPSC)
総理大臣を本部長とするIT戦略本部
決定に基づき、官民連携の下、情報
通信技術を活用した防災ライフライン
の検討、及び普及を進め、官民の取
組みについての情報共有と連携の強
化を図る
不正アクセス行為に係わる実態を詳
細かつ正確に把握するとともに、不正
アクセス行為に係わる実態の把握を
踏まえて問題点を抽出し、社会全体と
しての不正アクセス防止対策の推進
に当たって必要となる現状の課題や
改善方策について意見を集約する。
H14.4
利用者に安心してインターネットサー
ビスを利用頂くために安全・安心マー
ク制度を設けユーザ対策やセキュリテ
ィ対策が一定基準以上であるという目
安を提供する。
H24.10
スマートフォンのプライバシーに関す
る業界ガイドラインの策定を促進し、
利用者情報等の適正な取扱いを通じ
て安心安全なスマートフォンの利用環
境を整備する。
信
(一社)セーファーインター
ネット協会
目 的
H26.5
インターネットの悪用を抑え自由な イン
ターネット環境を護るために、統計を用
いた科学的アプローチ 、数値化した効
果検証スキームを通して、悪用に対す
事務局等
内閣官房
備考
構成員
警察庁、
総務省、
経済産業省
電気通信事業者
4 団体
(一社)日本 スマート
フォンセキュリティ 協
会
(一社)モバイル・コン
構成員
構成員
テンツ・フォーラム
(一社)電気通信事
業者協会
ヤフー株式会社等
アドバイザリ
ーボードメン
バー
「なりすましECサイト」による被害発生
に対して捜査機関(政府)による対策
に加えて事業者や消費者保護団体に
よる民間の主体的な取組みを進める
ため、官民関係事業者が情報共有を
図り、より有効な対策等について協議
する
 無線 LAN のメリット・デメリットの認
知活動
 公衆エリア・家庭・オフィスにおける
無線 LAN の普及促進
 各プレイヤーが直面する横断的な
課題の解決
 災害時対応等、連携・協調が可能
で有用な取り組み
( 一社)セーファー
インターネット協会
通信4団体
EC サイト団体
全国銀行協会
内閣官房
総務省 等
構成員
NTT BP 等
特別会員
広告の苦情を受け付け審査する機関
JARO
る実務的な対策を立案し実行する。
そ
の
他
なりすましECサイト対策協
議会
H26.6
無線 LAN ビジネス推進連絡
会
H26.7
(公社 )日 本広告 審査 機構
(JARO)関係団体協議会
H15. 3
40
区
分
名 称
(一社)電子情報技術産業
協会 (JEITA)
設置
年月
S49.8
(一社)ケーブルテレビ情報
センター(CRI)
H16.11
総務部会・情報通信関係団
体委員会合同会議
H17.4
デジタル時代の著作権協
議会(権利処究会)
事業者団体 等と 電気通信
事業紛争処理委員会事務
局と懇談会
全国公益法人協会
H15.10
H18.1
S42.3
(一財)NHK放送研修
センター
S60.8
そ
テレコム税制連絡
S62.2
の
男女共同参画推進連携
会議
H20.8
他
スマートコミュニティアライア
ンス(JSCA)
(一財)地域活性化センター
H22.4
事務局等
的
電子機器、電子部品の健全な生
産、貿易及び消費の増進を図る。電
子情報技術産業の総合的な発展に
資する。
情報 通 信関 係 団体と 自 民 党との 予
算、税制、施策に関する協議
著作権及び著作隣接権の保護と公正
な利用を促進し、併せて研究成果の
公開により著作権思想の普及に寄与
することを目的。経団連ポータルサイ
トと連携。
備考
メーカーが主な会
員
非会員
リエゾン会
議
1回/月
講演会・セミナー活動。情報発信・デー
タ提供。ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー表彰。
自由民主党
政務調査会
代表幹事:
(一社)日本音楽著
作権協会
(JASRAC)
電気通信事業者間の紛争の未然防
止及び円滑かつ迅速な解決を図るた
めの情報交換
財務・会計・税務・運営における実務
上の問題および主務官庁の行政指導
に関わる問題に対する実務指導機関
放送事業とこれに関連する事業に係
わる人材の育成、技能の向上を図る。
次年度の要望等の取りまとめ
総務省 情報通信
国際戦略局
情報通信政策課
男女共同参画社会形成の促進。NH
K等と共に放送事業者として参加
内閣府
男女共同参画局
経済界全体としてのスマートコミュニテ
ィに関わる活動を企画・推進するととも
に、情報共有などを通じ、官民一体と
なってこれを推進する基盤として活動
(独法)新エネルギ
ー・ 産業技術総 合
開発機構(NEDO)
S60.10
活力あふれる個性豊かな地域社会を
実現するため、まちづくり、地域産業
おこし等、地域社会の活性化のため
の諸活動を支援し、地域振興の推進
に寄与する。
H21.2
近年のサイバー攻撃等へ対処し、情
報セキュリティの強化を図るため、国
民生活や社会活動に不可欠なサービ
スを提供している重要インフラとして
13 分野 18 事業(セプターと呼ぶ)が、
内閣官房情報セキュリティセンター
(NISC)から指定されている。各セプタ
ー、NISC の連携強化、分野横断的な
情報の共有、サービスの維持・復旧能
力の向上を図るため、政府機関から
独立した会議体として設立。
重要インフラセプター
カウンシル
総会
幹事会
情報収集 WG
相互理解 WG
情報共有に関する検討推
進 WG
分野横断的演習
目
41
内閣官房
情報セキュリティセ
ンター
13 分野 18 事業
所管省庁、
その他セキュリティ
関係機関等
非常勤理事
区
分
名 称
ICT 街づくり推進会議
検討部会
デジタルサイネージ
コンソーシアム
(公財)通信文化協会
情報セキュリティ政策会議
重要インフラ専門委員会
そ
の
他
一般社団法人レジリエンス
ジャパン推進協議会
無電柱化推進検討会議
無電柱化低コスト手法技術
検討委員会
設置
年月
目 的
事務局等
H25.1
ICTを活用した新たな街を実現するこ
とを目的として、ICTを活用した新たな
街づくりのあり方やその実現に向けた
推進方策について検討する。
総務省情報通信国
際戦略局
情報通信政策課
H20.9
M41.5
H17.9
H26.7
H26.9
H26.9
備考
構成員
デジタルサイネージ産業が直面する
課題の解決と新市場の創出や、生活
シーンにおけるサイネージ経験価値
の向上について検討する。
公益目的事業として郵政博物館の運
営、前島密賞の贈呈、通信文化の普
及・発展等に関する事業を行い、もっ
て我が国の手紙等文字コミュニケーション文
化と情報通信・放送文化の向上に寄
与する。
高度情報通信ネットワーク社会推進
戦略本部情報セキュリティ政策会議に
おける情報セキュリティ問題全体を俯
瞰した我が国としての中長期的な基
本戦略に関する当面の審議の充実に
資するため、特定の事項の調査検討
を行う専門委員会として設置されるも
の。
国土強靭化担当大臣私的諮問機関
「ナショナル・レジリエンス懇談会」の
結果を踏まえ、 「国土強靭化基本計
画」が円滑に達成されるよう、産、学、
官、民のオールジャパンでその叡智を
結集し 、非常時のみならず平時での
戦略的活用の方策を創造することに
より、公共投資、民間投資が最大限に
相乗効果を発揮し、 レジリエンス立
国を構築していくことを目的として設立
安全で快適な通行空間の確保、都市
災害の防止、都市景観の向上、施設
の信頼性向上等の観点から道路の無
電柱化を図るとともに、社会のニーズ
に対応した道路空間の有効活用を図
り、今後の無電柱化促進方策検討の
ため設置
従来より無電柱化の整備は行われて
きたが、今後更なる整備促進に向け
て、より一層の低コスト化が求められ
ている。新たな整備手法の導入にあ
たっての技術的検証を目的として、国
土交通省、総務省、経済産業省、電
気・通信事業者、関係団体から推薦さ
れた有識者等から構成される委員会
を設置
注) 設置年月欄の H および S の表示は、それぞれ平成、昭和の元号を表す。
42
内閣官房
国土強靭化担当大
臣
警察庁・総務省・経
済産業省・国土交
通省・電気・通信事
業者・関係団体
総務省・経済産業
省・国土交通省・電
気・通信事業者・関
係団体
H25 年度は
オブザーバ
ー加
H26 年度か
ら委員
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