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News Release 平成22年7月20日 財団法人自転車産業振興協会 「競技用自転車及び部品の研究開発」実施について 平成22年度利用者ニーズ新自転車等研究開発「競技用自転車及び部品の研究開 発」を公募したところ16件の申請があり、選考の結果6件の申請について、平成2 3年2月末日までに「競技用自転車及び部品」の研究開発をしていただくことになり ました。 財団法人自転車産業振興協会では、 「競技用自転車及び部品の研究開発」を公募により 実施することとなりました。 当協会では、環境意識の高まりなどを背景にスポーツバイク利用者が増加する傾向に ある中、スポーツバイク利用者あるいは自転車競技者などのニーズに基づく新しい自転 車のひとつとして、トラックレーサー、ロードレーサーなどの競技用自転車または競技 用自転車部品の製作を行う企業または個人を公募・選考の上、研究開発を行うこととな りました。本研究開発は、幅広い自転車活用を促進するとともに、環境にやさしい自転 車社会の促進を図ることを目的としております。 平成22年度利用者ニーズ新自転車等研究開発「競技用自転車及び部品の研究開発」 を公募したところ企業14社より計16件の申請があり、書類選考の後、 「第1回競技用 自転車及び部品の研究開発審査委員会」 (委員長:形本静夫順天堂大学大学院スポーツ健 康科学研究科教授)にて、申請者によるプレゼンテーションを実施の上選考の結果、6 件の申請について平成23年2月末日までに研究開発を実施していただくことになりま した。 この事業は競輪の補助金を受けて実施するものです http://ringring-keirin.jp また、審査委員会において、研究開発の中間報告(本年12月予定)及び最終報告(来 年3月予定)を行い、各委員から意見を求めます。審査委員会での意見、あるいは、イ ンターネットを通じた一般からの意見等については研究開発者側にフィードバックする 予定です。 ※ 添付資料:平成22年度利用者ニーズ等新自転車研究開発「競技用自転車及び部品の 研究開発」概要 〈本発表資料に関する問合せ先〉 (財)自転車産業振興協会 統括事業部 担当者:渡邊、君塚 TEL 03-5572-6408 FAX 03-5572-6407 URL:http://www.jbpi.or.jp 平成22年7月 平成22年度利用者ニーズ新自転車等開発研究 「競技用自転車及び部品の研究開発」 財団法人 自転車産業振興協会 I d Index No No. 研究開発者 タイトル 1 パナソニックサイクルテック(株) 軽量でより安全なチタン合金製ロードレーサー フレ ム フレーム 2 (株)ヨシガイ シクロクロス用カンチレバーブレーキ 3 ダイワボウプログレス(株) 高性能競技用自転車タイヤ 4 (株)三 島製作所 (株)三ヶ島製作所 新構造 トラック競技用ペダル トラ ク競技用ペダル 5 (株)日東 クロモリ製オーバーサイズ トラックレーサー用 ハンドルバ ステム ハンドルバーステム 6 (有)今野製作所 競技用フレーム用ロストワックス製ラグ各種 パナソ パナソニックサイクルテック株式会社 クサイクルテ ク株式会社 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 部品 上パイプ 下パイプ 立パイプ イ チェンステー ワイヤ内蔵出入り口小物 ハンガパイプ 素材 3AL2.5Vチタン合金 3AL2.5Vチタン合金 3AL2.5Vチタン合金 チタ 合金 3AL2.5Vチタン合金 or JIS2種 3AL2.5Vチタン合金 or JIS2種 3AL2.5Vチタン合金 or JIS2種 仕様 φ34.9-φ40.1(約15%拡管) ケミカルバテッド φ42.7-φ49.1(約15%拡管) ケミカルバテッド φ34.9-φ40.1(約15%拡管) φ φ (約 %拡管) ケミカ ケミカルバテッド テッド φ28.6-φ16 テーパー管 アーモンド形状 ロストワックス製 φ44 t1.5 幅86.5mmワイド設計(従来寸法 幅68mm) 軽量でより安全なチタン合金製 ロードレーサーフレーム ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ 軽量化:フレーム重量 軽量化 フレ ム重量 現状1.4kg台⇒1.2kg台へ 現状1 4k 台⇒1 2k 台 強度・耐久性:EN規格適合 剛性(ねじり):剛性としなやかさのバランス追求 金属(チタン素材)を使用することにより事前に破損の兆候 が検出でき安全性を確保。 FMEによる強度解析で応力集中部の見極めを行う。 応力集中部の補強金具(ガセット)をなくすことによる軽量 化。 パイプ断面を異形に加工することで応力集中部を分散する 従来不可能とされていたチタン合金の拡管加工技術を確立 する。 試験機による評価だけでなく実走による応力評価や官能評 価を行い 操作性や乗りやすさを追及する 価を行い、操作性や乗りやすさを追及する。 株式会社ヨシガイ シク ク ス用カンチレバ ブレ キ シクロクロス用カンチレバーブレーキ ¾ ¾ ¾ ¾ シクロクロスバイクにはカンチレバーブレーキが最も適している。カンチレバー シクロクロスバイクにはカンチレバ ブレ キが最も適している カンチレバ ブレーキはタイヤ上部のクリアランスを大きくとれるため泥ヅマリを少なくする には効果的。 荒 を走行す 荒地を走行するため、自転車への振動・衝撃が大きくブレーキの調整に狂いが生 、 転車 振動 衝撃 調 狂 じるケースが多いが、既存のバネテンション調整機構に加え、左右のブレーキ本 体個々にワイヤーのバランス調整機構を設けライダーの好みに応じたブレーキ操 作力と共に左右ブレーキの動きのバランス調整を可能とする。 カンチレバーブレーキの流行の一つにロープロファイルデザイン カンチレバ ブレ キの流行の つにロ プロファイルデザイン。ロ ロープロファ プロファ イルデザインの欠点としてブレーキ制動力の低下がある。より確実な制動を求め るシクロクロスに於いてはブレーキ本体のアームを大きくし制動力を上げること が必要となる。今回の開発品の設計においては制動力を上げることを重要視した。 更には弊社の特徴であるアルミ冷間鍛造技術を用いることにより力のロスを少な くし、ブレーキへの入力をダイレクトにリムへ出力することが制動力アップにも 繋がる。 現在流通しているフレームのカンチブレーキ台座は、ブレーキ本体組み付け部が φ8 で共通サイズに統 されている ただし「も と強度を上げることができな φ8㎜で共通サイズに統一されている。ただし「もっと強度を上げることができな いか?」という競技選手の要望が寄せられている。フレーム規格を変えることは なかなか困難なことです。ただし、将来的にフレームメーカーが台座寸法をφ10 ㎜など大きな径に変えられるよう、本体に大径のブッシュを挿入し新しいフレー ム規格 も対応 きる様な機構と た ム規格にも対応できる様な機構とした。 ダイワボウプログレス株式会社 高性能競技用自転車タイヤ シームレス構造の特徴である断面の真円性を活か シ ムレス構造の特徴である断面の真円性を活か し、リムへの高密着性の確保及び操縦性の確保を 図る。 図る ¾ 高品質のラテックスチューブを使用し、転がり抵 抗の低減を目指す。 ¾ コード糸は高級綿糸を使用することで、高圧空気 の注入を可能とし、転がり抵抗の低減を図る。 ¾ グリップ性能向上のためトレッドゴムの改良を進 める。 ¾ 自転車操作性の向上のため細物化して更なる軽量 化を目指す。 ¾ 株式会社三ヶ島製作所 新構造トラ ク競技用ペダル 新構造トラック競技用ペダル 国内規格(JIS, SBAA)規格、欧州規格(CEN)と市場 ニーズとともに基準はハイレベルに変わっていく。 現在の最高級品のカスタムヌーボにおいては90kg 加重の100,000 加重の , 回転(JIS 規格)をはるかに超える 回転( 3,000,000 回転試験を達成も何も変化現れずス ム ズなベアリング回転を維持している。 ムーズなベアリング回転を維持している。 ¾ 競技において過酷な使用状況下にあることから究 極のフラッグシップモデルとなる 現在の最高級 極のフラッグシップモデルとなる、現在の最高級 品ペダルの更なる上級のクラスを目指す。 ¾ 株式会社日東 クロモリ製オ バ サイズ クロモリ製オーバーサイズ トラックレーサー用ハンドルバーステム ¾ ¾ ¾ ¾ 現在トラックレーサーに使用されているハンドルバーとステムは、 ハンドルバーの径、25.4mmが一般的だが、これを既にロードレース 用ハンドルバ で試みられているオ バ サイズ31 8mmの太い 用ハンドルバーで試みられているオーバーサイズ31.8mmの太い チューブを使用して、トラックレース用のハンドルバーとステムを 開発する。 世界選手権大会やオリンピ クでは 既にカ ボンフ イバ 製の 世界選手権大会やオリンピックでは、既にカーボンファイバー製の オーバーサイズのハンドルが使用されているが、素材にクロモリ チューブを採用し、日本人選手向けに幅の狭いハンドルバーを製作 し オリンピック用として使用出来る製品の開発を目指す し、オリンピック用として使用出来る製品の開発を目指す。 従来のオーバーサイズのドロップパンドルは、31.8から24までの テーパーが長く、曲げRの大きいトラック用のハンドルを作ること は出来ない そのため素材のチュ ブをスウェ ジマシンに送り込 は出来ない。そのため素材のチューブをスウェージマシンに送り込 む補助装置が必要になり、その送り装置が研究開発課題になる。 クロモリ製の開発が完了した後は、アルミチューブ素材、カーボン ファイバ チ ファイバーチューブ製と開発を展開して行く予定。 ブ製と開発を展開して行く予定 有限会社今野製作所 競技用フレ ム用 競技用フレーム用 ロストワックス製ラグ 各種 ラグレスインテグラルヘッドチューブの補強パーツ ラグレスインテグラルヘッドチ ブの補強パ ツ ¾ 軽量ヘッドチューブを仕様する為にヘッドのインテグラルヘッド専用のパーツの製作 ¾ デザインと機能軽量化全ての性能アップが期待される。(世界初) ラグレスフレームのシートピン補強 グ ピ 補 ¾ ラグレス専用の補強やシートラグは良い物があまり存在せず、デザイン的にも優れた物が必要。 ハンガーパイプ ラグレスでは綺麗な溶接作業が非常に困難な場所でもあり、ラグレスフレーム製作のネックにも なっている部分でもある ¾ チェーンステーのみ、もしくはチェーンステーとシートパイプをラグ付きにして、ラグレスとの違 和感の無いデザインと作業性の向上を図る。 ¾ リヤエンド ¾ ラグレスフレームと違和感の無いデザイン、そして軽量化と作業性の向上を図る。 ホーククラウン ¾ ラグレスインテグラルヘッドチューブに合うように設計、デザイン。 ¾ 軽量化と剛性を両立出来るデザインを目指す。