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公募説明会資料(PDF)

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公募説明会資料(PDF)
SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
次世代海洋資源調査技術
海洋資源調査システム・運用手法の開発
募集説明会
平成26年8月11日
(独)海洋研究開発機構 海底資源研究開発センター
1
Ⅰ.SIPの概要
Ⅱ.「次世代海洋資源調査技術」及び募集テーマについて
Ⅲ.事務手続きについて
2
Ⅰ.SIPの概要
3
○科学技術イノベーション総合戦略(平成25年6月7日閣議決定)
※平成26年6月に一部改訂
○日本再興戦略(平成25年6月14日閣議決定)
総合科学技術・イノベーション会議の司令塔機能強化
4
総合科学技術・イノベーション会議の司令塔機能強化の3本の矢
1.政府全体の科学技術関係予算の戦略的策定
進化した「科学技術重要施策アクションプラン」等により、各府省の概算要求の検討段階から総合科学技術
会議が主導。政府全体の予算の重点配分等をリードしていく新たなメカニズムを導入。
(大臣が主催し、関係府省局長級で構成する「科学技術イノベーション予算戦略会議」を4回開催)
2.SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
総合科学技術・イノベーション会議が府省・分野の枠を超えて自ら予算配分して、基礎研究から出口(実用
化・事業化)までを見据え、規制・制度改革を含めた取組を推進。
科学技術イノベーション創造推進費:(平成26年度当初予算)500億円(新規)
3.革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)
実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指し、
ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発を推進。 (平成25年度補正予算)550億円
5
■SIPの特徴
○社会的に不可欠で、日本の経済・産業競争力にとって重要な
課題を総合科学技術・イノベーション会議が選定
○府省・分野横断的な取組み
○基礎研究から実用化・事業化までを見据えて一気通貫で研
究開発を推進
規制・制度、特区、政府調達なども活用
国際標準化も意識
6
■SIPの実施体制
○課題ごとにPD(プログラムディレクター)を選定。
○PDは関係府省の縦割りを打破し、府省を横断する視点から
プログラムを推進。
○ガバニングボード(構成員:総合科学技術・イノベーション会
議有識者議員)が評価・助言を行う。
総合科学技術・イノベーション会議
ガバニングボード
課題ごとに以下の体制を整備
PD(プログラムディレクター)
(内閣府に課題ごとに置く)
管理法人・関係省庁
研究主体
昨年末、公募により、
産学からトップクラス
のリーダーをPDとして
選出
課題ごとの推進委員会
PD(議長)、担当有識者議員、
内閣府、関係省庁、外部専門家
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8
Ⅱ.「次世代海洋資源調査技術」及び
募集テーマについて
9
研究開発の3本柱
目標
海洋資源の成因に
関する科学的研究
海洋資源探査技術
の開発
長期監視技術の
開発
新たな戦略的探査手法
を開発するとともに、そ
の前提となる海底下の
鉱 物・鉱床の成因を 解
明
海底下鉱物資源情報
等を現在の2倍以上
のスピードで効率良く
取得するシ ステム を
開発
長期にわたり継続的に
環境影響の監視を行う
技術を新たに開発
技術的目標
・海底資源を高効率(現在の数倍のス
ピード)で調査する技術を世界に先
駆けて実現
・資源が眠る深海域において使用可
能な未踏海域調査技術を確立
社会的目標
・民間に技術移転することで日本の
海洋資源調査を飛躍的に加速
次世代遠隔
操作システム
産業面の目標
・H30までに世界に打って出ることの
出来る海洋資源調査産業を創出
ASV
高強度軽量大電力
送電ケーブル
通信技術
(光、レーザー、LED、電磁場等)
コアリングシステム
画像取得システム
センサー群
ソーナー
映像技術
(音響ビデオカメラ等)
ケーブル式観測システム
・グローバルスタンダードの確立によ
り、日本の調査システムを輸出及び
海外での調査案件を受注
日本再興戦略(抜粋)
○メタンハイドレート等海洋資源の商業
化の実現等
・海底熱水鉱床等の海洋資源について
も官民連携の下、探査・生産技術開発
等を推進。
10
1.海洋資源調査産業の創出
○競争力のある調査技術の開発
○産学官一体でSIPを推進することにより、海洋資源調査産業を牽引する
主体となる民間企業等を最も効率良く育成
○SIPにより得られた新たな調査技術・ノウハウを、探査サービス会社、探
査機器製造会社、海洋エンジニアリング会社など、幅広く民間企業に移
転し、海洋資源調査産業を活性化
2.グローバルスタンダードの確立
○他国より先行している調査技術及び環境監視技術を世界に先駆けて確
立することにより、日本の調査技術及び環境監視技術の国際標準化を目
指す
○上記の国際標準化により、日本の調査システムの輸出及び海外での調
査案件の受注を目指す
○海底資源開発を行う上で最大の社会的課題となりうる、予防的アプロー
チに対して応えうる、正確な科学的認識のスタンダードの目指す
11
管理法人
今回の
公募対象
12
我が国の海洋資源調査産業を創出するために、コスト、
効率等の面で国際的競争力を有する海底熱水鉱床の調査
システム・運用手法を開発することを目指します。「水深
3,000メートルまでの海底において、海底下100メートル以浅
にある500メートル四方程度、厚さ10メートル以上の規模を
目安とする鉱体」をモデル鉱床とします。既に行った又は新
たに行う洋上調査の結果を踏まえ、プラットフォーム*1(例:
船舶、自律型無人探査機、遠隔操作型無人探査機、曳航
体)に海底熱水鉱床(非活動及び潜頭性の海底熱水鉱床
を含む)を調査できるセンサー*2(例:音波、電磁、電気、重
力、磁力及び化学センサー)を搭載し、解析技術*2を使用
して、海底下に存在するモデル鉱床を広域から段階的に絞
り込んでいく調査システム・運用手法を開発・実証します。
必要に応じて、複数センサーの利用や海底設置式セン
サーの併用も可とします。調査システム・運用手法の開発・
実証にあたっては、複数回の実海域での調査航海・潜航を
通じて問題点を抽出・解決しつつ進め、調査手法のプロトコ
ルを構築します。
*1:国内の商用または研究用に利用されているものであり、それらの改造・改良は可能です。
*2:国内の商用または研究開発が進められているものであり、それらの改造・改良は可能です。
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Ⅲ.事務手続きについて
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15
■研究開発期間
平成26年度を初年度とし、最大で平成31年3月末まで
※毎年度末に次年度以降の研究開発の継続可否を含めた研究開発進捗に
関する評価を行いますので、研究開発計画書に記載された研究開発期間
が約束されるものではないことをご承知おきください。
■採択予定件数
1~2件程度
■研究開発費の規模
上限7億円/年
※次年度以降の研究開発費は、年度末評価の結果や研究開発計画の進捗
状況等を踏まえ、年度ごとに見直しを行います。
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次の要件を満たす企業等(法人)とします。
1.当該技術又は関連技術の研究開発の実績を有し、かつ、研究開発目標
達成及び研究開発計画遂行に必要な組織、人員等を有していること
2.本研究開発を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資
金、設備等について十分な管理能力を有していること
3.本研究開発の遂行及び成果の実用化・事業化計画の立案とその実現に
ついて十分な能力を有しており、参画する企業等の責任及び役割が明確
化されていること
4.本邦の企業等であること
※なお、国外の企業・大学等の特別な研究開発能力、研究施設等の活用又は国際標準獲得の観点か
ら国外企業・大学等との連携が必要な部分を、国外企業・大学等との連携により実施することができ
ます。その場合、適切な執行管理の観点から、研究開発の受託等にかかる事務処理が可能な窓口
または代理人が国内に存在することを必須とします。
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形式
審査
書類
選考
面接
選考
研究機関
の決定
○選考は非公開。
○選考に関わる者・・・守秘義務を遵守
○利害関係者・・・選考へは不参加
募集受付締切
書類選考期間
書類選考結果の通知
面接選考期間
研究機関の決定通知・発表
研究開発開始
8月29日(金) 正午
8月下旬~9月上旬
9月上旬~9月中旬
9月中旬~9月下旬
10月上旬
10月以降
※具体的な日程が決まり次第、ホームページへの掲示等を行います。
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以下の基準をもとに、評価を行います。
1.提案内容が、SIPの意義の重要性や趣旨及び課題の目的と合致してい
るか
2.研究開発テーマの目標及び研究開発計画が妥当であるか。特に研究開
発期間終了時までに実証が完了するような開発目標が組まれているか。
3.目標達成に向けた工程表は妥当であるか
4.目標達成に向けた具体的な道筋を示しているか
5.研究開発の実施体制、予算、実施規模が妥当であるか。適切なマネジメ
ント体制が構築されているか。実用化までを見据えた研究開発実施体制
となっているか
6.実用化・事業化への戦略性、達成度合いは妥当であるか。特に、事業終
了後も含め、技術開発の実用化・事業化に向けて、我が国の海洋資源調
査産業として広がりをもって取り組むことが出来る体制・道筋・取組が統
合的かつ具体的に示されており、研究開発期間中及び終了後の実施計
画が適切か
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実用化に向けて研究開発を加速するため、総合的な研究開発チームを組み、取り
組んでいただきます。
※JAMSTECが支援研究機関になることは想定していません。
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1.研究開発の推進及び管理
a. 研究開発の計画立案とその推進に関すること等、研究開発チーム全体に対する管理責任
b. 研究開発の推進において、PDによる研究開発に関する方針の遵守
c. JAMSTECに対する研究実施報告書等、種々の書類の遅滞なき提出
d. 自己点検、JAMSTECによる研究開発評価・経理の調査、不定期に行われる国による会計
検査等の対応
e. JAMSTECと研究機関との間の委託研究契約、その他内閣府及びJAMSTECの定める諸
規定等の遵守
2.研究開発費の管理
研究開発チーム全体の研究開発費の適切な管理(支出計画とその執行等)
3.研究開発チームメンバーの管理
研究開発チームのメンバー、特に本研究開発費で雇用する研究員等の研究環境や
勤務環境・条件に対する配慮
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4.研究開発成果の取り扱い
a. 適切な知的財産権の取得
b. 国内外での研究開発成果の積極的な発表
c. 公表を許可された研究開発成果を論文・学会等で発表する際の、 SIPの成果である
旨の明記
d. 内閣府及び JAMSTECが国内外で主催するワークショップやシンポジウムへの研究
開発チームのメンバーとの参加、および研究開発成果の発表
5.各種の情報提供
研究開発終了後、一定期間を経過した後に行われる追跡評価に際し、各種情報提供や
インタビュー等への対応
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6.国民との科学・技術対話
科学・技術に対する国民の理解と支持を得るため、シンポジウム・ワークショップなど
国民との科学・技術対話への積極的な取り組み
7.研究開発活動の不正行為を未然に防止する取組について
JAMSTECの研究費が国民の貴重な税金でまかなわれていることを十分に認識した
公正かつ効率的な執行
a. 公募要領等の要件の遵守
b. 研究上の不正行為や研究費の不正使用等の禁止
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1.研究代表者が作成し、PDによって承認された計画にもとづき、
JAMSTECは「研究機関」と契約を締結
2.「支援研究機関」との契約は、「研究機関」が対応
3.複数年契約の締結(詳細検討中)
・年度をまたぐ物品の購入に対応
・やむを得ない理由で生じた研究開発費の繰越しが可(理由等により
可否を判断)
・向う2年間の契約を締結し、毎年変更契約により期間を延長
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お問い合わせは、下記メールアドレスにお願いします。
JAMSTEC 海底資源研究開発センター 企画調整グループ
[email protected]
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