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第12回 東京の社会空間構造(1)
人口動態学 第12回 東京の社会空間構造(1) 郊外化とコミュニティライフサイクル 都市の人口は、都市内部に一様に分布しているわけではない。 都市化・郊外化の過程では、人口学的には、独身者を除き、若い世代ほど郊外に、古い 世代ほど都市の内部に住んでいた。また、ホワイトカラーの居住地とブルーカラーの居住 地は、分離する傾向があった。ブルーカラーの居住地は工場の立地に制約され、ホワイト カラーの居住地は、住宅立地に制約されている。 この居住パターンは、一見すると、欧米の都市と類似しているが、その動態は異なって いる。欧米の都市では、人が移動することで、人口構成が変化するが、日本の大都市では、 定住による加齢が都市の居住地の性格を変える。 脱工業化、ホワイトカラー化は、旧来のブルーカラー居住地を縮小させ、ホワイトカラ ー居住地を拡大させる傾向がある。欧米では、郊外の拡大をもたらしているが、日本では、 都心周辺部のホワイトカラー化が顕著である。 1.都市生態学 (1)同心円地帯理論 19 世紀後半に急速な成長を経験したシカゴでは、さまざまな都市問題が噴出した。シ カゴ大学社会学科は、地元シカゴの社会問題に取り組み、1920 年代に都市社会学を生み だした。 シカゴの人口 (1840-1920) 3,000,000 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 0 1840 1850 1860 1870 1880 1890 1900 1910 1920 その成果のひとつが、バージェスの同心 円地帯理論である。 中心業務地区(ループ) 推移地帯:移民の集中する劣悪な住宅と軽 工業地帯。社会問題の集積地。 労働者居住地帯:移民の第二世代の労働者階級住宅地。 居住地帯:中産階級の住宅地。 通勤者地帯:自動車で中心部に通う上流階級の住宅地。 -1- 人口動態学 シカゴの推移地帯 下宿屋街、暗黒街、リトルシシリー(イ タリア人街)、ゲットー(ユダヤ人街)、 スラム、チャイナタウン(中国人街)、悪 徳地帯(売春地帯)、ブラックベルト(黒 人街)など。 労働者階級地帯 移民の第二世代の居住地 「ドイチュラント」(ユダヤ人街) 2 階建て住宅地帯 住宅地帯 繁華街、賃貸マンション、一戸建て住 宅街、居住用ホテル、排他的な住宅地区 通勤者地帯 バンガロー地区 ・社会階級別の棲み分けと、移民の同化による上昇移動。 ・都市の成長とともに同心円は拡大。 ・各地域は、都市の拡大にともなって格下げ過程に。 (2)セクター理論 ホイトは、1930 年代に、都市 が、同心円ではなく、特定の方 向に特定のタイプの居住地が拡 大して扇形のエリアを形成する というセクター理論を提唱し た。 ①放射線状に伸びる交通の軸 線に沿って、特定の地域が外側 にむかって扇形に展開する。 高級住宅街は、最速交通路線 に沿って拡大する。 重工業地帯の周辺に労働者居 住地域が展開。 ②高速交通手段の発達、重工業 の大規模な発展が、同心円理論 の修正・否定をもたらした。 -2- 人口動態学 (3)多核心理論 ●ハリスとウルマン(Harris and Ullman 1951)が提唱。 ●ひとつの中心ではなく、複数の核を中心に、周囲の土地利用が決まる。 ①最初から複数の核がある場合:ロンドンのウェストミンスターとシティ ②都市発展の過程で新しい核ができる場合:サウス・シカゴのカルメット川沿いの製鉄 地帯。 ●核になるもの:小売地区、港湾・鉄道、鉱山、観光都市の海浜 ●核を中心とした立地の原理 ①施設へのアクセスの良さ----工業地にとっての港、鉄道、広い区画など ②集積の利益----商業地 ③好ましくない利用の分離----工業地と住宅地 ④地価----安価なところは低所得者の居住地になる。 (4)社会地区分析と因子生態学 ●社会地区分析 シェブキイとウィリアムズ:ロサンゼルスの社会地区分析(Shevky and Williams 1949) シェブキイとベル:サンフランシスコの社会地区分析(Shevky and Bell 1955) センサス・トラクト(国勢調査の統計地区)単位の分析。 都市を構成する各地区は3つの軸(次元)に沿って分化する。 指標 (1)社会的地位(経済的地位) 職業:ブルーカラー比率をトラクト単位で標準化 学歴:小学校卒業者比率をトラクト単位で標準化 (2)都市化(家族的地位) 出生率:5歳未満の子ども数/ 15 歳~ 44 歳女性 女性就業者:14 歳以上の女性就業者比率 一戸建て住宅:一戸建て住宅比率 (3)凝離(人種・民族的地位) 相対的に孤立している人種・国籍集団の凝離指数 ●これを方法的に洗練したのが因子生態学(Bell 1955)。 因子分析という統計的分析手法を用いて、複数の変数を限られた数の尺度に集約。 多くの都市で、社会経済的地位、家族的地位、人種・民族的地位の3次元が現れる。 空間的には、社会経済的地位は、セクター型(一部同心円型) 家族的地位は、同心円型 人種・民族的地位は不規則に分散(Rees 1979)。 この方法は、地理学の等質地域分析として発展。 -3- 人口動態学 (4)日本における社会空間構造の分析 倉沢進編『東京の社会地図』(1986)、『新編東京圏の社会地図』(2004)が有名だが、地 図づくりが先行して、何を明らかにしたいのか、理論が鮮明でないという課題を抱えてい る。 松本は、名古屋のデータを用いて、コミュニティ・ライフサイクル仮説や、都市圏の発 展段階理論の修正仮説(都市化・郊外化・再都市化)を提案してきた。そのほか、地理学 では、郊外の自立化や団塊世代の移動をテーマとした分析がなされてきている。 以下では、コミュニティ・ライフサイクル仮説を東京の市区町村別データで検証する。 2.コミュニティ・ライフサイクル仮説 アメリカでの仮説(Choldin 1985) ネイバーフッド変動/コミュニティ変動 村落→一戸建て住宅の開発(人口の増加)→市街地の完成(人口の飽和)→格下げ過程(住 民の入れ替え)→衰退過程(人口の減少、住宅の老朽化、治安の悪化)→再開発または倒 壊。 日本での仮説 農村または林野→住宅地の開発(計画的[または無計画]な分譲[または賃貸]の一戸建て[ま たは集合住宅]の急速な[または緩慢な]開発)→子育て期家族の増加とコミュニティ形成 →定住による住民の加齢と家族ライフサイクルの進行→子世代の世帯分離と親世代の高齢 化→コミュニティの衰退と更新 3.郊外化とコミュニティの年齢構成 1965-70 高度経済成長後期にあたる 1960 年代後半から 70 年代初頭は、郊外化の時期。 家族形成期を迎えた世代が、郊外へ移動。子育て期の家族が多い郊外コミュニティを形成 した。 1965-70 年の人口増加率 都市中心部で人口が減少し、 郊外で人口が増加している。 23 区で人口が増加しているの は、江戸川区、葛飾区、足立区、 練馬区、中野区、杉並区、世田 谷区。多摩地区は、山間部の奥 多摩町、檜原村を除いて人口が 増加。 -4- 人口動態学 子育て期の家族が流入した郊 外地域は、年少人口比率が高く なる。 区部に比べて、多摩地 区で、年少人口比率が高い。 人口増加率と年少人口比率と 65-70年人口増加率と70年年少人口比率 の相関係数は、.698。 35.0 檜原村 30.0 瑞穂町 東大和市 村山町 東久留米市 町田市 奥多摩町 25.0 多摩町 20.0 R=.698 15.0 10.0 5.0 0.0 -50.0 0.0 この時期、まだ高齢化はそれ ほど顕著ではないが、とくに 人口増加地域では、子育て期 の核家族が多いため、老年人 口比率が著しく低かった。 老年人口比率が高いのは、 檜原村(年少人口比率も高い 農山村型) 多摩東部は、老年人口比率 が低く、23 区はやや高い。 都市内部から徐々に高齢化 が始まっていることが分かる。 -5- 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 人口動態学 人口増加率と老年人口比 率との相関係数は、-.514。 65-70年人口増加率と70年老年人口比率 12.0 檜原村 10.0 日の出村 中央区 R=-.514 五日市町 8.0 千代田区 奥多摩町 台東区 青梅市 6.0 秋多町 多摩町 町田市 4.0 村山町 2.0 0.0 -50.0 0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 1975-80 低成長時代に入り、都市経済が停滞、地方で人口が増加しはじめた時期、東京では、第 一次郊外化が完了しつつあった。 (1971 年から多摩市で多摩ニュータウン諏訪・永山団地、 1972 年から板橋区で高島平団地が入居開始)。 人口増加率が高い地域は、 多摩西部に移り、23 区だけ で な く 、 多 摩東 部 で も人 口 減 少 地 域 が 出現 し た 。武 蔵 野 、 三 鷹 、 国立 、 小 金井 な ど。 多摩西部地域で、年少人口 比率の高い地域が広がった。 子育て期家族が流入して、年 少人口が増加したことによる ものと考えられる。 -6- 人口動態学 この時期の人口増加率と 75-80年人口増加率と80年年少人口比率 年少人口比率の相関関係 は 、 極 め て 高 か っ た 35.0 (R=.856)。 30.0 東久留米市 20.0 千代田区 多摩市は、コミュニティラ 多摩市 羽村町 日野市 八王子市 五日市町 25.0 多摩ニュータウンのある 武蔵村山市 日の出町 国分寺市 15.0 イフサイクルの初期にあ 10.0 り、最も人口減少率の高い 5.0 R=.856 0.0 千代田区は、コミュニティ -20.0 ライフサイクルの末期にあ -10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 る。 老年人口比率は、多摩山 間部だけでなく、都心部でも しだいに高くなってきてい る。 最も人口増加率の高い多摩 市では、老年人口比率は低く、 最も人口減少率の高い千代田 区では、老年人口比率が高い。 都心区では、地方から 75-80年人口増加率と80年老年人口比率 流入した若年層だけでな 18.0 く、地元育ちの第二世代 檜原村 16.0 も郊外に流出して、高齢 層だけが残される傾向が 出てきている。 千代田区 台東区 豊島区 14.0 12.0 10.0 8.0 6.0 4.0 R=-.594 五日市町 日の出町 世田谷区 青梅市 東村山市 八王子市 秋川市 東久留米市 2.0 町田市 武蔵村山市 羽村町 多摩市 0.0 -20.0 -10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 1985-90 バブル経済期には、都市中心部の地価高騰によって、ふたたび郊外化が始まった(1981 年入居開始の練馬区の光が丘団地は、都内で最後の大規模公団住宅)。 -7- 人口動態学 千代田、中央、港、新宿、渋 谷などで人口減少が著しかっ たことが分かる。 多摩地区では、人口が増加 傾向にあり、とくに多摩西部 と多摩ニュータウンで人口が 増加していた。 人口急増地区で、年少人口 が多いという傾向も、変わら なかった。年少人口比率が 20 %を超えていたのは、多摩市 と瑞穂町であった。 85-90年人口増加率と90年年少人口比率 人口増加率と年少人口比率 25.0 の相関係数は、.857。十年前 20.0 とほとんど変化がない。 日の出町 瑞穂町 多摩市 羽村町 稲城市 千代田区 港区 中央区 新宿区 渋谷区 江戸川区 国分寺市 15.0 10.0 杉並区 R=.857 5.0 0.0 -30.0 -20.0 -8- -10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 人口動態学 老年人口比率は、都心部か ら徐々に上昇傾向にあった。 千代田、中央、台東では、15 %を超えた。23 区のうち 4 つを除いて、10 %を超えて おり、多摩地区でも武蔵野、 三鷹、保谷、東村山、清瀬で 10 %を超えた。 多摩山間部(檜原村、奥多 摩町)では、村落型の高齢化 が一足先に進んでいた。 85-90年人口増加率と90年老年人口比率 人口増加率と老年人口比 30.0 率の相関係数は、-.683。人 檜原村 口 増 加 率 が 高 い 地 域 ほ ど老 奥多摩町 25.0 千代田区 年 人 口 比 率 が 低 く 、 人 口減 中央区 台東区 五日市町 日の出町 15.0 少 率 の 高 い 地 域 ほ ど 老 年人 港区 渋谷区 新宿区 口 比 率 が 高 い こ と を 意 味し 10.0 5.0 ている。 散 布 図 を み る と 、 都 心区 と ニ ュ ー タ ウ ン と が 好 対照 R=-.683 20.0 青梅市 瑞穂町 多摩市 稲城市 東久留米市 0.0 -30.0 -20.0 をなしている。 4.再都市化とコミュニティの年齢構成 1995-2000 都心区を中心に、23 区と 多摩東部のほとんどの地域で 人口が増加。 ドーナッツの穴が埋まるよ うになった。 人口増加率第 1 位は、中央 区の 13.5 %、第 2 位は稲城 市で 10.2 %、第 3 位は港区 で 10.0 %。 -9- -10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 人口動態学 しかし、この段階では、 年 齢 構 成 を 変化 さ せ るほ ど で は な か っ た。 そ の 理由 の ひ と つ は 、 都心 居 住 者に 子 ど も が 少 な いこ と が あげ ら れる。 新 し い ラ イフ ス タ イル と し て DINKs( Double Income No Kid's) ,DINWKs( Double Income With Kid's)など、子 ど も が い な いか 少 な い家 族 が都心居住を選好している。 子育て期家族の多い、多摩ニュータウンの稲城では、年少人口比率が高い。 95-00年人口増加率と00年年少人口比率 あ れ ほ ど 強固 だ っ た人 口 18.0 増加率と年少人口比率との 瑞穂町羽村市 東大和市あきる野市 武蔵村山市 16.0 関連がなくなった。 14.0 相関係数は、.121。 多摩市 八王子市 国分寺市 三鷹市 世田谷区 12.0 檜原村 10.0 北区 品川区 奥多摩町 8.0 稲城市 国立市 豊島区新宿区 港区 中央区 渋谷区 6.0 R=.121 4.0 2.0 0.0 -10.0 -5.0 老年人口比率は、23 区部 で高く、山間部を除く多摩 地区で低い。定住層の高齢 化によって老年人口比率が 増加するので、過去 40 年 間のドーナッツ型人口増加 の影響が、老年人口比率の 分布に反映している。 - 10 - 0.0 5.0 10.0 15.0 人口動態学 95-00年人口増加率と00年老年人口比率 高齢化の進んだ都市中心部で、 40.0 檜原村 人口が増加したにもかかわらず、 35.0 R=-.512 奥多摩町 人口増加率と老年人口比率の相関 30.0 係数は、-.512。これは、檜原村 25.0 と奥多摩町が超高齢化しているた 日の出町 台東区 千代田区 20.0 北区 め。 東村山市 15.0 多摩市 10.0 羽村市 港区 中央区 国立市 八王子市 稲城市 江戸川区 5.0 0.0 2000-05 -10.0 -5.0 0.0 東京では、2000 年以降も再都市化の傾向は続いている。 最も人口増加率が高かっ たのは、中央区で 35.7 %。 第 2 位は、港区で 16.6 %、 第 3 位は、千代田区で 15.9%、第 4 位は、江東区 で 11.7%、第 5 位は稲城市 で 10.5 %であった。 年少人口比率は全体とし て低下傾向にある。ただし、 千代田区では、10 %を超え た。15 %を超えているのは、 多摩西部の瑞穂町と多摩東 部の稲城市。 - 11 - 5.0 10.0 15.0 人口動態学 95-00 年と同様、人口増加率 00-05年人口増加率と05年年少人口比率 と年少人口比率との関連はな 18.0 16.0 14.0 12.0 日の出町 10.0 くなり、相関係数は.029 とな った。 都心における人口増加は、 顕著に子どもの数を増やすわ 檜原村 けではない(とはいえ、人口 奥多摩町 たところが多く、学校不足に -20.0 江東区 千代田区 -10.0 中央区 文京区 8.0 豊島区 6.0 4.0 2.0 0.0 0.0 減少によって学校を統廃合し 悩んでいる自治体もある)。 稲城市 江戸川区 港区 新宿区 R=.029 10.0 20.0 30.0 40.0 老年人口比率が最も高いの は、多摩山間部の檜原村 (40.6%)と奥多摩町(36.6%)。 20 %を越えている地域は、 千代田、台東、墨田、荒川、 北 、 豊 島 、 練馬 な ど 城北 地 区に多い。しかし、19 %台 も 多 く 、 質 的な 差 が ある わ けではない。 最も老年人口比率が低い のは、稲城市。 00-05年人口増加率と05年老年人口比率 人口増加率と老年人口比 率との相関係数は、2000 年 と 同 様 に 、 正の 相 関 を示 す 檜原村 奥多摩町 45.0 40.0 35.0 (.486)。 30.0 25.0 台東区 清瀬市千代田区 日の出町 20.0 江東区 港区 15.0 中央区 稲城市 10.0 R=.-486 5.0 0.0 -20.0 -10.0 - 12 - 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 人口動態学 5.まとめ 人口増加率との相関係数 年少人口比率 老年人口比率 65-70 .698 -.514 75-80 .856 -.594 85-90 .857 -.683 95-00 .121 -.512 00-05 .092 -.486 郊外化の段階では、子育て期の家族が郊外に移動したために、人口増加率と年少人口比 率とは正の相関関係を示していた。また、子育て期家族が去った都心部や、子育て期を終 えて高齢期にむかう家族の多い都心周辺部では、加齢により老年人口が増加傾向にあるた め、人口増加率と老年人口比率は負の相関関係を示していた。コミュニティ・ライフサイ クル仮説は、自治体単位で検証された。 再都市化の段階では、中心部の人口が増加したが、それは多くの子どもをともなうもの ではなく、人口増加率と年少人口比率との相関はなくなった。都心居住は、ヤングアダル ト層の増加を意味しているから、人口増加率と老年人口比率との相関はなお残っている。 参考文献 Bell, Wendell. 1953. 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